JP3118534B2 - 脱酸素剤包装材料の製造方法 - Google Patents

脱酸素剤包装材料の製造方法

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JP3118534B2 JP02196942A JP19694290A JP3118534B2 JP 3118534 B2 JP3118534 B2 JP 3118534B2 JP 02196942 A JP02196942 A JP 02196942A JP 19694290 A JP19694290 A JP 19694290A JP 3118534 B2 JP3118534 B2 JP 3118534B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、包装時の生産性が高く、強度の高い脱酸素
材包装材の製造方法に関するものである。
<従来の技術> 従来、脱酸素剤収納袋として、紙あるいは紙と有孔ポ
リエチレンフィルムとの積層体よりなるものが用いられ
ている。しかしながら、このような紙をベースにした脱
酸素剤収納袋は、 多湿食品に用いた場合、多湿食品の表面からの染みが
脱酸素剤収納袋に移行し、脱酸素剤収納袋の外観を損う
ばかりでなく、脱酸素剤収納袋を通してその内部に染み
が液状となって移行し、脱酸素剤をペースト化し、その
機能を低下させる。
逆に食品より移行した水分によって生成した脱酸素剤
からの液状物が脱酸素剤収納袋表面に染み出し、その外
観を悪くすると共に、染みが食品に移行し、食品を汚染
する と言う問題点がある。
この問題を解決するために、近年樹脂を加工したとこ
ろの微細孔を有し、常圧で水を通さない微多孔膜単層シ
ート2枚の間に脱酸素剤を配し、周縁部を熱融着により
シールしたものが提案された。
しかしながら、この脱酸素剤収納袋は、ヒートバーも
しくはヒートロールを用いて周縁部を熱融着する際、微
多孔膜がヒートバー等に融着するため、インパルスシー
ラー等の特殊のシーラーを必要とし、高速シール・包装
が困難であり、生産性が低いこと、微多孔膜の強度が低
く、破損し易いこと等の問題点がある。
さらに、上記微多孔膜とその微多孔膜よりも軟化点が
低い有孔通気性シートとを熱融着により貼り合わせて形
成した積層シート2枚を微多孔膜を外側に、有孔透気性
シート面を内側にして互いに対向させたものの間に脱酸
素剤を配し、周縁部を熱融着によりシールしたものが提
案されている。
なお、この提案には前記積層シートの2枚のうちの1
枚を水を通さない他の包装用シートに置換え、両シート
間に脱酸素剤を配し、周縁部を熱融着によりシールした
ものも含まれる。
確かに、この積層シートよりなるものは、微多孔膜側
をヒートバー等に当て、微多孔膜の軟化点より低い温度
で有孔透気性シートを軟化させ、微多孔膜及び有孔透気
性シート同士を融着させることが出来るため、ヒートバ
ー等に微多孔膜が融着することなく、包装時の生産性の
向上・強度の増大等かなり改善されているが、なお、微
多孔膜の有孔通気性シートの孔に当る部分にピンホール
を生じ、シール性が破壊されることがある等の問題点が
残されている。
<発明が解決しようとする課題> 以上のようなことから、包装時の生産性が高く、且つ
強度の高い脱酸素材包装材製造方法が求められている。
本発明は、上記課題を解決した脱酸素材包装材製造方
法を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 図面を参考に説明する。上記目的を達成するために、
本発明に係る脱酸素材包装材製造方法は、 第1ボビン6aに取り付けた透気性シールロール5aから
連続的に繰出される紙等の帯状透気性シート1を予熱ロ
ーラ10に当てて予熱した後、水平に移行中の透気性シー
ト1の上面に接着剤パウダーを散布し、接着剤パウダー
を粒子の形状が残る程度に軟化・溶融させて、透気性シ
ート1に付着させること、 第2ボビン6bに取り付けた非透気性シールロール5bか
ら連続的に繰出される帯状非透気性シート2に長手方向
に等間隔平行に切れ目2aを入れること、及び 前記透気性シート1の接着剤パウダーを散布した面と
等間隔平行に切れ目2aを入れた前記非透気性シート2と
をそれぞれの下流側テンションローラー8a,8cによって
近接させ下向きに走行させてから重ね合わせ、加熱ロー
ラー11とその加熱ローラー11に当接する加圧ローラー12
との間に通し、接着剤パウダーを軟化溶融させ、その接
着剤パウダーを介して両シート1,2を接着させ、両シー
ト1,2及び接着剤層4よりなる積層シート3を形成する
こと、 よりなるものである。
<作用> 上記のように構成された脱酸素材包装材製造方法によ
って製造した積層シート3の2枚を、透気性シート1面
を外側に、非透気性シート2面を内側に対向させたもの
の間に脱酸素剤15を配し、ヒートバーもしくはヒートロ
ールに当て、何等の支障もなく、高速で周縁部を熱融着
し、シールすることが出来ると共に、得られた製品は、
透気性シート1・接着剤層4・非透気性シート2の切れ
目2aを通って酸素は内部に通過可能であるが、強度が高
く、ピンホール等生じて、外部より水分が侵入すること
はない。
<実施例> 実施例について図面を参考に説明すると、1は紙等の
透気性シート、2は非透気性シート、2aはその非透気性
シートに一方向に等間隔平行に入れた切れ目、3は積層
シートであって、透気性シート・非透気性シート及びそ
の間に介在する通気性を有する接着剤層4よりなる。
上記積層シート3を製造装置は次のように構成され
る。すなわち、5aは透気性シートロール、5bは非透気性
シートロール、6a,6bはそれぞれ透気性シートロール5a,
非透気性シートロール5bを取付ける第1ボビン、第2ボ
ビン、7a,7bはそれぞれ透気性シートロール5a、非透気
性シートロール5bを繰出す繰出しローラー、8aは透気性
シート用テンションローラー、8b,8cは非透気性シート
用テンションローラーで、下流側の両テンションローラ
ー8a,8cは両シート1,2を近接させ下向きに走行させるも
のである。9は非透気性シート2に一方向に等間隔平行
に切れ目2aを入れるカッターであって、複数の刃9a、そ
の刃9aを保持し、その移動を案内する水平保持棒9b、及
び刃9aを水平保持棒9bの所望位置に固定するボルト9cよ
りなる。10は透気性シート1を予熱する予熱ローラー
で、予熱ローラーで加熱され水平に移行中の透気性シー
ト1の上面に接着剤パウダーを散布し、接着剤パウダー
を軟化・溶融させて、透気性シート1に付着させる。1
1,12はそれぞれ鉄製の加熱ローラー及びその加熱ローラ
ー11に当接する耐熱ゴム製加圧ローラーであって、加熱
ローラー11側に非透気性シート2を、また加圧ローラー
12側に透気性シート1をそれぞれ当てて、透気性シート
1、非透気性シート2を重ね合わせ、透気性シート1に
付着している接着剤パウダー4aを更に加熱及び加圧し、
両シート1,2間に接着剤層4を形成し、積層シート3を
形成するものである。13は積層シート3を冷却する冷却
ローラー、14は積層シート3を巻取る巻取りローラーで
ある。
次に作用について説明する。ボビン6aに取付けた透気
性シートロール5aから繰出しローラー7aによって連続的
に紙等の帯状透気性シート1を繰出し、予熱ローラー10
に当てて予熱した後、その一面に接着剤パウダーを散布
し、接着剤パウダー4aを粒子の形状が残る程度に軟化・
溶融させて、透気性シート1に付着させる。
別にボビン6bに取付けた透気性シートロール5bから繰
出しローラー7bによって連続的に帯状の非透気性シート
2を繰出す。この非透気性シート2は、テンションロー
ラー8c,8dで長手方向に緊張させた状態にして、カッタ
ー9の刃9aを幅方向に並べて当て、移動方向に等間隔平
行な切れ目2aを入れる。なお、刃9aの間隔は水平保持棒
9bに沿って移動させ、任意に変更可能である。また、切
れ目2aの開きはテンションローラー8c,8dによる長手方
向の緊張度を大きくすればするほど大きくなる。
前記透気性シート1の接着剤パウダーを散布・軟化・
溶融・付着した面と等間隔平行に切れ目2aを入れた前記
非透気性シート2とを、加熱ローラー11側に非透気性シ
ート2を、また加圧ローラー12側に透気性シート1をそ
れぞれ当てて、重ね合わせ、加熱ローラー11とその加熱
ローラー11に当接する加圧ローラー12との間に通し、接
着剤パウダーを粒子の形状が残る程度に軟化溶融させ、
その接着剤パウダーを介して両シート1,2を接着させ、
両シート1,2及びその間に介在する接着剤層4よりなる
積層シート3を形成した後、冷却ローラー13で接着剤層
4を冷却固化し、巻取りローラー14に巻取る。
この積層シート3の2枚を透気性シート面を外側に、
非透気性シート面を内側に対向させたものの間に脱酸素
剤15を配し、図示されないヒートバーもしくはヒートロ
ールに当て、何等の支障もなく、高速で周縁部を熱融着
し、シールすることが出来ると共に、得られた製品は、
透気性シート1・接着剤層4・非透気性シート2の切れ
目2aを通って酸素を内部に通過可能であるが、強度が高
く、ピンホール等生じて、外部より水分が侵入すること
はない。
<発明の効果> 本発明は、以説明したように構成されているため、多
湿食品に用いた場合、多湿食品の表面からの染みが脱酸
素剤収納袋を通してその内部に染みが液状となって移行
し、脱酸素剤をペースト化し、その機能を低下させた
り、またペースト化した脱酸素剤が脱酸素剤収納袋表面
に染み出し、その外観を悪くしたり、染みが食品に移行
し、食品を汚染したりすることもなく、しかも上記の通
り包装時の生産性が高く、且つ強度が高くピンホール等
を生じない脱酸素材包装材を製造可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す機器構図、第2図はカッ
ター部分を示す正面図、第3図は本発明の脱酸素剤を収
納した状態を示す断面図である。 1……透気性シート 2……非透気性シート 2a……切れ目 3……積層シート 4……接着剤層 5a,5b……シートロール 6a,6b……ボビン 7a,7b……繰出しローラー 8a,8b,8c……テンションローラー 9……カッター 9a……刃 9b……水平保持棒 9c……ボルト 10……予熱ローラー 11……加熱ローラー 12……加圧ローラー 13……冷却ローラー 14……巻取りローラー 15……脱酸素剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 39/64 B65D 81/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ボビン(6a)に取り付けた透気性シー
    トロール(5a)から連続的に繰出される紙等の帯状透気
    性シート(1)を予熱ローラ(10)に当てて予熱した
    後、水平に移行中の透気性シート1の上面に接着剤パウ
    ダーを散布し、接着剤パウダーを粒子の形状が残る程度
    に軟化・溶融させて、透気性シート(1)に付着させる
    こと、 第2ボビン(6b)に取り付けた非透気性シートロール
    (5b)から連続的に繰出される帯状非透気性シート
    (2)に長手方向に等間隔平行に切れ目(2a)を入れる
    こと、及び 前記透気性シート(1)の接着剤パウダーを散布した面
    と等間隔平行に切れ目(2a)を入れた前記非透気性シー
    ト(2)とをそれぞれの下流側テンションローラー(8
    a,8c)によって近接させ下向きに走行させてから重ね合
    わせ、加熱ローラー(11)とその加熱ローラー(11)に
    当接する加圧ローラー(12)との間に通し、接着剤パウ
    ダーを軟化溶融させ、その接着剤パウダーを介して両シ
    ート(1,2)を接着させ、両シート(1,2)及び接着剤層
    (4)よりなる積層シート(3)を形成すること、 よりなる脱酸素材包装材製造方法。
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