JPS5920081Y2 - 長靴 - Google Patents

長靴

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Publication number
JPS5920081Y2
JPS5920081Y2 JP12041279U JP12041279U JPS5920081Y2 JP S5920081 Y2 JPS5920081 Y2 JP S5920081Y2 JP 12041279 U JP12041279 U JP 12041279U JP 12041279 U JP12041279 U JP 12041279U JP S5920081 Y2 JPS5920081 Y2 JP S5920081Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe body
upper edge
boots
fixed
lining material
Prior art date
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Expired
Application number
JP12041279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5638601U (ja
Inventor
勇平 今熊
清 中川
Original Assignee
株式会社ミツウマ
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Publication date
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Publication of JPS5638601U publication Critical patent/JPS5638601U/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は膝より丈が長い長靴の改良に係るもので、その
目的とする処は履き心地を良くすると共に着脱が容易で
あり、しかも通気性を向上させて発汗を防止し得る他に
、発汗した汗の発散の容易な構造とした長靴を提供する
ことにある。
従来より長靴においては、長靴の外被を構成する底部を
含む胴胛部(以下、胴胛部等という)のみから成るもの
と、胴胛部等の内面に布などの内面材が一体に固定され
たものとが存在している。
かかる長靴において胴胛部等の内面に布から成る内面材
が一体に固定されている場合には着脱がそれ程困難では
なく、また汗をかいても内面材が汗を吸収する場合が多
いので不快感はさほど感じないが、胴胛部等のみから戒
る場合若しくは内面材がゴム材や合成樹脂材である場合
には人体と接する部分の滑りが悪いので着脱が容易でな
く、シかも汗をかいても汗が吸収されないため不快感を
与える欠点があった。
そのため通常の長靴においては吸湿性素材より成る内面
材が一体に固定されているが、膝より丈の長い長靴にお
いては非常に広い面積全面若しくは必要部分全面に吸湿
性内面材を一体に固定する作業が容易でなく製品コスト
高になるために、内面材付長靴はほとんど市販されてい
ないのが現状である。
本考案はかかる従来の長靴の欠点を除去した、肌付ズボ
ン式長靴やズボン式長靴や水中長靴や水田長靴などのよ
うに膝より丈が長い長靴の改良に関するものである。
更に詳しくは、本考案は膝より丈が長い長靴において、
柔軟性に富み空隙率が20〜80%の網目状若しくは穿
孔状の裏材の上端の全周縁が、底部を含む胴胛部から戊
り少なくとも上縁部分から課に相当する位置までの間に
内面材を有しない靴本体の前記上縁部分に固定され、膝
下より課までの間の位置にある裏材の下端周縁の一部若
しくは全周縁か、または裏材の下端周縁の一部若しくは
全周縁と裏材の中間部分の一部かの何れかが靴本体の上
縁部分から膝下よす課までに相当する位置の靴本体の裏
面に固着された補助片の上縁に固定され、裏材が靴本体
に固定されている上記部分を除いて裏材が靴本体の裏面
から浮遊して隙間が形成せしめられていることを特徴と
する長靴を提供するものである。
上記補助片の形状は帯状であって、その上縁が裏材の下
端周縁部、下縁が膝下よlI%1までの間にあり囲繞し
ており、その上縁が靴本体の裏面に固着されている。
以下、図面により本考案に係る長靴について詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る水中長靴の1実施例の一部切欠斜
視図、第2図は本考案に係るズボン式長靴の1実施例の
一部切欠斜視図、第3図は第1図及び第2図におけるイ
部拡大断面図である。
図面中、1は脚付ズボン式長靴、ズボン式長靴、水中長
靴あるいは水田長靴などのように膝より丈の長い長靴の
靴本体であり、この靴本体1は第2図に示す如く靴部分
と上部分とが別々に形成されて靴部分と上部分とが密着
された構造より戒るものであってもあるいは第1図に示
す如く靴部分と上部分とが完全に一体に形成された構造
より成るものであってもよく、またその爪先部分は第1
図の如く先丸であってもあるいは第2図の如く地下足袋
式の膜付であってもよい。
また靴本体1は図示した実施例の如く底部を含む胴胛部
、即ち胴胛部等から戊るものであり、靴本体1の上縁部
分2から膝より課に相当する位置までの間以外の部分の
内面に内面材が一体に固定されていてもよい。
2は靴本体1の上縁部分、3は靴本体1内に装着される
柔軟性に富み空隙率が20〜80%の網目状若しくは穿
孔状の裏材で、その上端4の全周縁が靴本体1の上縁部
分2に固定され、その下端5は靴本体1の膝下から課ま
での間に位置している。
6は裏材3の網目若しくは穿孔によって形成されている
空隙、7は裏材3の下端5より下方の靴本体1の裏面に
固着されている補助片であり、この補助片7の上縁8に
は裏材3の下端5の一部若しくは全周縁が固定されてい
る。
その結果、裏材3の上端4と下端5との間においては、
裏材3は靴本体1に固定されていないので靴本体1の裏
面から浮遊して隙間9が形成されることになるが、更に
丈が非常に長い脚付ズボン式長靴の如き場合などには必
要に応じて裏材3の上端4と下端5以外の中間部分の一
部を靴本体1の裏面に固定する場合がある。
本考案に係る長靴は上述した如く空隙率が20〜80%
となる空隙6を有する網目状若しくは穿孔状の裏材3の
上端4の全周縁が靴本体1の上縁部分2に固定され、膝
下から課までの位置にある裏材3の下端5の一部又は全
周縁が靴本体1の裏面に固着された補助片7の上縁8に
固定され、靴本体1と裏材3の上端4と下端5と必要に
応じて靴本体1の裏面に固定される中間部分の一部以外
の裏材3と靴本体1との間に隙間9が形成されるもので
ある。
かかる構造において、裏材3の上端4がその全周縁を靴
本体1の上縁部分2に固定されなければならないのは、
裏材3の上端4は長靴を履用しない際に靴本体1の上縁
部分2がまくれて外部にほぼ露出する状態になった場合
に全周縁が固定されていないと外観が劣って商品価値が
低下すると共に、履用直前に靴本体1の上部をたぐり寄
せて靴の中に足を入れる際に裏材3の上端4が靴本体1
の上縁部分2に全周縁が固定されていないと固定されて
いない個所に足が入ったり裏材3がまつわりつくのを防
止するためのものであり、またズボン式長靴のように上
縁部分2を紐で身体に縛り付ける際に裏材3の上端4が
片寄って履用時に不快感を与えるのを防止するためであ
る。
また裏材3の下端5を靴本体1の裏面に直接固定せずに
補助片7を介して固定するのは、裏材3を横取する素材
によっては直接靴本体1の裏面に接着できず、縫着しな
くてはならない場合に縫着個所の靴本体1の表面を防水
構造にしなければ水のある場所では履用できないため防
水構造にする必要があるが、防水構造にするには単にコ
スト高となるのみならず加工方法が複雑となるので補助
片7を介して固定するのである。
すなわち、裏材3の下端5より下方の靴本体1の裏面に
補助片7を固着しておき、この補助片7の上縁8に裏材
3の下端5を固定するのである。
補助片7は例えばナイロン布の片面に0.15mm厚さ
にポリ塩化ビニルをコーティングした合成樹脂引布のよ
うな柔軟性を有する幅100〜200mmの帯状形状の
ものである。
補助片7に柔軟性がないと靴本体1の裏面に補助片7を
固着し難くなり、固着したとしても履用時に足当りが悪
く異和感を与え易く、且つ補助片7の上縁に裏材3の下
端5を固定し難いためである。
また補助片7の幅が200mm以上になると補助片7の
上縁8に裏材3の下端5を固定する加工作業が低下し、
また履用時に身体の動きに伴って裏材3が靴本体1内で
動く際、裏材3の動きに無理を生じ、補助片7を引張る
形となり強いては補助片7の靴本体1の裏面への固着個
所にも影響を与え補助片7を靴本体1から離脱する恐れ
があるためである。
この場合、裏材3を補助片7に固定するには、裏材3の
下端5と補助片7の上縁8とを互いに付は合わせて接着
するか、互いに重ね合わせて接着するなどの固定方法、
あるいは裏材3の下端5と補助片7の上縁8との何れか
一方若しくは両方を折り返し、折返し部を縫付けて固定
する方法の何れの方法で行なってもよい。
補助片7はその全面を靴本体1の裏面に固着されていて
もよいが、第3図に示す如く補助片7の上縁8の部分を
固着せずに浮遊させておくと裏材3の下端5の一部若し
くは全周縁を補助片7の上縁8の固定するのに便利であ
るし、履用時において裏材3が無理なく身体の動きに伴
って靴本体1内で動くので、その部分の破損が少ない。
また裏材3の下端5が補助片7に固定されるのが一部分
でもよいのは、裏材3の下端5と補助片7の上縁8との
固定が外れることは裏材3の上端4と靴本体1の上縁部
分2との固定が外れるのに比べて非常に少ないので長靴
の着脱時に足が引掛からなければよいからである。
この裏材3の下端5の位置か膝下から課までの間でなけ
ればならないのは、裏材3が課より下方まであると長靴
の着脱時に突出している課に裏材3がまつわり付き易く
なって裏材3が損傷し易くなり、且つ歩行時に線部分が
裏材3に引掛かって歩行しにくくなると共に課より爪先
側では裏材3が無くても空気の還流効果に大きな差異が
ないからであり、また裏材3の下端5の位置が膝下より
上方(即ち、膝より履口側)にあると長靴の着脱時に裏
材3の下端5が足にまつわり付き易くなって着脱が容易
でなくなるからである。
このように裏材3の下端5を膝下から課までの間の位置
にすることによって長靴の着脱が容易になると共に発汗
を最小限に押え、裏材3のベトつきも解消出来るのであ
る。
また裏材3の空隙率が20〜80%でなければならない
のは、空隙率が20%未満であると長靴内における空気
の還流が悪く、靴本体1と裏材3との間に隙間9を設け
ても発汗した汗が裏材3の空隙6を通って隙間9に発散
し難くなると共に隙間9に発散した汗が再び裏材3の空
隙6を通って大気中に発散し難くなるために好ましくな
く、空隙率が80%を超えると長靴内部における空気還
流効果がそれ以上発揮されないにも拘わらず網目状若し
くは穿孔状の裏材3の強さが低下して耐久性が劣って好
ましくないからである。
かかる裏材3を構成する素材は、柔軟性並びに耐久性に
富んでいるものであれば゛どのようなものでもよいが、
厚さ1mm以下であると柔軟性に優れているので薄い方
が望ましい。
また裏材3は糸をネット状に編んだ編物形状のものでも
、あるいは薄いシート状物に穿孔した孔あきシート状物
でもよく、また天然繊維の如く吸湿性に富むものよりも
合成繊維や再生繊維の如く吸湿してもベトつくことがな
く且つ滑り易いものが好ましい。
以上詳述した如く、本考案に係る長靴は膝より丈が長い
長靴において、空隙率が20〜80%の裏材3の上端4
の全周縁を靴本体1の上縁部分2に、また裏材3の下端
5の一部若しくは全周縁を靴本体1の裏面に固着した補
助片7の上縁8に膝下から課までの間の位置で1定し、
更に必要に応じて裏材3の中間部分の一部を靴本体1の
裏面に固定するだけの簡単な構造であり、安価且つ容易
に製作でき、着脱が容易で履心地が良く、通気性が良い
ために発汗を防止し得ると共に発汗した汗の発散を容易
にするなどの種々の優れた利点を有していて極めて商品
価値の高いものであり、その実用的価値は大きなものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水中長靴の1実施例を示す一部切
欠斜視図、第2図は本考案に係るズボン式長靴のl実施
例を示す一部切欠斜視図、第3図は第1図及び第2図に
おけるイ部拡大断面図である。 1・・・・・・靴本体、2・・・・・・上縁部分、3・
・・・・・裏材、4・・・・・・上端、5・・・・・・
下端、6・・・・・・空隙、7・・・・・・補助片、8
・・・・・・上縁、9・・・・・・隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 膝より丈が長い長靴において柔軟性に富み空隙率が
    20〜80%の網目状若しくは穿孔状の裏材3の上縁4
    の全周縁が、底部を含む胴胛部から成り少なくとも上縁
    部分2から課に相当する位置までの間に内面材を有しな
    い靴本体1の前記上縁部分2に固定され、膝下より課ま
    での間の位置にある裏材3の下端5周縁の一部若しくは
    全周縁か、または裏材3の下端5周縁の一部若しくは全
    周縁と裏材3の中間部分の一部かの何れかが靴本体1の
    上縁部分2から膝下より課までに相当する位置の靴本体
    1の裏面に帯状であってその上縁が裏材3の下端周縁部
    、下縁が膝下より課までの間にある補助片7の上縁8が
    固定され、裏材3が靴本体1に固定されている上記部分
    を除いて裏材3が靴本体1の裏面から浮遊して隙間9が
    形成せしめられていることを特徴とする長靴。 2 靴本体1が靴部分と上部分とが別々に形成されて靴
    部分と上部分とが密着された構造より成る実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の長靴。 3 靴本体1が靴部分と上部分とが完全に一体に形成さ
    れた構造より戒る実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の長靴。 4 裏材3が合成繊維より戊る実用新案登録請求の範囲
    第1項から第3項までの何れか1項に記載の長靴。 5 裏材3が再生繊維より成る実用新案登録請求の範囲
    第1項から第3項までの何れか1項に記載の長靴。
JP12041279U 1979-09-03 1979-09-03 長靴 Expired JPS5920081Y2 (ja)

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JPS5638601U JPS5638601U (ja) 1981-04-11
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