JP3118601U - トランプカードセット - Google Patents

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Abstract

【課題】贈呈品提供の用に供することのできる今までにない新規なカード媒体を提供しつつ、カード媒体の有効利用を可能とする新たな贈呈品の提供手法を提供する。
【解決手段】カードセット10は、トランプカードのセットとして構成され、カードのそれぞれは、カード表面に、トランプカードを識別するためのスペードやエース等のカード符号と、カード中央領域の印刷領域PEに印刷された贈呈品画像と、その贈呈品を特定できる贈呈品特定符号とを備える。また、カード裏面は、各カードで共通としている。よって、カードセット10は、トランプとして継続して使用できると共に、カード表面の画像で表された贈呈品の提供の用にも用いることができる。しかも、ジョーカーカードJKの一枚を、このカードセット10を用いて贈呈先が贈呈品の提供を受けるために取る手順が記された手順カードとしている。
【選択図】図1

Description

本考案は、複数枚のカードを含んだ一組のトランプカードセットに関し、詳しくは贈呈品提供の用にも利用可能なトランプカードセットに関する。
結婚式や法要等の際には、或いは、商品販売促進での営業活動においては、式参列者や顧客に贈呈品を贈ることが慣習化されている。近年では、贈呈品の手渡し・持ち帰りに代わり、贈呈品を掲載した商品カタログを式参列者や顧客等の贈呈先に手渡し、その贈呈先が商品カタログから商品を選択することも行われている。
近年では、こうした商品カタログの一形態として、写真等の差し込み保管ができるアルバム様のカタログが提案されている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3098296号公報
こうしたアルバム様のカタログでは、贈呈品を掲載したカードを複数枚備えるものの、贈呈を受ける贈呈品は通常一つであるため、贈呈品選定の後には、総てのカードは無用となる。また、贈呈品選定後に写真等のアルバムとして使用する際には、収納済みのカードを取り出したりすることも必要で煩雑であるばかりか、それまで収納されていたカードはその利用価値が消失し、無駄となる。また、アルバム様のカタログの準備プロセスでは、複数枚のカードをアルバムの各ポケットに一枚ずつ収納する必要があり、煩雑である。
その一方、商品販売促進の営業活動の一環である内覧会や展示会等のプレゼンテーションにおいては、参加者である顧客に記念品を贈呈することも慣習化されている。記念品贈呈を通して、商品イメージや企業イメージを印象付けるためである。よって、今までにない斬新な贈呈手法を取って商品イメージや企業イメージの印象を高めることが重要視されるが、こうした点についても改善の余地が残されていた。
本考案は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、贈呈品提供の用に供することのできる今までにない新規なカード媒体としてのトランプカードセットを提供することを目的とする。
かかる課題の少なくとも一部を解決するため、本考案は、複数枚のトランプカードを含んだ一組のトランプカードセットであって、トランプカードのそれぞれを、カード裏面を各カードで共通としつつカード表面にカードを識別するカード符号を備えると共に、前記カード表面に、贈呈品としての提供が可能な商品の画像と該商品を特定する商品特定符号とを書してなるようにした。
こうすれば、トランプカードセットは、カード表面に商品の画像とその商品特定符号とが書してあろうとも、依然としてカード表面にカードを識別するカード符号を備えることから、このカード符号を用いた遊技規則等に則ってトランプカードセットを継続して使用することができる。しかも、遊技規則に則った使用、具体的には遊技の過程において、カード表面の商品の画像とその商品特定符号とから、その遊技者(贈呈先)は贈呈を所望する贈呈品(商品)を選択できるので、わざわざカードをめくりながら贈呈品の選択を行う必要がない。この結果、本考案によれば、贈呈品提供の用に供することのできる今までにない新規なカード媒体としてのトランプカードセットを提供できる。しかも、本考案のトランプカードセットによれば、今まで贈呈品の提供に全く用いられていなかったトランプカードセットを新たに贈呈品提供の用に用いるという斬新な贈呈品の提供手法をもたらすことができる。つまりは、今まで贈呈品提供に際して使われるようなことの無かったトランプにて、贈呈品の提供が可能となるので、贈呈先には強い印象を与えることができる。
こうした本考案のトランプカードセットにおいて、更に、前記商品特定符号に対応する前記商品の提供を受けるための手順を記した手順カードを有するものとすることができる。こうすれば、贈呈先がこの手順カードに記された手順に従うことで、贈呈先が選択済みの贈呈品(商品)の提供を受けることができ、簡便である。
トランプのカードセットとするに当たっては、手順カードをジョーカーカードとすることができる。こうすれば、この手順カードでさえ、ジョーカーカードとして継続して使用でき、無駄がない。
また、こうしたカードセットにおいて、カードのそれぞれは、前記カード表面に書した贈呈品の提供を意図する贈呈主が選定した符号、文様、図形等の贈呈主選定図像、および/または前記贈呈主を特定可能な符号、文様、図形等の贈呈主特定情報特定情報(例えば、贈呈主の氏名や社名等)を、前記カード裏面に共通して備えるようにすることができる。こうすれば、このカードセットを介して贈呈先に贈呈品の贈呈を意図している贈呈主を、カードセット受領者でもある贈呈先に、カードセット使用時において常に知らしめることができる。よって、贈呈品提供の趣旨にも適うことになる。
この場合、本考案のトランプカードセットを用いた贈呈品提供システムとして構成するには、贈呈品の提供を意図する贈呈主から、贈呈品の提供を受ける贈呈先に贈呈品を提供するに当たり、複数枚のカードを含んだ一組のトランプカードセットを用いる。このトランプカードセットのトランプカードのそれぞれは、カード裏面を各カードで共通としつつカード表面にカードを識別するカード符号を備える。その一方、この贈呈品提供システムは、贈呈品データ記憶部と、画像記憶部と、贈呈品選定部と、印刷部と、手順カード付加部とを備える。
贈呈品データ記憶部は、複数の値段ランクの各値段ランクと、各値段ランクに含まれる贈呈品を特定するための贈呈品特定符号とを対にしたランク別贈呈品データを記憶する。画像記憶部は、各値段ランク毎の前記贈呈品についての画像を記憶する。贈呈品選定部は、前記贈呈主から贈呈品提供の依頼を受けると、前記贈呈主から示された贈呈品の値段ランクに含まれる贈呈品を、前記トランプカードセットに含まれるトランプカードの枚数分だけ前記ランク別贈呈品データから選定する。印刷部は、選定した贈呈品のそれぞれについての画像と贈呈品データとを前記贈呈品データ記憶部と前記画像記憶部から読み出し、該読み出した画像と贈呈品特定符号を、前記トランプカードセットに含まれるトランプカードの前記カード表面に印刷する。これにより、個々のトランプカードを含むトランプカードセットは、先に説明した本考案のトランプカードセットとなる。手順カード付加部は、贈呈品特定符号に対応する前記贈呈品の提供を受けるための手順を記した手順カードを作成するので、この手順カードを含んだトランプカードセットを得ることができる。この場合、読み出した画像と贈呈品特定符号の印刷に際して、これらをカード符号と干渉しないように印刷できるほか、画像とカード符号が干渉してもカード符号が判読できるような印刷であれば採用できる。
よって、この贈呈品提供システムによれば、贈呈品提供の用に供することのできる今までにない新規なカード媒体としてのトランプカードセットを提供できると共に、得られたトランプカードセットを用いることで、既述したように新たな贈呈品提供の手法を提供できる。
しかも、この贈呈品提供システムでは、トランプカードセットに含まれる各カードの表面に贈呈品画像を印刷するに当たり、カード枚数分の贈呈品を選定するので、画像の記憶対象となる贈呈品の品数をトランプカードセットに含まれるカード枚数以上とできる。つまり、異なるトランプカードセットであれば、それぞれのトランプカードセットに含まれる各カードでの贈呈品画像が異なるようにすることもできることから、贈呈品提供の用に用いるトランプカードセットの多様化を図ることができる。
上記した贈呈品提供システムにおいて、発送部を備えるようにし、この発送部にて、前記手順カードに記された手順に従った贈呈品提供を前記贈呈先から受け付け、前記贈呈品特定符号に対応する前記贈呈品を、前記贈呈品提供を受け付けた前記贈呈先に発送するようにすることもできる。こうすれば、速やかに贈呈品を贈呈先に発送できる。
また、この贈呈品提供システムで用いるトランプカードセットを、前記手順カードがジョーカーカードのものとすることもできる。
そして、こうしたトランプのカードセットを用いるに当たり、この贈呈品提供システムでは、前記贈呈品選定部を、前記トランプカードのカード種別と前記贈呈品が分類される分類種別とを対応させて前記贈呈品の選定を行う種別対応部を備えるものとした上で、前記印刷部を、前記種別対応部が対応付けた前記カード種別と前記贈呈品の分類種別との対応に基づいて、前記読み出し画像と贈呈品特定符号を前記カード表面に印刷するものとすることができる。
こうすれば、トランプのダイヤマークやハートマークのカードには、例えば、女性を対象とする商品分類に属する贈呈品の画像を印刷し、スペードマークやダイヤマークには、男性を対象とする商品分類に属する贈呈品の画像を印刷するという具合に、トランプカード種別に応じてカード表面に印刷する贈呈品画像を使い分けることができる。マーク種別の他、トランプの2〜10の数字札と、エース、ジャック、クイーン、キングの絵札とで、対応する商品分類を区別したりすることもできる。
また、この贈呈品提供システムにおいて、カードのそれぞれは、贈呈主が選定した符号、文様、図形等の贈呈主選定図像、および/または前記贈呈主を特定可能な符号、文様、図形等の贈呈主特定情報、前記カード裏面に共通して備えるようにもでき、こうすれば、既述した利点がある。
加えて、この贈呈品提供システムを、ネットワークと接続された贈呈品サーバを備えて構成し、この贈呈品サーバを、前記贈呈品データ記憶部と、前記画像記憶部と、前記贈呈品選定部と、前記印刷部と、前記手順カード付加部とを備えものとした上で、前記手順カード付加部は、前記贈呈品の提供の受けのための手順の一つとして、前記ネットワークを介した提供受付の手順を記した前記手順カードを作成し、前記発送部は、前記手順カードに記された前記ネットワークを介した提供受付の手順に従った贈呈品提供を、前記ネットワークに接続された端末を操作する前記贈呈先から受け付け、前記贈呈品特定符号に対応する前記贈呈品を、前記贈呈品提供を受け付けた前記贈呈先に発送するようにすることもできる。
こうすれば、ネットワークを介して、贈呈品提供を受けるための贈呈先の手順実行、贈呈品サーバ側での手順受け付け並びに贈呈品発送を実行でき、好ましい。
このようにしてネットワークを利用するに当たり、前記贈呈品サーバは、ネットワークを介して接続された外部のクライアント、例えば贈呈品のメーカや販売業者から、贈呈品の価格データと贈呈品の画像とを含むメーカ側情報を受領し、該受領した前記価格データに対応する前記値段ランクを前記前記贈呈品データ記憶部に記憶し、前記受領した前記画像を前記画像記憶部に記憶する。こうすれば、カード表面に印刷する贈呈品画像をその贈呈品のメーカを用いて用意できることから、贈呈品サーバの側で画像を用意する必要がなくなり、データの作成が簡便となる。
また、メーカ側情報の受領に際し、メーカや販売業者のクライアントがネットワークに接続して備えるメーカ側サーバにて更新されるメーカ側情報を、メーカ側サーバからネットワークを介して取り込んで更新するようにすることもできる。こうすれば、メーカでのデータ更新に連動して贈呈品サーバ側での贈呈品画像更新(削除更新・追加更新)が可能となるので、贈呈品提供・選定の幅がると共に、提供対象となる贈呈品の信頼性も高まる。
次に、本考案の構成・作用を一層明らかにするために、以下本考案の好適な実施例について説明する。図1は実施例に係るトランプカードセットの態様を説明する説明図、図2は実施例のトランプセットをブライダルギフトの提供に適用する際の態様を説明する説明図である。
図示するように、本実施例のカードセット10は、トランプカードのセットとして構成され、1〜13までのカード群を4群含み、各群のカードは、スペード、クローバ、ハート、ダイヤのトランプカードTKとされている。そして、カードのそれぞれは、そのカード表面に、カードを識別するため、上記のスペード、クローバ、ハート、ダイヤの内の一つの図柄(マーク符号)のいずれかに加え、エース(A、数字の1)、2〜10の数字、ジャンク(J、数字の11)、クイーン(Q、数字の12)、キング(K、数字の13)の数字或いはアルファベットいずれか(カード数字符号)を、備える。これら図柄と数字或いはアルファベットは、対となって、それぞれのカードを識別する。また、これら図柄と数字或いはアルファベットは、カード表面の中央領域を避けるよう、カードの端部側にそれぞれ印刷されている。なお、当然ではあるが、各カードとも、同寸とされている。
また、このカードセット10は、上記したトランプカードTKに加え、トランプのジョーカーとして用いられる2枚のジョーカーカードJKを含み、それぞれのジョーカーカードJKは、ジョーカーであること示す綴り(JOKER)を、カード表面の中央領域を避けるよう、カードの端部側に印刷されている。
54枚(13x4)のトランプカードTKと、1枚のジョーカーカードJKとは、カード表面の中央領域を、画像等の印刷領域PEとし、この印刷領域PEに、贈呈品としての提供が可能な商品の画像とその商品を特定する商品特定符号とを印刷して備える。この図1では、ジョーカーカードJKの一枚には、その印刷領域PEにコーヒーメーカの画像と、このコーヒーメーカを特定するための商品特定符号を含む文字列KIA0010−X001とが印刷されている。その他のカードについても同様である。贈呈品としての提供が可能な商品、およびこれを特定する商品特定符号については、後述する。
また、カードセット10は、もう一枚のジョーカーカードJKの印刷領域PEに、本実施例のカードセット10を用いて贈呈先(贈呈品の提供を受ける者)が贈呈品の提供を受けるために取る手順が記されている。つまり、カードセット10は、トランプ遊技の際にジョーカーとして取り扱われるジョーカーカードJKの一枚を上記の手順を記した手順カードとしている。
本実施例では、葉書による贈呈品提供の受付と、インターネットを介した商品提供の受付を想定していることから、上記の手順カードであるジョーカーカードJKには、その下段に、葉書による提供受付の模式的な流れ図と、インターネットを介した提供受付の模式的な流れ図が簡便にイラスト描画されている。また、上段には、葉書・インターネットでの提供受付が可能な点が、テキスト表示されており、中段には、葉書での提供受付の際の葉書記載事項がイラストと共にテキスト表示されている。よって、贈呈先は、この手順カードに記載の手順に従って必要事項を葉書に記入し、その葉書を投函することで、贈呈品の提供(発送)を受けることがきる。葉書記載事項としては、贈呈品の送り先住所・氏名、商品名、後述の商品特定符号であり、これら事項の記載要項もイラストやテキストで表示されている。
そして、2枚のジョーカーカードJKと54枚(13x4)のトランプカードTKとを含むカードセット10は、それぞれのカードのカード裏面に、共通した文字列を繰り返し書したものとしている。本実施例では、ブライダルギフトを想定していることから、結婚した男女の名前(○△□男&○△○子)を斜めに繰り返し書した。
結婚式での引き出物として贈呈品を提供する際、提供品の値段に差を持たせることがある。こうした場合には、値段に応じて提供できる商品(贈呈品)も相違する。よって、例えば、図2に示すように、贈呈品の値段ランクとして、¥2,500、¥3,000、¥3,500、¥4,000、¥5,000とし、それぞれの値段ランクのカードセット10に含まれる各カードには、そのカード表面の印刷領域PEに、値段ランクに対応する商品(贈呈品)の画像とその商品特定符号を印刷する。そして、値段ランクがカード裏面から判るように、カード裏面の印刷態様を、値段ランクごとに異なるものとする。こうすれば、カード裏面の印刷態様から、そのカードセット10の各カードに画像印刷された商品である贈呈品の値段ランクを、判別できる。
ここで、上記したカードセット10での贈呈品の提供の一態様を説明する。図3は提供を受ける商品である贈呈品の特定と贈呈品提供に不可欠な商品特定符号を説明する説明図、図4は贈呈品提供を葉書で受ける場合の様子を説明するための説明図である。
図3に示すように、カード表面に画像と共に印刷する文字列は、商品特定符号として機能する7桁の第1符号群1Fと、これに続く4桁の符号群2Fからなる。第1符号群1Fは、その最初の二桁を、商品を分類したときのジャンルを表すものとされ、例えば、衣服等のアパレル商品であれば符号APが付与され、包丁や鍋等の台所用品であれば符号KIが付与される。第1符号群1Fの三桁目は、贈呈品の値段ランクに対応した符号(例えば、¥2,500であれば符号A)とされ、残りの4桁は、三桁目の値段ランクに含まれる贈呈品を個別に特定するための商品固有記号(番号)であり、例えば0001からの連番である。よって、7桁の第1符号群1Fの符号・記号の列により、商品ジャンル毎、および値段ランクごとに、商品(贈呈品)を個別に特定できる。なお、第1符号群1Fを構成する符号・記号は、カードセット10を用いた贈呈品提供システム側で後述するようにして付与される。
符号群2Fは、贈呈品の提供を意図する贈呈主を特定するための贈呈主識別符号である。よって、この4桁の符号群2Fにより、贈呈主についても特定できる。この贈呈主識別符号の付与にあっても、カードセット10を用いた贈呈品提供システム側で行われ、これについても後述する。
こうした商品特定符号と贈呈主識別符号を並べた文字列は、既述したようにカードセット10を構成するそれぞれのトランプカードTKの印刷領域PEに商品画像と共に印刷されていることから、あるトランプカードTKに印刷されている商品特定符号をもってして、贈呈品としての提供を受ける商品を特定できると共に、贈呈主についても特定できる。贈呈主の特定が不要で有れば、第1符号群1Fの商品特定符号だけを商品画像と共に印刷するようにすればよい。
既述したジョーカーカードJKの一枚である手順カードには、上記した商品特定符号等を葉書の所定箇所に記載する要項が記載されているので、贈呈先はその手順に則って葉書に必要事項を書き込む。図4に示すように、葉書の裏面には、贈呈先にて記入を求める欄と、予め記入されている事項とがあり、この葉書は、カードセット10と情報秘匿のためのラベルシールRと共に図示しないカードケースに同封されている。よって、贈呈先は、手順カードを見ながらこの葉書に送り先住所・氏名、商品名、商品特定符号等を記入し、住所氏名欄をラベルシールRで覆って投函する。そうすると、後述の贈呈品提供システム側では、この葉書の記載事項に基づいて、商品(贈呈品)を贈呈先に送付する。その詳細については後述する。
次に、カードセット10の作成、贈呈品の提供、カードセット10を用いた贈答品提供、贈呈先への贈呈品発送等を行う贈呈品提供システムGSについて説明する。図5は本実施例の贈呈品提供システムGSの概念を表す説明図、図6はこの贈呈品提供システムの中枢をなす贈呈品サーバ100を機能ブロック図で表した説明図である。
本実施例の贈呈品提供システムGSは、上記した目的を果たすため、贈呈品サーバ100を、インターネットや公衆電話回線等のネットワークNWを介して、贈呈主のコンピュータCCNや贈呈先のコンピュータCCS、商品のメーカ・販売店等のメーカ側サーバMSと接続して備える。なお、贈呈品提供システムGSは、贈呈主や贈呈先と、郵便・宅配等の運送経路SN’up、SS’up、FAX回線SN’’up等を介しても結びつく。
贈呈品サーバ100は、贈呈主から贈呈に関与するデータの提供を受け、このデータに基づいた後述のデータ処理(カードセット作成、贈呈品提供受付等)を行い、贈呈先が選んだ贈呈品をその贈呈先に発送する。この場合、贈呈品サーバ100から各メーカ側サーバMSに商品発送の依頼を出し、各メーカ側サーバMSで、この依頼に基づいて贈呈品を贈呈先に配送するようにすることもできる。
図5に示すように、贈呈品サーバ100は、コンピュータを用いて構成され、論理演算を実行するための図示しないCPU、ROM、RAMの他、外部とのデータやりとりを行うI/O回路を備え、後述のプログラムとこれら機器とで、贈呈品データ記憶部110、贈呈品画像記憶部120、贈呈品選定部130、種別対応部135、カード準備・印刷部140、手順カード作成部150、メーカ情報受領部160、発送処理部170とデータ処理部180とを構成する。
贈呈品データ記憶部110は、贈呈品の値段を所定の金額範囲に区別した場合に当該値段が含まれる値段ランクと、各値段ランクに含まれる贈呈品を特定するための既述した商品特定符号(図3参照)とを対にしたランク別贈呈品データの記憶に関与する。贈呈品画像記憶部120は、各値段ランク毎の贈呈品画像の記憶に関与する。贈呈品選定部130は、贈呈主から贈呈品提供の依頼をFAXやインターネット、葉書等を介して受けると、贈呈主から示された贈呈品の値段ランクに含まれる贈呈品を、カードセット10に含まれるカードの枚数分だけ選定する処理に関与し、この際には、種別対応部135にて、カードセット10に含まれるトランプのカード種別と贈呈品が分類される分類種別とを対応付けを参照する。カード準備・印刷部140は、図1に示した印刷領域PEが未印刷のカードセット10を準備すると共に、選定済み贈呈品のそれぞれについての画像とランク別贈呈品データとを読み出し、その読み出した画像と商品特定符号を各カード(トランプカード)の印刷領域PEに印刷する処理に関与する。手順カード作成部150は、図1で説明した手順カード(本実施例ではジョーカーカードJKの一枚)の作成に関与し、メーカ情報受領部160は、商品のメーカサイドからのデータ受領に関与し、発送処理部170は、贈呈先が選定した贈呈品の発送に関与する。データ処理部180は、上記した処理の他、種々のデータ処理に関与する。
贈呈品サーバ100は、外部機器として、モニタ101とハードディスク等の外部メモリ102と、入出力機器としてのマウス103やキーボード104と、スキャナ105、プリンタ106、外部とのデータ送信のための入出力機器107を備える。そして、この贈呈品サーバ100は、上記した各機能ブロックにより、モニタ101に、処理の状況やデータ等を表示する。また、外部メモリ102との間のデータの読み書き、スキャナ105からのデータ入力、プリンタ106によるカード等の印刷を行う。
次に、贈呈品提供システムGSによる贈呈品提供処理の内容について説明する。図7は贈呈品提供システムGSでの贈呈品サーバ100が中心となって実行される贈呈主からの受任プロセスの流れを示す流れ図、図8は贈呈主による贈呈品提供の依頼の様子を説明する説明図、図9は贈呈主と贈呈品サーバ100との間の処理の関連を説明するための説明図である。
図7に示すように、贈呈品サーバ100は、まず、贈呈主からの贈呈品提供の依頼を待機する(ステップS100)。贈呈主は、図5に示すように、贈呈品提供の依頼を行うに当たって、郵便による運送経路SN’upでの依頼や、FAX回線SN’’upを使った依頼、或いはコンピュータCCNとネットワークNWを介した依頼が可能である。よって、贈呈主から贈呈品提供の依頼があると、その依頼が贈呈主のコンピュータCCNからのものであるかを判定する(ステップS102)。ここで、否定判定すると、その依頼は運送経路SN’upやFAX回線SN’’upを使った紙媒体を用いた依頼であるので、当該依頼をデータ化する(ステップS104)。
こうしたデータ化に際しては、図8に示す「贈呈品提供依頼シート」を用いる。つまり、贈呈主は、この依頼シートに、依頼主(贈呈主)の氏名、住所・連絡先等の依頼主情報と、カード裏面仕様の特定情報、贈呈品印刷仕様の特定情報、贈呈品の値段ランクごとの贈呈品提供数とを記入し、当該シートを贈呈品データ記憶部110の側に郵送或いはFAX送信する。
カード裏面仕様の特定情報は、カード裏面におけるオプションを決めるためのものであり、図1に示したように、カード裏面に贈呈主の特定に足りる文字や符号等(贈呈主特定符号)の印刷の要否(無し・有り)と、カード裏面の地模様の種別、カード裏面の値段ランク分けの要否(有り・無し)が含まれている。カード裏面印刷のオプションが「無し」とされれば、カード裏面は地模様だけのものとなり、オプション「有り」で有れば、図1や図2に示すように、カード裏面に文字等が印刷されることになる。カード裏面の地模様種別は、予め定めた複数種の色をアルファベットの文字に対応付け、アルファベット文字を選択することで地模様種別が定まる。カード裏面の値段ランク分けは、図2で示したように、贈呈品の値段ランクごとに異なるものとするかを定めるものであり、ランク分け「無し」で有れば、共通した色の地模様となる。
贈呈品印刷仕様の特定情報は、各値段ランクに含まれる贈呈品画像をカードの印刷領域PEに印刷する際の態様を決めるためのものであり、数字札・絵札別印刷、ランダム印刷、マーク種別印刷等が含まれる。数字札・絵札別印刷は、トランプの2〜10の数字札と、エース、ジャック、クイーン、キングおよびジョーカーの絵札とで、印刷する贈呈品画像をその贈呈品が分類される商品分類で区別して印刷する態様である。ランダム印刷は、数字札や絵札、或いはトランプのマークに応じて贈呈品画像を選択することなく、ランダムに印刷する態様である。マーク種別印刷は、ダイヤ、ハート、スペード、クローバのマーク種別と商品分類とを対応付け、その対応付けに従ってマーク種別に贈呈品画像を印刷する態様である。なお、贈呈品印刷態様が「無し」とされた場合は、予め定めた印刷態様(例えば、ランダム印刷)が定まるようになっている。
そして、贈呈品データ記憶部110は、受け取った依頼シートのスキャナ105での読み取り、或いはキーボード104での入力を経て、上記シートの各項目をデータ化する(ステップS104)。この場合、贈呈主が以前にこの贈呈品提供システムGSでの贈呈品依頼を行っていれば、その贈呈主には贈呈主識別IDデータ、パスワード(PW)が贈呈品データ記憶部110から付与されるので、これらもシートに記入する。
図8の依頼シートは、贈呈品の数と値段ランクに関して、2,500円の値段ランクの贈呈品を30個、3,000円の値段ランクを40個、3,500円の値段ランクを20個、4,000円の値段ランクを10個、5,000円の値段ランクを10個というように、この依頼者(贈呈主)が定めた各値段ランクと、それぞれの値段ランクごとの贈呈品提供数を表す。また、カード裏面に関して、贈呈主の特定に足りる文字や符号等の印刷を行い、カード裏面の地模様はBの模様(例えば、ワインレッド地)で、贈呈品値段ランクごとに地模様の態様を変えるもの、例えば、地模様の色の濃さを変えるものとなる。カード表面における贈呈品画像の印刷態様に関しては、トランプのマークに対応した贈呈品画像印刷であることを表している。この場合、贈呈品印刷仕様については、贈呈品サーバ100の側で選択したり、印刷仕様を固定したりすることもできる。
一方、ステップS102で肯定判定した場合は、図9に示すように、コンピュータCCNからネットワークNWを含むデータ経路SNupを経て、贈呈品提供依頼があったことになるので、贈呈品データ記憶部110は、図8に示した「贈呈品提供依頼シート」とのリンク情報を有するURL(Uniform Resouce Locator)を、データ経路SNdownを経て贈呈主のコンピュータCCNに送信する(ステップS110)。これにより、贈呈主は、自身のコンピュータCCNにてこの「贈呈品提供依頼シート」を表示させ、この画面上のシートに、上記したように、値段ランクと値段ランクごとの提供数等を入力して、贈呈品データ記憶部110に送信する(ステップS120)。このシートを受け取った贈呈品データ記憶部110は、シート受信と共に、依頼者(贈呈主)が定めた各値段ランクと、それぞれの値段ランクごとの贈呈品提供数等のデータを得る。
贈呈品データ記憶部110は、上記のように入手したデータに基づいて、贈呈品提供に必要なデータ処理を行う。図10は贈呈主からの贈呈品依頼に基づいて作成する贈呈先関連データの様子を示す説明図である。この図10に示す「贈呈品提供受任シート」に示すように、贈呈品データ記憶部110は、上記のようにして贈呈主からの依頼を受けると、その依頼を示す受任No.を、贈呈主についての氏名・住所等に関連付けて割り振ると共に、カード裏面のオプション状況、カード表面の印刷領域PEへの画像印刷態様を特定し、贈呈主から示された贈呈品の値段ランクごとに、各ランクごとの提供数に応じたデータ数のデータ対を作成し、これを記憶する(ステップS130)。
このデータ対は、贈呈主から示された贈呈品の値段ランクと、贈呈品の提供を受ける贈呈先を識別するためのデータ(識別IDデータ、パスワードデータ)とを対にした贈呈先関連データである。そして、このデータ対は、図8に示す贈呈主が定めた値段ランクごとの贈呈品提供数に応じて、それぞれの値段ランクごとに作成され、贈呈先関連データとして外部メモリ102などに記憶される。図10に示す贈呈先関連データは、贈呈先No.1〜30までの贈呈先は、図示する贈呈先識別ID・PWが個別に対応付けられ、2,5000円の値段ランクに含まれる贈呈品を受け取ることができることや、贈呈先No.31〜70までの贈呈先は、図示する贈呈先識別ID・PWが個別に対応付けられ、3,000円の値段ランクに含まれる贈呈品を受け取ることができることなどを示している。本実施例では、贈呈先識別IDの一部を、値段ランクに対応付けて区別しているので、贈呈先識別IDにて、贈呈品の値段ランクが判るようにされている。
上記した贈呈先識別ID・PWは、本実施例では葉書とインターネットによる贈呈品提供を受け付けることから必要とされ、葉書とインターネットの双方での提供受付を回避するために用いられる。よって、葉書のみによる受付しか想定しない場合には、贈呈先識別ID・PWを用いなくても良い。
贈呈品データ記憶部110は、今回の贈呈品受任が最初のものであるか否かを依頼シートにおける贈呈主識別ID、PWの有無、贈呈主氏名・住所等から判定する(ステップS140)。最初の受任であれば、その贈呈主に対して贈呈主識別IDとPWを発行して、これを記憶すると共に、贈呈主にも送付する(ステップS150)。これにより、贈呈主識別IDとPWの付与を受けた贈呈主は、次回以降の贈呈品提供依頼に際して、住所等の入力を省くことができる。
上記したステップS150までの一連の処理で、贈呈主からの贈呈品依頼についての処理が完了する。
ここで、贈呈品提供システムGSが行うカードセット10の作成プロセスに先立ち、この作成プロセスに関与するデータ処理について説明する。図11は贈呈品データ記憶部110が贈呈品としての商品についてその値段ランクと商品特定に足りる贈呈品特定符号(図3参照)とを対にしたランク別贈呈品データの様子を示す説明図、図12はこのランク別贈呈品データの更新プロセスの流れを示すフローチャート、図13は商品(贈呈品)のメーカ側にて用意するデータの様子を示す説明図である。
図11に示すように、贈呈品データ記憶部110は、2,500円、3,000円等の値段ランクごとに、当該ランクに含まれる商品についての贈呈品データを記憶する。この贈呈品データは、商品が属するジャンル(例えば、アパレル、生鮮品、日用品等)を表す商品ジャンル符号データ(AP、KI等:図3参照)と、その商品名と、当該商品のメーカ名を表すメーカデータと、各値段ランクに含まれる商品ごとに固有に割り振った商品固有記号と、その商品の画像を表示するイメージデータと、カード表面に画像印刷する際の態様を定めるための印刷態様データとを含んでいる。この印刷態様データは、カード表面の印刷領域PEへの画像印刷が既述した数字札・絵札別印刷とマーク種別印刷である場合に、その商品画像を数字札或いは絵札に対応付けたり、トランプマーク種別に対応付けるものである。それぞれの商品(商品画像データ)と数字札・絵札の対応、トランプマーク種別対応は、その商品の商品名に含まれるキーワードを元に、贈呈品サーバ100にて行うようにできるほか、贈呈品サーバ100のオペレータにて個別に対応付けるようにすることもできる。
上記したランク別贈呈品データは、例えば外部メモリ102に記憶され、図12の更新プロセスにより、都度、更新・記憶される。
図12の贈呈品データの更新プロセスは、所定のメンテナンスの時間(例えば、毎週月曜のam2時等)に実行される。この更新プロセスが実行されると、まず、贈呈品サーバ100は、本実施例の贈呈品提供システムGSで扱う贈呈品としての出品に協賛する製造メーカや販売メーカのメーカ側サーバMSに、ネットワークNWを経たデータ経路Mdown介して図5に示すようにアクセスする(ステップS200)。
協賛メーカ(製造メーカ、販売メーカ)は、そのメーカ側サーバMSにおいて、図13に示す商品データを本実施例の贈呈品提供システムGSへの出品協賛商品について作成し、これを贈呈品提供システムGSへの提供データとして用意する。図13の商品データは、協賛メーカが独自に用意するデータであるが、そのフォーマットについては、本実施例の贈呈品提供システムGSでの取り扱いを想定して所定のものとされている。例えば、協賛メーカは、出品協賛品の個々について、その価格と商品イメージデータと、商品補足データとを対応付けて記憶する。この場合、商品イメージデータについては、データフォーマットに加え、そのファイルサイズ(最大サイズ)についても規定されている。そして、協賛メーカは、この商品ごとのデータを都度更新し、その更新後の商品データを贈呈品サーバ100に提供できるよう、商品データを読み込み先のリンク情報(データロードURL)と対応付けて記憶する。
贈呈品サーバ100は、ステップS200にてアクセスした各協賛メーカのデータロードURLおいて、商品データを協賛メーカごとに読み込み(ステップS210)、その商品データで、図11で説明した贈呈品データ(値段ランク別商品データ)を更新しこれを記憶する(ステップS220)。こうした処理により、贈呈品サーバ100は、協賛メーカが贈呈品として提供できる商品のデータを常に最新のものとして記憶する。
贈呈品サーバ100がこうした贈呈品データの更新を行う際には、その価格について次のような処置を行う。一般に、贈呈品提供の際の値段ランクは、協賛メーカに対して支払う対価(価格)と対応するものの、ある程度の幅がある。例えば、3,000円の値段ランクであれば、一般市場価格が3,000円以上で3,500円未満の商品を贈呈品として提供できる。よって、贈呈品サーバ100は、贈呈品データ更新に際しては、協賛メーカの商品データに含まれる価格に基づき、その商品が分類される値段ランクを算出し、その値段ランクに基づいて、データ更新を行う。なお、値段ランクに含まれる商品の上限価格は、例えば、協賛メータとの取り決め等で適宜変更することができる。
次に、贈呈品提供システムGSが行うカードセット10の作成プロセスについて説明する。図14はカードセット10の作成プロセスの流れを示すフローチャート、図15はカードセット作成プロセスにおける贈呈品画像選定の一例を示す説明図である。
図示するように、このカードセット作成プロセスは、オペレータから贈呈品サーバ100に作成開始指示があると実行され、贈呈品サーバ100は、まず、図10に示す受任シート(贈呈先関連データ)をデータ解析する(ステップS200)。このデータ解析により、作成対象となるカードセットのセット数が贈呈品の値段ランクごとに判るほか、今回のプロセスで作成するカードセットの総セット数、カード裏面仕様(贈呈主特定のための符号等の要否、地模様、値段ランク別区分の要否)、カード表面への贈呈品印刷仕様、即ち、贈呈品対応印刷オプションの有無や、印刷オプション種別(数字札・絵札別印刷、ランダム印刷、マーク種別印刷)が判明する。
贈呈品サーバ100は、解析したデータに基づいてカード表面の印刷領域PE(図1参照)への贈呈品印刷に必要なセット数(総セット数)のカードセット10(半完成品)を準備する(ステップS210)。この半完成品のカードセット10は、データ解析から得られたカード裏面仕様に則った地模様・贈呈主特定符号を備えたものであり、カード表面は無地のままである。この場合、値段ランク別の区分が有りとされていれば、値段ランク毎のセット数分毎のカード裏面仕様とされたものが準備される。
こうしたカードセット準備は、贈呈品サーバ100が有するプリンタ106にてカード裏面に地模様や贈呈主特定符号を印刷しつつ、上記の半完成品カードセットを作成するようにできるほか、外部のカード作成装置を用いて半完成品カードセットを準備することもできる。後者の場合には、半完成品カードセットを、贈呈品サーバ100のプリンタ106にて後述のカード表面印刷が可能となるようにすればよい。
また、半完成品カードセットは、カードが一様ずつに切断済みである必要はなく、カード表面印刷後に切断することを前提に、複数枚のカード、例えば、3列3行のカードの集合としておくこともできる。
贈呈品サーバ100は、続いてそれぞれのカードのカード表面(詳しくは、印刷領域PE)への印刷対象となる贈呈品を選定する(ステップS220)。つまり、ステップS100で解析した値段ランクごとに、各値段ランクに含まれる贈呈品を、カードセット10に含まれるカードの枚数分だけ選定する。具体的に説明すると、今回のカードセット作成は、2,500円、3,000円、3,500円、4,000円、5,000円の値段ランクでカードセットを作成するわけだから、まず、2,500円の値段ランクに含まれる贈呈品を選定する。既述したように、本実施例では、13枚X4種類、合計52枚のトランプカードTKと、2枚のジョーカーカードJKを含むが、1枚のジョーカーカードJKは既述した手順カードとされる。よって、2,500円の値段ランクに含まれる贈呈品を53個選定する。そして、この53個の贈呈品選定を、印刷オプション種別に基づいて行う。
図10のデータでは、印刷オプション種別がマーク種別印刷であることから、贈呈品サーバ100は、図11に示したランク別贈呈品データを参照しつつ、ダイヤ、ハート、クローバ、スペードの各マークごとに、13品目の贈呈品を選定し、図15に示すように、各カード(トランプカード)ごとに、分類ジャンル符号と商品固有記号とを対としたデータ(カード対応データ)を作成する。この場合、各マークと対応付けられた贈呈品は、通常、13品目以上、図11のランク別贈呈品データに含まれていることから、前回のカードセット作成プロセスで選定されなかった贈呈品をマークごとに13品目選定(順次選定)したり、贈呈先から提供を受けた回数の順にマークごとに13品目選定(頻度選定)したりできる。この順次選定は、贈呈品選定の都度、選定済みのデータを付与し、そのデータ付与の状況に基づいて行えばよい。頻度選定は、贈呈先からの提供の受け付けるたびに提供実績データを作成し、その提供実績データに基づいて行えばよい。
この場合、各マークごとの数字札と絵札については、数字札・絵札別印刷のために付与されたデータ(数字札対応・絵札対応)を考慮して、選定することもできる。
そして、ジョーカーカードJKについては、上記の選定対象以外の贈呈品から選定する。この逆に、ジョーカーカードJKについては、特定の贈呈品(提供頻度が最高の贈呈品や特選品)を対応付けておき、他のカードについては、この特定贈呈品位外の贈呈品からマークごとに13品目選定する。
上記した贈呈品選定を、値段ランクごとに、52枚のトランプカードTKと1枚のジョーカーカードJKとについて、各値段ランクに含まれるランク別贈呈品データを参照して行う。
本実施例では、各値段ランクの贈呈品についてのカードセットを複数セット作成する、例えば、2,500円の贈呈品についてのカードセットを30セット作成するが、これらのカードセットで贈呈品選定の結果が同一となるようにすることもできるし、異なる選定結果となるようにすることもできる。後者の場合には、同一の値段ランクのカードセットごとにデータ(セット区分データ)を付与し、このセット区分データに対応付けて、図15に示すカード対応データを作成すればよい。
上記した贈呈品選定は、印刷オプション種別が数字札・絵札別印刷であれば、数字札(9x4=36枚)、絵札(4X4=16枚)のそれぞれの札のカードについて一品目ずつ行えばよい。この選定に際しても、既述した順次設定や頻度設定の手法を用いることができる。
印刷オプション種別がランダム印刷で有れば、例えば、図11のランク別贈呈品データの並びの順にカード枚数分だけ選定すればよく、このオプションにあっても、既述した順次設定や頻度設定の手法を用いることができる。
続いて、贈呈品サーバ100は、図15に示すカード対応データを参照しつつ、そのデータに含まれる商品ジャンル符号と商品固有記号に基づいて図11の商品イメージデータを読み込み、各カード(トランプカード)の表面に印刷を行う(ステップS230)。このカード表面印刷では、各トランプカードのカード符号(即ち、トランプマークと数字或いはエース、ジャック、クイーン、キングの文字)と、上記選定した贈呈品についての画像、並びに、選定贈呈品を特定するデータ(即ち、商品ジャンル符号と商品固有記号とを含む商品識別記号:図3参照)を印刷する。つまり、図1に示すように、カード符号はカードの端部側に、贈呈品画像は、印刷領域PEに贈呈品特定データ(商品特定符号)を組み込んで印刷される。本実施例では、贈呈品の商品名をも贈呈品特定データと併記するようにし、贈呈主の特定もカード表面印刷態様できるよう、贈呈品特定データには、贈呈主からの受任時に付与した受任No.を加えて印刷するようにした。
こうしたカード表面への印刷に際しては、図1に示すように、選定贈呈品画像とカード符号が干渉しないようにしたが、各トランプカードのカード符号を選定贈呈品画像に組み込んで印刷することもできる。この場合には、カード符号は、贈呈品画像において判読できるように印刷される。また、カード一枚ずつ印刷できるほか、複数枚のカードに一度に印刷できるよう、上記データを用いていわゆる組版を作成して、組版印刷を行うようにすることもできる。この組版印刷は、ステップS210にて、3列3行のカードの集合を半完成品カードセットとして準備した場合により有効であり、組版印刷の後に、カードごとに切断すればよい。
贈呈品サーバ100は、贈呈品画像を印刷した上記のトランプカードの他、もう一枚のジョーカーカードJKとして、既述した手順カードを作成する(ステップS240)。具体的には、提供品の提供を受けるための手順説明のためのテキストやイラストを、ジョーカーカードJKのカード符号と共にカード表面に印刷する。ここまでの処理により、トランプカードセットとして含ませるべき枚数のトランプカードTKとジョーカーカードJKを備えたカードセット10の各カードが出来上がる。
贈呈品サーバ100は、このカードセット10を贈呈品提供のための配布に備え、図4に示した葉書の準備と必要事項の葉書への印刷を行い(ステップS250)、贈呈品配布の体裁に仕上げる(ステップS260)。例えば、トランプカードケースに上記したカードセット10を詰め込むと共に、葉書を一緒にラッピング等する。葉書を二つ折りにしてトランプカードケースに入れるようにすることもできる。
こうして得られたカードセット10は、図2に示すように、それぞれの値段ランクごとに作成され、各値段ランクのカードセット数は、図8や図10で示したセット数となる。本実施例では、ブライダルギフトを想定していることから、作成された値段ランクごとのカードセット10は、披露宴会場に送付、或いは新郎新婦に渡され、披露宴参列者である贈呈先に配布される。
なお、カードの大きさについては特段の規定は不要であるが、市販のトランプカードと同寸とすることができるほか、贈呈品提供に用いるものとしての印象を強調するために、敢えて、市販トランプカードよりも大きくしたりすることができる。
上記したカードセット作成プロセスは、贈呈先に応じて値段ランクを分けることが有りえるブライダルギフトの場合について説明したが、カードセット10を用いた贈呈品提供は、商品販売促進での営業活動の一環である展覧会・内覧会の来場者(顧客)に対しても行うことがある。こうした内覧会等では、値段ランクを通常一種類とすることから、その値段ランクに含まれる贈呈品の選定と、その値段ランクのカードセット作成が行われることになる。
次に、上記のように作成されたカードセット10を受け取った贈呈先からの贈呈品提供の受付について説明する。図16は贈呈先からの贈呈品提供の申し出を受け付けてその贈呈先に贈呈品を提供する贈呈品提供プロセスの流れを示す流れ図、図17は贈呈先と贈呈品サーバ100と間の処理の関係を説明するための説明図である。
図16に示すように、贈呈品サーバ100は、まず、贈呈先からの贈呈品提供のためのアクセスを待機する(ステップS300)。贈呈先は、図5に示すように、贈呈品サーバ100に対して贈呈品提供の申込を行うに当たって、図4に示した葉書を用いた郵送経路SS’upでのアクセスやコンピュータCCSとネットワークNWを介したアクセスが可能である。よって、贈呈品サーバ100は、贈呈先から贈呈品提供のアクセスがあると、そのアクセスが贈呈先のコンピュータCCSからのものであるかを判定する(ステップS302)。
コンピュータCCSを持たない贈呈先や、葉書での申込を選択した贈呈先は、カードセット10に含まれた手順カード(ジョーカーカードJKの一枚)に記載された手順に従って、図4に示した葉書の裏面に、贈呈品送り先の住所・氏名、商品名、商品特定符号(図3参照)等を書き込み、この葉書を郵送する。これが、運送経路SS’upでのアクセス(提供申込)となり、こうして葉書にて申込を受けた贈呈品サーバ100は、葉書に記入された贈呈先識別ID・PWに基づいて、葉書申込以前にコンピュータCCSからの選定アクセスの有無を判定する(ステップS304)。ここでコンピュータCCSからの提供アクセス済みであると判定すると、贈呈品の二重発送を回避するため、贈呈品サーバ100は、コンピュータCCSからの提供アクセス済みであることを、電話や郵便、電子メール等の適宜な手段で贈呈先に連絡し(ステップS306)、本プロセスを終了する。なお、葉書には、図14のステップS250の処理により、予め贈呈先識別ID・PWが印刷されている(図4参照)。
贈呈先が葉書裏面に書き込む商品名、商品特定符号は、その贈呈先が配布を受けたカードセット10のカードに当該商品の画像と共に印刷されているので(図1参照)、贈呈先は、提供を欲する商品の画像が印刷されたカードに印刷された商品名、商品特定符号を書き写せばよい。
ステップS304でコンピュータCCSからの選定アクセスが無いと判定すれば、贈呈品サーバ100は、葉書に記載された商品を贈呈品として送付すべく、提供商品・送付先住所等をデータ化する(ステップS308)。その後、後述の発送依頼処理に進む。
一方、ステップS302でコンピュータCCSからの提供アクセスがあったと判定した場合は、贈呈品サーバ100は、贈呈先によるコンピュータCCSからの贈呈先識別ID・PWの入力を待機する(ステップS310)。つまり、図17に示すように、贈呈品サーバ100は、贈呈先のコンピュータCCSに、贈呈先識別ID・PWの入力待機画面とリンクしたURLを送信し、贈呈先は、この画面にて贈呈先識別ID・PWを入力して贈呈品サーバ100に送信する。この場合、贈呈先でのインターネットを介した贈呈品提供の手順についても、既述した手順カードに記載されている。具体的には、贈呈品の提供を受け付けるホームページのURLや、葉書に記載済みの贈呈先識別ID・PWを入力することなどが、手順カード(ジョーカーカードJKの一枚)にテキストやイラストで示されている。
贈呈品サーバ100は、送信を受けた贈呈先識別ID・PWの真偽を図10の受任データとの照合を経て判定し(ステップS312)、その組み合わせ不一致等の不都合があれば、贈呈先識別ID・PWの誤入力等の旨を贈呈先のコンピュータCCSに送信して(ステップS314)、本プロセスを終了する。なお、この場合、正しい贈呈先識別ID・PWの再入力を数回に亘って贈呈先に促すようにし、数回の再入力でも誤入力が解消しなければ本プロセスを終了するようにすることもできる。
贈呈先識別ID・PWが正しいと判定すると、贈呈品サーバ100は、コンピュータCCSから入力を受けた贈呈先識別ID・PWに基づいて、今回のコンピュータCCSからのアクセス以前に葉書による提供申込(提供アクセス)の有無を判定する(ステップS316)。ここで葉書による提供申込が済んでいると判定すると、贈呈品の二重発送を回避するため、贈呈品サーバ100は、葉書による提供アクセス済みであることを、贈呈先のコンピュータCCSに送信し(ステップS318)、本プロセスを終了する。なお、電子メールにて、葉書による提供アクセス済みであること伝達することもできる。
ステップS316で葉書での申込もないと判定した場合は、コンピュータCCSからの贈呈先の贈呈品提供を受け付けるべく、贈呈品サーバ100はステップS320以降の処理を行う。贈呈品サーバ100は、ステップS320において、贈呈先のコンピュータCCSに、商品特定符号の入力を促す画面とリンクしたURLを送信し、このコンピュータCCSに入力画面を表示させる。そうすると、贈呈先は、自身のコンピュータCCSにて図17に示すような入力画面を見ながら、提供を欲する提供品画像が印刷されたカードの商品特定符号を入力し、その結果を贈呈品サーバ100に送信する。
贈呈品サーバ100は、入力を受けた贈呈先識別ID・PWと図10の受任シート(贈呈先関連データ)との照合による贈呈品の値段ランク判別、入力を受けた商品特定符号と判別した値段ランクに対応する図11のランク別贈呈品データとの照合による贈呈品特定とを行い、その特定した商品画像を贈呈先のコンピュータCCSに表示させる(ステップS330)。図18は贈呈先が入力した品特定符号に対応する贈呈品の画像を贈呈先のコンピュータCCSに表示した一例を示す説明図である。
贈呈品サーバ100は、上記した贈呈品画像表示に続き、贈呈先による商品発注操作(ONボタンクリック)を待機し(ステップS340)、画面の再入力ボタンが操作されれば、ステップS320からの処理を繰り返す。つまり、贈呈先のコンピュータCCSとインターネットを介した贈呈品提供プロセスでは、贈呈品の繰り返し選定が可能となる。
商品発注があると、贈呈品サーバ100は、贈呈先のコンピュータCCSに、商品発送先の住所等のデータ入力を促す画面にリンクしたURLを送信し、贈呈先によるこれらデータ入力を待機する(ステップS350)。
次いで、贈呈品サーバ100は、入力を受けた贈呈品の送り先である贈呈先住所等と、ステップS340で贈呈先が発注した商品についてのデータとを含む発送データを、その商品の提供先であるメーカ側のメーカ側サーバMSにネットワークNWを経たデータ経路Mdownを介して送信し、メーカに対して商品発送を依頼する(ステップS360)。贈呈品サーバ100は、この発送依頼をもってして、本プロセスを終了する。
こうした発送データを受け取ったメーカ側サーバMSは、送信を受けた発送データに基づき、商品を贈呈先に直接送付し、送付完了時には、商品発送完了の旨を贈呈品サーバ100にネットワークNWを介して送信する。この際、メーカ側サーバMSは、発送した商品についての請求データを作成し、当該データを贈呈品サーバ100に送信して、振り込み用紙等の発送に変わる費用請求を行う。
なお、贈呈品サーバ100は、メーカ側サーバMSに対する贈呈品の贈呈先発送依頼に代え、贈呈品サーバ自体で、上記した発送先データに基づき贈呈品を贈呈先に発送するようにすることもできる。
上記説明した本実施例の贈呈品提供システムGSによれば、次の利点がある。
<1>本実施例の贈呈品サーバ100で作成したカードセット10は、トランプカードセットとして必要とされる総てのカード(ハート、ダイヤ、スペード、クローバごとの13枚のカードと2枚のジョーカーカード)を含み、カード裏面を各カードで共通とし、カード表面には、トランプカードを識別するための符号(マーク符号とカード数字符号)をカードごとに備える。その上で、カード表面の中央の印刷領域PEには、贈呈品としての商品と特定することができる商品画像と商品特定符号とを印刷している。つまり、カードセット10は、商品画像と商品特定符号とをカード表面に印刷して備えようとも、依然として各カードのカード表面にトランプカードを識別する上記符号を備えることから、既存のトランプカードセットと全く同様にして、使用し続けることができる。
<2>遊技規則に則った使用、具体的にはトランプ遊技の過程において、カード表面の商品の画像とその商品特定符号とから、その遊技者(贈呈先)は贈呈を所望する贈呈品(商品)を選択できるので、わざわざカードをめくりながら贈呈品の選択を行う必要がない。この結果、カードセット10によれば、贈呈品提供の用に供することのできる今までにない新規なカード媒体としてのトランプカードセットを提供できる。しかも、カードセット10によれば、今まで贈呈品の提供に全く用いられていなかったトランプカードセットを新たに贈呈品提供の用に用いるという斬新な贈呈品の提供手法をもたらすことができる。
<3>トランプとして特になじみの深いカードセットであるにもかかわらず、今まで贈呈品提供に際して使われるようなことの無かったトランプカードセットにて、贈呈品の提供が可能となるので、贈呈先には強い印象を与えることができる。
<4>トランプカードセットとしての呈をなすカードセット10において、ジョーカーカードJKの一枚を、葉書やインターネットを介して贈呈品提供を受けるための手順を記載した手順カードとした。よって、贈呈先がこの手順カードに記された手順に従うことで、贈呈先が遊技の過程等でカード表面の印刷画像を見て選択した贈呈品(商品)の提供を受けることができ、簡便である。しかも、手順カードをジョーカーカードJKとして利用できることから、手順カードだけとしての機能しか果たさないカードが不要となり、印刷の無駄やカードの無駄もなくなる。
<5>カードセット10の各カードのカード裏面には、贈呈主を特定可能な符号、文様、図形等(本実施例では、文字列)をカードに共通して印刷した。このため、贈呈主とその贈呈意図とを、カードセット10の配布の時のみならず、カードの使用の際にも、贈呈先に認知させることができる。このため、贈呈先はカード使用の度に、贈呈品の提供を誰から受けたのかを知ることができるので、贈呈品提供の趣旨にも適うことになる。
<6>本実施例の贈呈品サーバ100は、図11で説明したランク別贈呈品データに贈呈品特定符号やその贈呈品の画像を記憶し、カードセット10に含まれるカード枚数分の贈呈品選定、選定後の贈呈品についての画像並びに贈呈品特定符号のカード表面への印刷、手順カードの作成等を行う。よって、この贈呈品サーバ100によれば、既述したような新規で斬新な贈呈品提供に用いることができるカードセット10を容易に作成できると共に、得られたカードセット10を用いることで、既述したように新たな贈呈品提供の手法を提供できる。
<7>贈呈品サーバ100は、図2に示すように、異なる値段ランクの贈呈品提供用のカードセット10のそれぞれのカードを、そのカード裏面において、印刷態様を値段ランクごとに異なるものとした。よって、このカード裏面の印刷態様から、そのカードセット10の各カードに画像印刷された贈呈品の値段ランクを判別できるので、例えば、異なる値段ランクのカードセット10を贈呈先に配布してしまうような誤配布を回避できる。
<8>贈呈品サーバ100では、図11に示すように、それぞれの値段ランクごとに記憶する贈呈品についてのデータを、カードセット10に含まれるトランプカードTKとジョーカーカードJKの枚数以上について記憶する。よって、同一の値段ランクのカードセット10であっても、作成するカードセットごとに、各カードでの贈呈品画像が異なるようにすることもできることから、贈呈品提供の用に用いるカードセット10の多様化を図ることができる。
<9>贈呈品サーバ100は、葉書或いはインターネットを介して手順カード記載の手順に添った贈呈品提供の申し出があると、その申し出を受け付けて、メーカ側サーバMSへの商品発送依頼を行うようにした(図16:ステップS360)。このため、メーカ側のメーカ側サーバMSにて、贈呈先への商品発送(即ち、贈呈先が選定した贈呈品の発送)が完了するので、贈呈品サーバ100側では商品発送の手間が省けて簡便である。
そして、メーカ側サーバMSは、贈呈品サーバ100に対して、発送した贈呈品に対する費用請求を行うことができる。よって、贈呈品サーバ100を運用する贈呈品仲介者側では発送済み贈呈先についてだけの費用支払い処理を行えばよいので、売り掛け処理等の経理処理が軽減される。
<10>贈呈品サーバ100テムは、カードセット10に含まれるカードについての贈呈品選定に際して、トランプマーク種別や、数字札・絵札等の区別と、贈呈品の商品が属するジャンルとを対応付け、その対応に基づいて各カードに印刷する贈呈品画像を選択する。例えば、トランプのダイヤマークやハートマークのカードには、女性を対象とする商品分類に属する贈呈品の画像を印刷し、スペードマークやダイヤマークには、男性を対象とする商品分類に属する贈呈品の画像を印刷するという具合に、トランプカード種別に応じてカード表面に印刷する贈呈品画像を使い分けることができる。絵札と数字札によっても、贈呈品画像を使い分けることができる。このため、トランプカードと当該カード表面に印刷する贈呈品画像の組み合わせが多様となり、この点からも、贈呈品提供の用に用いるカードセット10の多様化を図ることができる。
<11>贈呈品サーバ100は、上記したマーク種別や数字札・絵札別の選定の他、贈呈品を、例えば図11に示したデータの並びの順に選定すると行った選定手法を取ることもできる。よって、贈呈品提供の用に用いるカードセット10の多様化が更に進む。
<12>贈呈品サーバ100は、ネットワークを介して接続された外部のクライアント(商品メーカのメーカ側サーバMS)が用意した贈呈品についての画像を更新して用いる。よって、カードセット10の各カードに印刷する贈呈品画像を常に最新のものとすることができるばかりか、こうした贈呈品画像を贈呈品サーバ100の側で作成する必要がなく、簡便である。しかも、メーカでのデータ更新に連動して贈呈品サーバ側での贈呈品画像更新(削除更新・追加更新)が可能であることから、カードセット10を介して提供できる贈呈品の幅が広がると共に、提供対象となる贈呈品の信頼性も高まる。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記の実施例では、ネットワークを介した贈呈品提供の受付並びに発送を想定したが、ネットワークを介さない独立したシステムとして構成することもできる。また、カードセット10の作成に関与する機能を、ネットワークから遮断した独立の構成とすることもできる。
実施例に係るトランプカードセットの態様を説明する説明図である。 実施例のトランプセットをブライダルギフトの提供に適用する際の態様を説明する説明図である。 提供を受ける商品である贈呈品の特定と贈呈品提供に不可欠な商品特定符号を説明する説明図である。 贈呈品提供を葉書で受ける場合の様子を説明するための説明図である。 本実施例の贈呈品提供システムGSの概念を表す説明図である。 この贈呈品提供システムの中枢をなす贈呈品サーバ100を機能ブロック図で表した説明図である。 贈呈品提供システムGSでの贈呈品サーバ100が中心となって実行される贈呈主からの受任プロセスの流れを示す流れ図である。 贈呈主による贈呈品提供の依頼の様子を説明する説明図である。 贈呈主と贈呈品サーバ100との間の処理の関連を説明するための説明図である。 贈呈主からの贈呈品依頼に基づいて作成する贈呈先関連データの様子を示す説明図である。 贈呈品データ記憶部110が贈呈品としての商品についてその値段ランクと商品特定に足りる贈呈品特定符号とを対にしたランク別贈呈品データの様子を示す説明図である。 このランク別贈呈品データの更新プロセスの流れを示すフローチャートである。 商品(贈呈品)のメーカ側にて用意するデータの様子を示す説明図である。 カードセット10の作成プロセスの流れを示すフローチャートである。 カードセット作成プロセスにおける贈呈品画像選定の一例を示す説明図である。 贈呈先からの贈呈品提供の申し出を受け付けてその贈呈先に贈呈品を提供する贈呈品提供プロセスの流れを示す流れ図である。 贈呈先と贈呈品サーバ100と間の処理の関係を説明するための説明図である。 贈呈先が入力した品特定符号に対応する贈呈品の画像を贈呈先のコンピュータCCSに表示した一例を示す説明図である。
符号の説明
10…カードセット
100…贈呈品サーバ
101…モニタ
102…外部メモリ
103…マウス
104…キーボード
105…スキャナ
106…プリンタ
107…入出力機器
110…贈呈品データ記憶部
120…贈呈品画像記憶部
130…贈呈品選定部
135…種別対応部
140…カード準備・印刷部
150…手順カード作成部
160…メーカ情報受領部
170…発送処理部
180…データ処理部
CCN…コンピュータ
CCS…コンピュータ
GS…贈呈品提供システム
MS…メーカ側サーバ
NW…ネットワーク
R…ラベルシール

Claims (4)

  1. トランプカードセットであって、
    トランプカードのそれぞれは、カード裏面を各カードで共通としつつカード表面にトランプカードを識別するトランプ符号を備えると共に、前記カード表面に、贈呈品としての提供が可能な商品の画像と該商品を特定する商品特定符号とを書してなる、
    トランプカードセット。
  2. 請求項1記載のトランプカードセットであって、
    更に、
    前記商品特定符号に対応する前記商品の提供を受けるための手順を記した手順カードを有する
    トランプカードセット。
  3. 請求項1または請求項2記載のトランプカードセットであって、
    前記手順カードは、ジョーカーカードとされている
    トランプカードセット。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれかに記載のトランプカードセットであって、
    前記トランプカードのそれぞれは、前記カード表面に書した贈呈品の提供を意図する贈呈主が選定した符号、文様、図形等の贈呈主選定図像、および/または前記贈呈主を特定可能な符号、文様、図形等の贈呈主特定情報を、前記カード裏面に共通して備える
    トランプカードセット。
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