JP2003290105A - 簡易清掃具 - Google Patents

簡易清掃具

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JP2003290105A
JP2003290105A JP2002311725A JP2002311725A JP2003290105A JP 2003290105 A JP2003290105 A JP 2003290105A JP 2002311725 A JP2002311725 A JP 2002311725A JP 2002311725 A JP2002311725 A JP 2002311725A JP 2003290105 A JP2003290105 A JP 2003290105A
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Japan
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footwear
folding
cleaning
cleaning surface
cord
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JP2002311725A
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English (en)
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Yasumasa Miyazaki
保正 宮崎
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MIYAZAKI SEITAI KK
Original Assignee
MIYAZAKI SEITAI KK
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いや製造が容易で、なおかつ製造コスト
が低廉である簡易清掃具を提供する。 【解決手段】 床面に接して埃を吸着する清掃面6と、
スリッパ2の甲皮5を覆う折込面4とが、折り畳み縁7
で繋がって一体になっており、清掃面6はスリッパ2の
爪先に係合してこの清掃面6をスリッパ2に対して保持
する係合袋部3を設け、折込面4は甲皮5より長い余剰
部9をこのスリッパ2の甲皮5内に折り込み、この甲皮
5及び人の足の甲で前記余剰部9を挟持するようにし
て、スリッパ2に対して装着して使用する簡易清掃具1
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、履き物、特にスリ
ッパに対して簡易に装着し、歩行に際して同時に床面の
埃を吸着、除去する簡易清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】簡易清掃具としては、埃吸着性を備えた
不織布又は紙(いわゆる「化学雑巾」)がある。これら簡
易清掃具を手に持って使用するから、床面を拭くには、
腰をかがめたり、四つ這いになる必要がある。そこで、
床面の清掃をもっと容易な姿勢でできるように、簡易清
掃具をスリッパの底面に取り付けて歩き、床面を清掃す
るという技術思想が提案されている。具体的には、特許
文献1や特許文献2を例示できる。
【0003】代表的に特許文献2を見れば、従来のこう
した簡易清掃具は、次のような構成になっている。すな
わち、清掃面(掃除用吸着シート)の片面縁まわりに伸縮
部材を取り付け、スリッパの底から前記清掃面を被せ
て、伸縮部材による絞りで容易に清掃面が脱落しないよ
うにする(特許文献2、請求項1)。または、直接的に清
掃面を両面テープによりスリッパの底に貼り付ける(特
許文献2、請求項2)。いずれも、歩行に際して清掃面
を床面に接触させて、清掃面による埃の吸着によって清
掃を図るもので、伸縮部材や両面テープの使用は、容易
に清掃面がスリッパより脱落しないようにする目的を有
する。
【0004】
【特許文献1】実開昭59-015301号公報(第2〜3頁、
第1〜4図)
【特許文献2】特開平10-071001号公報(第2頁、第1
〜3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スリッパに対して簡易
清掃具を取り付けて使用する場合、通常の歩行ではスリ
ッパから簡易清掃具が外れないようにすることが肝要で
あり、上記先行技術の試みは、その限りで正当と言え
る。しかし、その点にばかり気を取られ過ぎると、簡易
清掃具本来の利点、すなわち取扱いの容易さが失われか
ねない。理想的には、容易にスリッパに取付ができて、
清掃のための歩行の間さえ外れない簡易清掃具であれば
よい。しかも、こうした簡易清掃具は使い捨てされるこ
とが多いから、製造も容易で、なおかつ製造コストが低
廉であることが望ましい。そこで、こうした理想的観点
から、改めて簡易清掃具について検討した。
【0006】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、床面に接して埃を吸着する清掃面と、履き物内に折
り込む折込部とからなり、清掃面は履き物の爪先又は踵
に係合してこの清掃面を履き物に対して保持する係合部
を設け、折込部は履き物内、又は履き物及び人の足の間
に折り込んで保持する簡易清掃具である。清掃面及び折
込部は埃吸着性不織布から構成するとよい。この場合、
前記清掃面及び折込面は一層を基本とするが、同種又は
別種の面材を複数枚積層してもよく、複数層の面材を本
願発明では一体として清掃面又は折込部とする。ここに
いう履き物は、主にスリッパ又は靴であるが、本発明の
構成上、スリッパ又は靴に限定されず、およそあらゆる
履き物に適用可能である。
【0007】具体的には、床面に接して埃を吸着する清
掃面と、履き物の甲皮を覆う折込面とが、部分接合部又
は折り畳み縁で繋がって一体になっており、清掃面は履
き物の爪先又は踵に係合してこの清掃面を履き物に対し
て保持する係合部を設け、折込面は甲皮より長い余剰部
をこの履き物の甲皮内に折り込み、この甲皮及び人の足
の甲で前記余剰部を挟持するようにして、履き物に対し
て装着して使用する簡易清掃具である。
【0008】上記簡易清掃具は、清掃面及び折込面のみ
からなる外観の簡素な構成としている。しかし、清掃面
に設けた係合部で保持させると共に、甲皮を覆う折込面
の余剰部を甲皮内に折り込むことで、安定した履き物に
対する保持を実現する。これから分かるように、基本的
に清掃面のみが清掃に寄与するので、少なくとも清掃面
は埃吸着性を有する不織布又は紙で構成すればよく、折
込面は清掃面と同種の不織布又は紙のほか、別種の不織
布又は紙、合成樹脂フィルムや通常の織布等であっても
よい。清掃面及び折込面を別種とする場合、清掃面及び
折込面は、別体として部分接合部により繋いで一体化す
る。
【0009】また、本発明の別の構成として、折込部は
履き物内、又は履き物及び人の足の間に折り込む折込紐
で、この折込紐は切離スリットにより清掃面から分離
し、この折込紐の根元を介してこの清掃面と部分的に繋
がっており、前記切離スリットにより清掃面から離隔自
在な紐本体を履き物内、又は履き物及び人の足の間に折
り込み、この履き物及び人の足で前記紐本体を挟持し
て、履き物に対して装着する簡易清掃具を示すことがで
きる。
【0010】この簡易清掃具は、清掃面に設けた係合部
で保持させると共に、折込紐を履き物内、又は履き物及
び人の足の間に折り込んだり、特に靴のように甲皮が高
い履き物の場合では甲皮上で対となる折込紐を結ぶこと
で、折込紐の根元に当たる清掃面を履き物に対して引き
つけ、安定した履き物に対する保持を実現する。更に、
清掃面は履き物の踵より後方へ延在し、切離スリットで
画されるこの清掃面の側縁を折込紐、同切離スリットで
画されるこの清掃面の履き物の踵より後方を折込面と
し、折込紐及び折込面を共に履き物内に押し込んでもよ
い。この場合の折込面は、履き物の踵から内側に向けて
折り込むことになる。
【0011】この簡易清掃具も、基本的に清掃面のみが
清掃に寄与するので、少なくとも清掃面は埃吸着性を有
する不織布又は紙で構成すればよい。本発明に適した不
織布の素材としては、PP、PE、ポリエステル、ナイロン
又はアクリル等を例示することができる。こうした素材
や、不織布としての厚み又は密度は、使用目的に応じて
適宜選択する。折込紐は、切離スリットにより清掃面か
ら分離し、この折込紐の根元を介してこの清掃面から引
き出せるが、部分的に繋がっているため、基本的には清
掃面と同種の不織布又は紙である。しかし、別種の不織
布又は紙、合成樹脂フィルムや通常の織布等であっても
よく、この場合、清掃面及び折込紐は、別体として部分
接合部により繋いで一体化する。
【0012】これら本発明の簡易清掃具における係合部
は、(a)清掃面に設けた係合袋部であり、履き物前半又
は後半をこの係合袋部に挿入させる構成、(b)清掃面か
ら延設した係合紐部であり、履き物に対してこの係合紐
部を括りつける構成、又は(c)清掃面に設けた係合帯部
であり、履き物前半又は後半をこの係合帯部に貫通させ
る構成を例示できる。清掃面が複数枚の面材を積層して
構成したものである場合、(a)係合袋部、(b)係合紐部又
は(c)係合帯部は履き物に触れる最上層に設けるとよ
く、埃を吸着した最下層の面材から順次剥がして、面材
の枚数だけ再利用できる簡易清掃具とすることができ
る。
【0013】履き物前半(爪先)又は後半(スリッパなら
底板後部、靴ならば踵)を挿入させる(a)係合袋部は、清
掃面に別体の袋体を取り付けて構成してもよい。例え
ば、別体の清掃面及び袋体であれば、重ね合わせた状態
で両者の前縁及び両側縁を接合(両者とも不織布の場合
は熱融着等)したり、清掃面を折り畳んで袋体を構成す
る場合は、上下両面の両側縁を接合(清掃面が不織布の
場合は熱融着等)して構成する。ここで、係合袋部は、
基本的に外周三方を閉鎖し、一方のみ開放した構成部位
を意味するが、開放した対面の外周は履き物前半又は後
半が貫通しない程度に開放していてもよい(貫通すれ
ば、後述する(c)係合帯部になる)。
【0014】履き物に対して括りつける(b)係合紐部
は、清掃面に直接紐を取り付けて構成してもよいが、清
掃面の側縁に沿って部分的な切断線を設け、基部が清掃
面と繋がった状態の帯体を形成し、この帯体を清掃面か
ら延設する係合紐部としてもよい。係合紐部を履き物に
括りつけた部位では、清掃面と履き物とが密着、一体化
することになるので、履き物に対する簡易清掃具の保持
を安定にするためには、折込面の折込から離れた位置、
具体的には履き物後半に対して係合紐部を設けることが
望ましい。
【0015】履き物前半(爪先)又は後半(スリッパなら
底板後部、靴ならば踵)を貫通させる(c)係合帯部は、清
掃面に別体の帯体を取り付けて構成してもよいが、履き
物に対して横断する方向の2本の挿入スリットを清掃面
に設け、前記挿入スリットに挟まれる部位を清掃面から
浮かせて係合帯部とすればよい。係合帯部は、履き物前
半又は後半が貫通する構成部位を意味し、仮に貫通しな
ければ、前述のように挿入スリットにより部分的に清掃
面から浮かせた部位は、(a)係合袋部となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照しながら説明する。図1は本発明に基づく簡易
清掃具(スリッパ2の爪先に対応した係合袋部3を設け
た例)を斜め後方から見た斜視図、図2は同簡易清掃具
1へスリッパ2を挿入する状態を示した斜視図、図3は
折込面4を甲皮5内へ折り込んでいる状態を示した斜視
図、図4は簡易清掃具1をスリッパ2に取り付けた状態
を示した断面図で、図5は簡易清掃具1をスリッパ2に
取り付けて歩行しながら清掃している状態を示した斜視
図である。
【0017】各例示の簡易清掃具1は清掃面6及び折込
面4が同一形状の1枚の面材からなり、必ずしも清掃面
6及び折込面4の区別がなく、適宜利用者の自由に面を
選択できるが、説明の便宜上、図示上面を折込面4、同
下面を清掃面6としている。
【0018】本例は、図1及び図2に見られるように、
連続する不織布を折り返して構成した例で、折り畳み縁
7を介して清掃面6、折込面4に分かれ、折り畳み縁7
から一定長さの範囲で両面の側縁を熱融着して(各図中
熱融着ライン8,8を図示)、スリッパ2の爪先(履き物
前半)を挿入する係合袋部3を形成している。実際に
は、二つ折りにして連続的に繰出す不織布を簡易清掃具
1の幅で熱融着して分断し、各分断単位の熱融着ライン
8,8を部分的に切除して、係合袋部3を構成する。
【0019】また、清掃面及び折込面に剥離紙を部分的
に介装すれば熱融着を免れるので、前述のような熱融着
ラインの部分的切除が省略できる。こうした製造態様
は、不織布を用いた製造ラインではよく見られるところ
で、特殊な製法を要しないため、材料の低廉さとも相俟
って、製造コストを低減できる利点となる。
【0020】スリッパ2に簡易清掃具1を取り付けるに
は、図2に見られるように、清掃面6を下にした状態で
折込面4を持ち上げて開き、後方からスリッパ2の爪先
を係合袋部3に向けて挿入する。係合袋部3は、先端が
折り畳み縁7により閉じているので、スリッパ2を挿入
し過ぎることはない。そして、スリッパ2の爪先が折り
畳み縁7に達した付近で、図3に見られるように、スリ
ッパ2の甲皮5を覆って後方へ延びる折込面4の余剰部
9を前記甲皮5内へ折り込む。折込面4は不織布で構成
しているから、前記折込は容易で、甲皮5内面に添わせ
やすく、足を入れる際の邪魔になることはない。
【0021】折込面4を甲皮5内へ折り込んだ状態でス
リッパ2を履くと、図4に見られるように、折込面4の
余剰部9はスリッパ2の甲皮5と足10の甲とに挟まれて
保持される。また、係合袋部3にスリッパ2の爪先を挿
入させているので、スリッパ2を履いている限り、スリ
ッパ2から簡易清掃具1が外れる虞がない。こうして、
左右のスリッパ2,2に簡易清掃具1,1を取り付けた人
が歩くと、図5に見られるように、基本的には足跡11に
対応する床面12の埃が清掃面6に吸着し、清掃できる。
【0022】図6は本発明に基づく別例の簡易清掃具1
(係合紐部13,13を設けた例)を斜め後方から見た斜視
図、図7は同簡易清掃具1をスリッパ2に取り付けた状
態を示した斜視図、図8は本発明に基づく別例の簡易清
掃具1(係合帯部14を設けた例)を斜め後方から見た斜視
図、図9は同簡易清掃具1をスリッパ2に取り付けた状
態を示した斜視図、図10は本発明に基づく別例の簡易清
掃具1(スリッパ2の底板後部15に対応した係合袋部3
を設けた例)を斜め後方から見た斜視図で、図11は同簡
易清掃具1をスリッパ2に取り付けた状態を示した斜視
図である。
【0023】図6〜図9に示す例は清掃面6及び折込面
4が同一形状で一層の不織布からなり、適宜利用者の自
由に面を選択できるが、説明の便宜上、図示上面を折込
面4、同下面を清掃面6とする。図10及び図11の例は両
面形状が異なり、係合袋部3を形成した側が清掃面6、
折り畳み縁7を介して繋がる側が折込面4である。
【0024】図6及び図7の簡易清掃具1は、上記例示
(図1以下参照)と同様な係合袋部3を形成しながら、清
掃面6の両側縁に沿って部分的な切断線16,16を設け、
基部が清掃面6と繋がった状態の帯体17,17を形成し、
この帯体17を清掃面6から延設する係合紐部13,13とし
ている。本例では、製造の簡便さを確保するため、図6
に見られるように、重なった状態の清掃面6及び折込面
4を一体にして切断線16,16を設け、折込面4にも帯体1
7,17を形成している。
【0025】この折込面4の帯体17は切り取ったり、折
込面4をスリッパ2の甲皮5内へ折り込む際に余剰部9
と一緒に折り込めばよい。帯体17は折込面4と同じ不織
布製であるから、前記のように甲皮5内へ折り込んでも
足を痛めることはない。係合紐部13,13は、図7に見ら
れるように、互いに結んで清掃面6の両側縁に架け渡す
バンドとし、例えばスリッパ2の底板後部15に係合す
る。
【0026】図8及び図9の簡易清掃具1は、上記例示
(図1以下参照)と同様な係合袋部3を形成しながら、履
き物に対して横断する平行な2本の挿入スリット18,18
を清掃面6に設け、前記挿入スリット18,18に挟まれる
部位を清掃面6から浮かせて係合帯部14としている。本
例でも、製造の簡便さを確保するため、図8に見られる
ように、重なった状態の清掃面6及び折込面4を一体に
して挿入スリット18,18を設け、折込面4にも係合帯部1
4を形成している。この折込面4はスリッパ2の甲皮5
内へ折り込むから、挿入スリット18の有無は問題になら
ない。この簡易清掃具1は、図9に見られるように、ス
リッパ2の底板後部15を係合帯部14に貫通させ、係合す
る。
【0027】図10及び図11の簡易清掃具1は、上記例示
(図1以下参照)と逆に、スリッパ2の底板後部15を挿入
する係合袋部3を、清掃面6の両側縁を熱融着(熱融着
ライン8,8で代表)で形成している。折込面4は清掃面
6から連続して延在し、折り畳み縁7で折り返している
だけだから、不使用時の外観は、図10に見られるよう
に、およそ扁平な面材に似る。これは、折り畳み縁7を
任意に定めることで、スリッパ2の形状又は大きさの違
いによる清掃面6の長さ調節が容易にできることを意味
している。この簡易清掃具1は、図11に見られるよう
に、スリッパ2の底板後部15を係合袋部3に挿入し、折
込面4を甲皮5に被せて折り返し、甲皮5内に余剰部9
を折り込むことで、スリッパ2に取り付ける。
【0028】本例(図10及び図11)の簡易清掃具1は、ス
リッパばかりでなく、図12に見られるように、靴19に対
しても同様に簡易に取り付けることもできる。使用態様
は上記スリッパの場合と変わらず、清掃面6に設けた係
合袋部3を靴19の踵20に引っ掛けて、甲皮5を覆うよう
に折り返した折込面4の余剰部9を甲皮5内に折り込む
(図11及び図12を比較対照)。スリッパの場合に比べて、
係合袋部3へ靴19の踵20を挿入することは難しいが、本
発明の簡易清掃具1は、折込面4の甲皮5への折込と併
せて履き物(スリッパ、靴)への取り付け、保持を図るの
で、係合袋部3は靴19の踵20に係止できる程度であれば
よい。
【0029】図13は清掃面6からU字状切離スリット21
で画された折込紐22を設けた簡易清掃具1(スリッパ2
の爪先に対応した係合袋部3を設けた例)を斜め後方か
ら見た斜視図、図14は同簡易清掃具1の折込紐22を係合
袋部3へ押し込み、足10で踏んで保持した状態を示した
斜視図であり、図15は同簡易清掃具1の折込紐22をスリ
ッパ2の係合袋部3へ押し込んで甲皮5及び足10で挟持
した状態を示した斜視図である。図13以下の例では、不
織布からなる清掃面6に、別体の不織布からなる袋体を
熱融着して一体化し、係合袋部3を構成しているが、例
えば清掃面6を折り返して係合袋部3を構成してもよ
い。
【0030】上記各例示の簡易清掃具1(図1〜図12参
照)は、係合袋部3等と折込面4との間でスリッパ2に
対して保持する部位がなく、中弛み等を生じる場合があ
る。そこで、例えば図13に見られるように、U字状切離
スリット21で画された折込紐22を形成し、この折込紐22
を係合袋部3内に押し込み、足10で踏んだり(図14)、甲
皮5と足10とで挟持すると、折込紐22が清掃面6と部分
的に繋がる根元23,23を介して清掃面6をスリッパ2に
引きつけることができるため、前記中弛みを抑制でき
る。
【0031】折込紐22は、上記以外の構成も可能であ
る。図16は清掃面6から平行な2本の直線状切離スリッ
ト24,24で画された一対の折込紐22,22を設けた簡易清掃
具1(スリッパ2の爪先に対応した係合袋部3を設けた
例)を斜め後方から見た斜視図、図17は同簡易清掃具1
の折込紐22,22を係合袋部3へ押し込み、足10で踏んで
保持した状態を示した斜視図であり、図18は清掃面6か
ら二重のU字状切離スリット21,21で画された長短2種
の折込紐22,22を設けた簡易清掃具1(スリッパ2の爪先
に対応した係合袋部3を設けた例)を斜め後方から見た
斜視図である。
【0032】直線状切離スリット24,24で画された一対
の折込紐22,22を設けた簡易清掃具1では、図16に見ら
れるように、各折込紐22に根元23,23が前後一対形成で
きるため、図17に見られるように、前後2箇所にわたっ
て清掃面6をスリッパ2に引きつけることができる。ま
た、図18に見られるように、U字状切離スリット21,21
を二重にすることでも、前後2箇所にわたって清掃面6
をスリッパ2に引きつける折込紐22,22を形成すること
ができる。
【0033】図19は清掃面6からU字状切離スリット21
で画された折込面4及び折込紐22を設けた簡易清掃具1
(スリッパ2の爪先に対応した係合袋部3を設けた例)を
斜め後方から見た斜視図で、図20は同簡易清掃具1の折
込面4及び折込紐22を係合袋部3へ押し込み、足10で踏
んで保持した状態を示した斜視図である。
【0034】清掃面6に対して設ける折込面4及び折込
紐22は、それぞれ単独で清掃面6をスリッパ2に引きつ
ける働きを有するので、いずれか一方を清掃面6に対し
て設ければよい。しかし、例えば図19に見られるよう
に、清掃面6を後方へ延長して長尺なU字状切離スリッ
ト21で画することで、折込面4及び折込紐22を一度に設
けることができる。この折込面4及び折込紐22は、それ
ぞれ清掃面6をスリッパ2に引きつける働きを有し、図
20に見られるように、折込面4を前方へ折り返して足10
で踏み、更に折込紐22を係合袋部3へ押し込めば、安定
した清掃面6のスリッパ2への引きつけ、すなわち安定
した簡易清掃具1のスリッパ2への装着が可能となる。
【0035】図21は清掃面6から平行な2本の直線状切
離スリット24,24で画された一対の折込紐22,22及び折込
面4を設けた簡易清掃具1(スリッパ2の爪先に対応し
た係合袋部3を設けた例)を斜め後方から見た斜視図で
あり、図22は同簡易清掃具1の折込紐22,22及び折込面
4を係合袋部3へ押し込み、足10で踏んで保持した状態
を示した斜視図である。
【0036】清掃面6をスリッパ2の後方へ延在させる
場合、例えば図21に見られるように、平行な2本の直線
状切離スリット24,24で画された一対の折込紐22,22及び
折込面4を設けることもできる。この折込面4及び折込
紐22,22は、それぞれ清掃面6をスリッパ2に引きつけ
る働きを有し、図22に見られるように、折込面4を前方
へ折り返して足10で踏み、更に折込紐22を係合袋部3へ
押し込めば、前後の根元23,23それぞれが清掃面6及び
折込面4を引っ張り、安定した清掃面6のスリッパ2へ
の引きつけ、すなわち安定した簡易清掃具1のスリッパ
2への装着を可能にする。
【0037】図23は清掃面6左右側縁から延設した折込
紐形成部25,25それぞれに直線状切離スリット24で画さ
れた折込紐22を設けた簡易清掃具1(スリッパ2の爪先
に対応した係合袋部3を設けた例)を斜め後方から見た
斜視図であり、図24は同簡易清掃具1の折込紐22を甲皮
5上で結び、足10に対して保持した状態を示した斜視図
である。
【0038】また、根元23,23を清掃面6の前後に形成
する場合、図23に見られるように、清掃面6左右側縁か
ら延設した折込紐形成部25,25それぞれに直線状切離ス
リット24で画された折込紐22を設ける構成にもできる。
この簡易清掃具1は、折込紐22の総長(直線状切離スリ
ット24で離隔した状態における根元23,23間の長さ)が長
くなるため、上述までの各折込紐22と同じく係合袋部3
に押し込んで保持できるほか、図24に見られるように、
同簡易清掃具1の折込紐22を甲皮5上で結び、足10に対
して保持できる。こうした長い折込紐22を有する簡易清
掃具1は、靴を履いたまま装着できる利点がある。
【0039】
【発明の効果】本発明の簡易清掃具により、スリッパ又
は靴をはじめとして、およそ履き物に対して容易かつ安
定して取り付けることができる簡易清掃具を提供できる
ようになる。例示に見られるように、いずれの簡易清掃
具も、構造が簡素なだけでなく、不織布を用いて製造で
きるため、製造が容易で製造コストも低廉である。この
ため、仮に使い捨てとすることもできる。
【0040】また、本発明の簡易清掃具は、上下を逆に
したり、袋体等を基準として裏返したりすることで、最
初に使用した面と異なる面を用いて清掃の用に供するこ
とができ、繰り返し利用できる。また、積層面を複数枚
の面材を積層した構成にすれば、埃を吸着した最下層の
面材から順次剥がしていけば、面材の枚数だけ再利用で
きる。これにより、本発明の簡易清掃具は、従来の同様
製品に対して、更に費用対効果を高めることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく簡易清掃具を斜め後方から見た
斜視図である。
【図2】同簡易清掃具へスリッパを挿入する状態を示し
た斜視図である。
【図3】折込面を甲皮内へ折り込んでいる状態を示した
斜視図である。
【図4】簡易清掃具をスリッパに取り付けた状態を示し
た断面図である。
【図5】簡易清掃具をスリッパに取り付けて歩行しなが
ら清掃している状態を示した斜視図である。
【図6】本発明に基づく別例の簡易清掃具(係合紐部を
設けた例)を斜め後方から見た斜視図である。
【図7】同簡易清掃具をスリッパに取り付けた状態を示
した斜視図である。
【図8】本発明に基づく別例の簡易清掃具(係合帯部を
設けた例)を斜め後方から見た斜視図である。
【図9】同簡易清掃具をスリッパに取り付けた状態を示
した斜視図である。
【図10】本発明に基づく別例の簡易清掃具(スリッパの
底板後部に対応した係合袋部を設けた例)を斜め後方か
ら見た斜視図である。
【図11】同簡易清掃具をスリッパに取り付けた状態を示
した斜視図である。
【図12】同簡易清掃具を靴に取り付けた状態を示した斜
視図である。
【図13】清掃面からU字状切離スリットで画された折込
紐を設けた簡易清掃具を斜め後方から見た斜視図であ
る。
【図14】同簡易清掃具の折込紐を係合袋部へ押し込み、
足で踏んで保持した状態を示した斜視図である。
【図15】同簡易清掃具の折込紐をスリッパの係合袋部へ
押し込んで甲皮及び足で挟持した状態を示した斜視図で
ある。
【図16】清掃面から平行な2本の直線状切離スリットで
画された一対の折込紐を設けた簡易清掃具を斜め後方か
ら見た斜視図である。
【図17】同簡易清掃具の折込紐を係合袋部へ押し込み、
足で踏んで保持した状態を示した斜視図である。
【図18】清掃面から二重のU字状切離スリットで画され
た長短2種の折込紐を設けた簡易清掃具を斜め後方から
見た斜視図である。
【図19】清掃面からU字状切離スリットで画された折込
面及び折込紐を設けた簡易清掃具を斜め後方から見た斜
視図である。
【図20】同簡易清掃具の折込面及び折込紐を係合袋部へ
押し込み、足で踏んで保持した状態を示した斜視図であ
る。
【図21】清掃面から平行な2本の直線状切離スリットで
画された一対の折込紐及び折込面を設けた簡易清掃具を
斜め後方から見た斜視図である。
【図22】同簡易清掃具の折込紐及び折込面を係合袋部へ
押し込み、足で踏んで保持した状態を示した斜視図であ
る。
【図23】清掃面左右側縁から延設した折込紐形成部それ
ぞれに直線状切離スリットで画された折込紐を設けた簡
易清掃具を斜め後方から見た斜視図である。
【図24】同簡易清掃具の折込紐を甲皮上で結び、足に対
して保持した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 簡易清掃具 2 スリッパ 3 係合袋部 4 折込面 5 甲皮 6 清掃面 7 折り畳み縁 8 熱融着ライン 10 足 13 係合紐部 14 係合帯部 21 U字状切離スリット 22 折込紐 23 根元 24 直線状切離スリット 25 折込紐形成部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に接して埃を吸着する清掃面と、履
    き物内に折り込む折込部とからなり、清掃面は履き物の
    爪先又は踵に係合して該清掃面を履き物に対して保持す
    る係合部を設け、折込部は履き物内、又は履き物及び人
    の足の間に折り込んで保持してなる簡易清掃具。
  2. 【請求項2】 清掃面及び折込部は埃吸着性不織布であ
    る請求項1記載の簡易清掃具。
  3. 【請求項3】 折込部は履き物の甲皮を覆う折込面で、
    該折込面は部分接合部又は折り畳み縁を介して清掃面と
    繋がって一体になっており、折込面は甲皮より長い余剰
    部を該履き物の甲皮内に折り込み、該甲皮及び人の足の
    甲で前記余剰部を挟持して、履き物に対して装着する請
    求項1記載の簡易清掃具。
  4. 【請求項4】 折込部は履き物内、又は履き物及び人の
    足の間に折り込む折込紐で、該折込紐は切離スリットに
    より清掃面から分離し、該折込紐の根元を介して該清掃
    面と部分的に繋がっており、前記切離スリットにより清
    掃面から離隔自在な紐本体を履き物内、又は履き物及び
    人の足の間に折り込み、該履き物及び人の足で前記紐本
    体を挟持して、履き物に対して装着する請求項1記載の
    簡易清掃具。
  5. 【請求項5】 清掃面は履き物の踵より後方へ延在し、
    切離スリットで画される該清掃面の側縁を折込紐、同切
    離スリットで画される該清掃面の履き物の踵より後方を
    折込面とした請求項4記載の簡易清掃具。
  6. 【請求項6】 係合部は清掃面に設けた係合袋部で、履
    き物の爪先又は踵を該係合袋部に挿入させて、該清掃面
    を履き物に対して保持する請求項3又は4記載の簡易清
    掃具。
  7. 【請求項7】 係合部は清掃面に設けた係合紐部で、履
    き物又は人の足に対して該係合紐部を括りつけて、該清
    掃面を履き物に対して保持する請求項3又は4記載の簡
    易清掃具。
  8. 【請求項8】 係合部は清掃面に設けた係合帯部で、履
    き物の爪先又は踵を該係合帯部に貫通させて、該清掃面
    を履き物に対して保持する請求項3又は4記載の簡易清
    掃具。
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