JP3117309U - 帳票綴じ具 - Google Patents

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Abstract


【課題】ファイルの緩みを軽減し帳票の追加綴じ込みを容易にし、かつ検証時の作業性向上を計る。
【解決手段】自在の着装を図ることのできる両面テープ2を裏面に取り付けた帯状基板10とその両端より所定の長さを有する柔軟材より成る細管部11の両端に帳票穿孔間隔を形成するヒンジ4と着脱自在な係合部5を備えた繋ぎ具6を取り付けた一体なる帳票挿通具40に帳票を挿通させ抑止する固定板20の穿孔3への挿通とカギ状フック1への挟み込みを図り抑止する、前期帳票挿通具40と該固定板20両具の素材の持つ特性の利用や組合せを図る事で帳票の綴じ込み、取り出し、検証が容易に行なえ作業性が向上し、より利便性が増した。
【選択図】図2

Description

本考案は、ファイルに使用する綴じ具に関するものである
従来、ファイル用綴じ具は長年使われてきた方法として繊維の紐で結び綴じたり、又金属製のものや合成樹脂製のファイル用綴じ具で帳票を保持固定させていた。
近年、合成樹脂製の帯状の綴じ紐と取付板体との組み合せたもの実用新案登録番号第3035478号が一般的に使われている。
前記、実用新案登録番号第3035478号の綴じ具では比較的少量のファイルにおいては十分であるが、形状的な問題として長さに制限があり(3〜4百枚)多量の帳票をファイルするには前記繊維の綴じ紐で結び綴じる等、複数の綴じ具を用途別に使い分けなくてはならない。
実用新案登録番号第3035478号公報
前記2種を含む従来型の綴じ方では追加綴じ込みや過去に綴じ込んだ帳票の検証の度ごとに綴じ紐の解き結びを行わなければならず作業性の悪いものであった。
しかし、前期複数種の帳票綴じ具では、実用新案登録番号第3035478号の合成樹脂製の取付板体の場合板体の長さに制限があるため、比較的小量のファイルを目的としたものであり、又従来式の繊維製綴じ紐でのファイルの場合,量的な問題は無いが整理収束に緩みが発生又追加綴じ込みや、綴じ込んだ帳票の検証の都度、綴じ紐の解き結びを行なわなければならず作業性に問題があった、又綴じ紐の結束状態において該結束部が解けたり、又用途によってはこれが邪魔になるといった問題があった。
本考案は、上記問題を解決すべく複数の部材を構成させることにより円滑かつ確実な綴じ状態を保持し作業性を向上させる事を目的とするものである。
上記、問題点を解決すべく考案したのが、帯状基板とその両端より所定長さを有する細管部への張票挿通と、裏表紙への着床を図る着床面に両面テープを取り付けた細管部を帳票穿孔に挿通させ、任意の綴じ位置の帳票最上面に重ねた固定板と供に帳票面と平行に折り曲げ、固定板上のカギ状フックに挟み込み帳票の保持固定を図る弾性を備えた柔軟材より成る細管部、
該細管部両端に抜けを阻止する差込を持ち所定位置で曲折し帳票穿孔間隔を形成出来る曲折部と先端の解き留めを可能にする突起と穴による係合部を備えた一対の硬質材から成る繋ぎ具を挿入した硬軟の素材特性により成る一体構造の帳票挿通具、
該帳票挿通具に帳票を挿通させ任意の綴じ位置の帳票最上面に(固定板上に設けた帳票穿孔間隔の対の穿孔と該穿孔出口に設けた一対のカギ状のフックを備えた)固定板を挿入、帳票と平行に重ね帳票諸共押し圧した状態で細管部を折り曲げ、前記カギ状のフックに挟み係止する帳票綴じ具、
前記、帳票挿通具の細管部を固定板上のカギ状フックから解除し、該帳票挿通具両端の
繋ぎ具係合部を解除し、固定板を引き抜くことで帳票の抜き,差しが自在に行なえ、張票の追加綴じ込みが容易に成り、又該帳票挿通具繋ぎ具曲折部は帳票穿孔間隔の形状を維持し、繋ぎ具係合部を留めたままの状態で、前記固定板上のカギ状フックからの細管部を解除させる事で、細管部所定の長さの中で帳票と固定板がフリーに成り過去に綴じ込んだ帳票の検証を容易にすることで問題の解決を図った。
よって、本考案帳票綴じ具は、その使用によって如何なる量の帳票綴じに際しても帳票挿通具の持つ特性により、自在の対応(柔軟材特性による折曲、挟み込み,孔切れの防止,弾性による抜け出しの阻止、硬質材特性による挿入の容易性、形状の維持、自在の係解合)が可能となり、前記固定板と、帳票挿通具の係合,解放,解除,等の組み合わせ利用により作業性の向上と帳票の検証が容易になった。
本考案帳票綴じ具の張票挿通具40は、柔軟素材で一体成型された所定の長さを有する細管部11の両端に、張票穿孔間隔を維持形成する事の出来る中間部位で曲折するヒンジ4と、その先端に着脱自在な係合部5を持った硬質素材から成る繋ぎ具6を挿入し、前記柔軟材で成る細管と硬質素材から成る繋ぎ具6を結合させた、硬軟それぞれの素材の持つ特性で綴じを図る一体構造の張票挿通具40、
前記,張票挿通具40に張票を挿通させ任意の綴じ位置で張票を保持させる固定板20(張票穿孔間隔の対の穿孔3と該穿孔3の出口近くに一対のカギ状フック1を持った)の穿孔3に挿通させ,張票最上面に固定板20を重ねた状態で平行に曲折させ、張票挿通具40の細管部11の固定を図るべく固定板20のカギ状フック1へ挟み込む事で張票と固定板20の抜けを阻止し張票の綴じを図り、細管部11が挟み込まれた部位より先の張票挿通具40の細管部11の両端に取り付けた繋ぎ具6のヒンジ4を曲折させ左右それぞれ先端の突起5aと穴5bによる係合部5で繋ぎ留める事で綴じ具として形成完結させた。
張票追加綴じ込み時においては、張票挿通具40の先端繋ぎ具6の留めを解き、細管部11を固定板20のカギ状フック1より解除し固定板20を引き抜く事で張票挿通具40が垂直に形成され、張票の追加綴じ込み,引き抜きが容易に行える、
又、張票の検証を容易に行う方法として、張票挿通具40の先端繋ぎ具6の留めを解除する事無く固定板20のカギ状フック1から細管部11を解除させ、固定板20の穿孔3には挿通させたままの状態で固定板20をフリーにすることで、固定板20は、綴じられた張票最上面と張票挿通具40の繋ぎ具6ヒンジ4の間で自在に異動する事が可能となり、綴じ込まれた過去の如何なる位置の張票でも容易に検証することが出来る。
10は柔軟材で一体に成型された帯状基板10の両端より所定の長さを有する細管部11と繋ぎ具6から成る張票挿通具40の帯状基板10で帳票穿孔への挿通と、張票用裏表紙への着床を図る着床面に両面テープ2を装着しているため帳票用裏表紙の任意位置に着床が可能で、またその着床はテープの薄膜(ピール紙)の剥離如何で任意である。
11は前記帯状基板10の両端より所定の長さを有する柔軟材で一体に成形された両端に繋ぎ具6を取り付ける事の出来る細管部である。
40は柔軟材より成る一体の帯状基板10とその両端より所定の長さを有する細管部11から成る帯状基板10の裏表紙への着床を図る着床面に両面テープ2を有し細管部11
に繋ぎ具6を挿入した帳票挿通具40、該帳票挿通具40を帳票穿孔に挿通させ、任意の綴じ位置の張票最上面で張票面と平行に折り曲げ、該細管部11をカギ状フック1に挟み込み帳票の保持を図る弾性を備えた柔軟材より成る細管部11の両端に抜け出しを阻止する差込部を持ち所定位置で曲折し帳票穿孔間隔を形成出来るヒンジ4と先端の解き留めを可能にする突起5aと穴5bによる係合部5を備えた一対の繋ぎ具6を挿入した硬軟の素材の持つ特性により成る一体構造の帳票挿通具である。
6は細管部11の両端に取り付ける具で、硬質材で成型され張票穿孔間隔で曲折するヒンジ4と、その先端に解き留め自在の係合部5から成る繋ぎ具である。
20は前記、細管部11を、固定板上張票穿孔間隔の穿孔3とその穿孔出口に形成されたカギ状フック1に細管部11を、挟み込み帳票の保持を図る固定板である。
張票挿通具と固定板の斜視図。 張票綴じ具で張票を綴じた想定斜視図 張票の検証時、固定板上のカギ状フックを外し書類をフリーの状態にした想定図
符号の説明
1 カギ状フック
2 両面テープ
3 穿孔
4 ヒンジ
5 係合部
5a 突起
5b 穴
6 繋ぎ具
10 帯状基板
11 細管部
20 固定板
40 帳票挿通具
p 張票

Claims (1)

  1. 着装自在の帳票挿通具と帳票抑止用固定板との組合せよりなる帳票綴じ具において、帯状基板(10)とその両端より所定の長さを有する柔軟材より成る細管部(11)と、該細管部(11)の両端に曲折するヒンジ(4)と係合部(5)を備えた繋ぎ具(6)を取り付けた一体なる帳票挿通具(40)と、該帳票挿通具(40)を挿通させる穿孔(3)と係合するカギ状フック(1)により抑止する固定板(20)との組合せにより綴じを図る事を特徴とした帳票綴じ具。












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