JP3119188U - 床暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別に施工することなく、床暖房を設置することができる床暖房装置を提供する。
【解決手段】支持板の上部へ、断熱板を設置し、断熱材の上部へ面発熱シートを敷設し、面発熱シートの上部へ床板を取外し可能に敷設した床暖房装置。
【選択図】図1
【解決手段】支持板の上部へ、断熱板を設置し、断熱材の上部へ面発熱シートを敷設し、面発熱シートの上部へ床板を取外し可能に敷設した床暖房装置。
【選択図】図1
Description
この考案は、面発熱シートを敷設した上へ、床板をセットして、従来の床板施工とほぼ同一の工程により床暖房を完成することを目的とした床暖房装置に関する。
従来断熱材よりなる捨板と、フローリングとの間に面発熱シートを挟み込み、一体的に固定した床暖房用パネル又は畳床に面発熱シートを層着した暖房畳などが提案されている。
また遠赤外線発熱体を印刷した面状電気ヒーターの製造技術が開示されている。
特開2003−243134
特開2004−28155
前記発明によれば、フローリングと面発熱シートとの一体化思想であって、フローリングが容易に着脱されることについては考慮されていない。
従って、面発熱シートを一体化した建材ならば兎も角、一体でない場合には、施工技術が不明であり、直ちに利用できない問題点があった(特許文献1)。
また前記面発熱シートは、製造時に生じ易い塵埃付着を有効に防止する発明であって、この面発熱シートを床暖房に使用できることについては記載がなく、その使用法も不明であるから、使用面に関し、具体化されていない問題点があった。
この考案は、支持板の上部へ断熱板を介して面発熱シートを敷設し、該発熱シートの上部へ床板を取外し可能に敷設することにより、前記従来の問題点を解決したのである。
従来は発熱シート付床板であったから、そのような建材を特製しなければ、床暖房が出来なかったが、この考案によれば、従来の部屋内の床の任意の面積に面発熱シートを敷設することができるので、施工がきわめて容易となり、かつ必要に応じ、適宜床板を取外して面発熱シートの点検、保修取り換えができることになった。
即ちこの考案によれば、支持板の上部へ、断熱板を設置し、該断熱材の上部へ面発熱シートを敷設し、前記面発熱シートの上部へ床板を取外し可能に敷設したことを特徴とする床暖房装置であり、支持板は、木板又はコンクリート床としたものである。また、面発熱シートは、絶縁シート又は絶縁不織布の上部へカーボンペーストを塗布し、これにプラスとマイナスの電極を付すると共に、全体を合成樹脂シートで被覆し、下面へアルミ箔を被着したものであり、床板又は矩形の床板材の相互の嵌合面を凹凸に形成し、嵌脱自在に嵌合可能に形成したものである。
前記考案において、面発熱シートは、絶縁シート又は絶縁不織布の上面へ、カーボンペーストを塗布し、これに電極を接続すると共に、全体を絶縁皮膜で被覆し、下面へアルミ箔を被着したものである。前記アルミ箔は、合成樹脂シートへアルミを蒸着したものであってもよい。
前記におけるアルミ箔又はアルミ蒸着シートは、湿気の遮断と、面発熱シートの熱反射すると共に、発熱量を均質化する為に、面発熱シートの下面へ被着する。従って、反射性能が同一である限り、厚さに制約はないが、取扱い時に不慮の外力により破れない程度の強度とすることが好ましい。一般に物品包装用アルミ箔を使用することができる。
この考案で用いる床板は、細長い矩形状であって、その長側壁に嵌合用の凹凸条を有する。例えば、長側壁の一方に嵌合凹条を設けた場合には、他方に嵌合凸条を設けて、順次並列嵌合できるようにしてある。そして、嵌合精度が良好であって、気密を保つことができると共に隙間がないので、塵埃の溜まるおそれがなく、外観上も面一かつ連続的であって、外観上一枚板と変りがない。
この考案の断熱材は、低発泡の断熱板又は断熱シートなどを使用する。要は、面発熱シートで発生した熱を可及的に下方へ逃さないことが肝要である。この目的を達成すべく、その断熱性に対応して厚さを定める(例えば1mm〜3mm)。
この考案の面発熱シートは、絶縁シート上へカーボンペーストを塗布(印刷)して作成する。この場合にカーボン粒子の密度により、発熱量の上限を定めることができる。例えば、上限温度を40℃〜60℃に定めることができるので、長時間通電してあっても、火災その他の事故(燃焼、絶縁シートの溶解、変形など)を生じるおそれはない。
この考案によれば、床の設置時に何等の工作を要せずして普通床と同様に床暖房を設置できる効果がある。
またこの考案によれば、床板を容易に取外すことできるので、床暖房の点検、保修、取り換えが簡単であり、面発熱シートはカーボンペーストを発熱材として使用しているので、加温の上限が自動的にセットされ、長時間使用又はスイッチの切り忘れ、或いは接続故障によるOFF後の通電維持があったとしても、設定以上の過熱を生じるおそれはないなどの諸効果がある。
この考案には、前記のような一般的効果の外に、下記のような特別の作用効果がある。
(1)この考案において、支持層がコンクリートの場合に、設置後でも乾燥を進行させることができる。即ち、コンクリートは乾燥速度が遅く、十分の乾燥を経ないで床等の施工がなされるが、この考案の床暖房においては、コンクリートと断熱材及び面発熱ヒーターとの間で通気性があり、かつ床材が組立方式で、接着剤を使用していないので、前記コンクリートの湿気が上昇し、自然乾燥できる。
(2)面発熱ヒーターは包装されているので、湿気、乾燥の悪影響を受けるおそれはない。
(3)床材施工と、面発熱ヒーター施工との間に責任のかぶせ合いがない(独立施工できる)。
(4)床暖房の施工はユーザーでも出来る。
(5)既設の床へも設置できる(リフォーム可能)。
(6)部屋のレイアウトに応じ、床暖房のレイアウトができる。
(7)床材と面発熱ヒーターとは一体化されていないので、低コストであり、夫々のレイアウトが可能となり、かつ他の床材との組み合せもできる。要するに、面発熱ヒーターの使用の自由度が大きい。
(8)面発熱ヒーターは床材に関係なく、湿気、乾燥に自由に対応できる。
(9)床材の伸縮及びコンクリート水分の成分(アルカリ性)の影響を受けないので、火災などのおそれがない(例えば乾燥できるので、コンクリートのアルカリ性水分による絶縁シートの溶融などの事故がない)。
床を支える支持板(木板又はコンクリート床)の上部へ、発泡合成樹脂製の断熱板を設置し、該断熱板の上部へ、絶縁シートの上面にカーボンペーストを塗布してなる面発熱シートを敷設し、前記面発熱シートの上部へ、相互に凹凸嵌合部を有する床板を順次並列嵌合して敷設することにより、この考案の暖房装置を得た。
前記暖房装置は、上限温度(例えば40℃〜60℃)により、自動制御されている。この自動制御は、カーボンペーストの特性であり、前記カーボンペーストの塗布(印刷)により生じたカーボン粒子の密度により制限温度の上限が定まる。
例えば、温度上昇によって絶縁シートが膨張し、塗布されているカーボン粒子が離れて、通電しなくなる為である(又は電気抵抗が高くなり、発熱の為の電流量が少なくなる)。
前記床板は、接合側壁に凹凸嵌合部が設けてあり、その嵌合によって、各床板は隙間なく結合され、かつ固定される。また最外側の床板を斜方向に持ち上げつつ、同方向に引張れば簡単に外れるので、面発熱シートの点検、保修などを容易に行うことができると共に、釘などの固定具を使用していないので、床板の取り外しにより、その嵌合部を損傷するおそれがない。
この考案の実施例を図1、2について説明すると、支持用の木板1(支持板)の上部へ、発泡スチロールよりなる断熱板2(例えば厚さ1mm〜5mm)を設置し、前記断熱板2の上部へ、面発熱シート5を敷設し、面発熱シート5の上部へ、嵌合式の床板3を設置してこの考案の床暖房装置10を構成した。
前記面発熱シート5は、ポリエステルシート(又は耐熱性合成樹脂よりなる不織布)4の上面に、カーボンペーストを塗布(又は印刷)して、発熱層6を設け、該発熱層6上に、銅箔よりなる電極条7a、7b、7c、7dを長手方向に等間隔で設置して電熱シート8とし、該電熱シート8の外側をポリエステルシート9で被覆し、前記ポリエステルシート9の一側にアルミ箔11を層着し、前記電極条7a、7b、7c、7dのリード線12をプラグ13に接続してこの考案の面発熱シート5を構成した。図中14は絶縁テープである。
前記カーボンペーストは、通電発熱によって電気抵抗が増加し、自動的に電流制御ができるので、製造時のカーボン密度を規制することにより、発熱による温度の上限を定めることができる。従って例えば上限温度を40℃〜60℃とする面発熱シートを作ることができる。また面発熱シートの各構成材料は薄いので、面発熱シートの全厚さを0.5mm程度にすることができる。従って実用上はきわめて薄く、かつ小容積に収まり、面発熱シートを入れた為に床板の寸法的不都合を生じるおそれはない。
前記床板3の一側長壁3aには凹入溝3bを設け、凹入溝3bの上壁3cは平面部に形成し、下壁は前記上壁3cよりも外側へ突出させ、突出部の下壁3dには、凹入溝3eと、突条3fとを設ける。次に床板3の他側長壁3gには、前記凹入溝3bと嵌合できる突条3hと、前記凹入溝3e及び突条3fと嵌合する突条3i及び凹入溝3jを設ける(図2(a)、(b)、(c))。
前記のようにして床板3、3は、その一方の床板の一側壁と、他方の床板の他側壁とを嵌合させることにより、各床板相互は緊密な接続体となり、部屋内の単一床15を構成することができる。
前記各床板から構成した床15は、一枚の床として使用することができると共に、支障を生じるおそれはない。
前記実施例は、単一床板を順次嵌合してこの考案の床を構成したが、嵌合部の具体的構造のみでなく、嵌合後分離しない床についてはこの考案の同一技術思想と考えられる。
1 木板
2 断熱板
3 床板
4 ポリエステルシート
5 面発熱シート
6 発熱層
7a、7b、7c、7d 電極条
8 電熱シート
9 ポリエステルシート
10 床暖房装置
11 アルミ箔
12 リード線
13 プラグ
15 床
2 断熱板
3 床板
4 ポリエステルシート
5 面発熱シート
6 発熱層
7a、7b、7c、7d 電極条
8 電熱シート
9 ポリエステルシート
10 床暖房装置
11 アルミ箔
12 リード線
13 プラグ
15 床
Claims (4)
- 支持板の上部へ、断熱板を設置し、該断熱材の上部へ面発熱シートを敷設し、前記面発熱シートの上部へ床板を取外し可能に敷設したことを特徴とする床暖房装置。
- 支持板は、木板又はコンクリート床としたことを特徴とする請求項1記載の床暖房装置。
- 面発熱シートは、絶縁シート又は絶縁不織布の上部へカーボンペーストを塗布し、これにプラスとマイナスの電極を付すると共に、全体を合成樹脂シートで被覆し、下面へアルミ箔を被着したことを特徴とする請求項1記載の床暖房装置。
- 床板又は矩形の床板材の相互の嵌合面を凹凸に形成し、嵌脱自在に嵌合可能に形成したことを特徴とする請求項1記載の床暖房装置。
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JP2005010224U JP3119188U (ja) | 2005-12-02 | 2005-12-02 | 床暖房装置 |
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JP2005010224U JP3119188U (ja) | 2005-12-02 | 2005-12-02 | 床暖房装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013020854A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Satoru Murayama | 電熱ヒーター用基板 |
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2005
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