JP3115194U - ワイヤー錠等の錠前 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一端に施錠口1を開口し、コイルばね2、クリックモーション機構3と複数個の施錠リング4、5、6、および蹴り出しばね13と番違いリング7とからなる探り止め機構を内蔵した錠本体Aと、複数個の鍵突起11を側面に具えた錠杆部12を錠本体内に挿入して、上記各リングにロックされる錠杆体Bとを備え、上記錠杆体を正逆に複数回、それぞれ所定の角度ずつ回転して開錠できるようにしたワイヤー錠等の錠前において、施錠口と錠杆体との接合部の外周に、開錠の始点を指示する始点指示部と、錠杆体のクリック角度位置に対応する角度表示部とに、蓄光顔料を含んだ発光部14、20を備えて、夜間とか無照明の場合に、指示部と表示部をそれぞれ視認できるようにしたワイヤー錠等の錠前である。
【選択図】図1
Description
また、押釦式の自転車用錠において、押釦の頂部に蓄光式の発光部を備えた錠前には、同じく本出願人の先願に特許文献2がある。
以上のことから、本考案が解決しようとする第1の課題は、錠本体の表面に施錠リングの周面を露呈させていないワイヤー錠等の錠前において、夜間等でも開錠のための錠杆体の回転操作をし易くすることにある。
複数個の鍵突起を側面に具えた錠杆部を挿入して、錠杆体を上記各リングにロックさせる。ロック状態にある錠杆体を正逆に複数回、それぞれ所定の角度ずつ回転して開錠できるようにしたワイヤー錠等の錠前において、
前記施錠口と錠杆との接合部の外周に、開錠の始点を指示する始点指示部と、上記錠杆体の回転角度位置に対応する角度表示部とに、蓄光顔料を含んだ発光部を設け、
夜間とか無照明の場合に、上記発光部を基にして錠本体と錠杆体との始点指示部と角度表示部とをそれぞれ視認できるようにしたワイヤー錠等の錠前である。
図1は、実施例の分解斜視図、図2は、実施例の施錠状態を示す一部切欠正面図、図3は、錠杆体の平面図、番違いリングの背面、縦断面、正面を示す図面、図5は、施錠第1リングの背面、縦断面、正面を示す図面、図6は、施錠第2リングの背面、縦断面、正面を示す図面、図7は、施錠第3リングの背面、縦断面、正面を示す図面、図8は、錠本体の施錠口部分の端面図、図9は、錠本体のカバーの端面と側面を示す図面、図10は、施錠口の外周に嵌着される蓄光部材の平面、正面、縦断面を示す図面、図11は、錠杆体に埋設される蓄光部材の拡大縦断面図である。
Bは、側面に複数個の鍵突起11を具えて施錠口1内に挿入され、錠本体A内で各施錠リング4、5、6と係合してロックされる錠杆部12を一体に形成した錠杆体、13は、錠本体Aの内端に装着された蹴り出しばねで、この蹴り出しばね13は、施錠口1内に挿入される錠杆部12を常時施錠口側に向けて圧迫し、施錠口1に近い鍵突起11aを番違いリング7の背面の凹部7’に嵌合させて、錠杆体Bの回転を阻止する一方で、各施錠リング4、5、6がそれぞれ開錠位置に達したときには錠杆部12を錠本体A外にけりだす。
蓄光部材14は、図1に示すように錠本体Aの施錠口1の外周に形成した環状の段部15に対し、他の発光部14bよりも特に大型に成形した三角形の発光部14a(図10参照)を錠前の頂点に対応させて、該段部15に嵌着される。
また、錠杆体Bは、施錠口1との接合部となる中間部20の頂点に設けた孔20’内に、前記発光部14aとほぼ同形に成形した樹脂製の発光部21を錠本体A側の発光部14aと対向させて埋設し、施錠時において両発光部14a、21の整合位置を錠杆体Bの開錠操作の始点指示部としている。
一方、錠杆体Bは、中間部20の外端に中空で大径の摘み部25を具え、該摘み部25内にワイヤーCの自由端部となる周溝付のぎぼし26を挿入し、側面から2本の抜け止めピン27を打ち込み、ワイヤーCの自由端部を回転自在に連結する。
なお、カバー17の側面に臨出する弾性カバー16の凸部16’には端面と同形の銘版28を貼り付け、カバーの回り止めを兼用させるとともに、施錠、開錠操作時の錠本体A側の手がかり(把持部)とする。
まず、番違いリング6の鍵穴に挿入された錠杆部12は、前回の開錠操作時に各施錠リング4、5、6が鍵の挿通孔9をほぼ一直線状に揃えた状態の中に鍵突起11を通過させた後、錠杆体Bを1回転以上回転し、各施錠リング4、5、6の係合突起10の角度位置を変えることにより該錠杆部12を錠本体内にロックしてこの錠前は施錠状態に変わる。
なお、上記の施錠状態において、錠杆体Bの錠杆部12は、前述のように、錠本体A内に備えた蹴り出しばね13により施錠口側に向けて付勢されて、手前側の鍵突起11aを番違いリング7の背面の凹部7’に嵌合させて回転不能に掛止されているので、錠杆体Bを引っ張りつつ回転して各施錠リング4、5、6の開錠位置を探り出そうとする探りを不能にしている。
次いで、当該の錠前に設定されている番手に従って、錠杆体Bを正逆に所定の角度ずつ回転すると、錠本体A内で各施錠リング4、5、6の係合突起10がそれぞれ開錠位置に復帰すると同時に、制止から開放された蹴り出しばね13の付勢によって錠杆部12は施錠口1の外に自動的にけり出される。
各施錠リング4、5、6の回転角度は、コイルばね2に圧迫されつつ回転する第3施錠リング(クリック音発生リング)4がクリックリング3の突起3’と接離する場合に発生するクリック音(振動)と手応えを感知することにより所定の角度位置が分かる。
したがって、暗さの中でもこの錠前の開錠操作は容易に、かつ、正確にできる。
そのほか、各部の形状と構造は、図示した実施例の態様のみに限らず、本考案の要旨に沿って適宜に設計変更できる。
1 施錠口
2 コイルばね
3 クリックリング (3’ 突起)
4 第3施錠リング (4’ 凹溝)
5 第2施錠リング
6 第1施錠リング
7 番違いリング(7’ 凹部)
8 スペーサリング (8’ 回り止め突起)
9 鍵の挿通孔
10 係合突起
B 錠杆体
11、11a 鍵突起
12 錠杆部
13 蹴り出しばね
14 蓄光部材 (14a、14b 発光部)
15 段部
C ワイヤー
16 弾性カバー (16’ 突部)
17 大型のカバー
18 孔
19 開口部
20 中間部 (20’ 開口部)
21 発光部
22 軸受け部
23 連結部
24 軸ピン
25 摘み部
26 ぎぼし
27 抜け止めピン
28 銘版
Claims (2)
- 一端に施錠口を開口し、コイルばね、クリックモーション機構と複数個の施錠リング、ならびに蹴り出しばねと番違いリングとからなる探り止め機構を内蔵した錠本体と、複数個の鍵突起を側面に具えた錠杆部を備え、上記錠杆部を上記錠本体内に挿入して、上記各リングにロックさせた錠杆体を正逆に複数回、それぞれ所定の角度ずつ回転して開錠できるようにしたワイヤー錠等の錠前において、前記施錠口と錠杆との接合部の外周に、開錠の始点を指示する始点指示部と、上記錠杆体のクリック角度位置に対応する角度表示部とに、それぞれ蓄光顔料を含んだ発光部を設けることにより、夜間とか無照明の場合に、上記指示部と表示部をそれぞれ視認できるようにしたことを特徴とするワイヤー錠等の錠前。
- 前記錠本体は、側面の外周に、前記錠杆体を回転操作する場合の錠本体側の把持部となるようにした膨出部または凹陥部を複数個所に配置したことを特徴とする請求項1記載のワイヤー錠等の錠前。
Priority Applications (1)
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JP2005006053U JP3115194U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | ワイヤー錠等の錠前 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005006053U JP3115194U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | ワイヤー錠等の錠前 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3115194U true JP3115194U (ja) | 2005-11-04 |
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Family Applications (1)
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JP2005006053U Expired - Fee Related JP3115194U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | ワイヤー錠等の錠前 |
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JP (1) | JP3115194U (ja) |
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2005
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