JP2913575B2 - 多層麺帯の製造方法および同装置 - Google Patents
多層麺帯の製造方法および同装置Info
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Description
の麺類の品質改良等のために麺を2層以上に重ね合せる
多層麺の製造システムにおいて、複数の麺帯を積層・一
体化して多層麺帯を作る多層麺帯の製造方法および同装
置に関するものである。
する。
示すように、下層麺帯M1を作る下層用麺帯機1と、中
層麺帯M2を作る中層用麺帯機2と、上層麺帯M3を作
る上層用麺帯機3を、下層用麺帯機1が搬送ラインの最
上流側に位置する状態で並設するとともに、この各麺帯
機1,2,3に跨って搬送ライン上に共通の搬送コンベ
ア(ベルトコンベア)4を設け、各麺帯機1,2,3か
ら押し出される下層、中層、上層各麺帯M1,M2,M
3をこのコンベア4上で上中下に重ね合せ、複合圧延ロ
ール5,5に向けて搬送する方法がとられている。
の投入用ホッバー6と、麺を帯状に押し出す一対の麺帯
ロール7,8と、麺をこの両麺帯ロール7,8間に押し
込むかき込み板9とを具備している。10…はかき込み
坂9が取付けられたかき込みレバーで、図示しないモー
タを駆動源とするクランク機構によって一定角度で揺動
駆動される。
各層麺帯M1〜M3を共通のコンベア4上で重ね合せて
搬送する従来の方法によると、各麺帯M1〜M3を搬送
ライン上で個別に送り制御することができないため、次
のような問題が生じていた。
1〜M3の先端を揃えて複合圧延ロール5,5に導入す
る頭出し作業が必要となるが、各麺帯M1〜M3が重な
り合って一体に移動するため、この頭出し作業が非常に
面倒となっていた。
M3が一体(一枚)に圧延成形される際、麺帯M1〜M
3の間で延展量に差が生じた場合、麺帯M1〜M3が重
なり合っているため、麺帯M1〜M3の個別調整が困難
であった。
することができる多層麺帯の製造方法および同装置を提
供するものである。
は、複数の麺帯機から押し出される各麺帯を、上下方向
に位置ずれして平行に設けた複数の搬送手段により合流
点に向けて個別に搬送し、合流点に設けた合せロールに
引き取りながら重ね合せて多層麺帯となし、しかも、搬
送手段の搬送終点と合せロールとの間で各単層麺帯のた
るみの度合いを個別に検出し、この検出結果に基づいて
各麺帯が所定のたるみ状態となる方向に各麺帯機および
各搬送手段の運転を制御するものである。
て、各麺帯機における麺帯押出し用の麺帯ロールとし
て、外周面が、ロール軸方向に波形に連続する凹凸面に
形成された波形ロールが用いられたものである。
が搬送ラインに沿って並設されるとともに、この各麺帯
機から押し出される麺帯を搬送ライン上で合流点に向け
て個別に搬送する複数の搬送手段が、上流側の麺帯機用
のものが下段となるように上下方向に位置ずれして平行
に設けられ、かつ、上記合流点に、各搬送手段によって
搬送された各麺帯を引き取りながら上下に重ね合せる合
せロールが設けられてなり、しかも、各搬送手段から合
せロールに引き取られる各麺帯のたるみの度合いを個別
に検出するたるみ検出手段と、このたるみ検出手段の検
出信号に基づいて各麺帯が所定のたるみ状態となる方向
に各麺帯機および各搬送手段の運転を個別に制御するコ
ントローラとが設けられたものである。
て、各麺帯機における麺帯押出し用の麺帯ロールとし
て、外周面が、ロール軸方向に波形に連続する凹凸面に
形成された波形ロールが用いられたものである。
各麺帯を麺帯機別の搬送手段によって個別に搬送し、合
流点で重ね合せて多層麺帯とするため、各麺帯を個別に
送り制御することができる。
って頭出し作業や送り調整操作を簡単に行うことができ
る。
での延展量の差等により、合流点で各麺帯に過度のたる
みや引っ張りが生じた場合に、このたるみ度が修正され
る方向に各麺帯機および各搬送手段の運転が制御(送り
制御)されるため、各麺帯のたるみの度合いを適正範囲
に維持して合せロールに導入することができる。
重ね合せ作用がスムーズに行われ、多層麺帯の仕上がり
が良好なものとなる。
麺帯が波板状に形成され、合せロールの導入部で互いの
凹凸部が重なり合った状態で積層されるため、各麺帯間
の摩擦抵抗が大きくなる。これにより、麺帯相互の相対
移動(すべり)が抑えられるため、より良好な仕上がり
状態を得ることができる。
る。
下層用麺帯機、12は中層麺帯M2を作る中層用麺帯
機、13は上層麺帯M3を作る上層用麺帯機で、これら
各麺帯機11〜13が搬送ラインに沿って並設されてい
る。
じ構成と機能を備えている。
4は加水捏練した麺の投入用ホッパー、15,16は一
対の麺帯ロールで、この麺帯ロール15,16は、図3
に示すように外周面がロール軸方向に波形に連続する凹
凸面に形成された波形ロールとして構成され、麺がこの
麺帯ロール15,16間から押し出されて所定厚みをも
った披板状の麺帯M1,M2,M3が作られる。
モータ(以下、下層用、中層用、上層用メインモータと
いう)17,18,19を駆動源とし、このメインモー
タ17,18,19の回転力がチェーン伝導機構20を
介して駆動側の麺帯ロール15に伝えられ、従動側麺帯
ロール16が従動回転する。
込むかき込み板、22はこのかき込み板21が取付けら
れたかき込みレバーで、このかき込みレバー22は、モ
ータ(以下、下層用、中層用、上層用かき込みモータと
いう。図4に示す)23,24,25を駆動源とする図
示しないクランク機構によって一定角度で揺動駆動され
る。
11が最下段、上層麺帯機13が最上段に位置するよう
に高低差をもって設置され、この高低差のスペース内
で、下層用、中層用、上層用各搬送コンベア(以下、下
層用、中層用、上層用コンベアという)26,27,2
8が搬送ライン上に上下方向に位置ずれして平行に設け
られている。
用麺帯機11の少し上流側に、中層用コンベア27の始
点は中層用麺帯機12の少し上流側に、上層用コンベア
28の始点は上層用麺帯機13の少し上流側にそれぞれ
位置し、下層用コンベア26によって下層麺帯M1、中
層用コンベア27によって中層麺帯M2、上層用コンべ
ア28によって上層麺帯M3がそれぞれコンベア終点に
向けて個別に搬送される。
側コンベアローラ29は、各麺帯機11,12,13に
おける駆動側麺帯ロール15にチェーン伝導機構30を
介して連動連結され、これにより麺帯ロール15,16
とコンベア26,27,28とが同時に駆動されるよう
になっている。
は、上層用麺帯機13の少し下流側のほぼ同じ地点に位
置している。
流点)に一対の合せロール31,31が設けられ、各コ
ンベア26,27,28によって個別に送られてきた各
麺帯M1〜M3が、この合せロール31,31に引き取
られながら上中下に重ね合せられ、これによって多層
(三層)麺帯Mが作製される。
送し、合流点で重ね合せて多層麺帯Mとするため、各麺
帯M1〜M3を個別に送り制御することができる。
各麺帯M1〜M3の先端を揃えて合せロール31,31
に導入する頭出し作業を行う場合、たとえば各麺帯機1
1,12,13およびコンベア26,27,28を順次
駆動して麺帯M1,M2,M3を下層側から順にコンベ
ア終点側に移動させ、コンベア終点部分で互いの先端を
位置合せした後、これらを重ね合せて合せロール31,
31に導入すればよい。
〜28の終点と合せロール31,31との間に、各麺帯
ごとにたるみセンサ(たとえば光センサが用いられる)
32,33,34が設けられている。
1,M2,M3との距離等によって麺帯M1,M2,M
3のたるみの度合いを個別に検出し、この各たるみ検出
信号が図4のコントローラ35に入力される。
に基づいて、各麺帯M1,M2,M3のたるみの度合い
が予め設定された値を超えたときに、下層用、中層用、
上層用の各メインモータ17〜19およびかき込みモー
タ23〜25のうち対応するものを停止させる。
押出し作用を含めた麺帯送り作用が停止してたるみ度が
修正され、たるみの度合いが適正範囲に回復したとき
に、コントローラ35から運転信号が出されて送り作用
が再開される。
の度合いに応じて各麺帯M1,M2,M3がオン・オフ
式に送り制御されることにより、各麺帯M1,M2,M
3が所定のたるみ状態に維持されて合せロール31,3
1に導入される。
るんだり切れたりするおそれがなく、合せロール31,
31への麺帯導入作用、および麺帯重ね合せ作用がスム
ーズに行われ、多層麺帯Mの仕上がりが良好なものとな
る。
の麺帯ロール15,16に波形ロールが用いられ、各麺
帯M1〜M3が波板状に形成されるため、これら麺帯M
1〜M3が合せロール31,31の導入部で互いの凹凸
部が重なり合った状態で積層される。これにより、各麺
帯間の摩擦抵抗が大きくなり、麺帯相互の相対移動(す
べり)が抑えられるため、より良好な仕上がり状態を得
ることができる。
したが、本発明は二層、または四層以上の多層麺帯にも
基本的に上記実施例と同様に実施することができる。
16に波形ロールを用い、各麺帯M1〜M3を波板状に
押し出すようにしたが、平形ロールによって各麺帯M1
〜M3を平板状に押し出す構成をとってもよい。
トコンベア26〜28に変えてチェーンコンベアやロー
ラコンベア等、他のコンベアを用いてもよい。
帯機から押し出される各麺帯を、各麺帯機ごとに設けた
搬送手段によって個別に搬送し、合流点で重ね合せて多
層麺帯とするため、各麺帯を個別に送り制御することが
できる。
って先端位置合せ作業や送り調整操作を簡単に行うこと
ができる。
っ張りが生じた場合に、このたるみ度が修正される方向
に各麺帯機および各搬送手段の運転が制御されるため、
各麺帯のたるみ状態を適正範囲に維持して合せロールに
導入することができる。このため、合せロールでの麺帯
導入および重ね合せ作用がスムーズに行われ、多層麺帯
の仕上がりが良好なものとなる。
麺帯が波板状に形成され、合せロール上で互いの凹凸部
が重なり合った状態で積層されるため、各麺帯間の摩擦
抵抗が大きくなる。これにより、麺帯相互の相対移動が
抑えられるため、より良好な仕上がり状態を得ることが
できる。
体構成を示す概略側面図である。
である。
る。
上層用各コンベア 31,31 合せロール M 多層(三層)麺帯 32,33,34 たるみセンサ(たるみ検出手段) 35 コントローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の麺帯機から押し出される各麺帯
を、上下方向に位置ずれして平行に設けた複数の搬送手
段により合流点に向けて個別に搬送し、合流点に設けた
合せロールに引き取りながら重ね合せて多層麺帯とな
し、しかも、搬送手段の搬送終点と合せロールとの間で
各単層麺帯のたるみの度合いを個別に検出し、この検出
結果に基づいて各麺帯が所定のたるみ状態となる方向に
各麺帯機および各搬送手段の運転を制御することを特徴
とする多層麺帯の製造方法。 - 【請求項2】 前記各麺帯機は麺帯押し出し用の麺帯ロ
ールを有し、各麺帯機における麺帯押出し用の麺帯ロー
ルとして、外周面が、ロール軸方向に波形に連続する凹
凸面に形成された波形ロールが用いられたことを特徴と
する請求項1記載の多層麺帯の製造方法。 - 【請求項3】 複数の麺帯機が搬送ラインに沿って並設
されるとともに、この各麺帯機から押し出される麺帯を
搬送ライン上で合流点に向けて個別に搬送する複数の搬
送手段が、上流側の麺帯機用のものが下段となるように
上下方向に位置ずれして平行に設けられ、かつ、上記合
流点に、各搬送手段によって搬送された各麺帯を引き取
りながら上下に重ね合せる合せロールが設けられてな
り、しかも、各搬送手段から合せロールに引き取られる
各麺帯のたるみの度合いを個別に検出するたるみ検出手
段と、このたるみ検出手段の検出信号に基づいて各麺帯
が所定のたるみ状態となる方向に各麺帯機および各搬送
手段の運転を個別に制御するコントローラとが設けられ
たことを特徴とする多層麺帯の製造装置。 - 【請求項4】 前記各麺帯機は、麺帯押し出し用の麺帯
ロールを有し、各麺帯機における麺帯押出し用の麺帯ロ
ールとして、外周面が、ロール軸方向に波形に連続する
凹凸面に形成された波形ロールが用いられたことを特徴
とする請求項3記載の多層麺帯の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187540A JP2913575B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 多層麺帯の製造方法および同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851915A JPH0851915A (ja) | 1996-02-27 |
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Family Applications (1)
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JP6187540A Expired - Fee Related JP2913575B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 多層麺帯の製造方法および同装置 |
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1994
- 1994-08-09 JP JP6187540A patent/JP2913575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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