JP3117936B2 - 異物付着検出機能付きドクター装置 - Google Patents

異物付着検出機能付きドクター装置

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JP3117936B2
JP3117936B2 JP09168452A JP16845297A JP3117936B2 JP 3117936 B2 JP3117936 B2 JP 3117936B2 JP 09168452 A JP09168452 A JP 09168452A JP 16845297 A JP16845297 A JP 16845297A JP 3117936 B2 JP3117936 B2 JP 3117936B2
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俊一 萩田
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株式会社ドクター製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抄紙用ロール、製
鉄用ロール等の各種のロールの表面に付着している異物
を除去するために使用するドクター装置に関するもので
ある。さらに詳しくは、ロール表面において異物が部分
的に付着したままの状態が発生したことを検出する機能
を備えたドクター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙用ロール、製鉄用の圧延ロール等の
ロールにおいては、継続使用によって、紙滓、鉄粉、そ
の他の異物がロール表面に付着する。異物がロール表面
に付着すると、当該ロール表面を経由して製造される紙
シート、圧延シート等の表面に凹凸等ができ、その部分
でシートが分断してしまう等の弊害も発生する。このよ
うな弊害を回避するために、ロール表面に付着した異物
を掻き落とすためのドクター装置が用いられている。
【0003】一般的に利用されているドクター装置で
は、回転するロール表面に、ドクターブレードを圧接
し、このドクターブレードの刃先によってロール表面に
付着している異物を掻き落とすように構成されている。
この形式のドクター装置は、例えば、本願人により実開
平6−65500号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構成のドクター装
置においては、ロール表面に点状あるいは斑点状に異物
が付着した状態が発生することがある。このような点状
の異物付着が発生すると、例えば抄紙用ロールの場合に
は、そこを通過する紙シートの部分に斑点状の凹部が出
来てしまうので、紙質が低下する。また、場合によって
は、その紙シートの凹部から破れるおそれもある。
【0005】ロール表面に点状の異物付着部が出来る
と、ロール表面の異物付着部が、ドクターブレードの圧
接位置を通過する度に、通常の摺動音よりも高い異常音
が断続的に発生する。
【0006】従来においては、熟練者が、通常のドクタ
ーブレードの摺動音からこのような異常音を聞き分ける
ことにより、異物付着の発生の有無を判別している。異
常音が発生していると判断した場合には、ロール表面を
目視して、異物発生箇所を見つけて、手作業によって、
異物を除去している。
【0007】しかしながら、人間の聴覚に頼って異物付
着の発生の有無を検出しているので、迅速で正確に異物
発生を検出できないという問題点がある。また、目視に
より異物発生箇所を見つけているので、迅速に異物の除
去作業を行うことができないという問題点がある。
【0008】本発明の課題は、点状に異物付着が発生し
たことを、人間の聴覚に頼ることなく、迅速で的確に検
出可能なドクター装置を提案することにある。
【0009】また、本発明の課題は、点状に異物付着が
発生した場合に、その除去作業を迅速に行うことの可能
なドクター装置を提案することにある。
【0010】さらに、本発明の課題は、点状に異物付着
が発生したことを、人間の聴覚に頼ることなく迅速で的
確に検出でき、しかも、検出された異物を迅速に除去す
ることの可能なドクター装置を提案することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、回転するロール表面にドクターブレー
ドを圧接して、当該ロール表面に付着した異物の掻き落
としを行うドクター装置において、前記ロール表面に掻
き落とされないまま付着している異物が発生したことを
検出する検出手段と、当該検出手段の検出結果に基づ
き、異物の付着状態が発生したことを報知する報知手段
とを有する構成を採用している。
【0012】前記検出手段としては、前記ロール表面に
対する前記ドクターブレードの摺動によって発生する摺
動音の周波数帯域よりも高い周波数帯域の不連続な異常
音を検出する異常音検出手段を採用できる。この代わり
に、前記検出手段として、前記ロール表面に対する前記
ドクターブレードの摺動によって発生する当該ドクター
ブレードの振動の周波数帯域よりも高い周波数帯域の不
連続な異常振動を検出する異常振動検出手段を採用して
もよい。
【0013】また、前記報知手段としては、異物の付着
状態の発生を、視覚により認識可能な形態で報知する視
覚報知手段および聴覚により認識可能な形態で報知する
聴覚報知手段のうちの少なくとも一方の手段を採用する
ことができる。
【0014】前記視覚報知手段は一般的には表示ランプ
を備えた構成とされる。また、前記聴覚報知手段は一般
的には警報ブザーを備えた構成される。
【0015】このように、本発明のドクター装置は、異
物の付着発生を、ドクターブレードから発生する音、あ
るいはドクターブレードの振動に基づき検出するように
しているので、異物の付着が発生したことを迅速かつ的
確に検出できる。
【0016】次に、本発明のドクター装置は、更に、前
記検出手段によって異物の付着状態が発生したことが検
出された場合に、当該異物を前記ロール表面から除去す
るための異物除去手段を有した構成となっている。
【0017】前記異物除去手段の典型的な構成は、前記
ドクターブレードの前記ロール表面に対する圧接力を高
める圧接力調整手段である。
【0018】このように、本発明のドクター装置によれ
ば、異物の付着が発生したことを検出すると、異物除去
手段が駆動されて付着した異物が除去される。従って、
異物の除去作業を迅速に行うことが可能になる。
【0019】一方、本発明は、回転するロール表面にド
クターブレードを圧接して、当該ロール表面に付着した
異物の掻き落としを行うドクター装置において、前記ロ
ール表面に掻き落とされないまま付着している異物が発
生したことを検出する検出手段と、当該検出手段の検出
結果に基づき、異物の付着状態が発生したことを報知す
る報知手段とを有する構成を採用すると共に、前記検出
手段により、前記ロール表面のロール幅方向における前
記異物の付着位置を検出し、前記報知手段により、当該
検出手段によって検出された前記異物の付着位置を報知
するようにしている。
【0020】この場合において、前記検出手段として、
前記ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動に
よって発生する当該ドクターブレードの摺動音の周波数
帯域よりも高い周波数帯域の不連続な異常音を検出する
異常音検出手段を採用し、前記異物の付着位置を、前記
ドクターブレードの長手方向における前記異常音の発生
位置として検出すればよい。
【0021】この代わりに、前記検出手段として、前記
ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動によっ
て発生する当該ドクターブレードの振動の周波数帯域よ
りも高い周波数帯域の不連続な異常振動を検出する異常
振動検出手段を採用し、前記異物の付着位置を、前記ド
クターブレードの長手方向における前記異常振動の発生
位置として検出すればよい。
【0022】また、前記報知手段は一般的には異物の付
着位置を画面上に表示する表示手段とすればよい。この
代わりに、前記報知手段としては、前記ドクターブレー
ドの長手方向に所定の間隔で配置された複数の表示ラン
プを備え、前記異物の付着位置に対応する少なくとも1
個の前記表示ランプによって当該異物の付着位置を表示
する構成のものを採用してもよい。
【0023】さらに、前記異物除去手段としては、前記
ドクターブレードの前記ロール表面に対する圧接力を高
める圧接力調整手段を採用することができる。この代わ
りに、前記異物除去手段としては、前記ロール表面に沿
ってロール幅方向に摺動可能な摺動ドクター装置を備
え、前記異物の付着位置に当該摺動ドクター装置を移動
するように構成されたものを採用することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したドクター装置を説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
した抄紙機ロール用のドクター装置の外観図である。ド
クター装置1は、ロール100の表面101に圧接する
ドクターブレード2と、このドクターブレード2を保持
したブレードホルダ3と、このブレードホルダ3を支持
しているドクターバック4から基本的に構成されてい
る。ドクターバック4の両端には支軸5が取り付けられ
ており、これらの支軸5は、固定位置に設置した支持ブ
ラケット6の軸受け7によって回転可能に支持されてい
る。ドクターバック4は適切な回転位置の所で、不図示
のターンバックル等の固定具によって回転しないように
固定されている。
【0026】ドクターブレード2はロール100の面長
とほぼ同一長さをした細長い形状をしており、その刃先
21をロール表面101に対して所定の線圧で押し付
け、この状態でロール100を回転すると、ドクターブ
レード2の刃先21によって、ロール表面101に付着
している紙滓等の異物が掻き落とされる。
【0027】図2にはブレードホルダ3の部分の構成を
示してある。ブレードホルダ3は、トッププレート31
と、このトップフレート31の裏面側に一定の間隔で取
り付けた複数のフィンガープレート32と、これらのフ
ィンガープレート32の下面中心位置から下方に突出し
ているロッド孔を貫通して延びている支持ロッド33
と、フィンガープレート32の下側に配置されているボ
トムプレート34とを備えている。ボトムプレート34
の長手方向の両端は上方に折れ曲がったロッド支持部
(図示せず)が形成され、これらによって支持ロッド3
3の両端が回転可能な状態で支持されている。
【0028】各フィンガープレート32の前端部分に
は、先端が上方に直角に折れ曲がった突出部32aが形
成されており、この突出部32aと、トッププレート3
1の前端部分31aとの間に、ドクターブレード2の元
端部分22が差し込まれている。また、各フィンガープ
レート32とボトムプレート34の間には、支持ロッド
33を挟み、前後に一対のエアーチューブ36、37が
配置されている。前側のエアーチューブ36は開放用エ
アーチューブであり、後側のエアーチューブ37は加圧
用エアーチューブである。なお、ボトムプレート34は
ドクターバック4の側に支持されている。
【0029】上記構成のブレードホルダ3は支持ロッド
33を中心にして前後に回転することにより、ドクター
ブレード2の刃先21のロール表面101に対する線圧
(圧接力)を調整可能である。すなわち、エアーチュー
ブ36、37は、空気供給路81、82を経由して流路
切り換え弁83に接続されている。切り換え弁83は圧
力調整弁84を介して空気供給源85に接続されてい
る。切り換え弁83が図2に示す切り換え位置にある場
合には、加圧用エアーチューブ37に空気が供給され、
開放用エアーチューブ36からは空気が排出される。こ
の結果、加圧用エアーチューブ37が膨張し、開放用エ
アーチューブ36が収縮するので、支持ロッド33を中
心としてドクターブレード2は前方に回転して、その刃
先21のロール表面に対する圧接力(線圧)が増加す
る。
【0030】切り換え弁83が切り換わると、逆に、開
放用エアーチューブ36が膨張し、加圧用エアーチュー
ブ37が収縮するので、ドクターブレード2は後方に回
転して、その圧接力が弱まる。開放用エアーチューブ3
6を更に膨張させ、加圧用エアーチューブ37を更に収
縮させると、ドクターブレード2をロール表面101か
ら離すことができる。
【0031】ここで、ドクター装置1によりロール表面
101の掻き取り動作を行っている状態において、部分
的に掻き取り不良が発生して、図3に示すように、点状
に異物91、92、93が付着したままの状態に陥るこ
とがある。このような事態が発生すると、ロール100
の回転毎に、点状の異物91〜93がドクターブレード
2の刃先21に当たり、通常の摺動音に比べて、甲高い
異常音が断続的に発生する。
【0032】本例のドクター装置1においては、ドクタ
ーブレード2を保持しているブレードホルダ3のトップ
プレート31の前端部分31aに、その長手方向(ロー
ル面長方向)に向けて等間隔に、複数個の振動ピックア
ップ111(n)(nは正の整数)を取り付け、これら
によって、ドクターブレード2の各部分に発生する振動
を検出するようにしている。本例のドクター装置1では
図3に示すように、9個の振動ピックアップ111
(1)〜111(9)を取り付けてある。
【0033】図2を参照して説明すると、各振動ピック
アップ111(n)によって検出されたドクターブレー
ド2の長手方向の各位置で発生している振動情報は、検
出回路112に入力される。この検出回路112では、
供給された各振動情報の中に、通常のドクターブレード
の摺動状態において発生する振動成分よりも高い周波数
の振動成分が含まれているか否かを判別する。点状の異
物91〜93によって発生する振動成分は、通常のドク
ターブレードの摺動状態における振動成分の周波数より
も遥に高い周波数であるので、検出回路112において
は、例えばハイパスフィルターが用いられ、ドクターブ
レード2に異常振動が発生しているか否かが検出される
と共に、異常振動が発生している場合には、ドクターブ
レード2における異常振動の発生位置も検出される。
【0034】検出結果は、表示制御回路113を介し
て、表示装置114の画面上に画像表示される。例え
ば、画面上には、図3に示すようなドクターブレード2
およびロール100の外観図に異常振動発生位置が点滅
表示される。すなわち、画面上には、ロール表面101
における点状の異物91〜93の位置が表示される。ま
た、異常振動が発生している場合には、駆動回路115
を介して、警報ブザー116が駆動され、異常振動が発
生している旨を表す警報が発せられる。すなわち、点状
の異物91〜93が付着していることが報知される。
【0035】一方、検出回路112における検出結果は
線圧調整回路120にも供給される。異常振動が発生し
ていることが検出された場合には、線圧調整回路120
では、線圧が増加するように、圧力調整弁84を制御す
る。圧力調整弁84を制御することにより、供給される
空気圧が増加するので、ドクターブレード2の刃先21
の線圧が増加する。この結果、ドクターブレード2の刃
先21によるロール表面101の掻き取り能力が高まる
ので、点状の異物91〜93が確実に除去される。
【0036】(第1の実施の形態の変形例)上記のドク
ター装置1においては、振動ピックアップを用いて、点
状異物の付着が発生したことを検出するようにしてい
る。ドクターブレードの振動を検出する代わりに、ドク
ターブレードの各部分から発生する振動音を直接にマイ
ク等を用いて集めて、点状異物によって発生する異常音
を検出し、この検出結果に基づき、点異物の付着が発生
したか否かを判別してもよい。
【0037】また、上記のドクター装置1においては、
表示装置114の画面上に異物付着の発生位置を表示し
ているが、この代わりに、例えば、ドクターブレードの
長手方向に沿って等間隔で複数の表示ランプ、LED等
を配置しておき、異物付着が発生した箇所に対応する位
置の表示ランプ、LED等を点灯、あるいは点滅駆動す
るようにしてもよい。
【0038】(第2の実施の形態)図4ないし図7に
は、本発明を抄紙機用のロール表面をドクターリングす
るためのドクター装置に適用した例を示してある。
【0039】これらの図に示すように、ドクター装置2
00は、両側の支持用のフレーム221、222と、こ
れらのフレーム221、222によって回転可能に支持
されているドクターバッグ203と、このドクターバッ
ク203によって支持されている直線スライド機構20
4と、この直線スライド機構204によって直線往復移
動が可能な状態で支持されているブレードホルダー20
5と、このブレードホルダー205によって保持されて
いるドクターブレード206を有している。
【0040】上記の各部分の構成を詳しく説明する。ま
ず、ドクターバック203は、その両端に支軸231、
232を備えており、これらの支軸231、232がそ
れぞれフレーム221、222の側の軸受けによって回
転可能に支持されている。このドクターバック203に
よって支持されている直線スライド機構204は、例え
ば、THK株式会社製のベルト式のLMガイドである。
【0041】この直線スライド機構204は、ドクター
バッグ203に取り付けたベース241と、このベース
241に形成した前後の直線スライドレール242、2
43と、これら直線スライドレール242、243に沿
って直線往復移動するスライドテーブル244を備えて
いる。スライドテーブル244は、その裏面が、駆動用
ベルト245に連結されている。駆動用ベルト245
は、一方の端の側の駆動プーリー246と、他方の端側
の従動プーリー247の間に架け渡されて、スライドレ
ール242、243と平行に延びている。駆動プーリー
246は、駆動源であるACサーボモータ248の出力
軸に固着されている。モータ248を駆動すると、スラ
イドテーブル244は駆動用ベルト245によってレー
ル242、243に沿って直線移動する。モータ248
を逆転すれば、反対方向に直線移動する。
【0042】このスライドテーブル244の上にはブレ
ードホルダー205が取付けられている。ブレードホル
ダー205は、トッププレート251と、このトッププ
レート251の裏面側に取り付けた多数のフィンガ25
2を備えている。これらの部材251、252の先端側
の部分の間に、ドクターブレード206の元端側の部分
が抜き差し可能な状態で挟まれて保持されている。各フ
ィンガ252は、その中心部分にロッド253が貫通し
ている。ロッド253の両端は、回転可能な状態で、ス
ライドテーブル244の側に支持されている。
【0043】ここで、フィンガ252の裏面とスライト
デーブル244の間に隙間が形成されており、ロッド2
53を挟み、前側(すなわちロール100の側)には小
さい隙間が形成され、後ろ側には大きな隙間が形成され
ている。これらの隙間には、小径エアーチューブ25
4、大径エアーチューブ255がそれぞれ装着されてい
る。これらのチューブ254、255に供給する空気量
を調整することにより、ロッド253を中心として、ド
クターブレード206を、ロール表面101に圧接した
圧接状態と、そこから離れた開放状態とに切り換えるこ
とができる。すなわち、後ろ側の大径のチューブ255
を膨張させ、小径のチューブ254を収縮させることに
より、ドクターブレード206の刃先206aのロール
表面101に対する圧接力を増加させることができる。
【0044】逆に、小径のチューブ254を膨張させ、
大径のチューブ255を収縮させることにより、ドクタ
ーブレードの圧接力を減少させることができる。さらに
は、ドクターブレード206をロール外周面から離れた
開放状態ににすることもできる(図においてはこの状態
を想像線で示してある。)。
【0045】次に、図6を参照して、上記の各部分の長
さ、移動範囲について説明する。図に示すように、ロー
ル100の面長(軸線方向の長さ)をL10とする。直
線スライド機構204を支持しているドクターバック2
03の長さL3は、このロール面長L10よりも十分に
長くなるように設定される。この結果、直線スライド機
構204のスライドテーブル244の移動範囲は、ロー
ル面長L10よりも広くなるように設定できる。
【0046】本例では、ブレードホルダー205の長さ
L5を例えば120mmに設定してあり、ここの保持さ
れているドクターブレード206の長さL6を例えば1
00mmに設定してある。ドクターブレード206がロ
ール外周面の一方の端から他方の端まで摺動できるよう
にするために、すなわち、図5において、実線で示す一
方の端から想像線で示す他方の端まで移動できるよう
に、ブレード移動量Lは、ロール面長L10よりも左右
50mmだけ少なくなるように設定されている。
【0047】なお、ドクターブレード206の移動範囲
をこのように制御するためには、移動範囲を規定するた
めのリミットスイッチ等を配置しておき、これらのリミ
ットスイッチの出力信号に基づき、モータ248を制御
すればよい。図6においてモータ248には、その制御
基盤の部分に、電源用リード線248bと共に、リミッ
トスイッチ等からの信号が伝送される検出器用ケーブル
248cが接続されている。
【0048】このように構成した本例のドクター装置2
00においては、ドクターブレード206を回転するロ
ール表面101に適切な圧接力で押し付け、モータ24
8によってドクターブレード206を保持しているブレ
ードホルダー205をロール軸線方向に向けて往復移動
させる。この結果、ドクターブレード206は、ロール
表面101に沿ってその軸線方向に向けて摺動しなが
ら、当該ロール表面101の掻き取り動作を行なう。
【0049】本例のドクターブレード206の幅は狭い
ので、ロール表面101に対する圧接力の調整を簡単に
行なうことができる。また、モータ248として回転速
度が可変のものを使用すれば、ドクターブレード206
の摺動速度を変化させることができる。このようにすれ
ば、ロール表面101のうち、紙滓等の異物が付着しや
すい部分のドクタリングは摺動速度を遅くして十分に行
い、それ以外の部分は摺動速度を速くして行なうことに
より、効率の良いドクタリングを実現できる。
【0050】次に、主として図7を参照して、本例の摺
動ドクター装置の制御機構について説明する。
【0051】図において、摺動制御回路300は、直線
スライド機構204を駆動制御して、当該直線スライド
機構204によって支持されているブレードホルダ20
5により保持されているドクターブレード206の摺動
を制御する。この摺動制御回路300には、ドクターブ
レードの最大移動範囲を規定する左右のセンサ331、
332から検出信号が入力される。また、タイマー回路
301および手動操作盤320が接続されている。
【0052】次に、加圧・開放回路310は、ブレード
ホルダー205の一対のエアーチューブ254、255
に対して空気の供給および排出を行なうことにより、こ
れらのチューブを膨張、収縮させて、ドクターブレード
206をロール表面101に圧接した加圧状態およびロ
ール表面101から離れた開放状態に切り換える空気圧
回路である。
【0053】手動操作盤320には、加圧、開放の切り
換えを行なう加圧スイッチ321、開放スイッチ322
と、ドクターブレード206をロール表面101に沿っ
て摺動開始させる摺動開始スイッチ323およびそれを
中止させる摺動中止スイッチ324とが備わっている。
さらに、センサ331、332で規定される最大移動範
囲の間において、座標入力により、ドクターブレード2
06の移動範囲を指定入力するためのスイッチ群325
を備えている。さらには、ドクター装置200の動作モ
ードを切り換えるモード切り換えスイッチ326を備え
ている。動作モードとしては例えば、自動モードと手動
モードがある。
【0054】モード切り換えスイッチ326によって手
動モードが選択された場合には、次のようにドクタリン
グを行なう。まず、加圧スイッチ321を操作してドク
ターブレード206をロール表面101に適切な圧接力
で押し付ける。次に、摺動開始スイッチ323を操作し
て、モータ248を駆動して直線スライド機構204に
よってブレードホルダ205によって保持されているド
クターブレード206の摺動を開始させる。この後は、
直線スライド機構204によって、ドクターブレード2
06は、センサ331、332で規定される最大移動範
囲を往復移動してロール表面101のドクタリングを行
なう。
【0055】ここで、例えば、ドクターブレード206
の刃先が過熱状態であると操作者が判断した場合には、
操作者は開放スイッチ322を操作すればよい。このス
イッチ322を操作すると、ドクターブレード206は
開放状態に切り換わり、ロール表面101から離れた状
態で移動する。この結果、過熱状態を回避することがで
きる。
【0056】また、操作者が、ロール表面101のう
ち、特定の部分に異物の付着を見てとった場合には、例
えば、ドクター装置200の動作を一旦停止させる。次
に、スイッチ群325を介して、異物の付着の多いロー
ル表面の部分を含む移動範囲を座標入力する。この後
に、加圧スイッチ322を操作し、摺動開始スイッチ3
23を操作すると、ドクターブレード206は指定され
た移動範囲内を往復してロール外周面のドクタリングを
行なう。
【0057】一方、スイッチ326によって自動モード
が設定された場合には、例えば次にようなドクタリング
が実行される。この場合、スイッチ群325によって移
動範囲の入力が無い場合には、ドクターブレード206
はセンサ331、332で規定される最大移動範囲を往
復移動するように制御される。また、タイマー301に
よるタイマカウントに応じて、一定の時間毎に、ドクタ
ーブレード206は開放状態に一時的に切り換わり、ド
クターブレード206の刃先が過熱状態に陥らないよう
に制御される。移動範囲がスイッチ群325によって入
力された場合には、ドクターブレード206をその範囲
内で往復移動させる。
【0058】ここで、自動モードにおいては、次によう
な動作形態が考えられる。まず、ドクターブレード20
6の刃先の部分の温度状態を検出するための温度センサ
を設置しておけば、このセンサ出力に基づき、ドクター
ブレード206の刃先が過熱状態に陥ってしまうことを
確実に回避できる。すなわち、センサによって刃先が予
め設定した温度を越えた場合には、タイマ301によっ
て規定される一定の時間だけ、ドクターブレード206
を開放状態に保持して、当該ドクターブレードの刃先を
冷却すればよい。
【0059】本例のドクター装置200においては、移
動するブレードホルダ205には、ドクターブレード2
06に発生する振動を検出するための振動ピックアップ
401が取り付けられている。ドクターブレード206
に異常振動が発生したことを検出信号401Sに基づき
検出回路402において検出した場合には、摺動制御回
路300では、その時にドクターブレード206の位置
を求め、当該位置を含むドクターブレードの移動範囲を
自動設定する。そして、この移動範囲内でドクターブレ
ード206を往復移動させて図3に示すような点状の異
物91〜93を確実にかき落とす。このように制御すれ
ば、常に、ロール外周面から異物を確実に除去でき、効
率の良いドクタリングを実現できる。
【0060】勿論、移動範囲を変更する代わりに、異物
が付着している位置を含む一定の移動範囲においては、
そのロール面長方向の摺動速度を低下させるようにして
もよい。さらには、当該移動範囲においては、ドクター
ブレード206の線圧を増加させるようにしてもよい。
【0061】一方、上記構成の摺動ドクター装置200
を用いて多段ドクター装置を構成することができる。す
なわち、上記構成の摺動ドクター装置200と、当該摺
動ドクター装置200よりもロール回転方向の上流側の
位置に配置され、ロール幅とほぼ同一の幅のドクターブ
レードを備えたドクター装置1とを用いて、ロール表面
のドクタリングを行なう多段ドクター装置を構成するこ
とができる。この多段ドクター装置においては、上流側
のドクター装置1によってロール全幅のドクタリングを
行い、その表面の滓を除去する。次に、摺動ドクター装
置200を用いて、部分的に付着している紙滓等を除去
する。このように二段階でドクタリングを行うことによ
り、効率の良いドクタリングを実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドクター
装置は、ロール表面に点状に異物が付着した状態が発生
したことを、ドクターブレードの振動あるいは振動音に
基づき検出し、検出結果を報知するようにしている。従
って、本発明によれば、点状に異物が付着したことを迅
速、且つ正確に検出することができる。
【0063】また、本発明のドクター装置は、点状に異
物が付着した位置を検出し、その位置を報知するように
しているので、付着した異物を速やかに除去することが
できる。
【0064】さらに、本発明のドクター装置は、異物付
着が発生したことが検出されると、ドクターブレードの
線圧を上げるようにしているので、付着した異物を速や
かに除去することができる。
【0065】さらにまた、本発明のドクター装置は、摺
動ドクター機構を備え、異物付着位置にドクターブレー
ドを移動するようにしているので、付着した異物を速や
かに除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドクター装置の外観図であ
る。
【図2】図1のドクター装置のブレードホルダの部分お
よび制御系を示す説明図である。
【図3】ロール表面に付着した点状の異物を示す説明図
である。
【図4】本発明を適用した摺動ドクター装置の概略構成
図である。
【図5】図4のドクター装置におけるドクターブレード
およびブレードホルダーの部分を拡大して示す部分拡大
図である。
【図6】図4のドクター装置における各部分の長さ関係
およびドクターブレードの移動範囲を説明するための説
明図である。
【図7】図4のドクター装置の駆動制御系を示す概略ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ドクター装置 2 ドクターブレード 21 刃先 3 ブレードホルダ 4 ドクターバック 91〜93 ロール表面に付着した点状の異物 100 ロール 101 ロール表面 112 検出回路 113 表示制御回路 114 表示装置 115 駆動回路 116 警報ブザー 120 線圧調整回路 111(n) 振動ピックアップ 200 ドクター装置 204直線スライド機構 205ブレードホルダー 206ドクターブレード 100 ロール 101 ロール表面 300 摺動制御回路 301 タイマー 310 加圧・開放制御回路 401 振動ピックアップ 402 検出回路

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するロール表面にドクターブレード
    を圧接して、当該ロール表面に付着した異物の掻き落と
    しを行うドクター装置において、 前記ロール表面に掻き落とされないまま付着している点
    状の異物が発生したことを検出する検出手段と、当該検
    出手段の検出結果に基づき異物の付着状態が発生したこ
    とを報知する報知手段とを有することを特徴とする異物
    付着検出機能付きドクター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記検出手段は、前
    記ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動によ
    って発生する摺動音の周波数帯域よりも高い周波数帯域
    の不連続な異常音を検出する異常音検出手段であること
    を特徴とする異物付着検出機能付きドクター装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記検出手段は、前
    記ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動によ
    って発生する当該ドクターブレードの振動の周波数帯域
    よりも高い周波数帯域の不連続な異常振動を検出する異
    常振動検出手段であることを特徴とする異物付着検出機
    能付きドクター装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記報知手段は、異
    物の付着状態の発生を、視覚により認識可能な形態で報
    知する視覚報知手段および聴覚により認識可能な形態で
    報知する聴覚報知手段のうちの少なくとも一方の手段を
    含むことを特徴とする異物付着検出機能付きドクター装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記視覚報知手段は
    表示ランプを備えていることを特徴とする異物付着検出
    機能付きドクター装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記聴覚報知手段は
    警報ブザーを備えていることを特徴おする異物付着検出
    機能付きドクター装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、更に、前記検出手段
    によって異物の付着状態が発生したことが検出された場
    合に、当該異物を前記ロール表面から除去するための異
    物除去手段を有していることを特徴とする異物付着検出
    機能付きドクター装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記異物除去手段
    は、前記ドクターブレードの前記ロール表面に対する圧
    接力を高める圧接力調整手段であることを特徴とする異
    物付着検出機能付きドクター装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記検出手段は、前
    記ロール表面のロール幅方向における前記異物の付着位
    置を検出するようになっており、前記報知手段は、当該
    検出手段によって検出された前記異物の付着位置を報知
    するようになっていることを特徴とする異物付着検出機
    能付きドクター装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記検出手段は、
    前記ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動に
    よって発生する当該ドクターブレードの摺動音の周波数
    帯域よりも高い周波数帯域の不連続な異常音を検出する
    異常音検出手段であり、前記異物の付着位置は、前記ド
    クターブレードの長手方向における前記異常音の発生位
    置として検出されることを特徴とする異物付着検出機能
    付きドクター装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記検出手段は、
    前記ロール表面に対する前記ドクターブレードの摺動に
    よって発生する当該ドクターブレードの振動の周波数帯
    域よりも高い周波数帯域の不連続な異常振動を検出する
    異常振動検出手段であり、前記異物の付着位置は、前記
    ドクターブレードの長手方向における前記異常振動の発
    生位置として検出されることを特徴とする異物付着検出
    機能付きドクター装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記報知手段は、
    異物の付着位置を画面上に表示する表示手段を含むこと
    を特徴とする異物付着検出機能付きドクター装置。
  13. 【請求項13】 請求項9において、前記報知手段は、
    前記ドクターブレードの長手方向に所定の間隔で配置さ
    れた複数の表示ランプを備え、前記異物の付着位置に対
    応する少なくとも1個の前記表示ランプによって当該異
    物の付着位置が表示されることを特徴とする異物付着検
    出機能付きドクター装置。
  14. 【請求項14】 請求項9において、更に、前記検出手
    段によって異物の付着状態が発生したことが検出された
    場合に、当該異物を前記ロール表面から除去するための
    異物除去手段を有していることを特徴とする異物付着検
    出機能付きドクター装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記異物除去手
    段は、前記ドクターブレードの前記ロール表面に対する
    圧接力を高める圧接力調整手段であることを特徴とする
    異物付着検出機能付きドクター装置。
  16. 【請求項16】 請求項14において、前記異物除去手
    段は、ロールの外周面に対して一定の幅さのドクターブ
    レードを押し付け、当該ドクターブレードを前記ロール
    表面に沿ってその軸線方向に移動させることにより、当
    該軸線方向における異なる位置において当該ロール表面
    から異物の除去を行なう摺動ドクター機構を備え、前記
    異物の付着位置に前記ドクターブレードを移動するよう
    になっていることを特徴とする異物付着検出機能付きド
    クター装置。
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