JP3114097U - ユニットタイルパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】 基板に一旦貼着されたタイルや目地材を簡単に張替えができるように構成し、これによって、基板やタイル等の再利用を可能にしたユニットタイルパネルを提供する。
【解決手段】 基板1の表面に粘着層2を介して、複数枚のタイル3を貼着してなるユニットタイルパネルAであって、前記粘着層2と前記タイル3との粘着力は、前記粘着層2と前記基板1との貼着力よりも弱く設定し、前記タイル3を前記粘着層2に対して張替え可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板1の表面に粘着層2を介して、複数枚のタイル3を貼着してなるユニットタイルパネルAであって、前記粘着層2と前記タイル3との粘着力は、前記粘着層2と前記基板1との貼着力よりも弱く設定し、前記タイル3を前記粘着層2に対して張替え可能にする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ビルの外壁、塀、内壁、トイレや浴室等にタイルを貼付けて施工する前に、その使用するタイルの色、材質などを施主やデザイナー等が決定するための見本として用いられるユニットタイルパネル、或いは、ホール、玄関や室内等に飾る観賞用又は装飾用として使用されるユニットタイルパネルに関する。
一般に、ビルの外壁、塀、内壁、トイレや浴室等にタイルを貼付けて施工する前には、施主やデザイナー等は、施工されるタイルの色、材質などを決める必要がある。
ところが、1枚のタイルの大きさは、数cm〜数十cm程度しかなく、この1枚のタイルを見ただけでは、実際にビルの外壁等に施工したときのイメージを把握することが非常に困難である。
そのため、1枚の基板上に、目地間隔をあけて、所望の色や材質、デザイン等のタイルを複数枚貼着してユニット化し、更にこれらタイル間にも所望の目地材を埋設することで、施工される外壁等の大きさに少しでも近づけて、実際にビルの外壁等に施工したときのイメージを把握し易くするためのユニットタイルパネルが知られている(例えば、特許文献1)。
また、このユニットタイルパネルの他の使用例として、その全体を、ホール、玄関や室内等に飾って、これを観賞用又は装飾用のユニットタイルパネルとして用いる場合もある。
しかしながら、従来のユニットタイルパネルにおいては、エポキシ系接着剤等、強力な接着剤を用いて基板上にタイルが強力に接着されているので、当該基板上に一旦接着された複数のタイルや目地材を張り替えることはできず、仮に、張り替えるとしても、タイルや目地材を接着している強力な接着剤を除去しなければならず、基板が破損するなど、その作業が非常に困難であった。
そのため、ユニットタイルパネルに接着されるタイルや目地材の色、材質、デザイン等は慎重に選択したうえで、最終決定したものだけを接着しなければならなかった。
一方、タイルや目地材を最終決定してから、実際の施工に着手するまでには、時間を要することも多く、その間の流行の変化などによって、タイルや目地材の色、材質、デザイン等を変更したい場合が生じる。
また、最終決定した後のタイルや目地材に当たる光線具合と、実際の外壁等に施工される場所での光線具合の相違、或いは、その他の様々な理由によって、やはり、タイルや目地材の色、材質、デザイン等を変更したい場合が生じる。
このような変更が生じると、施工業者は、既に製作したユニットタイルパネルを産業廃棄物として破棄する必要が有り、不経済であるだけでなく、環境破壊になる恐れも生じる。
又、このような変更が生じた場合、施工業者は、既に製作したユニットタイルパネルを在庫、保管することも可能であるが、その保管場所や管理に費用が掛かり、何れにしても、変更された色、材質、デザイン等のタイルや目地材に合わせてユニットタイルパネルを新たに製作しなければならず、その手間や時間を要するという問題があった。
しかも、この新たに製作したユニットタイルパネルについても、前記同様、これを製作し直すという危険は、依然として残ったままである。
本考案は、かかる課題を一挙に解決するものであって、基板に一旦貼着されたタイルや目地材を簡単に張替えができるように構成し、これによって、基板やタイル等の再利用を可能にしたユニットタイルパネルを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に係るユニットタイルパネルは、基板の表面に粘着層を介して、複数枚のタイルを貼着してなるユニットタイルパネルであって、前記粘着層と前記タイルとの粘着力は、前記粘着層と前記基板との貼着力よりも弱く設定し、前記タイルを前記粘着層に対して張替え可能にしたことを特徴とするものである。
本考案に用いられる基板としては板状で搬送可能なものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば、ベニア板、合板、コンパネ、合成樹脂板又は金属板等が挙げられる。
また、基板の大きさは、タイルの大きさなどによって適宜決定され、限定されるものではないが、具体的には、例えば、縦600mm、横450mmの長方形のものや縦900mm、横600mmの長方形のものが挙げられる。
粘着層としてはタイルを基板に固定できるものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、例えばアクリル系粘着剤、酢酸ビニル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤又はポリ塩化ビニル系粘着剤等の熱可塑性粘着剤、クロロプレン系粘着剤、ニトリルゴム系粘着剤又はブチルゴム系粘着剤等の合成ゴム系粘着剤等が挙げられる。
粘着力を弱めるには、例えば、粘着層の表面に、離型剤を部分的にシルク印刷したり、或いは、木、樹脂、その他無機質剤等を粉末状にしたものを散布しても良く、又、粘着層の粘着力自体が弱いものを用いたり、基板側又はタイル側の粘着面積を他方より少なくするなどの手段が挙げられる。
請求項2に係るユニットタイルパネルにおいては、基板の表面に粘着層を介して、複数枚のタイルを貼着してなるユニットタイルパネルであって、前記粘着層と前記タイルとの粘着力は、前記粘着層と前記基板との貼着力よりも強く設定し、前記タイル及び前記粘着層を、前記基板に対して張替え可能にしたことを特徴とするものである。
本考案において、請求項1に係るユニットタイルパネルにおいてはタイルを粘着層から剥離して張替えができるように構成しているのに対して、請求項2に係るユニットタイルパネルにおいてはタイルと粘着層を基板から剥離して張替えができるように構成している点において相違し、それ以外の請求項2の構成は請求項1と同様なので、重複説明を避けるため省略する。
請求項3に係るユニットタイルパネルは、請求項1又は2のいずれかに記載のユニットタイルパネルにおける複数枚のタイル間には、目地間隔を設け、この目地間隔に目地材を埋設させて粘着層に貼着し、前記目地材を前記粘着層に対して張替えができるように構成している。
この目地材としては、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂又はケイ素樹脂等の独立及び/又は連続の発泡体で形成されたものを用いられるが、その発泡倍率としては1.1〜50倍程度の低発泡で形成したもの、或いはそれを超える高発泡体で形成しても良いのである。
また、目地材に砂、石の粉末などの材料を混在させて発泡形成しても良く、或いは発泡させた目地材の表面に、砂、石の粉末などの材料を混在させた塗料を塗工、吹き付けなどによって担持させ、乾燥させても良いのであり、要は、タイルの色や材質等と、施工される目地の色や材質等と調和させても良いのである。
請求項4に係るユニットタイルパネルにおいては、前述の各ユニットタイルパネルにおける粘着層として、両面粘着テープを利用してなるものを用いても良いのである。
このように、粘着層として両面粘着テープを用い、その一方面と他方面との間で粘着力に、前述の方法で、強弱の差異を設けると、携帯性が良好で簡便に取り扱うことができるうえ、施工性が著しく向上するので望ましい。
勿論、本考案においては、基板上に粘着剤の溶液或いはエマルジョンを塗工、吹き付けなどによって担持、乾燥させて粘着層を形成し、この粘着層の露出面に木、樹脂、その他無機質剤等を粉末状にしたものを散布してタイルとの粘着力を弱くしたり、或いは基板上に部分的に離型層を形成した後、その上に前述の方法で粘着層を形成し、これによって、基板からタイルと粘着層とを剥離し易くしても良いのである。
請求項5に係るユニットタイルパネルにおいては、前述の各ユニットタイルパネルにおける粘着層として、特に、粘着層の片面側にのみ、例えば、樹脂粉末の散布したり或いは離型層を部分的に印刷するなどして、その粘着力を弱めたものが望ましい。
請求項6に係るユニットタイルパネルにおいては、前述の各ユニットタイルパネルにおける基板の適所には、数種類の異なるサンプルタイル片及び/又はサンプル目地材片を設けてなるものが、より一層好ましいタイル及び/又は目地材を目視によって簡単に選択できるので望ましい。
請求項7に係るユニットタイルパネルにおいては、前述の各ユニットタイルパネルにおける基板の適所には、把持部を設けて、その持ち運びや携帯性を向上させても良いのである。
本考案によれば、次のような効果がある。
請求項1に係るユニットタイルパネルにおいては、粘着層とタイルとの粘着力を、粘着層と基板との貼着力よりも弱く設定しているので、基板に一旦貼着されたタイルだけを粘着層から容易に剥離、離脱させることができる結果、この取り除いたタイルに代えて、新たなタイルを粘着テープ又は粘着剤を用いてタイルの張替えが容易にできる。
そのため、タイルの色、材質、デザイン等を簡単に張替えることができるので、不要な在庫や廃棄処理を行う必要がなく、経済的である上、環境を破壊することもなく、しかも所望のユニットタイルパネルを簡単且つ効率良く製作できるなどの効果を奏するのである。
請求項1に係るユニットタイルパネルにおいては、粘着層とタイルとの粘着力を、粘着層と基板との貼着力よりも弱く設定しているので、基板に一旦貼着されたタイルだけを粘着層から容易に剥離、離脱させることができる結果、この取り除いたタイルに代えて、新たなタイルを粘着テープ又は粘着剤を用いてタイルの張替えが容易にできる。
そのため、タイルの色、材質、デザイン等を簡単に張替えることができるので、不要な在庫や廃棄処理を行う必要がなく、経済的である上、環境を破壊することもなく、しかも所望のユニットタイルパネルを簡単且つ効率良く製作できるなどの効果を奏するのである。
また、請求項1に係るユニットタイルパネルにおいては、タイルの形状を変えれば、絵画等の模様を描くこともできる上、観賞用タイルパネルとして使用することもできるなどの効果を奏するのである。
請求項2に係るユニットタイルパネルによれば、粘着層とタイルとの粘着力を、粘着層と基板との貼着力よりも強く設定しているので、基板に一旦貼着されたタイルを粘着層と一緒に、基板から容易に剥離、離脱させることができるなどの効果を奏するのである。
そのため、タイルの色、材質、デザイン等を簡単に張替えることができるので、不要な在庫や廃棄処理を行う必要がなく、経済的である上、環境を破壊することもなく、しかも所望のユニットタイルパネルを簡単且つ効率良く製作できるなどの効果を奏するのである。
そのため、タイルの色、材質、デザイン等を簡単に張替えることができるので、不要な在庫や廃棄処理を行う必要がなく、経済的である上、環境を破壊することもなく、しかも所望のユニットタイルパネルを簡単且つ効率良く製作できるなどの効果を奏するのである。
また、請求項2に係るユニットタイルパネルにおいては、タイルの形状を変えれば、絵画等の模様を描くこともできる上、観賞用タイルパネルとして使用することもできるなどの効果を奏するのである。
請求項3に係るユニットタイルパネルによれば、目地材もタイルと同様に張替え可能にしているので、タイル及び目地材のいずれも壁面等のデザインに応じて、簡単に変更、設定できるなどの効果を奏するのである。
請求項4に係るユニットタイルパネルによれば、両面粘着テープを利用することで、作業性を高めることができる上、所定の長さに応じて両面粘着テープを切断して、個別のタイルだけを簡単に張替えることもできるなどの効果を奏するのである。
請求項5に係るユニットタイルパネルによれば、粘着層の片面にのみ、その粘着力を弱めることで、粘着層を広範囲に形成し易く、また、前記粘着層の厚みを、所望の厚みに容易に形成できるなどの効果を奏するのである。
請求項6に係るユニットタイルパネルによれば、サンプルタイル片、サンプル目地材片を設けているので、目視によって、貼着されたタイルや目地材と、異なる色目や材質等を簡単に参照でき、また、逆に、貼着された前記タイルや目地材の色目や材質等の理解、変更をより一層確実に行うことができるなどの効果を奏するのである。
請求項7に係るユニットタイルパネルによれば、把持部を設けているので、作業現場や室内、或いは展示会場等での持ち運びや携帯性を容易に行うことができるなどの効果を奏するのである。
以下、本考案に係るユニットタイルパネルAを図面に基づいて詳細に説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、本考案に係るユニットタイルパネルAの一実施例を示す全体斜視図であり、図2(a)は、図1におけるユニットタイルパネルAを目地材箇所で切断した状態を示す縦断面図であり、図2(b)は、図1におけるユニットタイルパネルAをタイル箇所で切断した状態を示す縦断面図である。
このユニットタイルパネルAは、基板1の表面に粘着層2を介して、複数枚のタイル3を貼着してなり、粘着層2とタイル3との粘着力は、粘着層2と基板1との貼着力よりも弱く設定し、タイル3を粘着層2から剥離、離脱させて張替え可能に構成されている。
基板1は、幅600mm、高さ450mm、厚さ9mmの矩形状コンパネ材を用い、その上部中央には、横長に開口した把持部4を開設している。そのため、把持部4を持ってユニットタイルパネルAを、作業現場や室内、或いは展示会場等への持ち運びを容易に行うことができる。
また、把持部4の左右には、色、模様、材質等が異なる数種類のサンプルタイル片5及び/又はサンプル目地材片6を着脱自在に固着している。
これらのサンプルタイル片5、サンプル目地材片6は、ユニットタイルパネルAに貼着されたタイル3や目地材7とは異なる種類のサンプル片である。このようなサンプルタイル片5、サンプル目地材片6を設けておけば、ユニットタイルパネルAを見ながら、同時に異なる色目や材質等を簡単に参照、識別でき、また、逆に、サンプルタイル片5、サンプル目地材片6を見ながら、貼着されているタイル3や目地材7の色目や材質等の理解をより確実にできる上、貼着されているタイル3や目地材7に比較して、更に一層優れたタイルや目地材を選択することもできるのである。
なお、基板1の空いた場所には、施工現場、タイルメーカー、使用するタイル型番、目地材型番等を記載しておくのも良いのである。
以下、図1及び図2(a)・(b)で示すユニットタイルパネルAの製造方法について説明する。
図3〜図6は、本考案に係るユニットタイルパネルAの製造工程図を各々示しており、図3は、型枠の製造工程を示す分解斜視図、図4(a)〜(c)は、型枠にタイル及び目地材を充填する概略工程図、図5(d)〜(f)は、本考案の要部であるタイル及び目地材と基板との粘着工程を示す概略工程図、図6(g)は、型枠を外して本考案のユニットタイルパネルが完成された概略工程図を示している。
先ず、基板1よりも一廻り大きな矩形状の捨板51を用意し、この捨板51に所望の大きさに設定したフレーム枠52を接着剤或いは釘(不図示)で固着する。ここでは、基板1と同幅で、その高さが基板1よりも短い350mmに設定している。
そして、フレーム枠52内には、目地材7が配置される同位置に格子状の枠材53を同様に固着して、型枠50を形成する。
ここで、フレーム枠52及び枠材53の高さは、完成されるユニットタイルパネルAにおける目地材7表面と、タイル3表面との段差となり、又、フレーム枠52及び枠材53の幅は、目地材7の幅となるので、これら段差、幅に応じた寸法に設定しておく。
ここで、フレーム枠52及び枠材53の高さは、完成されるユニットタイルパネルAにおける目地材7表面と、タイル3表面との段差となり、又、フレーム枠52及び枠材53の幅は、目地材7の幅となるので、これら段差、幅に応じた寸法に設定しておく。
図4(a)は、図3で示した型枠50の縦断面図であり、図4(b)に示すように、この型枠50におけるフレーム枠52及び枠材53で形成された空間部54に、タイル3を嵌め入れて行く。なお、タイル3の向きは、タイル3の表面31を下向きにして嵌め入れ、タイル3の裏面32が露呈されるようにする。
次に、全ての空間部54にタイル3を嵌合した後、フレーム枠52及び枠材53の上方から目地材7を充填する〔図4(c)参照。)。
こうして型枠50にタイル3及び目地材7を嵌め入れた後、その上方から離型剤(樹脂粉末)81をシルク印刷などによって部分的に印刷するか、或いは、散布し、これらタイル3及び目地材7の上面に離型層8を形成する〔図5(d)・(e)参照。)。
そして、この離型層8の上方から、粘着層2を貼着するのであるが、ここでは、シート状の両面粘着テープ21を用いている。
具体的には、シート状の両面粘着テープ21の片面に離型紙(不図示)を設け、これを離型紙が上側になるようにロール状に巻回したものを用い、このロール状の両面粘着テープを繰り出しつつ下側粘着面を露出させ、この粘着面を離型層8の上方からタイル3及び目地材7の上面に貼着し、周囲にはみ出した部分をカッター等で切り落して、タイル3及び目地材7の上面に粘着層2を貼着する〔図5(e)・(f)参照。)。
更に、この両面粘着テープ21上面の離型紙(不図示)を剥がしたうえで、一方のフレーム枠52の端縁と、基板1の下端とを接合させて位置決めした後、基板1全体を粘着テープ21上面に押し付ければ、粘着テープ21と基板1とが確実に固着するのである〔図5(f)参照。)。
最後に、型枠50を取り外せば、図1で示した通り、本考案に係るユニットタイルパネルAを簡単且つ確実に製造することができる〔図6(g)参照。)。
このように構成すると、前記粘着層2と前記タイル3との粘着力は、この粘着層2と基板1との貼着力よりも弱くなる結果、このタイル3を粘着層2から剥離、離脱させて張替えができるのである。
図7〜図9は、本考案に係るユニットタイルパネルAの他の実施例を示す製造工程図を各々示しており、図7(d)〜(f)は、その要部であるタイル及び目地材と基板との粘着工程を示す概略工程図、図8(g)は、型枠を外して本考案のユニットタイルパネルが完成された概略工程図、図9(a)は、本考案のユニットタイルパネルAを目地材箇所で切断した状態を示す縦断面図であり、図9(b)は、本考案のユニットタイルパネルAをタイル箇所で切断した状態を示す縦断面図である。
ここで、図1〜図6で示した部材と同部材には、同一の符号を付し、その説明は省略することとし、以下、本実施例の特徴についてのみ説明する。
先ず、型枠50を製造し、これにタイル3及び目地材7を充填するまでの工程は、図3及び図4(a)〜(c)と同様である。
本実施例では、この型枠50にタイル3及び目地材7を嵌め入れた後、その上方から先ず、実施例1と同様に、ロール状の両面粘着テープを繰り出しつつ下側粘着面を露出させ、この粘着面をタイル3及び目地材7の上面に貼着して固着する〔図7(d)参照。)。
次に、この粘着テープ21の上面の離型紙(不図示)を剥がしたうえで、その上方から離型剤(樹脂粉末)81をシルク印刷などによって部分的に印刷するか、或いは、散布し、粘着層2における基板1への貼着面側に離型層8を形成する〔図7(e)・(f)参照。)。
そして、一方のフレーム枠52の端縁と、基板1の下端とを接合させて位置決めしたうえで、基板1全体を粘着テープ21上面に押し付ければ、粘着テープ21と基板1とが離型層8を介して固着されることとなる〔図7(f)参照。)。
最後に、実施例1と同様、型枠50を取り外せば、本実施例のユニットタイルパネルAを簡単且つ確実に製造することができるのである〔図8(g)、図9(a),(b)参照。)。
このように構成すると、前記粘着層2と前記タイル3との粘着力は、前記粘着層2と前記基板1との貼着力よりも強くなる結果、前記タイル3と前記粘着層2とを一緒に、前記基板1から剥離、離脱させて張替えができるのである。
A ユニットタイルパネル
1 基板
2 粘着層
3 タイル
4 把持部
5 サンプルタイル片
6 サンプル目地材片
7 目地材
1 基板
2 粘着層
3 タイル
4 把持部
5 サンプルタイル片
6 サンプル目地材片
7 目地材
Claims (7)
- 基板の表面に粘着層を介して、複数枚のタイルを貼着してなるユニットタイルパネルであって、
前記粘着層と前記タイルとの粘着力は、前記粘着層と前記基板との貼着力よりも弱く設定し、前記タイルを前記粘着層に対して張替え可能にしたことを特徴とするユニットタイルパネル。 - 基板の表面に粘着層を介して、複数枚のタイルを貼着してなるユニットタイルパネルであって、
前記粘着層と前記タイルとの粘着力は、前記粘着層と前記基板との貼着力よりも強く設定し、前記タイル及び前記粘着層を、前記基板に対して張替え可能にしたことを特徴とするユニットタイルパネル。 - 複数枚のタイル間には、目地間隔を設け、この目地間隔に目地材を埋設させて粘着層に貼着し、前記目地材を前記粘着層に対して張替え可能に構成している請求項1又は2のいずれかに記載のユニットタイルパネル。
- 粘着層が両面粘着テープである請求項1ないし3のいずれか1項に記載のユニットタイルパネル。
- 粘着層の片面側に、樹脂粉末の散布したり或いは離型層を部分的に印刷して、当該粘着層の片面側の粘着力を弱めている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のユニットタイルパネル。
- 基板の適所には、数種類の異なるサンプルタイル片及び/又はサンプル目地材片を設けている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のユニットタイルパネル。
- 基板の適所には、把持部を設けている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のユニットタイルパネル。
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