JP3118795U - 老人介護施設又は障害者施設用のトイレユニット - Google Patents

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社会福祉法人ひまわり
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Abstract

【課題】 老人介護施設又は障害者施設に居住の高齢者や障害者が居室に付設のトイレ内で失禁により排便してトイレ内の床面を汚した場合に、容易にその床面を洗浄して衛生に維持管理できるトイレユニットを提供する。
【解決手段】 入口2と床面3と側壁面4と天井面とからなるトイレ内の床面3にトイレユニット1を形成し、床面3を排水性に形成し、床面3に腰掛式の水洗便器6を配設し、その床面の一隅に床面3より低位に位置する1箇所に排水するための緩傾斜面8aを底面8とする溝部7を有するトイレユニット1を設け、溝部7の最低位の中心に縦溝10を設け、縦溝10に水洗用水の噴出口12を設け、縦溝下部にトラップ13を設けて最寄りの下水の会所への排水管14を設け、溝部7の床面位置にグレーティング15で覆い、側壁に水洗用水を給水するフラッシュ弁の弁コック11を配設し、フラッシュ弁に隣接してシャワーノズル16を配設している。
【選択図】 図1

Description

この考案は老人介護施設又は障害者施設内のトイレ設備に関し、特に老人介護施設や障害を有する人の福祉施設などの居住室に付設のトイレ内に設置するトイレユニットに関する。
従来、トイレ設備は一般には居室と隔離されたいわゆるトイレあるいは浴室の一隅などに設けられている。ところで、老人介護施設では、居室を個室とする傾向であり、さらに、この個室にトイレ設備を付設するものとなっている。従って、このような老人介護施設では、それぞれ個室からなる居室に付設してトイレ設備を有している。
ところで、老人介護施設に入居している高齢者や障害者の福祉施設に入居の障害者などは、居室で過ごしていながら便意をもよおし、付設のトイレに入りながら、自立が十分でない人は便器に腰掛ける前に間に合わず床面に排泄行為をし、排泄物によりトイレの床面を汚してしまうことが度々であった。このような場合、その後始末は処理がしにくく、最悪の場合は排泄した本人を風呂場などに連れて行き、後始末をしているのが現状である。さらに、排泄した場所の後始末として、看護士やヘルパーが排泄物で汚された床面を洗い流す必要があった。このような後始末の仕事は、単に床面の排泄物の汚物をとって洗い流せば済むというものではなく、汚物を集め、取り除き、かつ、その部分を消毒をして床面を衛生的に維持管理する必要があった。このため、このような後始末の作業は、この作業を行う看護士やヘルパーなどの介護者の人にとっては、精神的にも肉体的にも負担の大きな苦痛の多い作業であった。また、この作業は排泄した高齢者の自尊心や尊厳に影響を及ぼすことが大きかった。
従来のこのような施設のトイレとして、自立支援型のトイレユニットが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、このものは簡易便器と異なり、水洗便器を設置し、水洗した用水を水洗便器から直接に下水道へ排出可能としているが、床面に誤って失禁により排泄物を落してしまった場合に簡単に処理することができず、高齢者の失禁による床面への粗そう物に対し対応できない問題があった。さらに、居室内に下から出没状態の水洗便器を設け水洗式トイレを形成して排泄物を処理できるものとし、かつシャワーを装置を備えているものが開発されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、このものでは、シャワー装置があっても、単なる排水設備があるのみで、床面に排便をして汚した場合にトラップして勢い良く排便を流しきることができない問題があった。
特開平11−324079号公報 特開2003−232069号公報
本考案が解決しようとする課題は、上記のように老人介護施設又は障害者施設に住居している高齢者や身体の不自由な障害者が居室に付設のトイレ内で失禁により床面上に排泄物を落として床面を汚してしまった場合に、容易にその床面を洗浄して流しさり、衛生に維持管理できるものとし、かつ、排泄物を勢い良く下水に流しさることの可能な老人介護施設や障害者施設の個室に付設の床面下に設けるトイレユニットを提供することである。
上記の課題を解決するための本考案の手段は、請求項1の考案の手段では、老人介護施設又は障害者施設の居住用の個室に付設のシャワーノズルを有するトイレに設置するトイレユニットとして、トイレの床面より低位に排水用の緩傾斜面を底面とする該床面に設置の溝部と、溝部の最低位の中心部に形成の排水用の縦溝と、この縦溝内に開口の水洗用水の噴出口と、この噴出口より下方の縦溝の下部に用水を貯留するトラップと、このトラップから用水を最寄りの下水の会所へ流出する排水管とを有し、床面位置の溝部の上面を覆う格子状のグレーティングと、トイレの側壁に配設する水洗用水を給水するフラッシュ弁を配設していることを特徴とする老人介護施設又は障害者施設の居住室に付設のトイレの床下に配設する排泄物水洗用のトイレユニットである。
本考案の老人介護施設又は障害者施設用のトイレユニットは、入所者の個室に付設のトイレの床面に設けるためのトイレユニットで、通常の腰掛けタイプの水洗便器を有する排水性の床面の空隙部の一部に溝部を配設し、この溝部の底面を緩傾斜面からなる底面とし、上記の底面の最低位の位置を1箇所に設定し、この部分に縦溝を設け、この縦溝内に水洗用水の噴出口を設け、一方、その噴出口に通ずる水洗用水を給水するフラッシュ弁をトイレの側壁に設け、さらに、このフラッシュ弁に隣接してシャワーノズルを配設するものとしているので、高齢者がトイレ内で便器に腰掛ける前に失禁によりトイレの床面に排泄物を垂らしても、看護士やヘルパーがトイレに付設のシャワーノズルにより排便を溝部に流し込み、溝部の緩傾斜底面で最低位の縦溝内に落とした後、次いでフラッシュ弁のコックを引くことにより勢い良く排泄物を縦溝内から下水の最寄りの会所に流し去ることができ、トイレ室内を迅速に容易に衛生的に保持でき、さらに、トイレユニットとしているので、従来のトイレに容易に併設できるなど、この考案は従来にない優れた効果を奏するものである。
本考案を実施するための最良の形態について、以下に図面を参照しながら説明する。この考案は老人介護施設又は障害者施設において、入居者の居住用の個室に付設するシャワーノズル16を有するトイレの床面3に設けるトイレユニット1で、このトイレユニット1は床面3に失禁により排泄された排泄物を洗い流すために、トイレの床面3の下に設置する排泄物を溜めるトラップ13及び水洗用の水の噴出口12を有する装置である。このトイレユニット1を設置するトイレは、図1に示すように、カーテンなどを張った開放状態の入口2と床面3と側壁面4と天井面5を有する。この側壁面4には、図示しないが、適宜に窓が設けられている。さらに、天井面5には、同じく図示しないが、明かり取り用のランプと換気扇などが通常のトイレと同様に設けられている。このようなトイレは一般的に洗面室に隣接して設置されている。本考案においても、洗面室に隣接して設けることができる。トイレの床面3は耐水性床としているので、床面3を水で洗い流すことができるものである。
洗面室から入室するトイレの入口2には、通常は、上記のようにカーテンが張られているが、カーテンに替えて引き戸とすることもできる。このトイレユニット1は、上記のように耐水性の床面3の下に形成されている。このトイレの奥の床面3の上には、図2に示すように、従来タイプの腰掛けタイプの水洗便器6が設置されている。この水洗便器6の脇の側壁面4には安全用の手すり18が安全のために設けられている。さらにペーパーホルダー19と水洗用のフラッシュ弁の弁コック11が設けられている。また、手すり18の脇には手洗いトレー20を有し、その上には、図示しないが、窓がある。この水洗便器6と対向する入口2の近くの床面3には、この床面3より低い位置に底面8を有する長方形の溝部7が設けられている。この溝部7の底面8は緩傾斜とした緩傾斜面8aに形成されており、床面3に流された洗浄用の水が溝部7に流し入れられ、さらに底面8の低位の1箇所に集められる。
上記の溝部7の底面8の最も低い位置の中心部9には、排水用の縦溝10が設けられている。この縦溝10内に水洗用の水を噴出する噴出口12が配設されており、それより下方の縦溝10の下部には、寒冷地用の大便器に使用すると同様のトラップ13が設けられている。このトラップ13から排出された汚物を含む汚水は、トラップ13の先に接続の排水管14により、図示しない、最寄りの下水の会所へと排出されることとなっている。このトイレユニット1の床面3の溝部7の位置にはグレーティング15があり、溝部7を覆っている。一方、トイレユニット1のグレーティング15の近くの側壁面4には、水洗用の水を噴出口12から勢い良く噴出する用水を供給するためのフラッシュ弁の弁コック11が配設されている。さらに、このフラッシュ弁の弁コック11に隣接した側壁面4には壁内に凹み、その凹所にシャワーノズル16の先端を係止するノズル係止具17が側面壁4に上下2箇所に設けられている。なお、このトイレユニット1を有するトイレの模式的平面図を図3に示す。
トイレの床面3にこのトイレユニット1を設置した際のその使用方法を説明する。便意をもよおすとトイレユニット1を設置したトイレの入口2のカーテンを開いて、トイレ内に入り、カーテンを締めて奥の水洗便器6に腰掛けて用を足す。この場合、通常通りに水洗の水を流して入口2のカーテンを開けてトイレから出る。ところで、高齢者にとっては、ときとして用を足しにトイレ内に入って来ても、奥の水洗便器6に達する前に失禁により排泄物を床面3上に落としてしまう場合がある。このような事態になったとき、高齢者の世話をするヘルパーなどの介護者は床面3の排泄物を処理するために後始末をすることとなる。
例えば、床面3の上に粗そうにより排泄物を落としてしまったとき、介護者は側壁面4に取り付けたシャワーノズル16を側壁面4のノズル係止具17から外し、シャワーノズル16から水を出しながら粗そうされた排泄物を洗い流し、グレーティング15からその下の溝部7に汚物を洗い落とす。この場合、排便の量が多いときはグレーティング15を持ち上げてから、その汚物を溝部7に洗い落とすものとする。落下された汚物は溝部7の底面8の緩傾斜面8aにより、その中心部9の最も低い位置に開口の縦溝10に落とし込まれる。縦溝10に汚物を落とし込まれると、側壁面4に設けられているフラッシュ弁の弁コック11を押し下げると、縦溝10内の噴出口12から勢い良く水洗用の水が噴出され、汚物を含む水洗用の水は、寒冷地における大便器用のトラップ13を経て、外部の下水に接続される最寄り会所への排水管14へ、一気に排出される。ところで、床面8は耐水性とされているので、床面8から漏水すること無く、トイレット及びトイレユニット1内は元の衛生な状態に保たれることとなる。
本考案のトイレの入口、シャワーノズル及びトイレユニットの溝部を示す模式的側面図である。 本考案のトイレユニットを有するトイレの水洗便器側の側壁面を示す模式図である。 本考案のトイレユニットを設置のトイレの模式的平面図で、グレーティングを一部破断して溝部内を見せた図である。
符号の説明
1 トイレユニット
2 入口
3 床面
4 側壁面
5 天井面
6 水洗便器
7 溝部
8 底面
8a 緩傾斜面
9 中心部
10 縦溝
11 フラッシュ弁の弁コック
12 噴出口
13 トラップ
14 排水管
15 グレーティング
16 シャワーノズル
17 ノズル係止具
18 手すり
19 ペーパーホルダー
20 手洗いトレー

Claims (1)

  1. 老人介護施設又は障害者施設の居住用の個室に付設のシャワーノズルを有するトイレに設置するトイレユニットとして、トイレの床面より低位に排水用の緩傾斜面を底面とする該床面に設置の溝部と、溝部の最低位の中心部に形成の排水用の縦溝と、この縦溝内に開口の水洗用水の噴出口と、この噴出口より下方の縦溝の下部に用水を貯留するトラップと、このトラップから用水を最寄りの下水の会所へ流出する排水管とを有し、床面位置の溝部の上面を覆う格子状のグレーティングと、トイレの側壁に配設する水洗用水を給水するフラッシュ弁を配設していることを特徴とする老人介護施設又は障害者施設の居住室に付設のトイレの床下に配設する排泄物水洗用のトイレユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007016580A (ja) * 2005-06-09 2007-01-25 Cosmo Sekkei:Kk 浴室汚物処理設備

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