JP6943488B1 - 切断装置 - Google Patents
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Abstract
Description
折り加工部Iでは、帯状のシートSが折板装置Fに供給され、内蔵の折り板でZ字状あるいはW字状(ジグザク状ともいわれる)に折り畳まれる。この折板装置Fには(B)図に示すシート供給部IIIの原反ロールR1,R2から帯状のシートSが繰り出され、適宜のガイドを経て供給される。原反ロールは2本(R1,R2)が用意されており、一方の原反ロールR1の給紙量が残り少なくなると、他方の原反ロールR2のシートの先端を引き出して原反ロールR1のシートSの末端に継ぐ紙継ぎが行われる。この紙継ぎのため紙継ぎ装置JDが設けられている。原反ロールR2の残量が少なくなると新しい原反ロールR1のシートを繰り出して紙継ぎを行い、以後はこれを繰り返す。
折り畳まれた長尺のシート積層体LSは、切断部IIにおける丸刃等を用いた切断機Cで所定の長さ(10cmから30cm位)に切断されティッシュ製品TPとされる。
その後、ティッシュ製品TPは包装容器や包装袋に収納され、市場に供される。
シート積層体LSは移動ベッド103と共に移動し、この移動中に丸刃101が下降し、シート積層体LSを切断する。シート押え102は丸刃101と同期して動き切断中にシート積層体LSを押えておく。
しかも、ティッシュペーパーが薬液を含浸させたウェットティッシュの場合、丸刃101の降下速度を早めると、丸刃101がウェットティッシュに接触した瞬間、含浸させていた薬液がウェットティッシュから漏れだしてしまうという不具合が発生する。これはウェットティッシュが切断されるよりも圧縮される現象が発生するからである。この場合、品質を満たしたウェットティッシュ製品を得ることはできない。
第2発明の切断装置は、第1発明において、前記第1切断機は、スライドテーブルと、該スライドテーブルの往復動作駆動源と、丸刃の上下動駆動源と、制御器とを備えており、該制御器は、搬送中のシート積層体をティッシュ製品における製品長の2倍の長さ毎に丸刃動作部を上下動させ、かつ搬送速度に合わせてスライドテーブルを往動作させる制御する機能を有することを特徴とする。
第3発明の切断装置は、第1発明において、前記第2切断機は、スライドテーブルと、該スライドテーブルの往復動作駆動源と、丸刃の上下動駆動源と、制御器とを備えており、該制御器は、前記第1切断機で切断された2倍長半製品を半分の長さ位置で丸刃の切込み動作と搬送速度に合わせたスライドテーブルの往動作と、丸刃の離脱動作と、スライドテーブルの復動作を制御する機能を有することを特徴とする。
第2発明によれば、搬送中のシート積層体を製品長の2倍の長さ毎に丸刃で切断することができ、かつこの1次切断動作を繰り返すことができる。
第3発明によれば、前記第1切断機で切断された2倍長半製品を半分の長さ位置で丸刃で切断することができ、かつこの2次切断動作を繰り返すことができる。
図1は本実施形態に係る切断装置CDの基本構造を示している。切断装置CDは、第1切断機C1と第2切断機C2とからなる。
第1切断機C1は第1コンベヤ51に沿って設置され、第2切断機C2は第2コンベヤ52に沿って設置されている。第1コンベヤ51および第2コンベヤ52は、図5に示すティッシュ製品製造設備における出側のコンベヤ50の一部を構成するものである。
11は固定ベッドであり、12はスライドテーブルである。スライドテーブル12は固定ベッド11上に固定されたスライドガイド13によって支持され、かつスライド動作をガイドされる。
固定ベッド11上には、丸刃1を回転させる回転駆動軸15が2本の支持台16とその上端に取付けられた軸受17により支持されている。回転駆動軸15の一端にはモータ18が連結されている。モータ18は支持台19により固定ベッド11上に支持されている。
上記の構成により、モータ18で回転駆動軸15を回転させれば丸刃1が回転し、昇降シリンダ26を昇降させるとアーム23が揺動して丸刃1を上下動させることができる。
スライドテーブル12および支持コンベヤ30の移動距離は、ティッシュ製品TPの製品長の2倍の長さに設定されている。この設定はコンピュータ等で構成された制御器で実現される。
第2切断機C2は、図示しない制御器により、第1切断機C1で切断された2倍長半製品LPを半分の長さ位置で丸刃1の切込み動作と搬送速度に合わせたスライドテーブル12の往動作と、丸刃1の離脱動作と、スライドテーブル12の復動作を制御する機能を有する。
(1)切断開始
同図(A)に示すように、第1切断機C1はシート積層体LSの切断を開始し、2倍長半製品LPを切り出していく。第2切断機C2は2倍長半製品LPを半分の長さに切断する。このとき、紙押え38はシート積層体LS、2倍長半製品LP、ティッシュ製品TPを押えている。
(2)同期前進
同図(B)に示すように、第1切断機C1も第2切断機C2もシート積層体LSの搬送速度と同期して前進する。具体的には、スライドテーブル12と支持コンベヤ30が前進する。この間、切断作業は継続している。
第1切断機C1によりシート積層体LSの切断が終了し、第2切断機C2により2倍長半製品LPの切断が終了すると、それぞれの切断機C1,C2の丸刃1,1は上方に退避する。このとき、紙押え38も上下に退避する。第2切断機C2からは所定の製品長に切られたティッシュ製品TPが払い出される。
(4)同期後退
第1切断機C1および第2切断機C2の丸刃1,1は支持コンベヤ30の動きと共に、初期(切断開始位置)まで後退する。
C2 第2切断機
1 丸刃
15 回転駆動軸
18 モータ
11 固定ベッド
12 スライドテーブル
13 スライドガイド
21 ボス部
25 支軸
30 支持コンベヤ
31 切込み空間
LS シート積層体
LP 2倍長半製品
TP ティッシュ製品
Claims (3)
- ティッシュ製品製造設備において、連続して送られてくる長尺のシート積層体から長尺方向において所定の長さをもつティッシュ製品に切り出すための切断装置であって、
前記シート積層体を搬送するコンベヤが設けられており、該コンベヤの上流側に配置された第1切断機、および下流側に配置された第2切断機とからなり、
前記第1切断機は、前記ティッシュ製品における製品長の2倍の長さに切断して、2倍長半製品を得る切断機であり、
前記第2切断機は、前記第1切断機により得られた前記2倍長半製品を半分の長さに切断して所定の製品長のティッシュ製品を得る切断機である
ことを特徴とする切断装置。 - 前記第1切断機は、スライドテーブルと、該スライドテーブルの往復動作駆動源と、丸刃の上下動駆動源と、制御器とを備えており、
該制御器は、搬送中のシート積層体をティッシュ製品における製品長の2倍の長さ毎に丸刃動作部を上下動させ、かつ搬送速度に合わせてスライドテーブルを往動作させる制御する機能を有する
ことを特徴とする請求項1記載の切断装置。 - 前記第2切断機は、スライドテーブルと、該スライドテーブルの往復動作駆動源と、丸刃の上下動駆動源と、制御器とを備えており、
該制御器は、前記第1切断機で切断された2倍長半製品を半分の長さ位置で丸刃の切込み動作と搬送速度に合わせたスライドテーブルの往動作と、丸刃の離脱動作と、スライドテーブルの復動作を制御する機能を有する
ことを特徴とする請求項1記載の切断装置。
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