JPH054667A - 弁当容器及びフイルム - Google Patents

弁当容器及びフイルム

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JPH054667A
JPH054667A JP2216591A JP2216591A JPH054667A JP H054667 A JPH054667 A JP H054667A JP 2216591 A JP2216591 A JP 2216591A JP 2216591 A JP2216591 A JP 2216591A JP H054667 A JPH054667 A JP H054667A
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JP
Japan
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container
inert gas
film
filling
needle
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JP2216591A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Niwa
羽 満 雄 丹
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AWATAKE SHOJI KK
Original Assignee
AWATAKE SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 不活性ガス充填針21を通挿したときには、
容器内部空間を気密に維持して、この充填針から容器内
部空間へ不活性ガスの充填を可能にする一方、不活性ガ
ス充填針21を抜去したときには、容器内部空間を気密
に維持する自己シール性部材11を、弁当容器1をシー
ルするフィルム7に設けてある。また、同様に構成した
積層フィルムから、弁当容器1をシールするフィルム7
を形成してある。 【効果】極めて簡易な充填作業により弁当容器内に不活
性ガスを充填できるため、この充填作業を僅かの時間
(例えば、数秒)で終えることができ、したがって、長
期間保存可能な弁当を大量生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、不活性ガスが充填された
状態において、弁当の味の低下などの変質若しくは腐敗
または変敗などを防止して、弁当内の食物をある程度長
期間保存できる弁当容器及びこれに用いるフィルムに関
する。
【0002】
【発明の技術的背景】旅先、行楽地、職場などにおい
て、弁当を食する機会は多いが、弁当は、特に夏期にお
いては食中毒発生の危険性から、製造後例えば6時間以
内というように一定時間内に食事に供さなければならな
かった。したがって、弁当を製造する側の立場からすれ
ば、その喫食時刻から逆算して一定時間内に弁当を製造
しなければならないことを意味し、その結果、弁当製造
コストの高騰を招くとともに弁当の量産を妨げていた。
また、弁当を食する側の立場からすれば、製造後時間の
経過した弁当は、鮮度、風味、味などが劣化するといっ
た問題もあった。
【0003】そこで、本発明者は、弁当をある程度長期
間保存できるようにするべく鋭意研究を重ねた結果、フ
ィルムによりシールされた弁当容器内に、不活性ガスを
充填し、食物を不活性ガス雰囲気の中で保存することに
より、食物の酸化および呼吸作用を抑制でき、且つ、食
物の水分の蒸発も抑制でき、その結果、食物の腐敗など
を防止するだけでなく、食物の鮮度、風味、香を劣化さ
せることなく、弁当を1カ月程度保存できることを見い
だした。
【0004】しかしながら、この弁当を大量に製造する
場合には、各弁当容器内に不活性ガスを僅かの時間(例
えば、数秒)で充填する必要があるが、この実現が困難
であり、長期間保存可能な弁当を大量生産することが困
難であり、本発明者が考案した上記弁当保存方法も実効
を図ることができなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであって、各弁当容器内に不活性ガスを僅かの時
間(例えば、数秒)で充填するようにし、その結果、長
期間保存可能な弁当を大量生産できる弁当容器を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成するため、第1の本発明
に係る弁当容器およびフィルムでは、不活性ガス充填針
を通挿したときには、容器内部空間を気密に維持して、
この充填針から容器内部空間へ不活性ガスの充填を可能
にする一方、不活性ガス充填針を抜去したときには、容
器内部空間を気密に維持する自己シール性部材を、前記
フィルムに設けてあることを特徴としている。
【0007】また、第2の本発明に係る弁当容器および
フィルムでは、不活性ガス充填針を通挿したときには、
容器内部空間を気密に維持して、この充填針から容器内
部空間へ不活性ガスの充填を可能にする一方、不活性ガ
ス充填針を抜去したときには、容器内部空間を気密に維
持する自己シール性の第1層と、他の樹脂からなる第2
層とを交互に積層した積層フィルムから、前記フィルム
を形成してあることを特徴としている。
【0008】第1および第2の本発明のいずれにおいて
も、上記のような自己シール性部材をフィルムに設けて
いることから、または、上記のような自己シール性の第
1層からフィルムを形成してあることから、不活性ガス
充填針をこの自己シール性部材またはフィルムに通挿し
たときには、弁当容器内の空間からガスを漏洩させるこ
となく、不活性ガスを弁当容器内に充填することができ
る一方、この充填後、不活性ガス充填針を抜去したとき
には、弁当容器内の空間が気密に維持されガスが漏洩す
ることがない。このように、極めて簡易な充填作業によ
り弁当容器内に不活性ガスを充填できるようにしたた
め、この充填作業を僅かの時間(例えば、数秒)で終え
ることができ、したがって、長期間保存可能な弁当を大
量生産することができる。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施例に係る弁当容器を説明する。図1は、本発明の第
1の実施例に係る弁当容器の斜視図、図2は、図1に示
した弁当容器の断面図、図3は、第2の実施例に係るフ
ィルムの断面図である。
【0010】図1に示すように、第1の実施例に係る弁
当容器1は、主食である米飯を盛り付けるための米飯盛
付部2と、おかず、サラダなどを盛り付けるための副食
盛付部3とからなり、主食盛付部2は、本容器1の底壁
から立上げられた壁4により画成されており、同様に、
副食盛付部3は、本容器1の底壁から立上げられた壁5
により画成されている。これらの壁5は、容器1の側壁
よりも低くされている。
【0011】また、本実施例に係る弁当容器1には、そ
の全周にフランジ6が設けられている。このフランジ6
に、弁当容器前面を被覆するフィルム7がシールされて
いる。このシール手段は公知のものであれば良く何等限
定されない。このフィルム7としては、酸素透過性が小
さくしかも安全性に優れたフィルムが好ましく、具体的
にはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリエステルフィルム、プルランフィルムなどを用い
る。これらのうち、プルランフィルムが最も好ましく、
このプルランフィルムは水溶性でゲル形成しない粘性の
多糖体から構成してあり、可食性でしかも酸素透過率が
小さいという特性を有している。しかもこのプルランフ
ィルムは弁当容器1と密に接着することができるため、
シール性に優れているという利点をも有している。また
このプルランフィルムで弁当容器1をシールすれば、弁
当を加熱して暖める際に該フィルムを取り除く際の手間
が省けるという利点もある。
【0012】さて、本実施例では、フィルム7に、自己
シール性部材11,12が設けてある。この自己シール
性部材11は、不活性ガス充填針21を通挿したときに
は、容器1の内部空間を気密に維持して、この充填針2
1から容器1の内部空間へ不活性ガスの充填を可能にす
る一方、不活性ガス充填針21を抜去したときには、容
器1の内部空間を気密に維持する。
【0013】この自己シール性部材11は、具体的に
は、低硬度で粘着性を有する物質であり、食物の安全性
の点も考慮して、例えば、受光接着性の物質、シリコー
ンゴム、シリコーンゲルである。
【0014】同様に、自己シール性部材12は、不活性
ガスを充填するとき、容器1の内部空間から空気を脱気
するためのものであり、空気排出針22を通挿したとき
には、容器1の内部空間を気密に維持する一方、空気排
出針22を抜去したときには、容器1の内部空間を気密
に維持する。この自己シール性部材12も、自己シール
性部材11と同様の材質から形成してある。
【0015】したがって、不活性ガス充填時には、不活
性ガス充填針21および空気排出針22を、各々、自己
シール性部材11,12に通挿する。充填針21および
排出針22の回りは各々自己シール性部材11,12に
より密着してあるため、自己シール性部材11,12の
ところからガスまたは空気が漏れることなく維持された
状態となる。次に、不活性ガス充填針21から不活性ガ
スの充填を開始し、排出針22から容器1の内部の空気
を排出する。これにより、所定時間(数秒)経過後に
は、容器1の内部は、空気から不活性ガスに置換でき
る。その後、充填針21および排出針22を除去する
と、容器1の内部空間は、自己シール性部材11,12
により気密に維持できる。
【0016】このように、本実施例では、極めて簡易な
充填作業により弁当容器1内に不活性ガスを充填できる
ようにしたため、この充填作業を僅かの時間(例えば、
数秒)で終えることができ、したがって、長期間保存可
能な弁当を大量生産することができる。
【0017】また、不活性ガスは、例えば、窒素ガスで
あり、その他のものであっても良いことは、勿論であ
る。要は、食物の酸化、呼吸作用を抑制できるガスであ
れば良い。
【0018】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施例について説明する。図3に示すように、本実施例で
は、弁当容器1をシールするためのフィルム7を、第1
層31と第2層32とを交互に積層した積層フィルムか
ら形成してある。第1層31は、上述した自己シール性
を発揮するシリコーンゴムまたはシリコーンゲルであ
り、第2層32は、PETフィルムである。
【0019】このフィルム7の全体が、不活性ガス充填
針21を通挿したときには、容器1の内部空間を気密に
維持して、この充填針21から容器1の内部空間へ不活
性ガスの充填を可能にする一方、不活性ガス充填針21
を抜去したときには、容器1の内部空間を気密に維持す
ることができる。空気排出針22に対しても同様であ
る。したがって、このフィルム7により弁当容器をシー
ルしておくと、フィルム7のいずれの箇所に、不活性ガ
ス充填針21及び空気排出針22を突き刺したとして
も、不活性ガスを弁当容器1内に充填することができ
る。
【0020】したがって、先の第1の実施例に比べて、
充填針21及び排出針22の位置決めを大雑把に行った
としても、極めて簡易な充填作業により弁当容器1内に
不活性ガスを充填でき、この充填作業を僅かの時間(例
えば、数秒)で終えることができ、したがって、長期間
保存可能な弁当を大量生産することができる。
【0021】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能なことは勿論である。例えば、第1
及び第2の実施例で示したフィルムは、図1に示すよう
に弁当容器1に直接シールするように用いられるだけで
なく、弁当容器を袋状に包むように用いられても良い。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、上記の
ような自己シール性部材をフィルムに設けていることか
ら、または、上記のような自己シール性の第1層からフ
ィルムを形成してあることから、不活性ガス充填針をこ
の自己シール性部材またはフィルムに通挿したときに
は、弁当容器内の空間からガスを漏洩させることなく、
不活性ガスを弁当容器内に充填することができる一方、
この充填後、不活性ガス充填針を抜去したときには、弁
当容器内の空間が気密に維持されガスが漏洩することが
ない。このように、極めて簡易な充填作業により弁当容
器内に不活性ガスを充填できるようにしたため、この充
填作業を僅かの時間(例えば、数秒)で終えることがで
き、したがって、長期間保存可能な弁当を大量生産する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弁当容器の斜視図であ
る。
【図2】図1に示した弁当容器の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るフィルムの断面図
である。
【符号の説明】
1 弁当容器 7 フィルム 11 自己シール性部材 21 不活性ガス充填針

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムによりシールされ食物が盛り付
    けられた容器内部空間へ、不活性ガス充填針を用いて不
    活性ガスを充填するための弁当容器であって、不活性ガ
    ス充填針を通挿したときには、容器内部空間を気密に維
    持して、この充填針から容器内部空間へ不活性ガスの充
    填を可能にする一方、不活性ガス充填針を抜去したとき
    には、容器内部空間を気密に維持する自己シール性部材
    を、前記フィルムに設けてあることを特徴とする弁当容
    器。
  2. 【請求項2】 フィルムによりシールされ食物が盛り付
    けられた容器内部空間へ、不活性ガス充填針を用いて不
    活性ガスを充填するための弁当容器であって、不活性ガ
    ス充填針を通挿したときには、容器内部空間を気密に維
    持して、この充填針から容器内部空間へ不活性ガスの充
    填を可能にする一方、不活性ガス充填針を抜去したとき
    には、容器内部空間を気密に維持する自己シール性の第
    1層と、他の樹脂からなる第2層とを交互に積層した積
    層フィルムから、前記フィルムを形成してあることを特
    徴とする弁当容器。
  3. 【請求項3】 弁当容器をシールし、この弁当容器の内
    部空間に不活性ガスを充填するためのフィルムであっ
    て、不活性ガス充填針を通挿したときには、容器内部空
    間を気密に維持して、この充填針から容器内部空間へ不
    活性ガスの充填を可能にする一方、不活性ガス充填針を
    抜去したときには、容器内部空間を気密に維持する自己
    シール性部材を、具備することを特徴とするフィルム。
  4. 【請求項4】 弁当容器をシールし、この弁当容器の内
    部空間に不活性ガスを充填するためのフィルムであっ
    て、不活性ガス充填針を通挿したときには、容器内部空
    間を気密に維持して、この充填針から容器内部空間へ不
    活性ガスの充填を可能にする一方、不活性ガス充填針を
    抜去したときには、容器内部空間を気密に維持する自己
    シール性の第1層と、他の樹脂からなる第2層とを交互
    に積層した積層フィルムから形成してなることを特徴と
    するフィルム。
JP2216591A 1991-02-15 1991-02-15 弁当容器及びフイルム Pending JPH054667A (ja)

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