JP3113503U - スーツケース用外装カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カバー本体1をスーツケース100に被せた後に一対の結束部材3a,3bを結束してスーツケースに対しカバー本体を固定する。しかる後、締付けベルト2の巻き回し長さを短くすれば、該締付けベルト2と、該締付けベルトが一体に固着されたカバー本体1とでスーツケースの胴部101が締付けられる。締付けベルト2はその大部分がカバー本体1に固着されているので、ベルト自体が切れたり、巻き回し位置がずれてスーツケースから外れてしまうような虞れがない。カバー本体1は、結束部材の結束に加え、締付けベルト2による締付けによってスーツケース100に対ししっかりと固定される。よって、カバー本体や締付けベルトがずれたり外れたりするようなことがないので、スーツケースが意に反して開いてしまう虞れがない。
【選択図】 図1
Description
このような従来の外装カバーは、スーツケースを例えば宅配便などで自宅から空港へ運送する際に、スーツケース表面に汚れや傷などが付くことを防ぐものであり、スーツケースが不用意に開いてしまうことを防止する機能は備えていない。
運送時等にスーツケースが意に反して開くことを防止するものとして、スーツケースの胴部の周囲に巻き付ける締付けベルトが従来から知られているが、この種締付けベルトは、永年の使用や使用環境などによりベルト自体が切れたり、スーツケースからずれて外れてしまう虞れがないとは言えない。
前記カバー本体(1)は、底面が開口する袋状に形成され、底面開口部(1a)の対向縁に、該カバー本体をスーツケースに被せた後に結束する一対の結束部材(3a,3b)を備えると共に、上面部(1b)に引き手露出用の窓孔(4)を、側面部に把手露出用の窓孔(6)を夫々有し、
前記締付けベルト(2)は、前記カバー本体の幅方向にわたり巻き回し状に固着されると共に、その両端部(2a,2b)を該カバー本体から離間させ連結具(8)を介して互いに接続し、且つ該締付けベルト(2)の巻き回し長さを長さ調節自在として、
前記締付けベルト(2)と前記カバー本体(1)とでスーツケースの胴部(101)を締付けるよう形成したことを特徴とする。
カバー本体(1)に対する締付けベルト(2)の固着手段としては、縫着、或いは接着等の手段が挙げられる。
また、カバー本体の幅方向(横方向)にわたり一又は複数の締付けベルトを巻き回し状に固着することに加え、カバー本体の高さ方向(縦方向)にわたり一又は複数の締付けベルトを巻き回し状に固着すれば、スーツケースの不用意な開きをより確実に防止することができる。
この場合、スーツケースに被せたカバー本体の抜けやずれをより確実に防止することができる。
尚、これ以外にも、前記連結具が、前記締付けベルトの両端部(2a,2b)に夫々固定した着脱自在な雄側と雌側の連結具であると共に、該締付けベルトの少なくとも一方の端部の長さを調節自在として締付けベルトによる巻き回し長さを調節するよう形成した態様をあげることができる。
この場合、締付けベルトによる締付け操作を行う箇所が、スーツケースにおける把手(12)取り付け箇所、すなわち、スーツケース胴部の開閉側(101a)になるので、スーツケースが不用意に開いてしまうことをより確実に防止することができる。また、外装カバーを被せたままで把手(102)を掴んでスーツケースを持ち運ぶ際に、連結具(8)が邪魔にならないなどの利点がある。
よって、施錠装置によるロックが禁止された飛行機への搭載時などに好適に用いることができるなど、多くの効果を有する。
本例のスーツケース用外装カバーAは、スーツケース100に被せるカバー本体1と、該カバー本体1の外周に沿って巻き回した二本の締付けベルト2からなる。
また、カバー本体1は、雨などのしぶきをはじくと共に擦り傷や汚れなどが付きにくいよう、表面に撥水加工を施してある。
しかる後、夫々の締付けベルト2において、環状連結具8に挿通して折り返された他端部2bを引っ張り、締付けベルト2による巻き回し長さを短くする(巻き回し状の締付けベルトを縮径する)。これにより、夫々の締付けベルト2でスーツケースの胴部101が締付けられると共に、これら締付けベルト2が縫着一体化されたカバー本体1も一体的に縮径して、締付けベルト2と共にスーツケースの胴部101を締付ける。よって、カバー本体1や締付けベルト2がずれたり外れたりするようなことなく、スーツケース100の不用意な開きを確実に防止することができる。
また、スーツケース100の引き手103や把手105,102が窓孔4,5,6から露出するので、カバー本体1を被せたままの状態でスーツケース100を持ち運ぶことができる。
スーツケース100を手荒に扱われたとしても胴部が開かないようにするには、二本以上の締付けベルト2を備えることが好ましい。
1:カバー本体
1a:カバー本体の底面開口部
2:締付けベルト
2a,2b:締付けベルトの端部
3a,3b:結束部材
4:引き手用窓孔
5,6:把手用窓孔
7:絞り部
8:環状連結具
100:スーツケース
101:胴部
101a:開閉側
102:把手
103;引き手
Claims (5)
- スーツケース(100)に被せるカバー本体(1)と、該カバー本体の外周に沿って巻き回した一又は複数の締付けベルト(2)からなり、
前記カバー本体(1)は、底面が開口する袋状に形成され、底面開口部(1a)の対向縁に、該カバー本体をスーツケースに被せた後に結束する一対の結束部材(3a,3b)を備えると共に、上面部(1b)に引き手露出用の窓孔(4)を、側面部(1c)に把手露出用の窓孔(6)を夫々有し、
前記締付けベルト(2)は、前記カバー本体の幅方向にわたり巻き回し状に固着されると共に、その両端部(2a,2b)を該カバー本体から離間させ連結具(8)を介して互いに接続し、且つ該締付けベルト(2)の巻き回し長さを調節自在として、
前記締付けベルト(2)と前記カバー本体(1)とでスーツケースの胴部(101)を締付けるよう形成したスーツケース用外装カバー。 - 前記カバー本体(1)の底面開口部(1a)の両端に、スーツケースの底角部(106)に引っ掛かる絞り部(7)を設けたことを特徴とする請求項1記載のスーツケース用外装カバー。
- 前記連結具(8)が、前記締付けベルトの一方の端部(2a)に連結した環状連結具(8)であり、該環状連結具(8)に前記締付けベルトの他方の端部(2b)を挿通して折り返すことで、前記締付けベルトによる巻き回し長さを調節するよう形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のスーツケース用外装カバー。
- 前記締付けベルト(2)を、前記カバー本体(1)の前面部(1d)から一方の側面部(1e)を経由して背面部(1f)にわたり固着すると共に、該締付けベルトの両端部(2a,2b)は前記カバー本体の他方の側面部(1c)の外側にて前記環状連結具(8)で互いに接続し、且つ前記他方の側面部(1c)に前記把手露出用の窓孔(6)を形成して、前記締付けベルト(2)の巻き回し長さの調節箇所をスーツケース胴部の開閉側(101a)としたことを特徴とする請求項3記載のスーツケース用外装カバー。
- 前記カバー本体(1)の高さ方向にわたり巻き回し状に固着される締付けベルトをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のスーツケース用外装カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004260U JP3113503U (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | スーツケース用外装カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004260U JP3113503U (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | スーツケース用外装カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3113503U true JP3113503U (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=43275860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005004260U Expired - Fee Related JP3113503U (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | スーツケース用外装カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3113503U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230161841A (ko) * | 2022-05-19 | 2023-11-28 | 김흥기 | 여행가방용 보호대 |
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2005
- 2005-06-09 JP JP2005004260U patent/JP3113503U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20230161841A (ko) * | 2022-05-19 | 2023-11-28 | 김흥기 | 여행가방용 보호대 |
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