JP3115545U - 食品用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランチボックス等に用いられる食品用容器に簡単な構成で、食品用容器を保持する手を固定することができ、これにより手から食品用容器が不意に滑り落ちるのを防止する食品用容器を提供することにある
【解決手段】 上蓋と容器本体を有する食品用容器であって、容器本体は、一側面から対向する他側面に向けて掛け渡される少なくとも1のバンドを具備し、バンドの両端は容器本体の側面に固定され、使用者はバンドと容器本体の底面の間に手を差し込んで食品用容器を保持することによる。
【選択図】 図2

Description

本考案は食品用容器を片手で保持して使用する際に手から食品用容器が滑り落ちるのを防止し、使用者に食品用容器の落下に対する不安を与えない食品用容器に関する。
一般に、食品を収容する食品用容器は、その利便性を高める目的で様々な改良が加えられており、紐状のバンドや紐を用いた食品用容器に関する発明又は考案がいくつか開示されている。
また、従来、特に手の小さい子供や手の不自由な方が片手で食品用容器を保持しながら食事をする場合に、誤ってランチボックスを落としてしまう恐れがあり、手の小さな人や手が不自由な方も安心して食品用容器を片手で保持することができる食品用容器が望まれていた。
以下、図5を参照しながら従来技術にかかる紐状バンドを利用した食品用容器に関する発明を説明する。
図5は、従来技術にかかる茶碗入りの押弁当の外形図である。
図5に示すように先行技術文献1の茶碗入り押弁当100は、陶磁性の茶碗101に食品を収容し、その上に、収容凹部102aを有する被せ蓋102を被せ、この収容凹部102aに、香味・調味料等の密封調味量106や密封手拭き107を収容できるよう構成され、また、この収容凹部102aは被せ蓋102の下面側に突出して押圧部102bとしても作用するので、茶碗101に収容した飯類の上部に具種材を載せ、この具種材を上面から被せ蓋102の押圧部102bで押圧することで、具種材を飯類に押し付けて、具種材の旨味を適度に飯類にしみこませることができるよう構成されている。
さらに、押圧部102bによる押圧の効果を一層高めるため、茶碗入り押弁当100は、巻き帯103を茶碗101と被せ蓋102の外周に周設し、この巻き帯103の上面側に手許箸104を載置して、引締めバンド105を茶碗101の底面側において巻き帯103と直交するように配しながら手許箸104の両端部104a,104aに掛着し、手許箸104の端部104a,104aが引締めバンド105の弾性力で茶碗101の底面側に引き下げられることで、手許箸104の基幹部104bで被せ蓋102を上面側から押圧している。
なお、巻き帯103の茶碗101底部近傍には、掛止ノッチ108が設けられ、掛止ノッチ108に引締めバンド105係止することで引締めバンド105のズレや外れを防止している。
上記構成の特許文献1に係る発明によれば、茶碗101の被せ蓋102が引締めバンド105の弾性力により常に押し下げられるため、被せ蓋102が不意に外れる心配がなく衛生的な弁当を提供することができる。また、茶碗101に収容された飯類に具種材を押し付けることができるので、押鮨風の弁当等に適する。
また、特許文献2には「バンド」という名称で、弁当箱や本等の様々なものに周設して使用する帯状のバンドに関する考案が開示されている。
特許文献2にかかる考案は、帯状の伸縮性を有するバンドと、そのバンドの一端に固定して取り付けられている長さ調節用留め具とから構成されるものである。そして、例えば、弁当箱の周囲に周設することで、弁当箱の容器本体から蓋が外れるのを確実に防止することができ、かつ帯状のバンドに精緻な模様を織り込むことで「バンド」自体の審美性も高いものにすることができる。
さらに、長さ調節用留め具により帯状のバンドの長さを自在に調整することができるので、長さを調整することで大きさの異なる弁当箱にも周設することが可能となり、「バンド」汎用性が高まる。
特開2002−2801号公報 実開平7−16609号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された発明においては、茶碗入り押弁当100を開封するまでの間、茶碗101に収容された飯類と具種類を被せ蓋102の上側から例えばゴム製の引締めバンド105で確実に押圧することができるものの、茶碗入り押弁当100の開封後に、例えば、手の小さい子どもや手の不自由な方が片手で安心して茶碗101を保持できるように、引締めバンド105を茶碗101のどこかに掛着して、引締めバンド105の弾性力で手を固定しようとしても、茶碗101は適当な掛着部を備えていないため引締めバンド105をこのような目的で利用することは困難であった。
また、特許文献2に開示された考案においても同様に、手の小さい子どもや手の不自由な方が片手で安心して弁当箱を保持できるよう「バンド」を利用しようとすると、たとえば、「バンド」を弁当箱の側面に周設することができる。
しかしながら、通常、弁当箱を保持する場合、使用者は弁当箱の開口付近に親指を添え、残りの指を弁当箱の底面に添えて弁当箱を保持するため、弁当箱の側面に手のひらの一部を接触させることは少ない。このため、手のひらの一部を弁当箱の側面に接触させるように「バンド」を配置するとかえって弁当箱が持ちづらくなってしまうという課題があった。
本考案は係る従来の事情に対処してなされたものであり、ランチボックス等に用いられる食品用容器に簡単な構成で、食品用容器を保持する手を固定することができ、これにより手から食品用容器が不意に滑り落ちるのを防止する食品用容器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案である食品用容器は、上蓋と容器本体を有する食品用容器であって、容器本体は、一側面から対向する他側面に向けて掛け渡される少なくとも1のバンドを具備し、バンドの両端は、容器本体の側面に固定されることを特徴とするものである。
上記構成の食品用容器は、食品用容器の底面側において、食品用容器とバンドの隙間に使用者が手のひらを挿入した際に、バンドは使用者の手を食品用容器の底面側に向って押圧するという作用を有する。
また、請求項2に記載の考案である食品用容器は、請求項1記載の食品用容器であって、容器本体の一側面及び/又は対向する他側面には、バンドの端部を着脱可能に掛着する装着部を有し、バンドの両端の少なくとも一端は、装着部に掛着されることを特徴とするものである。
上記構成の食品用容器においては、請求項1に記載の考案のバンドと同じ作用に加え、装着部はバンドの両端の少なくとも一方を装着部に着脱させるという作用を有する。
さらに、請求項3に記載の考案である食品用容器は、上蓋と容器本体を有する食品用容器であって、食品用容器は、容器本体の開口部近傍に着脱可能に周設される環状帯と、食品用容器の一側面から対向する他側面に向けて掛け渡される少なくとも1のバンドとを有し、環状帯は、バンドの端部を固定することを特徴とするものである。
上記構成の食品用容器において、環状帯は食品用容器にバンドを着脱可能に装着させるという作用を有する。この結果、上記構成の食品用容器は、請求項1に記載の考案と同じ作用を有する。
また、請求項4に記載の考案である食品用容器は、請求項3記載の食品用容器であって、環状帯の一側面及び/又は対向する他側面には、バンドの端部を着脱可能に掛着する装着部を有し、バンドの両端の少なくとも一端は、装着部に掛着されることを特徴とするものである。
上記構成の食品用容器は、請求項3に記載の考案の作用に加え、環状帯に設けられる装着部は、バンドの端部の少なくとも1方を着脱させるという作用を有する。
以上説明したように、請求項1に記載の食品用容器においては、食品用容器の底面側に配置されたバンドと食品用容器の底面との隙間に使用者が手を挿入することで、食品用容器は使用者の手の平側に安定した状態で保持される。また、使用者が手の指先のみで食品用容器の底面を保持する場合であっても食品用容器を安定した状態で保持することができる。従って、食品用容器を傾けた場合でも、使用者の手から食品用容器が滑って落下する恐れがなく、手の小さい子どもや手の不自由な方でも安心して食事を楽しむことができる。
また、請求項2に記載の食品用容器は、請求項1に記載の考案と同じ効果を発揮し、さらに、装着部を有することで、使用者は所望の位置にバンドを掛け渡すことができる。このため、たとえば、左利きの人にとっても食品用容器を保持し易い位置にバンドを掛け渡すことができ、食品用容器の汎用性が高まる。
さらに、請求項3に記載の食品用容器においては、請求項1に記載の考案と同じ効果を有し、バンドは食品用容器に周設される環状帯に固定されるため、この環状帯を食品用容器に周設することで、はじめてバンドが装着される。したがって、バンドの不使用時に環状帯を取り外すことで、バンドを取外すことができ、この結果、食品用容器を通常の食品用容器として使用することが可能になるので食品用容器の汎用性が高まる。
最後に、請求項4に記載の食品用容器は、請求項2に記載の考案にかかる装着部と、請求項3に記載の考案に係る環状体の効果を併せた効果を発揮するものである。すなわち、請求項4に記載の食品用容器は、バンドの不使用時に環状帯を取り外すことで、バンドを装着させる装着部も食品用容器から取外すことができ、バンドを備えない食品用容器としても使用することができる。また、装着部を備えることでバンドを装着して使用する場合には、使用者は所望の位置にバンドを装着できるので、食品用容器の汎用性が一層高まる。
以下に、本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器を図1及び図2を参照しながら説明する。(特に、請求項1及び請求項2に対応)
図1は本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。
図1に示すように、食品用容器1aは、主に、食品を収容する食品用容器本体2と、この食品用容器本体2の底面側に掛け渡されるバンド3a及び、食品用容器本体2の開口2aに覆設される蓋7により構成され、食品用容器本体2の左右側面にはバンド3aの掛着による装着を可能にする突起6が設けられている。
また、バンド3aを構成するバンド本体4の両端部5,5はループ5a,5aを具備し、食品用容器本体2の側面に設けられる突起6にループ5a,5aを掛着することで、バンド3aを食品用容器本体2の底面側に配置しながら掛け渡すことができる。
なお、バンド3aに替えて図1に示すような、バンド3bを用いてもよい。バンド3bは、バンド本体4の端部5に、複数の孔13がバンド本体4の長さ方向に連なった状態で穿設される長さ調整部13aが形成され、これらの孔13から1つの孔13を選択して突起6に掛着することでバンド3bを装着できるよう構成されている。このようなバンド3bによれば、バンド3bの長さの調節が容易である。
また、必ずしもバンド3aの両端を掛着可能に構成する必要はなく、例えば、バンド3aの片方の端部5のみを掛着可能に構成し、他端部5は食品用容器本体2の側面予め固設してもよい。あるいは、バンド3aの両端部5,5を所望の位置にはじめから固設しても良い。
また、図1に示すようにバンド3aは食品用容器本体2の底面において略対角方向に掛け渡されているが、図1において突起6bに掛着されるバンド3aの端部5aを突起6a掛着して、図中の符号Cで示す方向(奥行き方向)と平行にバンド3aを掛け渡してもよく、突起6の設置位置を変えたり、或いは設置する数を増やして使用者が使いやすい位置にバンド3aを掛け渡せるよう構成してもよい。このような場合にも対応可能なように、バンド本体4はゴムなどの伸縮自在の材料を用いたり、あるいは複数の長さを備えたものを付属させてもよい。以下の実施の形態においても同様である。
さらに、食品用容器本体2の底面部には凸部11が設けられており、食品用容器本体2の底面部が僅かに設置面から浮くように構成されている。このように、食品用容器本体2の底面に凸部11を備えることで、例えばテーブルなどの平面上に食品用容器本体2置く際に、バンド3aが邪魔にならず、食品用容器1aをバランス良く静置させることができる。
なお、食品用容器本体2の底面に凸部11を備えるかわりに、食品用容器本体2の底面部を収容部14側に向かって盛り上げるように成形してもよい。すなわち食品用容器本体2の底面部の断面が、上下を反転させた略M字形を成すよう構成してもよい。このように成形した、食品用容器本体2を底面側から見ると、底面部が凹んでいるのであるが、この凹状部分にバンド3aを掛け渡すことでバンド3aが凹状部分に収容され、例えばテーブルなどの平面上に食品用容器1aを載置する場合にバランス良く静置させることができる。
次に、図2を参照しながら食品用容器1aの使用方法を説明する。
図2は本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器の使用状態図である。なお、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図2に示すように、食品用容器1aは食品用容器本体2の底面とバンド3aの間に使用者が手8を挿入して使用する。
このとき、食品用容器本体2を支持する使用者の手8は、バンド3aのバンド本体4により食品用容器本体2の底面に向って押圧され、この作用により使用者の手8は食品用容器本体2の底面に固定されるので、食品用容器本体2を傾けても食品用容器本体2が手の平から滑り落ちる心配がない。また、使用者が意識しなくとも食品用容器を片手で保持する際には、食品用容器を落とさないよう注意を払っているものであるが、本実施の形態に係る食品用容器1aを用いることによれば、誤って食品用容器1aを落としてしまう心配が全くない。従って、使用者は安心して食事を楽しむことができる。
また、図2は食品用容器本体2の開口2aに、使用者が親指12を添えて食品用容器本体2を保持する場合を例に挙げて図示したものであるが、必ずしもこのように食品用容器本体2を保持する必要はなく、例えば、使用者の手の平の全面を食品用容器本体2の底面に添えて食品用容器本体2を保持してもよく、このような方法によれば握力の弱い子供や、手の不自由な方でも食品用容器本体2を安心して保持することができ、楽しく食事をすることができる。
続いて、本考案の第2の実施の形態に係る食品用容器を図3を参照しながら説明する。(特に、請求項1及び請求項2に対応)
図3は本考案の第2の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。なお、図1及び図2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本考案の第2の実施の形態に係る食品用容器1bは、本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器1aと同じ効果を有するものであるが、食品用容器本体2は2本のバンド3a1,3a2を備えたものである。
図3に示すように、食品用容器1bには、食品用容器本体2の底面において略対角方向に掛け渡されるバンド3a1と交差するように、別のバンド3a2が着脱可能に装着されており、これら2本のバンド3a1,3a2の交差部9と食品用容器本体2の底面の間に使用者の手を挿入して使用するものである。
上記構成の食品用容器1bによれば、上記第1の実施の形態に係る食品用容器1aに比べて、食品用容器本体2の底面に作業者の手を固定する作用が強まり、食品用容器本体2の滑り落ち防止効果を一層高めることができる。従って、握力がほとんどない方でも食品用容器本体2を安心して保持することができる。
また、図3に示すように、2本のバンド3a1,3a2は必ずしも交差させて装着する必要はなく、2本のバンド3a1,3a2を平行に並べて食品用容器本体2に装着しても良い。
最後に、本考案の第3の実施の形態に係る食品用容器を図4を参照しながら説明する。(特に、請求項3及び請求項4に対応)
図4は本考案の第3の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。また、本実施の形態に係る考案の特徴が理解されやすいよう、本考案に係る要部を実線で示し、その他の部分は点線で示した。
本考案の第3の実施の形態に係る食品用容器1cも本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器1aと同じ効果を有するものであるが、第1の実施の形態に
係る食品用容器1aにおいて、バンド3aが食品用容器本体2に直接装着されるのに対し、第3の実施の形態に係る食品用容器1cは、バンド3aが環状帯10に装着され、この結果、食品用容器本体2に間接的にバンド3aが装着される点が異なる。
図4中において、点線で示す食品用容器本体2の開口2a近傍には、環状帯10が着脱可能に周設され、この環状帯10の外周面にはバンド3aを装着するための突起6が複数設けられている。そして、この複数の突起6にバンド3aの端部5,5に設けられるループ5aを掛着することでバンド3aの装着が可能になっている。
上記構成の食品用容器1cは、間接的にバンド3aを装着できるので、環状帯10を取外す際に、環状帯10ごと突起6をも取外すことができ、バンド3を用いずに食品用容器1cを使用する場合は、突起6が食品用容器1cの使用の妨げになる心配がなく、食品用容器1cの汎用性を高めることができる。
また環状帯10は、図4中の符号A又はBで示す方向に押し回すことができるので、環状帯10上に突設される突起6を所望の位置に移動することができ、バンド3aを使用者の所望の位置に掛け渡すことができる。
なお、本実施の形態においては環状帯10に1本のバンド3aを装着した場合を例に挙げて説明したが、環状帯10に装着するバンド3aは上述の第2の実施の形態に係る食品用容器1bの場合のように2本でもよい。
さらに、本実施の形態においては、環状帯10の4箇所に突起6を設けているが、たとえば環状帯10の外周面に等間隔おきに4箇所より多数の突起6を設けても良い。このように、複数の突起6から所望の突起を選んで、使用者が所望の位置にバンド3aを装着することができれば食品用容器1cの使い易さが一層向上する。
他方、バンド3aの両端部5,5の両方、或いは、片方は環状帯10に固設しても良い。
このように、本考案の第1乃至第3実施の形態に係る食品用容器1a乃至1cによれば、使用時に使用者の手から食品用容器1a乃至1cが滑り落ちる心配がなく安心して食事を楽しむことができ、また、手の不自由な方の機能回復のトレーニングのための道具とすることもできる。
なお、本考案の第1乃至第3実施の形態に係る食品用容器1a乃至1cにおいてはバンド3aの装着は、端部5,5に設けられるループ5aを食品用容器本体2の側面又は環状帯10に設けられる突起6に掛着するとしたが、バンド3aの装着方法は必ずしもこの方法で行う必要はなく、たとえば嵌合部材をバンド3aと食品用容器本体2、或は、バンド3aと環状帯10に設け、この嵌合部材の嵌合によりバンド3aを着脱可能としてもよい。すなわち、食品用容器本体2又は環状帯10へのバンド3aの装着が可能で、バンド3aと食品用容器本体2の底面の間に使用者が手を挿入した場合に、装着部からバンド3aが容易に外れないよう構成されるものであればその形態は問題としない。
また、バンド3aを構成するバンド本体4は、前述のとおり伸縮性を有する弾性素材で構成することが好ましく、或は、バンド本体4を伸縮性の乏しい素材を使用する場合は、バンド3aの長さを調整できるように、たとえば、バンド3aを2本のバンド本体4により構成し、一方のバンド本体4に小型のバックル状の金具を取り付けたり、又は、リング状の金具を2つ重ねてバンド本体4に取り付けても良い。もしくは、2本で構成されるバンド本体4の片方に、略日の字形のバンド長さ調節用金具を備えても良い。この他にも、バンドの長さの調整が可能で、使用時にバンドが外れたり緩んだりしないよう構成されるものであればその形態は問題としない。
本考案に係る食品用容器は、食品用容器を片手で保持しながら食事をする場合に、手から食品用容器が滑り落ちるのを防止することができる食品用容器であり、介護用品やリハビリ用器具に関する分野において利用の可能性が高い。
本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。 本考案の第1の実施の形態に係る食品用容器の使用状態図である。 本考案の第2の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。 本考案の第3の実施の形態に係る食品用容器の概念図である。 従来技術にかかる茶碗入りの押弁当の外形図である。
1a〜1c…食品用容器 2…食品用容器本体 2a…開口 3a,3a1,3a2,3b…バンド 4…バンド本体 5…端部 5a,5a1,5a2…ループ 6,6a,6b…突起 7…蓋 8…手 9…交差部 10…環状帯 11…凸部 12…親指 13…孔 13a…長さ調整部 14…収容部 100…茶碗入り押弁当 101…茶碗 102…被せ蓋 102a…収容凹部 102b…押圧部 103…巻き帯 104…手許箸 104a…端部 104b…基幹部 105…引締バンド 106…密封調味料 107…密封手拭き 108…掛止ノッチ 109…保護フィルム

Claims (4)

  1. 上蓋と容器本体を有する食品用容器であって、前記容器本体は、一側面から対向する他側面に向けて掛け渡される少なくとも1のバンドを具備し、前記バンドの両端は、前記容器本体の側面に固定されることを特徴とする食品用容器。
  2. 前記容器本体の一側面及び/又は対向する他側面には、前記バンドの端部を着脱可能に掛着する装着部を有し、前記バンドの両端の少なくとも一端は、前記装着部に掛着されることを特徴とする請求項1記載の食品用容器。
  3. 上蓋と容器本体を有する食品用容器であって、前記食品用容器は、前記容器本体の開口部近傍に着脱可能に周設される環状帯と、前記食品用容器の一側面から対向する他側面に向けて掛け渡される少なくとも1のバンドとを有し、前記環状帯は、前記バンドの端部を固定することを特徴とする食品用容器。
  4. 前記環状帯の一側面及び/又は対向する他側面には、前記又はバンドの端部を着脱可能に掛着する装着部を有し、前記バンドの両端の少なくとも一端は、前記装着部に掛着されることを特徴とする請求項3記載の食品用容器。
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