JP3117202B2 - 舶用リアクションフィン - Google Patents

舶用リアクションフィン

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/50Measures to reduce greenhouse gas emissions related to the propulsion system

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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶の推進性能向上装置としてのリアクシ
ョンフィンの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、船舶の推進性能向上装置として、多くのリアク
ションフィンが提案されている。その代表的なものを例
示すると、第4図(船尾部の右舷側からみた側面図)お
よび第5図(第4図のV−V矢視断面図)に示すよう
に、船体10の後尾部にプロペラ1が設けられるととも
に、その前方でプロペラ1のプロペラ軸4を囲んで設け
られたボス3に複数のリアクションフィンが放射状に突
出するように取付けられている。そして、リアクション
フィン2としては、その全体形状が図面の記載から明ら
かなように、船舶の幅方向に長く船舶の長さ方向に短
い、いわば飛行機の翼形状に類似した形状のものが用い
られている。なお図中の符号5は舵を示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
通常、船体の航走には伴流が発生するが、その伴流
は、船体の近くでは粘性の影響により流速が遅く、船体
から離れるにつれて流速が速くなる。そして、抵抗は流
速の2乗に比例するものとされている。
ところで、上述のような従来の舶用リアクションフィ
ンでは、リアクションフィンとして船体の幅方向に長く
船体の長さ方向に短い形状のものが用いられるているた
め、上記リアクションフィンが船体からはなれた流速の
速いところまで進出することになり、その結果リアクシ
ョンフィンに対する流れの抵抗は大きいものとなる。
特に、高速船では船速が速いため、リアクションフィ
ンを装着することによるプロペラ後流のエネルギーの回
収分がリアクションフィン自体の抵抗増加分により打消
されて、トータルとして推進性能の向上がのぞめないと
いう問題点がある。
本発明は、このような問題点の解決をはかろうとする
もので、リアクションフィンの形状を、その翼弦流寸法
が取付部から離れるにしたがって短くなるとともに、取
付部における翼弦長寸法が最大スパン長さよりも長くか
つ、最大スパン長の位置が取付部における翼弦の中心よ
りもプロペラ側になるような、平面視ほぼ三角形状に形
成して、リアクションフィン自身の水流に対する抵抗増
加を少なくした、船用リアクションフィンを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明の舶用リアクショ
ンフィンは、船舶において、船尾プロペラの前方で同プ
ロペラの略水平なプロペラ軸を囲んで設けられたボスの
全周に、放射状に突出するよう取付けられた複数のリア
クションフィンをそなえ、上記リアクションフィンが、
断面翼型形状に形成されて、その翼弦長さが取付部から
離れるにしたがって短くなるとともに、取付部における
翼弦長さが最大スパン長さよりも長くかつ、最大スパン
長さの位置が取付部における翼弦の中心よりも上記プロ
ペラ側になるような、平面視ほぼ三角形状に形成されて
いることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本発明の舶用リアクションフィンでは、流速の
速いところに位置する翼弦長さを短かくし、その分流速
の遅いところに位置する翼弦長さを長くしたので、水流
を旋回する能力を弱めることなくリアクションフィンの
水流に対する抵抗を小さくしている。
また、最大スパン長の位置をプロペラに近ずけたた
め、リアクションフィンにより発生する回転流は上記プ
ロペラへスムーズに流入することができる。
〔実 施 例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての舶用リア
クションフィンについて説明すると、第1図は右舷側か
らみた船尾部側面図、第2図はリアクションフィンの平
面図、第3図は水槽試験の結果を示したグラフである。
なお第1,2図において第4,5図と同一の符号はほぼ同じ
部材を示している。
この実施例の舶用リアクションフィンも、船体10の船
尾部に設けられたスクリュープロペラ1の前方で略水平
なプロペラ軸4を囲むように船体10に形成されたボス3
の全周からそれぞれ放射状に突出された複数のリアクシ
ョンフィン2をそなえている。
リアクションフィン2は、断面翼型形状に形成される
とともに、平面形状が、第2図に示すように、翼弦長さ
aがボス3への取付部2aから離れるにしたがって短くな
るとともに、取付部2aにおける翼弦長さAが最大スパン
長さBよりも長く、かつ、最大スパン長さの位置Yが取
付部における翼弦の中心点Xよりもプロペラ1側になる
ような、三角形状に形成されている。なお、前縁2cは必
ずしも直線状でなくてもよく、ゆるやかな凸状あるいは
凹状に形成されていてもよい。
そして、ボス3から放射状に突出して設けられる複数
枚のリアクションフィン2は、すべて同一形状に形成さ
れているが、すべてのリアクションフィン2は、流れに
対する迎角が最適となるようにそれぞれの取付け角度を
異にして取付けられている。また、リアクションフィン
2のスパン長さBはあまり長くすると抵抗増の原因とな
るため、船体後方からみてその先端2bがプロペラ1の翼
面より外方に出ない程度に設定するのが望ましい。
上述の構成により、船体からはなれた流速の速いとこ
ろでは、リアクションフィンはその翼面積が小さくなる
ように形成されているので、リアクションフィン自身の
水流に対する抵抗が小さく、その結果船体の推進効率の
向上をはかることができる。このことは第3図に示した
水槽試験の結果からも証明することができる。
すなわち、第3図はリアクションフィンの取付部の長
さをAとし、リアクションフィンの最大スパン長さをB
としたとき、AとBとが、 (a)B>A (b)B≒A (c)B<A の関係にある3ケースについて、推進効率を水槽試験に
より計測した結果を示すグラフであり、このグラフは従
来例に相当するケース(a)に対して、本発明に相当す
るケース(c)では、5%の推進効率の向上が得られる
ことを示している。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の舶用リアクションフィ
ンによれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1)リアクションフィンの流速の速いところに位置す
る部分の翼弦長さを短くしその分流速の遅いところに位
置する部分の翼弦長さを長くしたため、リアクションフ
ィン自身の抵抗をあまり増大することなく水流旋回能力
の大きい舶用リアクションフィンを得ることができる。
(2)リアクションフィンの最大スパン長さの位置をそ
の取付部における翼弦の中心よりもプロペラ寄りとした
ため、上記リアクションフィンにより発生した回転流を
上記プロペラへスムーズに導入することができる。
(3)取付部の翼弦長さが長いため、船体に剛にとりつ
けることが容易となり、従来のものに比べ強度面におけ
る余裕から翼厚をうすくでき、これによる抵抗減少効果
も加算されて従来のリアクションフィンに比べ大幅な性
能向上が図れる。
(4)上記の(1)〜(3)の理由により、従来のもの
に比べて推進性能を一段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の一実施例としての舶用リアクショ
ンフィンを示すもので、第1図は右舷側からみた船尾部
側面図、第2図はリアクションフィンの平面図、第3図
は水槽試験の結果を示したグラフであり、第4,5図は従
来の舶用リアクションフィンを示すもので、第4図は船
尾部の右舷側からみた側面図、第5図は第4図のV−V
矢視断面図である。 1……スクリュープロペラ、2……リアクションフィ
ン、2a……取付部、3……ボス、4……プロペラ軸、 10……船体、A……取付部における翼弦長さ、a……翼
弦長さ、B……最大スパン長さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶において、船尾プロペラの前方で同プ
    ロペラの略水平なプロペラ軸を囲んで設けられたボスの
    全周に、放射状に突出するよう取付けられた複数のリア
    クションフィンをそなえ、上記リアクションフィンが、
    断面翼型形状に形成されて、その翼弦長さが取付部から
    離れるにしたがって短くなるとともに、取付部における
    翼弦長さが最大スパン長さよりも長くかつ、最大スパン
    長さの位置が取付部における翼弦の中心よりも上記プロ
    ペラ側になるような、平面視ほぼ三角形状に形成されて
    いることを特徴とする、舶用リアクションフィン。
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