JP2019025042A - 二重瞼形成用テープ及びシート - Google Patents

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Akira Sedei
亮 瀬出井
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Abstract

【課題】平行型の二重瞼を形成するのに好適な二重瞼形成用テープを提供する。【解決手段】瞼に貼り付けられて、当該瞼に二重瞼を形成する略帯状の二重瞼形成用テープ1であって、裏面側には、二重瞼形成用テープ1を瞼に貼り付けるための粘着剤が塗布され、目尻側端部12に比して目頭側端部11が幅広に構成されているものを提供する。なお、表面側には、瞼に同化させる化粧模様が施されていてもよく、目頭側端部11から目尻側端部12までの長さは、人間の黒目の直径と略同じ長さからなる。また、二重瞼形成用テープ1は、目頭側端部11の幅方向のラインと、人間の黒目の目頭側の端部のラインとが略一致する位置に貼り付けられるのが好適である。さらに、目頭側端部11は、幅方向に略線対称な半楕円形状からなるものとするのがよい。【選択図】図1

Description

本発明は、瞼に貼り付けて二重瞼を形成する二重瞼形成用テープに関する。
従来、二重瞼を形成するために、美容整形手術が行われているが、費用がかかったり、手術に対する抵抗感から気楽に受けられなかったりすることから、簡易に安く二重瞼を形成することのできるテープや器具、あるいは方法等が提案されている。
この点、特許文献1には、合成樹脂からなるテープ本体の裏面側に粘着剤が塗着され、目じり側が太く目頭側が細い流線形状に形成されてなる二重瞼形成用テープが記載されている。
また、特許文献2には、長手方向に伸長可能で、伸長させた時に弾性的収縮性を有する細長い合成樹脂から成る基材片と、該基材片の両面又は片面に塗着された粘着剤層とを有するテープ状部材により構成され、該基材片の上記弾性的収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープであって、上記テープ状部材は、その長手方向の第1端側及び第2端側に、指先での把持に供される一対の把持領域をそれぞれ有すると共に、これら一対の把持領域の間に、所定長さに伸長されて瞼への貼付けに供される貼着領域を有しており、上記貼着領域は、上記第1端側から第2端側に向かって上記基材片の幅が連続的に小さくなる幅縮小区間を1区間のみ有し、且つ、該幅縮小区間よりも上記第1端側に、該幅縮小区間における基材片の最大幅よりも小さい幅の部分を有していないものが記載されている。
特許第5763037公報 特開第2017−6558号公報
ところで、二重瞼の形状には、代表的なものとして平行型と末広型がある。平行型は、二重のラインが目頭の位置から形成されているもので、日本人には少なく、欧米人に多いタイプである。末広型は、目頭の位置では一重になっており、目尻に向かって二重になるもので、日本人の二重瞼はこのタイプが多い。一般的には、末広型よりも平行型のほうが目元がぱっちりとした印象となるため、平行型の二重瞼に憧れる声が強く、二重瞼を形成する外科手術などでも平行型が望まれることが多い。
この点、上記特許文献1、2において提案されている二重瞼形成用テープはいずれも、二重瞼を形成することはできるが、きれいな平行型の二重瞼を形成するのに効果的なものではなかった。
そこで、本発明は、平行型の二重瞼を形成するのに好適な二重瞼形成用テープを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る二重瞼形成用テープは、瞼に貼り付けられて、当該瞼に二重瞼を形成する略帯状の二重瞼形成用テープであって、裏面側には、上記二重瞼形成用テープを瞼に貼り付けるための粘着剤が塗布され、目尻側端部に比して目頭側端部が幅広に構成されていることを特徴とする。
また、表面側には、瞼に同化させる化粧模様が施されているものとしてもよい。
また、目頭側端部から目尻側端部までの長さが、人間の黒目の直径と略同じ長さからなるものとしてもよい。
また、上記二重瞼形成用テープは、上記二重瞼形成用テープの目頭側端部の幅方向のラインと、人間の黒目の目頭側の端部のラインとが略一致する位置に貼り付けられるものとしてもよい。
また、目頭側端部は、幅方向に略線対称な半楕円形状からなるものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係るシートは、上記二重瞼形成用テープを複数、台紙に剥離可能に仮接着させたことを特徴とする。
本発明によれば、容易に平行型の二重瞼を形成することができる。また、二重瞼形成用テープを瞼に貼り付けた状態において、二重瞼形成用テープが目立つこともない。
本発明の実施形態に係る二重瞼形成用テープを示した図であって、(a)瞼に貼り付けた後の状態、(b)瞼に貼り付ける前の状態、(c)外縁形状を明確にした模式図を示す。 本実施形態に係る二重瞼形成用テープを仮接着させたシートを示す平面図である。 本実施形態に係る二重瞼形成用テープを瞼に貼り付ける工程を説明する図である。 本実施形態に係る二重瞼形成用テープを瞼に貼り付ける工程を説明する図である。
以下、本発明の実施形態に係る二重瞼形成用テープについて、図を参照して説明する。
図1に示される二重瞼形成用テープ1は、可撓性を有する略帯状の薄いテープであり、瞼に貼り付けられて、当該瞼に平行型の二重瞼を形成する
なお、以下の説明において、二重瞼形成用テープ1の表面には後述のとおり化粧模様が施されているが、図1(a)及び図2(b)を除き、図示を明確化するため化粧模様の描写は省略している。
二重瞼形成用テープ1はその形状において、長さ方向の一端部が他端部に比して幅広に構成され、幅広の一端部が目頭側端部11となり、幅狭の他端部が目尻側端部12となる。また、目尻側端部12から目頭側端部11にかけて緩やかに幅が広くなっている。
目頭側端部11は、幅方向に略線対称、且つ幅方向を長辺とした略半楕円形状からなり、その上下端と、長さ方向に延びる上辺1aと下辺1bとの境界部分は、R状に緩やかに繋がっている。
幅方向の上下の辺である上辺1aと下辺1bは略弧状に湾曲している。上辺1aが目頭側から目尻側にかけて緩やかに下降線を描くのに対し、下辺1bは目頭側から目尻側にかけて略アーチ形状を描いている。
二重瞼形成用テープ1のサイズについて、その一例は、長さが12.8mm、幅は、最大となる目頭側端部11近傍において2.8mmである。特に二重瞼形成用テープ1の長さは、人間の黒目の直径と略同じ長さによって構成され、少なくとも、黒目の目頭側の端部から目尻までの長さを超えない長さによって構成される。
なお、人間の黒目の直径の平均値はおよそ11.5mm〜12.5mmであり、正面を見据えた際の黒目の目頭側の端部から目尻までの長さはおよそ20mmである。
二重瞼形成用テープ1は、透明、半透明、あるいは人肌色のものが好適であり、その材質には例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ペット樹脂、ポリオレフィン、アセテート等が用いられる。なお、この二重瞼形成用テープ1には、通気用の貫通孔が設けるなど、通気性が確保されていてもよい。
二重瞼形成用テープ1の裏面側には、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤等の粘着剤が塗布されており、これにより、裏面側を瞼に貼り付けることができる。粘着剤は裏面側にのみ塗布されているため、両面に塗布された粘着剤が瞼に貼りつくテープとは異なり、二重のラインが自然で、特に目を閉じた際に違和感がない。
二重瞼形成用テープ1の表面側には、二重瞼形成用テープ1を瞼に同化させるための化粧模様が施されている。化粧模様は例えば、まだらな肌色模様によって構成される。これにより、二重瞼形成用テープ1を瞼に貼り付けた際、二重瞼形成用テープ1が目立つことなく肌に同化して、二重瞼形成用テープを1使用していることが分かりにくい。
このような構成からなる二重瞼形成用テープ1は、表面側から見て目頭側端部11が左側、目尻側端部12が右側に位置するものが左目の瞼に貼りつけられる左目用となり、表面側から見て目頭側端部が右側、目尻側端部12が左側に位置するものが右目の瞼に貼りつけられる右目用となる。本実施形態に係る二重瞼形成用テープ1は、この左右の目それぞれに用意された一対の二重瞼形成用テープ1によって、使用者の両目に二重瞼を形成させることができる。
なお、二重瞼形成用テープ1は図2に示されるように、使用者に提供される際には複数、互いに離間させた状態で台紙21に剥離可能に仮接着させたシート2とするのが好適である。
台紙21は、表面に剥離剤がコーティングされたPETフィルムや紙片等からなり、仮接着される二重瞼形成用テープ1の裏面に塗布されている粘着剤の粘着力を損なうことなく二重瞼形成用テープ1に仮接着している。使用者は使用の際、二重瞼形成用テープ1を台紙21から剥がし、自らの瞼に貼り付ける。
次に、本実施形態に係る二重瞼形成用テープ1を使用者の瞼に貼り付ける手順、並びに使用者の瞼に形成される平行型の二重瞼について説明する。
使用者は図3に示されるように、できる限り目を閉じた状態で、二重瞼形成用テープ1を自らの瞼に裏面側から貼り付ける。この際、図4に示されるように、二重瞼形成用テープ1の幅広の目頭側端部11を目頭側とし、二重瞼形成用テープ1の目頭側端部11の幅方向のラインと、使用者の黒目の目頭側の端部の幅方向のラインが略同一直線上にくる、あるいは略一致するようにする。図4では、この仮想的なラインをラインMとして示している。また、二重瞼形成用テープ1の上辺1aが、瞼に形成する二重瞼のラインLと一致するように貼り付ける。
なお、二重瞼形成用テープ1を瞼に貼りつける際には予め、棒状の部材を瞼に押し当てて二重瞼のラインLを位置決めしておき、瞼に二重瞼形成用テープ1を貼り付けた後は、上から二重瞼形成用テープ1を瞼上に押し当てて剥がれることがないようにするとよい。
このように二重瞼形成用テープ1が瞼に貼り付けられると、目を開けた状態において、二重瞼形成用テープ1の上辺1aが当該部分の瞼に食い込むように弧状の二重のラインLを形成する。また、瞼の目頭近傍には、二重瞼形成用テープ1の上辺1a近傍に形成された二重のラインLに沿って自然な二重のラインLが形成される。
ここで、目頭近傍の瞼は、目頭に被さる蒙古ひだがあるなどして比較的厚みがあり、二重のラインLが瞼で埋もれやすい。しかし、本実施形態に係る二重瞼形成用テープ1は目頭側が幅広で、目の上縁と二重のラインLの間の瞼が垂れたりすることがないように固定される。その結果、目の上縁と二重のラインLの間の幅が広く、目頭の位置からくっきりときれいな二重のラインLが形成された平行型の二重瞼が形成される。
さらに、本実施形態に係る二重瞼形成用テープ1はその長さが人間の黒目の直径と略同程度で、目頭及び目尻近傍には貼り付けられないことから、二重瞼形成用テープ1の使用時において、二重のラインLの端部から二重瞼形成用テープ1の端部がはみ出ることなく目立たない。
1 二重瞼形成用テープ
11 目頭側端部
12 目尻側端部
1a 上辺
1b 下辺
2 シート
21 台紙
L ライン
M ライン

Claims (6)

  1. 瞼に貼り付けられて、当該瞼に二重瞼を形成する略帯状の二重瞼形成用テープであって、
    裏面側には、上記二重瞼形成用テープを瞼に貼り付けるための粘着剤が塗布され、
    目尻側端部に比して目頭側端部が幅広に構成されている、
    ことを特徴とする二重瞼形成用テープ。
  2. 表面側には、瞼に同化させる化粧模様が施されている、
    請求項1記載の二重瞼形成用テープ。
  3. 目頭側端部から目尻側端部までの長さが、人間の黒目の直径と略同じ長さからなる、
    請求項1又は2記載の二重瞼形成用テープ。
  4. 上記二重瞼形成用テープは、上記二重瞼形成用テープの目頭側端部の幅方向のラインと、人間の黒目の目頭側の端部のラインとが略一致する位置に貼り付けられる、
    請求項3記載の二重瞼形成用テープ。
  5. 目頭側端部は、幅方向に略線対称な半楕円形状からなる、
    請求項1乃至4いずれかの項に記載の二重瞼形成用テープ。
  6. 上記請求項1乃至5いずれかの項に記載の二重瞼形成用テープを複数、台紙に剥離可能に仮接着させた、
    ことを特徴とするシート。
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