JP3115513B2 - ガス検知回路 - Google Patents

ガス検知回路

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JP3115513B2
JP3115513B2 JP07189259A JP18925995A JP3115513B2 JP 3115513 B2 JP3115513 B2 JP 3115513B2 JP 07189259 A JP07189259 A JP 07189259A JP 18925995 A JP18925995 A JP 18925995A JP 3115513 B2 JP3115513 B2 JP 3115513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、COガスを検知
することができるガス検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CO中毒事故を防止する手段として、室
内に配置されるCO警報器及び燃焼器具内に配置される
不完全燃焼防止装置がある。このうち、不完全燃焼防止
装置は、不完全燃焼時に、ガス燃焼炎が長くなることを
検知して、不完全燃焼を防止しようとするものである。
【0003】このような不燃防は、自然給排気式の小型
湯沸器にあっては、ガス燃焼炎が安定しているため適し
ているものの、強制給排気式の大型湯沸器にあっては、
ガス燃焼炎が不安定であるため、ガス燃焼炎の状態を捕
らえて不完全燃焼を検知することは困難である。このた
め、近年では、COガスを直接検知して不完全燃焼を防
止することができるCOガス検知装置が用いられてい
る。
【0004】図3はCOガスを検知するためのガス検知
回路を示している。図3に示されるように、ブリッジ構
成のCOサンサ部301の出力は、演算増幅器303で
差動増幅される。定電圧部305は、直流電圧Eを抵抗
R1、R2で設定される分圧比で分圧して定電圧化する
ものであり、この電圧は、COサンサ部301に印加さ
れる。
【0005】さらに、電源投入後、所定時間センサを高
温に保持するタイマー部307で構成されるヒートアッ
プ部を備えている。
【0006】一般に、COガスを検出する際、センサ温
度は低温(約200度)に保持される。しかし、COセ
ンサを低温に保持すると、空気中の不純物が付着した
り、若しくは電源投入後の安定時間が長くなる。このた
め、ヒートアップ部を付加し、COガス検知に先立ち、
電源投入後、所定時間(約20秒間)、センサ温度を高
温(約400度)に加熱するものである。
【0007】ヒートアップ部は、COセンサ部301に
印加される電圧を上げるために、抵抗R2と並列接続さ
れる抵抗R3を有し、所定時間分圧比を変えるものであ
る。このため、ヒートアップ部は、所定時間を設定する
タイマー部307と、タイマ部ー307に連動してオン
オフするトランジスタTrと、トランジスタTrに接続
される抵抗R3とを有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、COガ
スを検出する際には、電源投入後、所定時間、センサを
高温に加熱するヒートアップが実行される。図4
(a)、(b)は、それぞれCOセンサ部301に印加
される電圧V及び演算増幅器303から出力されるセン
サ出力Voutを示している。
【0009】図4(a)に示されるように、ヒートアッ
プを実行するために、印加電圧Vは、電源投入後、所定
時間、通常電圧のセンサ電圧Vlよりも高いヒートアッ
プ電圧Vhに保持され、その後、センサ電圧Vlに保持
される。センサ電圧がヒートアップ電圧Vhからセンサ
電圧Vlに移行するとき、センサ出力は、図4(b)に
示されるように、アンダーシュートし、ヒートアップ後
のセンサ出力が不安定になる。センサ出力に生じるアン
ダーシュートは、センサ部に印加される電圧が急激に変
動するからである。
【0010】そこで、この発明は上記事情に鑑みて成さ
れたもので、ヒートアップ後のセンサ出力を安定させる
ことができるガス検知回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるガス検
知回路は、特定ガスに感応するガス検知手段と、前記ガ
ス検知手段を駆動するセンサ電圧を印加する電力供給手
段と、前記ガス検知手段に印加される電圧を所定時間前
記センサ電圧よりも高いヒートアップ電圧に保持するヒ
ートアップ手段と、前記ガス検知手段に前記ヒートアッ
プ電圧が印加されるときに充電され、所定時間経過後、
前記ガス検知手段に前記センサ電圧が印加されるときに
放電して前記センサ電圧に放電電圧を重畳する電荷蓄積
手段とを具備したものである。
【0012】この発明に係わる前記手段によれば、ヒー
トアップ手段により、ガス検知手段にヒートアップ電圧
が印加されると同時に、電荷蓄積手段に電荷が充電され
る。その後、所定時間が経過し、ヒートアップを終了す
ると、電荷蓄積手段に蓄積されている電荷が放電し、こ
の放電電圧は、センサ電圧に重畳される。このため、ガ
ス検知手段には、通常電圧のセンサ電圧と、電荷蓄積手
段から放電する放電電圧とが印加されることになる。ヒ
ートアップ後、放電電圧が重畳されたセンサ電圧が、ガ
ス検知手段に印加されることにより、ガス検知手段に印
加される電圧が急激に変動することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の一形態を示し
ている。CO感応センサ及び温度補償用センサを有する
ブリッジ構成のCOサンサ部101の出力は、演算増幅
器103に入力されて差動増幅される。COサンサ部1
01及び演算増幅器103はセンサ手段を構成する。
【0014】COサンサ部101に供給される電力は、
直流電圧Eを定電圧化する電源部105により生成され
る。電源部105で生成される電圧は、抵抗R1、R2
の分圧比で設定される。電源部105及び抵抗R1、R
2は電力供給手段を構成する。
【0015】さらに、電源投入後、所定時間、CO感応
センサを高温に保持するヒートアップ手段を備えてい
る。ヒートアップ手段は、抵抗R2と並列接続される抵
抗R3、トランジスタTr及びトランジスタTrの導通
時間を設定するタイマー部107で構成されている。そ
して、COセンサ部101に印加される電圧を所定時間
上げるために、タイマー部107にヒートアップ時間を
設定し、設定されたヒートアップ時間、トランジスタT
rが導通し、センサ部101に印加する電圧を決定する
分圧比を変えるものである。
【0016】従来技術に述べられているように、ヒート
アップ手段を有するガス検知回路においては、ヒートア
ップ後のセンサ出力にアンダーシュートが発生し、セン
サ出力が不安定になる。上記アンダーシュートの発生を
回避するために、さらに、抵抗R2と並列に抵抗R4及
びコンデンサCの直列接続で構成される電荷蓄積手段を
接続する。
【0017】以下、図2を参照して、ヒートアップ時の
動作について説明する。図2(a)、(b)は、それぞ
れセンサ部101に印加される電圧V及び演算増幅器1
03から出力されるセンサ出力Voutを示している。
まず、センサ部101をヒートアップさせるべく、タイ
マー部109によりトランジスタTrをオンにして、セ
ンサ部101にヒートアップ電圧Vhが印加されるよう
に、分圧比を設定する。このとき、コンデンサCは、抵
抗R4及びコンデンサCで設定される時定数で充電さ
れ、これにより、コンデンサCが通常電圧のセンサ電圧
Vlよりも高い電位に達する。
【0018】つぎに、ヒートアップを終了するべく、タ
イマー部109によりトランジスタTrをオフにして、
センサ部101に通常電圧Vlが印加されるように、分
圧比を設定する。先のヒートアップにより、コンデンサ
Cは、通常電圧Vlよりも高い電位に達しているので、
コンデンサCは抵抗R4を介して放電する。従って、分
圧比が切り換わった場合でも、センサ部101に印加さ
れる通常電圧のセンサ電圧には、コンデンサCから放電
される放電電圧が重畳されるため、センサ部101に印
加される電圧は、ヒートアップ電圧Vhから徐々に通常
電圧のセンサ電圧Vlのセンサ電圧に達する。
【0019】上述のように、ヒートアップ後のセンサ電
圧には、コンデンサCからの放電電圧が重畳されるた
め、急激な電圧変動がなくなる。これにより、アンダー
シュートのない安定したセンサ出力が得られる。なお、
抵抗R4及びコンデンサCで設定される時定数は、ヒー
トアップ時間及び安定電圧に達するまでの時間を考慮し
て設定される。
【0020】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、ヒートアッ
プ開始時に、電荷蓄積手段に電荷が蓄積され、蓄積され
た電荷は、ヒートアップ終了後、センサ手段に印加され
るセンサ電圧に重畳される。従って、ヒートアップ終了
後、センサ手段に印加される電圧は、ヒートアップ電圧
から徐々に通常のセンサ電圧に移る。従って、アンダー
シュートの原因となる急激な電圧変動がないため、安定
したセンサ出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す回路図。
【図2】図1に示したセンサ部に印加される電圧及び演
算増幅器から得られるセンサ出力を示す特性図。
【図3】従来のガス検知回路を示す図。
【図4】図4に示したセンサ部に印加される電圧及び演
算増幅器から得られるセンサ出力を示す特性図。
【符号の説明】
101 COセンサ部 103 演算増幅器 105 電源部 107 タイマー部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定ガスに感応するガス検知手段と、 前記ガス検知手段を駆動するセンサ電圧を印加する第1
    の電力供給手段と、前記ガス検知手段に印加される電圧
    を所定時間前記センサ電圧よりも高いヒートアップ電圧
    に保持するヒートアップ手段と、 前記ガス検知手段に前記ヒートアップ電圧が印加される
    ときに充電され、所定時間経過後、前記ガス検知手段に
    前記センサ電圧が印加されるときに放電して前記センサ
    電圧に放電電圧を重畳する電荷蓄積手段とを具備したこ
    とを特徴とするガス検知回路。
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