JP3113186U - 弁当 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上方開口状ケース本体1と、ケース本体1内に密接状に収納されると共にご飯・おかず類2が入れられた複数の上方開口状小ケース体3を、備える。かつ、内部を真空状態にしてケース本体1及び複数の小ケース体3を密封包囲した真空パック袋4を、備える。小ケース体3の上端縁部3aは、縦断面においてアール状に形成される。かつ、小ケース体3の上端縁部3aが、ケース本体1の上端縁部1aよりも高くなるように設定される。そして、各小ケース体3内に入れられたご飯・おかず類2が、独立状に保持される。
【選択図】図4
Description
そこで、本考案は、揺れたり横転しても、ご飯・複数種のおかず類が相互に入り混じるのが阻止され、開封して食べる際に、ご飯やおかず類の個別の味を堪能でき、かつ、衛生的に保持して劣化しにくい弁当を提供することを目的とする。
本考案に係る弁当は、揺れたり横転することがあっても、各小収納空間内のご飯・おかず類が独立状に保持されているので漏れ出ることがない。よって、一の小収納空間内のご飯やおかず及びその煮汁等が、他の小収納空間内のご飯・おかず類と混合せず、かつ、臭いが移ることもなく、開封して食べる際に、ご飯やおかず類の味を、個別に堪能できる。そして、真空パックによって密封保存するので、ご飯・おかず類を、衛生的に長持ちさせることができ、劣化しにくい。
また、弁当を縦にして持ち運ぶこともでき、業者や購入者にとって便利である。
図1,図2,図3及び図4は本考案に係る弁当の実施の一形態を示し、この弁当は、上方開口状ケース本体1と、ケース本体1内に密接状に収納されご飯・おかず類2が入れられた複数の上方開口状小ケース体3…を、備える。
ケース本体1と各小ケース体3は、例えばプラスチックや発泡樹脂や防水された紙等から成り、後述の真空パック作業時や電子レンジで温める際に変形したり潰れることの無い材質とする。
各小ケース体3は平面視において正方形や長方形等の矩形状に形成され、複数の小ケース体3…が、ケース本体1内に相互に密接状に(隙間無く連続状に)収納される。図例では、全ての小ケース体3…は、同じ大きさの平面視正方形状に形成され、ケース本体1内を16分割するように設定されているが、小ケース体3…の大きさ・形状・数量は変更自在であり、入れるご飯・おかず類2…の種類・数量に応じて、様々に設定される。また、図示省略するが、ご飯を入れるための小ケース体3を、他の小ケース体3…よりも大きな矩形状に形成したり、各小ケース体3を、相互に密接するように(ケース本体1内に隙間無く収納可能として)平面視弯曲状に形成してもよい。
また、各小ケース体3は、その上端縁部3aがケース本体1の上端縁部1aよりも所定寸法H高くなるように、設定される(図2参照)。所定寸法Hは、5mm以下に設定されるのが良く、特には3mmが良い。所定寸法Hが5mm超過であると、真空パック時に小ケース体3の上端縁部3aが破損する虞れがある。
また、各小ケース体3の上端縁部3aは、縦断面においてアール状に形成される。
真空パック袋4は、内部が見える透明乃至半透明の、電子レンジで温めるのに耐えうるビニールや薄いフィルム等がよい。この真空パック袋4によって、ケース本体1及び複数の小ケース体3…が包囲される(図2参照)。
図3及び図4は、真空パック袋4が、図示省略の真空包装機(真空容器,真空ポンプ,シール用加熱部等から成る)によって、真空状態にされると共に、開口部端部が加熱融着されて融着部10として閉じられて、ケース本体1及び複数の小ケース体3…を密封包囲した状態を示す。この状態で、真空パック袋4の内面は、各小ケース体3の上端縁部3a、及び、ご飯・おかず類2…に上方から密着状となり、各小ケース体3内のご飯・おかず類2が内部から外部へ漏れ出るのが、防止される。
また、上蓋5を被せる前に、上記の真空パック袋4で密封包囲したものの上方へ、二点鎖線で示す補助蓋8を被せてもよい。この補助蓋8は、透明乃至半透明の薄板状プラスチック等から成り、ケース本体1内に収納された複数の小ケース体3…の上端縁部3a…に対応して形成された複数列の溝条部8a…を、有する。
具体的には、内装ケース体18は、平板状底面部21と、底面部21の外周に沿って立設された外周壁部20と、外周壁部20の内側にて底面部21上に立設された仕切り壁部19と、を一体成型したものである。仕切り壁部19は、例えば、外周壁部20内を複数に分割(16分割等)するような平面視格子形状を有し、内装ケース体18は、仕切り壁部19によって、複数の小収納空間22…が、形成される。内装ケース体18の材質は、既述の小ケース体3と同じ材質が、好ましい。
そして、内装ケース体18の仕切り壁部19・外周壁部20の各上端縁部19a,20aが、ケース本体1の上端縁部1aよりも所定寸法H(大きさは図2にて既述の説明参照)高くなるように設定される。
また、内装ケース体18の仕切り壁部19・外周壁部20の各上端縁部19a,20aは、縦断面においてアール状に形成される。
具体的には、ケース体11は、平板状底面部14と、底面部14の外周に沿って立設された外周壁部15と、外周壁部15の内側にて底面部14上に立設された仕切り壁部12と、を一体成型したものである。仕切り壁部12は、例えば、外周壁部15内を複数に分割(16分割等)するような平面視格子形状を有し、ケース体11は、仕切り壁部12によって、複数の小収納空間16…が形成される。ケース体11の材質は、既述のケース本体1と同じ材質が好ましい。
かつ、ケース体11に於て、仕切り壁部12の上端縁部12aが、外周壁部15の上端縁部15aよりも所定寸法H高くなるように設定される。
また、ケース体11の仕切り壁部12の上端縁部12aが、縦断面においてアール状に形成される。
図1〜図4にて既述した弁当に於ては、先ず、図1のように、ケース本体1内に、ご飯・おかず類2が夫々入れられた小ケース体3…を、収納する。小ケース体3…は、相互に密接状に(隙間無く)収納される。おかず類は、煮物や漬け物や果物等何でもよく、各小ケース体3の上端縁部3aを超えない高さまで入れられる。
次いで、図2のように、真空パック袋4を、ケース本体1及び複数の小ケース体3…に包囲する。
そして、真空パック袋4を、図示省略の真空包装機(真空容器,真空ポンプ,シール用加熱部等から成る)によって、矢印9のように真空状態にすると共に、開口部端部を加熱融着して融着部10として閉じる。
すると、図3及び図4のように、真空パック袋4の内面が、各小ケース体3の上端縁部3a、及び、ご飯・おかず類2…に上方から密着状となり、ご飯・おかず類2…を独立状に保持して、各小ケース体3内のご飯・おかず類2が内部から外部へ漏れ出るのが、阻止される。よって、一の小ケース体3内のご飯やおかず及びその煮汁等が、他の小ケース体3内のご飯・おかず類2と混合しない。また、大気圧により、真空パック袋4が、各小ケース体3を密封包囲するので、小ケース体3はケース本体1内でがたつかない。
そして、真空パックした上から、上蓋5を被せれば弁当が完成する。上蓋5を被せる前に、補助蓋8を被せても良い。
そして、図1〜図4にて説明したように、真空包装機で真空パック作業を行って、弁当が製造される。防水シート7は、各小ケース体3の上端縁部3a、及び、ご飯・おかず類2…に上方から密着状となる。この防水シート7によって、各小ケース体3内のご飯・おかず類2が漏れ出るのが、一層しっかりと阻止される。
そして、真空パック袋4を、図示省略の真空包装機によって、矢印9のように真空状態にすると共に、開口部端部を加熱融着して融着部10として閉じて、図7の状態にする。
防水シート7は、各小ケース体3の上端縁部3a、及び、ご飯・おかず類2…に上方から密着状となる。また、真空パック袋4の内面が、大気圧により、嵌め蓋6の上面に密着状となって押えつけるので、防水シート7が、各小ケース体3の上端縁部3aと、嵌め蓋6の凹溝6aとで挟持されて、各小ケース体3内のご飯・おかず類2が漏れ出るのが、阻止される。
そして、図1〜図4にて説明したように、真空包装機で真空パック作業を行って、弁当が製造される。
なお、図8,図9の弁当が、図4〜図7にて既述した防水シート7、上蓋5、補助蓋8等を、所望により備えるのもよい。
そして、真空パックによって密封保存するので、ご飯・おかず類2を、衛生的に長持ちさせることができ、劣化しにくい。
また、小ケース体3…は、ケース本体1内に密接状に収納された状態で真空パック袋4で密封包囲されるので、弁当全体が揺れても、小ケース体3がケース本体1内を移動せず、しっかりと元の状態に保持できる。
また、電子レンジで温める際に、真空パック袋4を外して、温めたくないもの(果物等)の小ケース体3を、容易に取出すことができる。
また、複数の小ケース体3…を詰め替えする作業をすればよいので、仕切りが形成されたケース本体に比べ、容易に弁当詰め作業を行えて、効率がよい。
また、弁当を縦にしておくことができるので、業者や購入者にとって持ち運びに便利である。
さらに、小ケース体3の上端縁部3aが、ケース本体1の上端縁部1aよりも高くなるように設定されているので、真空パック袋4の内面が、各小ケース体3の上端縁部3aにしっかりと密着して、小ケース体3内から、ご飯・おかず類2が漏れ出るのを、確実に阻止できる。
また、複数の小ケース体3…を詰め替えする作業をすればよいので、仕切りが形成されたケース本体に比べ、容易に弁当詰め作業を行えて、効率がよい。
また、弁当を縦にしておくことができるので、業者や購入者にとって持ち運びに便利である。
さらに、小ケース体3の上端縁部3aが縦断面においてアール状に形成されているので、真空パック袋4の内面が、各小ケース体3の上端縁部3aにしっかりと密着して、小ケース体3内から、ご飯・おかず類2が漏れ出るのを、確実に阻止できる。
また、複数の小ケース体3…を詰め替えする作業をすればよいので、仕切りが形成されたケース本体に比べ、容易に弁当詰め作業を行えて、効率がよい。
また、弁当を縦にしておくことができるので、持ち運びに便利である。
そして、真空パックによって密封保存するので、ご飯・おかず類2を、衛生的に長持ちさせることができ、劣化しにくい。
さらに、内装ケース体18の仕切り壁部19及び外周壁部20の各上端縁部19a,20aが、ケース本体1の上端縁部1aよりも高くなるように設定されているので、真空パック袋4の内面が、各上端縁部19a,20aにしっかりと密着して、各収納空間22内から、ご飯・おかず類2が漏れ出るのを、確実に阻止できる。
そして、真空パックによって密封保存するので、ご飯・おかず類2を、衛生的に長持ちさせることができ、劣化しにくい。
さらに、ケース体11の仕切り壁部12の上端縁部12aが、ケース体11の外周壁部15の上端縁部15aよりも高くなるように設定されているので、真空パック袋4の内面が、各上端縁部12a,15aにしっかりと密着して、各収納空間16内から、ご飯・おかず類2が漏れ出るのを、確実に阻止できる。
1a 上端縁部
2 ご飯・おかず類
3 小ケース体
3a 上端縁部
4 真空パック袋
11 ケース体
12 仕切り壁部
12a 上端縁部
15 外周壁部
15a 上端縁部
18 内装ケース体
19 仕切り壁部
19a 上端縁部
20 外周壁部
20a 上端縁部
Claims (5)
- 上方開口状ケース本体(1)と、該ケース本体(1)内に密接状に収納されると共にご飯・おかず類(2)が入れられた複数の上方開口状小ケース体(3)と、内部を真空状態にして該ケース本体(1)及び該複数の小ケース体(3)を密封包囲した真空パック袋(4)と、を備えたことを特徴とする弁当。
- 上方開口状ケース本体(1)と、該ケース本体(1)内に密接状に収納されると共に上端縁部(3a)が該ケース本体(1)の上端縁部(1a)よりも高くなるように設定されご飯・おかず類(2)が入れられた複数の上方開口状小ケース体(3)と、内部を真空状態にして該ケース本体(1)及び該複数の小ケース体(3)を密封包囲した真空パック袋(4)と、を備え、
各上記小ケース体(3)内に入れられたご飯・おかず類(2)が、独立状に保持されたことを特徴とする弁当。 - 上方開口状ケース本体(1)と、上端縁部(3a)が縦断面においてアール状に形成されると共に該ケース本体(1)内に密接状に収納されご飯・おかず類(2)が入れられた複数の上方開口状小ケース体(3)と、内部を真空状態にして該ケース本体(1)及び該複数の小ケース体(3)を密封包囲した真空パック袋(4)と、を備え、
各上記小ケース体(3)内に入れられたご飯・おかず類(2)が、独立状に保持されたことを特徴とする弁当。 - 上方開口状ケース本体(1)と、該ケース本体(1)内に収納されると共に外周壁部(20)を有し該外周壁部(20)の内部に仕切り壁部(19)を有してご飯・おかず類(2)が複数に分けて入れられた上方開口状内装ケース体(18)と、内部を真空状態にして該ケース本体(1)及び該内装ケース体(18)を密封包囲した真空パック袋(4)と、を備え、上記内装ケース体(18)の上記仕切り壁部(19)及び上記外周壁部(20)の各上端縁部(19a)(20a)が、上記ケース本体(1)の上端縁部(1a)よりも高くなるように設定され、
上記内装ケース体(18)内にて上記仕切り壁部(19)で分けられたご飯・おかず類(2)が、独立状に保持されたことを特徴とする弁当。 - 外周壁部(15)と該外周壁部(15)の内部の仕切り壁部(12)とを有して該仕切り壁部(12)にてご飯・おかず類(2)が複数に分けて入れられた上方開口状ケース体(11)と、内部を真空状態にして該ケース体(11)を密封包囲した真空パック袋(4)と、を備え、上記ケース体(11)の上記仕切り壁部(12)の上端縁部(12a)が、上記ケース体(11)の上記外周壁部(15)の上端縁部(15a)よりも高くなるように設定され、
上記ケース体(11)内にて上記仕切り壁部(12)で分けられたご飯・おかず類(2)が、独立状に保持されたことを特徴とする弁当。
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