JP3143153B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3143153B2
JP3143153B2 JP03182874A JP18287491A JP3143153B2 JP 3143153 B2 JP3143153 B2 JP 3143153B2 JP 03182874 A JP03182874 A JP 03182874A JP 18287491 A JP18287491 A JP 18287491A JP 3143153 B2 JP3143153 B2 JP 3143153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅回路に関し、詳細に
は、その電源投入時およびミュートオフ時のポップノイ
ズの除去に関する。
【0002】
【従来の技術】図2を参照すると、増幅回路は、概ね、
大電圧利得のプリドライバPDおよびドライバMD、大
電流利得のプッシュプル回路OPから構成され、プッシ
ュプル回路OPの出力Voutが負帰還抵抗R41を介し
てプリドライバPDに負帰還される。
【0003】プリドライバPDはそのコレクタをトラン
ジスタQ46、Q47からなるカレントミラー回路CMにそ
れぞれ接続し、エミッタを定電流回路CSに共通接続し
た差動トランジスタQ40、Q41から構成される。このカ
レントミラー回路CMは差動トランジスタQ40、Q41の
コレクタに、定電流回路CSの制御電流Icの1/2の
電流を供給する。
【0004】ドライバMDは1段もしくは2段の差動ト
ランジスタにより構成され、プッシュプル回路OPはシ
ングルエンドプッシュプル接続のNPNトランジスタQ
42、Q43とPNPトランジスタQ44、Q45から構成され
る。これらNPNトランジスタQ42、Q43とPNPトラ
ンジスタQ44、Q45は、プッシュプル回路OPの電流利
得を大きくするために、それぞれダーリントン接続され
ている。
【0005】この増幅回路に電源を投入すると、例えば
差動トランジスタQ40、Q41の入力オフセット電圧の差
の電圧はドライバMDを介してプッシュプル回路OPに
出力され、さらに抵抗41を介して負帰還される。したが
って、この増幅回路は、電源投入直後は極めて大きい利
得でオープンループ動作し、その後、電圧利得G=(R
41+R42+1/jωC42)/(R42+1/jωC42)で
安定動作する。
【0006】今、差動トランジスタQ40、Q41の電流増
幅率をそれぞれh40、h41とすると、トランジスタQ40
のベースにはI40=Ic/(2・h40)の電流が流れ、
トランジスタQ41のベースにはI41=Ic/(2・h4
1)の電流が流れる。そして、結果として、差動トラン
ジスタQ40、Q41のベース電位はそれぞれV40=R40・
I40、V41=R41・I41となる。そこで、電源投入直後
のオープンループ動作時には、このV40とV41の差電圧
がプリドライバPDとドライバMDにより電圧増幅さ
れ、プッシュプル回路OPに出力されてポップノイズと
なる。
【0007】このポップノイズは差動トランジスタQ4
0、Q41に電流増幅率が大きく、バランスが良好なトラ
ンジスタを使用することによって抑制されるものの、現
実には、図示するように、プッシュプル回路OPの出力
を遅延リレーRYを介して出力する等の手段により解決
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅回路はプッ
シュプル回路OPの出力側にポップノイズの防止のため
の機械的な遅延リレーRYを備えるため信頼性に問題を
有している。また、プリドライバPDの入力を短絡し
て、スタンバイ、あるいはミュートモードにする方式の
増幅回路も知られているが、この方式の増幅回路では、
スタンバイ、あるいはミュートオフ時にプリドライバP
Dの対のトランジスタのベースの入力抵抗が変化し、結
果として、ベース電位が変動するためポップノイズの発
生が避けられない問題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリドライバ
の差動トランジスタに並列に、電気的定数が同一であっ
て、信号が入力されないダミーのプリドライバを接続
し、スタンバイ、あるいはミュート時にこのダミーのプ
リドライバにより閉ループを形成して、プリドライバの
差動トランジスタの入力条件をバランスさせる点を主要
な特徴とする。
【0010】
【作用】ダミーのプリドライバにより閉ループを形成し
て、プリドライバの対の入力をバランスさせるため、ス
タンバイ、あるいはミュート時のプリドライバの入力条
件が動作状態と同一となり、スタンバイ、あるいはミュ
ートオフ時にプリドライバの対のトランジスタのベース
電位が変動しない。また、電子的スィッチが使用される
ため瞬時動作が可能となる。
【0011】
【実施例】図1に本発明の増幅回路のプリドライバPD
の回路構成を示す。なお、ドライバおよび出力回路は従
来例と同一であるので図および説明を省略する。
【0012】本発明の増幅回路は、図示するように、第
1および第2のトランジスタQ1およびQ2からなるプリ
ドライバPD、このプリドライバPDの作動出力を入力
する第3および第4のトランジスタ等からなるドライバ
および出力回路(何れも図示されていない)、第1のト
ランジスタQ1のベースにベースが接続される第5のト
ランジスタQ3、第1のトランジスタQ1のベースに接続
された入力抵抗R1と等しい抵抗値の抵抗R2にベースが
接続される第6のトランジスタQ4、第7および第8の
差動トランジスタQ5、Q6からなるダミープリドライバ
DDから構成され、図示しない出力回路の出力が抵抗R
3を介して第2のトランジスタQ2のベースに負帰還され
る。
【0013】ダミープリドライバDDの第7トランジス
タQ5のベースは入力抵抗R1と等価な抵抗R2に接続さ
れており、第8のトランジスタQ6のベースは第2のト
ランジスタQ2のベースに共通接続されている。従っ
て、第7および第8の差動トランジスタQ5、Q6と第1
および第2のトランジスタQ1およびQ2の電気的条件は
全く同一となる。
【0014】プリドライバPDとダミープリドライバD
Dはそれぞれに定電流を供給するトランジスタQ7、Q
8、Q9およびQ10を制御することによって、動作モード
に応じて択一的に動作状態とされる。そこで、プリドラ
イバPDが非動作状態のタイミングでのその入力条件を
動作時と同一にするために、第6のトランジスタQ3が
第1のトランジスタQ1のベースに接続されている。
【0015】上記構成の本発明の増幅回路は電源スィッ
チをオンしたときのモード(ミュートモード)、ミュー
ト解除モード(プレイモード)を有する。そこで、本発
明の増幅回路は、例えばリモートコントローラからの電
源スィッチオンのコマンドにより増幅回路をミュートモ
ードとし、ミュートモードから所定時間後に自動的に、
あるいはオーディオプログラム選択のコマンドによりプ
レイモードとするようにして使用される。
【0016】次に、本発明の増幅回路の動作を説明す
る。なお、マイクロコンピュータ等から出力されるミュ
ート信号によって、電源投入直後にミュート信号φ1
は”H”、φ1*は”L”に設定されているものとす
る。
【0017】図示しない電源スィッチがオンされて、本
増幅回路に電源+Vcc、−Vccが供給され、同時に
ミュート信号φ1が”H”にされると、定電流を供給す
るトランジスタQ9、Q10がオンして、ダミープリドラ
イバDD、第5のトランジスタQ3が動作状態となる。
このとき、プリドライバPDは定電流を供給するトラン
ジスタQ8がオフされているため非動作状態である。
【0018】本モードでは、ダミープリドライバDD、
図示しないドライバおよび出力回路、そして負帰還抵抗
R3の経路で現実の増幅回路と等価な閉ループが形成さ
れ、プリドライバPDの第1および第2のトランジスタ
Q1およびQ2のベース電位が同電位となる。
【0019】次に、ミュート信号φ1を”L”、φ1*
を”H”にすると、定電流を供給するトランジスタQ
7、Q8がオンしてプリドライバPDおよび第6のトラン
ジスタQ4が動作状態になると共に、定電流を供給する
トランジスタQ9、Q10がオフしてダミープリドライバ
DDおよび第5のトランジスタQ3が非動作状態とな
る。そこで、本発明の増幅回路は、このモードへの移行
時に、プリドライバPDの第1および第2のトランジス
タQ1およびQ2のベース電位の変化なく、プリドライバ
PD、図示しないドライバおよび出力回路による通常の
増幅回路を形成することができる。
【0020】なお、本モードにおいて、抵抗R2にはプ
リドライバPDの第1のトランジスタQ1と等価、かつ
動作状態のトランジスタQ4のベースが接続されている
ため、この抵抗R2の電位は常に一定である。このた
め、本発明の増幅回路は再びミュート信号φ1を”
H”、φ1*を”L”にするモードにおいてもポップノ
イズを発生することがない。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電源
投入時にポップノイズが発生しないばかりか、ミュート
オン時に、自動的ダミープリドライバDDが閉ループを
形成し、プリドライバPDの対の入力トランジスタのベ
ース電位を同電位とするため、ミュートオン・オフの繰
り返し時にもポップノイズが発生しない。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部回路図。
【図2】従来例の回路図。
【符号の説明】
PD プリドライバ DD ダミードライバ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を一方のトランジスタの
    ベースに入力し、他方のトランジスタのベースに負帰還
    信号を入力する差動接続の第1および第2のトランジス
    タと、 この第1および第2のトランジスタの差動出力を入力す
    る第3および4の差動接続のトランジスタと、 この第3および第4の差動接続のトランジスタにより駆
    動される出力回路と、 前記第1のトランジスタのベースにベースが接続される
    第5のトランジスタと、 第1のトランジスタの入力抵抗と同一値の入力抵抗がベ
    ースに接続された第6のトランジスタと、 第1および第2のトランジスタのコレクタにそれぞれコ
    レクタが接続され、一方のトランジスタのベースが前記
    第6のトランジスタのベースに接続され、他方のトラン
    ジスタのベースが第2のトランジスタのベースに接続さ
    れる第7および第8の動接続のトランジスタから構成
    され、第1、2および6のトランジスタと、第5、7及び8の
    トランジスタ とを択一的に動作させることを特徴とする
    増幅回路。
  2. 【請求項2】 エミッタに接続される定電流トランジス
    タを制御して、前記第1、2および6のトランジスタ
    と、第5、7及び8のトランジスタとを択一的に動作さ
    せることを特徴とする請求項1の増幅回路。
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