JP3115934U - アトピレス(アトピー対策用肌着のダブルガーゼの一体裁断縫合構造) - Google Patents
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Abstract
【課題】生地の同士の縫合部分の繋ぎ合わせによる凹凸をなくし、直接肌に触れる部分への影響を軽減する事。
また、縫合部分の強度、デザイン性、清潔感をも考慮する事。
【解決手段】商品を製作するに当り、従来の縫製方法では、8パーツからなる構成を一体裁断とアトピレス縫合を使用する事により、従来の縫製方法では、肌への凹凸部分があるものを肌に干渉する縫合部分の凹凸を改良改善した。また、製作行程も軽減され製作時間の短縮も実現する。
【選択図】図5
また、縫合部分の強度、デザイン性、清潔感をも考慮する事。
【解決手段】商品を製作するに当り、従来の縫製方法では、8パーツからなる構成を一体裁断とアトピレス縫合を使用する事により、従来の縫製方法では、肌への凹凸部分があるものを肌に干渉する縫合部分の凹凸を改良改善した。また、製作行程も軽減され製作時間の短縮も実現する。
【選択図】図5
Description
本考案は、アトピー性皮膚炎やデリケートな方の肌着やシーツなど肌に直接触れる部分にダブルガーゼを使用した衣類及び製品に有効な縫製構造
従来より、アトピー性皮膚炎、肌の弱い方やアレルギー体質に対応する肌着やパジャマといった製品は市場には、あるものの、図1の様な商品では、図2で裁断展開図で表すように袖2枚、前身頃2枚、前立2枚、後襟1枚、後身頃1枚と総計8パーツの裁断にも及ぶ上、脇や袖したなどの生地同士を繋ぐ部分が図3のような縫製構造からなり、肌に触れる部分が段差になるものや縫製部分の上から一枚の生地をおおうように、縫って隠したものに過ぎず、この方法では、生地の厚みをさらにプラスさせた事になり、肌に触れる部分への段差及び凹凸が余計に増し、肌への影響が改善された事になっていない。また、日本アトピー協会を通じてのモニターを行なった結果、僅かな段差やオーバーロックの縫い糸だけでも皮膚への刺激となり、炎症等などの影響が出るのが現状である。現在は、市販されている肌着を裏返して使用している事も解った。しかるに図3のような従来の生地の縫い合わせの縫製方法では、図3の34、35、36、37の部分に生地の折り返しとオーバーロックによる厚みが生じて改善された事にならず、ましてや、一枚の布で生地の折り返しや縫い糸などをを隠しただけでは、生地の縫い合わせ部分の厚みをさらに増す事になり、負担が軽減された事にはならない。
また、図2の前身頃7と後身頃8、後身頃9及び前身頃15と袖10、後身頃11と後襟刳り12、袖18と19、前身頃16と前立て17、前身頃13と後身頃14を図3の様に生地を二つ折りにしてオーバーロックミシンで生地端を始末して本縫いミシンで繋ぎ合わせる為、生地を折り重ねる部分に凹凸が出来、生地の縫合部分が11ケ所にも及び、縫い糸が直接、肌に触れる構造の為、肌への炎症などの影響も多分に考えられる。
又、高価な素材での製品が多く見られ、経済面への影響も考えられた。
又、高価な素材での製品が多く見られ、経済面への影響も考えられた。
しかるに、従来から用いられる図2や図3の通常の既製服や素材などの従来の縫製方法では、アレルギー体質への様々な影響や経済面の問題も改善できない。このような問題を鑑みて、図4の様に裁断パーツを出来る限り、軽減し、生地の縫い合わせ部分も同時に軽減させ、図6の様にメロー加工による生地の一体縫合を用いて縫合部分を表に全て出し、肌への影響を軽減し、見た目のデザイン性も重視し、吸水性、肌触り、強度など三位一体の改善も確保する事により、経済面への影響も改善する事を課題とする。
しかるに、請求項2の図4で表す裁断方法を用いて請求項1の図5に表す縫合方法により、裁断パーツを8パーツから2パーツに減らし、生地の繋ぎ合わせ個所を図2の11から図4の3ケ所に減らす事ができ、縫い合わせ部分も軽減させれ、図6の45で表すようにメロー縫合するので見た目にも綺麗に仕上がり、デザイン性も損なわれる事は、なくなる。
また、図1で表すモデルは、上半身で使用する肌着であるが本考案の縫合加工は、下半身に着用するパンツなどにも使用可能である。
また、図1で表すモデルは、上半身で使用する肌着であるが本考案の縫合加工は、下半身に着用するパンツなどにも使用可能である。
素材には通気性や吸収性にも優れた比較的安価なダブルガーゼを使用する為、経済面での負担も軽減される。
又、請求項1で表すようにアトピー対策として、肌へ直接触れる部分の凹凸をなくすアトピー対策の縫合縫製をする為、縫い合わせ部分が肌に触れ、赤くなり、腫れるといったアトピー特有の肌への影響がかなり軽減される。
又、請求項1で表すようにアトピー対策として、肌へ直接触れる部分の凹凸をなくすアトピー対策の縫合縫製をする為、縫い合わせ部分が肌に触れ、赤くなり、腫れるといったアトピー特有の肌への影響がかなり軽減される。
請求項2で表すように、特殊な一体裁断をし、裁断パーツが従来の衣類(図2)より、減少する上(図4)、減少した生地の縫い合わせ部分にも従来の縫い合わせ(図3)の縫合ではなく、請求項1の縫合(図5、図6)で生地を繋ぐ為、二重の効果が期待でき、従来の衣類に比べても、軽減できるアトピー用衣類として効果が期待できる。
通常縫製の肌着やパジャマなどで対応不可能なアレルギーや肌のデリケートな幼児などに使用する肌着やパジャマ、シーツなど、デザインやパターン上、特殊一体型(図4)裁断が可能であり、メロー縫合(アトピー対策用肌着のダブルガーゼの一体裁断縫合構造)による縫製が可能な素材であり、得に、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持つ方への商品に有効である素材には、ダブルガーゼを使用する為、肌に優しく、吸収性や通気性などの向上を挙げる事ができる。
また、縫製糸や加工糸は天然素材の綿糸を用いて肌への影響を抑える。
また、縫製糸や加工糸は天然素材の綿糸を用いて肌への影響を抑える。
上記目的を達成する為、本考案では、素材には通気性や吸収性にも優れたダブルガーゼを使用して、さらに、図4の海星の様に一体裁断し、図5のように、生地の縫合部分を2枚同時にかさねてメロー加工で巻込み縫合し、強度面も確保する。
実施例としては、主に図5、図6の様な縫製方法で素材としてダブルガーゼを使用して、デリケートな幼児などの肌着やパジャマなどが最良である。
また、図5の特殊縫合(アトピレス)をする事により肌に干渉する部分に凹凸がなくなる為、シーツなどへの使用も可能である。
また、図5の特殊縫合(アトピレス)をする事により肌に干渉する部分に凹凸がなくなる為、シーツなどへの使用も可能である。
通常の縫合図3より、図5、図6の縫合方法では、凹凸が軽減される為、幼児や肌のデリケートな方だけでなく、老人などの肌着やパジャマなど介護にも利用可能である。
図5−1、図5−2の縫合方法を用いれば肌着やパジャマだけでなく素材もダブルガーゼに限定さる事なく、市場で流通するほとんどの素材に適用可能であり、商品のバリエーションも無限に広がる。
製品の効果の実験データーとして、以下に書き添える。
日本アトピー協会を通じて、4〜5才児3名のアトピー性皮膚炎の患者にも3〜5週間数回に渡り着用してもらい、アンケートなどの要望や意見も考慮した上、考えられる範囲の改善をした結果。
最終結果として、以下に記する。
着心地が良い、縫い合わせの処理が考えられており、有り難かった、製品化して欲しいと思う。アトピーの子用に考えられた製品が増えて欲しいなどの要望や意見など、市場では、求められている事が解り、好印象の結果に満足した。
又、日本アトピー協会からの製品作成指示も得られた。
日本アトピー協会を通じて、4〜5才児3名のアトピー性皮膚炎の患者にも3〜5週間数回に渡り着用してもらい、アンケートなどの要望や意見も考慮した上、考えられる範囲の改善をした結果。
最終結果として、以下に記する。
着心地が良い、縫い合わせの処理が考えられており、有り難かった、製品化して欲しいと思う。アトピーの子用に考えられた製品が増えて欲しいなどの要望や意見など、市場では、求められている事が解り、好印象の結果に満足した。
又、日本アトピー協会からの製品作成指示も得られた。
1 左脇縫合部分
2 左袖下縫合部分
3 左前身頃縫合部分
4 左前立縫合部分
5 右袖下縫合部分
6 右脇縫合部分
7 従来裁断の右前身頃符号8との縫合部分
8 従来裁断の後身頃符号7との縫合部分
9 従来裁断の右肩符号10との縫合部分
10 従来裁断の符号9との縫合部分
11 従来裁断の左肩符号28との縫合部分
12 従来裁断の後襟刳り符号22との縫合部分
13 従来裁断の右肩符号後身頃14との縫合部分
14 従来裁断の符号13右前身頃との縫合部分
15 従来裁断の符号10右袖との縫合部分
16 従来裁断の符号17右前立との縫合部分
18 従来裁断の符号19右袖下後との縫合部分
20 従来裁断の符号21後襟刳りとの縫合部分
22 従来裁断の符号31後襟刳りとの縫合部分
23 従来裁断の符号24との縫合部分
25 従来裁断の符号26左袖下との縫合部分
26 従来裁断の符号30袖下との縫合部分
27 従来裁断の符号左前立30との縫合部分
28 従来裁断の11後身頃との縫合部分
29 従来裁断の符号21左前立との縫合部分
31 従来裁断の符号22後襟刳りとの縫合部分
33 従来裁断の符号31との縫合部分
40 考案した裁断の44との縫合部分
41 考案した裁断の右側の縫合部分
42 考案した裁断の左側の縫合部分
43 考案した裁断の本体とのはめ込み縫合部分
2 左袖下縫合部分
3 左前身頃縫合部分
4 左前立縫合部分
5 右袖下縫合部分
6 右脇縫合部分
7 従来裁断の右前身頃符号8との縫合部分
8 従来裁断の後身頃符号7との縫合部分
9 従来裁断の右肩符号10との縫合部分
10 従来裁断の符号9との縫合部分
11 従来裁断の左肩符号28との縫合部分
12 従来裁断の後襟刳り符号22との縫合部分
13 従来裁断の右肩符号後身頃14との縫合部分
14 従来裁断の符号13右前身頃との縫合部分
15 従来裁断の符号10右袖との縫合部分
16 従来裁断の符号17右前立との縫合部分
18 従来裁断の符号19右袖下後との縫合部分
20 従来裁断の符号21後襟刳りとの縫合部分
22 従来裁断の符号31後襟刳りとの縫合部分
23 従来裁断の符号24との縫合部分
25 従来裁断の符号26左袖下との縫合部分
26 従来裁断の符号30袖下との縫合部分
27 従来裁断の符号左前立30との縫合部分
28 従来裁断の11後身頃との縫合部分
29 従来裁断の符号21左前立との縫合部分
31 従来裁断の符号22後襟刳りとの縫合部分
33 従来裁断の符号31との縫合部分
40 考案した裁断の44との縫合部分
41 考案した裁断の右側の縫合部分
42 考案した裁断の左側の縫合部分
43 考案した裁断の本体とのはめ込み縫合部分
Claims (2)
- 生地同士の繋ぎ合わせ部分を2枚の生地を同時に巻込み縫合し、縫代を表側に出す事、つまり肌と接触する部分の凹凸及び段差をなくす事を特徴とする、アトピー対策用肌着のダブルガーゼの縫合構造。
- 袖の部分と前、後身頃を一体裁断し、また、襟、前立を一体裁断する事により裁断パーツを軽減させた衣類用一体裁断。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004860U JP3115934U (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | アトピレス(アトピー対策用肌着のダブルガーゼの一体裁断縫合構造) |
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JP3115934U true JP3115934U (ja) | 2005-11-24 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015166506A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | グンゼ株式会社 | 片面に綿しか露出しないパワーネット生地を用いた下半身用衣類 |
JP2015166507A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | グンゼ株式会社 | 片面に綿しか露出しないパワーネット生地を用いた上半身用衣類 |
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2005
- 2005-05-13 JP JP2005004860U patent/JP3115934U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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