JP3112365B2 - 物体検知システム - Google Patents

物体検知システム

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JP3112365B2 JP05010610A JP1061093A JP3112365B2 JP 3112365 B2 JP3112365 B2 JP 3112365B2 JP 05010610 A JP05010610 A JP 05010610A JP 1061093 A JP1061093 A JP 1061093A JP 3112365 B2 JP3112365 B2 JP 3112365B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重回反射による受波
出力を検知し、その受波出力が存在する期間は、超音波
パルスの送波を停止する超音波検知器を複数備え、すべ
ての超音波検知器で多重回反射による受波出力が検知さ
れなくなった時点に各超音波検知器から超音波パルスを
送波させる同期制御を行う物体検知システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波検知器を図5に示す。この
超音波検知器は、超音波振動子1から間欠的に超音波パ
ルスを送波させ、この超音波振動子1で物体からの反射
波を受波することにより、物体検知を行ういわゆる反射
型になっている。上記超音波振動子1から超音波パルス
を間欠的に送波させる送波手段20は、超音波パルスの
間欠周期を決定する周期信号を発生する周期信号発振回
路2と、周期信号からゲート信号を作成するゲート信号
作成回路3と、ゲート信号から超音波パルスのパルス幅
を決める送波パルス信号を作成する送波パルス作成回路
4と、送波パルス信号に応じて超音波振動子1を駆動す
る駆動信号を発生する駆動信号発振回路5と、この駆動
信号発振回路5の出力を増幅して超音波振動子1を駆動
する送波増幅回路6とで構成してある。
【0003】上記周期信号発振回路2は、一定周期(例
えば、70msec)で図6(a)に示す信号を間欠的に発
生する。なお、図6及び図7における(a)〜(h)は
夫々図5中のa〜hに対応する出力波形を示す。この周
期信号発振回路2の出力からゲート信号作成回路3がゲ
ート信号を作成する。このゲート信号は、送波パルス作
成回路4で超音波パルスのパルス幅を決める送波パルス
信号を作成するために用いられる。また、ゲート信号
は、後述する検知ゲート回路10で物体を検知する検知
領域を決める検知ゲート信号を作成するために用いられ
る。つまり、ゲート信号は、超音波パルスのパルス幅及
び検知ゲート期間を設定するための基本信号として用い
られる。この送波パルス信号を図6(b)に示す。駆動
信号発振回路5は、送波パルス信号が与えられている期
間(矩形波である送波パルス信号がハイレベルの期間)
に、超音波振動子1を駆動する駆動信号を発生する。こ
の駆動信号を送波増幅回路6が増幅し、超音波振動子1
を駆動して超音波パルスを送波させる。
【0004】検知領域内の物体からの反射波により物体
の存在を検知する物体検知処理を行う受波手段21は、
超音波振動子1の出力を増幅する受波増幅回路7と、受
波増幅回路7の出力を検波すると共に波形整形する検波
波形整形回路8と、上記ゲート信号作成回路3の出力で
あるゲート信号から検知領域を決定する検知ゲート信号
を作成する検知ゲート回路9と、上記検波波形整形回路
8の出力と検知ゲート回路9との出力のアンドをとるア
ンド回路10と、アンド回路10の出力を超音波パルス
の間欠周期に相当する期間保持するRSフリップフロッ
プ(F/F)11と、このRSフリップフロップ11の
出力に応じて負荷機器の制御用のリレー13を駆動する
出力回路12とで構成してある。
【0005】上記受波増幅回路7は、図6(d)に示す
超音波振動子1の受波出力を増幅する。この増幅出力を
検波波形整形回路8で検波し、その検波出力を波形整形
して適当な波形(一般的には図6(e)に示す矩形波)
に整形する。ところで、送受波兼用の超音波振動子1で
は、送波手段により超音波振動子1から超音波パルスが
送波されている時点にも受波出力を生じる。また、所望
する検知領域以外の不要な領域からの反射波も受波され
る。そこで、この種の超音波検知器では、有効とする受
波出力(検波波形整形回路8の出力)のみを検知するた
めに検知ゲート期間を設定するようにしてある。この検
知ゲート期間は、検知ゲート回路9で作成される検知ゲ
ート信号によって設定される。つまりは、この検知ゲー
ト信号と検波波形整形回路8の出力とのアンドをアンド
回路10でとることにより、検知ゲート期間内の受波出
力に応じた信号のみを以降の信号処理の対象とすること
により、送波時点の受波出力及び不要領域からの受波出
力を除去する構成としてある。
【0006】RSフリップフロップ11はアンド回路1
0の出力でセットされ、送波パルス作成回路4の出力で
リセットがかかる構成としてある。図6(c)に示す検
知ゲート期間に検波波形整形回路8の出力(図6(d)
のトに対応する同図(e)の出力)が得られたとき、つ
まりは検知領域内に物体が存在するとき、アンド回路1
0の出力が図6(f)に示すようにハイレベルとなり、
これによりRSフリップフロップ11がセットされる。
そして、RSフリップフロップ11のセット状態は、図
6(g)に示すように、次の送波パルス作成回路4から
送波パルス信号(図6(b))が出力されるまで保持さ
れる。つまりは、次の超音波パルスの送波時点までRS
フリップフロップ11はセット状態に保持される。
【0007】出力回路12は、そのRSフリップフロッ
プ11の出力に応じてリレー13を駆動する。例えば、
出力回路12ではRSフリップフロップ11の出力が得
られた時点から図6(h)に示すように所定時間遅延す
る形でリレー13を駆動する。このようにすれば、次に
物体が検知領域に存在する場合にも、継続してリレー1
3を駆動状態にすることができる。
【0008】ところで、この種の超音波検知器から送波
された超音波は物体と超音波検知器との間で多重回反射
される。この多重回反射現象は低温時に音波の減衰が少
ないため顕著となる。図7(d)のホが多重回反射現象
を示す。なお、図6(d)の左側のニが送波時点の受波
出力を示し、トが多重回反射がない場合の受波出力を示
す。ここで、この多重回反射が次の検知ゲート期間まで
継続すると、実際には物体が存在しないにもかかわら
ず、あたかも物体が存在するかのごとく、超音波検知器
が動作してしまう。
【0009】この点を改善する場合には、周期信号発振
回路2の発振周期を長くして多重回反射の影響を受けな
くすればよい。実測によれば、約200msec以上に発振
周期を長くすると、多重回反射の影響を受けなくことが
知られている。しかし、このように超音波パルスの発振
周期を長くすると、特に多重回反射が長く持続すること
がない状況において、応答速度(検知速度)が不必要に
遅くなるという問題がある。
【0010】そこで、多重回反射の影響を除去し、且つ
不必要に応答速度が遅くなることを防止するには、多重
回反射による受波出力(具体的には、検波波形整形回路
8の出力)が存在する期間、周期信号発振回路2の動作
を停止させればよい。いま、図7(c)に示す検知ゲー
ト期間に同図(d)に示すように物体による反射波が受
波され、それにより多重回反射が生じた場合、同図
(e)に示す検波波形整形回路8の出力が生じる。この
ように断続的に検波波形整形回路8の出力が得られてい
る場合には、その検波波形整形回路8の出力に応じて周
期信号発振回路2の発振動作を停止させる。つまり、受
波出力が得られたときには、周期信号発振回路2の発振
を一定期間(少なくとも多重回反射の周期よりも長い期
間)停止させる。これにより、多重回反射による受波出
力のレベルが一定レベル以上であるときには、継続的に
周期信号発振回路2の発振が停止される。
【0011】このようにすれば、多重回反射が生じてい
る間は、超音波検知器の動作を停止させ、誤動作を防止
することができる。しかも、実際の多重回反射現象に基
づいて周期信号発振回路2の発振を停止する期間を決め
ているため、多重回反射現象の減衰が早いときに、不必
要に周期信号発振回路2の発振を停止する期間する期間
が長くなり、応答速度が遅くなるという問題がない。つ
まり、上記超音波検知器の場合には、多重回反射による
受波出力を検知し、その受波出力が存在する期間は、超
音波パルスの送波を停止させるように送波手段20を制
御する送波制御手段としての機能を、周期信号発振回路
2と検波波形整形回路8とが果たす。
【0012】上述した超音波検知器は、小規模の駐車場
などにおける自動扉やシャッタの開閉制御用として用い
られ、極めて有効なものであった。そこで、最近ではこ
の種の超音波検知器を用いたシステムを、大規模駐車場
に用いることが試みられている。従来のこの種の超音波
検知器を用いたシステムの構成を図8に示す。この種の
システムでは、上記超音波検知器を複数用い、夫々の自
動扉やシャッタの開閉制御を行う。このように複数の超
音波検知器において、物体検知を行う場合には、夫々の
超音波検知器の間で相互に干渉するという問題がある。
つまり、夫々の超音波検知器の超音波パルスの送波時点
がまちまちであると、いずれかの超音波検知器から送波
された超音波パルスが、他の超音波検知器の検知ゲート
期間に受波されるという相互干渉を起こす。
【0013】そこで、この相互干渉を防止するために、
図8に示すように、複数の超音波検知器の検波波形整形
回路8の出力を共通接続して同期ラインL1 とし、周期
信号発振回路2の発振周期を同期させる方法が採用され
ている。図9(イ)〜(ハ)は各超音波検知器A1 〜A
3 の夫々の動作波形図を示す。なお、図9のA〜Dは図
8中のA〜Dの各部の波形を示す。図9では、夫々の受
波増幅回路7の出力波形を夫々(イ)〜(ハ)のAに示
し、検波出力をBに示し、波形整形出力をCに、同期出
力をDに示す。なお、検波出力BはトランジスタQによ
り反転さ、検波波形出力CはインバータIでさらに反転
させてある。
【0014】図9の場合には、超音波検知器A3 におけ
る多重回反射の継続時間が最も長くなっている。ここ
で、インバータIの出力である波形整形出力がローレベ
ルとなったとき、同期ラインL1 上の信号Dが同図
(d)に示すようにローレベルとなる。このとき入力に
設けられたナンド回路NANDを介して同期信号Dが周
期信号発振回路2に入力され、各超音波検知器A1 〜A
3 の周期信号発振回路2が周期信号を発生する。つま
り、この場合には、超音波検知器A3 の超音波パルスの
送波周期に同期して、その他の超音波検知器A1 ,A3
が超音波パルスを送波する。これにより、多重回反射の
影響を除去しつつ、且つ複数の超音波検知器の相互干渉
を防止できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に相互干渉を防止するために、超音波パルスの送波時点
に同期をとる構成とすると、いずれかの超音波検知器で
図6(d)のヘで示すような連続ノイズを受波したとき
には、すべての超音波検知器A1 〜A3 で超音波パルス
を送波できなくなる。なお、この種の連続ノイズは、例
えばエアーの吹出音、超音波洗浄機、あるいはインバー
タ機器などから発生する。仮に、この現象が大規模シス
テムで発生すると、システムを構成する超音波検知器の
数が多いため、その動作異常発生時の原因の探索及び正
常化作業に非常に手間がかかるという問題があった。
【0016】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、いずれかの超音波検知
器が連続ノイズで動作異常になっても、すべての超音波
検知器で動作不能となることがない物体検知システムを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、超音波パルスを間欠的に送波する送波
手段と、検知領域内の物体からの反射波により物体の存
在を検知する物体検知処理を行う受波手段と、多重回反
射による受波出力を検知し、その受波出力が存在する期
間は、超音波パルスの送波を停止させるように送波手段
を制御する送波制御手段とからなる超音波検知器を複数
備え、すべての超音波検知器の送波制御手段で多重回反
射による受波出力が検知されなくなった時点で各超音波
検知器から超音波パルスを送波させる同期制御を行う物
体検知システムにおいて、受波状態が一定期間以上継続
したとき、自己の動作を停止させる動作停止手段を各超
音波検知器に設けてある。
【0018】なお、具体的には、送波制御手段の出力を
一体的に接続して同期ラインとし、すべての超音波検知
器の送波制御手段で多重回反射による受波出力が検知さ
れなくなった時点に各超音波検知器から超音波パルスを
送波させる同期制御を行い、受波状態が一定期間以上継
続したことを検知する検知手段と、この検知手段で受波
状態が一定期間以上継続していることが検知されている
期間、上記同期ラインを切り離す切離手段とで上記動作
停止手段を構成すればよい。
【0019】また、受波状態が一定期間以上継続したこ
とを検知する検知手段と、この検知手段の出力で自己の
電源ラインを遮断して電源の供給を停止させる電源遮断
手段とで上記動作停止手段を構成してもよい。さらに、
動作停止手段による動作停止状態を報知する報知手段を
設けることが好ましい。
【0020】
【作用】本発明は、上述のように受波状態が一定期間以
上継続したとき、自己の動作を停止させる動作停止手段
を各超音波検知器に設けることにより、例えば連続ノイ
ズによって受波状態が一定期間以上継続するという異常
状態を来した超音波検知器は動作を停止させ、その動作
異常となった超音波検知器を実質的にシステムから切り
離し、残りの正常状態にある超音波検知器の動作に影響
を与えないようにし、すべての超音波検知器が動作不能
となることを防止する。
【0021】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。本実施例は
基本的には従来技術の項で説明した超音波検知器を基本
とするもので、本実施例の特徴とするところは、検波波
形整形回路8のインバータIの出力Cが一定時間ハイレ
ベルであること、つまりは受波状態が一定時間以上継続
していることを監視する検知手段としての状態監視回路
14と、同期ラインL1 と周期信号発振回路2の入力と
の間に挿入され上記状態監視回路14によりオン,オフ
制御される切離手段としてのスイッチ手段15とを新た
に設けてある点に特徴がある。
【0022】いま、図2(イ)に示すように超音波検知
器A1 で連続ノイズが受波されたとすると、そのとき検
波波形整形回路8の出力はハイレベル状態に保持され
る。ここで、図2のAでは超音波パルスの送波(この超
音波パルスの受波出力をニで示す)後に一定時間だけ受
波出力の生じない時点があるが、この期間は検波波形整
形回路8のコンデンサC1 の両端電圧がインバータIの
しきい値電圧を越えない。このため、超音波パルスの送
波後継続して検波波形整形回路8の出力はハイレベル状
態を維持する。そして、この期間が状態監視回路14に
設定された一定時間に達すると、状態監視回路14はス
イッチ手段15をオフとして、同期ラインL1 から周期
信号発振回路2を切り離す。このようにスイッチ手段1
5がオフとなり、超音波検知器A1 の検波波形整形回路
8の出力が同期ラインL1 から切り離されることによ
り、同期ラインL1 はローレベルとなり(同期信号Dが
ローレベルとなり)、その他の超音波検知器A2 などに
は超音波パルスを送波させる同期信号Dが入力され、超
音波検知器A1 以外の超音波検知器A2 が超音波パルス
を送波する。なお、言うまでもないが、超音波検知器A
2 以外にも超音波検知器を備え、それらも超音波パルス
を同時に送波する。つまりは、連続ノイズを受波してい
る超音波検知器A1 以外の超音波検知器は物体検知動作
を再開する。
【0023】このようにすれば、1つの超音波検知器A
1 に連続ノイズが入力された場合にも、その他の超音波
検知器A2 などは通常通りに動作させることができ、す
べての超音波検知器が動作不能となる問題を解消でき
る。ところで、上述の場合には同期ラインL1 から検波
波形整形回路8の出力を切り離す方法であったが、図3
に示すように、夫々の超音波検知器Aに電源ラインL2
から電源を供給する経路にブレーカなどのスイッチ手段
15を設け、検波波形整形回路8の出力が一定期間以上
にハイレベル状態を維持した場合に、状態監視回路14
の出力でスイッチ手段15をオフさせ、超音波検知器A
への電源の供給を停止させるようにしてもよい。この場
合にも、結果的には、電源の供給停止により、検波波形
整形回路8の出力がローレベルになるので、その他の超
音波検知器は通常通りに動作させることができる。ここ
で、この種の超音波検知器に電源の供給状態を示す通電
表示ランプなどの表示手段を備えておれば、その表示手
段の消灯からその超音波検知器の異常を容易に判別で
き、メンテナンス時に異常の発見が容易となる利点があ
る。
【0024】なお、図1の回路において、図4に示すよ
うに、上記状態監視回路14でスイッチ手段15をオフ
したときに、その制御状態を表示する発光ダイオードや
ブザーなどの異常報知手段16を設ければ、異常の発生
を容易に検知できて好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように、超音波パルスを
間欠的に送波する送波手段と、検知領域内の物体からの
反射波により物体の存在を検知する物体検知処理を行う
受波手段と、多重回反射による受波出力を検知し、その
受波出力が存在する期間は、超音波パルスの送波を停止
させるように送波手段を制御する送波制御手段とからな
る超音波検知器を複数備え、すべての超音波検知器の送
波制御手段で多重回反射による受波出力が検知されなく
なった時点で各超音波検知器から超音波パルスを送波さ
せる同期制御を行う物体検知システムにおいて、受波状
態が一定期間以上継続したとき、自己の動作を停止させ
る動作停止手段を各超音波検知器に設けてあるので、例
えば連続ノイズによって受波状態が一定期間以上継続す
る異常状態を来した超音波検知器は動作を停止させるこ
とができ、このためその超音波検知器を実質的にシステ
ムから切り離し、残りの正常状態にある超音波検知器の
動作に影響を与えないようにでき、すべての超音波検知
器が動作不能となることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成を示す回路図であ
る。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】他の実施例の回路図である。
【図4】さらに他の実施例の要部構成を示す回路図であ
る。
【図5】従来の超音波検知器の回路図である。
【図6】連続ノイズの受波時の動作説明図である。
【図7】多重回反射の発生時の動作説明図である。
【図8】従来システムの要部構成を示す回路図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
2 周期信号発振回路 8 検波波形整形回路 14 状態監視回路 15 スイッチ手段 20 送波手段 21 受波手段 L1 同期ライン A1 〜A3 超音波検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波パルスを間欠的に送波する送波手
    段と、検知領域内の物体からの反射波により物体の存在
    を検知する物体検知処理を行う受波手段と、多重回反射
    による受波出力を検知し、その受波出力が存在する期間
    は、超音波パルスの送波を停止させるように送波手段を
    制御する送波制御手段とからなる超音波検知器を複数備
    え、すべての超音波検知器の送波制御手段で多重回反射
    による受波出力が検知されなくなった時点で各超音波検
    知器から超音波パルスを送波させる同期制御を行う物体
    検知システムにおいて、受波状態が一定期間以上継続し
    たとき、自己の動作を停止させる動作停止手段を各超音
    波検知器に設けて成ることを特徴とする物体検知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 送波制御手段の出力を一体的に接続して
    同期ラインとし、すべての超音波検知器の送波制御手段
    で多重回反射による受波出力が検知されなくなった時点
    に各超音波検知器から超音波パルスを送波させる同期制
    御を行い、受波状態が一定期間以上継続したことを検知
    する検知手段と、この検知手段で受波状態が一定期間以
    上継続していることが検知されている期間、上記同期ラ
    インを切り離す切離手段とで上記動作停止手段を構成し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の物体検知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 受波状態が一定期間以上継続したことを
    検知する検知手段と、この検知手段の出力で自己の電源
    ラインを遮断して電源の供給を停止させる電源遮断手段
    とで上記動作停止手段を構成して成ることを特徴とする
    請求項1記載の物体検知システム。
  4. 【請求項4】 動作停止手段による動作停止状態を報知
    する報知手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記
    載の物体検知システム。
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