JP3116642B2 - 操作スイッチ - Google Patents

操作スイッチ

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JP3116642B2
JP3116642B2 JP05074881A JP7488193A JP3116642B2 JP 3116642 B2 JP3116642 B2 JP 3116642B2 JP 05074881 A JP05074881 A JP 05074881A JP 7488193 A JP7488193 A JP 7488193A JP 3116642 B2 JP3116642 B2 JP 3116642B2
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push rod
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三男 西尾
信和 野口
剛久 竹内
和仁 栗田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の通電制御など
に用いる操作スイッチ、特にスナップスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の操作スイッチとして特公平3−
57564号公報に記載された押しボタンスイッチが知
られている。その詳細な説明は省略するがその開閉部は
図10に示すように、端子13と、固定接点10aを備
えた端子10と、その遊端部に可動接点22を備えた可
動片23,略W字形の操作片24および前記端子13と
可動片23との間に張架される引っ張りばね25とから
なるスイッチ機構26と、図示しないオルタネイトカム
が取り付けられたプランジャ21とが設けられ、前記ス
イッチ機構26の略W字形の操作片24の一端24aは
逆L字状の端子13に係止し、この他端24bと前記プ
ランジャ21上部のばね座21aとの間にコイルスプリ
ング27を張架したものである。なお、12はベース,
14は隔壁である。
【0003】この押しボタンスイッチの動作は次の通り
である。いま、このスイッチを押圧するとプランジャ2
1が連動して下動し、このプランジャ21の下動力はコ
イルスプリング27を介して操作片24に伝達されるの
で、この操作片24はその一端24aを支点として反時
計方向へ揺動し、同時に下動したプランジャ21はオル
タネイトカムで保持される。この結果、引っ張りばね2
5に係止されている可動片23が傾倒し、その下端の可
動接点22が対向する端子10の固定接点10aに圧接
するので、スイッチはオフからオンに瞬間的に切り換わ
りこの状態が保持される。この状態でこのスイッチを再
度押圧するとオルタネイトカムは解放し、プランジャ2
1は引っ張りばね25とコイルスプリング27のばね力
により復帰し、このプランジャ21に一体形成したテー
パ状の強制復帰部21bが操作片24の底面に当接し、
この操作片24を強制的に変位させるので、可動片23
が傾倒してスイッチはオンからオフに瞬間的に切り換わ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の押しボタンスイ
ッチは、押し棒の押圧操作によるスイッチ機構の可動片
の反転動作および接触圧力の付与を引っ張りばね(図1
0において25)により行う構造となっている。引っ張
りばねを用いると組立の機械化が非常に困難となるの
で、専ら手作業による組立となり、組立工数が増大しコ
スト高の要因となっている。
【0005】本発明の目的は組立の機械化を可能とし、
しかも組立作業が容易な操作スイッチを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明の操作スイッチは、ベースを側面開口部を有
し逆L字状の共通端子と常閉端子が一体的に取付けられ
た第1のベースと、この第1のベースに側面開口部側よ
り組付けられ、かつ常開端子を有する第2のベースとに
分割し、前記スイッチ機構は、上端に前記共通端子の逆
L字状部と係合する係合部を有し、下端に前記常閉端子
の常閉接点と接離する可動接点を有し、中間部に窓を有
する可動部と、一端が可動部の上端部に支持され、他端
側の舌片が可動部の窓を貫通して第2のベース側に突出
する操作レバーと、前記可動部の窓位置において前記操
作レバーと可動部との間に配置され、前記操作レバーの
舌片が操作されることにより反転動作する圧縮板ばねを
組合せてなり、前記第2のベースには、押しボタンの操
作に連動して上下動する押し棒と、この押し棒と前記ス
イッチ機構の操作レバーの舌片との間に張架されるコイ
ルばねが取付けられたことを特徴とする。そしてこの操
作スイッチにおいて、スイッチ機構の圧縮板ばねは弓状
からなりその一端にガイド溝を有する角穴を設けるとと
もに、その他端に先端が矢状の突起を設け、前記圧縮板
ばねの一端を可動部の下端部に設けた前記板ばねの角穴
と嵌合する先端が矢状の突起に嵌合させるとともに他端
を操作レバーに設けた前記板ばねの突起と嵌合する角穴
に嵌合させてスイッチ機構を構成した。また、逆L字状
の共通端子にはその上辺の両側に切り欠きを設け、スイ
ッチ機構の可動部の上端部にはこの切り欠きに嵌合しこ
のスイッチ機構の横移動を固定する第1の接触片と、前
記逆L字形上辺をこの可動部の上端部の内壁とで固定
し、このスイッチ機構の縦移動を固定する第2の接触片
とを設ける。更にまた、押し棒にはその両側面に上下方
向のリブを形成し、第2のベースにはこのリブを抱え前
記押し棒を上下方向に移動自在に固定する壁を設ける。
更にまた、第1のベースと第2のベースとにはそれぞれ
互に嵌合する一方および他方の嵌合部を設ける。更にま
た、押し棒の一横側にはオルタネイトカムを形成し、常
開端子の一横側にはその上端曲げ部がこのオルタネイト
カムに掛合するロックピンの下端曲げ部が挿入される穴
を設ける。更にまた、第1のベースと第2のベースの外
周面にそれぞれ一方の嵌合部を設け、ハウジングの下部
内周面にこれら一方の嵌合部に嵌合する他方の嵌合部を
設ける。
【0007】
【作用】本発明の操作スイッチは、押し棒の押圧操作に
よる操作レバーの変位を可動接点が設けられた可動部に
伝達するばねを圧縮板ばねで構成したので、組立の機械
化が容易になる。また、開閉部は、そのスイッチ機構の
圧縮板ばねにはその一端にガイド溝を有する角穴を設
け、その他端に先端が矢状の突起を設け、スイッチ機構
の可動部の下端部には前記板ばねの角穴と嵌合する先端
が矢状の突起を設け、スイッチ機構の操作レバーには前
記板ばねの突起と嵌合するガイド溝を有する角穴を設
け、その逆L字状の共通端子にはその上辺の両側に切り
欠きを設け、スイッチ機構の可動部の上端部にはこの切
り欠きに嵌合しこのスイッチ機構の横移動を固定する第
1の接触片と、前記逆L字形上辺をこの可動部の上端部
の内壁とで固定し、このスイッチ機構の縦移動を固定す
る第2の接触片とを設け、その押し棒にはその両側面に
上下方向のリブを形成し、第2のベースにはこのリブを
抱え前記押し棒を上下方向に移動自在に固定する壁を設
け、その第1のベースと第2のベースとにはそれぞれ互
に嵌合する一方および他方の嵌合部を設け、その押し棒
の一横側にはオルタネイトカムを形成し、常開端子の一
横側にはその上端曲げ部がこのオルタネイトカムに掛合
するロックピンの下端曲げ部が挿入される穴を設けて、
殆んど一横方向の部品移動でこれらの組付が可能とし
た。更に第1のベースと第2のベースの外周面にそれぞ
れ一方の嵌合部を設け、ハウジングの下部内周面にこれ
ら一方の嵌合部に嵌合する他方の嵌合部を設け、上下方
向の移動で開閉部とハウジング組付を可能とした。これ
らにより組立の機械化に適した構造の操作スイッチとな
る。
【0008】
【実施例】図1ないし図9に本発明の操作スイッチであ
るスナップスイッチの一実施例を示す。図1はこのスナ
ップスイッチの縦断面図であり、ハウジング1と、この
ハウジング1内に収納された開閉部2と、ハウジング1
の上部に予め収納された押しボタン3とからなり、この
押しボタン3の下面にこの押しボタン3の動きを開閉部
2に伝達する脚3aが設けられている。図2は図1の開
閉部2を示し、(a)は側面図、(b)は縦断面図であ
る。図2において、4は図1に示す押しボタン3の脚3
aによって下動する押し棒であり、この押し棒4の窓4
aの上縁のばね座4bに圧縮コイルばね5の上端が挿入
され、この圧縮コイルばね5の下端は操作レバー6の一
端に設けられた舌片6aで支持される。この操作レバー
6は略U字状をなし、その他端6fは、第1のベース1
4に一体成形された逆L字形の共通端子7のコーナ部
と、可動部8の上端部8dとにより挟持されている(こ
の詳細は後述する)。
【0009】この可動部8はその上端部8dから連結板
8aが下垂し、この連結板8aの先端部に可動接点8b
がこの連結板8aの両面に設けられている。そして、こ
の連結板8aの中央部には操作レバー6が挿入される窓
8cが形成されており、この操作レバー6の下面とこの
窓8cの下縁との間に圧縮板ばね9が弓状に圧縮して組
み付けられる。これら可動部8,操作レバー6および圧
縮板ばね9でスイッチ機構16を構成している。可動接
点8bと共通端子7との間には共通端子7にほぼ並行に
第1のベース14に固定された常閉端子10が設けら
れ、この常閉端子10に、可動接点8bと対向して常閉
固定接点10bが設けられる。また可動接点8bの反共
通端子7側に、この共通端子7とほぼ並行に、第2のベ
ース15に一体成形された常開端子11が設けられ、こ
の常開端子11に、可動接点8bと対向して常開固定接
点11bが設けられる。押し棒4にはオルタネイトカム
13が形成してあり、このオルタネイトカム13にその
上端曲げ部12aが掛合し、その下端曲げ部12bが常
開端子11に設けた穴11aに挿入されるロックピン1
2が設けられる。このオルタネイトカム13およびロッ
クピン12でオルタネイト機構が構成される。
【0010】このオルタネイト機構はオルタネイト動作
(押圧して押圧状態にロックし、再度押圧することでも
とに復帰)のためのもので、図8の分解斜視図に示すよ
うにオルタネイトカム13はハート形状の溝13aを有
し、この溝13aは図9に示す時計方向の展開断面図の
ように各区分A〜Dごとに傾斜をもつ階段状となってい
る。ロックピン12の上端曲げ部12aの先端は押し棒
4が押圧されていない状態ではオルタネイトカム13の
溝13aのA点にあり、押しボタン3を押圧すると押し
棒4とともにこのオルタネイトカム13は下降し、ロッ
クピン12の上端曲げ部12aの先端は溝13a内を移
動してB点に至る。ここで押しボタン3を緩めると圧縮
コイルばね5の力によりオルタネイトカム13を形成し
た押し棒4が復帰上昇しようとするので、上端曲げ部1
2aの先端はC点に至り、ここでロックされる。この状
態で再度押しボタン3を押圧し、次に緩めると、ロック
ピン12の上端曲げ部12aの先端はD点を経て再びA
点の位置に戻る。溝13aは前述したように各区分ごと
に階段状となっているので、ロックピン12の上端曲げ
部12aの先端は溝13a中を逆もどりすることはな
い。このようにしてオルタネイト動作が行われる。
【0011】図3は図2に示す開閉部2の組立方法を示
す分解正断面図である。図3において、第1のベース1
4は図における左側側面が開口された箱状体からなり、
その下方に嵌合突起14aを有している。この嵌合突起
14aに常閉端子10を矢印Sの方向より移動させてそ
の嵌合穴10aを嵌め合せてかしめることで第1のベー
ス14に固定する。次に操作レバー6,可動部8および
圧縮板ばね9からなるスイッチ機構16を組み立てる。
図4はこのスイッチ機構16の詳細を示し、(a)は分
解斜視図、(b)は図(a)における操作レバーの矢印
P方向より見た要部斜視図である。図4において、可動
部8の上端部8dは上面よりコ字状に曲げられて下垂し
た部材からなり、この両側面に切り欠き8eを設けてあ
る。操作レバー6の他端部6fの両側には前記上端部8
eに挿入される相対した支点6bを設けてあり、この操
作レバー6の一端部に設けられた舌片6aを図4の矢印
Qの方向に移動して可動部8の連結板8aに設けた窓8
cを通し時計方向に回転させて、この支点6bを可動部
8の切り欠き8eに組み合せる。また、この操作レバー
6の他端部6fの両側に相対した突起6cが設けてあ
り、可動部8にはこの突起6cに対向した個所に外方向
に曲げられた舌片8fと、この突起6cがその中で可動
自在の長穴8gが設けてあり、操作レバー6の支点6b
を可動部8の切り欠き8eに組み合せると、同時に操作
レバー6の突起6cは可動部8の上端部8dを広げなが
ら長穴8gに入り込む。圧縮板ばね9はその下端部に角
穴9aとこの角穴より幅の狭い溝9bがこの角穴9aに
連結して長さ方向に設けられ、その上端部に先端が矢状
9dの突起9cが設けられている。また、可動部8の窓
8cの下縁には前記角穴9aに挿入される先端が矢状8
iの突起8hが設けられている。更に操作レバー6の下
面に前記突起9cが挿入される角穴6dとこの角穴より
幅の狭い溝6eがこの角穴6dに連結して長さ方向に設
けられている。そして、板ばね9を矢印R方向からこれ
ら溝9bと突起8hの矢状8iとを、溝6eと突起9c
の矢状9dとをそれぞれ組み合せて、これらをガイドと
して押し込み最終的に突起8hが角穴9aに、突起9c
が角穴6dに落ち込み組み付けられる。このようにして
組立てられたスイッチ機構16は図3において矢印T方
向に移動して共通端子7のコーナ部に結合する。
【0012】図5および図6はこのスイッチ機構16と
共通端子7との結合部の詳細を示すもので、まず図5は
共通端子7のコーナ部の詳細を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図である。図5において、逆L字形の共通
端子7の上辺7aにはその両側に対向して切り欠き7b
が設けられている。また、図6はこの共通端子7にスイ
ッチ機構16を組み付けたときの詳細を示し、(a)は
横断面図、(b)は縦断面図である。図6において、共
通端子7の切り欠き7bは可動部8の上端部8dに設け
た第1の接触片8lに掛合する。また、この上端部8d
に設けられた第2の接触片8mの上辺とこの上端部8d
の裏面8nとの間の空間に共通端子7の上辺7aが圧入
されて結合される。このとき可動部8の上端部8dの切
り欠き8eに組み合された操作レバー6の支点6bは、
その左右が切り欠き8eと共通端子7の内面により押え
られる。
【0013】次に図3において、押し棒4を矢印U方向
に移動して第2のベース15に組み付ける。これを図7
を参照して説明する。図7は押し棒4を第2のベース1
5に組み付けたときの詳細を示す平面図であり、押し棒
4にはその両側面に上下方向にリブ4bが形成されてお
り、第2のベース15にはこのリブ4bを抱え、その先
端15dが内方向に折り曲げられた外方向に弾性のある
壁15cが設けられ、押し棒4のリブ4bを第2のベー
ス15の壁15cに圧入することにより組み立てられ
る。この第2のベース15,常開端子11および押し棒
4からなる結合体は図3において矢印V方向に移動して
前記第1のベース14に組み合わさせる。この両者の組
み合わせは第2のベース15の右側に設けた突起15a
および15bと第1のベース14の左側に設けられた角
穴14cおよび切り欠き14dとをそれぞれ嵌め合すこ
とにより行われる。このとき操作レバー6の舌片6aは
押し棒4の窓4a内に収納される。そして、圧縮コイル
ばね5およびロックピン12をそれぞれ矢印W方向に移
動して、圧縮コイルばね5は押し棒4のばね座4bと操
作レバー6の舌片6aの間に挿入し、ロックピン12は
その上端曲げ部12aをオルタネイトカム13に掛合
し、その下端曲げ部12bを常開端子11に設けた穴1
1aに挿入して開閉部2の組立が完了する。
【0014】最後に、この開閉部2に押しボタン3が収
納されたハウジング1を上方より挿入し、開閉部2の第
1および第2のベースの外周面に設けた図示しない突起
とハウジング1の内周面に設けた図示しない穴とを嵌め
合せて固定し全組立が完了する。上述した構成におい
て、オルタネイト機構を付与するロックピンは、組立最
終段階の開閉部とハウジングとの組立の直前に開閉部に
組み付けられるものであり、そのため共通部品である開
閉部を大量に製作し、その後オルタネイト機構に対応さ
せればよく、効率のよい組立が行える。
【0015】次にスナップスイッチの動作を図1を用い
て説明する。押しボタン3を押圧すると押しボタン3の
脚3aを介して押し棒4が下動し、圧縮コイルばね5を
介して操作レバー6の舌片6aが押し下げられ、操作レ
バー6はその他端部6f(図2参照)を支点として反時
計方向に揺動し、同時に下動した押し棒4はオルタネイ
トカム13で保持される。この結果圧縮板ばね9の上端
は操作レバー6の揺動方向と同方向に移動して圧縮板ば
ね9の常閉固定接点10b方向への作用力がゼロとなる
デットポイントを越えると圧縮板ばね9が反転して可動
接点8bは常開固定接点11bに圧接するので、常閉端
子はオンからオフへ常開端子はオフからオンに瞬間的に
切り換わりこの状態が保持される。この状態で押しボタ
ン3を再度押圧すると、オルタネイトカム13で保持さ
れていた押し棒4は上昇し操作レバー6の舌片6aが上
昇する。このとき操作レバー6の支点6bの位置は圧縮
板ばね9の作用力の方向より図の右側にあるので、圧縮
板ばね9の作用力で回転モーメントが働き操作レバー6
が時計方向に揺動し、圧縮板ばね9の常開固定接点11
b方向への作用力がゼロとなるデットポイントを越える
と圧縮板ばね9が再度反転して可動接点8bは常閉固定
接点10bに圧接するので、常閉端子10はオフからオ
ンへ、常開端子11はオンからオフへ瞬間的に切り換わ
る。
【0016】本発明のスナップスイッチでは押し棒の押
圧操作による操作レバーの変位を可動接点が設けられた
可動部に伝達するばねを圧縮板ばねで構成したので組立
の機械化が容易になる。更に、図3に示すように、開閉
部の組立は部品の殆んど一方向の移動で組付が可能であ
る。そしてこれら組付では、機械的,電気的接続は嵌め
合せ,部材の弾性による圧接などにより行われ、溶接な
どの締結手段を用いていない。これらによって組立の機
械化が極めて容易になる。
【0017】
【発明の効果】本発明の操作スイッチは押し棒の押圧操
作によるスイッチ機構の反転動作を行うばねを圧縮板ば
ねで構成し、更に、殆んど一方向の移動で部品の組付が
可能で溶接などの締結手段を用いていないので組立の機
械化が極めて容易であり、信頼性が高く低コストの操作
スイッチが得られる。
【0018】また、可動部,操作レバー,圧縮板ばねか
らなるスイッチ機構の組立は、圧縮板ばねの一端に設け
たガイド溝を有する角穴を、可動部の窓部に設けた先端
が矢状の突起にスライド係合させ、圧縮板ばねの他端に
設けた先端が矢状の突起を、可動部の窓部に挿入した操
作レバーに設けたガイド溝を有する角穴にスライド係合
させることにより、各部品を確実に組立てることがで
き、信頼性の高いスイッチが得られる。
【0019】更に、逆L字状の共通端子とスイッチ機構
の可動部との係合は、共通端子に設けた切り欠きと可動
部の上端部に設けた第1および第2の接触片とにより行
うため、共通端子と可動部とは、確実に機械的,電気的
に接続される。更にまた、第1のベースと第2のベース
は、それぞれに設けた嵌合部により嵌合されてスイッチ
機構をその内部に収納するため、コンパクトであるとと
もに閉鎖性が高められ塵埃などの侵入を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスナップスイッチの一実施例を示す縦
断面図
【図2】図1の開閉部を示し(a)は側面図、(b)は
縦断面図
【図3】図2の組立方法を示す分解正断面図
【図4】図3に示すスイッチ機構の詳細を示し、(a)
は分解斜視図、(b)は(a)における操作レバーの矢
印P方向より見た要部斜視図
【図5】図3に示す共通端子7の詳細を示し、(a)は
平面図、(b)は側面図
【図6】図3における共通端子7にスイッチ機構を組み
付けたときの詳細を示し、(a)は横断面図、(b)は
縦断面図
【図7】図3における押し棒を第2のベースに組み付け
たときの詳細を示す平面図
【図8】オルタネイト機構の斜視図
【図9】図8のオルタネイトカムの溝の時計方向の展開
断面図
【図10】従来の操作スイッチの一例としての押しボタ
ンスイッチの開閉部の断面図
【符号の説明】
1 ハウジング 4 押し棒 4b リブ 5 圧縮コイルばね 6 操作レバー 6a 舌片 7 共通端子 7a 上辺 7b 切り欠き 8 可動部 8b 可動接点 8l 第1の接触片 8m 第2の接触片 9 圧縮板ばね 10 常閉端子 11 常開端子 11a 穴 12 ロックピン 12a 上端曲げ部 12b 下端曲げ部 13 オルタネイトカム 14 第1のベース 14c 一方の嵌合部 14d 一方の嵌合部 15 第2のベース 15a 他方の嵌合部 15b 他方の嵌合部 15c 壁 16 スイッチ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 和仁 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−158632(JP,A) 実開 昭58−131534(JP,U) 実開 平3−69827(JP,U) 実開 平2−117619(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの底部に端子を設けたベースを
    固定し、このベースの上面側にスイッチ機構と押圧操作
    に連動して上下動する押し棒とを設け、前記押し棒の上
    下動をコイルばねを介しスイッチ機構の操作レバーに伝
    達してこの操作レバーを変位させ、この操作レバーの変
    位により反転動作するばねを介して可動部に設けた可動
    接点を反転させて接点を開閉操作する操作スイッチであ
    って、前記ベースを、側面開口部を有し逆L字状の共通
    端子と常閉端子が一体的に取付けられた第1のベースと
    この第1のベースに側面開口部側より組付けられ、かつ
    常開端子を有する第2のベースとに分割し、前記スイッ
    チ機構は、上端に前記共通端子の逆L字状部と係合する
    係合部を有し、下端に前記常閉端子の常閉接点と接離す
    る可動接点を有し、中間部に窓を有する可動部と、一端
    が可動部の上端部に支持され、他端側の舌片が可動部の
    窓を貫通して第2のベース側に突出する操作レバーと、
    前記可動部の窓位置において前記操作レバーと可動部と
    の間に配置され、前記操作レバーの舌片が操作されるこ
    とにより反転動作する圧縮板ばねを組合せてなり、前記
    第2のベースには、押しボタンの操作に連動して上下動
    する押し棒と、この押し棒と前記スイッチ機構の操作レ
    バーの舌片との間に張架されるコイルばねが取付けられ
    たことを特徴とする操作スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、スイッチ機
    構の圧縮板ばねは弓状からなりその一端にガイド溝を有
    する角穴を設けるとともに、その他端に先端が矢状の突
    起を設け、前記圧縮板ばねの一端を可動部の下端部に設
    けた前記板ばねの角穴と嵌合する先端が矢状の突起に嵌
    合させるとともに他端を操作レバーに設けた前記板ばね
    の突起と嵌合する角穴に嵌合させてスイッチ機構を構成
    したことを特徴とする操作スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のものにおいて、逆L字状の
    共通端子にはその上辺の両側に切り欠きを設け、スイッ
    チ機構の可動部の上端部にはこの切り欠きに嵌合しこの
    スイッチ機構の横移動を固定する第1の接触片と、前記
    逆L字形上辺をこの可動部の上端部の内壁とで固定し、
    このスイッチ機構の縦移動を固定する第2の接触片とを
    設けたことを特徴とする操作スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のものにおいて、押し棒には
    その両側面に上下方向のリブを形成し、第2のベースに
    はこのリブを抱え前記押し棒を上下方向に移動自在に固
    定する壁を設けたことを特徴とする操作スイッチ。
  5. 【請求項5】請求項1記載のものにおいて、第1のベー
    スと第2のベースとにはそれぞれ互に嵌合する一方およ
    び他方の嵌合部を設けたことを特徴とする操作スイッ
    チ。
  6. 【請求項6】請求項1記載のものにおいて、押し棒の一
    横側にはオルタネイトカムを形成し、常開端子の一横側
    にはその上端曲げ部がこのオルタネイトカムに掛合する
    ロックピンの下端曲げ部が挿入される穴を設けたことを
    特徴とする操作スイッチ。
  7. 【請求項7】請求項1記載のものにおいて、第1のベー
    スと第2のベースの外周面にそれぞれ一方の嵌合部を設
    け、ハウジングの下部内周面にこれら一方の嵌合部に嵌
    合する他方の嵌合部を設けたことを特徴とする操作スイ
    ッチ。
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