JP3116319B2 - 乾燥防止用靴下 - Google Patents

乾燥防止用靴下

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JP3116319B2
JP3116319B2 JP08138694A JP13869496A JP3116319B2 JP 3116319 B2 JP3116319 B2 JP 3116319B2 JP 08138694 A JP08138694 A JP 08138694A JP 13869496 A JP13869496 A JP 13869496A JP 3116319 B2 JP3116319 B2 JP 3116319B2
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Inventor
喜代治 岡橋
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岡橋靴下株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B11/00Hosiery; Panti-hose
    • A41B11/005Hosiery made essentially of a multi-ply construction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴下、特に、踵や
足の裏の角質化しやすい部位の乾燥を防止する効果のあ
る靴下に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、冬期は空気が乾燥するので、
皮膚が乾燥して角質化しやすい。特に足の裏の踵や指の
部分の皮膚の角質化は著しく、ひどくなればひび割れが
生じて、物に触れたときに激痛が走ったり、靴下等の繊
維に掛かったりして、大変な苦痛を及ぼす原因となって
いる。
【0003】そこで、発明者は、特願平3−12887
2号、特願平7−195566号、実願平7−7904
号等の出願において、乾燥防止用靴下を提案した。
【0004】発明者が特願平3−128872号で提案
した乾燥防止用靴下は、二重構造の靴下の内層の踵部
に、伸縮性に欠ける非通気性シートからなる踵状の袋体
をギャザー部を具備させて伸縮性のある糸によって縫い
付けた乾燥防止用靴下である。
【0005】発明者が特願平7−195566号、実願
平7−7904号で提案した乾燥防止用靴下は、二重構
造の靴下の内層の踵部を非通気性シートからなる包囲体
で被覆した乾燥防止用靴下、及び、踵部を非通気性シー
トからなる包囲体で被覆するとともに、爪先部を除く足
底部の両側部を非通気性シートからなる一対の包囲体で
被覆して内層に止着した乾燥防止用靴下である。
【0006】これらの出願において提案した乾燥防止用
靴下は、踵部の乾燥防止を目的としたものであるので、
確かに、足の裏の踵部分の乾燥は防止できる。また、足
底部の両側部を非通気性シートからなる一対の包囲体で
被覆した乾燥防止用靴下によれば、足底部の両側部の乾
燥も防止できる。しかし、いずれの乾燥防止用靴下で
も、指の部分の乾燥は防止できないので、指や、指と土
踏まずの間の部分等の乾燥が進み、ひび割れが生じたり
して苦痛の原因となっている。足底部の両側部を非通気
性シートからなる一対の包囲体で被覆しても、爪先部を
除く足底部であるので。爪先部の乾燥は防止できないか
らである。
【0007】そこで、出願人は、踵部分のみでなく、指
の部分も乾燥を防止して、角質化を防止できる乾燥防止
用靴下を提供することを目的として、特願平7−327
524の出願をした。この出願においては、内層と外層
とからなる二層構造の靴下の少なくとも足裏部における
内層と外層との間に非通気層が形成されている構成の乾
燥防止用靴下と、図4,5に示したように、その非通気
層が、土踏まず部分より前部の前部非通気層4Aと、土
踏まず部分より後部の後部非通気層4Bとに分割形成さ
れた乾燥防止用靴下とを提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記出願の前者の発明
では、たしかに、非通気層によって足裏部の乾燥を防止
できるが、足裏部のつま先から踵まで一体の非通気層で
覆うと、足の大きさの大小に応じての伸縮性が得られに
くいので、足の大小に応じて、靴下の大きさも大小取り
そろえなければならないという問題があった。
【0009】また、図4に示した後者の発明では、前部
非通気層4Aと後部非通気層4Bとに分割形成して、足
の大小に応じて、靴下の内層と外層とが伸縮するように
構成したので、一種類の大きさの靴下で、足の大小に対
応できるようになったが、前部非通気層4Aと後部非通
気層4Bとが内層と外層との間でずれたり皺になったり
しやすいという問題があった。このようにして、ずれた
り皺になったりすると履いたときに異物感を感じて不快
であった。
【0010】また、図5に示したように、非通気層の縁
を内層か外層に逢着すると、ずれ難くなるが、その逢着
作業に手間を要するという問題が生じる。
【0011】このような種々の状況に鑑みて、前部と後
部とに分割構成しても、簡単な構成でずれないようにし
た乾燥防止用靴下を提供することを目的として、本発明
はなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては、内層
と外層とからなる二層構造の靴下の少なくとも足裏部に
おける内層と外層との間に、土踏まず部分より前部の前
部非通気性シートと、土踏まず部分より後部の後部非通
気性シートとを介装させるとともに、前部非通気性シー
トと後部非通気性シートとを弾性紐状部材で連結すると
いう手段を講じた。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1の発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ以下に説明する。図1において、1は
本発明の実施の形態の乾燥防止用靴下であり、内層2と
外層3は、綿、アクリル、毛、ナイロン、ポリウレタン
等からなる混紡糸を用いて普通のソックスと同様に編み
上げて形成したものである。なお、外層3は、偏平に折
り畳まれた状態で、内層2に比べて少し大きめに形成さ
れている。
【0014】4Aは前部非通気性シート、4Bは前部非
通気性シートであり、それぞれ、ポリ塩化ビニル樹脂の
重合度の高い高重合度塩化ビニル樹脂からなる薄肉フィ
ルムで形成されている。前部非通気性シート4Aは、足
裏部の土踏まず5より前半部分を被覆するよう構成され
ており、その上面には通気孔41が形成されている。
【0015】後部非通気性シート4Bは、足裏部の土踏
まず5より後半部分の踵部の全体を被覆するように構成
されている。6は弾性紐状部材としてのゴム紐であり、
その両端は前部非通気性シート4Aと後部非通気性シー
ト4Bとに止着され、足に履いた状態で、ゴム紐6は、
両シート4A,4Bを互いに引き寄せるべく付勢してい
る。前記ゴム紐6は足の土踏まず部分と甲の部分と左右
両側部分の4か所に配設され、両シート4A,4Bをで
きるだけ均一に引き寄せるように構成されている。
【0016】前部非通気性シート4Aは乾燥防止用靴下
1のつま先部分1Aにおいて、内層2と外層3と共に逢
着され、後部非通気性シート4Bは乾燥防止用靴下1の
踵部分1Bにおいて、内層2と外層3と共に逢着されて
いる。なお、各シートと内層・外層とは、逢着に限定さ
れるものではなく、融着等の手段で止着してもよい。
【0017】図1に示したように、非通気性シートが、
前部非通気性シート4Aと後部非通気性シート4Bとで
分割構成されているので、足の大小に応じて前部非通気
性シート4Aと後部非通気性シート4Bとが離れたり近
づいたりして対応できる。よって、両シートは伸縮性が
なくても、中間の内層と外層とが伸縮するので、問題は
なく、少ない種類の大きさの靴下で、多種類の大きさの
足に対応でき、多種類の商品を取りそろえる必要がな
い。
【0018】そして、両シート自体は伸縮性がなくて
も、歩行に際しての伸縮に応じて、上記同様に中間の内
層と外層とが伸縮するので快適に履くことができる。
【0019】また、ゴム紐6によって、前部非通気性シ
ート4Aと後部非通気性シート4Bとを均一に引き寄せ
るので、両シートの縁を全て内層か外層に逢着していな
くても、両シートが内層と外層の間でずれたり皺になっ
たりすることがなく、快適に履くことができる。以上の
ように、両シートはゴム紐6によって引き寄せられてい
るので、両シートを内層若しくは外層に逢着する必要は
無くなり、大幅な製造工程の短縮が可能となった。
【0020】次に、具体的な製造工程の一例を図2に基
づいて説明する。まず、非通気性のシートを図2の
(イ)に示した形状に裁断し、前部非通気性シート4A
となる第1部材Aと、後部非通気性シート4Bとなる第
2部材Bとを得る。そして、第1部材Aの中央部分の破
線に沿って二つ折りにして、辺A11と辺A12とを重ねて
逢着し、辺A21と辺A22とを重ねて逢着する。
【0021】一方、第2部材Bも破線に沿って略直角に
折り曲げるとともに、辺B11と辺B12とを重ねて逢着
し、辺B21と辺B22とを重ねて逢着して、踵部を形成す
る。そして、このようにして形成した包囲体を内層2に
被せて、第2部材Bの舌辺B31と舌辺B32とを重ねると
ともに、更に、ゴム紐6の一端を重ねて、まとめて逢着
する。このゴム紐6の他端は第1部材Aの縁に逢着す
る。
【0022】他のゴム紐もそれぞれの両端を第1部材A
と第2部材Bと逢着して、外層3を被せて、つま先部分
と踵部分において、3層まとめて逢着して、図2の
(ロ)に示したような構造の乾燥防止用靴下1を得るの
である。
【0023】図2に示したように逢着してもよいが、融
着してもよい。また、ゴム紐の配置は、上述した4本に
限らず、1本以上であれば何本でもよく、図3のような
他の形態も可能である。また、ゴム紐は細い紐でも巾の
広いテープ状の弾性紐状部材でもよい。
【0024】なお、前部非通気性シート4Aは足の裏面
から指先まであれば十分であるが、指先の保温効果も得
るためには指の上面まで延設するとよく、通気性を得る
ためには、上面に透孔を設けるとよい。さらに、前部非
通気性シート4A,若しくは後部非通気性シート4B
は、縁部を逢着することに限られず、少なくとも一箇所
を逢着すれば、ずれにくくなる。また、非通気性かつ伸
縮性のあるシートであれば、全面を止着することも可能
である。
【0025】図2に示したように、シート材から作って
もよいが、図1のような形状に立体的に成型したり、内
層の外側若しくは外層の内側に非通気性材を塗布する等
して、非通気性層を形成してもよい。
【0026】なお、非通気性層は内層に限らず外層に止
着してもよく、止着の手段としては、逢着や融着に限ら
ず、部分接着や掛着等の手段によることも可能である。
さらに、止着する位置は、逢着するミシンや、融着する
高周波ウエルダーの作業の容易な部位を選定すればよ
い。さらに、非通気性シートとしては、高重合度塩化ビ
ニル樹脂に限らず種々の合成樹脂若しくはゴム等の天然
樹脂を使用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、分割形成され
た前部非通気層と後部非通気層とが、弾性紐状部材によ
って連結され、弾性紐状部材が伸縮することによって、
履く足の大きさの大小による伸縮や、歩行による伸縮を
妨げず、窮屈でもなく、緩すぎることもないので、快適
に履くことができる。
【0028】また、弾性紐状部材に引き寄せているため
に、前部非通気層若しくは後部非通気層が内層と外層と
の間でずれないので、異物感もなく、快適に履くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の乾燥防止用靴下の一部断
面斜視図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の製造工程を説明する
説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の乾燥防止用靴下の要
部の斜視図である。
【図4】従来例の乾燥防止用靴下の一部断面側面図であ
る。
【図5】従来例の乾燥防止用靴下の一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 乾燥防止用靴下 2 内層 3 外層 4A 前部非通気性シート 4B 後部非通気性シート 6 弾性紐状部材、ゴム紐

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層と外層とからなる二層構造の靴下の少
    なくとも足裏部における内層と外層との間に、土踏まず
    部分より前部の前部非通気性シートと、土踏まず部分よ
    り後部の後部非通気性シートとを介装させるとともに、 前部非通気性シートと後部非通気性シートとを弾性紐状
    部材で連結したことを特徴とする乾燥防止用靴下。
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