JP3117647B2 - 口紅組成物 - Google Patents

口紅組成物

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JP3117647B2 JP08276346A JP27634696A JP3117647B2 JP 3117647 B2 JP3117647 B2 JP 3117647B2 JP 08276346 A JP08276346 A JP 08276346A JP 27634696 A JP27634696 A JP 27634696A JP 3117647 B2 JP3117647 B2 JP 3117647B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、中味内蔵型の紅筆
タイプ口紅に適したペースト状の口紅組成物に関し、更
に詳しくは通常のスティック状口紅にゲル化剤を加える
ことにより、ペースト状で且つチキソトロピー性にした
口紅組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】口紅は、多種多様の色調と綺麗な光沢を
有し、唇に塗布することにより唇を美しく見せる作用を
有する化粧品であるが、市販口紅の大部分はスティック
状であり、唇の弱い人に対しては時として塗布時の摩擦
により唇が荒れたり、使用途中でスティックが折れたり
するという欠点があった。更に、この様なスティック状
口紅の最大の欠点は、面で塗る為、唇の輪郭を描きにく
いということであった。唇の輪郭を綺麗に仕上げること
は唇を美しく見せるのに不可欠の要素であり、その為、
大抵の女性は紅筆を使用して、スティック状口紅から紅
筆で中味を取って使うことを行っている。この場合、口
紅と紅筆は別々に携帯することになり、煩雑であるの
で、紅筆に口紅中味が内蔵されているタイプの口紅が望
まれていた。この様な女性の化粧動作を勘案した紅筆タ
イプ口紅は、過去何度か市販されたことがあった。しか
し、いずれの場合にも内蔵された中味を紅筆に押し出す
には中味を柔らかくせざるを得ず、スティック状口紅を
直接口紅に塗った場合や、スティック状口紅を紅筆を用
いて唇に塗った場合と比べ、著しく質感が異なり、油っ
ぽく唇上で塗布物が動き、もちが悪く、周辺の毛穴等に
しみやすいものであった。これは通常のスティック状口
紅は主として、ワックス、油分、粉末から成っている
が、紅筆タイプにする場合、その配合からワックスが減
量若しくは除去しなければならない為に生じた結果であ
った。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この様に、中味内蔵型
の紅筆タイプ口紅の中味は、中味を押し出す為には軟ら
かくなくてはならないが、唇に塗布された時には通常の
スティック状口紅と同じ仕上がりにならなくてはならな
いという背反性を有していた。即ち、中味を良好に押し
出す為の目安として、粘度は50,000cps 以下(3
0℃におけるB型粘度計、回転数12rpm での値)「硬
度は7〜10以下」(スプリングバランス式カードメー
ターを用い、30℃において、200gr荷重時における
直径1.5mmの針が投入する際の抵抗値を100目盛の
値で示したものであり、値の大きいほど硬いことを示
す)であることが必要であり、この条件を満たす為に
は、従来の技術ではワックス等の固形分を減量する以外
に方法は見当たらなかったのである。しかしその為に、
口紅の使用性及び仕上りに大きな犠牲を払わざるを得な
かったのである。 【0004】本発明は、前述の様な従来技術の現状に鑑
み、油溶性あるいは油分散性のゲル化物を通常のスティ
ック状口紅に配合することにより、スティック状口紅を
ペースト化し、目標の粘度及び硬度にすることができ、
これを中味内蔵型の紅筆タイプ口紅容器に充填して、使
用に供した場合、中味が良好に押し出されるばかりでな
く、通常のスティック状口紅と同程度の仕上りを得るこ
とができる口紅組成物を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に従えば、(a)
ワックス及びワックス状物質の少なくとも一種5〜40
重量%、(b)液状及び半固型油分の少なくとも一種1
5〜80重量%、(c)着色顔料及び白色粉末の少なく
とも一種0.1重量%以上35重量%未満並びに(d)
成分(a)の固化力を低下せしめる親油性ゲル化剤0.
01〜5重量%を配合してなる本文中で定義する粘度及
び硬度がそれぞれ50,000cps 以下及び10以下の
ペースト状口紅組成物が提供される。 【0006】 【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、(a)ワッ
クス及び/又はワックス状物質(b)液状及び/又は半
固型油分。(c)着色顔料及び/又は白色粉末に(d)
親油性ゲル化剤、例えば金属セッケン、親油性ベントナ
イト、アミノ酸誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビトールのベンジリデン誘
導体の一種又は二種以上を配合し、ワックスの固化力を
低下させ、常温でスティック状からペースト状に変化さ
せたチキソトロピー性口紅組成物であり、この口紅組成
物は中味内蔵型の筆付き容器に充填すると、簡便で、携
帯性に優れ、しかも唇に塗布した時に、スティック状口
紅と同じ仕上りを有する紅筆タイプ口紅とすることがで
きる。 【0007】尚、本発明の口紅組成物は、紅筆タイプ口
紅に限らず、チューブ、ボトルなどの容器に充填した化
粧料とすることができることもいうまでもない。本発明
に従った口紅組成物が、中味が柔らかいのに拘わらず、
唇に塗布後の仕上りがスティック状口紅と同じなのは、
本発明に於ては、従来の紅筆タイプ口紅と異なり、僅か
の親油性ゲル化剤のみが加わっただけでワックス量がス
テッィク状口紅と同量配合されている処方構成に起因す
る。 【0008】本発明に係る口紅組成物は(a)ワックス
及び/又はワックス状物質、(b)液状及び/又は半固
型油分、(c)着色顔料及び/又は白色粉末及び(d)
成分(a)の固化力を低下せしめる親油性ゲル化剤を必
須成分としているが、成分(a)(b)(c)として
は、通常口紅に用いられる任意の添加剤を使用すること
ができる。そのような添加剤としては、例えば(a)ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス、みつろう、
カルナバロウ、シリコンワックス等のワックス及びワッ
クス状物質、(b)例えばラノリン、流動パラフィン、
ヒマシ油、オリーブ油、高級脂肪酸、高級アルコール、
高級アルコールと脂肪酸の合成エステル油、ジメチルポ
リシロキサン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステルなどの液状及び半固型油分、(c)例えばタル
ク、カオリン、雲母、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
酸化チタン、酸化鉄、酸化チタンコーティドマイカ、魚
鱗箔、ナイロンパウダー、赤色202号、カルサミンな
どの着色顔料及び白色粉末をあげることができる。 【0009】本発明に用いられる親油性のゲル化剤は、
同時に配合される前記ワックス又はワックス状物質の固
化力を低下させるものであれば何でもよいが金属セッケ
ン、親油化ベントナイト、アミノ酸誘導体、デキストリ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビトー
ルのベンジリデン誘導体などの使用が好ましい。金属セ
ッケンとしては水酸基の残存しているアルミニウムステ
アレートが最も望ましく、次いでマグネシウムステアレ
ート、ジンクミリステートが良い。親油化ベントナイト
としては、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモン
モリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニ
ウムモンモリナイトクレーが良い。アミノ酸誘導体とし
ては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ
−n−ブチルアミンが最も良い。デキストリン脂肪酸エ
ステルとしては、デキストリンパルミチン酸エステル、
デキストリンオレイン酸エステル、デキストリンステア
リン酸エステルが良い。ショ糖脂肪酸エステルとして
は、8個の水酸基のうち3個以下が高級脂肪酸でエステ
ル化され、高級脂肪酸がステアリン酸、パルミチン酸で
あるものが良い。ソルビトールのベンジリデン誘導体と
しては、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデ
ンソルビトールが良い。 【0010】本発明の口紅への親油性ゲル化剤の配合量
には特に限定はないが、親油性ゲル化剤の配合量はワッ
クス及び/又はワックス状物質の総量にもよるが、一般
に0.01〜5.0重量%であり、好ましくは0.03
〜2.0重量%である。なお、本発明の必須成分である
ワックス及び/又はワックス状物質の配合量は一般には
5〜40重量%で、好ましくは15〜25重量%であ
る。本発明の口紅組成物中の親油性ゲル化剤の配合量が
0.01重量%未満であるとワックスがまだ固化された
状態にある傾向あり、逆に5重量%を超えると、それ以
上口紅は柔らかくならず、その上ゲル化剤以外の配合成
分の配合量が相対的に減量されることになり、通常ステ
ィック状口紅の品質を維持しにくくなる傾向にある。又
これらのゲル化剤は、口紅基剤に直接溶解又は分散して
も良く、あらかじめ油分等で分散処理をしておいても良
い。 【0011】本発明に係る口紅組成物中の液状又は半固
型油分並びに着色顔料又は白色粉末の配合量は、一般に
はそれぞれ15〜80重量%並びに0.1〜35重量%
配合する。 【0012】本発明に係る口紅組成物は、前記した必須
成分の他に、従来口紅に配合されていた任意の慣用成分
を含むことができる。例えば、常温で揮発性を有するイ
ソパラフィンやシリコーン油、更に水やグリセリン等の
保湿剤を含むことができる。 【0013】第1図にデキストリンパルミチン酸エステ
ルを第1表に示す口紅処方に従って種々の濃度で配合し
た時の口紅硬度の変動を示した。硬度は飯尾電機KK.
製スプリングバランス式カードメーターを用い、30℃
にて200gr荷重時における直径1.5mmの針が没入す
る際の抵抗値で100目盛の値で示した(値が大きいほ
ど硬いことを示す)。尚デキストリンパルミチン酸エス
テルは、処方中の流動パラフィンにあらかじめ溶解させ
て配合した。 【0014】 【表1】 【0015】次にデキストリンパルミチン酸エステルを
1重量%配合した処方Aの口紅の50℃における粘度を
測定条件(回転数)を変えて測定した結果を第2表に示
す。なお粘度はB型粘度計にてローターを一定にし、回
転数を変えて測定した。 【0016】 【表2】【0017】これに対し、ゲル化剤であるデキストリン
パルミテン酸エステルを用いずに、第1表に示した様に
ワックスを減量していった時の処方E.F.G及びA′
の口紅の硬度の変化は第2図に示す通りであった。 【0018】更に、同一硬度(硬度6)の処方AとA′
の口紅(第1図におけるAと第2図におけるA′)をそ
れぞれ中味内蔵型の紅筆タイプ容器に充填し、使用テス
トを行った。得られた結果は第3表に示す通りであっ
た。 【0019】 【表3】 【0020】第1図の結果は、ゲル化剤であるデキスト
リンパルミチン酸エステルを加えるにつれ、口紅が固ま
らなくなることを示している。また、この処方系は第2
表に示したようにチキソトロピー性を示している。ま
た、第3表の使用テスト結果から明らかなように、ゲル
化剤を配合して硬度を下げた口紅は、ワックスを減量し
て硬度を下げた口紅に比べ、にじみが少なく、もちが良
く、通常スティック状口紅の仕上がりにかなり近いもの
であることが明らかである。 【0021】 【実施例】次に実施例をあげて、本発明を更に詳細に説
明する。本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもの
でないことはいうまでもない。なお、配合量は重量%で
ある。実施例1、比較例1及び比較例2(口紅) (実施例1の処方) 成 分 配合量(%) 1)ポリエチレンワックス 3 2)セレシンワックス 4 3)マイクロクリスタリンワックス 4 4)カルナバロウ 2 5)ヒマシ油 15 6)ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン 30 7)流動パラフィン 29 8)デキストリンパルミチン酸エステル 1 9)赤色酸化鉄 1.6 10)二酸化チタン 1.6 11)赤色202号 1 12)黄色4号 0.8 13)チタンコーティッドマイカ 7 14)酸化防止剤 若干量 15)香料 若干量 【0022】 (比較例1の処方) 成 分 配合量(%) 1)ポリエチレンワックス 3 2)セレシンワックス 4 3)マイクロクリスタリンワックス 4 4)カルナバロウ 2 5)ヒマシ油 15 6)ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン 30 7)流動パラフィン 30 8)デキストリンパルミチン酸エステル − 9)赤色酸化鉄 1.6 10)二酸化チタン 1.6 11)赤色202号 1 12)黄色4号 0.8 13)チタンコーティッドマイカ 7 14)酸化防止剤 若干量 15)香料 若干量 【0023】 (比較例2の処方) 成 分 配合量(%) 1)ポリエチレンワックス 1 2)セレシンワックス 1 3)マイクロクリスタリンワックス 1 4)カルナバロウ 1 5)ヒマシ油 15 6)ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン 30 7)流動パラフィン 39 8)デキストリンパルミチン酸エステル − 9)赤色酸化鉄 1.6 10)二酸化チタン 1.6 11)赤色202号 1 12)黄色4号 0.8 13)チタンコーティッドマイカ 7 14)酸化防止剤 若干量 15)香料 若干量 【0024】(製法) 実施例1:成分8)を成分7)の一部に分散し、85℃
にて溶解させてベースとした。一方、成分1)〜6)及
び成分7)の残部を釜に仕込み、85℃〜90℃にて溶
解せしめた。次いであらかじめ調製しておいた前記ベー
スと成分14)及び15)を加え均一に溶解し、更に成
分9)〜13)を加え、85℃にて分散せしめた。減圧
脱気後、所定の中味内蔵型紅筆タイプ口紅の容器に充填
し、放冷して、所望の口紅を得た。 【0025】比較例1及び比較例2:成分1)〜7)を
釜に仕込み、85℃〜90℃にて溶解せしめ、次いで成
分14)及び15)を加え均一に溶解し、更に成分9)
〜13)を加え85℃にて分散せしめた。減圧脱気後、
所定の中味内蔵型紅筆タイプ口紅の容器に充填し、放冷
する。 【0026】実施例1並びに比較例1及び比較例2の口
紅の諸特性を第4表に示した通りであった。 【0027】 【表4】 【0028】いずれの項目も50人美容専門の女子パネ
ルで使用テストを行なった結果である。 【0029】なお、評価基準は以下の通りである。 【0030】通常スティック状口紅と同一処方である比
較例1の口紅は紅筆に中味を押出しにくく、使用性も重
く、のびが悪かった。通常スティック状口紅からワック
スを大巾に減量して、中味を柔らかくし、出やすくした
比較例2のものは、中味の出具合、使用性は良いもの
の、唇に塗られた後は、にじみが顕著で、もちが悪い。
実施例1は容器から出やすく、のびが良く、塗布後のに
じみもなく、もちも良いものであった。 【0031】実施例2〜6(口紅) 次表の処方の5種類の口紅を製造した。(製造)成分1
5)を成分8)に分散後、70〜90℃にて溶解し、ベ
ースとした。一方、成分1)〜7)を釜に仕込み、85
〜90℃にて溶解し、これに前述のベースと成分13)
及び14)を加え、均一に溶解した。次いで成分9)〜
12)を添加し、85℃にて分散した。脱気後、中味内
蔵型紅筆タイプ口紅の容器に充填し放冷した。実施例2
〜6の口紅は、いずれもピストンの圧力により中味が容
易に筆に押出され、使用時ののびが良く、にじみがな
く、化粧もちの良い仕上がりのものであった。 ─────────────────────────────────── 成 分 実 施 例 2 3 4 5 6 ─────────────────────────────────── 1)ポリエチレンワックス 7 7 7 7 7 2)セレシンワックス 4 4 4 4 4 3)キャンデリラワックス 7 7 7 7 7 4)カルナバロウ 1 1 1 1 1 5)ヒマシ油 25 25 25 25 25 6)ジメチルポリシロキサン 15 15 15 15 15 (250cs) 7)液状ラノリン 10 10 10 10 10 8)流動パラフィン 22.8 24.7 23.3 19.8 22.8 9)チタンコーティドマイカ 5 5 5 5 5 10)黄色酸化鉄 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 11)赤色酸化鉄 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 12)赤色 204号 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 13)酸化防止剤 若干 若干 若干 若干 若干 14)香料 若干 若干 若干 若干 若干 15)アルミニウムステアレート 2 − − − 1 N−ラウロイル−L− グルタミン酸α,γ−ジ− − 0.1 − − − n−ブチルアミン デキストリンステアリン酸 − − 1.5 − − エステル ショ糖ジステアリン酸 − − − 5 − エステル ジベンジルデンソルビトール − − − − 1 ─────────────────────────────────── 【0032】実施例7(口紅) 成 分 配合量(%) 1)セレシンB 6.5 2)カルナバワックス 1 3)キャンデリラワックス 6 4)液状ラノリン 15 5)メチルフェニルポリシロキサン 20 6)グリセリル−トリステアレート 25 7)オリーブ油 12.5 8)流動パラフィン 10 9)二酸化チタン 1 10)赤色酸化鉄 0.7 11)黒色酸化鉄 0.1 12)赤色202号 0.2 13)ジメチルベンジルドデシルアンモニウム モンモリロナイトクレー 2 【0033】(製法)成分13)を成分5)の一部及び
成分8)の一部とともに、予め3段ロールで混練し、ベ
ースとした。一方、成分1)〜4)、6)と成分5)及
び8)の残部を釜に仕込み、85〜90℃で溶解した。
次いでこれに予め調製しておいたベースを加え、分散
後、成分9)〜12)を加え、更に85℃にて分散せし
めた。脱気後、中味内蔵型紅筆タイプ口紅の容器に充填
し放冷した。実施例7は、第5表に示すように大きなチ
キソトロピー性を示し、従って中味が容易に筆に押出さ
れ、使用時ののびが良く、にじみもなく、もちの良い仕
上りのものであった。 【0034】 【表5】
【図面の簡単な説明】 【図1】第1図は第1表の口紅処方A〜Eに示すように
ゲル化剤であるデキストリンパルミテン酸エステルを種
々の割合で配合した時の口紅硬度の変化を示すグラフ図
である。 【図2】第2図は第1表の口紅処方E〜G及びA′に示
すようにゲル化剤を含まずワックス配合量を変化させた
時の口紅硬度の変化を示すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−122415(JP,A) 特開 昭58−180412(JP,A) 特開 昭60−76543(JP,A) 特開 昭54−41322(JP,A) 特開 昭61−56115(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/025 - 7/027

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.(a)ワックス及びワックス状物質の少なくとも一
    種5〜40重量%、(b)液状及び半固型油分の少なく
    とも一種15〜80重量%、(c)着色顔料及び白色粉
    末の少なくとも一種0.1重量%以上35重量%未満並
    びに(d)成分(a)の固化力を低下せしめる親油性ゲ
    ル化剤0.01〜5重量%を配合してなる本文中で定義
    する粘度及び硬度がそれぞれ50,000cps 以下及び
    10以下のペースト状口紅組成物。 2.ゲル化剤が、金属セッケン、親油化ベントナイト、
    アミノ酸誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖
    脂肪酸エステル又はソルビトールのベンジリデン誘導体
    である特許請求の範囲第1項記載のペースト状口紅組成
    物。
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