JP3113798B2 - 上吊型引戸用ハンガ装置 - Google Patents
上吊型引戸用ハンガ装置Info
- Publication number
- JP3113798B2 JP3113798B2 JP07219667A JP21966795A JP3113798B2 JP 3113798 B2 JP3113798 B2 JP 3113798B2 JP 07219667 A JP07219667 A JP 07219667A JP 21966795 A JP21966795 A JP 21966795A JP 3113798 B2 JP3113798 B2 JP 3113798B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- sliding door
- movable
- hanger member
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
係合する戸車を取り付ける上吊型引戸用ハンガ装置に関
するものである。
を殆ど必要とせず、しかも足腰等が不自由な身障者や老
人等の車椅子の使用者に好適な床面に段差の少ない上吊
型引戸が各所に使用・設置されている。
引戸の上面(部)側2箇所に戸車付のハンガを取り付け
てあるが、この引戸を壁側のドア枠等に取り付ける場合
には、ドア枠側のスライドレールに戸車を滑動自在に係
合させるようになっている。
引戸にあっては、その引戸下面が床面側のレベルと平行
になっていないと、見栄えが悪いばかりか、引戸をスラ
イドさせる際に異音を発したり、がたつきを起こしたり
するとともに、スムースに開閉できない虞れがある。
め、戸車付きハンガと引戸との間等の適宜の部分に、ス
ペーサ等を挟む等の措置が講じられているが、このよう
な高さ調整作業にはある程度の技術と熟練と手間とを要
しており、誰でも簡単にできるというものではない。
ては、如何にして迅速な調整作業まで行うことができる
かが、重要な課題になっている。
み、誰でも簡単かつ迅速に、高さ調整を行うことができ
る上吊型引戸用ハンガ装置を提供することを目的とする
ものである。
明は、ガイドレールに係合する戸車を取り付ける上吊型
引戸用ハンガ装置であって、引戸本体に固定して取付け
た固定側ハンガ部材と、この固定側ハンガ部材に対して
位置変位可能な状態で取り付けるとともに戸車を回転自
在に取り付けた可動側ハンガ部材と、この可動側ハンガ
部材に形成した係合孔の内周面に係合する係合部材と、
この係合部材を作動回転軸で偏心状態に軸着し前記固定
側ハンガ部材に回転可能状態に設けた位置調整部材とを
備え、前記係合部材を回転させることによって前記戸車
の取付高さ位置を変動させ、戸車を引戸本体に対して上
下方向の高さ調整を行うとともに、前記調整部材の垂線
に対して右左両側に、可動側ハンガ部材を固定側ハンガ
部材に固定するための固定手段を設け、左右両側に設け
た固定手段で可動側ハンガ部材を固定側ハンガ部材に固
定することによって、係合孔の内周面に係合する係合部
材に引戸本体の荷重がかからないようにしたものであ
る。
載の上吊型引戸用ハンガ装置において、位置調整部材の
垂線に対して右左対称になるように、縦方向に長い調整
孔を固定側ハンガ部材に設け、この調整孔に可動側ハン
ガ部材を固定するねじをそれぞれ挿入し、締め付けるこ
とによって固定側ハンガ部材に可動側ハンガ部材を固定
する固定手段であって、戸車を引戸本体に対して上下方
向の高さ調整を行う場合には、前記調整孔内のねじを緩
め、前記調整部材にて上下に移動・変位させるようにし
たものである。
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明に
係る上吊型引戸用ハンガ装置を示す概略斜視図であり、
この上吊型引戸用ハンガ装置は、引戸本体1に、固定側
ハンガ部材2と、可動側ハンガ部材3と、係合部材4
と、位置調整部材5と、固定手段31とを備えている。
本体1に対して螺着して取付けた断面略L字形のものか
ら構成されており、引戸本体1の上部に左右一対設けて
ある。また、この固定側ハンガ部材2は、中央部分に略
真円形の遊孔21が貫通して設けてあるとともに、この
遊孔21の左右両側に縦方向に長く貫通して設けた調整
孔22を有している。また、この遊孔21の上部には、
位置調整部材5の軸部51が回転可能状態で、かつ、ロ
ック可能な状態に貫通する回転孔33も形成されてい
る。
ガ部材2に対して位置変位可能な状態で取り付けてある
とともに戸車6を回転自在に取り付けている。即ち、こ
の実施例の可動側ハンガ部材3は、図2に示すように、
略板状に形成されてボルト等のような丈夫なねじ(固定
手段)31で固定側ハンガ部材2の左右2箇所の調整孔
22周縁部をしっかりと固定できるようになっており、
戸車6の高さ調整を行う場合には、ねじ31を緩めて自
由に移動・変位できるようになっている。また、この実
施例の可動側ハンガ部材3には、図2において、中央部
上部に特定内径寸法(D1 )の係合孔32が形成されて
いるが、この係合孔32は特に真円形に形成する必要が
ない。また、この係合孔32は、可動側ハンガ部材3の
厚さ方向に貫通してある訳ではなく、固定側ハンガ部材
2と接する面側を一定深さにくり抜いて形成した凹所か
ら構成されている。なお、この実施例の戸車6は、可動
側ハンガ部材3のみに軸受け61で回転自在に取り付け
てある。
した係合孔32の内周面に係合するようになっており、
位置調整部材5で回転操作しながら引戸本体1の高さ調
整を行うようになっている。この実施例の係合部材4
は、外径寸法(D2)が先の係合孔32の内径寸法
(D1)よりも小さな、正確には次の関係を満すよう
に、 D1 >2(D2 /2+偏心量(δ)) 真円形状に形成されているが、勿論この形状に限定され
ない。
1で偏心状態に軸着するとともに固定側ハンガ部材2に
回転可能状態に設けており、引戸本体1の正面側から調
整作業を行うことができるようになっている。
の高さを変更する場合には、図3に示すように、例えば
初め最高位置である係合部材4の実線部の状態にあった
とすると、この状態で固定手段であるねじ31を緩め
る。このようにすると、引戸本体1の自重で固定側ハン
ガ部材2が可動側ハンガ部材3に対して最下部位置まで
降下するのであるが、この実施例の場合、可動側ハンガ
部材3が固定側ハンガ部材2に対して最高位置にあるか
ら、このねじ31を緩めることによって引戸本体1の高
さ変動はない。
るには、位置調整部材5を反時計方向(勿論時計方向に
回転操作してもよい)に回転操作する。すると、一点鎖
線の状態、さらには二点鎖線の状態(最低位置)に係合
部材4が回動・変位するから、これらの係合部材4の上
部(最上部とは限らない)側に係合孔32が係合すると
ころで、固定手段であるねじ31を締めつければ、固定
側ハンガ部材2に移動側ハンガ部材3が固定・ロックさ
れる。
る発明によれば、戸車を取付けた可動側ハンガ部材の係
合孔に係合する係合部材を固定側ハンガ部材に設けてお
り、この係合部材を位置調整部材で回動操作することに
よって係合孔が上下方向に移動・変位して可動ハンガ部
材及びこれに取り付けた戸車を引戸本体に対して上下動
するため、上下方向の高さ調整を簡単かつ自由に調整で
きる効果があるとともに、前記位置調整部材の垂線に対
して左右両側に設けた固定部材で固定側ハンガ部材に可
動側ハンガ部材を固定することによって、係合孔の内周
面に係合する係合部材に引戸本体の荷重がかからないよ
うにしている。
位置調整部材の垂線に対して右左対称に設けた縦長の調
整孔に可動側ハンガ部材を固定するねじをそれぞれ挿入
し、締め付けることによって固定側ハンガ部材に可動側
ハンガ部材を固定するとともに、戸車を引戸本体に対し
て上下方向の高さ調整を行う場合には、前記調整孔内の
ねじを緩め、前記調整部材にて上下に移動・変位させる
ため、これによって戸車の高さ位置が誰でも簡単に、し
かも引戸本体の正面側から容易かつ迅速に調整できると
ともに、実用上の効果がすこぶる大きい。
す概略斜視図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガイドレールに係合する戸車を取り付け
る上吊型引戸用ハンガ装置であって、 引戸本体に固定して取付けた固定側ハンガ部材と、 この固定側ハンガ部材に対して位置変位可能な状態で取
り付けるとともに戸車を回転自在に取り付けた可動側ハ
ンガ部材と、 この可動側ハンガ部材に形成した係合孔の内周面に係合
する係合部材と、 この係合部材を作動回転軸で偏心状態に軸着し前記固定
側ハンガ部材に回転可能状態に設けた位置調整部材とを
備え、前記係合部材を回転させることによって前記戸車の取付
高さ位置を変動させ、戸車を引戸本体に対して上下方向
の高さ調整を行うとともに、 前記調整部材の垂線に対して右左両側に、可動側ハンガ
部材を固定側ハンガ部材に固定するための固定手段を設
け 、左右両側に設けた固定手段で可動側ハンガ部材を固定側
ハンガ部材に固定することによって、係合孔の内周面に
係合する係合部材に引戸本体の荷重がかからないように
した ことを特徴とする上吊型引戸用ハンガ装置。 - 【請求項2】 位置調整部材の垂線に対して右左対称に
なるように、縦方向に長い調整孔を固定側ハンガ部材に
設け、この調整孔に可動側ハンガ部材を固定するねじを
それぞれ挿入し、締め付けることによって固定側ハンガ
部材に可動側ハンガ部材を固定する固定手段であって、 戸車を引戸本体に対して上下方向の高さ調整を行う場合
には、前記調整孔内のねじを緩め、前記調整部材にて上
下に移動・変位させることを特徴とする請求項1に記載
の上吊型引戸用ハンガ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07219667A JP3113798B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 上吊型引戸用ハンガ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07219667A JP3113798B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 上吊型引戸用ハンガ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949363A JPH0949363A (ja) | 1997-02-18 |
JP3113798B2 true JP3113798B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=16739098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07219667A Expired - Fee Related JP3113798B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 上吊型引戸用ハンガ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113798B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103547757A (zh) * | 2011-05-17 | 2014-01-29 | 黑蒂赫-海因泽有限及两合公司 | 用于滑动门的配件 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE353392T1 (de) * | 2003-02-20 | 2007-02-15 | Eku Ag | Höhenverstellbares laufwerk für eine schiebetür |
JP5134622B2 (ja) * | 2007-06-07 | 2013-01-30 | ナブテスコ株式会社 | 鉄道車両用扉装置及び鉄道車両用扉システム |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP07219667A patent/JP3113798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103547757A (zh) * | 2011-05-17 | 2014-01-29 | 黑蒂赫-海因泽有限及两合公司 | 用于滑动门的配件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0949363A (ja) | 1997-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6484363B1 (en) | Adjustable hinge | |
US5555605A (en) | Door hinge alignment apparatus | |
JP2010261302A (ja) | 仕切り要素を保持するキャリッジ及び仕切り要素 | |
JP3113798B2 (ja) | 上吊型引戸用ハンガ装置 | |
EP1252087B1 (en) | Carriage roller adjusting mechanism for stair lifts | |
JP2002070404A (ja) | 吊り戸の支持装置 | |
JP4861697B2 (ja) | エレベータのドア装置 | |
GB2182085A (en) | Sliding door | |
JP4076752B2 (ja) | 浴槽手すり | |
EP0735222A1 (en) | Hinge | |
JP3112635B2 (ja) | 軸芯調整型トップピボット装置 | |
JP2602937Y2 (ja) | 調整蝶番 | |
JP2002253348A (ja) | 机、椅子の脚部高さ調節機構とその使用方法 | |
JPH0651455U (ja) | 吊り戸の建付け調整装置 | |
GB2313405A (en) | Adjuster for a vent hinge | |
JP2559893Y2 (ja) | 吊り戸車 | |
JPH06146726A (ja) | 吊戸の吊設装置 | |
JP2590295Y2 (ja) | 吊戸の保持構造 | |
JPH0352398Y2 (ja) | ||
JP2789439B2 (ja) | ドア用のピボット金具 | |
JP2000199377A (ja) | 引戸装置 | |
JP2527353Y2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JPS6329836Y2 (ja) | ||
JP3268395B2 (ja) | トーションバー式丁番の取付構造 | |
JPS5916465Y2 (ja) | 吊下式ドアのハンガ−ロ−ラ− |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070922 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |