JP3118445B2 - 穀槽における穀粒の排出装置 - Google Patents
穀槽における穀粒の排出装置Info
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- JP3118445B2 JP3118445B2 JP10100517A JP10051798A JP3118445B2 JP 3118445 B2 JP3118445 B2 JP 3118445B2 JP 10100517 A JP10100517 A JP 10100517A JP 10051798 A JP10051798 A JP 10051798A JP 3118445 B2 JP3118445 B2 JP 3118445B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒を張込む穀槽
を、竪型の円筒状または多角筒状に形成して、それの内
腔の底部に通気性の床板を棚設し、その床板より上方を
穀粒の収容部として穀粒を張り込み、その穀粒に対し床
板の下方の空間を通気路に形成してそこから乾燥風を吹
き込むようにした形態の穀粒乾燥機または穀粒貯留装置
の穀槽において、それの収容部に張り込んだ穀粒を、床
板の中心部位に装設した排出口に向けて浚い出すように
床板の上面に自転回動しながら公転回動する排出オーガ
ーを横架装設して構成する穀粒の排出手段についての改
良に関する。
を、竪型の円筒状または多角筒状に形成して、それの内
腔の底部に通気性の床板を棚設し、その床板より上方を
穀粒の収容部として穀粒を張り込み、その穀粒に対し床
板の下方の空間を通気路に形成してそこから乾燥風を吹
き込むようにした形態の穀粒乾燥機または穀粒貯留装置
の穀槽において、それの収容部に張り込んだ穀粒を、床
板の中心部位に装設した排出口に向けて浚い出すように
床板の上面に自転回動しながら公転回動する排出オーガ
ーを横架装設して構成する穀粒の排出手段についての改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の穀粒乾燥機または穀粒貯留
装置の穀槽における穀粒の排出手段は、それの穀槽1に
あっては、通常図1に示している如く、竪型の角筒状乃
至円筒状に形成して、これを、野外に敷設した基礎2の
上に設置し、それの内腔の底部に、網体または目抜板等
で通気性に形成した床板10を棚設して、その床板10
より上方を穀粒の収容部1aとして、そこに、乾燥また
は貯留すべき穀粒を、穀槽1の外部に装設する揚穀装置
3により張り込み、床板10の下方の空間を通気路1b
に形成して、穀粒の外部に装設しておく熱風生成装置を
組込んだ送風機4に接続し、その送風機4により通気路
1bを介して床板10上方の収容部1aに張り込んだ穀
粒に対し自然風または熱風を吹き上げて、乾燥処理また
は貯留処理を行なうようにする。
装置の穀槽における穀粒の排出手段は、それの穀槽1に
あっては、通常図1に示している如く、竪型の角筒状乃
至円筒状に形成して、これを、野外に敷設した基礎2の
上に設置し、それの内腔の底部に、網体または目抜板等
で通気性に形成した床板10を棚設して、その床板10
より上方を穀粒の収容部1aとして、そこに、乾燥また
は貯留すべき穀粒を、穀槽1の外部に装設する揚穀装置
3により張り込み、床板10の下方の空間を通気路1b
に形成して、穀粒の外部に装設しておく熱風生成装置を
組込んだ送風機4に接続し、その送風機4により通気路
1bを介して床板10上方の収容部1aに張り込んだ穀
粒に対し自然風または熱風を吹き上げて、乾燥処理また
は貯留処理を行なうようにする。
【0003】この穀槽1からの穀粒の排出は、床板10
の中央部位に開設しておく排出口11から、前述の通気
路1b内に装設しておく排出用のコンベア5に流し落
し、そのコンベア5で前述の揚穀装置3の揚穀塔30の
底部に送り込み、揚穀装置3の取出樋31から取出すよ
うにするが、収容部1aに張り込んだ穀粒は、図1にお
いて鎖線イに示しているように排出口11に向けて穀粒
に個有の安息角αに従い傾斜する状態となると、それ以
後は排出口11に向う穀粒の自然の流れが停止し、穀粒
は堆積した状態を保持し続けるようになるので、床板1
0の上面には、排出口11に臨む位置から穀槽1の周壁
12の内面に臨む位置との間に渡るように、横方向の排
出オーガー6を配設し、それのオーガー軸60の内端側
を、床板10の中心部に配位して竪の支持軸70をもっ
て回転する伝導機筐71に軸支するとともにその伝導機
筐71内の伝導機構に伝導して、その伝導機構を介し駆
動されることで、この排出オーガー6が自転回動するよ
うにする。そして、この排出オーガー6の外端側には、
床板10上面に周面が接する転輪aを設けておいて、排
出オーガー6が自転回動したときに(通常300rpm
)、この転輪aがオーガー軸60により駆動されて床
面上を転動することで、排出オーガー6を伝導機筐71
とともにその伝導機筐71中心に公転回動するようにし
て、堆積している穀粒に対する作用位置を穀槽1の周方
向に順次変位させるようにし、これにより、穀槽1内の
穀粒を床板10の中心部位の排出口11に向けて送り出
し、排出するようにする。
の中央部位に開設しておく排出口11から、前述の通気
路1b内に装設しておく排出用のコンベア5に流し落
し、そのコンベア5で前述の揚穀装置3の揚穀塔30の
底部に送り込み、揚穀装置3の取出樋31から取出すよ
うにするが、収容部1aに張り込んだ穀粒は、図1にお
いて鎖線イに示しているように排出口11に向けて穀粒
に個有の安息角αに従い傾斜する状態となると、それ以
後は排出口11に向う穀粒の自然の流れが停止し、穀粒
は堆積した状態を保持し続けるようになるので、床板1
0の上面には、排出口11に臨む位置から穀槽1の周壁
12の内面に臨む位置との間に渡るように、横方向の排
出オーガー6を配設し、それのオーガー軸60の内端側
を、床板10の中心部に配位して竪の支持軸70をもっ
て回転する伝導機筐71に軸支するとともにその伝導機
筐71内の伝導機構に伝導して、その伝導機構を介し駆
動されることで、この排出オーガー6が自転回動するよ
うにする。そして、この排出オーガー6の外端側には、
床板10上面に周面が接する転輪aを設けておいて、排
出オーガー6が自転回動したときに(通常300rpm
)、この転輪aがオーガー軸60により駆動されて床
面上を転動することで、排出オーガー6を伝導機筐71
とともにその伝導機筐71中心に公転回動するようにし
て、堆積している穀粒に対する作用位置を穀槽1の周方
向に順次変位させるようにし、これにより、穀槽1内の
穀粒を床板10の中心部位の排出口11に向けて送り出
し、排出するようにする。
【0004】また、この排出オーガー6の公転回動方向
における後面側には、スイーパー8が配設される。この
スイーパー8は、図2および図3に示している如く、排
出オーガー6の公転回動の方向における後方を囲うよう
に、排出オーガー6の軸方向視において、くの字形の断
面形状に形成したスイープ板80を配位して、それの伝
導機筐71側の端部に設けた組付板81を前記伝導機筐
71の外面に取付けて止着し、転輪a側の端部に設けた
組付板82を、ステー83を介して、排出オーガー6の
オーガー軸60に回転自在に遊嵌した軸支部材wに支架
し、このスイープ板80の下端縁に、床板10の上面に
摺擦するブラシ84を装設することで構成してあり、こ
れにより、スイープ板80により排出オーガー6の螺旋
の送穀翼61の作用範囲に穀粒を集めながら排出オーガ
ー6が通過した後の床板10の上面をブラシ84により
掃いていくようにしている。
における後面側には、スイーパー8が配設される。この
スイーパー8は、図2および図3に示している如く、排
出オーガー6の公転回動の方向における後方を囲うよう
に、排出オーガー6の軸方向視において、くの字形の断
面形状に形成したスイープ板80を配位して、それの伝
導機筐71側の端部に設けた組付板81を前記伝導機筐
71の外面に取付けて止着し、転輪a側の端部に設けた
組付板82を、ステー83を介して、排出オーガー6の
オーガー軸60に回転自在に遊嵌した軸支部材wに支架
し、このスイープ板80の下端縁に、床板10の上面に
摺擦するブラシ84を装設することで構成してあり、こ
れにより、スイープ板80により排出オーガー6の螺旋
の送穀翼61の作用範囲に穀粒を集めながら排出オーガ
ー6が通過した後の床板10の上面をブラシ84により
掃いていくようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の穀槽における穀
粒の排出手段は、排出オーガー6の後面側を囲うように
配設したスイーパー8が、排出オーガー6の公転回動を
阻害するようになる問題があり、特に、床板10の径の
増大に伴い排出オーガー6とともにスイーパー8が長大
なものとなる大型の穀槽1において甚しくなる。
粒の排出手段は、排出オーガー6の後面側を囲うように
配設したスイーパー8が、排出オーガー6の公転回動を
阻害するようになる問題があり、特に、床板10の径の
増大に伴い排出オーガー6とともにスイーパー8が長大
なものとなる大型の穀槽1において甚しくなる。
【0006】本発明は、従前手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、排出オ
ーガー6の公転回動方向における後面側に配設するスイ
ーパー8が、長大なものとなっても、それの自重により
下端縁のブラシ84を床板10上面に対して強く圧接し
ていくことのないようにする新たな手段を提供すること
を目的とする。
題を解消せしめるためになされたものであって、排出オ
ーガー6の公転回動方向における後面側に配設するスイ
ーパー8が、長大なものとなっても、それの自重により
下端縁のブラシ84を床板10上面に対して強く圧接し
ていくことのないようにする新たな手段を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、竪型の筒
状に形成した穀槽1の内腔の底部に寄る部位に、通気性
の床板10を棚設して、それの中心部位に排出口11を
開設し、その床板10上に、移送方向を横方向とした排
出オーガー6を、前記排出口11から穀槽1の周壁1c
に渡るように配位し、それのオーガー軸60の内端側
を、排出口11に臨む部位に竪の回転軸線をもって回動
するよう配設せる伝導機筐71に軸支するとともにその
伝導機筐71内の伝導機構に対しそれに伝えられる回転
動力により自転回動するよう伝導し、その排出オーガー
6の外端側には、床板10の上面に周面が接して転動す
る転輪aを、前記オーガー軸60またはそれと連結する
回転軸90と伝導して駆動されるよう軸支して、それの
駆動により公転回動するようにし、その排出オーガー6
の公転回動方向における後面側には、螺旋の送穀翼61
の作用範囲の後方を囲うスイープ板80とそれの下縁に
設けたブラシ84とからなるスイーパー8を配位し、そ
れの内端側の端部を前記伝導機筐71に止着し、それの
外端側の端部を、前記オーガー軸60またはそれと連結
する回転軸90に遊嵌する軸支部材wに支架せる穀槽の
穀粒排出装置において、このスイーパー8の転輪a側の
端部に、前記ブラシ84の後方位置において、そのスイ
ーパー8の転輪a側の端部が自重により前記軸支部材w
を介してオーガー軸60または回転軸90中心に回動す
るのを阻止するように支える支え輪bを、軸支せしめて
なる穀槽における穀粒の排出装置を提起するものであ
る。
は、上述の目的を達成するための手段として、竪型の筒
状に形成した穀槽1の内腔の底部に寄る部位に、通気性
の床板10を棚設して、それの中心部位に排出口11を
開設し、その床板10上に、移送方向を横方向とした排
出オーガー6を、前記排出口11から穀槽1の周壁1c
に渡るように配位し、それのオーガー軸60の内端側
を、排出口11に臨む部位に竪の回転軸線をもって回動
するよう配設せる伝導機筐71に軸支するとともにその
伝導機筐71内の伝導機構に対しそれに伝えられる回転
動力により自転回動するよう伝導し、その排出オーガー
6の外端側には、床板10の上面に周面が接して転動す
る転輪aを、前記オーガー軸60またはそれと連結する
回転軸90と伝導して駆動されるよう軸支して、それの
駆動により公転回動するようにし、その排出オーガー6
の公転回動方向における後面側には、螺旋の送穀翼61
の作用範囲の後方を囲うスイープ板80とそれの下縁に
設けたブラシ84とからなるスイーパー8を配位し、そ
れの内端側の端部を前記伝導機筐71に止着し、それの
外端側の端部を、前記オーガー軸60またはそれと連結
する回転軸90に遊嵌する軸支部材wに支架せる穀槽の
穀粒排出装置において、このスイーパー8の転輪a側の
端部に、前記ブラシ84の後方位置において、そのスイ
ーパー8の転輪a側の端部が自重により前記軸支部材w
を介してオーガー軸60または回転軸90中心に回動す
るのを阻止するように支える支え輪bを、軸支せしめて
なる穀槽における穀粒の排出装置を提起するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による穀槽における穀粒の
排出手段は、竪型の筒状に形成した穀槽1内に棚設した
床板10の上面に、その床板10の中心部位に開設した
排出口11と穀槽1の周壁12の内面との間に渡るよう
に、移送方向を横方向とした排出オーガー6を横設し
て、それのオーガー軸60の内端側を、前記排出口11
に臨む部位に竪の回転軸線をもって回動するよう配設し
た伝導機筐71に軸支するとともにその伝導機筐71内
に収蔵せる伝導機構に対しそれに伝えられる回転動力に
より自転回動するよう伝導すること、そして、オーガー
軸60の外端側には、それと伝導して床板10の上面を
転動するよう駆動回転する転輪aを軸架して、その転輪
aの回転により排出オーガー6が伝導機筐71を中心に
公転回動するようにすること、そしてまた、排出オーガ
ー6の公転回動の方向の後面側には、その排出オーガー
6の螺旋の送穀翼61の作用範囲の後方を囲うスイープ
板80とそれの下縁に設けたブラシ84とからなるスイ
ーパー8を配位して、それの内端側を前記伝導機筐71
に支架し、外端側をオーガー軸の外端部に遊嵌軸支する
軸支部材wに支架することについては、従前手段のもの
と変わりなく構成してよい。
排出手段は、竪型の筒状に形成した穀槽1内に棚設した
床板10の上面に、その床板10の中心部位に開設した
排出口11と穀槽1の周壁12の内面との間に渡るよう
に、移送方向を横方向とした排出オーガー6を横設し
て、それのオーガー軸60の内端側を、前記排出口11
に臨む部位に竪の回転軸線をもって回動するよう配設し
た伝導機筐71に軸支するとともにその伝導機筐71内
に収蔵せる伝導機構に対しそれに伝えられる回転動力に
より自転回動するよう伝導すること、そして、オーガー
軸60の外端側には、それと伝導して床板10の上面を
転動するよう駆動回転する転輪aを軸架して、その転輪
aの回転により排出オーガー6が伝導機筐71を中心に
公転回動するようにすること、そしてまた、排出オーガ
ー6の公転回動の方向の後面側には、その排出オーガー
6の螺旋の送穀翼61の作用範囲の後方を囲うスイープ
板80とそれの下縁に設けたブラシ84とからなるスイ
ーパー8を配位して、それの内端側を前記伝導機筐71
に支架し、外端側をオーガー軸の外端部に遊嵌軸支する
軸支部材wに支架することについては、従前手段のもの
と変わりなく構成してよい。
【0009】しかし、排出オーガー6の後面側に配設す
るスイーパー8には、それの転輪a側の端部に、ブラシ
84より後方において、該スイーパー8の転輪a側の端
部が自重により前記軸支部材wを介してオーガー軸60
中心に回動するようになるのを支える支え輪bを設け
て、これにより、スイーパー8の転輪a側の端部を、床
板10の上面から所定の高さ位置に浮かせ、スイーパー
8の自重でブラシ84が床板10の上面に強く当接して
いくのを抑えて排出オーガー6の公転回動が円滑に行な
われるようにする。
るスイーパー8には、それの転輪a側の端部に、ブラシ
84より後方において、該スイーパー8の転輪a側の端
部が自重により前記軸支部材wを介してオーガー軸60
中心に回動するようになるのを支える支え輪bを設け
て、これにより、スイーパー8の転輪a側の端部を、床
板10の上面から所定の高さ位置に浮かせ、スイーパー
8の自重でブラシ84が床板10の上面に強く当接して
いくのを抑えて排出オーガー6の公転回動が円滑に行な
われるようにする。
【0010】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0011】図4は本発明手段を実施せる穀粒貯留装置
の縦断面図で、同図において、2はコンクリートにより
敷設した基礎、1はその上面に構築した竪型の筒状の穀
槽、10はその穀槽1の内部の下部に棚設した通気性の
床板、1aはその床板10の上方に形成した穀粒の収容
部、3はその収容部1aに穀粒を張り込む揚穀装置、1
bはその床板10の下面側に形成した通気路、4はその
通気路1bに乾燥風を送給する熱風生成装置付きの送風
機、11は前記床板10の中心部位に開設した排出口、
71はその排出口11の上方に配位して竪の軸心線をも
って回動するよう穀槽1の機枠に装架した伝導機筐、6
はその伝導機筐71にオーガー軸60の内端側を軸支し
て床板10の上面に横架せる排出オーガー、aはその排
出オーガー6のオーガー軸60の外端側に組付けた転
輪、8は排出オーガー6の公転回動の方向における後面
側に設けたスイーパー、bはスイーパー8の転輪a側の
端部に設けた支え輪を示す。
の縦断面図で、同図において、2はコンクリートにより
敷設した基礎、1はその上面に構築した竪型の筒状の穀
槽、10はその穀槽1の内部の下部に棚設した通気性の
床板、1aはその床板10の上方に形成した穀粒の収容
部、3はその収容部1aに穀粒を張り込む揚穀装置、1
bはその床板10の下面側に形成した通気路、4はその
通気路1bに乾燥風を送給する熱風生成装置付きの送風
機、11は前記床板10の中心部位に開設した排出口、
71はその排出口11の上方に配位して竪の軸心線をも
って回動するよう穀槽1の機枠に装架した伝導機筐、6
はその伝導機筐71にオーガー軸60の内端側を軸支し
て床板10の上面に横架せる排出オーガー、aはその排
出オーガー6のオーガー軸60の外端側に組付けた転
輪、8は排出オーガー6の公転回動の方向における後面
側に設けたスイーパー、bはスイーパー8の転輪a側の
端部に設けた支え輪を示す。
【0012】床板10の中心部位に開設せる排出口11
の上方に配位して穀槽1の機枠に装架せる伝導機筐71
は、排出口11の下方に配位して穀槽1に対し固定装架
せる下部伝導機筐72の上面に直立するよう装設せる支
持軸70の上端側に、その支持軸70中心に回転自在に
支架され、内部には、前記下部伝導機筐72内の伝導機
構と前述の支持軸70内の伝導軸を介して伝導する伝導
機構が収蔵されている従来公知のものである。
の上方に配位して穀槽1の機枠に装架せる伝導機筐71
は、排出口11の下方に配位して穀槽1に対し固定装架
せる下部伝導機筐72の上面に直立するよう装設せる支
持軸70の上端側に、その支持軸70中心に回転自在に
支架され、内部には、前記下部伝導機筐72内の伝導機
構と前述の支持軸70内の伝導軸を介して伝導する伝導
機構が収蔵されている従来公知のものである。
【0013】排出オーガー6は、オーガー軸60の周面
に螺旋の送穀翼61を装着した通常のもので、それのオ
ーガー軸60の内端側は、前述の伝導機筐71内の伝導
機構に伝導してあって、その伝導機構に伝えられる回転
動力により自転回動して周面に設けた螺旋の送穀翼61
により送穀作用を行なう。
に螺旋の送穀翼61を装着した通常のもので、それのオ
ーガー軸60の内端側は、前述の伝導機筐71内の伝導
機構に伝導してあって、その伝導機構に伝えられる回転
動力により自転回動して周面に設けた螺旋の送穀翼61
により送穀作用を行なう。
【0014】転輪aは、この排出オーガー6のオーガー
軸60の外端側に直結的に組付けてあって、そのオーガ
ー軸60の自転回動により駆動されて床板10の上面を
転動して該排出オーガー6を伝導機筐71中心に公転回
動させる。
軸60の外端側に直結的に組付けてあって、そのオーガ
ー軸60の自転回動により駆動されて床板10の上面を
転動して該排出オーガー6を伝導機筐71中心に公転回
動させる。
【0015】スイーパー8は、排出オーガー6の公転回
動方向における後面側に、オーガー軸60の周面に巻付
けた螺旋の送穀翼61の作用範囲の後方を囲うようオー
ガー軸60の軸方向視ににおいて断面くの字形に形成し
て配設するスイープ板80と、それの下縁に装着するブ
ラシ84とよりなり、それのスイープ板80の伝導機筐
71側の端部に装設せる組付板81を、前記伝導機筐7
1の外面に組付け止着し、転輪a側の端部に設けた組付
板82を、オーガー軸60の外端部に回動自在に遊嵌軸
支せる軸支部材wに、ステー83…を介して支架するこ
とで、排出オーガー6の後面側に装設してある。
動方向における後面側に、オーガー軸60の周面に巻付
けた螺旋の送穀翼61の作用範囲の後方を囲うようオー
ガー軸60の軸方向視ににおいて断面くの字形に形成し
て配設するスイープ板80と、それの下縁に装着するブ
ラシ84とよりなり、それのスイープ板80の伝導機筐
71側の端部に装設せる組付板81を、前記伝導機筐7
1の外面に組付け止着し、転輪a側の端部に設けた組付
板82を、オーガー軸60の外端部に回動自在に遊嵌軸
支せる軸支部材wに、ステー83…を介して支架するこ
とで、排出オーガー6の後面側に装設してある。
【0016】支え輪bは、上記スイーパー8の転輪a側
の端部に設けた組付板82に、図6にあるよう、オーガ
ー軸60の軸方向視において、スイープ板80の下縁に
設けたブラシ84より上方位置からそのブラシ84の後
方下方に向けて突出する支え板85を設けて、それの突
出端部に、図7にあるよう軸孔86を開設し、そこに嵌
装する支軸87に該支え輪bを軸支することで、スイー
パー8の転輪a側の端部に支架してあって、これによ
り、スイーパー8の転輪a側の端部が、それの自重でオ
ーガー軸60中心に図6において時計回わりに回動する
ようになるのを、この支え輪bによって阻止し、スイー
パー8の下縁のブラシ84を所定高さ位置に支えるよう
にしている。
の端部に設けた組付板82に、図6にあるよう、オーガ
ー軸60の軸方向視において、スイープ板80の下縁に
設けたブラシ84より上方位置からそのブラシ84の後
方下方に向けて突出する支え板85を設けて、それの突
出端部に、図7にあるよう軸孔86を開設し、そこに嵌
装する支軸87に該支え輪bを軸支することで、スイー
パー8の転輪a側の端部に支架してあって、これによ
り、スイーパー8の転輪a側の端部が、それの自重でオ
ーガー軸60中心に図6において時計回わりに回動する
ようになるのを、この支え輪bによって阻止し、スイー
パー8の下縁のブラシ84を所定高さ位置に支えるよう
にしている。
【0017】次に、図9乃至図12は別の実施例を示
す。この例は、排出オーガー6の外端側に設ける転輪a
が、それの内部に減速機構96を収蔵していて床板10
に当接して転動する実質的な転輪となる外周のタイヤ部
が、オーガー軸60に対してこの減速機構96に設定し
た減速比をもって減速されて駆動される形態のものとし
たものに実施した例である。
す。この例は、排出オーガー6の外端側に設ける転輪a
が、それの内部に減速機構96を収蔵していて床板10
に当接して転動する実質的な転輪となる外周のタイヤ部
が、オーガー軸60に対してこの減速機構96に設定し
た減速比をもって減速されて駆動される形態のものとし
たものに実施した例である。
【0018】この例における転輪aは、図11に示して
いるように、オーガー軸60の外端部と連結する転輪a
の回転軸90に対して中心から偏芯した部位において軸
受91を介して回転自在に嵌合する円盤状に形成した軸
支部材wと、その円盤状の軸支部材wの外周側に軸受9
2を介して回転自在に嵌合するリング状の外周側ケーシ
ング93と、その外周側ケーシング93に一体的に組付
けて前述の円盤状の軸支部材wと対向さす円板状の外側
ケーシング94とで、内部を密閉された空室95とした
円盤状の中空体9を形成し、それの前記空室95内に、
大径の内歯歯車G1とそれに内接する小径の歯車G2と
からなる減速機構96を収蔵し、その大径の内歯歯車G
1を外側ケーシング94に一体的に組付け、小径の歯車
G2を前述の回転軸90の内端部に一体的に嵌着し、リ
ング状の外周側ケーシング93の外周面に硬質ウレタン
のタイヤ97を貼着することで構成してある。
いるように、オーガー軸60の外端部と連結する転輪a
の回転軸90に対して中心から偏芯した部位において軸
受91を介して回転自在に嵌合する円盤状に形成した軸
支部材wと、その円盤状の軸支部材wの外周側に軸受9
2を介して回転自在に嵌合するリング状の外周側ケーシ
ング93と、その外周側ケーシング93に一体的に組付
けて前述の円盤状の軸支部材wと対向さす円板状の外側
ケーシング94とで、内部を密閉された空室95とした
円盤状の中空体9を形成し、それの前記空室95内に、
大径の内歯歯車G1とそれに内接する小径の歯車G2と
からなる減速機構96を収蔵し、その大径の内歯歯車G
1を外側ケーシング94に一体的に組付け、小径の歯車
G2を前述の回転軸90の内端部に一体的に嵌着し、リ
ング状の外周側ケーシング93の外周面に硬質ウレタン
のタイヤ97を貼着することで構成してある。
【0019】この転輪aの回転軸90のオーガー軸60
に対する連結は、円盤状の軸支部材wに軸受91を介し
て嵌合連結している回転軸90の外端側を、オーガー軸
60の外端側に嵌合し、それらにセットボルト98…を
串通して締着することで行なつている。
に対する連結は、円盤状の軸支部材wに軸受91を介し
て嵌合連結している回転軸90の外端側を、オーガー軸
60の外端側に嵌合し、それらにセットボルト98…を
串通して締着することで行なつている。
【0020】前記スイーパー8の、この転輪a側の端部
における支架は、スイープ板80の転輪a側の端部に設
けた組付板82を、前述の回転軸90に軸受91を介し
て遊嵌する円盤状の軸支部材wの外面に、組付ボルト8
8…により組付け止着することで行なわれている。
における支架は、スイープ板80の転輪a側の端部に設
けた組付板82を、前述の回転軸90に軸受91を介し
て遊嵌する円盤状の軸支部材wの外面に、組付ボルト8
8…により組付け止着することで行なわれている。
【0021】そして、このスイーパー8の自重により、
軸支部材wが回転軸90中心に下降回動するようになる
のを支えるための支え輪bは、前述の軸支部材wに止着
した組付板82に、オーガー軸60の軸方向視におい
て、スイーパー8のブラシ84よりも上方位置から排出
オーガー6の公転回動の方向の後方下方に突出する支え
板85を設けて、その支え板85に支軸87を介して該
支え輪bを軸支するようにしている。
軸支部材wが回転軸90中心に下降回動するようになる
のを支えるための支え輪bは、前述の軸支部材wに止着
した組付板82に、オーガー軸60の軸方向視におい
て、スイーパー8のブラシ84よりも上方位置から排出
オーガー6の公転回動の方向の後方下方に突出する支え
板85を設けて、その支え板85に支軸87を介して該
支え輪bを軸支するようにしている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による穀槽
における穀粒の排出手段は、排出オーガー6の公転回動
方向の後面側に装架せるスイーパー8の転輪a側の端部
が、スイーパー8の自重により、そのスイーパー8の転
輪a側の端部を支架した軸支部材wを介して、オーガー
軸60またはそれと連結する回転軸90中心にスイーパ
ー8を下降させる側に回動していくのを、スイーパー8
の転輪a側の端部に支え輪bを設けて所定位置で阻止し
て支えるようにしているのだから、穀槽1の大型化に伴
い、スイーパー8が長大に形成されるようになっても、
それの下縁のブラシ84を所定の高さ位置に支持せしめ
て、そのブラシ84がスイーパー8の自重で床板10の
上面に強く摺接して排出オーガー6の公転回動を阻げる
ようになることがないようにする。
における穀粒の排出手段は、排出オーガー6の公転回動
方向の後面側に装架せるスイーパー8の転輪a側の端部
が、スイーパー8の自重により、そのスイーパー8の転
輪a側の端部を支架した軸支部材wを介して、オーガー
軸60またはそれと連結する回転軸90中心にスイーパ
ー8を下降させる側に回動していくのを、スイーパー8
の転輪a側の端部に支え輪bを設けて所定位置で阻止し
て支えるようにしているのだから、穀槽1の大型化に伴
い、スイーパー8が長大に形成されるようになっても、
それの下縁のブラシ84を所定の高さ位置に支持せしめ
て、そのブラシ84がスイーパー8の自重で床板10の
上面に強く摺接して排出オーガー6の公転回動を阻げる
ようになることがないようにする。
【図1】従前の穀粒の排出手段を装備せる穀槽の縦断面
図である。
図である。
【図2】同上の排出手段の斜視図である。
【図3】同上排出手段の縦断側面図である。
【図4】本発明による排出手段を装備せる穀槽の縦断面
図である。
図である。
【図5】同上の穀粒の排出手段の斜視図である。
【図6】同上の排出手段の要部の縦断側面図である。
【図7】同上排出手段の要部の組付途上における斜視図
である。
である。
【図8】同上要部の正面図である。
【図9】同上排出手段の別の実施例の要部の正面図であ
る。
る。
【図10】同上要部の縦断側面図である。
【図11】同上要部の一部破断した正面図である。
【図12】同上要部の一部破断した側面図である。
a…転輪、b…空室、w…軸支部材、α…安息角、G1
・G2…歯車、1…穀槽、1a…収容部、1b…通気
路、1c…周壁、10…床板、11…排出口、12…周
壁、2…基礎、3…揚穀装置、30…揚穀塔、31…取
出樋、4…送風機、5…コンベア、6…排出オーガー、
60…オーガー軸、61…螺旋翼、70…支持軸、71
・72…伝導機筐、8…スイーパー、80…スイープ
板、81・82…組付板、83…ステー、84…ブラ
シ、85…支え板、86…軸孔、87…支軸、88…組
付ボルト、9…中空体、90…回転軸、91・92…軸
受、93・94…ケーシング、95…空室、96…減速
機構、97…タイヤ部、98…セットボルト。
・G2…歯車、1…穀槽、1a…収容部、1b…通気
路、1c…周壁、10…床板、11…排出口、12…周
壁、2…基礎、3…揚穀装置、30…揚穀塔、31…取
出樋、4…送風機、5…コンベア、6…排出オーガー、
60…オーガー軸、61…螺旋翼、70…支持軸、71
・72…伝導機筐、8…スイーパー、80…スイープ
板、81・82…組付板、83…ステー、84…ブラ
シ、85…支え板、86…軸孔、87…支軸、88…組
付ボルト、9…中空体、90…回転軸、91・92…軸
受、93・94…ケーシング、95…空室、96…減速
機構、97…タイヤ部、98…セットボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−45254(JP,A) 実開 平4−125252(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/30 - 65/48 A01F 25/00
Claims (1)
- 【請求項1】 竪型の筒状に形成した穀槽1の内腔の底
部に寄る部位に、通気性の床板10を棚設して、それの
中心部位に排出口11を開設し、その床板10上に、移
送方向を横方向とした排出オーガー6を、前記排出口1
1から穀槽1の周壁1cに渡るように配位し、それのオ
ーガー軸60の内端側を、排出口11に臨む部位に竪の
回転軸線をもって回動するよう配設せる伝導機筐71に
軸支するとともにその伝導機筐71内の伝導機構に対し
それに伝えられる回転動力により自転回動するよう伝導
し、その排出オーガー6の外端側には、床板10の上面
に周面が接して転動する転輪aを、前記オーガー軸60
またはそれと連結する回転軸90と伝導して駆動される
よう軸支して、それの駆動により公転回動するように
し、その排出オーガー6の公転回動方向における後面側
には、螺旋の送穀翼61の作用範囲の後方を囲うスイー
プ板80とそれの下縁に設けたブラシ84とからなるス
イーパー8を配位し、それの内端側の端部を前記伝導機
筐71に止着し、それの外端側の端部を、前記オーガー
軸60またはそれと連結する回転軸90に遊嵌する軸支
部材wに支架せる穀槽の穀粒排出装置において、このス
イーパー8の転輪a側の端部に、前記ブラシ84の後方
位置において、そのスイーパー8の転輪a側の端部が自
重により前記軸支部材wを介してオーガー軸60または
回転軸90中心に回動するのを阻止するように支える支
え輪bを、軸支せしめてなる穀槽における穀粒の排出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10100517A JP3118445B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 穀槽における穀粒の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10100517A JP3118445B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 穀槽における穀粒の排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278681A JPH11278681A (ja) | 1999-10-12 |
JP3118445B2 true JP3118445B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=14276156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10100517A Expired - Fee Related JP3118445B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 穀槽における穀粒の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118445B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100726873B1 (ko) | 2006-02-08 | 2007-06-14 | 김기태 | 스크루 이송장치용 소제구와 이를 구비한 스크루 건조장치 |
CN107640458A (zh) * | 2017-08-28 | 2018-01-30 | 山西晋城无烟煤矿业集团有限责任公司 | 一种筒仓内清仓破拱机构 |
CN107814149B (zh) * | 2017-11-10 | 2023-08-22 | 朱清明 | 清仓出料机 |
CN110788736A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-14 | 彭美赞 | 全自动流水线磁流体6d玻璃扫光机及使用方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10100517A patent/JP3118445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11278681A (ja) | 1999-10-12 |
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