JP3112455U - 家具転倒防止器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】3次元の分力を発揮することになり、家具の転倒を防止する家具転倒防止器具を提供する。
【解決手段】家具2の背面後方の壁5の下部に2個の固定具8の間隔を保持して固定する。この各固定具8に非伸張性のベルト16を取り付ける。家具2の天板の前部中央部に中間固定具9を固定する。ベルト16の他端を中間固定具9に通し、更に伸張調整具10を通す。次に家具2を壁5に密着させて伸張調整具10を調整して家具2を固定する。
【選択図】図5
【解決手段】家具2の背面後方の壁5の下部に2個の固定具8の間隔を保持して固定する。この各固定具8に非伸張性のベルト16を取り付ける。家具2の天板の前部中央部に中間固定具9を固定する。ベルト16の他端を中間固定具9に通し、更に伸張調整具10を通す。次に家具2を壁5に密着させて伸張調整具10を調整して家具2を固定する。
【選択図】図5
Description
本考案は、地震等の振動による家具の転倒を防止する器具に関するものである。
従来の家具防止器具には様々な製品が出回っているが、例として以下のような器具がある。
図1に示すように、床(1)に置いた家具(2)の天板と天井(3)との間に突っ張り棒(4)を設けて家具の転倒を防止するものがある。この突っ張り棒(4)は、家具(2)の天板と天井(3)の距離を状況によって調整するために伸張性を持たせ、通常2本使用して家具を固定している。
次に、家具(2)の天板と家具背面の壁(5)の上部とをベルト・鎖類(6)で連結するものがある。これには2方式があって、図2に示すように、家具の天板の前部と壁(5)の上部をベルト・鎖類(6)で連結する方式と、図3に示すように、天板の後部と壁(5)とを連結する方式がある。
図1に示すように、床(1)に置いた家具(2)の天板と天井(3)との間に突っ張り棒(4)を設けて家具の転倒を防止するものがある。この突っ張り棒(4)は、家具(2)の天板と天井(3)の距離を状況によって調整するために伸張性を持たせ、通常2本使用して家具を固定している。
次に、家具(2)の天板と家具背面の壁(5)の上部とをベルト・鎖類(6)で連結するものがある。これには2方式があって、図2に示すように、家具の天板の前部と壁(5)の上部をベルト・鎖類(6)で連結する方式と、図3に示すように、天板の後部と壁(5)とを連結する方式がある。
他に、図4に示すように、家具の天板の後部において、L字金具類(7)を用いて壁(5)に固定する方式があり、家具(2)の側面を壁(5)又は床(1)に固定する。
特開2004−358191 特開2004−194864 特開平11−332680
市販されている家具転倒防止器具の振動試験結果から、震度6程度までの地震であれば使用できることが確認されたが、震度6以上になると家具転倒が発生する器具が出た。製品によっては短時間であれば転倒までには至らず位置がずれてしまうが、概ね長時間の強振動には耐えられない結果となった。
地震による振動は、家具に対して水平2方向と縦方向を合わせて3方向成分があるが、全ての振動に対応できる器具は残念ながら見当たらない。しかし、L字金具類を多用して家具を壁や床に固定すれば確かに転倒は免れるが、美観を損なう結果となり薦めることはできない。然も、金具を家具に何箇所も取り付けることは家具に傷を多く付けることになるので、高級家具には好ましくないと思われる。
家具が転倒する状況は以下の場合が想定される。
先ず、家具の天板と天井を突っ張り棒で固定する方式では、家具の上下振動には強いが、横揺れや前後の揺れの水平成分に対しては弱く、家具が横方向や前にずれた場合は、突っ張り棒が外れてしまう可能性がある。
次に、家具の天板と家具背面の壁とをベルトや鎖類で連結する器具においては、家具の自重を利用する方式であるので、家具に上下振動が加わり横揺れも加わると固定されていない家具の底面が浮き上がり且つ水平方向に移動し傾いてしまって、結果として転倒にも繋がる危険性がある。
家具の天板を壁にL字金具で固定する場合も、家具の底面が床に固定されていなければ家具がずれてしまい危険である。転倒防止のためにL字金具を多用すればよいが、美観を損なうばかりでなく家具を傷つけることになる。更に、金具が多くなれば床や壁の取り付け穴も多くなり、模様替え時の家具の移動が困難にもなってしまう。
地震による振動は、家具に対して水平2方向と縦方向を合わせて3方向成分があるが、全ての振動に対応できる器具は残念ながら見当たらない。しかし、L字金具類を多用して家具を壁や床に固定すれば確かに転倒は免れるが、美観を損なう結果となり薦めることはできない。然も、金具を家具に何箇所も取り付けることは家具に傷を多く付けることになるので、高級家具には好ましくないと思われる。
家具が転倒する状況は以下の場合が想定される。
先ず、家具の天板と天井を突っ張り棒で固定する方式では、家具の上下振動には強いが、横揺れや前後の揺れの水平成分に対しては弱く、家具が横方向や前にずれた場合は、突っ張り棒が外れてしまう可能性がある。
次に、家具の天板と家具背面の壁とをベルトや鎖類で連結する器具においては、家具の自重を利用する方式であるので、家具に上下振動が加わり横揺れも加わると固定されていない家具の底面が浮き上がり且つ水平方向に移動し傾いてしまって、結果として転倒にも繋がる危険性がある。
家具の天板を壁にL字金具で固定する場合も、家具の底面が床に固定されていなければ家具がずれてしまい危険である。転倒防止のためにL字金具を多用すればよいが、美観を損なうばかりでなく家具を傷つけることになる。更に、金具が多くなれば床や壁の取り付け穴も多くなり、模様替え時の家具の移動が困難にもなってしまう。
市販されている家具転例防止器具は、主に家具の自重を利用した器具であるので、家具の自重が消滅するような直下型地震に見られる上下振動には十分な効果を発揮していない。先の阪神大震災は直下型地震であったために家具の多くは転倒をしまった。
本考案は、この結果を踏まえて考案されたものであり、家具の自重に依存しない原理構造とした。
上下振動による家具の持ち上がりを防止するために、家具を下方向へ引く力を持たせる。そのためには、家具をベルトや鎖類で連結して規制すればよく、又、地震による振動は前後左右方向にも働くので家具の前後及び左右方向を規制することが必要となる。
以上、全方向の振動を規制するための単純な構造は、図5に示すように、壁(5)の下部或いは床(1)に固定具(8)を取り付け、更に家具(2)の天板の前部の中央部に中間固定具(9)を設け、ベルト・鎖類(6)で連結すればよい。ベルト・鎖類(6)の緩み調整のために伸張調整具(10)も設ける。
しかし、図6に示すように、概ね家具(2)の奥行きは横幅より短いので、長尺方向には家具(2)の移動は少ないものとして、家具(2)の天板の前部と家具(2)の背面下方の壁(5)或いは床(1)とを一本のベルト・鎖類(6)で連結する簡易型でも十分対応することができる。
本考案は、この結果を踏まえて考案されたものであり、家具の自重に依存しない原理構造とした。
上下振動による家具の持ち上がりを防止するために、家具を下方向へ引く力を持たせる。そのためには、家具をベルトや鎖類で連結して規制すればよく、又、地震による振動は前後左右方向にも働くので家具の前後及び左右方向を規制することが必要となる。
以上、全方向の振動を規制するための単純な構造は、図5に示すように、壁(5)の下部或いは床(1)に固定具(8)を取り付け、更に家具(2)の天板の前部の中央部に中間固定具(9)を設け、ベルト・鎖類(6)で連結すればよい。ベルト・鎖類(6)の緩み調整のために伸張調整具(10)も設ける。
しかし、図6に示すように、概ね家具(2)の奥行きは横幅より短いので、長尺方向には家具(2)の移動は少ないものとして、家具(2)の天板の前部と家具(2)の背面下方の壁(5)或いは床(1)とを一本のベルト・鎖類(6)で連結する簡易型でも十分対応することができる。
従来の家具転倒防止器具は、家具の上部と壁とをベルトや鎖で連結して転倒を防止する手段であり、横揺れには効果はあるが、直下型地震のような上下振動が強い場合は家具が浮き上がり位置がずれてしまう可能性が高い。家具には様々な種類があるが、重い家具であっても強度の上下振動に見舞われると浮き上がってしまう。一度浮き上がってしまえば、横揺れによって設置場所がずれてしまい、この現象が繰り返されると転倒する場合もある。そこで、どのような揺れが来ても転倒させないためにはL字金具を多用して固定するしか方法はなかった。
しかし、本考案の器具の特長は、以下の通りである。
先ず、図5の第1実施例について説明する。
家具(2)の天板の前部の中央部に中間固定具(9)を設け、この中間固定具(9)を中心として家具(2)の背面下部の壁(5)或いは床(1)に間隔を保持して固定具(8)を2箇所に設ける。次に、この2箇所の固定具(8)と家具上部の中間固定具(9)とをベルト・鎖類(6)で連結し、伸張調整具(10)で緩みを取り去る。
この実施例を力学的に検証する。
先ず、家具(2)の側面から見た状態を図7に示すが、ベルト・鎖類(6)の張力(11a)は垂直方向の垂直分力(12a)と水平方向の水平分力(13a)にベクトル分解することができる。すると、垂直分力(12a)は家具(2)の底面において家具(2)を下方に引き戻す加重(14)となって益々家具(2)の底面と床(1)との摩擦力を増強する効果を生み、家具(2)がずれにくくする。一方、水平分力(13a)は家具(2)を壁(5)の方へ引き戻す牽引力(15)となるので転倒防止効果を生むことになる。
次に、家具(2)を上部から見た状態を示す図8を説明する。
壁(5)或いは床(1)に固定した2箇所の固定具(8)は離れているので、張力(11b)は壁(5)に垂直な垂直分力(12b)と壁に平行な水平分力(13b)にベクトル分解することができる。垂直分力(12b)は家具(2)を壁(5)に引き戻す牽引作用を生み、水平分力(13b)は家具(2)の横揺れに因るずれを防止する効果を生じる。
以上により、本考案の器具は3次元の分力を発揮することになり、家具の転倒を防止する効果を奏する。
しかし、本考案の器具の特長は、以下の通りである。
先ず、図5の第1実施例について説明する。
家具(2)の天板の前部の中央部に中間固定具(9)を設け、この中間固定具(9)を中心として家具(2)の背面下部の壁(5)或いは床(1)に間隔を保持して固定具(8)を2箇所に設ける。次に、この2箇所の固定具(8)と家具上部の中間固定具(9)とをベルト・鎖類(6)で連結し、伸張調整具(10)で緩みを取り去る。
この実施例を力学的に検証する。
先ず、家具(2)の側面から見た状態を図7に示すが、ベルト・鎖類(6)の張力(11a)は垂直方向の垂直分力(12a)と水平方向の水平分力(13a)にベクトル分解することができる。すると、垂直分力(12a)は家具(2)の底面において家具(2)を下方に引き戻す加重(14)となって益々家具(2)の底面と床(1)との摩擦力を増強する効果を生み、家具(2)がずれにくくする。一方、水平分力(13a)は家具(2)を壁(5)の方へ引き戻す牽引力(15)となるので転倒防止効果を生むことになる。
次に、家具(2)を上部から見た状態を示す図8を説明する。
壁(5)或いは床(1)に固定した2箇所の固定具(8)は離れているので、張力(11b)は壁(5)に垂直な垂直分力(12b)と壁に平行な水平分力(13b)にベクトル分解することができる。垂直分力(12b)は家具(2)を壁(5)に引き戻す牽引作用を生み、水平分力(13b)は家具(2)の横揺れに因るずれを防止する効果を生じる。
以上により、本考案の器具は3次元の分力を発揮することになり、家具の転倒を防止する効果を奏する。
非伸張性素材としてのベルトの一端に固定具を設けたものを2組とし、2組のベルトの他端は中間固定具に取り付け、両固定具の間にベルト類の長さを調節するために調整具を設ける。
家具の天板の前部中央部に中間固定具をネジ止めし、ベルトの他端の2個の固定具を互いに距離を保って家具の背面の壁下部或いは床にネジ止め等で固定する。家具を壁に密着設置し、ベルトが緩まないように伸張調整具で調整する。
簡易型の家具転倒防止器具は、一本のベルトの一端に固定具を設け、家具の背面の壁下部或いは床にネジ止め等で固定する。ベルトの他端にも固定具を設けて天板の前部中央部或いは略中央部にネジ止め等で固定する。このベルトの両端に付く固定具の間にベルト類の長さを調節するために伸張調整具を設ける。家具を壁に密着設置し、ベルトが緩まないように伸張調整具を調整する。ここで、簡易型の家具転倒防止器具は一本のベルトからなるが、本数が増せばそれだけ地震に対する強度は増すが、実験では一本でも十分な効果を発揮することが実証されている。
家具の天板の前部中央部に中間固定具をネジ止めし、ベルトの他端の2個の固定具を互いに距離を保って家具の背面の壁下部或いは床にネジ止め等で固定する。家具を壁に密着設置し、ベルトが緩まないように伸張調整具で調整する。
簡易型の家具転倒防止器具は、一本のベルトの一端に固定具を設け、家具の背面の壁下部或いは床にネジ止め等で固定する。ベルトの他端にも固定具を設けて天板の前部中央部或いは略中央部にネジ止め等で固定する。このベルトの両端に付く固定具の間にベルト類の長さを調節するために伸張調整具を設ける。家具を壁に密着設置し、ベルトが緩まないように伸張調整具を調整する。ここで、簡易型の家具転倒防止器具は一本のベルトからなるが、本数が増せばそれだけ地震に対する強度は増すが、実験では一本でも十分な効果を発揮することが実証されている。
本考案の第1実施例を図9で説明するが、家具の背面の壁を示す図5と共に説明する。
家具(2)の背面後方の壁(5)の下部に2個の固定具(8)の間隔を保持して固定する。この各固定具(8)に非伸張性のベルト(16)を取り付ける。家具(2)の天板の前部中央部に中間固定具(9)を固定する。この場所は、限定しないが左右の中間点に固定するとよい。ベルト(16)の他端を中間固定具(9)に通し、更に伸張調整具(10)を通す。次に家具(2)を壁(5)に密着させて伸張調整具(10)を調整して家具(2)を固定する。
家具(2)の背面後方の壁(5)の下部に2個の固定具(8)の間隔を保持して固定する。この各固定具(8)に非伸張性のベルト(16)を取り付ける。家具(2)の天板の前部中央部に中間固定具(9)を固定する。この場所は、限定しないが左右の中間点に固定するとよい。ベルト(16)の他端を中間固定具(9)に通し、更に伸張調整具(10)を通す。次に家具(2)を壁(5)に密着させて伸張調整具(10)を調整して家具(2)を固定する。
図10は固定具(8)を示す図である
固定具(8)の素材は限定しないが、堅牢な素材であれば特に限定しない。固定具(8)の3個の長孔(17)を設ける。この長孔(17)にベルト(16)を通してベルトが脱落しないように固定する。また、ベルト(16)の固定方法を変えると長孔(17)の数を3個以外にすることも可能である。
孔(18)は、固定具(8)を家具(2)や壁(5)或いは床(1)にネジ止めするためのネジ類の貫通孔である。
固定具(8)の素材は限定しないが、堅牢な素材であれば特に限定しない。固定具(8)の3個の長孔(17)を設ける。この長孔(17)にベルト(16)を通してベルトが脱落しないように固定する。また、ベルト(16)の固定方法を変えると長孔(17)の数を3個以外にすることも可能である。
孔(18)は、固定具(8)を家具(2)や壁(5)或いは床(1)にネジ止めするためのネジ類の貫通孔である。
図11は、伸張調整具(10)を示す図である。
長孔(17)にベルト(16)を通してベルト(16)を緩みなく張るための器具であり、通称はバックルと称される。
長孔(17)にベルト(16)を通してベルト(16)を緩みなく張るための器具であり、通称はバックルと称される。
図12は、中間固定具(9)を示す図である。
中間固定具(9)の素材は限定しないが、堅牢な素材であれば特に限定しない。
中間固定具(9)には2箇所に長孔(17)設け、この長孔(17)にそれぞれベルト(16)を通す。但し、長孔(17)の数は本図においては片方のベルト(16)に対して1個としているが、ベルト(16)の通し方に依存するので数は限定しない。
孔(18)は固定具(8)を家具(2)或いは壁(5)或いは床(1)固定するためのネジ類を通す孔(18)である。
中間固定具(9)の素材は限定しないが、堅牢な素材であれば特に限定しない。
中間固定具(9)には2箇所に長孔(17)設け、この長孔(17)にそれぞれベルト(16)を通す。但し、長孔(17)の数は本図においては片方のベルト(16)に対して1個としているが、ベルト(16)の通し方に依存するので数は限定しない。
孔(18)は固定具(8)を家具(2)或いは壁(5)或いは床(1)固定するためのネジ類を通す孔(18)である。
図13は、中間固定具(9)の別の形状を示す図である。
本中間固定具(9)には折り曲げ部(19)があり、家具(2)の天板前部の前面に引っかかるようにする。このような折り曲げ部(19)を設けると、ネジ類に掛かる力を弱めることができるのでネジ類の脱落防止効果が生じる。
また、折り曲げ部(19)の内面に粘着剤や粘着テープ類(20)を付加すれば、ネジ類で固定しなくても軽度の自身であれば十分な効果を発揮する転倒防止器具になる。
本中間固定具(9)には折り曲げ部(19)があり、家具(2)の天板前部の前面に引っかかるようにする。このような折り曲げ部(19)を設けると、ネジ類に掛かる力を弱めることができるのでネジ類の脱落防止効果が生じる。
また、折り曲げ部(19)の内面に粘着剤や粘着テープ類(20)を付加すれば、ネジ類で固定しなくても軽度の自身であれば十分な効果を発揮する転倒防止器具になる。
図14は、中間固定具(9)の別形態の図である。
本実施例は、中間固定具(9)に1個の長孔(17)を設けてベルト(16)を通し、ベルト(16)が動かないように絞り環(21)で保持する方式である。
また、長孔(17)の数を固定具(8)のように増やすとベルト(16)は滑動することなく保持されるので、絞り環(21)は不要となる。
本実施例は、中間固定具(9)に1個の長孔(17)を設けてベルト(16)を通し、ベルト(16)が動かないように絞り環(21)で保持する方式である。
また、長孔(17)の数を固定具(8)のように増やすとベルト(16)は滑動することなく保持されるので、絞り環(21)は不要となる。
本考案の第2実施例を図15に示す。
本考案は、第1実施例の固定具と中間固定具の位置を交換した実施例である。
2個の固定具(8)を家具(2)の天板前部の左右に振り分けて固定し、中心固定具(9)を家具(2)の背面下方の壁(5)或いは床(1)に固定する。ベルト(16)は、第1実施例と同様に用いて家具(2)を固定する。
本実施例においても、張力(11b)が発生するので、壁に対する垂直分力(12b)は、家具(2)を壁(5)に引き戻す牽引力となり、水平分力(13b)は、家具(2)の左右の揺れに対抗する力となる。
本考案は、第1実施例の固定具と中間固定具の位置を交換した実施例である。
2個の固定具(8)を家具(2)の天板前部の左右に振り分けて固定し、中心固定具(9)を家具(2)の背面下方の壁(5)或いは床(1)に固定する。ベルト(16)は、第1実施例と同様に用いて家具(2)を固定する。
本実施例においても、張力(11b)が発生するので、壁に対する垂直分力(12b)は、家具(2)を壁(5)に引き戻す牽引力となり、水平分力(13b)は、家具(2)の左右の揺れに対抗する力となる。
本考案の第3実施例を図16に示す。
本実施例は、第1実施例のベルトの懸架方法を変えた実施例である。
壁(5)に固定した固定具(8)からベルト(16)を略垂直に立ち上げるために、家具(2)の天板後部にガイド(22)を設け、ベルト(16)をこのガイド(22)に沿わせて中間固定具(9)に連結する方法もある。
図17はガイド(22)を示す図であり、家具(2)の天板後部に固定する。
本実施例は、第1実施例のベルトの懸架方法を変えた実施例である。
壁(5)に固定した固定具(8)からベルト(16)を略垂直に立ち上げるために、家具(2)の天板後部にガイド(22)を設け、ベルト(16)をこのガイド(22)に沿わせて中間固定具(9)に連結する方法もある。
図17はガイド(22)を示す図であり、家具(2)の天板後部に固定する。
本考案の第4実施例を図18に示す。
本実施例は、ベルト(16)の両端に固定具(8)を設けた一本ベルト式の器具である。第1乃至第2実施例と同様に伸張調整具(10)でベルト(16)を緩まないように懸架する。家具の背景の様子は図6に示す。
当然の事であるが、本図では器具は一組としているが、数を増やせば更に強力になることは自明である。
本実施例は、ベルト(16)の両端に固定具(8)を設けた一本ベルト式の器具である。第1乃至第2実施例と同様に伸張調整具(10)でベルト(16)を緩まないように懸架する。家具の背景の様子は図6に示す。
当然の事であるが、本図では器具は一組としているが、数を増やせば更に強力になることは自明である。
本考案の第5実施例を図19に示す。
本図は、木製固定具の実施例を示す図である。
図10の固定具(8)を木製台座(23)に固定した木製固定具である。図10の固定具(8)の孔(18)に木ネジ類(24a)を貫通させて木製台座(23)に取り付け、更に木製台座(23)の孔(25)に木ネジ類(24b)を貫通させて家具(2)や壁(5)或いは床(1)に固定する。
本図は、木製固定具の実施例を示す図である。
図10の固定具(8)を木製台座(23)に固定した木製固定具である。図10の固定具(8)の孔(18)に木ネジ類(24a)を貫通させて木製台座(23)に取り付け、更に木製台座(23)の孔(25)に木ネジ類(24b)を貫通させて家具(2)や壁(5)或いは床(1)に固定する。
本考案は、地震発生時における家具類の転倒防止用として利用することができるだけではなく、様々な物品の転倒防止や、物品を搬送する際の転倒防止器具として利用可能である。
1 床
2 家具
3 天井
4 突っ張り棒
5 壁
6 ベルト・鎖類
7 L字金具類
8 固定具
9 中間固定具
10 伸張調整具
11a 張力
11b 張力
12a 垂直分力
12b 垂直分力
13a 水平分力
13b 水平分力
14 加重
15 牽引力
16 ベルト
17 長孔
18 孔
19 折り曲げ部
20 粘着剤や粘着テープ類
21 絞り環
22 ガイド
23 木製台座
24a 木ネジ類
24b 木ネジ類
2 家具
3 天井
4 突っ張り棒
5 壁
6 ベルト・鎖類
7 L字金具類
8 固定具
9 中間固定具
10 伸張調整具
11a 張力
11b 張力
12a 垂直分力
12b 垂直分力
13a 水平分力
13b 水平分力
14 加重
15 牽引力
16 ベルト
17 長孔
18 孔
19 折り曲げ部
20 粘着剤や粘着テープ類
21 絞り環
22 ガイド
23 木製台座
24a 木ネジ類
24b 木ネジ類
Claims (2)
- 非伸縮性のベルト・鎖類の両端に固定具を設け、ベルト・鎖類の中間部にも固定具を設け、ベルト・鎖類の先端の固定具と中心部の固定具との間にベルト・鎖類の伸張調整具を夫々設け、家具背面の壁下部或いは床面に間隔を保持しつつベルト・鎖類の先端固定具を取り付けると共に中心部の固定具を家具の上部前面中央部に固定する手段、若しくはベルト・鎖類の両端の固定具を家具の上部前面の両端近辺に取り付けると共に中心部の固定具を家具背面の壁下部或いは床面に取り付ける手段において、家具の上部後面にベルト・鎖類のガイドを追加可能としたベルト・鎖類の伸張調整具を調整してベルト・鎖類を緩みなく連結することで地震等から家具の転倒を防止する家具転倒防止器具。
- 非伸縮性のベルト・鎖類の一端を家具背面の壁下部或いは床面に取り付く固定具に固着し、該ベルト・鎖類の他端近辺に家具の上部前面に取り付く固定具に取り付け、更に該ベルト・鎖類の伸張調整具を設け、家具の上部前面と家具背面の壁下部或いは床面とをベルト・鎖類で緩みなく連結することで地震等から家具の転倒を防止する家具転倒防止器具。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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