JP3115612B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3115612B2
JP3115612B2 JP02410691A JP41069190A JP3115612B2 JP 3115612 B2 JP3115612 B2 JP 3115612B2 JP 02410691 A JP02410691 A JP 02410691A JP 41069190 A JP41069190 A JP 41069190A JP 3115612 B2 JP3115612 B2 JP 3115612B2
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竹彦 梅山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動作モードと非動作
モードを選択して使用する増幅回路に関し、特に動作時
と非動作時のDCオフセット差の改善を図ったものに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は動作モードと非動作モードを選択
して使用する従来の増幅回路の例を示す図である。図に
おいて、1,2は差動入力端子、3は初段増幅器、4,
5は線路、6は出力段増幅器、7,8は出力端子、9は
スイッチ、10は端子である。
【0003】次に動作について説明する。差動入力端子
1,2は初段増幅器3の入力へ接続され、初段増幅器3
の差動出力は線路4,5を介し出力段増幅器6へ入力さ
れ、出力段増幅器6の差動出力は出力端子7,8へ接続
される。端子10は初段増幅器の動作をON/OFFす
るための制御入力端子で、初段増幅器3の動作をON/
OFFする回路9へ接続される。
【0004】増幅器は制御端子10で動作モードと非動
作モードが選択され、動作モードのときは入力端子1,
2からの信号が増幅され、出力端子7,8に出力され
る。非動作モード時には初段増幅器3の動作がOFFと
なり、出力端子7,8には入力端子1,2からの信号は
出力されない。ただし出力段増幅器6は非動作モードで
も動作しているため、出力端子7,8のDC出力レベル
は動作モードと非動作モードで同じ値を取る構成となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅回路は以上
のように構成されているので、動作モード時には増幅器
の利得は最大となり、非動作モード時には小さくなる。
このため、動作モード時の端子7,8の出力間DCオフ
セットは利得が大きいため大きく、非動作モード時の出
力間DCオフセットは小さい、というように動作モード
時と非動作モード時で出力間DCオフセットが大きく変
化するという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、動作モードと非動作モードでの
出力間DCオフセットの差を小さくできる増幅回路を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る増幅回路
は、動作モードと非動作モードとを選択して使用する増
幅回路において、互いに直列に接続され、最終段が常時
動作状態にあり、最終段以外が動作モードと非動作モー
ドとに応じて動作状態と非動作状態とになる,入力信号
を増幅する複数段の増幅器と、該増幅器の最終段の出力
のDCオフセットを検出するオフセット検出回路と、上
記オフセット検出回路の検出信号を保持する時定数回路
と、上記増幅器の動作モードと非動作モードに応じてオ
ンあるいはオフされ、動作モード時の,上記最終段の増
幅器の入力信号が存在する状態において上記オフセット
検出回路の出力を上記時定数回路に伝達し、かつ上記時
定数回路の出力信号を上記最終段の増幅器のオフセット
制御入力に帰還するスイッチ回路とを設けたものであ
る。
【0008】
【作用】この発明は、上記のように構成することによ
り、動作モード時に帰還をかけるようにしたので、出力
間DCオフセットが小さくなり、非動作モード時には増
幅器の利得が小さく、かつ帰還ループも断たれているた
め出力間DCオフセットは小さくなる。また、非動作モ
ードから動作モードへの切り換え時には、非動作モード
に入る直前の帰還信号の保持された値から帰還ループが
スタートするため、出力間DCオフセットは小さい値か
らスタートする。このため、増幅器を非動作から動作へ
切り換えたときの出力間DCオフセットの差は小さくな
る。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による増幅回路の
ブロック構成を示す図であり、図において、1,2は差
動入力端子、3は初段増幅器、4,5は線路、6は出力
段増幅器、7,8は出力端子、9,12,14はスイッ
チ、10は端子、11はオフセット検出アンプ、13は
時定数決定用コンデンサである。
【0010】次に動作について説明する。差動入力端子
1,2は初段増幅器3の入力に接続され、初段増幅器3
の差動出力は線路4,5を介し出力段増幅器6へ入力さ
れ、出力段増幅器6の差動出力は出力端子7,8へ接続
される。この差動出力はオフセット検出アンプ11へ入
力され、検出アンプ11の出力はスイッチ12を介し、
一端が接地された時定数決定用コンデンサ13の他端に
接続される。スイッチ12と時定数決定用コンデンサ1
3の接続点はスイッチ14を介し、出力段増幅器6へ帰
還される。初段増幅器3はスイッチ9へ接続され、スイ
ッチ9で動作,非動作の制御を行う。端子10はスイッ
チ9,12,14の制御信号入力端子である。
【0011】スイッチ9,12,14がONのときは、
出力端子7,8のDCオフセットが0となるように出力
段増幅器6へ帰還がかかる。スイッチ9,12,14が
OFFの時には初段増幅器3が非動作となり、かつ出力
段増幅器6へのオフセットの帰還信号も加えられなくな
る。このときは出力段増幅器6で発生するオフセットの
みが出力端子7,8へ出力される。但し、このときのオ
フセットは、通常出力段増幅器6の利得が小さいため小
さな値となる。このとき時定数決定用コンデンサ13に
はスイッチ9,12,14がOFFする直前の帰還信号
が保持された状態となっている。
【0012】次にスイッチ9,12,14がOFFから
ONにするときは、スイッチがONした瞬間に、時定数
決定用コンデンサ13に保持された帰還信号が出力段増
幅器6へ加えられるため、出力のDCオフセットは0に
近い状態からスタートする。
【0013】図3は本発明の一実施例の各ブロックの内
部構成を示す図であり、図1と同一番号の部分は同一の
機能を有するものである。図において、入力端子1,2
は入力段差動トランジスタ16,17のベースにそれぞ
れ入力され、トランジスタ16,17のエミッタは接続
され定電流源26を介し接地される。
【0014】定電流源26は端子10でON/OFFの
制御がされる。トランジスタ16,17のコレクタはそ
れぞれ抵抗18,19を介し電源15に接続される。ト
ランジスタ16,17のコレクタはそれぞれトランジス
タ20,21のベースに接続される。トランジスタ20
のエミッタはダイオード22,23を介し定電流源27
へ接続される。同様にトランジスタ21のエミッタはダ
イオード24,25を介し定電流源28へ接続される。
トランジスタ20,21のコレクタは電源15へ接続さ
れる。ダイオード23,25のカソードは線路4,5を
介し出力段増幅器6の差動入力トランジスタ29,30
へ接続される。トランジスタ29,30のエミッタはそ
れぞれ抵抗31,32を介し接続され、その接点は定電
流源33へ接続される。トランジスタ29,30のコレ
クタはそれぞれ抵抗34,35を介し電源15へ接続さ
れる。トランジスタ29,30のコレクタはそれぞれト
ランジスタ36,37のベースへ接続され、トランジス
タ36,37のエミッタはそれぞれ定電流源38,39
へ接続される。トランジスタ36,37のコレクタは電
源15へ接続される。
【0015】トランジスタ36,37のエミッタはそれ
ぞれ出力端子7,8へ接続される。出力端子7,8はそ
れぞれオフセット検出回路11の差動入力トランジスタ
40,41のベースへ接続される。トランジスタ40,
41のエミッタは共通に接続され、その接点は定電流源
48を介し接地される。定電流源48は制御端子10に
よりON/OFF制御される。トランジスタ40のコレ
クタは、電源15に接続されたPNPカレントミラート
ランジスタ42,43を介し、GNDに接続されたNP
Nカレントミラートランジスタ46,47のトランジス
タ46のベース・コレクタの接続点に接続される。トラ
ンジスタ41のコレクタは電源15に接続されたPNP
カレントミラートランジスタ44,45を介しカレント
ミラートランジスタ47のコレクタに接続される。トラ
ンジスタ47のコレクタは時定数決定用コンデンサ13
を介し接地され、かつトランジスタ52のベースへ接続
される。トランジスタ51のベースには基準電源49が
加えられる。トランジスタ51,52のエミッタは共通
に接続され、定電流源50を介し接地される。定電流源
50は制御端子10によりON/OFF制御される。ト
ランジスタ51,52のコレクタはそれぞれトランジス
タ29,30のコレクタに接続される。
【0016】ブロック3は初段増幅器、ブロック6は出
力段増幅器を示す。出力端子7,8はオフセット検出ア
ンプ11へ加えられる。その出力は時定数決定用コンデ
ンサ13と出力段増幅器6のオフセット制御トランジス
タ51,52の52側のベースへ接続されている。ここ
で定電流源26,48,50がONのときは初段増幅器
3が動作し、増幅器全体の利得は最大となっている。こ
のとき出力7,8は検出器11を介し、出力段増幅器6
へフィードバックされているため出力7,8間のオフセ
ットは0に近くなるよう制御される。このとき時定数決
定用コンデンサ13の値は、DC成分のみ帰還される時
定数となるよう設定され、出力7,8の信号成分は帰還
されない。
【0017】次に定電流源26,48,50がOFFの
ときは初段増幅器3がOFFとなり、出力段増幅器6の
入力線4,5間の電位差はほぼ0となる。このとき出力
7,8に生じるDCオフセットは出力段増幅器6により
生ずるオフセット分のみとなる。このときのオフセット
電圧は出力段増幅器6のゲインのみにより決まるため、
初段増幅器3が動作しているときに比べ非常に小さい。
またこのとき定電流源48,50がOFFしていること
により、オフセットの帰還は断たれ、かつ時定数決定用
コンデンサ13には定電流源48がONしていたときの
制御電圧が保持された状態となる。また、このときのコ
ンデンサ13の制御電圧は定電流源50がOFFしてい
るため、出力段増幅器6には影響しない。このため出力
7,8には出力段増幅器6のオープンループで生ずる小
さなオフセットのみが発生する。
【0018】次に定電流源26,48,50が再度ON
したときは、時定数決定用コンデンサ13に保持された
制御電圧がオフセット制御トランジスタ51,52を介
し出力段増幅器6へ加わるため、ON直後のオフセット
はフィードバックがかかった小さな値よりスタートす
る。このため増幅動作のON/OFFによる出力オフセ
ットはともに小さな値となり、その差を小さくできる。
【0019】なお、本実施例では増幅器を2段構成とし
たが、3段以上の構成でもよく、このときオフセットを
小さくする帰還は出力段増幅器にかけ、増幅器のON/
OFF制御は初段増幅器〜出力段増幅器の前段増幅器ま
でで行うことになる。
【0020】また、上記実施例では、入出力が差動の増
幅器について説明したが、通常の増幅器であってもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る増幅回路
よれば、動作モードと非動作モードとを選択して使用
する増幅回路において、互いに直列に接続され、最終段
が常時動作状態にあり、最終段以外が動作モードと非動
作モードとに応じて動作状態と非動作状態とになる,入
力信号を増幅する複数段の増幅器と、該増幅器の最終段
の出力のDCオフセットを検出するオフセット検出回路
と、上記増幅器の信号帯域に比し十分長い時定数を有
し、上記オフセット検出回路の検出信号を保持する時定
数回路と、上記増幅器の動作モードと非動作モードに応
じてオンあるいはオフされ、動作モード時の,上記最終
段の増幅器の入力信号が存在する状態において上記オフ
セット検出回路の出力を上記時定数回路に伝達し、かつ
上記時定数回路の出力信号を上記最終段の増幅器のオフ
セット制御入力に帰還するスイッチ回路とを備えたの
で、動作モード時には、帰還をかけることにより出力間
DCオフセットを小さくでき、かつ非動作モード時に
は、帰還ループが断たれているので、出力間DCオフセ
ットを小さくでき、非動作モードから動作モードへの切
り換え時には、非動作モードに入る直前の帰還信号の保
持された値から帰還ループがスタートするようにしたの
で、出力間DCオフセットは小さい値からスタートし、
切り換え時の出力DCオフセット差を小さくでき、その
過渡特性を改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による増幅回路の基本ブロッ
ク図である。
【図2】従来の増幅回路の例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の内部構成を示す図である。
【符号の説明】 1 差動入力端子 2 差動入力端子 3 初段増幅器 4 線路 5 線路 6 出力段増幅器 7 出力端子 8 出力端子 9 スイッチ 10 端子 11 オフセット検出アンプ 12 スイッチ 13 時定数決定用コンデンサ 14 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モードと非動作モードを選択して
    使用する増幅回路において、互いに直列に接続され、最終段が常時動作状態にあり、
    最終段以外が動作モードと非動作モードとに応じて動作
    状態と非動作状態とになる, 入力信号を増幅する複数段
    の増幅器と、 該増幅器の最終段の出力のDCオフセットを検出するオ
    フセット検出回路と、 上記増幅器の信号帯域に比し十分長い時定数を有し、上
    記オフセット検出回路の検出信号を保持する時定数回路
    と、 上記増幅器の動作モードと非動作モードに応じてオンあ
    るいはオフされ、動作モード時の,上記最終段の増幅器
    の入力信号が存在する状態において上記オフセット検出
    回路の出力を上記時定数回路に伝達し、かつ上記時定数
    回路の出力信号を上記最終段の増幅器のオフセット制御
    入力に帰還するスイッチ回路とを備えたことを特徴とす
    る増幅回路。
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