JP3119162U - 二重まぶた形成具 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着シートを簡単かつ精度良く貼り付けることのできるスティックを備えた二重まぶた形成具を提供すること
【解決手段】表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シート(2)と、この粘着シートをまぶたの表面における所定の位置に貼り付けるスティック(4)と、を備えた二重まぶた形成具であって、前記スティックは、前記粘着シートの表面にその2本の先端部を間隔をあけて貼り付けて当該粘着シートを支持した状態で、左右から挟持されることによって前記粘着シートの中央部を厚さ方向に弓形にたるませるための可撓性を有するV字状部材で形成されている構成である。
【選択図】図6

Description

本考案は、二重まぶた形成具に関し、特に、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シートと、この粘着シートをまぶたの表面に貼り付けるのに用いるスティックと、を備えた二重まぶた形成具に関する。
従来、二重まぶたを形成するための手法としては、美容整形手術が知られている。しかしながら、手術を受けることに対し不安感を持つ人が多く、さらに施術費用が高いという欠点がある。そのため、従来においては、整形手術をしなくとも簡単かつ低コストで人工的に二重まぶたを形成する手法が幾つか提案されている。
その一つに、表裏面に接着材を塗布したテープ粘着片をまぶたの表面に貼り付けて二重まぶたを形成する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。その概略構成について図10を参照して簡単に説明しておくと、片面又は両面に皮膚に適応した接着材が塗布され、目尻側から目頭側向かうに従って細くなる形状の粘着片10の一方の面をアプリケータと呼ばれるスティック11の先端部に離型材を介して取り付けた状態で、目を閉じたまぶたの表面に他方の面を貼り付ける。すると、粘着片10によってまぶたの皮膚が折り込まれ、これにより人工的に二重ひだが形成されて二重まぶたとなる。
他の手法として、シート材の伸縮力を利用して二重ひだを形成する手法が知られている(例えば、特許文献2参照)。概略構成について図11を参照して簡単に説明しておくと、延伸可能でその延伸後にも弾性的な伸縮性を有する細いシート材の表面及び/又は裏面に接着材を塗布して粘着シート12を形成し、その両端部を手で引っ張ったままの状態で、当該粘着シート12の中央部をまぶた表面に押し当てて貼り付ける。そして手を粘着シート12の両端部から離すと、引っ張り状態から開放された際の復元力により粘着シート12がまぶたの皮膚にくい込む状態となり、これにより二重ひだが形成されて二重まぶたとなる。この手法の場合、粘着シート12の復元力を利用して二重ひだを形成するので、プッシャー等のスティックを用いなくとも簡単に二重まぶたを形成することができるという利点がある。
しかしながら、特許文献1の手法の場合、粘着片10の一方側の全面を、スティック11で支持するので、鏡を見ながらの作業では粘着片10がスティック11に隠れてしまい、二重ひだを形成する二重ラインに精度良く貼り付けるのが難しい。一般的に、粘着片10は毎日取り替えられるので、粘着片10の貼り付け位置が変わると、結果として日毎に二重まぶたの出来具合が異なってしまう場合がある。
また、特許文献2の手法の場合、粘着シート12の両端部を手で引っ張った状態でまぶた表面に貼り付けるので、鏡を見ながらこの作業を行うのは二重ラインに沿って精度よく貼り付けるのが難しく、作業するのが煩わしいと感じる場合がある。さらに、手で粘着シート12を伸張させるので、力の加減によって伸張の程度にばらつきが生じ、そのため手を離した際の復元作用にもばらつきが生じる。その結果、粘着シート12を取り替える毎に二重まぶたの出来具合が異なってしまう場合がある。さらには、伸張後のシートは線状となるので、粘着面が狭く、長時間に亘って二重ひだを保持するのが難しい場合がある。
特表昭59−502092公報 特許第3277180号公報
本考案は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シート備えた二重まぶた形成具において、粘着シートを簡単かつ精度良く貼り付けることのできる二重まぶた形成具を提供することにある。
本考案の二重まぶた形成具は、表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シートと、この粘着シートをまぶたの表面における所定の位置に貼り付けるスティックと、を備えた二重まぶた形成具であって、前記スティックは、前記粘着シートの表面にその2本の先端部を間隔をあけて貼り付けて当該粘着シートを支持した状態で、左右から挟持されることによって前記粘着シートの中央部を厚さ方向に弓形にたるませるための可撓性を有するV字状部材で形成されていることを特徴とする。
前記スティックは、前記挟持する力を弱めるとその2本の先端部が左右に広がる復元力を有しており、前記粘着シートをまぶた表面に貼り付けた後に2本の先端部を左右に広げて粘着シートから離脱される構成であってもよい。
また、まぶた表面における二重ラインの湾曲形状に対応するように前記粘着シートをたるませる構成であってもよい。
前記2本の先端部の離間距離は、帯状の粘着シートの両端部を各々が支持可能なように当該粘着シートの両端部に対応する離間距離に設定されている構成であってもよい。
前記粘着シートは、幅狭の扇形状に形成されていてもよく、この場合、まぶた表面の二重ラインに沿うように外周縁を湾曲させた構成であってもよい。また、前記粘着シートは、通気性部材で形成されていてもよく、この場合、表面から裏面に貫通する微細な通気孔が穿設された構成であってもよい。
本考案の他の側面に係る二重まぶた形成具は、表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シートを備えた二重まぶた形成具であって、前記粘着シートは、外周縁及び内周縁により湾曲した形状であって、外周縁との内角が、内周縁との内角よりも小さい幅狭の扇形状に形成されていることを特徴とする。
前記粘着シートは、まぶた表面の二重ラインに沿うように外周縁を湾曲させた構成であってもよい。また、前記粘着シートは、通気性部材で形成されていてもよく、この場合、表面から裏面に貫通する微細な通気孔が穿設された構成であってもよい。
本考案によれば、粘着シートの表面にその2本の先端部を間隔をあけて貼り付けて当該粘着シートを支持した状態で、左右から挟持されることによって前記粘着シートを厚さ方向に弓形にたるませるV字状部材でスティックを構成したことにより、粘着シートの離脱を簡単に行うことが可能となり、まぶた表面の二重ラインに沿って精度良く粘着シートを貼り付けることが可能となる。
また、本考案によれば、粘着シートを幅狭の扇形状にしたことにより、二重ラインに沿って精度良く貼り付けることが可能となる。さらにこの場合、線の長い外周縁側が二重ラインに沿うように貼り付けるようにすれば、二重ラインを形成した際に外周縁側が奥に位置してしっかりと皮膚を貼り付けることができ、線の短い内周縁側が前に位置することによって粘着シートを目立たなくすることが可能となる。
本考案の二重まぶた形成具における好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、目を閉じた状態のまぶた表面に帯状の粘着シート2を貼り付けた様子を示す図である。また、図2は、粘着シートの上面図である。図1及び図2に示すように、粘着シート2は、対向する長手方向の縁線21,22が、例えば同心円上の外周縁及び内周縁で形成されて湾曲している。さらに、短手方向の縁線23,24は、外周縁21との内角が、内周縁22との内角よりも小さくなるように形成されている。即ち、粘着シート2は、幅狭の扇形状に形成されている。
粘着シート2は、まぶた表面3に二重ひだを形成する二重ライン31(図1参照)に沿って貼り付けられるように、二重ライン31に対応した湾曲形状となるように寸法及び形状が設定されている。但し、人によって二重ライン31の形状は異なるので、例えば複数人についての二重ライン31の形状を測定しておき、平均的な二重ライン31の形状に適合する湾曲形状に寸法及び形状を設定するようにしてもよい。また、粘着シート2の表裏面には、皮膚に適応した粘着剤として、例えばアクリル系粘着剤やゴム系粘着剤が塗布されて粘着性を有している。
前記粘着シート2は、薄膜状であり、曲げ易い材質が選択される。さらに前記粘着シート2は、まぶた表面3に貼り付けた際に目立たないように、透明又は半透明あるいは人肌色の材質を選択するのが好ましい。具体的な材質の一例を挙げておくと、樹脂系の材質、例えばポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ペット樹脂、ポリオレフィン、アセテートなどを選択することができる。さらに、粘着シート2は、通気性部材で構成することが好ましい。この場合、表面から裏面に貫通する通気孔(微細孔)を穿設することによって通気性部材とすることができる。
ここで、粘着シート2の寸法の一例を挙げておくと、粘着シート2の外郭は、外周縁21がR24.5mmの円弧に、内周縁22がR12.5mmの円弧に設定され、これにより湾曲した幅1.5mmの帯状を形成し、さらに外周縁21と縁線23(24)との内角が16度、内周縁22と縁線23(24)との内角が169度に設定されている。但し、本考案における粘着シート2は、前記寸法に限定されることはなく、寸法及び角度を例えば±5mm及び±5度の範囲で増減させるといったように、二重ライン31の形状に適合するように任意に変更することが可能である。
続いて粘着シート2の製品としての形態について図3を参照しながら説明する。なお、図3(a)は上面図であり、図3(b)は側面図である。図3を参照すると、隣り合う内周縁22と外周縁21とが接するようにして、複数の粘着シート2が並んだ状態で配置されており、これら複数の粘着シート2は、その粘着力を利用して台紙25の表面に剥離可能なように貼り付けられている。台紙25の表面は、剥離剤が塗布されており、容易に粘着シート2が剥離される構成である。また、台紙25上に配置された粘着シート2の表面を覆うように、例えば当該粘着シート2の表面と同じ形状の剥離シート26が剥離可能なように設けられている。当該剥離シート2の表面にも剥離剤が塗布されており、容易に粘着シート2から剥離される構成である。なお、台紙25上の粘着シート2及び剥離シート26は、隣り合う粘着シート2及び剥離シート26とは各々独立しており、それぞれ1個づつ剥離して使用することが可能である。
ここで、上述したような構成の製品としての粘着シート2の製造方法について簡単に説明しておくと、まず、例えば四角形状の台紙及び粘着シート並びに剥離材を積層して3層構造のシートを形成しておき、そのうち剥離シート層から粘着シート層に至る所定形状の切り込みを形成し、余分な粘着シート層及び剥離シート層を除去することにより、図3に例示したような製品としての粘着シート2を製造することができる。
続いて、上述の粘着シート2を支持し、まぶた表面3の所定の位置例えば二重ライン31に沿って粘着シート2を貼り付けるのに用いるスティック4について、図4を参照しながら説明する。なお、図4(a)は上面図であり、図4(b)は側面図である。スティック4は、2本の棒状部材(41a,41b)がV字状に延びるV字状部材で構成されている。これら2本の棒状部材41a,41bの先端同士の間隔(先端中心同士の離間距離L)は、例えば粘着シートの両端部間の長さと同じか又はそれよりも僅かに短い間隔例えば2〜4mm短い間隔に設定されている。このスティック4は、可撓性を有する樹脂系材質、例えばポリプロピレン、ポリエチレンなどからなり、これにより手に持った使用者が左右方向(図3における矢印方向)から2本の棒状部材41a,41bを挟持すると、先端部(42a,42b)の間隔が狭くなり、そして使用者が挟持力を弱めると、元の状態に戻ろうとする復元力が働いて先端部42a,42bの間隔が広がる構成である。なお、2本の棒状部材の各々の一端側を回動可能に接続し、さらに、例えばバネ等の弾性部材で棒状部材を接続する構成とすることも可能である。この場合も、弾性部材の弾性力により樹脂系材質の場合と同様の可撓性を得ることができる。
さらに図3を参照すると、2本の棒状部材41a,41bの各々は、例えば、その縦断面が扁平のひし形形状をなしており、そして先端部42a,42bは縦断面がひし形を維持しながら先端に向かうにつれて細くなる形状であり、さらに、その先端は丸められている。また、各棒状部材41a,41bの外側側面には、すべり止めとして作用する2個の円形切り欠き部43が間隔をおいてそれぞれ形成されている。
ここで、スティック4の寸法の一例を挙げておくと、棒状部材41a,41bは、上方から見て、幅が5mm(先端は1mm)、長さが84mmに設定され、各棒状部材41a,41bの中心線の角度は約15度に、先端の離間距離は21.5mmに設定されている。また棒状部材41a,41bは、側方から見て、厚みが2.5(先端は1mm)に設定されている。但し、本考案におけるスティック4は、前記寸法に限定されることはなく、寸法及び角度を例えば±5mm及び±5度の範囲で増減させるといったように、例えば粘着シート2の形状に対応するように任意に変更することが可能である。
続いて、上述の粘着シート2及びスティック4を備えた二重まぶた形成具を用いて二重まぶたを形成する手順について、図5を参照しながら説明する。まず、図2に示したような製品形態の粘着シートを準備し、剥離シート26を一枚剥離させる。このとき、直接、手を使って剥離してもよく、あるいはピンセットなどの道具を使って剥離してもよい。次いで、使用者はスティック4を一方の手で把持し、図5(a)に示すように、粘着シート2の表面に対して傾斜させた状態でスティック4の2本の先端を粘着シート2の両端部に押圧した後、スティック4と台紙25とをゆっくりと相対的に離すことにより、粘着シート2の粘着性を利用してスティック4の先端に粘着シート2を貼り付ける。この場合、スティック4を一度横方向にスライドさせて隣の粘着シート2から切り離してから、上方に持ち上げるようにしてもよく、あるいは台紙25を下方側に引き離すようにしてもよい。なお、前述のようにスティック4を使って粘着シート2を剥離させなくともよく、例えば使用者が手又はピンセット等で粘着シート2を台紙25から一枚剥離し、そして両端部をスティック4の2本の先端に貼り付けて、スティック4で粘着シート2を支持するようにしてもよい。
このようにして、粘着シート2をスティック4で支持すると、例えば図5(b)に示すように、スティック4を左右方向から使用者が手で挟持することによって先端の離間距離Lを狭め、これにより粘着シート2を湾曲させる。即ち、粘着シート2を厚さ方向に弓形にたるませる。そのたるみの程度としては、二重ライン31の位置するまぶた表面3の湾曲具合に対応する程度にするのが好ましい。
続いて、例えば図6及び図7に示すように、使用者が二重まぶた3を形成しようとする方の目を閉じ、他方の手の指32でまぶたの皮膚を上方に引っ張った状態で、略水平姿勢にしたスティック4を接近させて、粘着シート2のたゆみ山を、二重ライン31の山に合わせるように貼り付ける。より詳しくは、外周縁21が前方側であって内周縁22が後方側に位置するようにして粘着シート2を接近させていき、外周縁21の中央部がまぶた表面3に当接すると、スティック4を僅かに下方側にスライドさせながらまぶた表面3に向かって押すことにより、外周縁21が上方側であって内周縁22が下方側に位置する向きで、外周縁21がまぶた表面3の二重ライン31に沿うように張り付ける。このような粘着シート2を貼り付ける作業の様子に関し、図6は側方向から見た様子を示しており、また、図7は前方向から見た様子を示している。
さらに続いて、使用者がスティック4の挟持する力(挟持力)をゆっくりと弱めていくと、スティック4の有する復元力の作用により、2本の先端部42a,42bがゆっくりと左右に広がり、これにより先端部42a,42bが粘着シート2から離脱する。粘着シート2をまぶた表面3に貼り付けた状態については、図1を参照することができる。
このようにして粘着シート2がまぶた表面3に張り付けられると、使用者は、まぶたの皮膚を引っ張り上げていた他方の手の指32を離すと共にまぶたをぐっと開き(目を見開き)、さらにスティック4の先端で二重ライン31を押すことにより、粘着シート2の粘着作用によりまぶたの皮膚が目の奥の方で張り合わせられるようにする。このようにすると、例えば図8に示すように、まぶたの皮膚が粘着シート2によって二重ライン31を介して折り込まれ、これにより二重ひだが形成されて二重まぶたとなる。なお、以上の説明では、向かって右側の目の場合を主として説明したが、左目に対しても同様の手順により二重まぶたを形成することができる。
上述の実施形態によれば、V字形状のスティック4の2本の先端部42a,42bを粘着シート2の両端部に貼り付ける構成としたことにより、鏡で見た際に粘着シート2がスティック4に隠れないので、予定とする位置に簡単に貼り付けることが可能となる。さらに、先端部42a,42bの間隔を狭めることによって粘着シート2の中央部を弓形にたるませた状態でまぶた表面3に貼り付ける構成としたことにより、貼り付けた粘着シート2の表面にしわができたり、一部分に応力が発生したりすることなく二重ライン31に沿って粘着シート2を貼り付けることができる。さらにこの場合、スティック4の復元力を利用し、両端部を左右に広げることで粘着シート2から簡単に離脱させることが可能となる。
さらに上述の実施形態によれば、粘着シート2の形状を幅狭の扇形状とし、その外周縁21が上方側であって内周縁22が下方側に位置する向きで、外周縁21がまぶた表面3の二重ライン31に沿うように張り付ける構成としたことにより、二重まぶたを形成した際に、奥に位置する外周縁21側でしっかりと皮膚を張り合わせることができる。そして、長さの短い内周縁22側が前に位置するので、粘着シート2をより一層目立たないようにすることが可能となる。
粘着シート2の形状を決めるにあたり、考案者らは、種々の形状の粘着シート2を用意し、実際に二重まぶたを形成することを行った。図9は、その中の一部を示しており、併せて二重まぶたを形成した様子を模式的に示してある。その結果、内周縁22を形成しない比較例1では、中央部側が二重ひだからはみ出してしまう。また、両端部の短手方向の縁線について、外周縁21との内角が、内周縁22との内角よりも大きく設定した比較例2では、目頭及び目尻側が二重ひだからはみ出してしまう。さらに、既述した特許文献1の形状にあっては、目尻側が二重ひだからはみ出してしまう。
これに対し、本考案の実施形態に従う形状にした粘着シート2は、完全に二重ひだの間に隠れている。ここで、粘着テープ2が目立たなくするために、単に幅を狭くしたり、あるいは長さを短くしたりしたのでは粘着面が減少する分において二重まぶたを維持する作用も減少してしまう。本考案の粘着テープ2は、外周縁21及び内周縁22により湾曲した形状であって、外周縁21との内角が、内周縁22との内角よりも小さくなる扇形状としたことにより、より確実な粘着作用が得られ、且つ目立たなくすることを実現したのである。
さらに上述の実施形態によれば、通気性部材で粘着シート2を形成したことにより、汗などによる粘着力の低下を抑制することができ、その結果、形成した二重まぶたを、より長く安定して維持することができる。さらに、この場合、皮膚のかぶれなどを防止することが可能になるという利点がある。
なお、本考案においては、スティック4を用いた場合には、必ずしも粘着テープ2は扇形状でなくともよく、さらに、中央を介して左右対称でなくともよい。即ち、粘着テープ2は、幅狭の帯状であれば任意に形状を変更することができる。但し、中央を介して左右対称な形状にすれば、両目のいずれにも使用することができる利点がある。
さらに、本考案においては、粘着テープ2を扇形状にした場合には、必ずしもスティック4を用いなくともよく、手を使って弓形にして貼り付け、プッシャーと呼ばれる従来のスティックを用いて二重ひだを形成するようにしてもよい。
本考案の実施の形態に係る粘着シートをまぶたの表面に貼り付けた様子を示す図である。 本考案の実施の形態に係る粘着シートを示す図である。 上記粘着シートの製品形態を示す図である。 本考案の実施の形態に係るV字形状のスティックを示す図である。 上記スティックを用いて粘着シートを支持する様子を示す図である。 上記スティックを用いて粘着シートをまぶた表面に貼り付ける様子を示す図である。 上記スティックを用いて粘着シートをまぶた表面に貼り付ける様子を示す図である。 上記粘着シートにより二重まぶたを形成した様子を示す図である。 粘着シートの形状を決める際に行った試験の結果を示す図である。 従来の二重まぶた形成具を説明するための図である。 従来の他の二重まぶた形成具を説明するための図である。
符号の説明
2 粘着シート
25 台紙
26 剥離シート
3 まぶた表面
31 二重ライン
4 スティック
41a,41b 棒状部材
42a,42b 先端部
43 切り欠き部

Claims (12)

  1. 表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シートと、この粘着シートをまぶたの表面における所定の位置に貼り付けるスティックと、を備えた二重まぶた形成具であって、
    前記スティックは、前記粘着シートの表面にその2本の先端部を間隔をあけて貼り付けて当該粘着シートを支持した状態で、左右から挟持されることによって前記粘着シートの中央部を厚さ方向に弓形にたるませるための可撓性を有するV字状部材で形成されていることを特徴とする二重まぶた形成具。
  2. 前記スティックは、前記挟持する力を弱めるとその2本の先端部が左右に広がる復元力を有しており、前記粘着シートをまぶた表面に貼り付けた後に2本の先端部を左右に広げて粘着シートから離脱されることを特徴とする請求項1記載の二重まぶた形成具。
  3. まぶた表面における二重ラインの湾曲形状に対応するように前記粘着シートをたるませることを特徴とする請求項1記載の二重まぶた形成具。
  4. 前記2本の先端部の離間距離は、帯状の粘着シートの両端部を各々が支持可能なように当該粘着シートの両端部に対応する離間距離に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の二重まぶた形成具。
  5. 前記粘着シートは、幅狭の扇形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の二重まぶた形成具。
  6. 前記粘着シートは、まぶた表面の二重ラインに沿うように外周縁を湾曲させていることを特徴とする請求項5記載の二重まぶた形成具。
  7. 前記粘着シートは、通気性部材で形成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の二重まぶた形成具。
  8. 前記粘着シートは、表面から裏面に貫通する微細な通気孔が穿設されていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一つに記載の二重まぶた形成具。
  9. 表裏面に粘着性を有し、まぶたの表面に貼り付けて二重ひだを形成する帯状の粘着シートを備えた二重まぶた形成具であって、
    前記粘着シートは、外周縁及び内周縁により湾曲した形状であって、外周縁との内角が、内周縁との内角よりも小さい幅狭の扇形状に形成されていることを特徴とする二重まぶた形成具。
  10. 前記粘着シートは、まぶた表面の二重ラインに沿うように外周縁を湾曲させていることを特徴とする請求項9記載の二重まぶた形成具。
  11. 前記粘着シートは、通気性部材で形成されていることを特徴とする請求項9又は10記載の二重まぶた形成具。
  12. 前記粘着シートは、表面から裏面に貫通する微細な通気孔が穿設されていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか一つに記載の二重まぶた形成具。
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