JP3799201B2 - ティッシュペーパー等の積層体の製造方法及び装置 - Google Patents

ティッシュペーパー等の積層体の製造方法及び装置 Download PDF

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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H45/12Folding articles or webs with application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/16Rotary folders
    • B65H45/162Rotary folders with folding jaw cylinders

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  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋や箱等の取出し口より1枚ずつ取出し可能で、かつ取出した後に、次のものの一部が取出し口より引き出されるように、一部が重合するようにして順次折り重ねられたティッシュペーパー、ペーパータオル、不織布等(以下ティッシュペーパー等という)の積層体の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の製造方法または装置としては、例えば特公昭55−15385号公報等に開示されているように、互いに半分ずつずらして重ね合わせた2枚の紙片を1対として、その一方の紙片で他方の紙片の半分を包むようにV字状に折り込み、かつ下方の紙片の包まれていない半分を、同様にして折り重ねた他の対の紙片の最上部の折片の下方に、誘導板をもって潜入させるようにして、V字状に折り畳むものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の手段では、1対の紙片のうちの他方の紙片の半分を、他の対の紙片の最上部の折片の下方に挟み込む作業が面倒であり、そのために誘導板等の複雑かつ調整の面倒な手段を設けなければならず、また折り込み手段が、1束とする紙片の枚数の2分の1だけ必要になり、装置全体が大型かつ複雑化する等の問題がある。
また、上述の従来の手段では、1枚の紙片の折り目の数を複数とする場合、すなわち紙片をZ字状またはW字状等に折り込む場合には適用できない。
【0004】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、単純な手段で正確かつ確実に紙片を連続して折り込むことができ、しかも1枚の紙片の折り目を複数とする場合にも容易に適用できるようにしたティッシュペーパー等の積層体の製造方法及び装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) ティッシュペーパー等の積層体の製造方法として、一定長さ(L1)に切断した複数の紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、順次連続して送り出し、次いで、前記紙片の連続体を、前記重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3>L2)をもって、山折りと谷折りとが交互になるように、かつ前記重なり代(L2)が常に1ピッチの同一位置に位置するようにして、順次折り重ねる。
【0006】
(2) ティッシュペーパー等の積層体の製造装置として、一定長さ(L1)に切断した複数の紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、順次連続して送り出す紙送り手段と、前記紙片の連続体を、前記重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3>L2)をもって、山折りと谷折りとが交互になるように、かつ前記重なり代(L2)が常に1ピッチ(L3)の同一位置に位置するようにして、順次折り込む折り込み手段とを備える。
【0007】
(3) 上記(2)項において、紙送り手段が、1対のプーリ間に無端ベルトを掛け回して、いずれかのプーリを駆動手段により回転させることにより、前記無端ベルトを回走させるようにしたベルトコンベヤと、前記無端ベルトに沿って一定間隔をもって配設され、互いに同期して、各紙ロールよりくり出された連続紙を、一定長さ(L1)に切断して、切断された各紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、前記無端ベルト上に供給する複数の紙片供給手段と、無端ベルトの内側より、その外側に供給された複数の紙片を、各紙片が折り込み手段への供給位置に到達するまで吸引する吸引手段とを備えるものとする。
【0008】
(4) 上記(3)項において、紙送り手段が、無端ベルトとともに折り込み手段への供給位置に到達した紙片を、無端ベルトの内側から外側に向かって噴出するエアにより、折り込み手段へ向かって送り出す送り出し手段を備えるものとする。
【0009】
(5) 上記(2)〜(4)項のいずれかにおいて、折り込み手段が、紙送り手段より送られてきた紙片の連続体を両側から挟み込んで送る外径が同一の1対の折り込みローラを備え、各折り込みローラの外周面には、偶数個のスリットを円周方向に等間隔をもって設け、1個置きのスリットには、両折り込みローラの接点を通過する所要の区間だけ先端がスリットより外方に突出するようにした押し爪を設け、かつ他の1個置きのスリットには、前記接点の通過時またはその直後から所要の区間だけ、相手側の折り込みローラの押し爪により押されて折り曲げられた紙片の折り目部分をスリットの一方の縁との間で把持するようにした把持片を設ける。
【0010】
(6) 上記(5)項において、折り込み手段が、両折り込みローラ間より連続したZ字状に折り曲げられて送られてくる紙片の連続体を受ける受台と、該受台を、両折り込みローラ間より送られてくる紙片の連続体の量に比例して、漸次下降させる受台昇降手段とを備えるものとする。
【0011】
(7) 上記(6)項において、受台昇降手段が、上端部で受台を支持するとともに、下端部がカムフォロワーが設けられた昇降ロッドと、折り込みローラの回転に比例して回転し、外周面に、緩やかな渦巻き状の第1カム面と円弧状に凹入する第2カム面とを有し、両カム面に前記カムフォロワーが当接するようにしたカムと、前記昇降ロッドをカムに向かって付勢する付勢手段とを備えるものとする。
【0012】
(8) 上記(7)項において、受台の下部中央を昇降ロッドの上端部に首振り可能として枢着し、かつ前記受台を、昇降ロッドと直交する方向を向く中立位置に向かって付勢する付勢手段を設けるものとする。
【0013】
(9) 上記(6)〜(8)項のいずれかにおいて、折り込み手段が、受台上に順次供給される紙片の最上段のものの折り目部分を押し下げる紙押え手段を備えるものとする。
【0014】
(10) 上記(9)項において、紙押え手段が、各折り込みローラの下方において、外端部が固定体に枢着され、かつ互いに内方を向く先端部が受台の両側部の上方に位置するようにした1対の紙押えレバーと、各紙押えレバーの中間部に連結したリンクを、両折り込みローラの回転周期に同期して、互いに交互に昇降させるようにした駆動手段とを備えるものとする。
【0015】
(11) 上記(10)項において、紙押えレバーを、各折り込みローラの外周面に形成した環状溝内に一部が嵌入しうるように配設する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は、本発明の装置の一実施形態を示す。
【0017】
この装置は、大きく分けて、図1及び図6に示すように、一定長さ(L1)に切断した複数(この例では10枚)の紙片(不織布とすることもある)(1)を、先行するものの後部(図1及び図6の左方が前方である)が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)(図5参照)をもって重なるようにして、順次連続して送り出す紙送り手段(A)と、上記紙片(1)の連続体(2)を、重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3>L2)をもって、山折り(3a)と谷折り(3b)とが交互になるように、かつ重なり代(L2)が常に1ピッチ(L3)の同一位置に位置するようにして、順次折り込む折り込み手段(B)とからなっている。
【0018】
紙送り手段(A)は、ベルトコンベヤ(4)と紙片供給手段(5)と吸引手段(6)と送り出し手段(7)とを備えている。
【0019】
ベルトコンベヤ(4)は、前後1対のプーリ(8)(8)間に、多孔質性または適所に微小な孔を穿設した無端ベルト(9)(図5参照)を掛け回して、いずれかのプーリ(8)をモータ等の駆動手段(図示略)により回転させることにより、無端ベルト(9)を図1の矢印方向に回走させるようにしたものよりなっている。
【0020】
図1及び図2に示すように、紙片供給手段(5)は、無端ベルト(9)の上側水平回走部(9a)の上方に、前後方向に一定間隔を設けて複数台、この例では10台配設され、それぞれが、各原反紙ロール(10)よりくり出された連続紙(11)を、互いに同期して切断して、一定長さの紙片(1)を形成するカッター(12)と、連続紙(11)をカッター(12)に送り込む案内手段(13)と、カッター(12)により一定長さに切断された紙片(1)を、先行するものの後部が次のものの前部に重なり代(L2)だけ重なるようにして、無端ベルト(9)の上側水平回走部(9a)上に供給する案内手段(14)とを備えている。
【0021】
両案内手段(13)(14)は、連続紙(11)または紙片(1)を挟んで等速で無端回走するようにした1対の無端ベルト(15)(16)と、それらを駆動する駆動プーリ(17)(18)及びそれらをガイドする適数個のガイドプーリ(19)(20)からなっている。
【0022】
カッター(12)は、刃(21)を外周面に備えるカッターローラ(22)と、それと対をなすガイドローラ(23)とからなっている。
なお、連続紙(11)は、紙ロール(10)から案内手段(13)に至るまでの間に、二つ折りにして案内手段(13)に供給されるようにすることもある。
【0023】
図1に示すように、吸引手段(6)は、無端ベルト(9)の上側水平回走部(9a)の直下において、上面が開口する樋状のダクト(24)と、このダクト(24)と吸引ポンプ(図示略)とを接続する吸気管(25)とを備え、無端ベルト(9)に形成された微小孔を通して、上側水平回走部(9a)上に載置された紙片(1)を無端ベルト(9)に吸着させる作用をする。
【0024】
ダクト(24)の前端部は、無端ベルト(9)の前端部に沿って円弧状をなして若干垂下し、各紙片(1)が無端ベルト(9)とともに折り込み手段(B)への供給位置に到達するまで無端ベルト(9)に吸着しうるようにしている。
【0025】
紙片(1)が折り込み手段(B)への供給位置に到達したときの無端ベルト(9)の内側には、ダクト(24)の前端部と隔絶されて、前方に向かって開口する送り出し手段(7)用のダクト(26)が設けられている。
【0026】
ダクト(26)は、エアポンプまたはコンプレッサ(図示略)に接続された送気管(27)が接続され、そこから供給された圧縮空気を、ダクト(26)から無端ベルト(9)の微小孔を通して、紙片(1)に吹きつけることにより、それまで無端ベルト(9)に吸着されていた紙片(1)をそこから剥して、折り込み手段(B)へ供給し易いようにしている。
なお、この送り出し手段(7)は省略して、無端ベルト(9)がダクト(24)の前端から外れたとき、そこの微小孔が大気圧に開放され、それまで無端ベルト(9)側に吸着されていた紙片(1)が、無端ベルト(9)から自然に剥れるようにしてもよい。
【0027】
図1及び図3に示すように、ベルトコンベヤ(4)の前端部には、上述の案内手段(13)(14)と同様の1対の無端ベルト(15)(16)と駆動プーリ(17)(18)と適数個のガイドプーリ(19)(20)とからなる案内手段(28)が設けられており、この案内手段(28)により、紙片(1)は、無端ベルト(9)から離れて、折り込み手段(B)における前後1対の折り込みローラ(29)(30)間に送り込まれる。
【0028】
図1、図3、及び図4に示すように、折り込み手段(B)は、上述の1対の折り込みローラ(29)(30)と、順次送り込まれた紙片(1)の束体(31)を受ける受台(32)と、この受台(32)を昇降させる受台昇降手段(33)と、受台(32)上に順次供給される紙片(1)の最上段のものの折り目部分を押し下げる紙押え手段(34)とを備えている。
【0029】
両折り込みローラ(29)(30)は、紙片(1)の連続体(2)に山折り(3a)と谷折り(3b)との折り目を交互につけるためのもので、それぞれが、外周部に軸線方向を向く偶数個、ここでは6個のスリット(35)が円周方向に等間隔で設けられた同径の筒体(36)を有している。
【0030】
各筒体(36)内には、3個の押し爪(37)と3個の把持片(38)とが、各スリット(35)に臨むようにして、1個置きに交互に配設されている。
【0031】
各押し爪(37)は、図示を省略したカム機構の作用により、紙片の連続体(2)の通過部分である両折り込みローラ(29)(30)の接点(実際にはわずかに離れていることもある)を通過する所要の区間(または周期)だけ、各筒体(36)の外周面より外方に突出し、それ以外は、先端が筒体(36)内に没入するように維持される。
【0032】
各把持片(38)は、図示を省略したカム機構及びばねの作用により、上記接点の通過時またはその直後から、各筒体(36)の約1/6の回転区間だけ、他方の折り込みローラ(30)または(29)側の上記押し爪(37)の先端によりスリット(35)内に押し込まれた紙片(1)の折り目部分を、スリット(35)の一方の縁に向かって押しつけ、その縁との間に把持し、かつ他の区間においては、スリット(35)の上記縁から離間して、開いた状態に維持される。
【0033】
両折り込みローラ(29)(30)は、上記接点において、必ずいずれか一方の折り込みローラ(29)または(30)の押し爪(37)と他方の折り込みローラ(30)または(29)の把持片(38)とが互いに整合するような関係で、モータ等の駆動手段(図示略)により、同期して互いに逆方向に回転させられる。
【0034】
各折り込みローラ(29)(30)における互いに隣接するスリット(35)間の周長は、上述のピッチ(L3)と一致させている。
【0035】
したがって、この両折り込みローラ(29)(30)間を、紙片(1)の連続体(2)が通過するとき、その連続体(2)は、ピッチ(L3)の間隔をもって、山折り(3a)と谷折り(3b)とが交互になるように順次折り込まれ、両折り込みローラ(29)(30)間の下方に、紙片(1)の束体(31)が形成される。
【0036】
なお、紙片(1)の連続体(2)の先端が、両折り込みローラ(29)(30)間に到達するときのタイミングと、両折り込みローラ(29)(30)の回転周期とを、連続体(2)の先端が通過したことを検出する光電センサや、両折り込みローラ(29)(30)の回転角度を検出するロータリエンコーダ(いずれも図示略)等により制御することによって、上述の重なり代(L2)が、1ピッチ(L3)内の所望の位置に常に位置するようにすることができる。
【0037】
上述の束体(31)は、受台(32)上に順次形成される。
この受台(32)は、受台昇降手段(33)におけるほぼ上下方向を向く(図示の例では若干右傾させている)昇降ロッド(39)の上端部に中央下部が左右方向を向く軸(40)をもって枢着され、軸(40)を中心として若干首振り可能となっている。
【0038】
受台(32)の前後の端部と、その下方において昇降ロッド(39)に直交するように固着された基板(41)の前後の端部との間には、圧縮コイルばね(42)が縮設され、受台(32)は、基板(41)と平行をなす中立位置に向かって常時付勢されている。
【0039】
昇降ロッド(39)は、フレーム等の適宜の固定体に固着された上下1対のガイドブラケット(43)により、軸線方向に摺動自在に保持され、それらの間において、昇降ロッド(39)に固篏されたばね受け(44)と、上方のガイドブラケット(43)の下端との間に縮設された圧縮コイルばね(付勢手段)(45)により、常時下方に向かって付勢されている。
【0040】
昇降ロッド(39)の下端に設けたカムフォロワー(46)は、その下方に配設された円板状のカム(47)の外周に形成されたカム面(48)に圧接されている。カム面(48)は、緩やかな渦巻き状をなす第1カム面(48a)と、円孔状に凹入する第2カム面(48b)とからなっている。
【0041】
カム(47)は、両折り込みローラ(29)(30)が4回転する間に1回転するように、折り込みローラ(29)(30)と連係されている(その連係手段については図示略)。
【0042】
折り込みローラ(29)(30)は、1回転する間に、連続体(2)に6回(山折り3回、谷折り3回)折り目をつけることができるので、4回転する間に24回折り目をつけることができる。
【0043】
しかし、実際には、そのうちの20回分だけで、20枚の紙片(1)からなる連続体(2)を、図6に示すように、山折り(3a)と谷折り(3b)とが交互になるように順次折り曲げ、束体(31)を順次形成し、その間に、受台(32)は、カムフォロワー(46)が第1カム面(48a)上を転動することにより、増加する束体(31)の厚さに比例して、わずかずつ下降させられる。
【0044】
残りの4回分に相当する折り込みローラ(29)(30)の回転時には、紙片(1)は全く供給されず、その間にカムフォロワー(46)は第2カム面(48b)に沿って転動し、受台(32)は、一旦最下位まで下降した後、最初の最上位の位置へ復帰する。
【0045】
受台(32)が最も下降した際に、束体(31)は、図示を省略した横送り装置により、前方、すなわち図1の左方へ送られ、包装される。
【0046】
(49)は、受台(32)上に順次形成される束体(31)の前後の側面を案内する前後1対のガイド板で、フレーム等の適宜の固定体に固着されている。
【0047】
完成した束体(31)が横送りされる際、束体(31)は、この前方のガイド板(49)の下方を通過する。
【0048】
図4に示すように、両ガイド板(49)の上端は、前後の折り込みローラ(29)(30)に近接し、その上縁には、左右方向に適宜の間隔をもって、複数の切り込み(50)が設けられている。
この切り込み(50)と、それに対応するように両折り込みローラ(29)(30)の外周面に形成された環状溝(51)とには、先端部が互いに内方を向く前後1対の紙押えレバー(52)が、上下方向に若干回動可能として配設されている。
【0049】
前後の紙押えレバー(52)の外端部は、左右方向を向く軸(53)をもって、フレーム等の固定体に枢着され、中間部には、下方を向くリンク(54)の上端部が連結されている。リンク(54)の下端部は、各折り込みローラ(29)(30)の1回転に対して3回転するように折り込みローラ(29)(30)と連係された回転軸(55)の偏心軸部(55a)に連結されている。
【0050】
前後の回転軸(55)は、そいれらの偏心軸部(55a)が常に互いに180°の位相のずれをもって回転するように連係されている。
その結果、折り込みローラ(29)(30)と連動して、両回転軸(55)の偏心軸部(55a)が、折り込みローラ(29)(30)の1回転に対して、互いに位相を180°ずらしてそれぞれ3回偏心回転することにより、前後の紙押えレバー(52)は、両折り込みローラ(29)(30)間から順次送り込られてくる連続体(2)の山折り(3a)の折り目とと谷折り(3b)の折り目とを、受台(32)に向かって順次交互に押し下げることができる。
【0051】
かくして、紙押えレバー(52)、リンク(54)、偏心軸部(55a)を有する回転軸(55)等により、紙押え手段(34)が形成されている。
【0052】
上述した本発明の装置の一実施形態により、一定長さ(L1)に切断した複数の紙片(1)を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、順次連続して送り出し(紙送り手段(A)による)、次いで、紙片(1)の連続体(2)を、重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3)をもって、山折り(3a)と谷折り(3b)とが交互になるように、かつ重なり代(L2)が常に1ピッチの同一位置に位置するようにして、順次折り重ねて(折り込み手段(B)による)、束体(31)、すなわちティッシュペーパーの積層体を形成することができる(請求項1記載の積層体の製造方法)。
なお、1連の連続体(2)を形成する紙片(1)の枚数は、要望に応じて適宜変更することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、従来のように、先行する折り畳んだ紙片の途中に、次の紙片の一部を潜入させる等の面倒な作業を行なうことなく、紙片をわずかずつずらして重合した後、連続して折り曲げてティッシュペーパー等の積層体を簡単に形成することができる。
【0054】
請求項2記載の発明によると、複数の紙片を、その一部が順次重なるようにして送り出す紙送り手段と、それより送り出された紙片の連続体を順次折り込む折り込み手段とにより、上述のようなティッシュペーパー等の積層体を簡単に形成することができるとともに、装置を単純化、及び小型化することができる。
また、紙片の連続体に、折り目を正確なピッチで確実に形成することができる。
【0055】
請求項3記載の発明によると、各紙片供給手段によりベルトコンベヤの無端ベルト上に供給された複数の紙片を、無端ベルトの内側から吸引することにより、各紙片を位置ずれ等が生じることなく、正確な位置に確実に保持して、折り込み手段に供給することができる。
【0056】
請求項4記載の発明によると、紙片の連続体を、エアの噴出により、ベルトコンベヤ側から折り込み手段側に正確かつ確実に移送させることができる。
【0057】
請求項5記載の発明によると、1対の折り込みローラにより紙片の連続体を挟み込んで送り出すだけで、紙片の連続体を連続するZ字状に順次折り曲げて、積層体を簡単に形成することができる。
【0058】
請求項6記載の発明によると、受台が、折り込みローラ間より送られてくる紙片の連続体の量に比例して、漸次下降するので、形成された束体の厚さが大となっても、支障を来すことがない。
【0059】
請求項7記載の発明によると、受台を、形成される束体の厚さに比例して、最適に下降させることができる。
【0060】
請求項8記載の発明によると、受台を首振り可能としたことにより、両折り込みローラ間から連続してZ字状に順次折り曲げられて受台上に送られてくる紙片の連続体を、安定して受台上に載置することができる。
【0061】
請求項9記載の発明によると、紙押え手段により、紙片の連続体の折り目部分が確実に押し下げられて、受台上の正規の位置に確実に供給され、各紙片が位置ずれしたり、受台から脱落したりすることがない。
【0062】
請求項10記載の発明によると、紙押えレバーを、折り込みローラの回転周期に同期して、正確に移動させることができる。
【0063】
請求項11記載の発明によると、紙片の折り目部分を、折り込みローラの把持片から離れるのと同時か、またはその直後に紙押えレバーにより押し下げて、受台上に確実に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の概略縦断側面図である。
【図2】同じく、紙送り手段の要部の拡大縦断側面図である。
【図3】同じく、折り込み手段の要部の拡大縦断側面図である。
【図4】同じく、折り込み手段の要部をさらに拡大した縦断側面図である。
【図5】同じく、ベルトコンベヤの前部の斜視図である。
【図6】同じく、紙送り手段により無端ベルト上に供給された紙片の連続体を示す概略側面図である。
【図7】同じく、紙片の束体の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
(A)紙送り手段
(B)折り込み手段
(L1)紙片の長さ
(L2)重なり代
(L3)ピッチ
(1)紙片
(2)紙片の連続体
(3a)山折り
(3b)谷折り
(4)ベルトコンベヤ
(5)紙片供給手段
(6)吸引手段
(7)送り出し手段
(8)プーリ
(9)無端ベルト
(9a)上側水平回走部
(10)紙ロール
(11)連続紙
(12)カッター
(13)(14)案内手段
(15)(16)無端ベルト
(17)(18)駆動プーリ
(19)(20)ガイドプーリ
(21)刃
(22)カッターローラ
(23)ガイドローラ
(24)ダクト
(25)吸気管
(26)ダクト
(27)送気管
(28)案内手段
(29)(30)折り込みローラ
(31)束体
(32)受台
(33)受台昇降手段
(34)紙押え手段
(55)素断
(35)スリット
(36)筒体
(37)押し爪
(38)把持片
(39)昇降ロッド
(40)軸
(41)基板
(42)圧縮コイルばね
(43)ガイドブラケット
(44)ばね受け
(45)圧縮コイルばね
(46)カムフォロワー
(47)カム
(48)カム面
(48a)第1カム面
(48b)第2カム面
(49)ガイド板
(50)切り込み
(51)環状溝
(52)紙押えレバー
(53)軸
(54)リンク
(55)回転軸
(55a)偏心軸部

Claims (11)

  1. 一定長さ(L1)に切断した複数の紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、順次連続して送り出し、次いで、前記紙片の連続体を、前記重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3>L2)をもって、山折りと谷折りとが交互になるように、かつ前記重なり代(L2)が常に1ピッチの同一位置に位置するようにして、順次折り重ねることを特徴とするティッシュペーパー等の積層体の製造方法。
  2. 一定長さ(L1)に切断した複数の紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、順次連続して送り出す紙送り手段と、
    前記紙片の連続体を、前記重なり代(L2)を含み、かつそれより大きいピッチ(L3>L2)をもって、山折りと谷折りとが交互になるように、かつ前記重なり代(L2)が常に1ピッチ(L3)の同一位置に位置するようにして、順次折り込む折り込み手段とを備えることを特徴とするティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  3. 紙送り手段が、1対のプーリ間に無端ベルトを掛け回して、いずれかのプーリを駆動手段により回転させることにより、前記無端ベルトを回走させるようにしたベルトコンベヤと、
    前記無端ベルトに沿って一定間隔をもって配設され、互いに同期して、各紙ロールよりくり出された連続紙を、一定長さ(L1)に切断して、切断された各紙片を、先行するものの後部が次のものの前部に予め定めた重なり代(L2)をもって重なるようにして、前記無端ベルト上に供給する複数の紙片供給手段と、
    無端ベルトの内側より、その外側に供給された複数の紙片を、各紙片が折り込み手段への供給位置に到達するまで吸引する吸引手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  4. 紙送り手段が、無端ベルトとともに折り込み手段への供給位置に到達した紙片を、無端ベルトの内側から外側に向かって噴出するエアにより、折り込み手段へ向かって送り出す送り出し手段を備えている請求項3記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  5. 折り込み手段が、紙送り手段より送られてきた紙片の連続体を両側から挟み込んで送る外径が同一の1対の折り込みローラを備え、各折り込みローラの外周面には、偶数個のスリットを円周方向に等間隔をもって設け、1個置きのスリットには、両折り込みローラの接点を通過する所要の区間だけ先端がスリットより外方に突出するようにした押し爪を設け、かつ他の1個置きのスリットには、前記接点の通過時またはその直後から所要の区間だけ、相手側の折り込みローラの押し爪により押されて折り曲げられた紙片の折り目部分をスリットの一方の縁との間で把持するようにした把持片を設けた請求項2〜4のいずれかに記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  6. 折り込み手段が、両折り込みローラ間より連続したZ字状に折り曲げられて送られてくる紙片の連続体を受ける受台と、該受台を、両折り込みローラ間より送られてくる紙片の連続体の量に比例して、漸次下降させる受台昇降手段とを備えている請求項5記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  7. 受台昇降手段が、上端部で受台を支持するとともに、下端部がカムフォロワーが設けられた昇降ロッドと、折り込みローラの回転に比例して回転し、外周面に、緩やかな渦巻き状の第1カム面と円弧状に凹入する第2カム面とを有し、両カム面に前記カムフォロワーが当接するようにしたカムと、前記昇降ロッドをカムに向かって付勢する付勢手段とを備えている請求項6記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  8. 受台の下部中央を昇降ロッドの上端部に首振り可能として枢着し、かつ前記受台を、昇降ロッドと直交する方向を向く中立位置に向かって付勢する付勢手段を設けた請求項7記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  9. 折り込み手段が、受台上に順次供給される紙片の最上段のものの折り目部分を押し下げる紙押え手段を備えている請求項6〜8のいずれかに記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  10. 紙押え手段が、各折り込みローラの下方において、外端部が固定体に枢着され、かつ互いに内方を向く先端部が受台の両側部の上方に位置するようにした1対の紙押えレバーと、各紙押えレバーの中間部に連結したリンクを、両折り込みローラの回転周期に同期して、互いに交互に昇降させるようにした駆動手段とを備えている請求項9記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
  11. 紙押えレバーを、各折り込みローラの外周面に形成した環状溝内に一部が嵌入しうるように配設した請求項10記載のティッシュペーパー等の積層体の製造装置。
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