JP3116877U - 低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気の進入を防ぎ、低融点金属合金材料を外部空気から隔離して低融点金属合金材料の酸化を防止し、最良の熱伝導効率を達成する低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置を提供する。
【解決手段】この酸化防止装置は、放熱装置1と、酸化防止層2と、低融点金属合金材料3を含み、低融点金属合金材料が放熱装置上に設置され、発熱源と接触する熱伝導媒体となり、酸化防止層はフレーム型であり、圧縮可能な材料からなり、低融点金属合金材料の外縁を取り囲むように放熱装置上に設置される。
【選択図】図2

Description

本考案は、低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置に関し、特に空気の進入を有効に避けると共に、低融点金属合金材料を外部空気から隔離することで、低融点金属合金材料の酸化防止が可能となり、最良の熱伝導効率を提供する酸化防止装置に関するものである。
パソコン産業の迅速な発展に従い、チップセット、中央処理装置(CPU)など動作速度はますます速くなっており、それに伴いこれらのデバイスの発熱量も増加している。発熱源から発生した高熱を外界に排出し、発熱源を許容される温度下で正常に動作させるため、通常は発熱源の放熱表面上に広い面積を有する放熱装置を付設し、放熱装置の複数のプレートを利用することにより排熱を促している(例えば、特許文献1)。
発熱源から発生した熱を確実に放熱装置に伝達させるために、普通は発熱源と放熱装置の間にシリコングリス(Silicone Heat Transfer Compound)を設けることが必要であり、シリコングリスと放熱装置を利用し、発熱源から発生した高熱を伝導させ、発熱源からの放熱を促している。
台湾特許562395号公報(2003年11月11日公告)
従来の放熱装置で熱伝導媒体と使用されているシリコングリスは、熱伝導係数TCが低いので、熱伝導効率が劣り、チップセット、中央処理装置などの発熱源から発生した高熱の放熱効率を低下させ、効果的に放熱装置に熱を伝達させ難くしている。
また、低融点金属合金材料を放熱装置の底部に固定し、低融点金属合金材料を熱伝導媒体として利用する場合は、低融点金属合金材料の熱伝導係数が高いことにより、発熱源から発生した熱量を有効的に排熱装置に伝達させ、最良の排熱効率を得ることができる。
しかしながら、低融点金属合金材料を吹き付け方式にて放熱装置の底部に形成する場合は、気泡(空洞)が発生し、空気が低融点金属合金材料の内部に存在するために熱伝導効率を低下させる。この内部空気の問題は通常、低融点金属合金材料による吹き付ける際の粒子径を減少させるか、若しくはフラットな形状のものを使用するなどしてある程度は解消することができる。
しかし、発熱源の作動温度が高くなり、発熱源と放熱装置の間に設置された低融点金属合金材料がその融点以上に到達すると、低融点金属合金が液体になって流動し、低融点金属合金材料の外縁が直接外部空気に触れて低融点合金材料を酸化させ、結果的にその熱伝導効率を低下させる。
このように、従来の排熱装置は、実際に使用する上で依然として改善の余地が残されている。
そこで、本考案者は、上記の問題点の改善を目的として、技術理論に照らし、鋭意研究開発を行なった結果、設計が合理的で、上記問題点を有効に改善できる低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置を考案するに到った。
すなわち、本考案の主な目的は、放熱装置の底部に酸化防止層が設置され、酸化防止層は低融点金属合金材料の外部を取り囲み、低融点金属合金材料を発熱源と放熱装置の間に設置する際、空気の侵入を有効に避けると共に、低融点金属合金材料と外部空気の接触を遮断して、低融点金属合金材料の酸化を防止し、最良の熱伝導効率を達成することができる低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案の酸化防止装置は、放熱装置と、放熱装置に設置される低融点金属合金材料と、圧縮可能な材料からなり、低融点金属合金材料の外縁を取り囲むように放熱装置上に設置されるフレーム型の酸化防止層を含むことを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、本考案を好ましい実施例に基づいて詳細に説明するが、以下の実施例は、例示であって本考案を制限するものではない。
図1乃至図4に示すように、本考案の好ましい実施例にかかる酸化防止装置は、放熱装置1と、酸化防止層2及び低融点金属合金材料3を含む。放熱装置1は、銅材料又はアルミ材料等の熱伝導性に優れる金属材料で形成される。尚、放熱装置1の形状と構造は図示例に限定されず、実際の要求に基づいて各種型式の放熱装置を選択して使用することが可能である。本実施例では、放熱装置1は、台座11と、台座11から延出する複数の放熱プレート12を有する。放熱プレート12を個別に設けて、台座と組み合わせて放熱装置1を形成してもよい。
酸化防止層2は、放熱装置1の台座11底部の表面に設置され、圧縮可能な材料からなり、よって、可圧縮性を有する。酸化防止層2の上面及び下面は平面に形成され、酸化防止層2を組み合わせて放熱装置1に設置してもよい。本実施例において、酸化防止層2は圧縮可能なフォーム-ラバーからなり、粘着テープ21により放熱装置1の台座11底部の表面に接着される。また、酸化防止層2は略正方形の内部開口を有するフレーム型に形成される。尚、酸化防止層2のフレーム形状は、方形又は円形、あるいはそれ以外であってもよく、その形状は限定されない。また、酸化防止層2の材料は限定されず、糊状の(粘性の高い)シリコングリス等の圧縮可能な材料から形成されても良い。シリコングリスは熱伝導率を有すると同時に熱伝導を補うことができ、発熱源4と排熱装置1の間の放熱効率を向上する。
図4に示すように、低融点金属合金材料3は、放熱装置1の台座11底部の表面に設置されるフレーム型の酸化防止層2の内部に固定され、酸化防止層2によって低融点金属合金材料3の外部が取り囲まれるので、外部空気の侵入を回避することができる。これにより、低融点金属合金材料3からなる熱導電媒体がチップセット、中央処理装置等の発熱源4に接触すると、発熱源4から発生する熱を効果的に放熱装置1に伝達させ、最良の熱伝導効率を達成することができる。上記した構成により、本考案の低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置が完成する。
本考案によれば、放熱装置1の底部に設置された酸化防止層2と、酸化防止層2が低融点金属合金材料3の外部を取り囲むことで、低融点金属合金材料3を発熱源4と排熱装置1の間に設置させ、空気の侵入を有効に避けることができ、低融点金属合金材料3と外部空気の接触を遮断することで、空気が外部から低融点金属合金材料3に侵入できなくし、それによって低融点金属合金材料3の酸化が防止可能となり、最良の熱伝導効率を達成する。
また、酸化防止層2は圧縮可能な材料からなるので、万が一、低融点金属合金材料3が液体になり外方向に流動してその厚みが減少しても、酸化防止層2の厚みも同時に変化して低融点金属合金材料3、放熱装置1、及び発熱源4の間の緊密な接触を維持することができる。
さらに、酸化防止層2が低融点金属合金材料3の外部を取り囲み、外部空気の遮断効果を提供するので、発熱源4の作動温度が高くなり、低融点金属合金材料3の融点以上に到達した時でも、液体となった低融点金属合金材料3が外方向に流れ出すのを防いで最良の熱伝導効率を維持することが可能になる。
尚、酸化防止層2は圧縮可能な材料からなり、緩衝性能を有し、それによって、チップセット、中央処理装置等の発熱源4を保護し、過多圧縮が発生するのを回避できるという長所もある。
上記した説明は、本考案の一実施例を示すに過ぎず、本考案の請求の範囲を限定するものではない。従って、同等の効果および目的を達成するために上記実施例になされる種々の等価な変更は、本考案の技術思想の範囲に含まれる。
以上の説明から理解されるように、本考案は、低融点金属合金材料の酸化を防止し、最良の熱伝導効率を達成するものであり、新規性、進歩性および産業上の利用可能性を兼ね備えた実用新案登録要件に完全に合致する考案であり、チップセット、中央処理装置等の発熱源から生成する高熱を効率よく排出することが要請される技術分野での広範な利用が期待される。
本考案の好ましい実施例にかかる低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置の分解斜視図である。 本考案の好ましい実施例にかかる酸化防止装置の組立斜視図である。 本考案の好ましい実施例にかかる酸化防止装置の断面図である。 本考案の好ましい実施例にかかる酸化防止装置の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1 放熱装置
11 台座
12 放熱プレート
2 酸化防止層
21 粘着テープ
3 低融点金属合金材料
4 発熱源

Claims (5)

  1. 放熱装置と、前記放熱装置に設置される低融点金属合金材料と、圧縮可能な材料からなり、前記低融点金属合金材料の外縁を取り囲むように前記放熱装置上に配置されるフレーム型の酸化防止層とを含むことを特徴とする低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置。
  2. 上記放熱装置が更に台座と複数の放熱プレートを含み、前記複数の放熱プレートは前記台座から延出し、上記酸化防止層が上記放熱装置の台座底部の表面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置。
  3. 上記酸化防止層がフォームラバー(foam rubber)であることを特徴とする請求項1に記載の低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置。
  4. 上記酸化防止層がシリコングリス(SiliconeHeat Transfer Compound)であることを特徴とする請求項1に記載の低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置。
  5. 上記酸化防止層が上記放熱装置に粘着するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の低融点金属合金の熱伝導媒体を有する酸化防止装置。
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