JP3111912U - 軸だぼ及び建築用接合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造で機械的強度を向上させることの可能な軸だぼ及び建築用接合金具の提供。
【解決手段】建築用接合金具2は、ボルト孔32を穿設し、さらに、円筒部材が貫通する円筒部材用孔36を穿設した固定板31,及び,連結孔34が穿設され、固定板31から突設された一対の対向した連結板33を有する受け金具3と、円筒部材用孔を貫通して柱に嵌入される、ボルト41が挿入される円筒部材及びこの円筒部材が固定され、かつ、ボルト孔が穿設された、上下方向に長い平板部材を有する軸だぼ1とを具備している。
【選択図】図1

Description

本考案は、軸だぼ及び建築用接合金具に関し、特に、単純な構造で接合強度を向上させることの可能な軸だぼ及び建築用接合金具に関する。
従来、梁等の横木部材と柱等の縦木部材を接合する建築用木部材の接合方法として、ほぞ加工やぬき加工を木材に施し、これら木材どうしを組み合わせて接合する方法が用いられてきた。
近年では、建築用接合金具を用いて横木部材と縦木部材を接合すると、木材どうしを組み合わせて接合するより強固に接合でき、かつ、施工現場での作業効率を向上させることができることから、様々な構造の建築用接合金具が提案されている。
たとえば、特許文献1には、建築用木材どうしを連結する連結金具に使用される連結金具用座金であって、座金本体に、建築用木材に形成された係合凹部に係合し、かつ、建築用木材に穿設されたボルト挿通孔と連通する連通内孔を有する係止筒部を突設した連結金具用座金の技術が開示されている。
この技術によれば、連結ボルトの螺着止めが安定性良く確固に行えるだけでなく、連結金具の位置決め作用やガタ付き防止効果を発揮させることができる。
特許第3453548号公報
しかしながら、特許文献1に開示された連結金具用座金は、構造が複雑であり、製造原価のコストダウンを図ることができないといった問題があった。また、少なくとも二個の連結金具用座金が使用され、各連結用座金の係止筒部が、まず、連結金具のボルト孔に嵌合され、さらに、柱に穿設された係合凹部に係合される。これにより、連結金具は柱に対して位置決めされるものの、二番目以降の係止筒部を係合凹部に挿入しずらく作業性が低下するといった問題があった。また、係合凹部のピッチ寸法とボルト孔のピッチ寸法を精度よく加工する必要があり、製品のコストアップの一因となっていた。
本発明は、上記諸問題を解決すべく、単純な構造で接合強度を向上させることの可能な軸だぼ及び建築用接合金具の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本考案の軸だぼは、木部材どうしを接合するため、二以上のボルトによって、前記木部材の一方の木部材に固定される接合金具とともに用いられる軸だぼであって、前記接合金具を貫通して前記一方の木部材に嵌入される、第一の前記ボルトが挿入される一つの円筒部材と、この円筒部材の一端を固定する長尺状の平板部材とを備え、前記平板部材が、長手方向に第二の前記ボルトが挿入される一又は二以上のボルト孔を具備した構成としてある。
このようにすると、構造を単純化することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。また、各孔のピッチ寸法を必要以上に精度よく加工する必要がないので、加工費用のコストダウンを図ることができる。
また、接合金具に大きな外力が作用しても、円筒部材を介して一方の木部材に外力が作用するので、一方の木部材に対するボルトのくい込み量が低減されるとともに、容易に円筒部材を木部材に嵌入させることができ、さらに、接合金具を精度よく位置決めすることができる。
また、平板部材の機械的強度が接合金具に付加されるので、接合金具の機械的強度が向上し、木部材どうしの接合強度を向上させることができる。特に、上下方向に長い平板部材を用いることにより、モーメントに対しても、十分な機械的強度を発揮することができ、木部材どうしの接合強度を向上させることができる。
さらに、接合金具と一体化せず別部品としてあるので、二以上の他方の木部材を直交取付けする場合であっても、容易に対応することができる。
この目的を達成するために、本考案の建築用接合金具は、一方の木部材の側面に、他方の木部材の端面を接合するための建築用接合金具において、前記一方の木部材の側面に固定するためのボルトが貫通する一又は二以上のボルト孔を穿設するとともに、円筒部材が貫通する円筒部材用孔を穿設した固定板,並びに,前記固定板の両側縁から突設され、前記他方の木部材と連結するための連結孔及び/又はあご掛けが形成された連結板を有する受け金具と、前記受け金具の円筒部材用孔を貫通して、前記一方の木部材に嵌入される、第一のボルトが挿入される前記円筒部材と、この円筒部材の一端を固定する長尺状の平板部材とを備え、前記平板部材が、前記円筒部材の位置から前記円筒部材用孔と前記ボルト孔の間隔と同じ距離だけ離れた位置に、第二の前記ボルトが挿入される一又は二以上のボルト孔を有する軸だぼとを具備した構成としてある。
このように、本考案は、建築用接合金具としても有効であり、構造を単純化した軸だぼを用いて、建築用接合金具の位置決めを精度よくかつ容易に行うことができる。また、建築用接合金具に大きな外力が作用しても、円筒部材を介して一方の木部材に外力が作用するので、一方の木部材に対するボルトのくい込み量が低減される。さらに、平板部材の機械的強度が建築用接合金具に付加されるので、建築用接合金具の機械的強度が向上し、木部材どうしの接合強度を向上させることができる。
また、本考案の建築用接合金具は、前記受け金具における、前記円筒部材用孔が、前記固定板の長手方向のほぼ中央部分に穿設され、前記ボルト孔が、前記固定板の長手方向の両端部側に、前記円筒部材用孔の位置から同じ距離だけ離して穿設された構成としてある。
このようにすると、軸だぼ取付けの自由度を増大させることができ、作業性を向上させることができる。
また、本考案の建築用接合金具は、前記受け金具の固定板に、前記ボルト孔と円筒部材用孔を、それぞれ複数段穿設した構成としてある。
このようにすると、二以上の他方の木部材を直交取付けする場合であっても、ボルトどうしの干渉を避けることができる。
また、本考案の建築用接合金具は、前記軸だぼの円筒部材と平板部材を溶接した構成としてある。
このようにすると、軸だぼの機械的強度を向上させることができ、木部材どうしの接合強度を向上させることができる。
また、本考案の建築用接合金具は、前記軸だぼの平板部材における短手方向の幅を、前記受け金具の連結板間の距離とほぼ同じとした構成としてある。
このようにすると、受け金具の機械的強度をさらに向上させることができ、木部材どうしの接合強度を向上させることができる。
本考案における軸だぼ及び建築用接合金具によれば、単純な構造で機械的強度を向上させることができ、木部材どうしの接合強度を向上させることができるとともに、製品のコストダウンを図ることができる。また、容易に円筒部材を木部材に嵌入させることができ、さらに、接合金具を精度よく位置決めすることができる。
[実施形態]
図1は、本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の要部の概略図であり、(a)は建築用接合金具の分解斜視図を、(b)は受け金具の正面図を示している。
同図において、建築用接合金具2は、縦木部材(一方の木部材)である柱6の側面に、横木部材(他方の木部材)である梁7の端面を接合する接合金具であり、柱6の側面に固定される軸だぼ1および受け金具3を備えた構成としてある。
また、本実施形態では、柱6に梁7を接合する例について説明するが、この例に限定されないことはもちろんである。
(軸だぼ)
図2は、本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の、軸だぼの構造を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は側面図を示している。
同図において、軸だぼ1は、三本のボルト41によって柱6に固定される受け金具3とともに用いられ、受け金具3の円筒部材用孔36を貫通して、柱6の位置決め孔63に嵌入される、中段のボルト41が挿入される円筒部材13と、この円筒部材13の一端を固定する長尺状の平板部材11とを備え、平板部材11の長手方向に、上段のボルト41が挿入されるボルト孔12が穿設された構成としてある。すなわち、軸だぼ1は、ボルト孔12が穿設された平板部材11と、平板部材11に固定された円筒部材13とからなり、構造を単純化することができるので、製造原価のコストダウンを図ることができる。
本実施形態では、たとえば、ボルト41としてM12(胴部最大径約12mm)のサイズを使用した場合、ボルト孔12の孔径は約13mmとし、円筒部材13の内径も約13mmとしてある。また、円筒部材13の外径は約17mmとしてあり、柱6に穿設された位置決め孔63の孔径は、円筒部材13の外径より僅かに大きくしてあり、円筒部材13が位置決め孔63に嵌入される構成としてある。このようにすると、円筒部材13が、大きな受圧面積で、受け金具3を押下する方向に作用する外力の一部を受けることができる。したがって、受け金具3に大きな外力が作用しても、円筒部材13を介して柱6に外力が作用するので、柱6に対するボルト41のくい込み量を低減させることができる。なお、上記数値(約12mm,13mm及び17mm)は、一例である。
また、受け金具3の円筒部材用孔36に円筒部材13が嵌入されることにより、受け金具3の位置決めを精度よく行うことができる。すなわち、本実施形態では、円筒部材用孔36の孔径を、円筒部材13の外径より僅かに大きくしてあり、一つの円筒部材13を円筒部材用孔36に容易に嵌入することができる。また、固定板31のボルト孔32の孔径は約13mmとしてある。したがって、各ボルト41は、ボルト孔12,32及び円筒部材13に容易に挿入させることができるので、軸だぼ1の取付け作業を容易かつ効率よく行うことができる。
さらに、ボルト孔12と円筒部材13のピッチ寸法,円筒部材用孔36とボルト孔32のピッチ寸法,及び,柱6の位置決め孔63とボルト孔62のピッチ寸法を必要以上に精度よく加工する必要がないので、加工費用のコストダウンを図ることができる。
また、軸だぼ1は、金属製の円筒部材13と平板部材11を溶接接合した構成としてあり、このようにすると、円筒部材13が平板部材11の補強部材として機能し、軸だぼ1の機械的強度を向上させることができ、柱6と梁7の接合強度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、二本のボルト41によって柱6に固定される構成としてあるが、この構成に限定されるものではない。たとえば、図示してないが、平板部材11を下方に延長し、延長した部分にボルト孔12を穿設し、三本のボルト41によって柱6に固定される構成としてもよい。
また、平板部材11は、長尺状としてあり、さらに、上部がボルト41によって固定されるので、円筒部材13の先端部を上方に回転させるモーメントに対して、機械的強度を向上させることができ、梁7の接合強度を向上させることができる。
ここで、好ましくは、図示してないが、軸だぼ1の平板部材11における短手方向の幅を、受け金具3の連結板33間の距離とほぼ同じとし、軸だぼ1の平板部材11が、受け金具3の連結板33の間に嵌入される構成とするとよい。このようにすると、軸だぼ1が、固定板31と連結板33の接合部の変形を抑制し、受け金具3の機械的強度をさらに向上させることができ、梁7と柱6の接合強度をさらに向上させることができる。
(受け金具)
受け金具3は、図1に示すように、軸だぼ1と柱6に挟まれた状態で、柱6の側面に固定される固定板31と、この固定板31の両側縁から突設され、梁7と連結するための連結孔34及びあご掛け35が形成された一対の対抗した連結板33を有する構成としてある。
なお、受け金具2は、通常、金属板からなり、プレス加工や溶接によって所定の形状に加工される。
受け金具3は、図1(b)に示すように、固定板31の長手方向の上部部分および下部部分に、柱6の側面に固定するためのボルト41が貫通するボルト孔32が穿設してあり、かつ、固定板31の長手方向のほぼ中央部分に、円筒部材13が嵌入する円筒部材用孔36を穿設してある。また、固定板31の上部部分のボルト孔32と円筒部材用孔36のピッチ(距離)は、軸だぼ1のボルト孔12と円筒部材13のピッチと同一ピッチ(A)としてあるので、円筒部材用孔36に円筒部材13を嵌入させた状態で、固定板31の上部部分のボルト孔32と軸だぼ1のボルト孔12に、ボルト41を貫通させることができる。
ここで、好ましくは、固定板31の下部部分のボルト孔32と円筒部材用孔36のピッチ(距離)を、軸だぼ1のボルト孔12と円筒部材13のピッチと同一ピッチ(A)とするとよく、このようにすると、円筒部材用孔36に円筒部材13を嵌入させた状態で、固定板31の下部部分のボルト孔32と軸だぼ1のボルト孔12に、ボルト41を貫通させることができる。すなわち、軸だぼ1を、取付け向きを上下方向に反転させた状態でも、取り付けることができ、軸だぼ1の取付けの自由度を増大させることができ、作業性を向上させることができる。
また、さらに好ましくは、受け金具3は、固定板31に、各ボルト孔32および円筒部材用孔36から、少なくとも円筒部材用孔36の外径を超える所定距離だけ下方にずらして、各ボルト孔32aおよび円筒部材用孔36aを穿設してある。このようにすると、たとえば、柱6の隣接する側面の同じ高さ位置に、直交する状態で二つの梁7を接合する場合(直交取付けする場合)であっても、ボルト41の干渉を回避することができる。さらに、軸だぼ1を固定板31と一体化せず別部品としてあるので、一方の受け金具3の円筒部材用孔36に軸だぼ1の円筒部材13を嵌入させ、もう一方の受け金具3の円筒部材用孔36aに軸だぼ1の円筒部材13を嵌入させることができるので、容易に対応することができる。
また、受け金具3は、連結板33の梁6側の上部部分に、柱6にあらかじめ取り付けられたピン51が係止されるあご掛け35が形成され、さらに、連結板33の梁6側の上下方向中部部分および下部部分に、ドリフトピン52が挿入される連結孔34が穿設されている。
なお、本実施形態では、三本のボルト41によって柱6に固定される構成としてあるが、この構成に限定されるものではない。たとえば、図示してないが、円筒部材用孔36aの下方を切断し、二本のボルト41によって柱6に固定され、あご掛け35に係止されるピン51と一本のドリフトピン52によって、梁7と連結される構成としてもよい。
次に、上記構成の建築用接合金具2の使用方法について、図面を参照して説明する。
図3は、本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の概略軸組分解図を示している。
同図において、受け金具3および軸だぼ1は、ボルト41,平座金42及びナット43によって、柱6の側面に取り付けられている。
また、梁7は、端面に、切欠73及び二つの溝74が形成され、さらに、受け金具3のあご掛け35に対応する位置にピン孔72が穿設され、連結孔34に対応する位置にピン孔71が穿設されている。また、ピン孔72には、ピン51が先付けされている。
図4は、本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の、受け金具及び軸だぼの取付け方法を説明するための概略拡大断面図を示している。
同図において、先ず、柱6は、受け金具3のボルト孔32及び円筒部材用孔36に対応する位置に、ボルト孔62が穿設され、さらに、円筒部材13が嵌入される位置決め孔63が穿設される。ここで、一例として上述したように、ボルト41として、M12のボルトを使用する場合、ボルト孔62の孔径は、約13mmとしてあり、さらに、位置決め孔63の孔径は、円筒部材13の外径より僅かに大きくしてある。
なお、受け金具3は、理解しやすいように、ボルト孔32aおよび円筒部材用孔36aを省略してある。
次に、軸だぼ1の円筒部材13を、受け金具3の円筒部材用孔36に嵌入させた状態で、位置決め孔63に嵌入させる。続いて、平座金42が挿入されたボルト41を、柱6のボルト孔62,受け金具3の上部部分のボルト孔32及び軸だぼ1のボルト孔12に挿入し、ナット43を締め付け、さらに、平座金42が挿入されたボルト41を、柱6のボルト孔62及び軸だぼ1の円筒部材13に挿入し、ナット43を締め付ける。この際、ボルト孔62,ボルト孔32及びボルト孔12の孔径と円筒部材13の内径は、約13mmとしてあるので、ボルト41を容易に挿入させることができる。
なお、平座金42とともに、スプリングワッシャ(図示せず)を用いてもよい。
また、受け金具3は、位置決め孔63に嵌入された円筒部材13によって、位置決めされているので、梁天端予定位置61の位置に、梁7の上面75を精度よく位置合わせすることができる。
さらに、円筒部材13が、広い受圧面積で、受け金具3を押下する方向に作用する外力の一部を受けることができるので、梁7の接合位置が狂うのを効果的に防止することができる。
図5は、本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の概略軸組姿図を示している。
同図において、梁7は、溝74に連結板33が挿入されつつ、先付けされたピン51が、あご掛け35に係止される。続いて、ピン孔71にドリフトピン52が後打ちされることにより、柱6に接合される。
このように、本実施形態にかかる建築用接合金具2によれば、単純な構造でありながら、受け金具3の位置決めを容易かつ精度よく行うことができ、接合金具としての使い勝手を向上させるとともに、製品のコストダウンを図ることができる。また、受け金具3に大きな外力が作用しても、円筒部材13を介して柱6に外力が作用するので、柱6に対するボルト41のくい込み量が低減されるとともに、平板部材11が受け金具3の固定板31の補強板として機能し、受け金具3の機械的強度を向上させることができ、梁7と柱6の接合強度を向上させることができる。
以上、本考案の軸だぼ及び建築用接合金具について、好ましい実施形態を示して説明したが、本考案に係る軸だぼ及び建築用接合金具は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、軸だぼの平板部材に、垂直方向及び/又は水平方向にリブを設けてもよく、このようにすると、軸だぼの機械的強度を向上させることができ、木部材どうしの接合強度をさらに向上させることができる。
本考案の軸だぼ及び建築用接合金具は、木部材どうしを接合する構成としてあるが、接合対象物は木部材に限定されるものではなく、木部材その他の建築用部材どうしの接合にも適用が可能である。
本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の要部の概略図であり、(a)は建築用接合金具の分解斜視図を、(b)は受け金具の正面図を示している。 本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の、軸だぼの構造を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は側面図を示している。 本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の概略軸組分解図を示している。 本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の、受け金具及び軸だぼの取付け方法を説明するための概略拡大断面図を示している。 本考案の一実施形態にかかる建築用接合金具の概略軸組姿図を示している。
符号の説明
1 軸だぼ
2 建築用接合金具
3 受け金具
6 柱
7 梁
11 平板部材
12 ボルト孔
13 円筒部材
31 固定板
32,32a ボルト孔
33 連結板
34 連結孔
35 あご掛け
36,36a 円筒部材用孔
41 ボルト
42 平座金
43 ナット
51 ピン
52 ドリフトピン
61 梁天端予定位置
62 ボルト孔
63 位置決め孔
71 ピン孔
72 ピン孔
73 切欠
74 溝
75 上面

Claims (6)

  1. 木部材どうしを接合するため、二以上のボルトによって、前記木部材の一方の木部材に固定される接合金具とともに用いられる軸だぼであって、
    前記接合金具を貫通して前記一方の木部材に嵌入される、第一の前記ボルトが挿入される一つの円筒部材と、
    この円筒部材の一端を固定する長尺状の平板部材とを備え、
    前記平板部材が、長手方向に第二の前記ボルトが挿入される一又は二以上のボルト孔を具備したことを特徴とする軸だぼ。
  2. 一方の木部材の側面に、他方の木部材の端面を接合するための建築用接合金具において、
    前記一方の木部材の側面に固定するためのボルトが貫通する一又は二以上のボルト孔を穿設するとともに、円筒部材が貫通する円筒部材用孔を穿設した固定板,並びに,前記固定板の両側縁から突設され、前記他方の木部材と連結するための連結孔及び/又はあご掛けが形成された連結板を有する受け金具と、
    前記受け金具の円筒部材用孔を貫通して、前記一方の木部材に嵌入される、第一のボルトが挿入される前記円筒部材と、この円筒部材の一端を固定する長尺状の平板部材とを備え、前記平板部材が、前記円筒部材の位置から前記円筒部材用孔と前記ボルト孔の間隔と同じ距離だけ離れた位置に、第二の前記ボルトが挿入される一又は二以上のボルト孔を有する軸だぼと
    を具備したことを特徴とする建築用接合金具。
  3. 前記受け金具における、前記円筒部材用孔が、前記固定板の長手方向のほぼ中央部分に穿設され、前記ボルト孔が、前記固定板の長手方向の両端部側に、前記円筒部材用孔の位置から同じ距離だけ離して穿設されたことを特徴とする請求項2記載の建築用接合金具。
  4. 前記受け金具の固定板に、前記ボルト孔と円筒部材用孔を、それぞれ複数段穿設したことを特徴とする請求項2又は3記載の建築用接合金具。
  5. 前記軸だぼの円筒部材と平板部材を溶接したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の建築用接合金具。
  6. 前記軸だぼの平板部材における短手方向の幅を、前記受け金具の連結板間の距離とほぼ同じとしたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の建築用接合金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013083121A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Yoshikuni Okura 金具

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