JPH04502787A - 改善された防水通気性ソックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改善された防水通気性ソックス 発明の背景 本発明は、足にはく物品、より詳細には挿入物の入ったソックス（ｓｏｃｋ）に 関するものである。

足のぬれる問題は有史以来人々を悩ませて来た。足をぬれないようにする多くの 試みがなされてきた。しがしながら、該問題は水溶液から足を守るだけのような 簡単をことでない。

この事はラバーブーツ（ｒｕｂｂｅｒ　ｂｏｏｔｓ）の如き種々の水不透性用具 によって一時的には達成される。この種のはきものの形態は、はきものが外部の 水から足を保護する間、汗を除かないので不快である。防水性と通気性との両性 質を備えた用具に関する要求があった。米国特許第３．９５３．５６６号は、通 気性と防水性との両方の矛盾した特性を得るための、発泡ポリテトラフルオロエ チレン（ＰＴｌ’Ｂ）の形態を作る方法を開示している。米国特許第４．１９４ ．０４１号は、米国特許第３．９５３．５６６号に開示された材料に関する改善 を開示している。これら両特許の材料は、ブーツ及びソックスの如きはきものを 含む防水性で通気性のある屋外着用物に広く用いられている。

これら材料は、その目的に関しては有効ではあるが、普通５％以下のストレッチ 性（伸縮性）であって伸縮性が非常に小さい。この材料は、ソックスが着用時に ぴったり適合するように設計された場合には、着用が非常に困難であるという問 題がある。若しソックスが着用容易に設計されれば、足に着用する時には大きす ぎる。米国特許第４．４４３．５１１号は、伸縮性があって弾性のある発泡ＰＴ ＰＥ材料の製造方法を開示しており、従って該方法は、１３０％まで引伸ばされ る材料を提供する。パンチング（ｂｕｎｃｈｉｎｇ　：ひだ発生）は、ゆるやか な引張りが布のしわを伸ばし、弾性回復がヒール（かかと）と足首にわたって布 を再配置するので、通常ではソックスの問題とはならない。慣用のソックスは、 通常かかとときびすで徐々に摩損して、ついに最終破損となる。米国特許第４． ４４３．５１１号に記述された独特の材料では、パンチングと関連した材料の、 典型的には、後方支えのかかと台とはきもののトップライン（ｔｏｐｌ　１ｎｅ ）との間での大きな圧力に基づく摩擦又は座屈と張力が、薄膜組織に早まった孔 及びクラック（ｃｒａｃｋ）を引起こし、製品の価値を大きく減する。注意深く 引継がれる特別のかぶせ及びはがしがこの失敗を阻止出来る。重要な改善はソッ クスをころがし続けることによって達成される。ソックス及びはきものは、この 材料から製造されているが、しかしこれらは、摩損問題がかかと領域で発現する ので、完全に満足出来るものでないことが判明し７ている。１００％伸縮ソック スが、不適切に、即ちソックスのころがしによって延ばされすぎてはめられた時 に、かかとの上方へリーク（ｌｅａｋ）が広がる。

発明の概要 多構成材料で防水性であるソックス型物品は、防水性で、非弾性で、非伸縮性の 、かかと部ときびす部を有する足底部材と、かかと部で足底部材と縫い目を形成 して取付けられている防水性で非弾性で非伸縮性のふくらはぎ部材と、足底部材 及びふくらはぎ部材と縫目を形成して取付けられた、防水性で通気性で弾性で７ ０％以上の伸縮性を有する伸縮性材料から成るバンブ（ｖａｍｐ）部材、とから 成り、ふくらはぎ部材は足底部材のかかと部分から上方に延びて内側に先細にさ れており、物品内での全縫目が防水性材料で密閉されている。足底部材、ふくら はぎ部材、及びバンブ部材は、好都合には複数層のラミネート、より好ましくは ３層ラミネートである。３層ラミネートの内層は、好ましくは約２オンス／平方 ヤード以下の重量の編成材料であり、３層ラミネートの中間層は、好ましくは防 水性且つ通気性で多孔質の発泡ＰＴＦＥの如き、防水性で通気性の材料である。

足底部材とふくらはぎ部材のラミネートの外層は、好ましくは織布であり、バン ブ部材の外層は、好ましくは編成材料である。物品は防水性、非弾性、非伸縮性 で、物品の上部と縫目を形成して取付けられたゲートル（ｇａｉｔｅｒ＞部材を 備えても良い。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明にかかるソックスの側面図である。

第２図は、本発明にかかるソックスの後面図である。

第３図は、第１図の３−３線に沿った、本発明で用いられた非伸縮ラミネートの 断面図である。

第４図は、第１図の４−４線に沿った、本発明で用いられた伸縮性ラミネートの 断面図である。

第５図は、実質上第１図の線５−５に沿った、本発明の伸縮性と非伸縮性のラミ ネート間での縫目の一部断面斜視図である。

発明及び好適実施例の図面を用いた詳細な説明多部材の防水性ソックス型物品は 、防水性、非弾性、且つ非伸縮性でかかと部分ときびす部分とを備えた足底部材 と、かかと部で足底部材と縫目を形成して取付けられたふくらはぎ部材と、足底 部材及びふくらはぎ部材と縫目を形成して取付けられたバンブ（ｖａｍｐ）部材 と、とから成っており、バンブ部材は、７０％以上の伸縮性を備えた、防水性で 通気性があって弾性のある伸縮性材料から成っており、ふくらはぎ部材は、足底 部材のかかと部から上方に延び、且つ内側に先細りにされており、物品中の全縫 目は防水性材料で密閉されている。

部分的に伸縮性及び弾性材料で、部分的に非伸縮性、非弾性材料で作られたソッ クスは知られている。通常、ソックスの足底、かかと、及びふくらはぎ部には非 伸縮性且つ高い耐摩耗抵抗材料が用いられ、そして該材料は摩耗及び着用に最も 嵩高であり、そして前面のバンブ部には、ソックスを着用したり脱いだりするの が容易になるように、弾性材料が用いられる。

本発明に従かうソックスは、ソックスのバンブ部で最大量の伸縮材料を備え、そ れによって過大な摩損に委ねられる領域での摩耗抵抗の損失が少し、或いは無し で、非常に容易に着用及び膜用されるソックスを提供する。

本発明及び好適実施例の詳細な説明は図面を参照して最も良くなされ、第１図に は本発明のソックスｌＯを側面で示している。ソックス１０は、かかと（ヒール ）部ときびす（トウ）１２と、縫目２４で足底１２に取付けられた非弾性、且つ 非伸縮性の材料のふくらはぎ部１４と、縫目２４で足底部１２及びふくらはぎ部 １４に取付けられた弾性、且つ伸縮性の材料のバンプ部１６とから構成されてい る。選択的に、非弾性且つ非伸縮性の材料のゲートル１８が、ソックス１０の上 部開口に縫目２４で取付けられる。ゲートルの上部では、ゲートルの頂部を脚の まわりにしっかり締めるためにステッチ２２内で保持された引抜き紐２０がある 。

第２図は本発明のソックスの後面図である。ソックス１０は、縫目２４で全てが 取付けられた足底部１２、ふくらはぎ部１４、バンプ部１６、及びゲートル１８ を含んでいる。

発明に対する要点は、図示される如く、ふくらはぎ部１４がかかとから上方に延 びてて内側に先細りにされている事実に存在する。この構成で、非常に高い摩耗 のかかと領域が本発明に従かう高い摩耗抵抗の非伸縮ラミネートによって一層保 護され、そしてふくらはぎ部の中央もまた、ソックスの着用時の過度の摩耗から 保護され、同時に伸縮性バンブ部の領域はソックスの着脱を容易にするために最 大にされる。

第３図は、第１図の線３−３断面であって、本発明に用いられる非伸縮、且つ非 弾性の材料の好都合な３層ラミネートを示している。そこで外層２８は好ましく は織布であり、中間層３０は米国特許第４．４４３．５１１号に開示された如き 伸縮性の多孔質発泡ＰＴＦＥであり、そして内層２６は好ましくはナイロントリ コット編地である。

第４図は、第１図の線４−４断面であって、本発明に用いられる伸縮性の弾性材 料の好都合な３層ラミネートを示している。そこでは、外層３４が好適にはナイ ロン伸縮性編地であり、中間層３０が米国特許第４．４４３．５１１号に開示さ れた如き、多孔質の発泡ＰＴＦＢであり、内層３２が好適にはナイロン伸縮編地 である。

第５図は、第１図の線５−５断面で本発明の密閉された縫目を示している。そこ では、伸縮するラミネートが糸３６によって非伸縮ラミネートに縫付けられ、そ して縫目内の孔と空隙とがテープ３８で密閉されている。テープ３８は、好まし くは、メリーランド州エリイトンのＷ、Ｌ、Ｇｏｒｅ　＆　Ａｓ５ｏｃｉａｔｉ ｏｎ社から入手出来るボアーシーム、ティエム（ＧＯＲＩＥ−３ＢＡＭ”）テー プである。

縫目テープの適用は、好都合には、足底縫目から約１インチ（約２．５４（Ｊ） でソックスの足底から着手し、そして前面（向こうずね）縫目の全長へ継続する 。第２縫目テープの適用は、好都合には、足底縫目から約１インチでソックスの 足底縫目から着手し、かかと−ふくらはぎ縫目の全長へと継続し、そして右側ソ ックスに関しては足の中側の反対へ、左側ソックスに関しては足の中側へと、中 間ふくらはぎで脚を取巻く縫目で終了する。第３の縫目テープの適用は、好都合 には、足底縫目から約１インチのソックスの足底で着手し、外側のかかと−ふく らはぎ縫目の全長へと継続し、そして左側ソックスに関しては足の中側の反対へ 、右側ソックスに関しては足の中側へと、中間ふくらはぎで脚を取巻く縫目で終 了する。第４の縫目テープの適用は、好都合には、中間ふくらはぎ縫目を横切っ て前面（向こうずね）をおおう縫目テープの頂部で着手し、中間ふくらはぎ縫目 を取巻いて出発点が約１インチ重ねられるまで継続する。最終テープの適用は、 好都合には、右側ソックスの足の中側で、左側ソックスの足の中側の反対側で、 かかと−ふくらはぎ縫目をおおう縫目テープの頂部で着手し、足底縫目を取巻い て出発点が約１インチ重ねられるまで継続する。縫目テープの適用が記述順序で 行なわれることは必須ではないが、この手順を経て進むことで有利である。

本発明は或実施例との関連で詳述したが、当業者にとっては、このような細部に 対する変形が本発明の要旨から外れることなしに出来ること、及びこのような変 形が請求項の範囲内で考慮されることは自明である。

国際調査報告 Ｓ＾　２５８７５

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）かかと部ときびす部とを備えた、防水性で非弾性で非伸縮性の足底部 材； （ｂ）該足底部材と該かかと部で縫目を形成して取付けられた、防水性で非弾性 で非伸縮性のふくらはぎ部材；（ｃ）該足底部材及びふくらはぎ部材と縫目を形 成して取付けられたバンプ部材、該バンプ部材は７０％以上の伸縮性を有する、 防水性で、通気性で、弾性を有し、伸縮性のある材料から成つている； （ｄ）該ふくらはぎ部材は、該足底部材のかかと部から上方に延びて内側に先細 りにされている；及び（ｅ）物品内の全縫目が防水性材料で密閉されている；以 上の事項を含んでいる多部材から成る防水性ソックス型物品。
2. ２．それぞれ足底部材、ふくらはぎ部材、及びバンプ部材が複数層を備えたラミ ネートである、請求項１の物品。
3. ３．それぞれ該ラミネートが３層ラミネートである、請求項２の物品。
4. ４．該３層ラミネートの内層が約２オンス／平方ヤードより少ない重量を有する 編成材料である、請求項３の物品。
5. ５．該３層ラミネートの中間層が防水性で通気性のある材料である、請求項４の 物品。
6. ６．該防水性で通気性のある材料が多孔質の発泡ＰＴＦＥである、請求項５の物 品。
7. ７．多孔質の発泡ＰＴＦＥがフィブリルで相互連結された節の微細構造を有して いる、請求項６の物品。
8. ８．該ラミネートの外層が織布である、請求項３の物品。
9. ９．足底部材が通気性である、請求項１の物品。
10. １０．ふくらはぎ部材が通気性である、請求項１の物品。
11. １１．足底部材と、ふくらはぎ部材と、バンプ部材とが通気性である、請求項８ の物品。
12. １２．該物品の上部と縫目を形成して取付けられた、防水性で、非弾性で、非伸 縮性のゲートル部材を備えている、請求項１の物品。
13. １３．ゲートル部材が複数の層を備えた通気性ラミネートである、請求項１２の 物品。
14. １４．該ラミネートが３層ラミネートである、請求項１３の物品。
15. １５．該ラミネートの外層が織布である、請求項１４の物品。