JP2002512103A - 使い捨て靴カバー - Google Patents

使い捨て靴カバー

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JP2002512103A
JP2002512103A JP2000545396A JP2000545396A JP2002512103A JP 2002512103 A JP2002512103 A JP 2002512103A JP 2000545396 A JP2000545396 A JP 2000545396A JP 2000545396 A JP2000545396 A JP 2000545396A JP 2002512103 A JP2002512103 A JP 2002512103A
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JP2000545396A
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ケヴィン ケイ ブランソン
マーク イー ピニー
バーバラ エイ マッカーティ
フランク ディー ラスバリー
シェルドン ティー フィールズ
Original Assignee
キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/16Overshoes
    • A43B3/163Overshoes specially adapted for health or hygienic purposes, e.g. comprising electrically conductive material allowing the discharge of electrostatic charges

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 広範囲の靴寸法や異なる種類の靴及び/又はブーツのために使用される使い捨て靴カバー(20)が提供される。使い捨て靴カバーは、その最終的な性能を高めるために、様々な異なる種類の材料から製造することができる。使い捨て靴カバーは、三つの別々の細長部材(41,43,45)が縫い合わされて形成されるか、あるいは単一の連続的なウェッブをエラストマー製の紐で三つの細長部材に区分けして形成される。一つの具体例では、靴底あるいはその下の底の部分に突起ができるのを防ぐために、靴カバーに、後ろのかかと部分に沿って傾斜した縫い目部分を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) この出願は、1996年7月25日提出の米国特許出願第08/686,34
8号の一部継続(CIP)出願である。
【0002】 この発明は、使い捨ての保護用着用品、特に、使い捨て靴カバーに関する。
【0003】 (発明の背景) 多くの保健医療の場では、以前から殺菌した再使用可能な着用品が使われてい
る。このような着用品を洗濯して無菌状態で保管しておくことの不便さや、それ
にかかるコストから、使い捨て製品に切り換える動きが起こっている。たとえば
、使い捨て靴カバーに対する需要はここ数年で増大し、今では外科的処置を行う
ほとんどの場で普通に使われている。救急処置室やその他の医療現場における保
健医療従事者は、靴によって持ち込まれる微生物やその他の汚染物から保健医療
の環境を保護するために、また、各保健医療従事者が血液その他の体液で汚染さ
れるのを防止するために、使い捨ての靴カバーを着用する。
【0004】 保健医療関係以外の他の多くの事業所でも、クリーンルーム型の作業環境の汚
染を防ぐために、保護用の着用品を着用することが必要な場合がある。作業環境
によっては更に、静電気やスパークなどの浮遊電気が敏感な電子回路に損傷を与
えるのを防ぐことや、揮発する可能性のある気体が偶発的に発火するのを防ぐこ
とも必要となる。
【0005】 使い捨ての靴カバーは、たとえば、着用者及び周囲の環境の汚染を防ぐ状況に
応じて、導電性又は非導電性の電気的な表面を与えること、あるいは歩行者が滑
らないための面を与えることなどを始めとする多くの理由によって、広い範囲の
産業の多くの作業環境において利用されている。使い捨て靴カバーは、しばしば
一種類の素材だけで製造されてきた。使う素材が一種類の素材だけだと、たとえ
ば流動体に対する耐性、通気性、滑り止め面、静電気防止性、および耐久性とい
った望ましいすべの特性を満たすようなものを見出すことは難しいので、ある望
ましい特性を高めることができても、別の望ましい特性が損なわれるということ
がしばしば起こる。
【0006】 (発明の概要) 本発明によれば、従来の使い捨て靴カバーに関連するこれまでの欠点を実質的
に改善し、あるいは短所をなくした使い捨て靴カバーが提供される。本発明の特
徴を採り入れた使い捨て靴カバーは、着用者の靴によって運ばれる汚染物から周
囲の環境を保護する有効なバリアーになるとともに、同時に、周囲の環境から着
用者を保護するのを助ける。使い捨て靴カバーは、周囲の環境中における潜在的
に危険な流体、液体、エアゾル、あるいはその他の汚染源による汚染から着用者
の靴及び足を保護するよう、本発明に従って選択された素材から形成することが
できる。使い捨て靴カバーは、歩行用のすべらない面、あるいは静電気が発生し
ない導電性の面を与えるよう、本発明に従って選択された素材から形成すること
ができる。本発明の特徴部分によれば、比較的低コストの使い捨て靴カバーを、
前述の特徴の一部又は全部を与えるよな様々なタイプの材料から形成することが
できる。
【0007】 本発明の一つの特徴部分として、全体として四辺形のシート状の素材、あるい
は三つの細長部材を有するブランクから形成される使い捨て靴カバーを提供する
ことを含む。弾性体あるいはエラストマーからなる四つのバンドもしくはストラ
ップがほぼ平行に、かつ、互いに横方向に間をおいて材料の四辺形のシートの上
に配置され固定される。エラストマーのバンドのうちの二つは、四辺形のシート
の対向する辺の近くにそれぞれ配置される。他の二つのエラストマーのバンドは
、四辺形のシートの中心線と四辺形のシートの両側の辺のエラストマーのバンド
あるいはストラップのうちの一方との間に、それぞれ配置される。
【0008】 一つの適用例では、素材を四辺形にしたシートは、その長手方向の中心線に沿
って折られる。その結果できる折り目から横に延在する二つの辺を互いに閉じ合
わすることによって、使い捨て靴カバーが形成される。一つの適用例では、四辺
形のシートの中央の細長部材に、中心線に沿ってW字型の折り目が形成される。
このW字型の折り目は、隣接する横方向の二つの辺の縫い目と協働して、使い捨
て靴カバーと着用者の靴との間のよりよい適合性を与える。他の適用例では、四
辺形のシートを、中央のエラストマーのバンドに対して平行に折って、四辺形の
シートの各横方向の辺が全体としてT字型となるような形状にすることもできる
。このように四辺形のシートの端部の辺がT字型となる構成では、最終的な使い
捨て靴カバーの対向する端部を形成するように、密閉するのが望ましい。
【0009】 本発明の技術的な利点の一つは、比較的低コストでしかも迅速に、広い範囲の
種類及び寸法の靴と共に満足できる状態で使用できる使い捨て靴カバーを製造で
きるという点である。本発明によれば、最終的な使い捨て靴カバーの性能を意図
する作業環境に応じて向上させることができるよう、適切な素材を選択すること
ができる。最終的な使い捨て靴カバーをのうちの一部を選択して、たとえば流体
に対する高い耐性を有する素材、良好な通気性を有する素材、滑らない表面を有
する素材、静電気が発生しない素材、あるいは着用性が改善される素材など、各
種の素材を使うことができる。本発明によれば、使おうとする素材の原料素材の
コストを除けば、二種類あるいはそれ以上の種類の素材を使いながら、製造コス
トをほとんど押し上げることなく使い捨て靴カバーを製造することができる。
【0010】 さらに本発明によれば、三つあるいはそれ以上の連続状の材料の細片あるいは
ウェッブから形成される四辺形のシートあるいはブランクを用いて、使い捨て靴
カバーを製造することができる。適用例によっては、連続状の各細片は異なるタ
イプの材料であってもよく、これにより、意図している作業環境に応じて最終的
な使い捨て靴カバーの性能を向上させることができる。ブランクの長手方向の各
辺に沿って、そして三つの連続状の細片同士の間の各接合部もしくは縫い目に隣
接して、それぞれ、四つのエラストマー製のバンドもしくはストラップが配置さ
れる。
【0011】 本発明の更なる技術的な利点は、着用者の靴の底に接触する靴カバーの底部に
縫い目のない使い捨て靴カバーを提供できるとうい点である。このように着用者
の靴の底に接触する部分に縫い目を設けないことによって、粒子状の汚染物は大
幅に減少し、あるいは完全に防止される。本発明はまた、着用者の靴の靴底近く
の両側に沿って長手方向に延在するエラストマー素材の二つのバンドが配置され
る。これら二つのエラストマー素材のバンドによって、ブランクの中央のほぼ長
方形の細長部材を、着用者の靴底にほぼ対応する楕円形に近い形状とする。
【0012】 本発明の、そしてその有益な効果のより完全な理解のために、添付図面と連係
して以下に記載した説明を参照する。ここで、同じ参照番号は、同様の特徴部分
を指し示す。
【0013】 (発明の詳細な説明) 図1乃至図14を参照することによって、本発明の好適な具体例及びその効果
を十分に理解することができる。図中、同一の、あるいは対応する部品に対して
は、同様の符号が用いられている。
【0014】 図1には、本発明の種々の特徴を含む使い捨て靴カバー20を示しており、こ
れは、着用者が履いている靴22をおおっている。本発明の結果として、使い捨
て靴カバー20は、様々な種類の様々な寸法の靴の上に着用できるものであり、
図1に示した靴22と共に使用する場合に限定されることはない。本発明は、ブ
ーツ(不図示)や靴以外の様々な履き物のための使い捨てカバーとしても利用す
ることができる。本出願では、「靴」という用語には靴、ブーツ、サンダルなど
すべての種類の履き物を含むことを意図している。
【0015】 使い捨て靴カバーは、本発明の特徴に基づいて、選ばれた素材の少なくとも三
つの細長部材(panel)及びエラストマーの四つのバンドもしくはストラップか
らなるシート状部材あるいはブランク(blank)から形成される。ここで、「バ
ンド」及び「ストラップ」という用語は、本出願では、実質的に幅寸法よりも長
さ寸法が大きい、長の素材を意味するものとして用いられている。エラストマー
のバンドすなわちストラップの幅は、関連する細長部材の幅よりも小さくしてあ
る。
【0016】 使い捨て靴カバー20は、望ましくは、三つの細長部材41、43、45を有
するシート状のブランク40から形成される。細長部材43、すなわちブランク
40の中央の細長部材43は、通常、靴22の底面26の下にくる。細長部材4
1及び45は、この使い捨て靴カバー20を着用者の足24に装着したときに、
靴22の側面部に接して、これを被うようになる。図1には、細長部材41は示
されていない。
【0017】 他の適用例では、使い捨て靴カバーを、本発明の特徴に基づいて、細長部分を
三つよりも多く、エラストマーのバンドを四つよりも多く使って形成することも
できる。しかし、縫い合わせ部部分が靴底26の底部に直接接触しないように、
たとえば中央の細長部材43のうような一つの細長部材が、靴底26の下にくる
ようにするのが望ましい。本発明のこのような特徴によって、最終的な使い捨て
靴カバー20からの粒子状の汚染物を大幅に減らすことができる。
【0018】 本発明に従って、ブランク40を折り、接合し、そして切断して、バンド87
、89、91、93によって、使い捨て靴カバー20は様々な種類、様々な寸法
の靴に適合する。使い捨て靴カバー20には、エラストマーのバンド87及び9
3の近くに開口部30が設けられる。このエラストマーのバンド87、93は、
使い捨て靴カバー20を、着用者の足24に保持する。エラストマーのバンド8
9、91は、靴22の靴底26の対向する両側に接するように、これに沿って長
さ方向に延在するように配置されている。エラストマーのバンド89と91は協
働して、使い捨て靴カバー20を幅広い寸法、色々の種類の靴に適合させる。図
1には、エラストマーのバンド87、89は示されていない。
【0019】 図2は、三つの連続的な細長素材あるいはウェッブの素材81、83、85と
、四つの連続的なエラストマーのストラップ87、89、91、93から使い捨
て靴カバー20を形成するための、十分に満足な状態で使用できる装置及び方法
を描いた図を示している。連続状のウェッブ81、83、85は、使い捨て靴カ
バー20用の望ましい特性を備えた未加工素材の各ロール80、82、84から
供給される。本発明の技術的な利益の一つは、使い捨て靴カバー20を使用する
環境に応じて、連続的な各ウェッブ81、83、85の未加工素材の種類を変え
ることができるという点である。未加工素材を変えることに要するコストを除け
ば、最終的な使い捨て靴カバー20の製造コストをほとんど押し上げることなく
、適切な素材を選択することができる。
【0020】 細長素材81、83、85が、選択された未加工素材からなる本質的に連続な
ウェッブとなるようロール80、82、84を迅速に置き換えられるように、ロ
ーラ、モータ、テンショナ、ガイド、制御システムなどとして広い範囲のものを
利用することができる。同様に、連続的なエラストマーの各バンド87、89、
91、93のためのロール86、88、90、92についても置き換えが可能で
ある。
【0021】 米国特許第3,684,922号「帯電防止プラスチック靴カバー及びその製
造方法」、米国特許第4,304,021号「使い捨て靴カバーを製造する方法
及び装置」、および米国特許第4,616,429号「使い捨て靴カバー」には
、本発明とともに満足できる状態で使用することができる様々なタイプのローラ
、フィード・モータ、テンショナ、ガイド、制御システムの代表的な例が示され
ている。これらの各特許は、この出願の中に、すべての目的のための参照として
採り入れられている。
【0022】 接合装置100は、連続状のウェッブ81、83、85がエラストマーのスト
ラップ87、89、91、93とともに半完成品102を形成するために設けら
れている。この半完成品102は、連続状のウェッブ81、83、85の各幅の
合計からウェッブ81、83、85の隣り合う重なり部分を差し引いた幅の連続
状のウェッブと言うこともできる。
【0023】 例示の目的で、接合装置100から延びるエラストマーのストラップ87、8
9、91、93が、テンショナ104に結びつけられた状態が示されている。テ
ンショナ104は実際には、半完成品102やブランク40などの連続状のウェ
ッブを取り扱うに適した複数のテンショナ、巻き取りローラ、クランプ、緩衝器
など一連のものを含んでいてもよい。
【0024】 また、連続状のウェッブ81、83、85及びエラストマーのストラップ87
、89、91、93それぞれの具体的な素材の種類に応じて、接合装置100は
本発明の特徴に基づいて、ミシン、熱接着剤塗布装置、無線周波数(RF)電磁
波接合装置、超音波接合装置、熱圧着接合装置、衝撃密封装置、その他、連続状
のウェッブ81、83、85を互いに、そしてこれらとエラストマーのストラッ
プ87、89、91、93とをつなぎ合わせるのに使うことができる任意の装置
を含んでいてもよい。
【0025】 米国特許第5,059,277号「連続的に移動するウェッブから積層ウェッ
ブを形成する接着不要の接合」、米国特許第5,114,509号「澱粉のり接
着接合」、および米国特許第5,383,988号「吸収体を製造するためのモ
ジュラー装置」は、超音波接合装置の種々の代表的な例を示しており、これらは
接合装置100の一部として使用しても十分に満足できるものである。これらの
特許は、この出願の範囲内のすべての目的に参照として包含されている。接合装
置の具体的なものは、連続状のウェッブ81、83、85やエラストマーのスト
ラップ87、89、91、93として選んだ材料に応じて変えることができる。
【0026】 図2に示した本発明の具体例では、中央のウェッブ、すわなち第二の連続状の
ウェッブ83は、広い範囲の寸法や種類の靴底を収容でき、さらに連続状のウェ
ッブ81、85と重ね合わされる接合部あるいは長手方向の縫い合わせ部を形成
するのに十分なだけの幅を有している。連続状のウェッブ81と83の間の重ね
合わされた接合部あるいは長手方向の縫い合わせ部は、一つには、長手方向の一
対の接合部118によって規定される。連続状のウェッブ83と85の間の重ね
合わされた接合部あるいは長手方向の縫い合わせ部は、一つには、長手方向の一
対の接合部120によって規定される。図3に詳しく示してあるように、長手方
向の辺119と121の間の中央の細長い部分の幅32は、最終的な使い捨て靴
カバー20に合う靴底の最大幅にほぼ対応する。
【0027】 本発明を適用する場合には、たとえば第一の連続状のウェッブ81の幅及び第
三の連続状のウェッブ85の幅が互いにほぼ同じになるように、また、中央の連
続状のウェッブ83とも同じくなるようにすることができる。これとは異なり、
第一の連続状のウェッブ81と第三の連続状のウェッブ85の幅が、中央の連続
状のウェッブ83の幅よりもかなり広くなるようにするのが望ましい場合もある
。第一の連続状のウェッブ81及び第三の連続状のウェッブ85の幅を大きくす
ると使い捨て靴カバーの高さが高くなり、靴22よりも上の着用者の足のより多
くの部分を被うようになる。また、使用する連続状のウェッブとエラストマーの
ストラップの数を増やして、使い捨て靴カバーの高さをもっと高くしてもよい。
たとえば、5つの連続状のウェッブと六つのエラストマー製ストラップから、着
用者の足先から着用者の膝のすぐ下まで延びる使い捨て靴カバー(特に図示して
いない)を形成することもできる。
【0028】 外科的な処置では、医療従事者が靴から膝まで延びる保護カバーを着用するこ
とがしばしばある。米国特許第4,093,124号「保護用靴カバー」には、
このような保護用の靴及び足用のカバーの例が示されている。この特許は、本出
願の範囲内のすべての目的に参照として包含されている。
【0029】 例示の目的で、接合装置100の入口の部分には、ガイド108が示されてい
る。これは、第一の長手方向の辺109を、エラストマーのストラップ87を被
うように折るためのものである。これにより接合装置100は、第一の長手方向
の辺109とこれに接する連続状のウェッブ81の部分とを接合して長手方向の
接合部112とし、ここに配置されたエラストマーのストラップ87を内側に包
んだ、長くて連続的なループを形成する。同様にガイド110が設けられており
、これは連続状のウェッブ85の第一の長手方向の辺111をエラストマーのス
トラップ93を被うように折る。接合装置100はこれにより、第一の長手方向
の辺111と連続状のウェッブ85の一部とを接合して長手方向の接合部114
を形成し、ここに配置されたエラストマーのストラップ93を中に含む長い連続
的なループを形成する。
【0030】 図2に示した本発明の具体例では、連続状のウェッブ81の第二の長手方向の
辺119は、中央の連続状のウェッブ83の隣接する部分の上に重なる。連続状
のウェッブ81と83が重なる部分の間には、エラストマーのストラップ89が
配置されている。連続状のウェッブ83と85が重なる部分の間には、エラスト
マーのストラップ89が配置されている。接合装置100は、エラストマー製ス
トラップ89の両側にあって長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の長手方
向の接合部118を形成する。そして、もう一対の長手方向の接合部120は、
エラストマー製ストラップ91の両側に形成される。
【0031】 連続状のウェッブ81、83、85をこのように重ね合わせる構成としたこと
により、最終的な使い捨て靴カバー20は、液体その他の汚染物を取り込む可能
性のある上向きの辺や縫い合わせ部がない状態として形成される。長手方向の辺
119及び121は最終的には、使い捨て靴カバー20の外側において下方を向
く。連続状のウェッブ83の長手方向の辺123、125は、使い捨て靴カバー
20の内側に配置される。適用例によっては、接合部112、114、118、
120は長い伝熱ボンド(thermal bond)とすることが望ましい。本発明と共に
用いて満足のゆく伝熱ボンドの方法には、超音波、無線周波数、熱圧着、衝撃密
封、レーザー接合などがあるが、本発明はこれらに限定されるものではない。他
の接合技術、たとえば縫合又は接着あるいはこの両方を使用した場合も、満足の
ゆく状態で半完成品102を形成することができる。
【0032】 半完成品102からは連続的なブランクが形成され、これから使い捨て靴カバ
ー20が製造される。ブランク40の長さ、特に中央の細長部材43の長さとし
て、最終的な使い捨て靴カバー20を装着する靴の最大長に対応できる長さが選
ばれる。
【0033】 図3及び図4には、テンショナ104と106の間に固定されたブランク40
が例示目的で示されている。実際にはブランク40が使い捨て靴カバー20の製
造工程における異なるステップを通過しながら移動する間は、ブランク40は、
連続するテンショナ104と106の間にあって半完成品102の一部となって
おり、半完成品102とつながっている。テンショナ104及び106は、ブラ
ンク40から使い捨て靴カバー20を製造する種々のステップが完了し、ブラン
ク40を半完成品102から切り離し、あるいは取り外すことができるようにな
るまでのあいだ、エラストマーのストラップ87、89、91、93に加えられ
ている所望のテンションを維持するために設けられたものである。
【0034】 図3乃至図9に示したブランク40は、三つの細長部材41、43、45から
形成された、素材を全体として四辺形としたシート状のものと言い表すことがで
きる。ここでは説明の都合上、細長部材41を第一の細長部材と、細長部材43
を第二の細長部材あるいは中央の細長部材と、また細長部材45を第三の細長部
材と呼ぶことがある。細長部材41は、連続状のウェッブ81の一部として形成
され、細長部材43は連続状のウェッブ83から、また細長部材45は連続状の
ウェッブ85から形成される。
【0035】 細長部材41、43、45は、全体としてそれぞれ長手方向の軸、すなわち中
心線42、44、46を有する長方形である。細長部材43の長手方向の軸44
は、このブランク40の長手方向の軸、すわなち中心線に対応する。長手方向の
軸42、44、46は、互いに実質的に平行とされ、また、すでに連続状のウェ
ッブ81、83、85から半完成品102を形成する手順で説明したように、互
いに横方向にずらして配置してある。
【0036】 ブランク40には、互いに向き合う第一の辺51及び第二の辺52が含まれて
いる。第一の辺51及び第二の辺52はそれぞれ全体として、軸42、46と平
行に延在している。ブランク40にはまた、互いに向き合い、第一の辺51と第
二の辺52の間に延在している第三の辺53及び第四の辺54が含まれている。
第三の辺53及び第四の辺54は、また、中央の細長部材43の長手方向の軸4
4からみて横方向に延在している。説明の都合上、ここでは第一の辺51と第二
の辺52を長手方向の辺と呼ぶことがあり、第三の辺53と第四の辺54を横方
向の辺と呼ぶことがある。適用例によっては、ブランク40を、図3及び図4に
示すような四辺形以外の形状としてもよい。
【0037】 図4に詳しく示してあるように、接合領域56及び57は、望ましくは、第一
の辺51のそれぞれの両端部に隣接する部分に形成する。接合領域58、59は
、第二の辺52のそれぞれの両端部に隣接するように形成する。接合領域56と
57は協働して、第一の辺51の近くに配置されこれに沿って引き伸ばされた部
分のエラストマー製バンド87に加えられたテンションを保持する。接合領域5
8と59は協働して、第一の辺52の近くに配置されこれに沿って引き伸ばされ
た部分のエラストマー製バンド93に加えられたテンションを保持する。
【0038】 接合領域60及び61は、第一の細長部材41と第二の細長部材43が重なり
合った部分に形成され、ここに配置されたエラストマーのバンド89に加えられ
ているテンションを保持する。接合領域62及び63は、第二の細長部材43と
第三の細長部材45が重なり合った部分に形成され、ここに配置されたエラスト
マーのバンド91に加えられているテンションを保持する。
【0039】 接合領域56乃至63は、半完成品102からブランク40を切り離しあるい
は取り外すのに先立って形成しておくことが望ましい。接合領域56乃至63は
協働して、ブランク40に取り付けられたエラストマーのバンド87、89、9
1、93のそれぞれの部分を保持している。接合領域56乃至63は、接合装置
100内で形成してもよいし、また、使い捨て靴カバー20を製造するもっと後
のステップ(特に図示しない)で半完成品102の上に形成してもよい。
【0040】 エラストマー製バンド87の接合領域56と57の間の部分に保持されるテン
ションは、ブランク40を半完成品102から解放し又は切り離したときに、第
一の辺51におけるギャザーもしくは束ね合わせ(bunching)を形成する。同様
に、接合領域60と61はこの間に延在するエラストマーのバンド89と協働し
て、接合領域62と63はこの間に延在するエラストマーのバンド91と協働し
て、そして接合領域58と59はこの間に延在するエラストマーのバンド93と
協働して、テンショナ104及び106から外したときにブランク40にギャザ
ーを形成する。したがってブランク40は、使い捨て靴カバー20の製造中にお
いてテンションが加えられた状態で保持するのが望ましい。
【0041】 図4に示した一つの適用例では、接合領域60及び62は、望ましくは第三の
辺である横方向の辺53から約2.5インチのところに形成する。接合領域61
及び63は、望ましくは第四の辺である長手方向の辺54から約4インチのとこ
ろに形成する。横方向の辺53と接合領域60及び62との間の距離として選択
する寸法は、広い範囲の寸法及び種類の靴のかかと(heel)及び腰皮(quarter
)の部分を収容できるものとする。横方向の辺53と接合領域61及び63との
間の距離として選択する寸法は、広範囲の寸法及び種類の靴のつま先(toe)と
つま革(vamp)の部分を収容できるようなものとする。
【0042】 図5、図6、図7に詳しく示したように、第一の細長部材41及び第三の細長
部材45がお互いの方向に向かうらうに、長手方向の中心線44に沿って折られ
る。一つの適用例では、長手方向の中心線44に沿って延在する中央の細長部材
43に、全体としてW字型となる折り目48を形成することが望ましい。W字型
の折り目48とエラストマーのバンド89、91とが協働して、最終的な使い捨
て靴カバー20は、広範囲の寸法及び種類の靴の形状に適合できるものとなる。
【0043】 図5、図6、図7に示したようにブランク40を折ることによって、細長部材
41と45は互いに近接して対置される。また、ブランク40を折ることによっ
て、横方向の辺53の53a及び53bの部分は互いに直に接し、横方向の辺5
4の54a及び54bの部分は互いに直に接する。使い捨て靴カバー20を着用
者の足に装着するための開口部30は、第一の長手方向の辺51と第二の長手方
向の辺52を互いに近づけた状態で、縫い合わせ部66及び68を形成すること
によって画定される。
【0044】 図6を見るとよく分かるように、縫い合わせ部66は、望ましくは、横方向の
辺54aと54bとが接する部分であって、第一の辺51と第二の辺52が接す
る部分の端部位置74から、W字型の折り目48までの部分までの間に延在する
部分に形成する。縫い合わせ部66は、最終的に使い捨て靴カバー20の後ろ側
又はかかとになる部分において、第一の細長部材41と第三の細長部材45が接
触する部分をつなぎ合わせる。適用例によっては、縫い合わせ部66は、長手方
向の中心線44、第一の辺51及び第二の辺52に直交するあるいは垂直となる
ような、ほぼ直線としてもよい。また、別の適用例では、縫い合わせ部66にわ
ずかに内向きのテーパーもしくは傾斜部67を設けて、着用者22の足及びくる
ぶしとより快適に適合するようにしてもよい。
【0045】 図6を見るとよく分かるように、縫い合わせ部68は、望ましくは、第一の細
長部材41と第三の細長部材45とが接する部分であって、W字型の折り目48
の先端部から、第一の辺51と第二の辺52の端部同士の間に位置する場所72
までの間に延在する部分に形成する。縫い合わせ部68は、全体として曲線的な
形状を有しており、これは最終的には使い捨て靴カバー20の前の部分もしくは
つま先の部分となる。縫い合わせ部68のうち第一の細長部材41、第二の細長
部材43及び第三の細長部材45を接合した部分の近くには、広範囲の寸法及び
種類の靴のつま先部分を収容できるような曲率半径とされた部分69がある。縫
い合わせ部68には、つま先部分69から、第一の辺51と第二の辺52の端部
同士の間に位置する場所72へと延在しているテーパー部70が含まれている。
テーパー部72は、広範囲の寸法及び種類の靴のつま革部分を収容できるような
寸法とされている。
【0046】 適用例によっては、縫い合わせ部66及び68を、ブランク40にテンション
を加えて保持している状態で形成することが望ましい。縫い合わせ部66及び6
8を形成したあと、ブランクにテンションを加えた状態で、打抜き(die cuttin
g)技術を用いて使い捨て靴カバー20をブランク40から切り離す。
【0047】 開口部30は、さらに、位置72と位置74の間に延在する第一の長手方向の
辺51及び第二の長手方向の辺52の部分によって画定される。この位置74は
、縫い合わせ部66が、第一の長手方向の辺51と第二の長手方向の辺52の接
触部と交差し接合する部分である。エラストマーのバンド87及び93の一部は
、位置72と位置74の間でテンションを加えられた状態で、中に閉じこめられ
る。閉じこめられたエラストマーのバンド87及び93のテンションによって、
使い捨て靴カバー20着用者22の足に固定しやすくなる。
【0048】 図6に示すように、第一の細長部材45、中央の細長部材43、第三の細長部
材45が互いに接合されたら、余分な材料を切り離して、図7に示すような所望
の使い捨て靴カバー20の形状とする。その後望ましくは、着用者の足に着用す
る前に使い捨て靴カバー20を裏返しにする。使い捨て靴カバー20を裏返しに
することによって、かかとに接する縫い合わせ部66の部分とつま先に接する縫
い合わせ部68の部分は使い捨て靴カバー20の内側となり、これによりW字型
の折り目48と相まってうまく適合するとともに、縫い合わせ部66、68から
微粒子の汚染物質が入り込むのを最小限に抑えることができる。また、連続状の
ウェッブ83の長手方向の辺123及び125は使い捨て靴カバー20の内側に
位置することになり、下方を向いている長手方向の辺119及び121が使い捨
て靴カバー20の外側となる。
【0049】 ブランク40を折って使い捨て靴カバー20を形成する別の構成例を、図8及
び図9に示す。この例では、中央の細長部材43を長手方向の中心線44に沿っ
て単純に半分に折って、第一の細長部材41と第二の細長部材45を相互に近づ
けて対置させる。縫い合わせ部66、68は前述のようにして形成され、余分な
材料は切り離される。適用例によっては、余分な材料を切り離す必要がない場合
もある。使い捨て靴カバー20は、図9に示したように、ブランク40の接合部
及び切り離した部分を裏返すことによって完成する。中央の細長部材43の素材
にW字型の形にするのが難しいものを使っている場合には、図8のように単純に
ブランク40を半分に折るようにすることは、非常に有益である。
【0050】 図10は、前にブランク40に関して説明した技術を用いて、三つの細長部材
41、143、45から材料を全体として四辺形に形成したブランク140を示
している。中央の細長部材143は、第一の細長部材41及び第三の細長部材4
5と同じ材料から形成されている。
【0051】 適用例によっては、中央の細長部材143を、米国特許第3,308,562
号「導電性靴底を有するタイプの衛生靴カバー」に示されているゴムや、米国特
許第4,598,485号「スリップを防止した使い捨て靴カバー」に示されて
いるスリップ防止素材などから形成することができる。また、中央の細長部材1
43を、米国特許第3,898,750号「汎用寸法の使い捨て靴カバーもしく
は帯電防止剤を有するビニル素材」や米国特許第3,684,922号「帯電防
止プラスチック靴カバー及びその製法」に示されている静電気の蓄積を防止する
導電性素材から形成することもできる。上記各特許は、この出願の中で、すべて
の目的のための参照として採り入れられている。
【0052】 適用例によっては、中央の細長部材143を、それぞれの連続状のウェッブが
接合装置100内を移動しているときに長手方向(すなわち縦方向)に伸びる素
材から形成してもよい。また細長部材143として、横方向にも伸びる素材を用
いてもよい。細長部材143をこのような伸縮性の素材から形成すると、ある範
囲の寸法及び種類の靴に使用する使い捨て靴カバーを作るのに必要な素材の合計
量を減らすことができる。縦方向と横方向のいずれか一方又は両方に伸縮する素
材としては、織られたもの、織られていない物など、種々のものを利用すること
ができる。希望に応じて細長部材41、143および45を、このような伸縮性
の素材から形成することもできる。
【0053】 他の適用例として、中央の細長部材143を、多層の複合材料から形成するこ
ともできる。たとえば、細長部材143の外側の面は粘着性のフィルムから形成
して歩くときにべとべとしたりくっついたりするようにし、反対側の面は前述の
伸縮性の素材から形成することもできる。本発明は、細長部材143の内側及び
外側の両方に粘着性のフィルムを使用することも含んでいる。このようにすると
、外側の細長部材143は安全に歩くのに適した摩擦係数となり、細長部材14
3の内側の面と靴22の間は使い捨て靴カバー20内で靴が滑るのを防ぐのに適
した摩擦係数となるようになものとして、最終的な使い捨て靴カバー20を製造
することができる。前述の特性を有する複合材料は、たとえばトゥレデガーフィ
ルム製造(Tredegar Film Products, 1100 Boulders Parkway, Richmond, VA 23
225)を始めとする多くのメーカーから入手することができる。
【0054】 図11に示したブランク240は、単一の連続状のウェッブ(特に図示しない
)から形成した、全体として四辺形のシート状のものである。単一の連続状のウ
ェッブの幅は、図2に示した連続状のウェッブ81、83、85の幅を併せたも
のとほぼ等しい。ブランク240にギャザーを設け、223、225、227、
229の部分を長手方向に接合することによって、長く連続するループあるいは
スリーブ222、224、226、228を形成する。エラストマーのストラッ
プ87、89、91、93は、それぞれのスリーブ222、224、226、2
28の内側に配置しておくのが望ましい。スリーブ222、224、226、2
28はブランク240を分割して、前述の細長部材41、43、45と類似した
細長部材241、243、245とする。ブランク240はその後、ブランク4
0との関連で前に述べたのと同様の使い捨て靴カバー20に形成される。
【0055】 図12に示したブランク340は、単一の連続状のウェッブ(特に図示しない
)から形成した、全体として四辺形のシート状のものである。単一の連続状のウ
ェッブの幅は、図2に示した連続状のウェッブ81、83、85の幅を併せたも
のとほぼ等しい。エラストマーのストラップ87、89、91、93は、対応す
る長手方向の接合部323、325、327、329によって、直接ブランク3
40に接合されている。エラストマーのバンド87、89、91、93の接合部
分は、ブランク340を分割して、前述の細長部材41、43、45と類似した
三つの細長部材341、343、345を形成する。ブランク340はその後、
ブランク40との関連で前に述べたのと同様の使い捨て靴カバー20に形成され
る。
【0056】 図13に示したブランク440は、単一の連続状のウェッブ(特に図示しない
)から形成した、全体として四辺形のシート状のものである。単一の連続状のウ
ェッブの幅は、図2に示した連続状のウェッブ81、83、85の幅を併せたも
のとほぼ等しい。ここでは、比較的細い材料からなる四本の連続状の細長部材(
特に図示しない)を用いて、ブランク440の上に外包(casing)422、42
4、426、428を形成する。各外包は、望ましくは、対応する一対の長手方
向の接合によってブランク440の上に固定する。エラストマーのバンド87、
89、91、93は、望ましくは、対応する外包422、424、426、42
8の内側に配置しておく。エラストマーの各バンド87、89、91、93に希
望する総量のテンションが加わるように、適当な接合領域(特に図示しない)を
形成することができる。外包422、424、426、428は、ブランク44
0を分割して前述の細長部材41、43、45と類似した三つの細長部材441
、443、445を形成する。ブランク440はその後、ブランク40との関連
で前に述べたのと同様の使い捨て靴カバー20に形成される。
【0057】 図14には、ブランク40を折るためのさらに別の構成を示してある。この適
用例では、中央の細長部材43は折られないで実質的に平らなままであり、第一
の細長部材41及び第二の細長部材45については、中央の細長部材43に対し
て実質的に直交する部分、すなわち垂直に延在する部分が、長手方向の中心線4
2、46に沿って折られる。このような折り目をつけると、横方向の辺53及び
54は全体としてT字型となる。横方向の辺53及び54の接触部分は互いに接
合され、これ以降の使い捨て靴カバー20を形成するステップにおいて、全体と
してT字型の構造が保持される。前に述べた縫い合わせ部66及び68と同様の
縫い合わせ部(特に図示しない)が、その後に細長部材41及び45の隣接部分
に形成される。ブランク40はその後、前に述べたのと同様の使い捨て靴カバー
20に形成される。
【0058】 連続状のウェッブ81、83、85は、織物、不織紙(nonwoven paper)、織
物状紙(woven paper)、プラスチックフィルム、およびこれらの材料を複合し
たものなど、様々な材料から形成することができる。具体的には、キャンバス、
ポリエチレンフィルムで裏張りした不織布、E.I.duPont Nemours and Companyか
ら入手できる「Tyvkd」などの紙製品、ポリテクトフルオラルエチレン(polytec
tofluoralethylene)、スパンポンドされたポリプロピレン、メルトブローされ
たポリプロピレン、および繊維ガラスの複合材などが挙げられる。
【0059】 適用例によっては、連続状のウェッブ81、83、85のうちのいずれか或い
は全てを、材料を互いに積層した二層又は三層以上とすることができる。一つの
層に繊維ガラスを含めると、化学薬品などを扱う潜在的に過酷な環境下での保護
手段となる。本発明とともに満足できる状態で用いることができる二層又は三層
の材料からなる繊維状の不織ウェッブの具体例が、米国特許第5,490,84
6号「介護用吸収体等のためのサージ管理用繊維状不織ウェッブ」、米国特許第
5,362,306「外科用伸縮性編み地」、米国特許第5,409,761「
通気性不織複合材の保護用織物及びその製造工程」、および米国特許第5,48
6,166号「介護用吸収体等のための繊維状不織ウェッブサージレーヤ」など
に示されている。これらの特許は、この出願の範囲内のすべての目的に参照とし
て包含されている。
【0060】 本発明の使い捨て靴カバー20のさらに別の好適な具体例を、図15、16及
び図18、19に示す。この特定の好適な具体例では、接合された後部すわなち
かかと部分の縫い合わせ部66は、第一の辺51と第二の辺52が接する端部か
ら延びている横方向の辺54a及び54bの間に形成されている(図4−5、図
8、図10参照)。図5及び図6との関連で上で議論したように、縫い合わせ部
66は直線的に、すなわち中央の細長部材43の長手方向の中心線44に対して
実質的に垂直に延在するものであってもよいし、また、より快適に着用者の足や
くるぶしにフィットするように、内側にわずかにテーパーがつけられた、すなわ
ち傾斜した部分67を有するようにしてもよい。
【0061】 この特定の具体例には、また、傾斜した縫い合わせ部66bが設けられており
、これは靴カバー20のつま先部分に向かう方向に曲がって、中央の細長部材4
3の長手方向の中心線に向かっている。特に図15及び図16を参照すると、傾
斜した部分66bは、中央の細長部材43の折り目点49の方へ直接曲がってい
る。言い換えると、符号49は、図15及び図16において、中央の細長部材4
3の靴底部分における長手方向のW字型の折り目48の端部を指している。すな
わち、傾斜した縫い合わせ部66bは、中央の細長部材43の辺54aと54b
が密閉的に接触する部分に形成されている。
【0062】 例示した具体例では、傾斜した縫い合わせ部部分66bは、垂直な縫い合わせ
部66aから延びている。しかしながら、後部全体あるいはかかとの縫い合わせ
部66が全体的に、傾斜した縫い合わせ部66bと同じように、長手方向の中心
線44に向かう方向へ傾斜する、あるいはカーブするような弓形の縫い合わせ部
にすることも可能であることは容易に理解されよう。現在のところ、広い範囲の
幅及び寸法の靴に適合するよう設計した具体例における傾斜した縫い合わせ部6
6bの縦対横の好ましい比率は、約1 3/8インチ対2インチである。
【0063】 傾斜した縫い合わせ部66bを採り入れた靴カバー20は、三つの別々の細長
部材を含んでいる本発明の具体例には限定されず、図11乃至13との関連で上
に述べたように、単一の材料の連続状のウェッブからなる使い捨て靴カバーに適
用することも可能である。
【0064】 図17は、図1の具体例に基づいた使い捨て靴カバー20を例示している。縫
い合わせ部66が全体として中央の細長部材43の長手方向の中心線に垂直にあ
るいは直交して延びているこの具体例では、中央の細長部材43の底部すなわち
靴底には、折り目、特にW字型の折り目48の端部を画定する位置49において
「突起(bunch)」66cが形成される。このような突起66cが生じるのは、
中央の細長部材43に、靴底部分の幅を横切るような横方向の縫い合わせ部ある
いは密閉部が設けられていないことによる。このような縫い合わせ部を追加する
と、本発明の靴カバー20の製造コストが上昇し、複雑さも増す。図17に例示
した本発明の具体例は多くの適用例において非常に有用であるが、中央の細長部
材43の特許部66cは、状況によって、特に突起部66cが靴カバーの底の下
に折れてしまうような状況においては望ましくない。このような場合には、突起
部66cはちょうど靴底の下の小石や石ころのように、着用者にとって煩わしい
ものになることがある。図17に示すように靴から後ろ側へ突起部66cが延び
ていると、この突起部が設備装置にからまったり、種々の器械や設備のローラー
の下にはさまるといったことが起こりうる。
【0065】 図18及び図19を見ると、図15及び図16の靴カバー20の具体例におけ
る中央の細長部材43の突起部66cが、常に靴の後部に沿った状態になってい
ることが分かる。この特定の具体例を着用者の靴に装着したときに、靴カバーを
位置74から上に引っ張ると、かかとの後部の縁26aは縫い合わせ部66bを
下方へスライドする。これにより、中央の細長部材43の折り目の端部位置49
が靴の後部に沿った位置にくるように、傾斜した縫い合わせ部部66bが靴の後
部に沿って上方に引っ張れる。靴カバー20は、長手方向の縫い合わせ部91が
着用者のくるぶしの方向へ曲がり或いは傾斜して靴の後部に沿って上方へ引っ張
られように、全体として後方及び上方へ引っ張られ、その結果、突起部66cは
本質的に折り目の線66dに沿って位置49からかかとの後部の縁の周囲を被う
。このような靴カバーの特別な構成によって、靴カバーのつま先の部分は強制的
に、少なくとも、傾斜した縫い合わせ部部66bが進行方向に沿ってつま先部へ
移動する程度まで、靴のつま先部分に対してぴったりと沿うようになる。この点
に関して、図15及び図16を参照すると、中央の細長部材43のつま先部と位
置49の間の距離は、靴カバー20を使うことができる靴の最大長を画定するこ
とになる。
【0066】 本発明及びその有利な点を、選択可能な複数の具体例に基づいて詳細に説明し
てきたが、種々の変更や改善を行うためのサジェスチョンが当該技術分野の当業
者に与えられた。特許請求の範囲に記述されている発明の精神及び範囲から逸脱
することなく、種々の変更、代替、置換が可能であることが理解されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴部分を採り入れた使い捨て靴カバーを着用した状態を示した透視
図である。
【図2】 三つの連続的な細長部材あるいはウェッブと、エラストマーからなる四つのバ
ンドあるいは細長部材から、本発明の特徴部分を含んだ使い捨て靴カバーを製造
するための半完成品を形成するのに用いる装置の一部を切り取って示した等角図
である。
【図3】 本発明の特徴部分を含んだ使い捨て靴カバーを製造するのに使われる、四辺形
のシート状部材もしくは三つの細長部材からなるブランクを示した概略図である
【図4】 エラストマーのバンドに追加の接合領域を形成したあとの、図3のブランクの
平面図である。
【図5】 本発明の一具体例に従って、図4のブランクを折った状態を示した等角図であ
る。
【図6】 図4のブランクから使い捨て靴カバーを製造する工程の別のステップを示した
等角図である。
【図7】 図4のブランクから使い捨て靴カバーを製造する工程の更に別のステップを示
した等角図である。
【図8】 本発明の他の具体例に従って、図4のブランクを折った状態を示した等角図で
ある。
【図9】 図8に示したブランクを折ったあとの使い捨て靴カバーを製造する工程の他の
ステップを示した概略図である。
【図10】 異なる種類の素材からなる細長部材から形成されたブランクを示した等角図で
ある。
【図11】 エラストマーのバンドをブランクに取り付けるための別の構成とともに、三つ
の細長部分に分割された単一材料のウェッブから構成されたブランクを示す等角
図である。
【図12】 エラストマーのバンドをブランクに取り付けるための更に別の構成とともに、
三つの細長部分に分割された単一材料のウェッブから構成されたブランクを示す
等角図である。
【図13】 エラストマーのバンドをブランクに取り付けるための更に別の構成とともに、
三つの細長部分に分割された単一材料のウェッブから構成されたブランクを示す
等角図である。
【図14】 ブランクを折って本発明の特徴を有する使い捨て靴カバーを形成する別の方法
を示した等角図である。
【図15】 傾斜したかかとの縫い合わせ部を含んだ使い捨て靴カバーの他の具体例を製造
する工程における等角図である。
【図16】 図15に例示した他の靴カバーを製造する工程における追加のステップを示し
た等角図である。
【図17】 図1に示した発明の靴カバーを追加的に示した斜視図である。
【図18】 着用者が足に装着した状態の、図15及び図16に示した靴カバーの斜視図で
ある。
【図19】 図18の靴カバーを追加的に示した斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ピニー マーク イー アメリカ合衆国 テキサス州 76051 グ レープヴァイン イースト ウォール ス トリート ♯112−714 (72)発明者 マッカーティ バーバラ エイ アメリカ合衆国 テキサス州 76137 フ ォート ワース スプルース ヴァリー ドライヴ 8162 (72)発明者 ラスバリー フランク ディー アメリカ合衆国 テキサス州 76021 ベ ッドフォード リンカーンシャイアー サ ークル 31 (72)発明者 フィールズ シェルドン ティー アメリカ合衆国 テキサス州 76137 フ ォート ワース スプルース ヴァリー ドライヴ 8154 Fターム(参考) 4F050 AA01 AA21 FA02 FA12 FA25 FA28 HA17 HA26 HA56 HA63 HA85 HA88 HA89

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底部、複数の側部、後方のかかと部、およびつま先部を有
    する靴のための使い捨て靴カバーであって、 材料を細長に形成した少なくとも三つの別々の隣接する複数の細長部材をつな
    いで形成された細長い部材を含んでおり、前記複数の細長部材は、中央の細長部
    材と、長手方向に延在し第一の長手方向の縫い合わせ部に沿って前記中央の細長
    部材の長手方向の一つの辺につなぎ合わされた第一の細長部材と、長手方向に延
    在し第二の長手方向の縫い合わせ部に沿って前記中央の細長部材の長手方向の前
    記一つの辺とは反対の側の辺につなぎ合わされた第二の細長部材とからなり、 前記中央の細長部材は、前記複数の側部に沿って長手方向に配置された前記第
    一及び第二の縫い合わせ部によって前記底部を画定するとともに、前記第一及び
    第二の縫い合わせ部の間の少なくとも前記底部においては一体であって縫い目が
    なく、そして、 前記第一及び第二の細長部材の長手方向の対向する二つの辺によって画定され
    る、靴を靴カバーの中に受け入れるための開口部、を有することを特徴とする使
    い捨て靴カバー。
  2. 【請求項2】 前記細長い部材は、前記中央の細長部材の長手方向の軸に沿
    って折られ、隣接する後部の複数の辺に沿ってつなぎ合わせられて前記後方のか
    かと部を画定したことを特徴とする請求項1記載の使い捨て靴カバー。
  3. 【請求項3】 前記細長い部材は、前記中央の細長部材において複数の折り
    目を有するように折られたことを特徴とする請求項2記載の使い捨て靴カバー。
  4. 【請求項4】 前記複数の折り目を有するように折られた折り目は、W字型
    であることを特徴とする請求項3記載の使い捨て靴カバー。
  5. 【請求項5】 前記つなぎ合わされた後方の複数の辺は、後方の縫い合わせ
    部によってつなぎ合わされ、前記後方の縫い合わせ部は、前記中央の細長部材の
    折り目に対して全体として垂直な部分を有していることを特徴とする請求項2記
    載の使い捨て靴カバー。
  6. 【請求項6】 前記後方の縫い合わせ部は、さらに、前記全体として垂直な
    部分から前記開口部へ向かってテーパーが付けられた部分を有することを特徴と
    する請求項5記載の使い捨て靴カバー。
  7. 【請求項7】 前記つなぎ合わされた後方の複数の辺は、後方の縫い合わせ
    部によってつなぎ合わされ、前記後方の縫い合わせ部は、前記靴カバーのつま先
    部へ向かう方向に傾斜して前記中央の細長部材の前記折り目に向かっている底部
    の部分を有していることを特徴とする請求項2記載の使い捨て靴カバー。
  8. 【請求項8】 前記後方の縫い合わせ部は、さらに、前記傾斜した縫い合わ
    せ部に隣接する、全体として垂直な縫い合わせ部を有することを特徴とする請求
    項7記載の使い捨て靴カバー。
  9. 【請求項9】 前記後方の縫い合わせ部は、さらに、前記全体として垂直な
    縫い合わせ部から前記開口部に向かって延在するテーパーを付けられた縫い目部
    分を有することを特徴とする請求項8記載の使い捨て靴カバー。
  10. 【請求項10】 さらに、前記第一及び第二の細長部材の前記開口部を画定
    する長手方向の辺に取り付けられたエラストマー素材のバンドを有することを特
    徴とする請求項1記載の使い捨て靴カバー。
  11. 【請求項11】 さらに、前記第一及び第二の長手方向の縫い合わせ部の少
    なくとも一部に沿って配置されたエラストマー素材のバンドを有することを特徴
    とする請求項1記載の使い捨て靴カバー。
  12. 【請求項12】 前記第一の長手方向の縫い合わせ部に沿ったエラストマー
    素材のバンドは、前記第一の細長部材と前記中央の細長部材を重ね合わせた部分
    に配置され、前記第二の長手方向の縫い合わせ部に沿ったエラストマー素材のバ
    ンドは、前記第二の細長部材と前記中央の細長部材を重ね合わせた部分に配置さ
    れていることを特徴とする請求項11記載の使い捨て靴カバー。
  13. 【請求項13】 さらに、前記第一及び第二の細長部材の前記開口部を画定
    する対向する長手方向の辺に取り付けられたエラストマーのバンド、および前記
    第一及び第二の長手方向の縫い合わせ部の少なくとも一部に沿って設けられたエ
    ラストマーのバンドを有することを特徴とする請求項1記載の使い捨て靴カバー
  14. 【請求項14】 前記複数の細長部材は同一の素材からなることを特徴とす
    る請求項1記載の使い捨て靴カバー。
  15. 【請求項15】 前記中央の細長部材は、前記第一及び第二の細長部材とは
    異なる素材から形成されていることを特徴とする請求項1記載の使い捨て靴カバ
    ー。
  16. 【請求項16】 靴底部、つま先部、複数の側部及び後方のかかと部を有す
    る靴のための使い捨て靴カバーであって、さらに、 長手方向の折り線に沿って折られた材料を細長に形成した細長い部材を有し、
    前記折り線は前記靴底部の中心線を画定し、前記靴底部は細長い部材からなる一
    体的で縫い目のない部分を有し、 靴を前記靴カバー内へ受け入れるための開口部を有し、前記開口部は前記細長
    い部材の長手方向の隣接する辺によって画定され、 前記開口部の少なくとも一部の周囲において前記長手方向の辺に取り付けられ
    たエラストマー素材からなるバンドを有し、 前記各側部に沿って、前記靴底部の上の細長の部材に取り付けられたエラスト
    マー素材からなるバンドを有し、 前記後方のかかと部に沿って配置された縫い合わせ部を有し、前記縫い合わせ
    部は、前記長手方向の折り線へ向かって延在し前記つま先部へ向かう方向に傾斜
    する縫い合わせ部を有し、 前記靴カバーが靴に装着されたときに前記傾斜した縫い合わせ部が靴の後部に
    沿って配置され、これにより前記細長い部材の前記靴底部に突起が生じるのを防
    止することを特徴とする使い捨て靴カバー。
  17. 【請求項17】 前記長手方向の折り線は、複数の折り目からなることを特
    徴とする請求項16記載の使い捨て靴カバー。
  18. 【請求項18】 前記細長い部材は、三つの別々の細長部材をそれぞれの長
    手方向の辺に沿ってつなぎ合わせて形成され、前記つなぎ合わされた細長い部材
    のうち中央の細長部材は前記靴底部分を画定することを特徴とする請求項16記
    載の使い捨て靴カバー。
  19. 【請求項19】 前記つなぎ合わされた細長い部材は、前記上部の複数の側
    部に沿って長手方向に延在する第一及び第二の長手方向の縫い合わせ部に沿って
    つなぎ合わされていることを特徴とする請求項18記載の使い捨て靴カバー。
  20. 【請求項20】 前記側部に沿ったエラストマー素材からなるバンドは、前
    記第一及び第二の長手方向の縫い目の内部に設けられていることを特徴とする請
    求項19記載の使い捨て靴カバー。
  21. 【請求項21】 前記後方のかかと部に沿って配置された前記縫い合わせ部
    は、さらに、前記開口部に向かって傾斜した縫い合わせ部から延在する全体とし
    て垂直な縫い合わせ部を有することを特徴とする請求項16記載の使い捨て靴カ
    バー。
  22. 【請求項22】 靴底部を有する靴のための使い捨て靴カバーであって、 素材を細長く形成したそれぞれが長手方向の軸を有する少なくとも三つの別々
    の細長部材を有し、前記各細長部材の前記長手方向の軸は互いに平行で、かつ、
    横方向にずらして配置され、 前記複数の細長部材は中央の細長部材とともに互いに隣接して配置されており
    、前記中央の細長部材の一つの辺に沿って長手方向に延在し、かつ、長手方向に
    形成された第一の縫い合わせ部によってこれとつなぎ合わされた第一の細長部材
    が設けられ、 前記中央の細長部材の前記一つの辺とは反対の側の辺に沿って長手方向に延在
    し、かつ、長手方向に形成された第二の縫い合わせ部によってこれとつなぎ合わ
    された第三の細長部材が設けられ、 前記中央の細長部材は、前記靴カバーの側部に沿って配置された第一及び第二
    の長手方向の縫い合わせ部により、前記靴カバーの一体的な縫い目のない靴底部
    分を画定し、 前記第一の細長部材の第一の辺及び前記第三の細長部材の第二の辺によって画
    定される、靴を前記使い捨て靴カバーの中に受け入れるための開口部が設けられ
    、 前記第一の長手方向の縫い合わせ部とは反対側の前記第一の辺に沿って前記第
    一の細長部材に取り付けられたエラストマー素材の第一のバンドと、前記第二の
    長手方向の縫い合わせ部とは反対側の前記第二の辺に沿って前記第三の細長部材
    に取り付けられたエラストマー素材の第二のバンドとが設けられ、 前記第一及び第二のエラストマー素材のバンドは、前記開口部のほぼ全長を越
    えて延在し、 前記中央の細長部材と前記第一の細長部材との間の前記第一の長手方向の縫い
    合わせ部の一部に配置され、ここに取り付けられた第三のエラストマー素材のバ
    ンドが設けられ、 前記中央の細長部材と前記第三の細長部材との間の前記第二の長手方向の縫い
    合わせ部の一部に配置され、取り付けられた第四のエラストマー素材のバンドが
    設けられ、そして、 各エラストマーのバンドは、前記各細長部材の長手方向の各軸に対してほぼ平
    行に延在し、かつ、互いに横方向にずらして設けられている、 ことを特徴とする使い捨て靴カバー。
  23. 【請求項23】 前記複数の細長部材は、前記靴カバーのかかと部に沿って
    延在するかかと部の縫い合わせ部において、端部の辺に沿ってつなぎ合わされ、
    前記かかと部の縫い合わせ部は、前記開口部から全体として垂直に前記中央の細
    長部材の長手方向の軸へ向かって延在していることを特徴とする請求項22記載
    の使い捨て靴カバー。
  24. 【請求項24】 前記複数の細長部材は、前記靴カバーのかかと部に沿って
    延在するかかと部の縫い合わせ部において、端部の辺に沿ってつなぎ合わされ、
    前記かかと部の縫い合わせ部は、前記開口部から全体として垂直に延在している
    第一の部分と、前記第一の部分から前記中央の細長部材の前記長手方向の軸の方
    向へ傾斜している第二の部分からなることを特徴とする請求項22記載の使い捨
    て靴カバー。
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