JP3117918U - リン具 - Google Patents

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Abstract


【課題】リン布団を用いることなく安定な載置状態が得られると共にリン本体が余韻の持続性が高い優れた音色を発することのできるリン具の提供。
【解決手段】椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、前記リン本体は、少なくとも外側底部が、平滑面上にて外力の作用時に揺動可能となる半球形状を有するものとした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば仏具として仏前に置かれ、椀形状のリン本体がリン棒により打ち鳴らされる打楽器であるリン具に関するものである。
一般的な仏具としてのリン具は、真鍮を椀形状に成形してなるリン本体が開口部を上方に向けて載置され、叩打用の木製の棒、所謂リン棒によってリン本体が打ち鳴らされるものである。通常、このようなリン本体は、リン棒で叩打される際の外力の作用で押されて移動してしまうことのないように、専用のリン布団上に載置されることによって安定感を持たせている(例えば、特許文献1参照。)。
登録実用新案第3001859号公報
しかしながら、リン具としては残響時間、即ち音色の余韻がより長いものが好まれるものでありながら、上記のようにリン本体がリン布団上に載置されている状態では、音の振動が吸収されやすく、残響時間の持続が難しいため、本来、リン本体が発することのできる良好な音色が損なわれている。
また、リン布団を用いたリン具は、嵩張ってスペースが必要であると共に、和風で伝統的な印象を与えるものであり、マンション等の現代的なインテリアや省スペースに相応しい形態のリン具が望まれている。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、リン布団を用いることなく安定な載置状態が得られると共にリン本体が余韻の持続性が高い優れた音色を発することのできるリン具を提供することにある。また本考案は、従来より省スペースに寄与できると共により現代的な印象を与えうるリン具の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係るリン具は、椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、前記リン本体は、少なくとも外側底部が、平滑面上にて外力の作用時に揺動可能となる半球形状を有するものである。
請求項2に記載の考案に係るリン具は、請求項1に記載のリン具において、前記リン本体の内側底部の中心位置にロウソク支持手段が設けられているものである。
請求項3に記載の考案に係るリン具は、請求項2に記載のリン具において、前記ロウソク支持手段は、ロウソクが嵌め込まれる筒状嵌合部を備えているものである。
請求項4に記載の考案に係るリン具は、請求項3に記載のリン具において、前記筒状嵌合部は、コイル状バネからなるものである。
請求項5に記載の考案に係るリン具は、請求項3または請求項4に記載のリン具において、前記ロウソク支持手段は、前記筒状嵌合部とロウソクとの間に着脱可能に介在され、ロウソク側面を覆う筒状部と該筒状部の上部開口周縁に延設された皿状部とからなるロウ受け部材をさらに備えているものである。
請求項6に記載の考案に係るリン具は、請求項2に記載のリン具において、前記ロウソク支持手段は、前記内側底部中心位置にリン本体と一体に立設されたロウソク差し込み用の芯部を備えているものである。
本考案によるリン具では、椀形状に成形されたリン本体のにおいては、リン本体の少なくとも外側底部が半球形状を有し、平滑面上にて外力の作用時に滑って移動したり倒れることなくその場で揺動できるものであるため、振動を吸収するリン布団を用いることなく安定に且つ音色の余韻を良好に持続させることができるという効果がある。
また、本考案のリン具において、リン本体の内側底部の中心位置にロウソク支持手段を設けることによって、リン本体を倒れることのない安全な燭台としても兼用でき、仏具載置領域の省スペース化を図ることができる。
本考案は、椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、リン本体の少なくとも外側底部が半球形状を有し、平滑面上にて外力の作用時に揺動できるものである。従って、本考案のリン本体は、平滑面上に載置されていれば叩打部材で打ち鳴らされた際に、その場で揺動するだけで倒れることも滑って移動してしまうこともなく、リン布団を用いることなく安定な載置状態が維持できる。さらにリン布団によって叩打時の振動が吸収されることもないのに加えてリン本体の揺動によってその音色はより余韻の持続性が向上すると共に音色に揺らぎによる趣をも与える。
このように本考案によるリン具では、リン本体は平滑面上にリン布団なく載置されるものであるため、仏前に限らず、現代的な装飾の室内でも違和感なく様々な箇所に置いておくことができる。
また、本考案のリン具において、リン本体の内側底部の中心位置にロウソク支持手段を設ければ、リン具を燭台としても兼用でき、リン具と燭台との双方を載置しなければならない場合に比べて仏具載置のための占有スペースを省略化できる。さらに、火を灯したロウソクを装着して燭台として使用している際に、リン本体に外力が作用してもその場で揺動するだけなので、一般的な燭台のようにロウソクに火が点いたままで倒れてしまうという危険性なく安全に使用できる。
このロウソク支持手段としては、打ち鳴らされた際の音色およびその余韻に影響を及ぼすことなくロウソクを良好に支持できるものであれば良いが、できるだけ構成が簡便で、成形、装着等が容易にできるもの、また、垂れて付いてしまったロウを簡単に洗い落とせるものが望ましい。
例えば、ロウソクが嵌め込まれる筒状嵌合部をリン本体の内側底部中心位置に設けるのが簡便な構成の一つである。この筒状嵌合部の具体的構成としては、リン本体の音色の余韻持続性や良好な揺動にできるだけ影響しないように、リン本体の全重量に対して占める割合をできるだけ小さくするのが望ましいことから、ロウソクを下部全面を覆うような筒部材よりも例えばコイル状バネを用いると良い。このコイル状バネは、リン本体の内側底部に着脱可能にネジ止めできるものとすれば、燭台として使用しない場合には取り外しておけると共に、燭台として使用した後に取り外して垂れたロウを簡単に洗い流すことができる。
また、リン本体と一体的に形成するロウソク支持手段としては、ロウソク差し込み用の芯部を内側底部中心位置に立設する構成が最も簡便であり、真鍮等の金属成形も洗浄もリン本体と共に容易に行える。
なお、本考案のリン具は、通常どおりリン本体とリン棒の一セットを載置して使用しても良いが、複数個のリン本体を互いに隣接して載置して用いてもよい。この場合、一つのリン本体を揺らせば、隣接するもの同士が衝突し合い揺らしあって、各リン本体が鳴り合い、さらに趣や面白味のある音色が得られる。
また、本考案ではリン本体は平滑面上に載置して用いられるが、載置したい場所に平滑面がない場合など、例えばアクリル板や金属板などの平滑な表面を有する載置板を用意し、台として用いてもよい。
本考案の第1の実施例によるリン具のリン本体を図1に示す。図1(a)はリン本体の概略側面図、図1(b)はリン本体の揺動状態を示す斜視図である。本実施例におけるリン本体1は、全体的に椀形状を有するものであり、底部2を含む外側形状のほぼ全体が半球状となっている。
従って、このリン本体1が平滑面上に載置された状態でリン棒等により叩打されて外力が作用すると、リン本体1は、倒れることも滑って移動してしまうこともなくその場で揺動し、持続性のある余韻と趣きを備えた音色を発する。
本考案の第2の実施例によるリン具として、コイル状バネからなるロウソク支持手段を備えたリン本体を図2に示す。図2(a)は本実施例におけるロウソク支持状態を示したリン本体11の側面透視図であり、図2(b)は本実施例におけるリン本体11の揺動状態を示す斜視図である。
本実施例おけるリン本体11は、上記実施例2と同様に、全体的に椀形状であり、底部12を含む外側形状のほぼ全体が半球状となっているものであるが、内側底部の中心位置に、ロウソク支持手段としてのコイル状バネ13が、ネジ14によって着脱可能にネジ止めされる構成を備えている。このコイル状バネ13を内側底部に取り付けた状態においては、リン本体11は、コイル状バネ13にロウソク10を嵌め込んで燭台として兼用できるため、リン具と燭台との双方を載置する場合に比べて仏具載置のための占有スペースの省略化が図れる。
このロウソク10がコイル状バネ13に嵌め込まれた状態で平滑面上のリン本体11を叩打すると、リン本体11は、その場で揺動するが、ロウソク10はコイル状バネ13に保持されたままリン本体11と一体的に揺動するだけで倒れることも脱落することもなく安全である。この時、リン本体11が打ち鳴らされて発する音色の余韻は損なわれることがない。
また、上記のようなコイル状バネ13は、垂れて付いたロウを洗浄除去する度に取り外してもよいが、着脱の手間を省きたい場合は、コイル状バネ13に簡単に装着できるロウ受けのための小部材を別体に設けてこの部材のみを外して洗浄するものとしてもよい。
例えば、図3に示すような、ロウソク10の側面を覆う筒状部15aと該筒状部15aの上部開口周縁に延設された皿状部15bとからなるロウ受け部材15をコイル状バネ13とロウソク10との間に介在させれば、燭台として使用している間は皿状部15bが垂れるロウを受けて留めることができるので、コイル状バネ13にロウが付着することはなく、このロウ受け部材15のみを取り外して洗浄すればよい。
このロウ受け部材15は、筒状部15aがロウソク10を挿入できる内径であると共にコイル状バネ13の内径より若干小さい外径であれば、皿状部15bがコイル状バネ13上端に掛止された状態でコイル状バネ13に嵌合でき、ロウソク10とコイル状バネ13との間に位置してロウを受けることができる。このロウ受け部材15は、例えばアルミ箔板などの安価な材料で容易に且つ軽量に成形できるものであれば良い。
本考案の第3の実施例によるリン具として、一体に成形されたロウソク支持手段を備えたリン本体を図3の概略斜視図に示す。本実施例では、椀形状に成形されたリン本体16の低部17を含む外側形状のほぼ全体が半球状となっており、内側底部中心位置に、一体的にロウソクを差し込むための芯部18が立設されている。
このロウソク支持手段としての芯部18は、円錐状や角錐状等のシンプルな形状で構成できるため、燭台として使用した後の洗浄も容易に行えるものであり、またリン本体16が打ち鳴らされた際の良好な余韻のある音色を損なうこともない。
以上の実施例においては、それぞれリン本体を単独で用いてリン棒により打ち鳴らされる形態を説明したが、本考案によるリン具では、このようなリン本体の単独での使用に限らず、例えば図5に示すように、複数個のリン本体(1,11)を互いに隣接状態で載置して用いることもできる。
これは、本考案のリン本体が外力の作用により揺動することを利用するものである。即ち、隣接載置された複数個のリン本体は、そのうちの一個でも揺らせば、隣接する他のリン本体に衝突して揺らし、さらに他の隣接するリン本体に衝突してこれを揺らし、また衝突しかえすという揺動の連鎖が生じ、複数個のリン本体同士が打ち鳴らし合うことになる。
このような複数個のリン本体同士の打ち鳴らし合いは、さらに趣き、面白味のある音色を発生させ、より余韻に持続性を持たせることができる。この場合、全リン本体を同一サイズで同じ音色のものを揃えてもよいが、異なるサイズ、異なる音色のものを組み合わせれば、より複雑で面白味のある音色を出すことができる。
本考案の第1の実施例によるリン具の概略構成図であり(a)はリン本体の側面図、(b)はリン本体の斜視図である。 本考案の第2の実施例によるリン具の概略構成図であり、(a)はロウソク支持状態におけるリン本体の側面透視図、(b)はロウソク支持状態におけるリン本体の揺動時の斜視図である。 本考案の第2の実施例によるリン具において、コイル状バネにロウ受け部材を装着した状態を示す概略斜視図である。 本考案の第3の実施例によるリン具を示すリン本体の概略斜視図である。 本考案のリン具の他の使用形態を示す模式図である。
符号の説明
1,11,16:リン本体
2,12,17:底部
10:ロウソク
13:コイル状バネ
14:ネジ
15:ロウ受け部材
15a:(ロウ受け部材の)筒状部
15b:(ロウ受け部材の)皿状部
18:ロウソク差し込み用芯部

Claims (6)

  1. 椀形状に成形されてなるリン本体が叩打部材により打ち鳴らされるリン具において、
    前記リン本体は、少なくとも外側底部が、平滑面上にて外力の作用時に揺動可能となる半球形状を有することを特徴とするリン具。
  2. 前記リン本体の内側底部の中心位置にロウソク支持手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリン具。
  3. 前記ロウソク支持手段は、ロウソクが嵌め込まれる筒状嵌合部を備えていることを特徴とする請求項2に記載のリン具。
  4. 前記筒状嵌合部は、コイル状バネからなることを特徴とする請求項3に記載のリン具。
  5. 前記ロウソク支持手段は、前記筒状嵌合部とロウソクとの間に着脱可能に介在され、ロウソク側面を覆う筒状部と該筒状部の上部開口周縁に延設された皿状部とからなるロウ受け部材をさらに備えていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のリン具。
  6. 前記ロウソク支持手段は、前記内側底部中心位置にリン本体と一体に立設されたロウソク差し込み用の芯部を備えていることを特徴とする請求項2に記載のリン具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014150853A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Koizumi Mfg Co Ltd 照明付き仏鈴
JP2015024129A (ja) * 2013-06-16 2015-02-05 株式会社小泉製作所 超小型りん

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