JP3112021U - 漏洩検出機能付き耐圧ホース - Google Patents

漏洩検出機能付き耐圧ホース Download PDF

Info

Publication number
JP3112021U
JP3112021U JP2005002676U JP2005002676U JP3112021U JP 3112021 U JP3112021 U JP 3112021U JP 2005002676 U JP2005002676 U JP 2005002676U JP 2005002676 U JP2005002676 U JP 2005002676U JP 3112021 U JP3112021 U JP 3112021U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fluid
surface layer
leak detection
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005002676U
Other languages
English (en)
Inventor
道男 山家
守 福盛
Original Assignee
北海電気工事株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 北海電気工事株式会社 filed Critical 北海電気工事株式会社
Priority to JP2005002676U priority Critical patent/JP3112021U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3112021U publication Critical patent/JP3112021U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【課題】 耐圧ホースの内部から高圧流体が外部に漏洩するのを容易に、かつ確実に検出し、また耐圧ホースが予知できない箇所でバーストして高圧流体が飛散するのを防止できる安全性に優れた漏洩検出機能付耐圧ホースを提供する。
【解決手段】 耐圧ホースである油圧ホース1はコアチューブ2と、コアチューブ2の外側に被装する補強層3と、補強層3に被装する表層4とから構成してある。表層4の任意の位置に流体漏出部として切込み5を形成し、切込み5を含む表層4の外周に漏洩流体により膨張する漏洩検出カバー6を密に嵌装してある。
【選択図】 図4

Description

本考案は、油圧機器の作動油を供給する油圧ホース等のように、内部に高圧流体が流動する耐圧ホースに関し、殊に内部から流体が漏洩するのを容易に検出できると共に、流体の飛散を防止できるようにした漏洩検出機能付き耐圧ホースに関する。
一般に、高圧流体を流動させる耐圧ホースは、内部が流路になったコアチューブと、該コアチューブを覆う耐圧性の補強層と、内圧に抗するために収縮力の大きい素材からなり、該補強層を覆う表層とから構成してある。しかし、耐圧ホースは、使用に伴う経年劣化や折り曲げ疲労等が原因でコアチューブや補強層にピンホールや脆弱部位が形成されることは避けられない。
このため高圧流体がコアチューブのピンホールや脆弱部位から補強層側に漏洩し、流体圧により補強層と表層との間に流入することになる。また、補強層に脆弱部位が形成されると、コアチューブは内圧に抗しきれずに亀裂が発生して高圧流体が補強層側に流出し、終には表層との間に流入する現象が生じる。このようにして、漏洩した高圧流体は次第に補強層と表層との間に流入し、流動することになる。他方、表層は内圧に抗するために収縮力の高い素材で形成してあるが、漏洩した流体の量が増大して圧力が高くなると、表層の不特定の位置に形成されている傷やひび割れ、磨耗部等の脆弱な部位に集中し、終には表層を破って外部に噴出し、作業員を汚染したり、負傷させる事故や、周囲に飛散して汚損するといった事故が起きている。
上述した問題を解決するために、コアチューブ(1)が破損した際に、内部流体が耐圧補強層(2)を通過して外被(3)の内周面にまで到達可能となっており、かつ、外被(3)と耐圧補強層(2)との密着力が弱く、内部流体が外被(3)の引張り破断伸度に応じて外被(3)を膨張させつつ耐圧補強層(2)と外被(3)との間を浸透できるようにした流体飛散防止機能付ホースが提案されている(特許文献1)。
特開2002−243070号公報
上述した先行技術は、内部から漏洩する流体を外被(3)の内周面にまで到達可能にし、また耐圧補強層(2)と外被(3)の密着力を弱くすることにより、漏洩した流体を耐圧補強層(2)と外被(3)との間に浸透できるようにすると共に、外被(3)が膨張することによりコアチューブ(1)の破損を外観から判断できるようにした点で、相応の効果を奏するものである。しかし、高圧流体の圧力は使用する機器によって異なるから、耐圧補強層と外被の密着力の程度や、外被は使用に伴って擦傷が形成されるが、目視できない傷があった場合に流体が飛散する箇所を予防することは困難であるといった未解決の問題点がある。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、内部から高圧流体が漏洩するのを容易に、かつ確実に検出することができるし、耐圧ホースが予知できない箇所でバーストして高圧流体が飛散するのを防止することができるので安全性に優れている漏洩検出機能付耐圧ホースを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、コアチューブと、該コアチューブの外側に被装する表層とからなり、該コアチューブ内で高圧流体が流動する耐圧ホースにおいて、前記表層の任意の位置に流体漏出部を形成し、該流体漏出部を含む表層の外周に漏洩流体により膨張する漏洩検出カバーを密に嵌装したものからなる。
そして、前記耐圧ホースは、前記コアチューブと表層との間に補強層が設けたものでもよい。
また、前記流体漏出部は、前記表層に形成した小孔にするとよい。
更に、前記流体漏出部は、前記表層の一部に形成した薄肉部にするとよい。
本考案は上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)コアチューブから漏洩した高圧流体は表層に設けた流体漏出部から漏洩検出カバー内に流入させ、漏洩検出カバーを漏洩流体により膨張させるようにしたから、流体の漏洩を目視によって容易に、かつ確実に検出することができる。
(2)表層に流体漏出部を形成し、コアチューブから漏洩した高圧流体は流体漏出部のみから外部に漏洩させ、流体漏出部は漏洩検出カバーで覆った構成にしたから、表層が予測できない箇所で高圧流体によりバーストして流体が飛散する事態を確実に回避することができ、安全性に優れている。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は長手方向一端側に油圧ポンプ、他端側に油圧機器が接続される耐圧ホースとしての油圧ホース、2は該油圧ホース1を構成し、内部が高圧の作動油の流路2Aになったコアチューブを示し、該コアチューブ2は例えば塩化ビニルにより成形してある。3は該コアチューブ2の外周2Bに被装した補強層で、該補強層3はポリエステル繊維を編成したものからなり、作動油の透過性を有している。4は前記補強層3の外周3Aに被装した表層で、該表層4は、例えばポリウレタンからなっており、作動油の内圧に抗する高い収縮性を有している。
5は前記表層4の任意の位置に形成した流体漏出部としての切込みを示す。該切込み5は表層4の外周4Aから補強層3の外周3Aに達する深さに形成してあるが、開口は流体圧により拡開するので格別大きく形成する必要はない。
6は油圧ホース1に密に嵌装した漏洩検出カバーを示す。該漏洩検出カバー6は、軸方向に離間して肉厚に形成し、油圧ホース1に密に嵌合する口部6A、6Aと、該口部6A、6A間に若干薄肉に形成した膨張部6Bとから略提灯状の形状をなしており、例えばEPゴムのような膨張係数の大きい素材で一体に成形してある。そして、漏洩検出カバー6は前記切込み5を含む表層4の外周4Aに密に嵌装することにより、表層4の外周4Aとの間に切込み5が連通する流体溜り部7が形成してある。
本実施の形態は上述の構成からなるが、次にその作用について説明する。油圧ホース1のコアチューブ2に何らかの原因でピンホールや亀裂が形成されると、図示しない油圧ポンプにより矢示イ方向に流動する作動油は内圧によりピンホール等から補強層3側に漏洩する。漏洩した作動油は、その量が増加するのに伴って補強層3に浸透して表層4の内周4Bにまで到達し、層間を流動するようになる(図3参照)。そして、流動する間に内圧により作動油は表層4の脆弱部位である流体漏出部5に集中し、流体漏出部5から流体溜り部7内に噴出する。そして、流体溜り部7への作動油の流入量が増加するのに伴って膨張部6Bが次第に膨張することにより、作業員は油圧ホース1内で作動油の漏洩が生じていることを目視により確実に検知することができる。
また、本実施の形態の油圧ホース1では、作動油が外部に漏出する切込み5を表層4に積極的に設けたので、表層4に擦傷やひび割れ等の目視できない脆弱部位があっても、漏洩した作動油は切込み5のみから噴出させ、かつ流体溜り部7に収容するので、作業員が噴出する作動油を浴びる事態や、周囲を汚染する事態を確実に防止することができる。
なお、本実施の形態ではコアチューブ2と表層4との間に補強層3を設けた油圧ホース1を例に挙げたが、補強層3のない耐圧ホースにも本考案は適用できるものである。
また、流体漏出部として、補強層3の外周に達する切込み5を設けたが、高圧流体の流体圧により裂開する薄肉部に形成してもよいものである。
更に、本実施の形態では、油圧ホース1と流体として作動油を例に挙げたが、本考案は圧縮空気のような加圧気体を供給する耐圧ホースにも適用できるものである。
本考案の実施の形態に係る漏洩検出型耐圧ホースの構成を示す断面図である。 漏洩検出型耐圧ホースで生じる流体の漏洩現象を示す説明図である。 図2の部分拡大図である。 漏洩検出カバーの膨張状態を示す説明図である。
符号の説明
1 油圧ホース(耐圧ホース)
2 コアチューブ
3 補強層
4 表層
5 切込み(流体漏出部)
6 漏洩検出カバー
6B 膨張部

Claims (4)

  1. コアチューブと、該コアチューブの外側に被装する表層とからなり、該コアチューブ内で高圧流体が流動する耐圧ホースにおいて、前記表層の任意の位置に流体漏出部を形成し、該流体漏出部を含む表層の外周に漏洩流体により膨張する漏洩検出カバーを密に嵌装したことを特徴とする漏洩検出機能付き耐圧ホース。
  2. 前記耐圧ホースは、前記コアチューブと表層との間に補強層が設けてあることを特徴とする請求項1記載の漏洩検出機能付き耐圧ホース。
  3. 前記流体漏出部は、前記表層に形成した小孔であることを特徴とする請求項1記載の漏洩検出機能付き耐圧ホース。
  4. 前記流体漏出部は、前記表層の一部に形成した薄肉部であることを特徴とする請求項1記載の漏洩検出機能付き耐圧ホース。

JP2005002676U 2005-04-27 2005-04-27 漏洩検出機能付き耐圧ホース Expired - Lifetime JP3112021U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002676U JP3112021U (ja) 2005-04-27 2005-04-27 漏洩検出機能付き耐圧ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002676U JP3112021U (ja) 2005-04-27 2005-04-27 漏洩検出機能付き耐圧ホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3112021U true JP3112021U (ja) 2005-07-28

Family

ID=43274459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005002676U Expired - Lifetime JP3112021U (ja) 2005-04-27 2005-04-27 漏洩検出機能付き耐圧ホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3112021U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189198A (ja) * 2011-02-23 2012-10-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧配管の保護カバー
KR101218049B1 (ko) * 2012-05-16 2013-01-03 임종태 유체 이송용 호스 조립체

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189198A (ja) * 2011-02-23 2012-10-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧配管の保護カバー
KR101218049B1 (ko) * 2012-05-16 2013-01-03 임종태 유체 이송용 호스 조립체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070093158A1 (en) Elastomeric damage-control barrier
JP3112021U (ja) 漏洩検出機能付き耐圧ホース
EP2564106A1 (en) A hose shroud
US6971401B1 (en) Protective cover for valve stems and the like
JP3380567B2 (ja) 漏洩検知ホース
JP5627046B1 (ja) 埋設管の水密性検査方法
JPH10504901A (ja) パイプライン、特に下水パイプラインシステムのシール性を監視する方法並びにこの方法を実施する装置
KR200316886Y1 (ko) 가스누출차단용 클램프
JP3565576B2 (ja) 液体輸送用ホースラインの異常検出方法及び装置
US9903521B2 (en) Upstream pipe plug
JP5302152B2 (ja) 管継ぎ手
EP3255333A1 (en) Improvements in or relating to oil flow control by deflection
JP2005233414A (ja) ホース継手構造
JP5845948B2 (ja) ワイヤーハーネス、グロメットの止水検査方法及びグロメット止水検査装置
JPH0311516Y2 (ja)
JP2006117255A (ja) 二重殻タンク
JP3251384B2 (ja) 管路分岐部の補修方法およびその補修具
JP6495269B2 (ja) 押し棒小穴付きシリンダーヘッドガスケット
JP3240331U (ja) 漏洩検知装置
JP6881099B2 (ja) 高圧タンク
KR101005062B1 (ko) 굴삭기의 선회 감속기용 오일 레벨 점검 장치
JP4663890B2 (ja) 流体飛散防止機能付ホース
JP3025102B2 (ja) 補強ゴムホース
JP3812778B2 (ja) ピンホール検査方法
US5577862A (en) Underground containment for fluid systems

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615

Year of fee payment: 4

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term