JP3114731U - 鉛筆用グリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】把持部の外周面に凹状周溝が形成されていない通常の鉛筆に簡単に着脱可能に取り付けることができ、外筒を交換可能な鉛筆用グリップを実現する。
【解決手段】鉛筆用グリップ1は、互いに別体である、プラスチックから形成された内筒2と内筒2に嵌合されるゴム製の外筒3とから成り、鉛筆9を挿入して鉛筆9に着脱可能に装着され、内筒2は、鉛筆9の先端11側(芯先側)に対応する先端側に、先端5に向けて徐々に内径が小さくなる内筒テーパ状内面部8が形成されており、内筒テーパ状内面部8が挿入される鉛筆9に係合して締め付け、鉛筆用グリップ1がしかっり締着される。
【選択図】図1
【解決手段】鉛筆用グリップ1は、互いに別体である、プラスチックから形成された内筒2と内筒2に嵌合されるゴム製の外筒3とから成り、鉛筆9を挿入して鉛筆9に着脱可能に装着され、内筒2は、鉛筆9の先端11側(芯先側)に対応する先端側に、先端5に向けて徐々に内径が小さくなる内筒テーパ状内面部8が形成されており、内筒テーパ状内面部8が挿入される鉛筆9に係合して締め付け、鉛筆用グリップ1がしかっり締着される。
【選択図】図1
Description
この考案は、鉛筆に簡単に着脱可能な鉛筆用グリップに関する。
従来、筆記具の握りの感触を良くするためにゴムやエラストマで筆記具の把持部をカバーする筆記具用のグリップは利用されている。
例えば、筆記具の把持部に凹状周溝を形成し、この凹状周溝に取り付けられる、内層部と、この内層部に対して硬度の高い外層部の2層が互いに剥がれにくいように形成されて成るグリップ部材は公知である(特許文献1参照)。同様に、筆記具の把持部の凹状周溝に取り付ける複数層材料から成るグリップが公知である(特許文献2参照)。
さらに、発泡体からなり、握られた形状を記憶する筆記具用グリップ材は公知である(特許文献3参照)。また、筆記具軸部の握り部位に、弾性体の層と、その弾性体の層の外周に形状を記憶することを特徴とする形状記憶樹脂の層が一体に設けられている筒状の筆記具等のグリップは公知である(特許文献4参照)。
従来の筆記具用のグリップは、筆記具に着脱することを想定していないので、とりはずす場合はきわめて面倒であり、鉛筆の場合は特に鉛筆削器で芯を削るから、実際は、ゴム製のグリップを装着して使用することは事実上無理である。
例えば、上記特許文献1、2に開示されたグリップは、筆記具の把持部の凹状周溝に嵌着するものであり、筆記具に対して簡単に着脱することを意図する構成ではなく、複数の層から形成されているが、これらの複数の層は互いにはがれず一体に形成されたものである。
又、上記特許文献3、4に開示されたグリップは、いずれも筆記具の凹状周溝に嵌着するものではないが、特許文献3は、グリップの形状を容易に矯正することができることを目的とし、そのグリップは、形状を記憶する一層の発泡体から成り、筆記具に着脱することはできない。特許文献4も同様に、筆記具に着脱することを意図する構成ではなく、複数の層から成るがその外層は形状を記憶するための層である。
本考案はこのような問題を解決することを目的とするものであり、鉛筆に簡単に取り付けることができ、そして、鉛筆を鉛筆削器に差し込んで削る際等には簡単にとりはずすことができる、着脱可能なグリップを実現することを課題とするものであり、グリップを装着すべき対象となる筆記具は把持部に凹状周溝など形成されていない通常の鉛筆を対象とするものである。
そして、本考案の鉛筆用グリップは、上記のとおり、鉛筆に対して簡単に着脱できるようにするだけでなく、グリップの太さ、把持面の形状、硬さ等を、購入者、使用者の好みに適するように、製造の際、あるいは使用時に、容易に取り替えることのできる構造とすることを課題とするものである。
本考案は上記課題を解決するために、互いに別体で形成された内筒と該内筒に嵌合される外筒とから成り、外周面に凹状周溝の形成されていない鉛筆を挿入して、該鉛筆に着脱可能に装着される鉛筆用グリップであって、前記内筒における前記鉛筆の芯先端側に対応する先端側に、先端に向けて徐々に内径が小さくなる内筒テーパ状内面部が形成されており、前記内筒テーパ状内面部が前記挿入された鉛筆に係合することを特徴とする鉛筆用グリップを提供する。
本考案は上記課題を解決するために、互いに別体で形成された内筒と該内筒に嵌合される外筒とから成り、外周面に凹状周溝の形成されていない鉛筆を挿入して該鉛筆に着脱可能に装着される鉛筆用グリップであって、前記内筒の前記鉛筆の芯先端側に対応する先端側に、先端に向けて徐々に径方向の厚みが増す複数のテーパ状リブが形成されており、
前記複数のテーパ状リブが前記挿入された鉛筆に係合することを特徴とする鉛筆用グリップを提供する。
前記複数のテーパ状リブが前記挿入された鉛筆に係合することを特徴とする鉛筆用グリップを提供する。
前記内筒と前記外筒は、互いに着脱可能であり、内筒は外筒より長く形成され、内筒の一端が外筒の一端より突出して嵌合されている構成とすることが好ましい。
前記外筒の一端側に、該一端に向けて徐々に内径が小さくなる外筒テーパ状内面部が形成されており、前記外筒テーパ状内面部は、前記内筒の前記先端側の外面又は前記内筒の基端側の外面に係合する構成とすることが好ましい。
前記内筒はプラスチック、セラミック又は金属で形成され、前記外筒はゴム、エラストマ、セラミック、木、又は金属で形成されていることが好ましい。
以上の構成から成る本考案に係る鉛筆用グリップによると、次のような効果が生じる。
(1)内筒の先端側に内筒テーパ状内面部を形成し、この内筒テーパ状内面部が鉛筆に係合して締め付けるので、把持部に凹状周溝のない通常の鉛筆でも抜ける落ちることないようにしっかりと装着できるとともに、簡単に取り外すこともできる。従って、鉛筆用グリップの使用の際に抜け落ちるようなことなく安定性を有するとともに、鉛筆用グリップを外せるから、鉛筆の芯を鉛筆削器で削る際等にきわめて便利である。
(2)内筒を外筒から突出する構成とすれば、鉛筆を鉛筆用グリップの挿入する際にその挿入端を容易に区別できるので使用性がきわめてよい。
(3)外筒の一端に外筒テーパ状内面部を形成すれば、内筒に対してしっかり締着することができ、しかも外筒から突出した内筒の突出部を机面に当接して外筒を下方にずり下ろせば、内筒と外筒との係合が解除でき、内筒と外筒を簡単に取り外すことができるので、外筒を使用者の好みに応じて簡単に取り替えることができる。
本考案に係る鉛筆用グリップを実施するための最良の形態を、実施例に基づいて図面を参照して以下に説明する。
図1は、本考案の鉛筆用グリップの実施例1を説明する図である。本考案の鉛筆用グリップは、互いに、別体に形成されしかも着脱可能な内筒と外筒とから構成されている。図1(a)、(b)、(c)は、本考案の鉛筆用グリップ1、内筒2、外筒3のそれぞれの正面図及び左右の側面図である。
内筒2は、プラスチック、セラミック、又は金属(例.アルミ材)等の硬質の材料で形成されている。内筒2は、その外径については基端4から先端5まで一定であるが、その内径については、その先端側において、その先端に向かって内径が徐々に小さくなる(細くなる)内筒テーパ状内面部8を有している。
この内筒テーパ状内面部8は、鉛筆9を図1(d)に示すように、内筒2に挿入した際に、鉛筆9の外面に係合して締め付けて、鉛筆用グリップ1が鉛筆9から抜け出ないようにしっかりと嵌合して装着可能とする機能を有する。
なお、本考案の鉛筆用グリップ1が装着される鉛筆9は、その外周面に従来例のようなグリップ装着のための凹状周溝の形成されていない通常の鉛筆でよい。鉛筆の断面は、円形でも多角形でもよい。
なお、本願の実用新案登録請求の範囲及び明細書の記載において、内筒2及び外筒3について、それぞれ「先端」、「先端側」は、鉛筆用グリップ1が装着される鉛筆9の先端11(鉛筆9を使用する際に下端となる芯先側)に対応する内筒2及び外筒3の「一端」、「一端側」を言うものとする。また、内筒2及び外筒3について、それぞれ「基端」、「基端側」は、前記内筒2及び外筒3の「先端」、「先端側」の反対側の「他端」、「他端側」を言うものとする。
外筒3は、ゴム、エラストマ、セラミック、木、或いは金属等の材料で形成されている。この外筒3は、その外径寸法(太さ)、外形、表面形状、デザイン(模様、着色等)、材質、弾力性、硬さ等について、いろいろいろ態様が考えられる。使用者の嗜好、或いは使用目的に応じて、適宜、選択できるように、いろいろな態様のものを製造し提供できるようにしておくことが好ましい。
例えば、外筒3の外径については、太い径、中位の径、細い径等である。又、外形については、図1(c)では、外径が長さ方向に均一な円筒状のものを示すが、後述する変形例に示すように、鼓型のものや複数の凹凸や溝が形成されているもの等、いろいろな形状が可能である。材料については、弾性のあるゴム等で形成されていると使用者にとって握りやすいが、装飾を施したセラミック等でもよい。
内筒2に外筒3を嵌合して合体して図1(a)に示すように鉛筆用グリップ1とするが、内筒2の外径Dと外筒3の内径D’を互いに着脱可能であり装着しているときには外筒が内筒を、その弾性等で適宜締め付ける程度の寸法に設計する。このような構成とすれば、使用者は、内筒2に外筒3を着脱でき、使用者の好みに応じて外筒3を適宜選択して替えることができる。
なお、上記のように内筒2に対して外筒3を替えて使用することを想定しない鉛筆用グリップ1としてもよい。このような鉛筆用グリップ1は、製造段階で、内筒2に対して外筒3をある程度、密着して嵌合する構成とする。このような場合でも、本考案の鉛筆用グリップ1は、内筒2と外筒3を互いに別体として互いに嵌合して合体するような構成としたので、需用者のニーズの動向に応じて、複数の種類の外筒の需要等に応じた生産調整が可能であること等、製造における自由性が担保できる。
ところで、図1(a)に示すように、内筒2の軸方向の長さを、外筒3の軸方向の長さより大きくし、外筒3の一端側から内筒2の一端側の一部を突出するように両者を嵌合する構成とすることが好ましい。この場合、内筒2の先端側の一部が外筒3の先端から突出し突出部7(先端突出部)となる構成とすれば、鉛筆用グリップ1の先端側(鉛筆9の芯を出す側)と基端側が使用者にすぐ区別できるので、使用者は鉛筆9の先端11(芯側)を鉛筆用グリップ1の基端側から容易に挿入できる。
又、このように外筒3の一端側から内筒2の一端部を突出するように両者を嵌合する構成とすると、外筒3を内筒2から外す場合には、図1(e)に示すように、内筒2を机の面に当接して外筒3を下方に力を入れると比較的簡単に取り外すことができる。
もちろん外筒3の基端側から、内筒の基端側の一端が突出する構成としてもよい。この場合は、使用者は、内筒2が突出した側が基端側と判別でき、この突出した鉛筆用グリップ1の基端側から鉛筆9を挿入することができる。
(作用)
以上の構成から成る鉛筆用グリップ1の作用を以下に説明する。内筒2の先端5を外筒3の基端側から挿入して、内筒2の先端側の一部が外筒3より突出して突出部7があらわれるように嵌着して、図1(a)に示すように、内筒2と外筒3を互いに合体する。この合体は、鉛筆用グリップ1の製造過程において行ってもよいが、使用者が鉛筆用グリップ1を鉛筆9に取り付けて使用するに先立ち、或いは外筒3を取り替える際に行ってもよい。
以上の構成から成る鉛筆用グリップ1の作用を以下に説明する。内筒2の先端5を外筒3の基端側から挿入して、内筒2の先端側の一部が外筒3より突出して突出部7があらわれるように嵌着して、図1(a)に示すように、内筒2と外筒3を互いに合体する。この合体は、鉛筆用グリップ1の製造過程において行ってもよいが、使用者が鉛筆用グリップ1を鉛筆9に取り付けて使用するに先立ち、或いは外筒3を取り替える際に行ってもよい。
鉛筆用グリップ1を使用する際には、鉛筆9の先端11(芯側)を鉛筆用グリップ1の内筒2の基端4から挿入し、鉛筆9の先端11を鉛筆用グリップ1の先端から突出する。すると、内筒テーパ状内面部8が鉛筆9の外面に係合して締め付け、鉛筆用グリップ1が鉛筆9にずり落ちないようにしっかりと装着される。
図1(f)は、鉛筆用グリップ1を使用して筆記している使用例を示す斜視図である。このように、通常の鉛筆9でも鉛筆用グリップ1を装着すれば、使用者が外筒3を把持することで、太さもちょうど良くなり、外筒3をゴムなどで形成したものであればその弾性のために握り具合がよくなり、鉛筆を握ることで生じる疲れを緩和できる。
この鉛筆用グリップ1は、従来の筆記具のように、把持部の外周面に溝等が形成された筆記具である必要はなく、通常の鉛筆9に簡単に着脱可能である。鉛筆9を鉛筆削器で削る際には、鉛筆用グリップ1を鉛筆9の軸方向に沿って先端側(芯側)に引けば、簡単に取りはずすことができる。
又、鉛筆9から取り外した状態で内筒2から外筒3を取り外し、他の外筒3に替える場合には、外筒3から突出した内筒2の突出部7を机面12に当接して外筒3を引き下ろすようにすることで、簡単に取りはずすことができる。そして、新たな外筒3を内筒2に嵌合して合体することで簡単に取り替えができる。
(実施例1の変形例)
図2は、実施例1のいろいろな変形例を説明する図である。図2(a)は、内筒の変形例を示す正面図(一部省略図)及び左右側面図である。この変形例の内筒13は、その内径が軸方向(長手方向)にわたって全て同じ径とするが、その代わり、内筒13の内面14に長手方向に伸びる複数のリブ15(この変形例では4つのリブ15)を、周方向に間隔を置いて設けた構成である。
図2は、実施例1のいろいろな変形例を説明する図である。図2(a)は、内筒の変形例を示す正面図(一部省略図)及び左右側面図である。この変形例の内筒13は、その内径が軸方向(長手方向)にわたって全て同じ径とするが、その代わり、内筒13の内面14に長手方向に伸びる複数のリブ15(この変形例では4つのリブ15)を、周方向に間隔を置いて設けた構成である。
そして、内筒13の先端側では、その先端5に向けてリブ15の径方向の厚みを徐々に大きく(厚く)形成されているテーパ状リブ部16が形成されている。これにより、鉛筆用グリップ1に鉛筆9を挿入した場合、テーパ状リブ部16で鉛筆9に係合して締め付け、抜けることなく装着できる。
なお、この変形例では、リブ15を内筒13の全長に沿って設け、そのリブ15を内筒13の先端側でテーパを付けてテーパ状リブ部16としたが、リブ15を内筒13の全長にわたって設けることなく、図2(b)に示すように、内筒13の先端側の内面14のみに単にテーパ状リブ16’を設けた構成としてもよい。
図2(c)、(d)は、外筒3の変形例を示す図であり、鉛筆用グリップ1は、外筒3の外形を把持部17が若干小径となったほぼ鼓型にした構成を特徴とするものである。図2(e)に示す鉛筆用グリップ1は、外筒13の表面に複数の凹凸18が形成されている構成を特徴とする。
図2(f)は、外筒3の変形例であり、外筒3の基端6に内筒2の基端4に当接するフランジ10を設ければ、使用時において使用者が筆圧をかけるために外筒3に内筒2に対する下方への力を加えても、外筒3が内筒2に対してずれることを防止できる。なお、フランジ10は外筒3と一体に形成してもよいが、外筒3の基端6の面にプラスチックや金属等で形成された環状片を接着して取り付けてもよい。
図3は、本考案に係る鉛筆用グリップの実施例2を説明する図である。この実施例2は、実施例1とほぼ同じであるが、内筒2に対して外筒3を着脱しやすくし、外筒3を交換しやすくする構成を特徴とする。以下、実施例1と同じ構成については説明をなるべく省き、実施例2の特徴的な構成を中心に説明する。
この実施例2の鉛筆用グリップ1も、図3(a)に示すように、互いに嵌合されて合体される内筒2と外筒3とから構成されている。図3(b)に示すように、内筒2の先端側には、実施例1と同様に、鉛筆9の外面を締め付けるための内筒テーパ状内面部8が形成されている。図3(c)に示すように、外筒3は、その先端側にはその先端20に向けて徐々に細くなる外筒テーパ状内面部19が形成されている。
以上のような構成から成る実施例2の作用を説明する。内筒2及び外筒3を互いに嵌合して合体するには、内筒2を外筒3の基端側から挿入して押し入れていく。そして、内筒2の先端側の一部が外筒3の先端から突出して突出部7があらわれる状態で、外筒テーパ状内面部19が内筒2に係合して締め付けて内筒2と外筒3は互いにしっかりと嵌合して合体する。
内筒2と外筒3が合体して成る鉛筆用グリップ1を使用する際には、鉛筆9の先端11(芯側)を鉛筆用グリップ1の内筒2の基端側から挿入し押し入れていくと、鉛筆9の先端11が内管2の先端5から突出した状態で、内筒テーパ状内面部8が鉛筆9の外面に係合して締め付け、図3(d)に示すように、鉛筆用グリップ1が鉛筆9から抜けるようなことなくしっかりと装着することができる。
鉛筆用グリップ1を鉛筆9からはずした状態で、内筒2に対して外筒3を替える場合には、図3(e)に示すように、内筒2の突出部7を机面12に当接して外筒3を下方にずりおろすようにすれば、外筒テーパ状内面部19と内筒2の係合がはずれ、さらに図3(f)に示すように、内筒2を引き出せば、きわめて簡単に取り外すことができる。
(実施例2の変形例)
図4は、実施例2の変形例を説明する図である。上記実施例2では、外筒3の先端側に外筒テーパ状内面部19を形成したが、この変形例では実施例2とは逆に、図4(c)に示すように、外筒3の基端側に外筒テーパ状内面部19を形成した構成を特徴とする。
図4は、実施例2の変形例を説明する図である。上記実施例2では、外筒3の先端側に外筒テーパ状内面部19を形成したが、この変形例では実施例2とは逆に、図4(c)に示すように、外筒3の基端側に外筒テーパ状内面部19を形成した構成を特徴とする。
この変形例では、内筒2の基端4を外筒3の先端側から挿入して押し入れていく。すると、図4(a)に示すように、内筒2の基端側の一部が外筒3から突出して突出部7’(基端突出部)となる状態で、外筒テーパ状内面部19が内筒2に係合して締め付けるように締着する。これにより、内筒2と外筒3は抜け落ちることないようにしっかりと合体する。
この変形例では、図4(e)に示すように、筆記の際には、鉛筆9の先端11が紙面に接触し、使用者による筆圧をかけるための力は内筒2に対して外筒3に加わるが、外筒3の基端側において外筒テーパ状内面部19が内筒2に係合して締め付けるから、外筒3は内筒2からずれ落ちにくい。
そして、外筒3を取り替えるために内筒2から外筒3をはずす際には、図4(f)に示すように、図4(e)とは上下逆さにして、外筒3の基端側から突出した内筒2の基端側の突出部7’を机面12に当接し、外筒3を下方にずりおろすようにすれば、外筒テーパ状内面部19と内筒2の係合がはずれ、さらに図4(g)に示すように、内筒2を引き出せば、きわめて簡単に取り外すことができる。
以上、本考案に係る鉛筆用グリップの最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本考案は特にこのような実施例に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいうまでもない。
本考案に係る鉛筆用グリップは、鉛筆用に限らず、ボールペン等、その他の筆記具用のグリップとしても適用可能である。
1 鉛筆用グリップ
2、13 内筒
3 外筒
4 内筒の基端
5 内筒の先端
6 外筒の基端
7 外筒の先端から突出した内筒の先端側の突出部(先端突出部)
7’外筒の基端から突出した内筒の基端側の突出部(基端突出部)
8 内筒テーパ状内面部
9 鉛筆
10 外筒の基端のフランジ
11 鉛筆の先端
12 机面
14 内筒の内面
15 リブ
16 テーパ状リブ部
16’テーパ状リブ
17 外筒の鼓型の把持部
18 外筒の把持部の表面の複数の凹凸
19 外筒テーパ状内面部
20 外筒の先端
D 内筒の外径
D’ 外筒の内径
2、13 内筒
3 外筒
4 内筒の基端
5 内筒の先端
6 外筒の基端
7 外筒の先端から突出した内筒の先端側の突出部(先端突出部)
7’外筒の基端から突出した内筒の基端側の突出部(基端突出部)
8 内筒テーパ状内面部
9 鉛筆
10 外筒の基端のフランジ
11 鉛筆の先端
12 机面
14 内筒の内面
15 リブ
16 テーパ状リブ部
16’テーパ状リブ
17 外筒の鼓型の把持部
18 外筒の把持部の表面の複数の凹凸
19 外筒テーパ状内面部
20 外筒の先端
D 内筒の外径
D’ 外筒の内径
Claims (5)
- 互いに別体で形成された内筒と該内筒に嵌合される外筒とから成り、外周面に凹状周溝の形成されていない鉛筆を挿入して、該鉛筆に着脱可能に装着される鉛筆用グリップであって、
前記内筒における前記鉛筆の芯先端側に対応する先端側に、先端に向けて徐々に内径が小さくなる内筒テーパ状内面部が形成されており、
前記内筒テーパ状内面部が前記挿入された鉛筆に係合することを特徴とする鉛筆用グリップ。 - 互いに別体で形成された内筒と該内筒に嵌合される外筒とから成り、外周面に凹状周溝の形成されていない鉛筆を挿入して該鉛筆に着脱可能に装着される鉛筆用グリップであって、
前記内筒の前記鉛筆の芯先端側に対応する先端側に、先端に向けて徐々に径方向の厚みが増す複数のテーパ状リブが形成されており、
前記複数のテーパ状リブが前記挿入された鉛筆に係合することを特徴とする鉛筆用グリップ。 - 前記内筒と前記外筒は、互いに着脱可能であり、内筒は外筒より長く形成され、内筒の一端が外筒の一端より突出して嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の鉛筆用グリップ。
- 前記外筒の一端側に、該一端に向けて徐々に内径が小さくなる外筒テーパ状内面部が形成されており、
前記外筒テーパ状内面部は、前記内筒の前記先端側の外面又は前記内筒の基端側の外面に係合することを特徴とする請求項3記載の鉛筆用グリップ。 - 前記内筒はプラスチック、セラミック又は金属で形成され、前記外筒はゴム、エラストマ、セラミック、木、又は金属で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉛筆用グリップ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247502A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Yomomi Sakamoto | 改造ペンシル、改造ボールペン、カスタムペンシル、カスタムボールペン。 |
JP2018029963A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 紀伊産業株式会社 | 化粧用具 |
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- 2005-07-14 JP JP2005005583U patent/JP3114731U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018029963A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 紀伊産業株式会社 | 化粧用具 |
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