JP3114176U - 紙綴じ装置、綴り用紙載置台、及びステープル打ち出し装置 - Google Patents

紙綴じ装置、綴り用紙載置台、及びステープル打ち出し装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ページを開いたときにより歪みの発生しない、又はページを開いたときに破れにくいように紙を綴じることが可能な紙綴じ装置を提供することである。
【解決手段】 ステープルが打ち出される打ち出し部21を先端に持ち、複数のステープルを収容するマガジン部20、及びマガジン部20に収容されたステープルを打ち出すハンドル部22を有するステープル打ち出し手段19と、打ち出されたステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部12を有する、綴り用紙を載置するための載置部9とを備え、クリンチャ部12は、複数あり、複数のクリンチャ部12は、溝方向に実質上直線状に配置されている、紙綴じ装置である。
【選択図】図11

Description

本考案は、中綴じ製本、特に新聞紙等の大きい用紙にも対応した紙綴じ装置に関する。
喫茶店、旅館、図書館等におかれている新聞紙は、多数の人が読むため、ばらけたり、ページが無くならないようにステープルによって綴じられている。
この場合、図26(a)に示すように、新聞紙1を中心線2を基準に半分に折り畳み、中心線2側(矢印方向)からステープラーを差し込みステープルを打ち出すことによって綴じられていた。
上述の場合、図26(a)の裏面図である(b)に示すように、複数のステープル3を直線4上に配置することが難しく、綴じ位置がランダムな綴じ込みになっていた。そのため、ページを開いた時に歪みが発生していた。
又、綴じしろ5があるため、図26(c)のようにページを開く際に、力が入るとステープル3で綴じている箇所から新聞紙1が破れやすかった。
本考案の目的は、従来の課題を解決するために、ページを開いたときにより歪みの発生しない、又はページを開いたときに破れにくいように紙を綴じることが可能な紙綴じ装置、綴り用紙載置台、及びステープル打ち出し装置を提供することである。
上述した目的を達成するために、第1の本考案は、
ステープルが打ち出される打ち出し部を先端に持ち、複数の前記ステープルを収容するマガジン部、及び前記マガジン部に収容された前記ステープルを打ち出すハンドル部を有するステープル打ち出し手段と、
打ち出された前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を有する、綴り用紙を載置するための載置部とを備えた、紙綴じ装置である。
又、第2の本考案は、
前記クリンチャ部は、複数あり、
前記複数のクリンチャ部は、溝方向に実質上直線状に配置されている、第1の本考案の紙綴じ装置である。
又、第3の本考案は、
前記ステープル打ち出し手段は、アーム部を更に有し、
前記アーム部、前記マガジン部、及び前記ハンドル部は、回動可能に、各々の後端にて連結されており、
前記マガジン部は、前記アーム部と前記ハンドル部の間に位置しており、
前記アーム部は、前記打ち出し部と対向する先端部分に開口部又は切断部を有する、第1の本考案の紙綴じ装置である。
又、第4の本考案は、
前記載置部に載置されている綴り用紙を、前記載置台と挟み込むことによって固定状態とする固定手段を更に備え、
前記固定手段は、前記固定状態において前記クリンチャ部と対応する部分に、切り欠き部を有する、第1の本考案の紙綴じ装置である。
又、第5の本考案は、
前記載置部に載置されている綴り用紙を、前記載置台と挟み込むことによって固定状態とする固定手段を更に備え、
前記固定手段は、前記固定状態において前記クリンチャ部と対応する部分に、切り欠き部を有し、
前記切り欠き部は、前記アーム部の先端が挿入可能であり、
前記固定状態において前記アーム部の先端が前記切り欠き部に挿入された場合、前記開口部内に前記クリンチャ部が配置される、第3の本考案の紙綴り装置である。
又、第6の本考案は、
ステープルを打ち出す打ち出し部を先端に持ち、複数の前記ステープルを収容するマガジン部、及び前記マガジン部に収容された前記ステープルを前記打ち出し部から打ち出すハンドル部を有する、ステープル打ち出し手段によって打ち出された前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を備えた、綴り用紙載置台である。
又、第7の本考案は、
ステープルを打ち出す打ち出し部を先端に有し、複数の前記ステープルを収容するマガジン部と、
前記マガジン部に収容された前記ステープルを前記打ち出し部から、前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を有する載置台に載置された綴り用紙に打ち出すハンドル部とを備えた、ステープル打ち出し装置である。
本考案によれば、ページを開いたときにより歪みの発生しない、又はページを開いたときに破れにくいように紙を綴じることが可能な紙綴じ装置、綴り用紙載置台、及びステープル打ち出し装置を提供することが出来る。
以下、本考案にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下に、本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の構成について説明する。
図1は本実施の形態1の紙綴じ装置の載置部の斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態1の載置部9は、一方向に長く、その方向と垂直な断面が任意の箇所において同一形状のプラスチックを材料とした台座10を備えている。この台座10の断面は、上底が下底よりも短い実質上台形形状である。この台座10の上部には、板形状の金属製の台座11が載置されている。
この台座11上にステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部12が6個配置されている。このクリンチャ部12には、図2に示すように、その上面にステープルの脚を折れ曲げるためのクリンチャ溝13が形成されている。6個のクリンチャ部12は、図1に示すようにクリンチャ溝13の形成されている方向に直線状に配置されている。
又、6個のクリンチャ部12の両端より台座11の端側に、位置決め部18が設置されている。これらの2個の位置決め部18の間に新聞紙1が載置される。
又、本実施の形態1の紙綴じ装置は、図1に示すように台座11の一方の端に設置された蝶番17を介して、載置部9に対して回動可能に設置された、本発明の固定手段の一例である固定具14を有している。この固定具14は、台座11と実質上同じ長さを有する金属製の板状部材である。又、固定具14には、矢印方向に固定具14を回動させ台座11と接触させた場合に、6個のクリンチャ部12に対向する箇所の各々に矩形状の切り欠き部15が形成されている。更に、上述した位置決め部18に対応した形状の矩形状の位置決め用切り欠き部31が形成されている。
又、台座11の蝶番17と反対側の端には、固定具14を台座11上に押さえるための押さえ冶具16が設置されている。図3に、固定具14を下方に下ろし、押さえ冶具16によって押さえられている状態の正面図を示す。図3に示すように、押さえ冶具16は、台座11から実質上垂直上向きに形成されている板状の支持部16aと、その上端から台座11の外側に向かって、支持部16aに対して垂直に形成されている板状の押さえ部16bとを有するL字型の部材である。この支持部16aには台座11の内側方向の平面に、ストッパー16cが形成されている。尚、図3に示すように固定具14は、切り欠き部15の周囲14bの厚さが厚くなっている。
図4に図3の状態の斜視図を示す。ストッパー16cは、楕円柱を上面から底面まで、それら面に対して垂直方向に4等分したような形状であり、その曲面が上方に位置するように設置されている。又、固定具14の端14aも底面側に曲面が形成されている。ストッパー16cの下方に固定具14の端14aが入り込むことによって、固定具14は上面からストッパー16cによって押さえられることとなる。又、図5の正面図に示すように、押さえ冶具16の押さえ部16bを上方から押さえる(矢印a方向)ことによって、支持部16aが台座11の外側に向かって傾き、それに伴ってストッパー16cも外側に傾く。そのため、ストッパー16cは、固定具14の端14a上に位置しなくなり、固定具14を上方に移動させる(矢印b方向)ことが可能となる。
図6は、固定具14を台座11上に下ろした状態の平面図である。各クリンチャ溝13上に、溝方向と平行であって、溝の幅の中心を通るように中心線30が引かれている。この中心線30は台座11、固定具14、及び位置決め部18上にも引かれている。この台座11に引かれている中心線と固定具14に引かれている中心線の位置が、上方から見てずれているときは、固定具14と位置決め部18の位置関係を調整する必要があることが分かる。尚、図6では、判別し易くするために中心線30は一点鎖線で示している。
なお、位置決め部18の間の長さLは、本実施の形態1では新聞紙に対応するために約55cmに設定されている。
図7は、本実施の形態1の紙綴じ装置のステープル打ち出し手段の斜視図である。図7に示すように、ステープル打ち出し手段19は、一般に市販されているステープラーと同様に、ステープルを収納するマガジン部20を備え、その先端部にマガジン部20の下方に向かってステープルを打ち出すための打ち出し部21が形成されている。又、マガジン部20の上部には、ステープルを打ち出し部21より打ち出すためのハンドル部22が設置されている。又、マガジン部20の下方にはアーム部23が設置されており、マガジン部20、ハンドル部22、及びアーム部23は後端の連結部24にて回動可能に連結している。
一般に市販されているステープラーでは、アーム部23の打ち出し部21に対向する位置には、ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部が形成されているが、本実施の形態1のステープル打ち出し手段のアーム部23には、クリンチャ部が形成されておらず、開口部26が形成されている。この開口部26は、仮にクリンチャ部が形成されているとした部分を囲むように設けられた枠25によって形成されている。
尚、本実施の形態1の載置部9が、本考案の載置台の一例に相当し、本実施の形態1のステープル打ち出し手段19が、本考案のステープル打ち出し装置の一例に相当する。
次に、上記構成の本実施の形態1における紙綴じ装置を用いて紙を綴じる動作について説明する。尚、本実施の形態1では、本発明の綴り用紙の一例として新聞紙を用いている。
はじめに、新聞紙1を整理し、クリップ70で固定する。この際に、新聞紙1の総ページ数が4で割れない場合には、半紙が存在するため、半紙については1cm程度中心線2よりに押し込んでから固定する。新聞紙1の固定には、他の器具であってもよく、要するにページがばらけないように固定出来さえすればよい。尚、図8では新聞紙1は、上下2カ所をクリップ70で挟まれることにより固定されているが、このような固定方法に限らず、図8の矢印で示した位置Xの1箇所だけがダブルクリップ80で挟まれることにより固定されてもよい。
次に、図1のように固定具14を持ち上げて、図8に示すように新聞紙1を中心線30に新聞紙1の中心線2が合うように載置部9の台座11上に載置する。載置する際には、新聞紙1の一面が上方を向くようにする。尚、図8では、説明のため、固定具14を省略している。
次に、図9に示すように固定具14を下ろし、新聞紙1を台座11と固定具14で挟み込むことによって固定する。図10に、図9のS部拡大図を示す。図10の拡大図に示すように、クリンチャ部12上に新聞紙1が位置し、その新聞紙1が固定具14によって固定されており、クリンチャ溝13内に形成されている中心線30上に新聞紙1の中心線2が位置している。
次に、切り欠き部15にステープル打ち出し手段19の枠25が配置される。この状態を示すのが、図11である。このように配置することによって、クリンチャ部12は、開口部26内に配置されることになり、打ち出し部21に対応する位置に配置されることになる。
この状態で、一般のステープラーと同様に、ステープル打ち出し手段19のハンドル部22を押し下げることによって、マガジン部20に収納されているステープルが打ち出し部21から打ち出され、ステープルの脚は新聞紙1を貫き、クリンチャ溝13によって折れ曲げられる。
同様の操作を、他の5つの切り欠き部15毎に行うことによって、図12に示すように新聞紙1の中心線2に沿って、ステープルの幅方向にステープル49a、49b、49c、49c′、49b′、49a′が配列した綴じ方が出来る。
上述したように、新聞紙を、その中心線2である折り目上に沿ってステープルによって綴じることが出来るため、綴じしろがなく、ページをめくる際にも破れ難い。そのため、複数の人が閲覧してもページが乱れず、きれいな状態を保つことが出来る。
尚、本実施の形態1では、図1に示すように6個のクリンチャ部12は等間隔に配置されておらず、中央に配置されている2個の間隔は狭くなっているが、等間隔に配置されていても良い。又、クリンチャ部の個数は6個に限らない。
又、本実施の形態1では、図12に示すようにステープル49a、49b、49c、49c′、49b′、49a′が配置されている六カ所で、新聞紙1が綴じられているが、ステープル49a、49c、49c′、49a′が配置されている四カ所だけで綴じられていてもよく、更に、ステープル49b、49b′が配置されている2カ所だけで綴じられていてもよい。この場合、対応する位置の切り欠き部15及びクリンチャ部12にのみステープル打ち出し手段19を配置し、ステープルを打ち出せばよい。
又、本実施の形態1では、新聞紙を例に挙げて説明しているが、手作り雑誌、マイノート作り等に適用してもよい。更に、位置決め部18の間の長さLは、新聞紙に合わせるために約55cmに設定しているが、綴り用紙の大きさにあわせて適宜変更可能である。
又、本実施の形態1では、クリンチャ部12が金属製の台座11の上に設置されているが、台座11に直接クリンチャ部が形成されていてもよい。このような構成の場合、台座11上に凸部が存在しなくなるため、綴り用紙を載置し易くなる。
又、本実施の形態1では、固定具14は金属製であるが樹脂製であっても良く、要するに載置部に載置された綴り用紙を固定出来さえすればよい。
又、本実施の形態1では、台座11と固定具14は蝶番17によって連結されているが、この蝶番部分にスプリングを用いて図1のような開いた状態を保持できるような構成であってもよい。
又、台座10及び11を合わせた高さは、少なくとも、ステープラー打ち出し手段19を握ることが出来るように手が入ることが可能な高さでありさえすればよい。
又、本実施の形態1では、固定具14の、切り欠き部15の周囲14bの厚みが他の場所と比較して厚くなっており、枠25を切り欠き部15に挿入し易いが、固定具14の厚みが一定であってもよい。
又、本実施の形態1のステープラー打ち出し手段のアーム部23は、枠25によって形成された開口部26を有しているが、枠25を設けずに、仮にクリンチャ部が形成されているとした部分がなくてもよい。この、仮にクリンチャ部が形成されているとした部分がないアーム部が、本発明の切断部を有するアームの一例に相当する。
このような場合、アーム部23の幅は切り欠き部15の幅と実質上同一であり、又、アーム部23の長さは、クリンチャ部12に向けてステープルを打ち出す際に、その先端が少なくとも切り欠き部15の入口に挿入される長さである方が、ステープルを打ち出す際に安定するためより好ましい。この状態を示すのが図13である。
又、アーム部が、切り欠き部15の入口に挿入可能な長さを有していない場合でも、切り欠き部15にマガジン部20を挿入し、打ち出し部21をクリンチャ溝13の位置に合わせ、ステープルを打ち出して新聞紙1を綴じても良い。
又、本実施の形態1の紙綴じ装置は固定具14を備えていなくてもよい。固定具14を備えていない場合は、載置部9上に新聞紙1を載置し、クリンチャ溝13に対応するように打ち出し部21の位置を合わせ、ステープルを打ち出すことによって本実施の形態1と同様に用紙を綴じることが可能となる。
しかしながら、本実施の形態1の構成のように固定具14を備えていた方が、新聞紙1を固定出来、更に、より簡易に打ち出し部21をクリンチャ溝13に合わせることが出来るため好ましい。
(実施の形態2)
以下に、本実施の形態2における紙綴じ装置について説明する。尚、本実施の形態2の紙綴じ装置は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、固定具14に代えて回動可能なレールを設置し、そのレール上をステープル打ち出し手段が移動する点が異なる。
図14に本実施の形態2の紙綴じ装置の外観斜視図を示す。本実施の形態2の紙綴じ装置は、実施の形態1の固定具14の代わりにレール部40を備えている。このレール部40は、台座11の長さ方向に互いに平行な3本のレール40a、40b、40cを有している。又、ステープル打ち出し手段41が、レール40a、b、c上を移動可能に、レール部40に固定されている。尚、台座11の幅は実質上ステープル打ち出し手段41の長さと同等の長さになっている。
図15は、レール部40を台座11上に載置した状態の紙綴じ装置の側面図である。クリンチャ部12は、台座11の端近傍に配置されており、図15に示すように、レール40aとレール40bはクリンチャ部12を挟んで配置され、レール40cは、クリンチャ部12に対して反対側の端近傍に配置されている。
このステープル打ち出し手段41は、実施の形態1のステープル打ち出し手段19と同様に、マガジン部42、ハンドル部43、及びアーム部44を有しており、クリンチャ部が形成されていると仮定した部分を囲むように枠45が形成されている。図16は枠45の拡大斜視図である。アーム部44の長さ方向と平行な2辺を45a、45bとし、アーム部44の幅方向と平行な1辺を45cとする。又、アーム部44の先端の辺を44aとする。辺45cは辺44aと実質上同じ高さに位置しているが、辺45a及び辺45bは、アーム部44より高い位置に設置されている。又、枠45の4隅の底面側には、アーム部44の長さ方向であって、アーム部44の外側に向かって、斜め上向きに形成されたレール40a、40bに嵌合する傾斜部46が形成されている。
又、図15に示すようにレール40a及びレール40bは断面形状が上方の開いたコの字形であり、ステープル打ち出し手段41が設置されている反対側の辺の上端から、上方の開口を閉鎖するように下方に傾斜した傾斜部40aが形成されている。また、レール40bにも同様に傾斜部40bが形成されている。これら傾斜部40a及び40bの下面と傾斜部46の上面が対向するように、ステープラー打ち出し手段41の枠45が配置されている。又、アーム部44の下面には、断面形状が先端に向けて1辺の開いたコの字形の部材47が配置されている。上述したレール40cの断面形状は、ステープラー打ち出し手段41の後端側が開いているコの字形であり、部材47と嵌合する形状になっている。
図17は、レール部40を台座11上に載置した状態の紙綴じ装置斜視図である。上述した構成によって、ステープル打ち出し手段41が、レール40a、40b、40c上を図17の矢印方向に移動可能となる。尚、図17では、図を見やすくするために中心線30は記載していない。尚、図15の側面図に示すように、辺45a及び45cは、アーム部44より高い位置に配置されているが、これはステープラー打ち出し手段41がレール40a、40b、40c上を移動する際にクリンチャ部12と干渉しないようにするためである。
上記構成の本実施の形態2の紙綴じ装置の動作について以下に説明する。
レール部40を図14に示すよう持ち上げて、台座11の上の2個の位置決め部18の間に新聞紙1を載置する。この新聞紙1を載置する際には、実施の形態1と同様に、中心線30に新聞紙1の中心線2が合うようにする。又、新聞紙1に半紙が存在する場合には、その半紙を1cm程度中心線2よりに押し込んで、洗濯バサミ、クリップ等で固定する。
次に、レール部40を新聞紙1上に下ろすことによって、実施の形態1と同様に、レール部40は押さえ治具16で新聞紙1上に固定される。
続いて、レール40a、40b、40c上をステープル打ち出し手段41を目印48に合うように移動することによって、ステープル打ち出し手段41の枠45内にクリンチャ部12が配置されることになる。
この状態で、ハンドル部43を押さえることによってステープルが打ち出され、ステープルの脚は新聞紙1を貫き、クリンチャ溝13で折れ曲げられる。これを各クリンチャ部12で行うことによって、図12に示したように新聞紙1を綴じることが出来る。尚、目印48は各クリンチャ部12毎に、ステープル打ち出し手段41が対応する位置に来るようにレール40aにつけられている。
尚、本実施の形態2のクリンチャ部も実施の形態1で述べたように台座11に直接形成しても良く、その場合は辺45a及び45bの位置をアーム部44の位置と同じ高さにすることが出来る。
又、本実施の形態2では、レール40aにのみ目印を付けていたが、レール40b及び40cにも付けてもよい。
(実施の形態3)
以下に、本考案に関連する考案の実施の形態について説明する。
図18は、本考案に関連する考案の実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具の斜視図である。図18に示すように、本実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具は、折り曲げ部50と、折り曲げ部50の上部に取り付けられている把持部51とを備えている。折り曲げ部50の底面には、溝52が形成されている。図19は、溝52の形状のみを示した図である。溝52は、実施の形態1で述べたクリンチャ溝13と実質上は同じであるが、実施の形態1の溝と比較すると溝の深さが深くなっている。
上記構成の本実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具の使用方法を以下に説明する。
図20は、ステープル60を収納するマガジン部61と、マガジン部61の上部に配置され、ステープルを打ち出すためのハンドル部62と、マガジン部61を基準にしてハンドル部62の反対側に配置されたクリンチャ部を有するクリンチャアーム部63とを備えた市販されているステープラーを示す図である。これらマガジン部、ハンドル部62、及びクリンチャアーム部63は、各々の後端で、回動可能に接続されている。このクリンチャアーム部63のみを図21に示すように、実質上ハンドル部62と一直線になるように回動させる。この状態でハンドル部62を押し下げることによってもステープルを打ち出すことが可能である。すなわち、実施の形態1及び2で示した新聞紙1の中心線2に沿ってステープルを打ち出し、その脚が新聞紙1を貫通した状態にすることが可能である。しかしながら、クリンチャアーム部63のクリンチャに向かって打ち出していないためにステープル60の脚は曲げられずに伸びた状態である。図22は、ステープル60を打ち出した新聞紙1の側面図である。
図22の状態のステープル60の2本の脚60aが突き出ている方向から、把持部51を手で持ち、実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具を下ろす。
図23は、ステープル60に向かってステープル脚折り曲げ具を下ろしている状態を示す正断面図である。図23に示すように、溝52に脚60aが挿入されるようにステープル脚折り曲げ具を下ろす。そして、ステープル脚折り曲げ具を、その底面が新聞紙1に当接するまで下ろすと、図24に示すように、脚60aが溝52の天井に当たって、内側に向かって折れ曲がる。最後に、ステープル脚折り曲げ具を取り除き、指や、折り曲げ具の溝52以外の底面等で新聞紙1の平面に密着するまで脚60aを更に押すことによって、図25に示すように、脚60aを平らにすることが出来る。
このように、ステープル脚折り曲げ具を使用することによって、途中までではあるが、ステープルの脚を折り曲げているため、ほぼ垂直な状態から指などでステープルの脚を平らにすることに比較して、安易に平らにすることが出来る。
又、溝52の深さが、一般に市販されているステープラーのクリンチャ部の溝よりも深いため、脚を折り曲げる際にステープルを地面に対して垂直に保つことが出来るので、ステープルの脚をステープルに沿って折り曲げやすい。
本考案の紙綴じ装置、綴り用紙載置台、及びステープル打ち出し装置によれば、ページを開いたときにより歪みの発生しない、又は、ページを開いたときに破れにくいように紙を綴じることが可能であり、喫茶店、図書館等に置かれている新聞紙等の大型の用紙を綴じる際等に有用である。
本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部の斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置のクリンチャ部の斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部の先端部分の正面図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部の先端部分の斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部の先端部分の正面図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部の平面図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置のステープル打ち出し手段の斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部に新聞紙を載置した状態を示す斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部に新聞紙を固定した状態を示す斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部に新聞紙を固定した状態を示す要部拡大斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置の載置部にステープル打ち出し手段を組み合わせた状態を示す斜視図 本考案にかかる実施の形態1における紙綴じ装置を用いて綴じられた新聞紙を示す図 本考案にかかる実施の形態1の変形例における紙綴じ装置を示す斜視図 本考案にかかる実施の形態2における紙綴じ装置の斜視図 本考案にかかる実施の形態2における紙綴じ装置の側面図 本考案にかかる実施の形態2における紙綴じ装置のステープル打ち出し手段の先端部の斜視図 本考案にかかる実施の形態2における紙綴じ装置の斜視図 本考案に関連する考案にかかる実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具の斜視図 本考案に関連する考案にかかる実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具の溝の形状を示す斜視図 市販されているステープラーの構成図 市販されているステープラーのクリンチャアーム部を回動させた状態を示す図 新聞紙にステープルの脚が貫通した状態を示す図 本考案に関連する考案の実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具を用いてステープルの脚を折り曲げる動作を説明するための図 本考案に関連する考案の実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具を用いてステープルの脚を折り曲げる動作を説明するための図 本考案に関連する考案の実施の形態3におけるステープル脚折り曲げ具を用い手ステープルの脚を折り曲げる動作を説明するための図 (a)〜(c)従来の新聞紙を綴じている状態を説明するための図
符号の説明
1 新聞紙
2 中心線
3 ステープル
4 直線
5 綴じしろ
10、11 台座
12 クリンチャ部
13 クリンチャ溝
14 固定具
15 切り欠き部
16 押さえ治具
17 蝶番
18 位置決め部
19 ステープル打ち出し手段
20 マガジン部
21 打ち出し部
22 ハンドル部
23 アーム部
24 連結部
25 枠
26 開口部

Claims (7)

  1. ステープルが打ち出される打ち出し部を先端に持ち、複数の前記ステープルを収容するマガジン部、及び前記マガジン部に収容された前記ステープルを打ち出すハンドル部を有するステープル打ち出し手段と、
    打ち出された前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を有する、綴り用紙を載置するための載置部とを備えた、紙綴じ装置。
  2. 前記クリンチャ部は、複数あり、
    前記複数のクリンチャ部は、溝方向に実質上直線状に配置されている、請求項1記載の紙綴じ装置。
  3. 前記ステープル打ち出し手段は、アーム部を更に有し、
    前記アーム部、前記マガジン部、及び前記ハンドル部は、回動可能に、各々の後端にて連結されており、
    前記マガジン部は、前記アーム部と前記ハンドル部の間に位置しており、
    前記アーム部は、前記打ち出し部と対向する先端部分に開口部又は切断部を有する、請求項1記載の紙綴じ装置。
  4. 前記載置部に載置されている綴り用紙を、前記載置台と挟み込むことによって固定状態とする固定手段を更に備え、
    前記固定手段は、前記固定状態において前記クリンチャ部と対応する部分に、切り欠き部を有する、請求項1記載の紙綴じ装置。
  5. 前記載置部に載置されている綴り用紙を、前記載置台と挟み込むことによって固定状態とする固定手段を更に備え、
    前記固定手段は、前記固定状態において前記クリンチャ部と対応する部分に、切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部は、前記アーム部の先端が挿入可能であり、
    前記固定状態において前記アーム部の先端が前記切り欠き部に挿入された場合、前記開口部内に前記クリンチャ部が配置される、請求項3記載の紙綴り装置。
  6. ステープルを打ち出す打ち出し部を先端に持ち、複数の前記ステープルを収容するマガジン部、及び前記マガジン部に収容された前記ステープルを前記打ち出し部から打ち出すハンドル部を有する、ステープル打ち出し手段によって打ち出された前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を備えた、綴り用紙載置台。
  7. ステープルを打ち出す打ち出し部を先端に有し、複数の前記ステープルを収容するマガジン部と、
    前記マガジン部に収容された前記ステープルを前記打ち出し部から、前記ステープルの脚を折り曲げるためのクリンチャ部を有する載置台に載置された綴り用紙に打ち出すハンドル部とを備えた、ステープル打ち出し装置。
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