JP3198571U - 医療器具固定用テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】体内に挿入された医療用チューブを容易かつ確実に固定することができ、一層使い易いような医療器具固定用テープを提供する。【解決手段】シート状基材11の一面に粘着剤層12が形成され皮膚表面に貼付される皮膚貼付部片10と、同様にシート状基材21の一面に粘着剤層22が形成され医療器具に貼付される医療器具貼付部片20を設ける。上記皮膚貼付部片10の粘着剤層と医療器具貼付部片20の粘着剤層が互いに反対側を向くように両部片10,20が並列した状態でその側辺部で連結して医療器具固定用テープ1とする。【選択図】図3

Description

本考案は医療器具固定用テープに関し、更に詳しくは、医療用チューブ等の医療器具を効率良く固定できる医療器具固定用テープに関するものである。
従来、カテーテルやカニューレ等の医療用チューブの固定には、ロール状の粘着テープが用いられている。ロール状の粘着テープは巻き戻されて必要な長さに切られ、患者の口、鼻孔、又は体表面に設けた穿刺孔に挿入された医療用チューブを固定するように、患者の皮膚表面に貼付されていた。
しかし、医療現場において医療用チューブを固定しようとする際には、他に行わなければならない医療作業も多いために粘着テープを必要な長さに切断して用意することは煩雑であり、医師や看護師等の医療従事者にとって大きな作業負担となっていた。
こうしたことから本出願人は、先に、基材の一面に、粘着剤層を形成した帯状テープの長手方向の一部に連結部を残し幅方向に分割して分割片を設け、この分割片を口から挿入した挿管チューブに貼り付けると共に他の分割片及び連結部を口唇部周縁に貼り付けるように形成した固定用テープを提供して来た(特許文献1)。
実用新案登録第3128984号
本考案は上記提供したものを更に改良し、医療用チューブを容易かつ確実に固定することができ、また、一層使い易いような医療器具固定用テープを提供しようとするものである。
本考案は、シート状基材の一面に粘着剤層が形成され皮膚表面に貼付される皮膚貼付部片と、同様にシート状基材の一面に粘着剤層が形成され医療器具に貼付される医療器具貼付部片を有している。上記皮膚貼付部片と医療器具貼付部片は、上記皮膚貼付部片に形成された粘着剤層と上記医療器具貼付部片に形成された粘着剤層が互いに反対側を向くように並列した状態とし、上記両部片をその側辺部で連結して医療器具固定用テープとしている。
本考案の医療器具固定用テープは、皮膚貼付用部片の粘着剤層と医療器具貼付部片の粘着剤層が互いに反対面側を向くように配置しているので、皮膚貼付部片を皮膚表面に貼付すれば、医療器具貼付部片の粘着剤層が自然と表面側を向くようになる。そのため、この粘着剤層の上に医療用チューブを載せて、これに巻き付けるようにすれば、医療用チューブを確実かつ容易に固定することができる。そして、こうした簡単な作業によって医療従事者の負担を軽減させ、医療行為の円滑化を図ることができる。また、本考案の医療器具固定用テープは鼻翼の圧迫を防止できるため、褥瘡予防として好適である。
本考案の実施例を示す平面図である。 図1に示すもののA−A線拡大断面図である。 図1に示すものの剥離紙を一部剥離した状態を示す斜視図である。 図1に示すものの使用状態を示す説明図である。 本考案の他の実施例を示す平面図である。 図5に示すものの使用状態の一例を示す説明図である。 本考案の更に他の実施例を示す平面図である。 本考案の他例を示す平面図である。
医療器具固定用テープ1は、皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20が連結部30によって連結されてシート状に形成されている。
上記皮膚貼付部片10は、シート状基材11の一面に粘着剤層12が設けられており、医療器具貼付部片20も同様にシート状基材21の一面に粘着剤層22が形成されている。このような皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20は、その粘着剤層12と粘着剤層22が互いに反対面に向くような位置状態で連結部30でつながっている。
上記シート状基材11,21としては、口元に貼付することも考慮して、口唇部周縁の曲面に沿うことができるような可撓性と適度の伸縮性を持っているものが好ましく、織布、プラスチックフィルム、不織布、発泡体その他を用いることができるが、例えば、ウレタン不織布は好適に使用することができるものの一つである。このシート状基材11,21は、両者が同じ材質ものであってもよいし、異なる材質のものを組合せて使用することもできる。また、必要に応じてエンボス処理を行なうこともできる。シート基材の厚さは適宜設定できるが、プラスチックフィルムの場合は、10〜100μm程度、織布、不織布、発泡体の場合は、厚みが50〜400μm程度であることが好ましい。
上記粘着剤層12,22を構成する粘着剤としては、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、ビニルエーテル系、ハイドロコロイド系など特に限定されないが、皮膚に対する刺激性が少ないことからアクリル系粘着剤を用いると好ましいことが多い。この粘着剤層12,22についても両者同じ種類のものを用いてもよいし、異なる種類のものを用いてもよい。また、必要に応じてパターンコーティングとすることもできる。粘着剤層の厚さは適宜設定できるが、通常10〜200μm程度、好ましくは20〜100μm程度である。
図1に示すものは、一枚の長方形状のシート状基材により形成され、そのシート状基材の長手方向に沿って二等分するように両短辺部から切込み34を設け、側辺部13を有する皮膚貼付部片10と側辺部23を有する医療器具貼付部片20を形成し、中央部を連結部30としている。上記皮膚貼付部片10の一面には粘着剤層12が形成され、医療器具貼付部片20にはその反対の面に、粘着剤層22が形成されている(図2、3参照)。
上記各粘着剤層12,22は、通常、剥離紙40によって覆うようにするとよい。この場合、剥離紙を粘着剤層から剥がし易いように、剥がし始める部分の剥離紙と粘着剤層の間に小片のシートを挟むことなどによって粘着剤層に仮着されていない部分を形成して粘着剤層に指がつかないようにすることが好ましい。また、剥離紙は2枚以上に分割されていても良く、シート基材よりも大きく形成されたものを用いても良い。
この医療器具固定用テープ1の使用の一例について述べると、先ず、医療用チューブ60を鼻孔52から鼻腔内に挿入して行き、その先端を目的の部位に位置させる。そして、医療器具固定用テープ1の皮膚貼付部片10の粘着剤層12を覆っている剥離紙40を剥し(図3参照)、医療器具貼付部片20が唇54側に来るように持って、皮膚貼付部片10を、粘着剤層12により鼻唇溝53を覆うようにしながら、鼻51と唇54の間の皮膚50に貼付する(図4参照)。
次に医療器具貼付部片20の粘着剤層22を覆っている剥離紙40を剥すと、医療用チューブ60が医療器具貼付部片20の粘着剤層22の上に自然と載るようになるので、この医療器具貼付部片20を医療用チューブ60に巻き付けるようにすれば、その粘着剤層22によって医療用チューブ60を確実に固定することができる。
この医療用チューブ60を取外したり、交換する場合は、皮膚貼付部片10を皮膚50から剥がしたり、皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20の間の連結部30を切離すことにより鼻孔52から容易に抜き取ることができる。
図5に示すものは、上記した皮膚貼付部片10の側辺部13と、医療器具貼付部片20の側辺部23とが対向している部分の全長に渡って不連続切線31によって連結されているものである。
このものでは、上記不連続切線31を両端部から連結部30を残すように切離し、そうした皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20とによって上記と同様にして医療用チューブ60を固定する。
上記不連続切線31を切離して連結部30をどこに形成するかは、医療用チューブ60の径や貼付する位置に応じて決めることができる。例えば、図6に示すものでは、連結部30を一方に片寄らせて皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20を連結し、鼻唇溝53を覆わないように鼻51と唇54の間の皮膚50に皮膚貼付部片10を貼付した状態で、医療器具貼付部片20によって医療用チューブ60を固定させている。こうすると医療用チューブ60を挿入していない鼻孔52を使用しての治療等が容易になることがある。
図示する不連続線31は切離し部分が等間隔に形成されているが、等間隔でなくてもよく、切離し易い部分と切離し難い部分を形成することにより、切離し易い部分を切り離して所定の位置に連結部30を形成するようにすることもできる。
図7に示すものは、皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20を、各々の一面に粘着剤層を形成した基材で形成し、皮膚貼付部片10に対して医療器具貼付部片20を裏返した状態にして、両粘着剤層12,22が反対面を向くように配置し、これを別に用意した粘着テープ等の連結片32によって連結部30を形成するように連結したものである。
この医療器具固定用テープ1は、同じように形成した皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20の表裏を反対にして連結させればよいので、より簡易に作製することができる。上記した皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20のシート状基材11,21や粘着剤層12,22は、同じ材質のものでもよいし、異なる材質のものでもよい。
図8に示すものは、医療器具貼付部片20が皮膚貼付部片10より小さく形成されているものであり、細い医療用チューブ60等を固定する場合に便利なことがある。こうした両部片の大きさの異ったものの場合には、上記小さい方の部片を皮膚貼付部片10として使用することができ、場所に応じて、適宜選択して使用することができる。
また、この医療器具固定用テープは、皮膚貼付部片の側辺部と医療器具貼付部片の側辺部の対向している部分が全長に渡って連結部となるように形成することもできる。こうしたものでは、皮膚貼付部片を皮膚表面に貼付け、その上に上記連結部に沿うように医療用チューブを配置し、上記医療器具貼付部片を上記連結部から皮膚貼付部片側に折り重ねるようにして粘着剤層で貼付けると、医療用チューブを固定することができる。
この形態では、皮膚貼付部片の反対面にも粘着剤層を設けて両面テープとしておくこともでき、医療器具貼付部片による医療用チューブの固定を更に確実にすることができる。また、この場合、医療器具貼付部片側の粘着剤層を省略することもできる。
上記皮膚貼付部片及び医療器具貼付部片は、上記した形状のものに限定されるものではなく、両部片を略楕円形にするなど適宜の形状に形成させてもよい。
また、皮膚貼付部片10と医療器具貼付部片20の形状は、長方形状のものと楕円形状のものの組合せなど、形の異なっているものを組合せることもできる。
上記粘着剤層12,22を覆っている剥離紙40は、両部片との間で色を変えたり、剥離する順番に番号を付したりすれば、剥離紙40を剥離する順序が判り易くて、使用に便利なことがある。
こうした医療器具固定用テープ1は、各種の医療用チューブ60が上記鼻孔以外の口腔や皮膚表面から設けた穿刺孔に挿入されているような場合も同様にして好適に用いることができる。
こうした医療器具固定用テープ1は、通常シート状で提供されるが、場合によってはユーザーが適宜裁断して使用するようなロール状の形態とすることも可能である。また、この医療器具固定用テープ1は、当業者が通常用いる包装体に入った状態で提供すると良い。
1:医療器具固定用テープ
10:皮膚貼付部片
11:シート状基材
12:粘着剤層
13:側辺部
20:医療器具貼付部片
21:シート状基材
22:粘着剤層
23:側辺部
30:連結部
31:不連続切線
32:連結片
40:剥離紙
50:皮膚
51:鼻
52:鼻孔
53:鼻唇溝
54:唇
60:医療用チューブ

Claims (5)

  1. シート状基材の一面に粘着剤層が形成され皮膚表面に貼付される皮膚貼付部片と、同様にシート状基材の一面に粘着剤層が形成され医療器具に貼付される医療器具貼付部片を有し、
    上記皮膚貼付部片と上記医療器具貼付部片が、上記皮膚貼付部片の粘着剤層と上記医療器具貼付部片の粘着剤層が互いに反対側を向くように並列した状態でその側辺部で連結されている医療器具固定用テープ。
  2. 上記皮膚貼付部片と医療器具貼付部片は、それらの上記側辺部の長手方向の略中央の一部で連結されている請求項1に記載の医療器具固定用テープ。
  3. 上記皮膚貼付部片と医療器具貼付部片は、それらの上記側辺部の対向している部分が全長に渡って連結されている請求項1に記載の医療器具固定用テープ。
  4. 上記皮膚貼付部片と医療器具貼付部片は、それらの上記側辺部の対向している部分が切離し可能に全長で連結されている請求項1に記載の医療器具固定用テープ。
  5. 上記皮膚貼付部片と医療器具貼付部片は、同じ大きさ又は異なる大きさで形成されている請求項1〜4の何れかに記載の医療器具固定用テープ。
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