JP3118845U - 遊技デモンストレーション装置 - Google Patents

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誠 小木曽
克俊 落合
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Abstract

【課題】可搬性に優れており、実機と同様に迫力のある演出を行わせることが可能な遊技デモンストレーション装置を提供する。
【解決手段】コントローラから演出動作の指示が行われると、LED4b〜4gや演出表示装置27などで演出が行われるが、原寸大の遊技盤10を本体110に設けているので、実機と同様に迫力のある演出を行うことができることとなる。しかも、遊技デモンストレーション装置は、原寸大の遊技盤10など演出に必要最低限のものを収容体に収容しているだけなので、容易に搬送することができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、搬送可能な収容体に収容された遊技デモンストレーション装置に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどに代表される遊技機は、新しい機種が開発されると、
当該新機種の販売を目的とした営業活動が行われる。具体的には、遊技機メーカーがホール関係者を招待して披露する展示会を開催したり、営業担当者がホール関係者を訪問して新しい機種の売り込み活動を行ったりしている。このとき、営業担当者は、新しい機種のカタログや遊技中のビデオを活用して新しい機種の魅力をホール関係者に説明していた。また、実際の遊技機で遊技したときの印象をより明確に伝えるために、携帯型パソコンに遊技機のシミュレータを組み込んで、画面上に遊技の様子を表示させる技術も提案されている(特許文献1)。
特開2000−271298号公報
しかし、カタログやビデオは、実際の遊技機ではないので、演出に迫力がない。かといって、展示会を開催してもホール関係者が必ずしも来場してくれるとは限らず、ましてや遊技機は重量があるので、営業担当者が持ち歩いて営業活動することもできない。また、パソコンでも、所詮は仮想的な演出を画面上に表示しているに過ぎないので、演出に迫力がない点において変わるところがない。
本考案は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、可搬性に優れており、実機と同様に迫力のある演出を行わせることが可能な遊技デモンストレーション装置を提供することを目的とする。
前述した課題の少なくとも一部を解決するために、本考案の遊技デモンストレーション装置は次の構成を採用した。すなわち、
開口部を有する本体と該開口部を塞ぐ蓋とからなる搬送可能な収容体に収容され、遊技機の演出に関するデモンストレーションを行う遊技デモンストレーション装置において、
前記収容体の本体側に設けられ、演出装置を搭載した原寸大の遊技盤と、
前記収容体の本体側に設けられ、前記演出装置の制御を行う演出制御部と、
前記収容体の蓋側に設けられ、前記演出制御部に演出動作を指示する動作指示部と
を備えたことを特徴とする。
かかる本考案の遊技デモンストレーション装置においては、動作指示部から演出制御部に対して演出動作の指示が行われると、演出装置で演出が行われるが、原寸大の遊技盤を収容体の本体に設けているので、実機と同様に迫力のある演出を行うことができることとなる。このため、例えば営業担当者は、新しい機種の魅力をホール関係者に十分に説明し易くなる。しかも、遊技デモンストレーション装置は、原寸大の遊技盤など演出に必要最低限のものを収容体に収容しているだけなので、容易に搬送することができる。このため、例えば営業担当者が遊技デモンストレーション装置をパチンコホールに持ち込んでホール関係者に営業活動を行うことができる。また、新たな機種が開発された場合でも、既存の遊技盤を新機種の遊技盤に取り替えれば、再度、遊技デモンストレーション装置を営業活動に使用することができる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、動作指示部を蓋に対して着脱可能に設けても良い。
こうすれば、動作指示部を蓋から取り外して、操作することができるので、操作性を向上させることができる。例えば、動作指示部から演出動作を指示する際には、収容体の蓋から動作指示部を取り外して使用することができる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、動作指示部は英数字を入力可能とし、入力された英数字の組合せで演出装置の演出内容を指定することとしても良い。
こうすれば、演出内容に対応する英数字の組合せを入力するだけで、所定の演出が演出装置で行われることとなる。また、演出の数が増加しても、英数字の組合せを増加するだけであるので、演出の増加にも対応することができる。例えば2桁の英数字の組合せから3桁の英数字の組合せに変更すれば、「0から99」までの100通りから「0から999」までの1000通りの演出を指定することが可能となる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、入力された英数字を表示する英数字表示部を動作指示部に設ける。また、動作指示部から英数字の組合せが入力されたことによって演出装置の演出内容が複数設定されているときには、演出内容を連続して実行するオートモードを演出制御部に設ける。そして、オートモードで実行中の演出内容に対応する英数字の組合せを英数字表示部に表示することとしても良い。
こうすれば、英数字の入力時には、英数字表示部に表示された英数字の組合せで入力した英数字の組合せを確認することができるので、入力間違いを防止することができる。一方、オートモードで実行中は、演出中の内容に対応する英数字の組合せが英数字表示部に表示されるので、オートモードでの演出が行われているか否かを英数字の組合せで確認することができる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出内容に対応する英数字の組合せを設定する設定モードを演出制御部に設け、設定モードで設定された演出内容をオートモードで実行することとしても良い。
例えばホール関係者に対して演出内容に興味を抱かせることができれば、動作指示部から別の関連する演出を行ったり、あるいは例えばホール関係者の望む演出だけを設定し、オートモードで連続演出を行ったりして、更なる営業活動を行うことが可能となる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出装置を可動役物としても良い。
こうすれば、可動役物の動きによる演出が実物で行われるので、実機と同様に迫力のある演出を行うことができることとなる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出装置を液晶画面としても良い。
こうすれば、液晶画面による演出が実物で行われるので、実機と同様に迫力のある演出を行うことができることとなる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出装置を発光素子としても良い。
こうすれば、発光素子による光の演出が実物で行われるので、実機と同様に迫力のある演出を行うことができることとなる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出装置をスピーカとし、スピーカを遊技盤の上端と本体との間に設けても良い。
こうすれば、音による演出ができるので、音を用いた迫力のある演出を行うことができる。しかも、遊技盤と同じ面にスピーカが設けられているので、遊技盤に搭載された演出装置の演出を見ていても、スピーカから出力される音を良く聞くことができる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、演出装置をスピーカとし、スピーカを遊技盤の下端と本体との間に設けても良い。
こうすれば、音による演出ができるので、音を用いた迫力のある演出を行うことができる。しかも、遊技盤と同じ面にスピーカが設けられているので、遊技盤に搭載された演出装置の演出を見ていても、スピーカから出力される音を良く聞くことができる。
このような遊技デモンストレーション装置においては、遊技盤と本体とに囲まれた空間をスピーカの共鳴部としても良い。
こうすれば、遊技盤は概ね平らな形状であるので、遊技盤を本体に設けると、遊技盤と本体との間には、自ずと空間が形成されることとなる。遊技盤と本体とに囲まれた空間をスピーカの共鳴部として機能させることにより、空間を有効に活用することができる。
以下では、上述した本願考案の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.遊技デモンストレーション装置の構成:
A−1.装置本体側の構成:
A−2.遊技盤の構成:
A−3.装置蓋側の構成:
A−4.制御回路の構成:
B.デモンストレーションの概要:
C.本実施例:
C−1.演出実行処理:
C−2.設定処理:
D.変形例:
A.遊技デモンストレーション装置の構成 :
A−1.装置本体側の構成 :
図1は、本実施例の遊技デモンストレーション装置1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、遊技デモンストレーション装置1は、本体110、蓋120からなる収容体100内に収容されている。本体110側には、遊技デモンストレーション装置1を容易に持ち運ぶことができるように把手112が設けられている。
収容体100は、ロック機構(図示略)によって台車115に固定されている。このロック機構を解除すれば、収容体100を台車115から分離することができるため、把手112を把持して収容体100を持ち運ぶことができる。台車115の下部には、複数のキャスター116が設けられている。また、台車115の上部には、キャスター116を利用して収容体100を容易に移動することができるように把手117が設けられている。
図2は、本体110側に取り付けられた遊技盤10、スピーカ5a,5b、電源コネクタ6、電源スイッチ7、およびD−subコネクタ8を示す説明図である。図2に示すように、遊技盤10の上端と本体110との間には、スピーカ5aが設けられている。一方、遊技盤10の下端と本体110との間にも、スピーカ5bが設けられている。遊技盤10は、概ね平らな形状であるので、遊技盤10を本体110に設けると、遊技盤10と本体110との間には、自ずと空間が形成されることとなる。遊技盤10と本体110とに囲まれた空間をスピーカ5a,5bの共鳴部として機能させることにより、空間を有効に活用することができる。
また、遊技盤10の下端と本体110との間には、遊技デモンストレーション装置1に電気を供給するための電源コネクタ6と、電源コネクタ6から供給された電気で遊技デモンストレーション装置1を起動させるための電源スイッチ7と、遊技デモンストレーション装置1と後述するコントローラ130とを接続するためのD−subコネクタ8とが設けられている。なお、電源コネクタ6と電源スイッチ7とD−subコネクタ8は、それぞれ独立したプレートに取り付けられており、単品での不具合発生時に単品のみの交換ができるようにしている。
A−2.遊技盤の構成 :
図2に示すように、遊技盤10は中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。遊技盤10の中央には、外レール14と内レール15とによって囲まれた略円形状の遊技領域11が形成されている。
遊技領域11の略中央には中央装置26が設けられており、また、遊技領域11の下方部分には変動入賞装置18が設けられ、そして、中央装置26と変動入賞装置18との間には始動口(普通電動役物)17が設けられている。始動口(普通電動役物)17は、左右に一対の翼片部が開閉可能に構成されたいわゆるチューリップ式の始動口である。
中央装置26のほぼ中央には、演出表示装置27が設けられている。演出表示装置27は、長方形の液晶画面を搭載しており、キャラクタ図柄や背景図柄などの種々の演出用図柄を変動停止表示することが可能となっている。また、中央装置26の下方には、遊技球を始動口17またはそれ以外に振り分けるステージ32が設けられている。なお、演出表示装置27の画面上で表示される各種図柄については後述する。
中央装置26の左下には、図柄表示装置28が設けられている。詳細な構成については後述するが、図柄表示装置28では普通図柄や特別図柄などを変動停止表示することが可能となっている。
遊技領域11の左端には、普通図柄作動ゲート36が設けられている。更に、普通図柄作動ゲート36と中央装置26との間には、ランプ風車24が設けられている。これら各遊技装置の間および周辺には、多数の障害釘23が設けられている。
変動入賞装置18のほぼ中央には、大入賞装置31が設けられている。この大入賞装置31は、略長方形状に大きく開口する大入賞口31dなどから構成されている。大入賞口31dは、後述する所定の条件が成立すると開放状態となり、この結果、遊技球が高い確率で大入賞口31dに入球することとなって、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される。遊技盤10の下方にはアウト口48が設けられている。
A−3.装置蓋側の構成 :
図3は、装置の蓋側の構成を示す説明図である。遊技デモンストレーション装置1の蓋120には、遊技デモンストレーション装置1を制御するためのコントローラ130と、遊技デモンストレーション装置1とコントローラ130とを接続するためのケーブル150が着脱可能に収容されている。具体的には、蓋120には、コントローラ130を蓋120に着脱可能に収容するための4つのゴム122が設けられている。この4つのゴム122でコントローラ130の四隅を固定すれば、コントローラ130は、蓋120に固定されるようになっている。また、蓋120には、ケーブル150を着脱可能に収容するためのゴムネット124が設けられている。このゴムネット124でケーブル150の全体を固定すれば、ケーブル150は、蓋120に固定されるようになっている。
コントローラ130には、スピーカ5a,5bから出力される音の音量を調節するための音量調節ボリューム132と、演出表示装置27や図柄表示装置28などで所望の演出を行わせるために演出内容に対応した数字を入力するためのテンキー134とが設けられている。テンキー134には、テンキーから入力した数字を訂正する場合に使用するclearキー134aと、演出表示装置27や図柄表示装置28などでの演出を中断させる場合に使用するstopキー134bとが設けられている。テンキー134の右側には、startキー136が設けられており、テンキー134から数字を入力した後に、このstartキー136を操作すると、入力した数字に対応する演出内容が開始される。また、startキー136は、テンキー134から入力した数字を確定するためにも使用される。また、stopキー134bにより演出を中断させた後、再スタートさせる場合にもstartキー136は使用される。
テンキー134の上側には、LED表示部138が設けられている。LED表示部138は、いわゆる7セグメントLEDから構成されており、テンキー134から入力された数字を表示する。LED表示部138に表示された数字を見ることによって、テンキー134から入力した数字を確認することができる。テンキー134の左側には、αボタン142、βボタン144が設けられており、これらのボタン142,144を押すことによって、演出表示装置27に表示されたキャラクタ図柄や遊技条件を選択するなど、遊技の進行に介入することが可能となっている。コントローラ130の上部側面には、D−subコネクタ146が設けられており、ケーブル150を介して遊技デモンストレーション装置1に接続される。
図4は、本実施例の遊技デモンストレーション装置1に搭載された図柄表示装置28の構成を示す説明図である。本実施例の図柄表示装置28は、大きくは、普通図柄表示部29と、特別図柄表示部30とから構成されている。普通図柄表示部29は、左普通図柄表示部29aと右普通図柄表示部29bとから構成されており、特別図柄表示部30は、左特別図柄表示部30aと右特別図柄表示部30bとから構成されている。2つの普通図柄表示部29a,29bは、発光ダイオード(LED)を用いて構成されており、左普通図柄表示部29aは赤色の光を点灯し、右普通図柄表示部29bは緑色の光を点灯することが可能となっている。また、特別図柄表示部30には、いわゆる7セグメントLEDが用いられており、このうちの7セグメント部分が左特別図柄表示部30aを構成し、コンマ部分が右特別図柄表示部30bを構成している。この7セグメント部分およびコンマ部分は、赤色、橙色、緑色のいずれかの光を点灯可能となっている。また、図柄表示装置28には、普通図柄保留表示部29c、および特別図柄保留表示部30cも設けられている。これらは、それぞれ4つのLEDで構成されている。このような構成を有する図柄表示装置28の表示内容については後述する。
図5は、本実施例の遊技デモンストレーション装置1に搭載された演出表示装置27の画面構成を示す説明図である。前述したように、演出表示装置27は、主に液晶画面を用いて構成されており、液晶画面上には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cと、その背景に表示される背景図柄27dとが表示されている。このうち、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cは、図4に示した特別図柄30の表示に合わせて種々の態様で変動表示され、遊技を演出することが可能となっている。詳細な演出内容については後述する。
A−3.制御回路の構成 :
次に、本実施例の遊技デモンストレーション装置1の制御回路の構成について説明する。図6は、本実施例の遊技デモンストレーション装置1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているように遊技デモンストレーション装置1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板、中継端子板などから構成されているが、その機能に着目すると、テンキー134から入力された数字に基づいて、演出表示装置27などに演出を実行させるコマンドを送出するサブコマンド送出基板200と、図柄やLEDや効果音を用いた遊技の演出の制御を司るサブ制御基板220などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ、定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマ・サーキット)など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。また、図6中に示した矢印の向きは、データあるいは信号を入出力する方向を表している。尚、図6では、サブコマンド送出基板200や、他の制御基板に搭載されているCPUや、RAM、ROMなどについては図示を省略している。
まず、蓋120側に収容されているコントローラ130の制御回路について説明する。前述したように、テンキー134、startキー136およびLED表示部138は、サブコマンド送出基板200に接続されており、サブコマンド送出基板200は、テンキー134から入力された数字をLED表示部138に表示する。LED表示部138に表示された数字が確認された後、startキー136が操作されると、サブコマンド送出基板200は、サブコマンドをケーブル150や本体110側のサブコマンド中継基板210を経由してサブ制御基板220に送出する。
音量調節ボリューム132、αボタン142、βボタン144は、αβ中継基板202に接続されており、音量調節ボリューム132や、これらのボタン142,144が操作されると、αβ中継基板202は、その旨を示す信号をケーブル150や本体110側のサブコマンド中継基板210を経由してサブ制御基板220に送出する。
次に、本体110側の制御回路について説明する。コントローラ130からのサブコマンドまたはαボタン142、βボタン144が操作された旨を示す信号は、サブコマンド中継基板210を経由して、サブ制御基板220に入力される。また、音量調節ボリューム132が操作された旨の信号は、サブコマンド中継基板210を経由して、アンプ基板224に入力される。
サブ制御基板220は、サブコマンド中継基板210からの各種コマンドを受け取ると、コマンドの内容を解析して、その結果に応じた遊技の演出を行う。すなわち、前述した演出表示装置27を駆動する演出制御基板230や、各種のスピーカ5a,5bを駆動するアンプ基板224から出力することにより、遊技の演出を行う。
なお、前述したように、遊技盤10の下端と本体110との間には、電源コネクタ6が設けられており、商用電源(AC100V)が接続されるようになっている。電源コネクタ6を介して供給された商用電源は、電源スイッチ7がON側に操作されると、電源ユニット114に供給され、電源ユニット114で所定の直流電圧(DC5V,DC12V,DC30V)に変換された後、サブコマンド中継基板210に供給されることになっている。そして、サブコマンド中継基板210から本体110側および蓋120側に設けられた各種基板や、装置などに所定の直流電圧を供給している。
B.デモンストレーションの概要 :
次に、上述した構成を有する本実施例の遊技デモンストレーション装置1で行われるデモンストレーションの概要について簡単に説明しておく。
本実施例の遊技デモンストレーション装置1では、次のようにしてデモンストレーションが行われる。先ず、営業担当者などの操作者が、テンキー134から所定の演出内容に対応する数字の組合せを入力すると、入力された数字の組合せがLED表示部138に表示される。この表示に基づいて操作者は、テンキー134を押し間違えなく、所定の演出内容に対応する数字の組合せが入力されたことを確認することができる。
演出コマンドの内容が、遊技領域11の左側に設けられた普通図柄作動ゲート36を通過したことを示すコマンドであれば、図柄表示装置28において普通図柄の変動表示が開始される。図4を用いて前述したように、図柄表示装置28には左普通図柄表示部29aと、右普通図柄表示部29bとが設けられている。左普通図柄表示部29aは赤色の光を点灯可能に構成されており、右普通図柄表示部29bは緑色の光を点灯可能に構成されている。普通図柄の変動表示が開始されると、左右の普通図柄表示部29a,29bが点滅表示を行う。
図7は、普通図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。変動表示中の普通図柄は、図示されている4つの状態を取ることができる。先ず、図7(a)に示した状態は、左普通図柄表示部29aが点灯して、右普通図柄表示部29bが消灯している状態を表している。図7(b)は、左普通図柄表示部29aおよび右普通図柄表示部29bがいずれも点灯した状態を表している。図7(c)は、左普通図柄表示部29aが消灯し、右普通図柄表示部29bが点灯した状態を表しており、図7(d)は、左普通図柄表示部29aおよび右普通図柄表示部29bがいずれも消灯した状態を表している。普通図柄の変動表示中は、これら4つの表示状態が速い速度で次々と切り換わる態様で表示され、そして、所定時間が経過すると、4つの表示状態のいずれかの状態で停止表示される。このとき、所定の表示状態で停止表示されると、いわゆる普通図柄の当りとなって、始動口17が所定時間(例えば0.5秒間)だけ開放状態となる。本実施例では、図7(c)に示した表示状態、すなわち、左普通図柄表示部29aが消灯して右普通図柄表示部29bが点灯している状態が、普通図柄の当りに設定されている。
尚、実機において、普通図柄の変動表示中に遊技球が普通図柄作動ゲート36を通過した場合は、この遊技球の通過が保留数として蓄えられて、現在の普通図柄の変動表示が終了後に、変動表示が行われる。普通図柄の保留は最大4個まで蓄えることが可能となっており、蓄えられている普通図柄の保留数は、普通図柄保留表示部29c(図4参照)に表示される。
次いで、演出コマンドの内容が、開放状態となった始動口17に遊技球が入球したことを示すコマンドであれば、今度は、特別図柄の変動表示が開始される。特別図柄は、図4を用いて説明したように特別図柄表示部30によって表示される。尚、前述したように、本実施例の特別図柄表示部30は、7セグメントLEDからなる左特別図柄表示部30aと、コンマ部分の右特別図柄表示部30bから構成されており、これら左右の特別図柄表示部30a,30bは、赤色、橙色、緑色のいずれかで点灯可能となっている。
図8は、特別図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。特別図柄の変動表示中は、左特別図柄表示部30aでは、「A」、「Y」、「−」のいずれかの図柄が表示され、右特別図柄表示部30bではコンマ「.」が表示される。また、左特別図柄表示部30aの「A」および「Y」、右特別図柄表示部30bのコンマ「.」は、赤色、橙色、緑色の3つの状態を取ることができ、左特別図柄表示部30aの「−」は、赤色または緑色のいずれかの状態を取ることができる。本実施例の特別図柄表示部30では、これらの表示状態が組み合わされて、図8に示す12種類の状態を表示することができる。図中で7セグメントLEDあるいはコンマ部分に細かいハッチングが付されているのは、赤色の状態で点灯されていることを表している。また、少し粗いハッチングが付されているのは橙色の状態で点灯表示されていることを表しており、粗いハッチングが付されているのは緑色の状態で点灯表示されていることを表している。特別図柄の変動表示が開始されると、これら12種類の表示状態が速い速度で次々と切り換わる態様で表示され、所定時間が経過すると、いずれかの状態で停止表示される。
停止表示された図柄が「−」である場合は、特別図柄は外れとなるが、それ以外の図柄の組合せが停止表示された場合は特別図柄の当りとなって、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される。すなわち、特別図柄が当りとなる図柄の組合せは、図8に示した12種類の図柄から、「−」を除いた10種類の組合せが存在することになる。また、本実施例の特別遊技状態は、大入賞口31dが開放状態となる遊技状態(ラウンド)が、所定回数だけ繰り返されるように構成されている。大入賞口31dは大きく開口するために、遊技球が高い確率で入球することとなる。その結果、所定回数のラウンドが繰り返される間に遊技者は多くの賞球を獲得することが可能となっている。
尚、実機において、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口17に入球した場合は、この遊技球の入球が特別図柄の保留数として蓄えられて、現在の特別図柄の変動表示が終了後に、変動表示が行われる。特別図柄の保留も最大4個まで蓄えることが可能となっており、蓄えられている特別図柄の保留数は、特別図柄保留表示部30c(図4参照)に表示される。
図8に示した特別図柄が当りとなる10種類の組合せのうち、実線で囲った5種類の組合せは、いわゆる「確変図柄」と呼ばれる組合せであり、変動表示された特別図柄が、これら確変図柄の組合せのいずれかで停止すると、特別遊技が終了してから次の特別遊技が開始されるまでの間、当り図柄で停止表示される確率が通常の状態よりも高くなる。このように、当り図柄で停止表示される確率が高くなっている遊技状態は、確率変動状態(若しくは、確変状態)と呼ばれる。
更に、図8に示した特別図柄が当りとなる10種類の組合せのうち、破線で囲った5種類の組合せは、いわゆる「通常図柄」と呼ばれる組合せであり、変動表示された特別図柄が、これら通常図柄の組合せのいずれかで停止すると、特別遊技の終了後、特別図柄が所定回数(本実施例では100回)変動表示されるか、若しくは次回の特別遊技状態が開始されるまでの間、特別図柄の変動時間が短くなるとともに、始動口17の開放時間が若干長くなるように設定されている。このような遊技状態は、変動時間短縮状態(若しくは、時短状態)と呼ばれる。
また、特別図柄を当り図柄で停止させるか否か、更には、確変図柄または通常図柄の何れの図柄で停止させるかは、主制御基板200によって決定されている。
尚、本実施例の遊技デモンストレーション装置1においては、時短機能は、通常図柄で停止表示された場合だけでなく、確変図柄で停止表示された場合にも作動するようになっている。結局、特別図柄が、図8に示した10種類の当り図柄のいずれかで停止表示された場合は、特別遊技状態の終了後、必ず時短機能が作動することになる。
上述した特別図柄の変動停止表示に合わせて、演出表示装置27では演出用図柄を用いた各種の演出が行われる。図9は、演出表示装置27で行われる演出の一態様を例示した説明図である。図5を用いて前述したように、演出表示装置27を構成する液晶表示画面には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが表示されている。前述した図柄表示装置28で特別図柄の変動表示が開始されると、演出表示装置27においても、これら3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが一斉に変動表示を開始する。本実施例では、キャラクタ図柄として「1」〜「9」までの9つの数字を意匠化した図柄が用意されている。
図9(a)には、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが一斉に変動表示している様子が概念的に示されている。変動表示が開始された後、所定時間が経過すると、初めに左キャラクタ図柄27aが「1」〜「9」のいずれかの図柄で停止表示され、次いで、右キャラクタ図柄27cが停止表示され、最後に中キャラクタ図柄27bが停止表示される。
これら演出表示装置27で停止表示される3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cの組合せは、前述した図柄表示装置28で停止表示される特別図柄の組合せと連動するように構成されている。たとえば、図柄表示装置28の特別図柄が当り図柄で停止する場合は、演出表示装置27の3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが同じ図柄で停止表示される。特に、図柄表示装置28の特別図柄が、前述した確変図柄で停止する場合は、演出表示装置27の3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cが、奇数を表す同じ図柄で停止表示される。一方、図柄表示装置28の特別図柄が外れ図柄で停止する場合は、3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cは同じ図柄で揃わない任意の組合せで停止表示される。
このように図柄表示装置28で表示される特別図柄と、演出表示装置27で表示される3つのキャラクタ図柄27a,27b,27cとは、表示内容が互いに対応しており、それぞれの表示図柄が確定するタイミングも同じに設定されているため、どちらの表示を見ながら遊技をすることも可能である。しかし、図2に示すように、図柄表示装置28よりも演出表示装置27の方が目に付き易い位置に設けられており、表示画面も大きく、更に表示内容も分かり易いので、遊技者は演出表示装置27の画面を見ながら遊技を行うことが通常である。従って、演出表示装置27の表示画面上で初めに停止表示される左キャラクタ図柄27aと、続いて停止表示される右キャラクタ図柄27cとが同じ図柄であった場合には、最後に停止表示される中キャラクタ図柄27bも同じ図柄で停止して、いわゆる大当り状態になるのではないかと、遊技者は図柄の変動を注視することになる。このように、2つのキャラクタ図柄を同じ図柄で停止した状態で、最後の図柄を変動表示させる演出は、リーチ演出と呼ばれており、リーチ演出を行うことで遊技者の興趣を高めることが可能となっている。
C.本実施例の遊技デモンストレーション装置 :
上述した本実施例の遊技デモンストレーション装置1では、演出内容に対応する数字が予め決定されている。そして、テンキー134から演出内容に対応する数字を入力することによって、演出を実行させるようになっている。以下では、演出内容に対応する番号について説明をした後、演出が実行される処理と、所定の演出を連続して実行するオートモードを設定する処理とについて説明する。
C−1.演出内容に対応する番号 :
図10は、演出内容に対応する番号を説明するための説明図である。図10に示すように、本実施例では、演出内容に対応する番号が予め決定されている。例えば、番号「1」には外れの演出1(約10秒)の演出内容が、番号「80」にはファンファーレの演出内容が、それぞれ予め決定されている。このように番号「1」〜番号「255」までは、番号に対応する1つの演出内容が決定されている。一方、番号「0」には、番号「1」〜番号「255」までの数字が設定されることになっており、演出内容を連続して実行するオートモードの演出内容を設定することとなっている。そして、図10に示すこれらの演出内容に関するデータは、前述した図6に示すサブ制御基板220(例えばサブ制御基板220のRAM)に記憶されることになっている。
C−2.演出実行処理 :
このように構成された遊技デモンストレーション装置1において、テンキー134が操作されて数字が入力されたときの動作について説明する。図11は、入力された数字に対応する演出内容を実行する処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、テンキー134から数字が入力されて、startキー136が押下されると(S510)、サブ制御基板220のCPUは、入力された数字が演出内容に対応する番号であるか否かを判断する(S520)。前述した図10では、「0〜255」までの数字が演出内容に対応する番号であるので、サブ制御基板220のCPUは、「0〜255」までの数字が入力されたか否かを判断する。このように判断しているのは、演出内容に対応する番号以外の数字の入力を拒否するためである。入力された数字が演出内容に対応する番号でない場合には(S520:NO)、サブ制御基板220のCPUは、エラー音をスピーカ5a,5bから出力した後(S530)、再度、演出内容に対応する番号の数字が入力されるのを待つ(S510)。
一方、入力された数字が演出内容に対応する番号である場合には(S520:YES)、サブ制御基板220のCPUは、番号に対応する演出内容を実行する(S540)。例えば、前述した図10のように番号に対応する演出内容が決定されており、テンキー134から「1」が入力された場合には、番号「1」に対応する演出内容として、外れの演出1(約10秒)が演出表示装置27や図柄表示装置28などで実行される。また、テンキー134から「80」が入力された場合には、番号「80」に対応する演出内容として、ファンファーレの音がスピーカ5a,5bから出力される。
更に、テンキー134から「0」が入力された場合には、番号「0」に対応する演出内容として、番号「1」、番号「80」、番号「95」、番号「255」の演出内容が連続して実行される。すなわち、外れの演出1(約10秒)が演出表示装置27や図柄表示装置28などで実行された後、ファンファーレの音がスピーカ5a,5bから出力される。その後、リーチの演出1が演出表示装置27や図柄表示装置28などで実行された後、大当りの演出が演出表示装置27や図柄表示装置28などで実行される。
次に、演出内容を連続して実行するオートモードの演出内容を設定するときの動作について説明する。図12は、オートモードの演出内容を設定する処理を示すフローチャートである。この処理においては、テンキー134から「00(零零)」が入力されると、設定モードに移行し、設定モードに移行した後、再びテンキー134から「00(零零)」が入力されると、この処理を終了するようになっている。図12に示すように、テンキー134から「00(零零)」が入力されると(S610)、サブ制御基板220のCPUは、設定モードに移行する(S610:YES)。
この設定モードに移行した状態で(S610:YES)、テンキー134から数字が入力されて、startキー136が押下されると(S620)、サブ制御基板220のCPUは、入力された数字が演出内容に対応する番号であるか否かを判断する(S630)。前述した図10では、「0〜255」までの数字が演出内容に対応する番号であるので、サブ制御基板220のCPUは、「0〜255」までの数字が入力されたか否かを判断する。入力された数字が演出内容に対応する番号でない場合には(S630:NO)、サブ制御基板220のCPUは、エラー音をスピーカ5a,5bから出力した後(S640)、再度、演出内容に対応する番号の数字が入力されるのを待つ(S620)。
一方、入力された数字が演出内容に対応する番号である場合には(S630:YES)、サブ制御基板220のCPUは、入力された数字を、例えばサブ制御基板220のRAMに記憶する(S650)。例えば、前述した図10のように番号に対応する演出内容が決定されており、テンキー134から「1」が入力された場合には、「1」をオートモードである番号「0」の演出内容として記憶する。
続いて、サブ制御基板220のCPUは、テンキー134から「00(零零)」が入力されたか否かを判断する(S660)。ここで、「00(零零)」が入力されたか否かを判断しているのは、設定モードを終了するか否かを判断するためである。テンキー134から「00(零零)」が入力されていない場合には(S660:NO)、設定モードを継続すべく、前記S620に戻って、テンキー134から数字が入力されるのを待つ。そして、例えば、テンキー134から「80」が入力された場合には、「80」をオートモードである番号「0」の演出内容として記憶する。続いて、テンキー134から「95」が入力された後、「255」が入力された場合には、「95」、「255」をオートモードである番号「0」の演出内容として記憶する。その結果、図9を用いて前述したように、番号「0」に対応する演出内容として、「1」、「80」、「90」、「255」が記憶される。
一方、テンキー134から「00(零零)」が入力された場合には(S660:YES)、設定モードを終了すべく、この処理を終了する。このようにオートモードで実行させる演出内容を、番号「0」に設定することができるので、営業担当者はアピールしたい演出内容のみを予め設定しておくことで、顧客先に到着した後、直ぐに番号「0」をテンキー134から入力してアピールしたい演出内容を実演することができる。しかも、新たな機種が開発された場合でも、既存の遊技盤10を新機種の遊技盤10に取り替えれば、再度、遊技デモンストレーション装置1を営業活動に使用することができる。このとき、新機種への変更に伴って演出内容に変更が生じた場合には、その部分だけを新たに設定すれば良いので、遊技デモンストレーション装置1を有効に使用することができる。また、例えばホール関係者に対して演出内容に興味を抱かせることができれば、テンキー134から別の関連する演出を行ったり、あるいは例えばホール関係者の望む演出だけを設定し、オートモードで連続演出を行ったりして、更なる営業活動を行うことが可能となる。
また、本実施例では、本体110に遊技盤10を設けた構成である。すなわち、前面枠を省略して本体110に遊技盤10を設けた構成であるので、遊技デモンストレーション装置1の軽量化を図ることができる。このため、収容体100を台車115から分離すれば、把手112を把持して収容体100を容易に持ち運ぶことができるので、営業担当者は売り込み活動を機敏に行うことができる。
なお、本実施例のスピーカ5a,5b、演出表示装置27、図柄表示装置28は、本願考案の「演出装置」の一態様を構成し、本実施例のサブ制御基板220は、本願考案の「演出制御部」の一態様を構成している。また、本実施例のコントローラ130は、本願考案の「動作指示部」の一態様を構成し、本実施例のLED表示部138は、本願考案の「英数字表示部」の一態様を構成している。
D.変形例 :
上述した実施例では、演出表示装置27での演出内容を中心に説明したが、演出表示装置27に限らず、例えば可動役物による演出内容や、LEDやランプなどの発光素子による演出内容や、スピーカ5a,5bから出力される音による演出内容などにも前記実施例を適用しても良い。また、これらの組合せに前記実施例を適用しても良い。図14は、発光素子を内蔵した可動役物を設けた中央装置26の遊技盤10を示す説明図である。図14に示すように、中央装置26のほぼ中央には、演出表示装置27が設けられている。演出表示装置27は、長方形の液晶画面を搭載しており、キャラクタ図柄や背景図柄などの種々の演出用図柄を変動停止表示することが可能となっている。中央装置26の中央上部には、装飾ランプ300が設けられており、その内部には装飾LED4iが内蔵されている。さらに、演出表示装置27の周辺には、稲妻の形状に象った可動部材320と、刃物の形状に象った可動部材340が搭載されており、遊技の状況に合わせて、これらの可動部材320,340が回動するようになっている。また、これらの可動部材320,340の内部には、装飾LED4j,4kが内蔵されている。
このように構成された遊技盤10においては、装飾LED4i〜4kの演出内容(例えば、大当り時には装飾LED4i〜4kが同時に点滅等)や、可動部材320,340の演出内容(例えば、大当り時には可動部材320,340を同時に回動させる等)であっても、図10を用いて前述したように、予め演出内容として設定しておくことができるので、演出表示装置27などでの演出内容に限られることはなく、何らかの演出を行う演出装置を搭載した遊技盤10であれば、どのような遊技盤10でも遊技デモンストレーション装置1を有効に使用することができる。
なお、変形例の可動部材320,340は、本願考案の「可動役物」の一態様を構成し、変形例の装飾LED4i〜4kは、本願考案の「発光素子」の一態様を構成している。
また、前述した実施例では、軽量化を図るために、前面枠を省略して本体110に遊技盤10を設けた構成としたが、本体110に前面枠4を設けた構成としても良い。図14は、本体110に前面枠4を設けた構成を示す説明図である。
図14に示すように、遊技デモンストレーション装置1の前面部は、大きくは、前面枠4、遊技盤10などから構成されている。なお、図14では遊技盤10の詳細な図示を省略している。前面枠4は、図示しない中枠3に取り付けられており、中枠3は図示しない本体枠2に取り付けられている。中枠3はプラスチック材料で成形されており、本体枠2の内側に取り付けられている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体で形成している。前面枠4の一端は、中枠3に対して回動可能に軸支されており、中枠3の一端は本体枠2に対して回動可能に軸支されている。遊技盤10は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられており、その前面側が前面枠4で覆われている。
前面枠4は、プラスチック材料で成形されており、略中央部には、円形状の開口部4aが形成されている。この開口部4aにはガラス板等の透明板がはめ込まれており、奥側に配置される遊技盤10の盤面が視認可能となっている。また、前面枠4には、遊技効果を高めるための各種LED4b〜4gが設けられている。
更に、前面枠4の上部には、エラーLED表示部4hが設けられている。本実施例のエラーLED表示部4hは、重度のエラー発生の場合は赤色に、軽度のエラー発生の場合はオレンジ色に点灯あるいは点滅する。ここで、重度のエラーとは、例えば復旧のために前面枠4を開放して作業を行う必要があったり、あるいは部品を交換したりする必要があるような場合のエラーであり、軽度のエラーとは、それ以外のエラーである。
図7に示したように、サブ制御基板220は、サブコマンド中継基板210からの各種コマンドを受け取ると、コマンドの内容を解析して、その結果に応じた遊技の演出を行う。すなわち、図7に破線で示すように、装飾用の各種LED4b〜4gを駆動する駆動信号を装飾駆動基板226から出力することにより、装飾に関する遊技の演出を行う。また、装飾駆動基板226からの出力信号により、エラーLED表示部4hがエラー発生のレベルに応じて赤色またはオレンジ色で点灯または点滅する。
このように本体110に前面枠4を設けた構成にすれば、前述した実施例のように、遊技デモンストレーション装置1を収容する収容体100の軽量化を図ることは困難であるが、本体110に実機と同一の前面枠4が設けられていることから、遊技デモンストレーション装置1であっても、実機と同様な印象をホール関係者に与えることができる。このため、より一層、実機と同様に迫力のある演出を行わせることが可能な遊技デモンストレーション装置1を提供することができる。
なお、変形例の装飾用の各種LED4b〜4gは、本願考案の「発光素子」の一態様を構成している。
以上、本考案について各種の実施の形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上述した実施例では、テンキー134から数字を入力することで演出内容を指定する構成であったが、テンキー134をキーボードに変更して、英数字の組合せ、あるいは、記号および英数字の組合せなどを入力することで演出内容を指定する構成としても良い。
本実施例の遊技デモンストレーション装置の外観を示す斜視図である。 本体側に取り付けられた遊技盤、スピーカ、電源コネクタ、電源スイッチ、およびD−subコネクタを示す説明図である。 装置の蓋側の構成を示す説明図である。 本実施例の遊技デモンストレーション装置に搭載された図柄表示装置の構成を示す説明図である。 本実施例の遊技デモンストレーション装置に搭載された演出表示装置の画面構成を示す説明図である。 本実施例の遊技デモンストレーション装置における制御回路の構成を示したブロック図である。 普通図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。 特別図柄が変動表示している様子を概念的に示した説明図である。 演出表示装置で行われる演出の一態様を例示した説明図である。 演出内容に対応する番号を説明するための説明図である。 入力された数字に対応する演出内容を実行する処理を示すフローチャートである。 オートモードの演出内容を設定する処理を示すフローチャートである。 発光素子を内蔵した可動役物を設けた中央装置の遊技盤を示す説明図である。 本体に前面枠を設けた構成を示す説明図である。
符号の説明
1…遊技デモンストレーション装置、
4b〜4g…装飾用の各種LED(発光素子、演出装置)、
4i〜4k…装飾LED(発光素子、演出装置)、
5a,5b…スピーカ(演出装置)、 10…遊技盤、
27…演出表示装置(演出装置)、 28…図柄表示装置(演出装置)、
100…収容体、 110…本体、 120…蓋、
130…コントローラ(動作指示部)、 138…表示部(英数字表示部)、
220…サブ制御基板(演出制御部)、
320,340…可動部材(演出装置)。

Claims (11)

  1. 開口部を有する本体と該開口部を塞ぐ蓋とからなる搬送可能な収容体に収容され、遊技機の演出に関するデモンストレーションを行う遊技デモンストレーション装置において、
    前記収容体の本体側に設けられ、演出装置を搭載した原寸大の遊技盤と、
    前記収容体の本体側に設けられ、前記演出装置の制御を行う演出制御部と、
    前記収容体の蓋側に設けられ、前記演出制御部に演出動作を指示する動作指示部と
    を備えたことを特徴とする遊技デモンストレーション装置。
  2. 前記動作指示部は、前記蓋に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技デモンストレーション装置。
  3. 前記動作指示部は、英数字が入力可能であり、入力された英数字の組合せで前記演出装置の演出内容を指定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技デモンストレーション装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置において、
    前記動作指示部には、入力された英数字を表示する英数字表示部が設けられており、
    前記演出制御部は、前記動作指示部から英数字の組合せが入力されたことによって前記演出装置の演出内容が複数設定されているときには、演出内容を連続して実行するオートモードを備え、該オートモードでは、実行中の演出内容に対応する英数字の組合せを前記英数字表示部に表示することを特徴とする遊技デモンストレーション装置。
  5. 請求項4に記載の遊技デモンストレーション装置において、
    前記演出制御部は、演出内容に対応する英数字の組合せを設定する設定モードを備え、該設定モードで設定された演出内容を前記オートモードで実行することを特徴とする遊技デモンストレーション装置。
  6. 前記演出装置は、可動役物であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置。
  7. 前記演出装置は、液晶画面であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置。
  8. 前記演出装置は、発光素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置。
  9. 前記演出装置はスピーカであり、該スピーカは、前記遊技盤の上端と前記本体との間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置。
  10. 前記演出装置はスピーカであり、該スピーカは、前記遊技盤の下端と前記本体との間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載の遊技デモンストレーション装置。
  11. 前記遊技盤と前記本体とに囲まれた空間は、前記スピーカの共鳴部を構成していることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の遊技デモンストレーション装置。
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