JP3112055U - 電子デバイスのトランスポートロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データがトランスポートを介して不当に取得されることを防ぐトランスポートロック装置を提供する。
【解決手段】 キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端をトランスポートの開口端と揃える。
【選択図】 図1

Description

この考案は電子デバイスのトランスポートをロックする電子デバイスのトランスポートロック装置に関する。
目下、電子デバイスには、例えばUSBなどのトランスポートを伝送インターフェースとする記憶装置が設けられている。係るデバイスは技術の向上にともない機能が増強され、容量も増加している。
しかしながら、電子デバイスに関する技術の急速な発展によって使用ますます便利になる反面、他人によってデータを不当に複製されるなどの多くの問題が派生している。かかる欠点を如何に防ぐことが一つの課題となっている。
この考案は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、データがトランスポートを介して不当に取得されることを防ぐ電子デバイスのトランスポートロック装置を提供することにある。
本考案者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端をトランスポートの開口端と揃えるトランスポートロック装置の構造によって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。
すなわち、本考案に係る電子デバイスのトランスポートロック装置は、キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端をトランスポートの開口端と揃えることを特徴とする。
本考案に係るトランスポートロック装置において、キャリアが上ハウジング、と下ハウジングと、及び蓋体とを含むことが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、蓋体内にロック部材を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、操作部材に突起柱を形成し、該突起柱が該被動部材に形成するスライド溝に連結する被動部材が、該キャリア上に組みつけられることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材上に少なくとも一以上の凸部を設ける被動部材に被動体を設ける接触部に係合部を設ける被動部材上に少なくとも一以上の凹部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材に被動体を設ける被動体に係合部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、ロック部材上に接触部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、ロック部材が接合体と当止部材とを含むことが好ましい。
また、本考案に係る電子デバイスのトランスポートロック装置は、キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端がトランスポートの開口端より内側に位置して凹状を形成することに特徴がある。
本考案に係るトランスポートロック装置において、キャリアが上ハウジング、と下ハウジングと、及び蓋体とを含むことが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、蓋体内にロック部材を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、操作部材に突起柱を形成し、該突起柱が該被動部材に形成するスライド溝に連結することが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材が、該キャリア上に組みつけられることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材上に少なくとも一以上の凸部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材に被動体を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、接触部に係合部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材上に少なくとも一以上の凹部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動部材に被動体を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、被動体に係合部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、ロック部材上に接触部を設けることが好ましい。また、本考案に係るトランスポートロック装置において、ロック部材が接合体と当止部材とを含むことが好ましい。
以上説明したように、本考案に係るトランスポートロック装置は、トランスポートを介して、電子デバイスに設けられる保存装置等から不当にデータを取得する行為を確実に防ぐという利点がある。
以下、この考案に係るトランスポートロック装置を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図3はこの考案に係るトランスポートロック装置を示す図である。この考案に係るトランスポートロック装置は、電子デバイスのトランスポートをロックするものである。電子デバイスとしては、特に限定されず、コンピュータ本体やその周辺機器、デジタルカメラ等の携帯電子機器等である。トランスポートとしては、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス等である。この考案の形態ではトランスポートがUSBインターフェイス(レセプタクルということがある。)である場合について説明する。
この考案に係るトランスポートロック装置は、図1〜図3に示すように、キャリア11に操作部材111を設け、この操作部材111が少なくとも一以上の被動部材112を備え、この被動部材112上にロック部材114を組み付け、被動部材112を介してこのロック部材114を電子デバイスに設けたトランスポート115内に単独で組み付け、且つ該ロック部材114の末端114cをトランスポート115の開口端115aと揃える構成か、または、ロック部材114の末端114cがトランスポート115の開口端115aより内側に位置して凹状を形成する構成によって、トランスポート115を介して不当にデータを取得する行為を防ぐものである。
キャリア11は、上ハウジング11aと下ハウジング11bと蓋体11cとからなる。上ハウジング11aは、凹状に形成されている。上ハウジング11a内には、その内部を長手方向に下ハウジング11bが組み付けられる下ハウジング部11jと蓋体11cが組み付けられる蓋体部11kとの2つに仕切る仕切壁11mが設けられている。上ハウジング11aの蓋体部11k側の端部には、口状の凹部11fが設けられている。上ハウジング11aの下ハウジング部11j側の端部には、上方が開口され、中央に仕切11oを有する上凹部11nが設けられている。また、上ハウジング11aの下ハウジング部11jの縁部は、下ハウジング11bを嵌合させるために段状に形成されている。下ハウジング部11j内の両側部近傍には、側部に沿って延びて対向する摺動板11pがそれぞれ設けられている。これら摺動板11pには、2つの略半円状の凹部(第1凹部11qと第2凹部11r)がそれぞれ対向した位置に設けられている。下ハウジング部11j内の摺動板11p間の略中央部には、その長手方向に延びるほぼ長円状の操作貫通孔11dが設けられている。また、下ハウジング部11j内の仕切壁11mの近傍には、円筒状の取付部11sがその幅方向に2つ並設されている。
下ハウジング11b及び蓋体11cは、上ハウジング11aを2つに分割した形状に形成されている。下ハウジング11bは、凹状に形成されている。下ハウジング11bの上凹部11nと対向する側の端部(第1端部ということがある。)には、その上凹部11nとで被動部材貫通孔(図示せず)を形成するための上方が開放された下凹部11tが設けられている。下ハウジング11bの残りの端部(第2端部ということがある。)の外面の両側部近傍には、係合部11iがそれぞれ突出している。下ハウジング11b内の下凹部11t近傍には、凹溝11gが設けられている。
下ハウジング11b内の上ハウジング11aの取付部11sと対向する箇所には、支軸11eがそれぞれ突出しており、取付部11s内に支軸11eを挿入すると共に下ハウジング部11jの縁部に下ハウジング11bの縁部を嵌合することにより、上ハウジング11aに下ハウジング11bが組み付けられるようになっている。これらの上ハウジング11aと下ハウジング11bとの間に、操作部材111と被動部材112が移動可能に設けられている。また、下ハウジング11b内の支軸11eと第1端部との略中央部には、その長手方向に延びる略長円状の操作凹部11uがそれぞれ設けられている。
蓋体11cは、下ハウジング11b側の端部が開口された凹状に形成されている。蓋体11cの開口された端部近傍には、係合部11iと係合する支持部11hが設けられていると共に、蓋体11cの残りの端部内には、凹部11fと係合する凸部11vが設けられており、蓋体11cが上ハウジング11a及び下ハウジング11bに着脱可能に取り付けられるようになっている。また、蓋体11cは、その内部にロック部材114を収容するためのロック部材収容部11wが設けられている。
操作部材111は、上ハウジング11aと下ハウジング11bとの間にその長手方向に移動可能に設けられている。操作部材111は、略矩形板状に形成されている。操作部材111の両側部は、上ハウジング11a側に折り曲げられて略コ字状に形成されている。操作部材111の幅は、両側部が摺動板11pに摺接して操作部材111が上ハウジング11a内をその長手方向に移動し得るような寸法で形成されている。操作部材111の両側部の外表面には、第1凹部11q又は第2凹部11rに係合する略半円状の操作凸部111cがそれぞれ設けられている。この操作凸部111cが第1凹部11qと係合して一対の被動部材112を開成状態に保持する開成位置と操作凸部111cが第2凹部11rと係合して一対の被動部材112を閉成状態に保持する閉成位置とを形成するように操作部材111が上ハウジング11aと下ハウジング11bとの間にその長手方向に移動可能に設けられている。操作部材111の上ハウジング11a側の表面の略中央部には、操作貫通孔11dを貫通して先端が上ハウジング11aの外表面から突出して操作部材111を移動させる操作部111bが設けられている。また、操作部材111の下ハウジング11b側の表面の略中央部であって両側部近傍の箇所には、下ハウジング11bの操作凹部11uに挿入して係合する断面円形状の突起柱111aがそれぞれ突出している。
被動部材112は、操作部材111と下ハウジング11bとの間に移動可能に設けられている。被動部材112は、支軸11eを軸に回動可能に一対設けられている。被動部材112は、キャリア11の長手方向に延び、上ハウジング11aと下ハウジング11bとの間に位置される基部112fと、被動部材貫通孔から延びる係合部112gとからなる。基部112fは、キャリア11の長手方向に延び、角部がR状の細長の略矩形板状に形成されている。蓋体11c側の基部112fの端部(第1端部ということがある。)近傍には、支軸11eが挿通する軸支孔112dが設けられており、被動部材112が支軸11eを軸に回動可能に設けられている。また、基部112fには、その長手方向に延び、突起柱111aが挿通して移動するスライド溝112aが設けられている。スライド溝112aは、軸支孔112d側の端部が例えば下ハウジング11bの側部に近接するように傾斜して形成されている。すなわち、一対の被動部材112に設けられたスライド溝112aは、平面視略ハの字状に形成されている。これにより、操作凸部111cと第1凹部11qとが係合したときには突起柱111aが軸支孔112d側の端部に当接又は近接して一対の係合部112gの先端部間の距離が長いすなわち一対の係合部112gが開いた開成状態になると共に、操作凸部111cと第2凹部11rとが係合したときには突起柱111aが残りの端部(延出部側の端部)に当接又は近接して一対の係合部112gの先端部間の距離が短いすなわち一対の係合部112gが閉じた閉成状態になるようになっている。
係合部112gは、基部112fの第1端部と反対側の端部(第2端部ということがある。)であって他方の係合部112g側の側部側の端部から基部の長手方向に延びて形成されている。係合部112gの長さは、被動部材貫通孔から延び、この延びた部分に被動体113が取り付けられ得る寸法で形成されている。2つの係合部112gの外表面であって他方の係合部112gと対向する側と反対側の外表面には、凸部112bがそれぞれ設けられている。一方の係合部の凸部112bは、係合部112gの先端部近傍に設けられ、この凸部112bと基部との間が凹部112cとして形成されている。他方の係合部112gの凸部112bは、係合部112gの中央部より先端部側に設けられ、この凸部112bと係合部の先端部側との間が凹部112cとして形成されている。
被動体113は、各係合部112gが係合部112g毎に挿入される略矩形状の挿入部113bと、これら挿入部113bの一方の端部(係合部112gが挿入される側の端部)の下端部(下ハウジング11b側の端部)に設けられ、下ハウジング11bの凹溝11gに挿入されて係合する係合片113cとからなる。被動体113の上ハウジング11a側は、挿入部113b間に空間が形成されていると共に、被動体113の下ハウジング11b側の下表面は、平板状に形成されている。この被動体113の一方の端部の下端部が下表面に対して略直交する下方に折り曲げられてからさらに重なるように折り返されて係合片113cが形成されている。この被動体113は、各係合部112gがそれぞれ挿入部113b内に挿入されると共に、係合片113cが凹溝11gに挿入されて係合し、かつ、一方の端部近傍が上ハウジング11aの上凹部11nと下ハウジング11bの下凹部11tとで挟持されるようにキャリア11に設けられる。他方の挿入部113bと反対側の各挿入部113bの外表面には、係合部112gの凸部112bが出没する出没孔113aがそれぞれ設けられている。
この考案に係るトランスポートロック装置は、次のように組み立てられている。まず、操作部111bを上ハウジング11aの操作貫通孔11dに挿入して操作部材111を上ハウジング11aに組み付ける。このとき、操作部111bの操作凸部111cを例えば第2凹部11rに係合させる。また、一対の被動部材112の係合部112gに被動体113の2つの挿入部113bをそれぞれ挿通させた後に、軸支孔112dに支軸11eが挿通されると共に被動体113の係合片113cが凹溝11gに挿入されて係合するように一対の被動部材112を被動体113と共に下ハウジング11bに組み付ける。このとき、一対の被動部材112が閉成状態になるように位置決めする。
位置決め後、この下ハウジング11bを一対の被動部材112及び被動体113と共に上ハウジング11aに組み付ける。すなわち、支軸11eを取付部11s内に挿入すると共に操作部材111の突起柱111aをスライド溝112aを介して操作凹部11uに挿入して係合しつつ、上ハウジング11aの下ハウジング部11jの縁部に下ハウジング11bの縁部を嵌合することにより、上ハウジング11aに下ハウジング11bが組み付けられる。次に、下ハウジング11bの係合部11iと支持部11hとが係合すると共に、上ハウジング11aの凹部11fと凸部11vとが係合するように、蓋体11cを上ハウジング11a及び下ハウジング11bに取り付けることにより、トランスポートロック装置が組み付けられる。なお、蓋体11cを取り付けるときに、ロック部材収容部11wにロック部材114を収容するようにしてもよい。
次に、このトランスポートロック装置を用いてロック部材114を単独で電子デバイスのトランスポート115内に設ける場合について説明する。
まず、操作部111bを被動部材112の係合部112g側に移動させ、一対の被動部材112を閉成状態に保持させる。このとき、操作凸部111cが第2凹部11rと係合して一対の被動部材112がロック状態に保持されている。この状態のまま、一対の被動部材112の係合部112gをロック部材114の当止部材114bの開口部からロック部材114内に挿入する。
ロック部材114は、接合体114aと当止部材114bとからなる。接合体114aは、略矩形筒体状に形成されている。接合体114aには、ロック部114fや係合部114dが設けられている。接合体114aには、トランスポート115内に挿入したときにトランスポート115の係合部(図示せず)と係合する係合凹部114gが設けられている。当止部材114bは、接合体114aの一方の開口部から接合体114a内に一部が挿入されると共に、接合体114aの一方の開口部を閉塞する閉塞部である末端114cを有している。末端114cには、接合体114a内に挿入されたときに、接合体114aのロック部や係合部と係合する係合部が設けられている。また、末端114cには、一対の被動部材112を挿入するための開口部が設けられていると共に、この開口部に連通する内部には、被動部材112の係合部の凸部112bが係合する係合部(図示せず)が設けられている。
そして、一対の被動部材112の係合部112gを当止部材114bの開口部からロック部材114内に挿入した後に、操作部111bを蓋体11c側にスライド移動するように操作部111bに力を作用させる。これにより、操作凸部111cが第2凹部11rから離脱してその係合が解除されて上ハウジング11a及び下ハウジング11bに対して操作部材111がスライド移動してから、操作凸部111cが第1凹部11qに入り込んで係合して一対の被動部材112が開成状態に保持される。すなわち、操作凸部111cの係合が第2凹部11rから第1凹部11qに切り替わるように操作部材111がスライド移動すると、突起柱111aがスライド溝112a内を蓋体11c側に移動する。そのスライド溝112aが傾斜して形成されているために、突起柱111aの移動に伴ってスライド溝112aを介して一対の被動部材112が支軸11eを軸に係合部112gが互いに離間する方向に回動して一対の被動部材112が開成状態になると共に、操作凸部111cが第1凹部11qと係合して一対の被動部材112がロック状態に保持される。このとき、被動部材112の係合部112gの凸部112bが被動体113の出没孔113aから突出してロック部材114の係合部に係合して、ロック部材114がトランスポートロック装置に保持される。
次に、保持したロック部材114とトランスポート115の開口端115aとを突き合わせて、トランスポートロック装置をトランスポート115側に移動させつつつロック部材114をトランスポート115内に挿入する。この挿入は、ロック部材114の接合体114aの係合凹部とトランスポート115の係合部と係合するまで行う。このとき、接合体114aの係合凹部の位置及び末端114cの厚さを任意に変えることにより、トランスポート115の開口端115aと末端114cの端面とを図7に示すように揃えたり、図8に示すようにトランスポート115の開口端115aより内側に末端114cの端面を位置させることができる。
ロック部材114をトランスポート115内に挿入した後に、操作部111bを被動部材112の係合部112g側にスライド移動するように操作部111bに力を作用させる。これにより、操作凸部111cが第1凹部11qから離脱してその係合が解除されて上ハウジング11a及び下ハウジング11bに対して操作部材111がスライド移動してから、操作凸部111cが第2凹部11rに入り込んで係合して一対の被動部材112が閉成状態に保持される。すなわち、操作凸部111cの係合が第1凹部11qから第2凹部11rに切り替わるように操作部材111がスライド移動すると、突起柱111aがスライド溝112a内を係合部112g側に移動する。そのスライド溝112aが傾斜して形成されているために、突起柱111aの移動に伴ってスライド溝112aを介して一対の被動部材112が支軸11eを軸に係合部112gが互いに近づく方向に回動して一対の被動部材112が閉成状態になると共に、操作凸部111cが第2凹部11rと係合して一対の被動部材112がロック状態に保持される。このとき、被動部材112の係合部112gの凸部112bが被動体113の出没孔113a内に没入してロック部材114の係合部112gとの係合が解除される。この状態のまま、一対の被動部材112の係合部112g及び被動体113をロック部材114から抜く。これにより、ロック部材114をトランスポート115内に設けることができる。その結果、トランスポート115をロックできるので、データがトランスポート115を介して不当に取得されることを防ぐことができる。
以上はこの考案の好ましい形態であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれも本考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
以上説明したように本考案に係るトランスポートロック装置は、ロック部材をトランスポート内に設けることができるので、データがトランスポートを介して不当に取得されることを防ぐことができる。
この考案に係るトランスポートロック装置の分解図である。 この考案に係るトランスポートロック装置の他の分解図である。 この考案に係るトランスポートロック装置のその他分解図である。 この考案に係る操作部材の動作を示した説明図である。 この考案に係る操作部材の他の動作を示した説明図である。 この考案に係るロック部材とトランスポートを示した説明図である。 この考案に係るロック部材をトランスポートに組み付けた状態を示した説明図である。 この考案の他の実施形態であって、ロック部材をトランスポートに組み付けた状態を示した説明図である。
符号の説明
11 キャリア
11a 上ハウジング
11b 下ハウジング
11c 蓋体
11d 操作貫通孔
11e 支軸
11f 凹部
11g 凹溝
11h 支持部
11i 係合部
111 操作部材
111a 突起柱
112 被動部材
112a スライド溝
112b 凸部
112c 凹部
112d 軸支孔
113 被動体
113a 出没孔
113b 挿入部
113c 係合片
114 ロック部材
114a 接合体
114b 当止部材
114c 末端
114d 係合部
115 トランスポート
115a 開口端

Claims (26)

  1. 電子デバイスのトランスポートのロック装置であって、キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端をトランスポートの開口端と揃えることを特徴とする電子デバイスのトランスポートロック装置。
  2. 前記キャリアが上ハウジング、と下ハウジングと、及び蓋体とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  3. 前記蓋体内にロック部材を設けることを特徴とする請求項2に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  4. 前記操作部材に突起柱を形成し、該突起柱が該被動部材に形成するスライド溝に連結することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  5. 前記被動部材が、該キャリア上に組みつけられることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  6. 前記被動部材上に少なくとも一以上の凸部を設けることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  7. 前記被動部材に被動体を設けることを特徴とする請求項6に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  8. 前記接触部に係合部を設けることを特徴とする請求項7に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  9. 前記被動部材上に少なくとも一以上の凹部を設けることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  10. 前記被動部材に被動体を設けることを特徴とする請求項9に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  11. 前記被動体に係合部を設けることを特徴とする請求項10に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  12. 前記ロック部材上に接触部を設けることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  13. 前記ロック部材が接合体と当止部材とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  14. 電子デバイスのトランスポートのロック装置であって、キャリアに操作部材を設け、該操作部材に少なくとも一以上の被動部材を具え、該被動部材上にロック部材を組み付け、該被動部材を介して該ロック部材を電子デバイスに設けたトランスポート内に単独で組み付け、且つ該ロック部材の末端がトランスポートの開口端より内側に位置して凹状を形成することを特徴とする電子デバイスのトランスポートロック装置。
  15. 前記キャリアが上ハウジング、と下ハウジングと、及び蓋体とを含むことを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  16. 前記蓋体内にロック部材を設けることを特徴とする請求項15に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  17. 前記操作部材に突起柱を形成し、該突起柱が該被動部材に形成するスライド溝に連結することを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  18. 前記被動部材が、該キャリア上に組みつけられることを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  19. 前記被動部材上に少なくとも一以上の凸部を設けることを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  20. 前記被動部材に被動体を設けることを特徴とする請求項19に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  21. 前記接触部に係合部を設けることを特徴とする請求項20に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  22. 前記被動部材上に少なくとも一以上の凹部を設けることを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  23. 前記被動部材に被動体を設けることを特徴とする請求項22に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  24. 前記被動体に係合部を設けることを特徴とする請求項23に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  25. 前記ロック部材上に接触部を設けることを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
  26. 前記ロック部材が接合体と当止部材とを含むことを特徴とする請求項14に記載の電子デバイスのトランスポートロック装置。
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