JP3118102B2 - 布団綿の製造方法 - Google Patents

布団綿の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布団綿の製造方法の改
良、更に詳しくは、就寝者の尻の当たる部分が分厚い敷
布団を作る際に使用する尻厚布団綿を機械的に量産する
新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】布団は、これを長い間使用していると、
尻の当たる部分が、継続的な重圧によって凹んで非常に
寝心地の悪い状態に変形し、そのうえ腰痛など身体に障
害を与える原因にもなる。このため、従来では、布団綿
における尻の当たる部分を予じめ分厚くしておくという
方法が採られている。
【0003】ところが、従来の布団綿成型装置では、そ
れぞれの機部の回転速度などを設定してしまうと、作動
中にはこれらを変更することができず、常に一定寸法の
成型布団綿しか製することができなかった。そのため、
これまでは尻当部分が分厚い布団綿(以下、尻厚布団綿
と称す)を作るのには、一旦、均圧の布団綿を製造した
うえで、この布団綿に別に用意した補充綿を必要な箇所
に手作業で挟み込む手段が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る尻厚布団綿を製造する方法が手工業的で非能率であっ
たのに鑑みてなされたもので、これを機械的に連続的に
量産することができる新方法を提供することを技術的課
題とするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、布団綿成型装置を構成するそれ
ぞれの機部をセンサー等を応用して制御装置により総合
コントロールし、予じめ入力した設定仕様どおりの尻厚
布団綿を確実に得る方法を実現するものである。
【0006】即ち、本発明は、カード機により原綿をウ
ェブ・シートに形成し、該ウェブ・シートを一定振り幅
で振り降ろしつつ、長さ方向へ進行させて、葛折状のシ
ートを連続的に形成し、一定長にカットして積み重ねて
布団綿を成形するにあたり、 a.前記葛折りシートを所定の基本幅で形成する操作
と、 b.前記ウェブ・シートの振り降ろしを、所要の振り幅
と目標の振り位置に同時変更して幅と位置の異なる葛折
りシートを形成する操作とを、 所定のタイミングで組み合わせることによって部分的に
幅の異なる葛折りシートを連続的に形成し、更にこれを
所要の長さにカットして積み重ねるという手段を採用す
ることによって前述の技術的課題を解決した点に要旨が
ある。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に詳しく説明する。まず、図1に示すように、従
来公知のカード機2によって所要幅を有する薄いウェブ
・シート10を作り、これを搬送コンベヤー3にて振り降
ろしコンベヤー4上方にまで搬送して、振り降ろしコン
ベヤー4へ転載する。この振り降ろしコンベヤー4は、
図2に示す如く、その下端部43が常にコントロール・コ
ンベヤー5の表面に対し平行位置を保ってスィングする
機構となっているため、その上端部44が垂直方向に上下
動を繰り返す。それゆえ、搬送コンベヤー3は上段搬送
コンベヤー31と下段搬送コンベヤー32との2段構造と
し、上段搬送コンベヤー31を前記上下動に追従すべく搖
動させてウェブ・シート10の切断が防げるようになって
いる。
【0008】振り降ろしコンベヤー4は、相対する2個
のコンベヤー41・42から構成されており、これらのコン
ベヤーは互いに平行に向い合う状態で近接配置されて、
供給されたウェブ・シート10を適度な圧力で挟持しつ
つ、その回転により下方に送り出すと同時にスィングす
る構造になっている。しかして、この振り降ろしコンベ
ヤー4の振り幅と振り位置は稼働時においても制御自在
になっており、所要の振り幅と振り位置でスィングし、
コントロール・コンベヤー5上にウェブ・シート10を振
り降ろせるようにしてある。
【0009】コントロール・コンベヤー5は、図面上、
所要の速度で前方へ移動循環する。他方、振り降ろしコ
ンベヤー4は、前記コントロール・コンベヤー5の移動
方向に対して直交方向にスィングするので、振り降ろさ
れたウェブ・シート10は葛折り状に積み重ねられて葛折
りシート11を形成し、1対のフロント・ローラ61と一対
のバック・ローラ62にて構成されるカット・ローラ6を
経てシート・コンベヤー7上に搬送される。
【0010】シート・コンベヤー7は、同一平面上に面
合された1対のフロント・コンベヤー72とバック・コン
ベヤー71で構成され、各々が個別に可逆回転自在に制御
される。このとき、葛折りシート11のコントロール・コ
ンベヤー5上への敷設長は、コントロール・コンベヤー
5の回転量を測定して制御装置に送られており、また同
時に、葛折りシート11がバック・ローラ61を通過した長
さもバック・ローラ61の回転量を測定して当該測定値の
信号は、常時、制御装置に送られている。
【0011】カット・ローラ6を経て垂下される葛折り
シート11は、このカット・ローラ6におけるフロント・
ローラ62の一時的に加えられる増速回転により引っ張ら
れて所定の長さに切断されてカット・シート12となり、
シート・コンベヤー7の前方移動循環運動、後方回転の
繰り返しにより同コンベヤー7表面に積み重ね敷設され
ていき、所定の枚数に積み重ねられて多重シート13が形
成される。
【0012】形成された多重シート13は最前進した時点
で、そのまま前進し、プレス・コンベヤ8により適度な
厚みにプレスされ、後工程(図示せず)へ送り込まれる
ことになる。しかして、後工程においては、この多重シ
ート13を包み込むように3枚に折り畳み、布団綿14が完
成することとなる(図3参照)。その間、葛折りシート
11の送り出しは継続して行われている。
【0013】そして、本装置は、予じめ設定値を入力し
た制御装置により総合的にコントロールされる。制御装
置に送り込まれて来るコントロール・コンベヤー5の回
転量と設定値を照らし合わせて、制御装置は振り降ろし
コンベヤー4の振り幅と振り位置の変更又は復帰の指示
を出し、同様に送られて来るバック・ローラ62の回転量
と設定値を照らし合わせて、葛折りシート11のカット指
示を出す。このようにして、本装置は幅の異なるカット
・シート12が挟まれた多重シート13を得て最終的に部分
的に綿量の多い尻厚布団綿を得ることができるのであ
る。
【0014】即ち、カード機2により原綿をウェブ・シ
ート10に形成し、このウェブ・シート10を一定振り幅で
振り降ろしつつ、進行させて葛折りシート11を連続的に
形成し、これを一定長にカットして積み重ねて布団綿を
製造する場合において、前記ウェブ・シート10の振り降
ろしを、所要のタイミングで所要の振り幅と所要の振り
位置に同時変更し、所要長の幅の異なる葛折りシートを
連続形成した後、再び初期の振り幅と振り位置に復帰さ
せることを任意組合せで行い、幅の異なる部分を擁する
葛折りシートを連続形成し、これを所要長にカットして
積み重ねることによって所要箇所の厚みの異なる尻厚布
団綿が得られることになるのである。
【0015】さらに、原綿をウェブ・シート10に形成す
るカード機2と、このカード機2で形成排出されるウェ
ブ・シート10を振り降ろしコンベヤー4へ搬送する搬送
コンベヤー3と、この搬送コンベヤー3で搬送されたウ
ェブ・シート10をコントロール・コンベヤー5上に振り
降ろす、振り降ろしコンベヤー4と、この振り降ろしコ
ンベヤー4から振り降ろされて形成されるところの葛折
りシート11の厚みを調整するコントロール・コンベヤー
5と、このコントロール・コンベヤー5で送られて来る
葛折りシート11を所要長に引張切断するカット・ローラ
6と、このカット・ローラ6で引張切断されたカット・
シート12を、進退運動を繰り返すことによって積み重
ね、その後、積み重ねられたカット・シート12をプレス
・コンベヤ8に送り込むためのシート・コンベヤー7
と、このシート・コンベヤー7上に積み重ねられて形成
された多重シート13を押圧しながら後工程へ送り込むプ
レス・コンベヤ8とは、全体として尻厚布団綿成形装置
を構成する。しかして、本実施例においては、前記カー
ド機2のウェブ排出速度と、搬送コンベヤー3と、振り
降ろしコンベヤー4と、コントロール・コンベヤー5
と、カット・ローラ6と、シート・コンベヤー7と、プ
レス・コンベヤ8の各々の回転速度は、制御装置におけ
る設定器に初期設定され、同時に振り降ろしコンベヤー
4の振り幅、並びに振り位置と、カット・ローラ6を構
成するフロント・ローラ62の増速回転と、シート・コン
ベヤー7を構成するフロント・コンベヤー72とバック・
コンベヤー71の回転方向も制御装置によって制御され、
更にコントロール・コンベヤー5と、バック・ローラ61
の回転量も測定可能に構成されており、これらの機構部
は全体として制御装置により統合されるようになってい
る。
【0016】
【作用】実施例に併せて本発明に関する作用を図面に従
い説明する。図4に示す如く、いま、長さ 300cm、幅 2
00cmの基本幅のカット・シート12aを5枚重ね、つぎに
長さ 300cm、幅70cmの変更幅カット・シート12bを2
枚、前記基本幅カット・シート12aの幅方向下端から50
cmの位置に、この変更幅カット・シート12bの幅方向下
端が位置するように両者平行に積み重ね、更にもう一枚
の基本幅カット・シート12aを重ねて多重シート13を形
成し、これを図3に示すように、包み込むように3枚に
畳んで最終的に100cm × 200cmの成型布団綿14を20枚製
造する実施例について説明する。
【0017】本装置による尻厚布団綿14の生産速度は、
カード機2より排出されるウェブ排出速度が基本とな
る。この排出速度を決定し、搬送コンベヤー3の速度、
振り降ろしコンベヤー4の回転速度、並びに振り速度
(=振り降ろしコンベヤー4の先端部移動速度)を定め
る。また、振り降ろしコンベヤー4の振り幅4aの設定
で、葛折りシート11の幅をコントロール・コンベヤー5
の速度の設定で、厚みを決定される。
【0018】また、コントロール・コンベヤー5速度を
上げると、図1に示す如く葛折りの角度が大となり、重
なり部分が小さくなって葛折りシート11の厚みが薄くな
る。更に、コントロール・コンベヤー5速度に合わせて
カット・ローラ6回転速度、シート・コンベヤー7、プ
レス・コンベヤー8速度を定める。なお、各機部の回転
速度等は各機部毎に微調整ができるようになっている。
【0019】次に、本装置を所要の順で作動させるた
め、制御装置(図示せず)には所要の設定値を入力す
る。本装置では、制御装置へのデータ入力により各種寸
法のカット・シート12を所定の順番で重ねた多様な多重
シート13を得ることができる。すなわち、制御装置に
は、ロット番号N、寸法幅W、長さL、カット枚数C、
振り開始位置(P)、多重シート枚数(TS)を入力し
ておくのである。
【0020】本実施例においては、基本幅カット・シー
ト12aを5枚重ねるのであるから、これをロット番号N
1とし、寸法(W1; 200、L1; 300)、カット枚数
C1;5)、振り開始位置(P1;0)を入力する。こ
の場合、基本幅カット・シート12aの振り開始位置は0
としておくものとする。
【0021】本実施例では、変更幅カット・シート12b
は2枚重ねするから、これをロット番号N2とし、寸法
(W2;70、L2; 300)、カット枚数(C2;2)、
振り開始位置(P2;50)を入力する。最後に1枚の
基本幅カット・シート21aを重ねるから、これをロット
番号N3として寸法(W3; 200、L3; 300)、カッ
ト枚数(C3;1)、振り開始位置(P3;0)を入力
し、最後に多重シート13を必要枚数(TS;20)を入
力する。
【0022】これらの入力に基づいて制御装置は、各ロ
ット毎の葛折りシート敷設長さ、つまりロット敷設長T
Lを計算し、それぞれ収納する。ロット番号N1につい
ては〔TL1;1500( 300×5)〕、ロット番号N2に
ついては〔TL2;600(300×2)〕、ロット番号N3に
ついては〔TL3;300(300×1)〕が計算収納され、同時
に1枚の多重シート13に使用されるカット・シート製造
枚数、つまりセット・カット枚数〔SC;8(5+2+
1)〕も計算収納される。
【0023】次に、カード機2と、搬送コンベヤー3
と、振り降ろしコンベヤー4と、コントロール・コンベ
ヤー5と、カット・ローラ6と、シート・コンベヤー7
と、プレス・コンベヤ8のそれぞれの初期速度と、振り
降ろしコンベヤー4の振り速度とを、それぞれの構成機
部の駆動部(図示しない)に設定する。生産開始時には
制御装置の指示に従い、カード機2と、搬送コンベヤー
3と、振り降ろしコンベヤー4とが作動を始める。たゞ
し、振り降ろしコンベヤー4は、端に振った状態(振り
開始位置0)でスィングすることなくウェブ送り出しの
ための回転のみ開始する。
【0024】カード機2を排出されたウェブ・シート10
は、搬送コンベヤー3を経て、振り降ろしコンベヤー4
先端からコントロール・コンベヤー5の表面に達する。
このとき、本実施例では光学センサー(図示せず)によ
って、これを感知し、制御装置の指示に基き振り降ろし
コンベヤー4は初期振り幅(W1;200)でスィングを開
始し、コントロール・コンベヤー5は回転を開始する。
【0025】ここで、図2に示すように、振り降ろしコ
ンベヤー4の振り幅4aは、コントロール・コンベヤー5
横の左右に設置されたセンサー51・52が振り降ろしコン
ベヤー4の下端を感知して制御する。つまり、振り降ろ
しコンベヤー4の下端が右側にきた場合、これをセンサ
ー51が感知し、振り方向を転換させ、同様に前記コンペ
ア4の下端が、左側に来た時はセンサー52が、これを感
知して方向を転換させ連続的に往復スィングを行う。
【0026】具体的には、センサー51・52は、何れもラ
ック53・54に固定されており、また同ラック53・54は何
れもピニオン55・56を介しモータ57・58で駆動される。
モータ57・58は、制御装置(図示せず)の指示によって
正逆回転し、センサー51・52の位置決めを行う。図示の
装置の作動開始時にはセンサー位置は基本幅位置に設定
され、この基本位置は制御装置に振り開始位置(P;
0)として記憶される。
【0027】ウェブ・シート10は葛折りシート11に形成
されて送り出されていく。同時に、コントロール・コン
ベヤー5の回転量は、本実施例ではエンコーダ(図示せ
ず)にてコントロール・コンベヤー5の回転支持軸の回
転角を測定することによって検出され、この信号が制御
装置に送り込まれ、コントロール・コンベヤー5の移動
長に換算され、葛折りシート11の生産長として収納され
る。そして、葛折りシート11の先端がカット・ローラ6
のフロント・ローラ62のニップ点に達したことを、本実
施例では光学センサー(図示せず)にて検出してシート
・コンベヤー7のバック・コンベヤー71が後方回転を開
始する。
【0028】同時にカット・ローラ6におけるバック・
ローラ61の回転量は、本実施例ではエンコーダ(図示せ
ず)で測定されて制御装置に送り込まれ、葛折りシート
11の通過長に換算修正されて収納される。そして、バッ
ク・ローラ61の回転量の換算修正値が設定値(300cm)に
達すると、図示しない制御装置からカット・ローラ6に
おけるフロント・ローラ62に一時的増速の指令信号が出
力され、葛折りシート11を引っ張って引き千切り、同時
にシート・コンベヤー7全体が前方移動を開始する。
【0029】しかして、前記通過長が 300cmに達する毎
に制御装置からは指令信号が出力され、カット・ローラ
6は葛折りシート11を切断し、またシート・コンベヤー
7は回転変更を行って基本幅カット・シート12aを重ね
ていく。そして、フロント・ローラ62への一時増速指示
信号(カット・ローラ6へのカット指示)が出力される
度にロットN1のカット枚数(C1;5)より1を減ず
る。同時にセット・カット枚数(SC;8)からも1を
減ずる。このように次々と1を減じていくのである。こ
のとき、制御装置(図示せず)は葛折りシート11の生産
長がロット敷設長(TL1)に達したか否かを常に監視
している。
【0030】ロット敷設長(TL1)が設定値、1500に
達した時点で葛折りシート11の生産はロットN2に移行
する。ロットN2の設定内容に応じて、振り降ろしコン
ベヤー4の振り幅と、振り開始位置とを変更し、変更幅
葛折りシート11bの生産に入る。このとき、葛折りシー
ト11の幅のどの位置から幅の変更を開始するかを制御装
置は先に入力した変更振り開始位置(P2;50)と、寸
法(W2;70)とにより、センサー51・52の位置変更を
指示し、これにより変更幅葛折りシートの生産が開始さ
れる。この後、ロットN1のカット枚数(C1)が0に
なった時点でロットN1の最終カットが終了し、ロット
N2のカット段階に入る。
【0031】このように次々とロット生産を続け、セッ
ト・カット枚数(SC;8)が0になった時点で1枚の
多重シート13が完成したことになり、フロント・コンベ
ヤー72の前方移動の指示が出され、多重シート13はプレ
ス・コンベヤ8に送り込まれて後工程へ送られる。この
とき、多重シート枚数(TS;20)から1が減じられ
る。そして、制御装置のカット枚数(C)、ロット敷設
長(TL)、セット・カット数(SC)は初期値に復帰
され、2枚目の多重シート13の生産に入る。最終的に
は、多重シート数(TS;20)が0になり、目的の20枚
の多重シート13を得ることになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上の如き方法と装置により
構成されているので、下記のような効果を奏する。
【0033】予じめ必要データを制御装置に入力し、そ
のデータに従って自動的に所要形状の尻厚布団綿を製造
する方法として構成されているので、原綿から尻厚布団
綿までの生産が無人に近い状態で連続的に可能となり、
生産の省力化、効率化が計られる。
【0034】データ入力をロット別に行い、ロットごと
にカット・シート数の指定、寸法の指定ができるので所
要寸法のカット・シートを所要順に、しかも所要枚数重
ねることができ部分的厚み、その箇所、その面積を自在
に設定できるなど、目的に応じた形状の尻厚布団綿を容
易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成型装置の全体図である。
【図2】成型装置の背面図である。
【図3】成型布団綿の完成図を示す。
【図4】カット・シートの重ね状態を示す。
【符号の説明】
2 カード機 3 搬送コンベヤー 4 振り降ろしコンベヤー 5 コントロールコンベヤー 6 カットローラ 7 ウェブ・コンベヤー 8 プレス・コンベヤ 9 制御装置 10 ウェブ・シート 11 葛折りシート 12 カット・シート 13 多重シート 61 フロント・ローラ 62 バック・ローラ 71 フロント・コンベヤー 72 バック・コンベヤー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04H 1/00 - 18/00 A47C 27/00 - 27/22 B68G 7/00 - 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード機により原綿をウェブ・シートに
    形成し、該ウェブ・シートを一定振り幅で振り降ろしつ
    つ、長さ方向へ進行させて、葛折状のシートを連続的に
    形成し、一定長にカットして積み重ねて布団綿を成形す
    るにあたり、 a.前記葛折りシートを所定の基本幅で形成する操作
    と、 b.前記ウェブ・シートの振り降ろしを、所要の振り幅
    と目標の振り位置に同時変更して幅と位置の異なる葛折
    りシートを形成する操作とを、 所定のタイミングで組み合わせることによって部分的に
    幅の異なる葛折りシートを連続的に形成し、更にこれを
    所要の長さにカットして積み重ね、部分的に厚みの異な
    る布団綿に成型することを特徴とした布団用成型綿の製
    造方法。
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