JP3111711U - 光アダプタ取付け用金具及び光アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 取付け用金具を用いて光アダプタをパネルに貫通状に装着する際に、専用のハウジングを必要とせず、安価でしかもネジ止めを省略して、取付け時のガタツキを確実に防止できるようにすること。
【解決手段】 光アダプタの外面部に配設されパネルに貫通状に装着される光アダプタをパネルに固定する為の光アダプタ取付け用金具4において、連結板部5と、この連結板部5の両端から直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部6,7とを備え、各側板部6,7に、外周枠部6b,7bと、この外周枠部6b,7bの内側部分を切り起した弾性係止爪6a,7aとを有し、外周枠部6b,7bのうちの取付けパネルの貫通孔の内面に対面する対面部分6c,7cに、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部6d,7dを夫々形成した。
【選択図】 図2

Description

本考案は、光アダプタ取付け用金具及び光アダプタに関し、特に光アダプタを取付け用金具を用いてパネルに貫通状に取付けた取付け状態における光アダプタのガタツキを防止できるようにしたものに関する。
従来、光通信部品としての光コネクタは、光ファイバの端部を夫々保持する、SC形やMU形の1対のプラグと、これら1対のプラグを対向状に挿入装着可能な1対のプラグ装着孔を有するアダプタとで構成されている。各プラグのフェルールに光ファイバの端部が挿入され、フェルールの端面と光ファイバの端面が面一になるように保持されている。
1対のプラグがアダプタに装着されると、1対のフェルールの端面同士が突き合わされて、1対の光ファイバの端面同士が光学的に接続される。ところで、光アダプタは、例えば、厚さ1.6 mmのアルミ製の取付けパネルに、1列に又は複数列に併設されて貫通状に装着される。この場合、光アダプタの外面部にバネ板製の取付け用金具を取付け、光アダプタを取付け用金具を介してパネルの装着穴に容易に固定できるようにしたものが種々提案されている。
例えば、特許文献1に記載の光アダプタ用取付け金具及び光アダプタは、パネルに貫通状に装着される光アダプタをパネルに固定する為の光アダプタ用取付け金具において、連結板部と、この連結板部の端部から直交方向へ延びる1対の対向する側板部とを備え、各側板部に、その側板部を切り起こした弾性係止爪を形成し、各側板部の端部のうちの弾性係止爪の自由端側の端部から側板部と鋭角をなすように外側へ延び、取付けパネルを弾性係止爪の方へ弾性付勢する弾性係合板部を側板部に一体形成してある。
取付け金具を外面部に配設した光アダプタをパネルの装着穴に貫通状に固定した際に、1対の弾性係止爪と1対の弾性係合板部とでパネルを両側から挟持保持でき、光アダプタをパネルに取付けた際のガタツキを防止するようにしてある。但し、弾性係合板部及び1対のハウジングのフランジ部に夫々ビス孔を形成し、必要に応じて、これらビス孔を挿通させた固定ビスで、光アダプタをパネルにネジ止めするようになっている。
特開平2004−45622号公報 (第5〜6頁、図1〜図3)
前述した特許文献1に記載の光アダプタ用取付け金具及び光アダプタにおいては、1対の側板部を連結板部で連結した取付け金具を光アダプタの外面部に配設し、各側板部に弾性係合板部を一体的に設ける構造上、1対のハウジングのフランジ部が大型化する為、専用のハウジングを新規に作成しなければならず、製品化が困難であり、コスト高になるという問題がある。
また、ハウジングにおけるフランジ部の大型化に伴って、光アダプタの外形寸法が大きくなり、光アダプタをパネルへ取付ける取付け密集度が小さくなるという問題も起こる。更に、パネルに形成した装着孔のビス孔方向の寸法、つまり幅寸法は、装着時に1対の弾性係止爪を通過させる関係上、ハウジングの幅寸法よりも大きくなっているため、1対の弾性係止爪と1対の弾性係合板部とでパネルを両側から挟持保持して、光アダプタをパネルに取付けた際のパネルの厚み方向のガタツキを防止できたとしても、装着孔の幅方向のガタツキを防止するようにはなっていない。
そこで、その幅方向のガタツキを防止するには、取付けビスを用いて光アダプタをパネルにビス止めすることになる。この場合には、幅方向のガタツキを防止することができるが、その反面、取付け工数が増加し、取付け作業の作業能率が低下すること、等の問題が起こる。
本考案の目的は、取付け用金具を用いて光アダプタをパネルに貫通状に装着する際に、専用のハウジングを必要とせず、安価でしかもネジ止めを省略して、取付け時のガタツキを確実に防止できるようにすること、等である。
請求項1の光アダプタ取付け用金具は、光アダプタの外面部に配設されパネルに貫通状に装着される光アダプタをパネルに固定する為の光アダプタ取付け用金具において、連結板部と、この連結板部の両端からほぼ直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部とを備え、各側板部に、外周枠部と、この外周枠部の上側部分を切り起した弾性係止爪とを有し、外周枠部のうちのパネルの貫通孔の内面に対面する対面部分に、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部を形成したものである。この場合、湾曲状係合部は、1対の側板部のうちの少なくとも1つに形成するようにしてもよい。
光アダプタ取付け用金具は連結板部の両端に1対の対向する側板部を備えており、その取付け用金具を光アダプタの外面部に配設した状態で、光アダプタをパネルに貫通状に装着すると、装着開始時に光アダプタ側に弾性変形された湾曲状係合部が元の切り起こし姿勢に復帰し、その先端がパネルの端面に当接可能に位置するため、光アダプタは、最早、パネルから外れることはない。
この装着状態においては、外周枠部のうちの対面部分がパネルの貫通孔の内面に対面し、その対面部分に形成された湾曲状係合部が貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合するため、その湾曲状係合部により貫通孔と光アダプタとの間の隙間が解消され、光アダプタのパネルに対するガタツキが防止される。
請求項2の光アダプタ取付け用金具は、請求項1の考案において、前記湾曲状係合部は、外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたものである。
請求項3の光アダプタは、パネルに貫通状に装着される光アダプタにおいて、光アダプタの外面部に配設されて、パネルに貫通状に装着された光アダプタをパネルに固定する為の取付け用金具を設け、取付け用金具は、連結板部と、この連結板部の両端から直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部とを備え、各側板部は、外周枠部と、この外周枠部の上側部分を切り起した弾性係止爪とを有し、外周枠部のうちのパネルの貫通孔の内面に対面する対面部分に、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部を形成したものである。この場合、湾曲状係合部は、1対の側板部のうちの少なくとも1つに形成するようにしてもよい。
パネルに貫通状に装着される光アダプタは、パネルに貫通状に装着された光アダプタをパネルに固定する為の取付け用金具を設け、この取付け用金具は、請求項1と同様に構成されているため、光アダプタを取付け用金具を介してパネルに装着した装着状態においては、外周枠部のうちの対面部分がパネルの貫通孔の内面に対面し、その対面部分に形成された湾曲状係合部が貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合するため、その湾曲状係合部で貫通孔と光アダプタとの間の隙間が解消され、光アダプタのパネルに対するガタツキが防止される。
請求項4の光アダプタは、請求項3の考案において、前記湾曲状係合部は、外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたものである。
請求項5の光アダプタは、パネルに貫通状に装着される光アダプタにおいて、光アダプタの外面部に切り起こし状の弾性係止爪と、光アダプタをパネルに貫通状に装着する貫通孔の内面に対面する対面部分に、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部であって外面部よりも外側へ膨らんだほぼ「く」字状の湾曲状係合部とを一体形成したものである。
パネルに貫通状に装着される光アダプタは、その外面部に、切り起こし状の弾性係止爪と、外面部よりも外側へ膨らんだほぼ「く」字状の湾曲状係合部が形成されているので、前記請求項3及び請求項4と同様に作用する。
請求項1の考案によれば、光アダプタの外面部に配設されパネルに貫通状に装着される光アダプタをパネルに固定する為の光アダプタ取付け用金具において、連結板部と、この連結板部の両端から直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部とを備え、各側板部に、外周枠部と、この外周枠部の上側部分を切り起した弾性係止爪とを有し、外周枠部のうちのパネルの貫通孔の内面に対面する対面部分に、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部を形成したので、取付け用金具を光アダプタの外面部に配設し、光アダプタを取付け用金具を介してパネルに装着した装着状態においては、外周枠部のうちの貫通孔の内面に対面する対面部分に湾曲状係合部が形成され、その湾曲状係合部の弾性力により貫通孔と光アダプタとの間の隙間が解消されるため、光アダプタのパネルに対するガタツキを確実に防止することができる。
この場合、光アダプタのハウジングに何ら変更を加えてはいないので、ハウジングとして従来のものを適用することができ、コスト的にも有利である。また、ハウジングのフランジ部を小型化できるため、光アダプタの外形寸法が小さくなり、光アダプタをパネルへ取付ける取付け密集度の拡大化が可能になる。しかも、ビス止め作業の必要がなく、取付け作業の簡単化が図れ、作業能率をより一層向上させることができる。
請求項2の考案によれば、前記湾曲状係合部は、外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたので、その外側に膨らんだ「く」字状の斜面がパネルの貫通孔の内面端部に湾曲状係合部の弾性力により押圧接触することで、光アダプタがその斜面により移動して、光アダプタのフランジ部とパネルとが密着状に押圧接触するようになり、フランジ部とパネルとの間のガタつきをも防止することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の考案によれば、パネルに貫通状に装着される光アダプタは、この光アダプタをパネルに固定する為の取付け用金具を設け、この取付け用金具は、請求項1と同様に構成されているため、請求項1と同様の効果を奏することができる。
請求項4の考案によれば、前記湾曲状係合部は、外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたので、前記請求項2と同様の効果を奏することができ、その他請求項3と同様の効果を奏する。
請求項5の考案によれば、パネルに貫通状に装着される光アダプタにおいて、光アダプタの外面部に切り起こし状の弾性係止爪と、光アダプタをパネルに貫通状に装着する貫通孔の内面に対面する対面部分に、貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部であって外面部よりも外側へ膨らんだほぼ「く」字状の湾曲状係合部とを一体形成したので、前記請求項3と同様の効果を奏する。
また、湾曲状係合部は、光アダプタの外面部よりも外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されているので、前記請求項4と同様の効果を奏する。更に、取付け用金具が不要であるため、光アダプタの低コスト化、パネルへの装着の簡単化を図ることができる。
本実施例における光アダプタ取付け用金具は、連結板部の両端部に一体的に側板部を形成し、その側板部の取付けパネル側の端部に曲げ形成により形成した係止部を取付けパネルに形成された装着穴との隙間に挿入することで、取付け時のガタツキを防止するようにしてある。
以下、一般的な光アダプタに適用した場合の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この光アダプタ1は、光ファイバーの端部を支持したフェルールが組み込まれた1対のLC型プラグを接続する為のもので、取付けパネルに貫通状に装着して固定保持されるものである。
光アダプタ1は、内部に前記プラグを挿入して保持可能なプラグ装着孔などを夫々有する1対の合成樹脂製のハウジング2,3と、この光アダプタ1の外面部に配設された取付け用金具4とを備えたものである。この取付け用金具4は、取付けパネルに貫通状に装着された光アダプタ1を取付けパネルに固定保持する為のものである。
これらハウジング2,3の各々の対峙側端部に、相互に当接するフランジ部 2a,3aが夫々形成され、各ハウジング2, 3にはプラグを装着する為のプラグ装着孔 2b,3bが夫々形成されている。ハウジング2, 3は夫々のフランジ部 2a,3aの当接面を密着状に接着することで一体化されている。
前側のハウジング2の左側面と右側面とには、後述する取付け用金具4の側板部6,7を係合させるために段落ちさせた矩形状の係合段落ち面2cが夫々中央部に形成されている。但し、矩形状の係合段落ち面2cが形成された外周側に、一段高い矩形枠状の外周壁部2dが夫々形成され、その外周壁部2dの下端部の前後方向中央部に、後述する取付け用金具4の連結板部5の角部を係合させる為に、係合段落ち面2cに連なる係合切欠き部2eが夫々形成されている。ここで、ハウジング2, 3の接着されたフランジ部2a,3aの左右方向寸法は小さくなっている。
図1〜図3に示すように、取付け用金具4は、薄板(例えば、厚さ約0.3 〜0.6mm)のバネ鋼板を曲げ形成した一体品である。取付け用金具4は、左右方向に長い帯状の連結板部5と、この連結板部5の左右両端から夫々直角に上側に曲げ形成された1対の対向する側板部6,7と、これら側板部6,7の各々に切り起こし形成された1対の弾性係止爪6a,7aとを一体形成したものである。
図1〜図3に示すように、左側の側板部6は矩形形状であり、その中央部分を傾斜状に徐々に切り起こして矩形状の弾性係止爪6aが形成され、その弾性係止爪6aを切り起こした外周部に外周枠部6bが形成されている。但し、弾性係止爪6aの前端部は外周枠部6bの前側に連結され、弾性係止爪6aの後端側部分(自由端側部分) が側板部6から外側へ飛び出し、弾性変形可能になっている。
図2,図3に示すように、外周枠部6bの後端側部分に、光アダプタ1を取付けパネル10の貫通孔10aに装着した際に貫通孔10aの内面に対面する対面部分6cが形成され、この対面部分6cに、貫通孔10aの内面の前端に弾性的に係合する湾曲状係合部6dであって、外周枠部6bのうちの湾曲状係合部6d以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に曲げ形成された湾曲状係合部6dが形成されている。
即ち、その湾曲状係合部6dは、後方に向けて外側に大きく屈曲する第1傾斜部6eとこの第1傾斜部6eに連続して内側に屈曲する第2傾斜部6fとからなっている。但し、第1傾斜部6eの長さよりも第2傾斜部6fの長さの方が長く形成され、取付けパネル10の厚さが多少増減しても、第2傾斜部6fが取付けパネル10の貫通孔10aの内面の前端に必ず接触できるようになっている。
一方、右側の側板部7も左側の側板部6と同様に、矩形状に構成され、その中央部分に弾性係止爪7aと外周枠部7bとが形成されている。また、外周枠部7bの後端側部分である対面部分7cに、貫通孔10aの内面の前端に弾性的に係合する湾曲状係合部7dであって、外周枠部7bのうちの湾曲状係合部7d以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に曲げ形成された湾曲状係合部7dであって、第1傾斜部7eと第2傾斜部7fとからなる湾曲状係合部7dが形成されている。
ここで、光アダプタ1を取付ける為の取付けパネル10について簡単に説明しておく。図4に示すように、取付けパネル10は、厚さ約1.6mm のアルミニウム板の両面に防錆被膜を形成したものである。取付けパネル10には、光アダプタ1を1列状に装着する複数の矩形状の貫通孔10aが形成されている。各貫通孔10aの大きさは、例えば、縦寸法(図において前後方向長さ)9.5mm×横寸法(図において左右方向長さ) 13.1mmである。
次に、光アダプタ1を取付けパネル10の貫通孔10aに固定する作用及び効果について説明する。但し、光アダプタ1を取付けパネル10に取付けるのに先立って、取付け用金具4を光アダプタ1の外面部に取付けておく。その為には、先ず、図2に示すように、組み立て作業者が、連結板部5を下向きで、しかも1対の側板部6,7が係合段落ち面2cに夫々対応する姿勢で取付け用金具4を保持し、図1に示すように、1対の側板部6,7を対応する係合段落ち面2cに夫々嵌め込む。
このとき、連結板部5の左右の角部が対応する係合切欠き部2eに夫々嵌まる為、取付け用金具4が光アダプタ1の外面部に取付けられる。その為、取付け用金具4は光アダプタ1に対して上下方向と左右方向だけでなく、前後方向にも相対移動不能となり、取付け用金具4を光アダプタ1に一体的に取付けることができる。
そして、光アダプタ1を取付けパネル10に固定する場合には、先ず、組み立て作業者がハウジング2側を手前側に向けた状態で、光アダプタ1を取付けパネル10の貫通孔10aに、向こう側から手前方向に挿入すると、左右1対の弾性係止爪6a,7aが夫々内側に弾性変形しながら貫通孔10aの内部を通過した後、1対の弾性係合爪6a,7aがその弾性力で元の切り起こし姿勢に夫々復帰する。
それ故、図5に示すように、弾性係合爪6a,7aの後端が取付けパネル10の前面に手前側から当接して、光アダプタ1は、取付けパネル10に固定された状態になり、最早、取付けパネル10から外れることはない。この装着状態においては、外周枠部6b,7bの対面部分6c,7cが取付けパネル10の貫通孔10aの内面に対面し、その対面部分6c,7cに湾曲状係合部6d,7dが夫々形成されているため、図6に示すように、その湾曲状係合部6d,7dの第2傾斜部6f,7fが光アダプタ1側に弾性変形した状態で、貫通孔10aの内面の前端に押圧状態で夫々係合している。
即ち、左右1対の第2傾斜部6f,7fが夫々対応する貫通孔10aの内面の前端に押圧状態で接触しているので、貫通孔10aと光アダプタ1との間の左右方向の隙間tが確実に解消され、光アダプタ1の取付けパネル10に対する左右方向のガタツキを確実に防止することができる。
更に、外側に膨らんだ第2傾斜部6f,7fが取付けパネル10の貫通孔10aの内面端部に湾曲状係合部6d,7dの弾性力により夫々押圧接触することで、光アダプタ1がその斜面により前方に移動するようになり、光アダプタ1のフランジ部2aと取付けパネル10とが密着状に押圧接触するようになり、フランジ部2aと取付けパネル10との間のガタツキ、つまり前方方向のガタツキをも確実に防止することができる。
このように、取付け用金具4を用いて光アダプタ1を取付けパネル10に貫通状に装着する際に、取付け時の左右方向のガタツキだけでなく、前後方向におけるガタツキをも確実に防止することができる。しかも、専用のハウジングを何ら必要とせず、安価でしかもネジ止めを省略でき、光アダプタ1を取付けパネル10へ装着する装着作業の簡単化及び迅速化を図ることができる。更に、ハウジング2,3のフランジ部2a,3aを小型化できるため、光アダプタ1の外形寸法が小さくなり、光アダプタ1を取付けパネル10へ取付ける取付け密集度の拡大化が可能になる。
次に、前記実施の形態の変更形態について説明する。
1〕取付け用金具4Aにおける側板部6A,7Aに設ける湾曲状係合部6g,7gの形状を、図7に示すように、部分的に変更するようにしてもよい。即ち、左右1対の湾曲状係合部6g,7gに形成された第1傾斜部6h,7hに連続する第2傾斜部6i,7iが、側板部6A,7Aと平行な方向に延びるように夫々形成されている。
この場合にも、前述した実施例と同様に、その湾曲状係合部6g,7gが光アダプタ1側に弾性変形した状態で、貫通孔10aの内面のほぼ全体に押圧状態で係合し、貫通孔10aと光アダプタ1との間の左右方向の隙間tが確実に解消され、光アダプタ1の取付けパネル10に対する左右方向のガタツキを確実に防止することができる。
2〕取付け用金具4Bにおける湾曲状係合部6j,7jの形状を、図8に示すように、部分的に変更するようにしてもよい。即ち、左右1対の湾曲状係合部6j,7jの全体が外側に湾曲状に夫々曲げ形成されている。この場合にも、前述した実施例と同様に、その湾曲状係合部6j,7jが光アダプタ1側に弾性変形した状態で、貫通孔10aの内面に押圧状態で係合し、貫通孔10aと光アダプタ1との間の左右方向の隙間tが確実に解消され、光アダプタ1の取付けパネル10に対する左右方向のガタツキを確実に防止することができる。
3〕前述した光アダプタ1を部分的に変更し、光アダプタ1Aの外面部に、左右1対の弾性係合爪と、左右1対の湾曲状係合部とを一体的に形成するようにしてもよい。但し、変更部分以外の前記実施例と同様の部材については、同じ符号を附す。
即ち、図9に示すように、前側のハウジング2Aの外面部である左側面と右側面において、前記実施例に用いた弾性係合爪6a,7aと同様に、切り起こし状の弾性係合爪6m(左側面だけを図示)が夫々一体的に形成されている。
更に、ハウジング2Aの外面部である左側面と右側面のうちの後端部であり、光アダプタ1Aを取付けパネル10の貫通孔10aに装着した際に貫通孔10aの内面に対面する対面部分2fに、貫通孔10aの内面の前端に弾性的に係合する湾曲状係合部6n(左側面だけを図示)であって、外面部よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に曲げ形成された湾曲状係合部6m(左側面だけを図示)が夫々一体的に形成されている。
このように、光アダプタ1Aはその外面部に、左右1対の弾性係合爪6mと、左右1対の湾曲状係合部6nとを一体的に形成したので、前記実施例と同様の作用及び効果を奏することができる。更に、取付け用金具が不要であるため、光アダプタ1Aの低コスト化、取付けパネル10への装着の簡単化を図ることができる。
4〕前記実施例に係る光アダプタ取付け用金具4及び光アダプタ1は、前述した構造に限定されるものではなく、種々の変更を付加した形態で実施可能であり、SC形プラグを接続する光アダプタ1に限らず、MU形プラグ又はLC形プラグを接続する光アダプタ1にも、本考案を適用可能であることは勿論である。
本考案の実施例に係る光アダプタの斜視図である。 本考案に係る光アダプタ取付け用金具の斜視図である。 光アダプタ取付け用金具の平面図である。 取付けパネルの部分平面図である。 取付けパネルに固定した光アダプタの平面図である。 取付けパネルに固定した光アダプタの部分拡大平面図である。 変更形態に係る図3相当図である。 変更形態に係る図3相当図である。 変更形態に係る図1相当図である。
符号の説明
1 光アダプタ
1A 光アダプタ
4 取付け用金具
4A 取付け用金具
4B 取付け用金具
5 連結板部
6 側板部
6A 側板部
6B 側板部
6a 弾性係止爪
6b 外周枠部
6c 対面部分
6d 湾曲状係合部
6f 第2傾斜部
6g 湾曲状係合部
6h 第1傾斜部
6i 第2傾斜部
6j 湾曲状係合部
6m 弾性係止爪
6n 湾曲状係合部
7 側板部
7A 側板部
7B 側板部
7a 弾性係止爪
7b 外周枠部
7c 対面部分
7d 湾曲状係合部
7f 第2傾斜部
7g 湾曲状係合部
7h 第1傾斜部
7i 第2傾斜部
7j 湾曲状係合部
10 取付けパネル
10a 貫通孔

Claims (5)

  1. 光アダプタの外面部に配設されパネルに貫通状に装着される光アダプタをパネルに固定する為の光アダプタ取付け用金具において、
    連結板部と、この連結板部の両端からほぼ直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部とを備え、前記各側板部に、外周枠部と、この外周枠部の上側部分を切り起した弾性係止爪とを有し、
    前記外周枠部のうちの前記パネルの貫通孔の内面に対面する対面部分に、前記貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部を形成した、
    ことを特徴とする光アダプタ取付け用金具。
  2. 前記湾曲状係合部は、前記外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光アダプタ取付け用金具。
  3. パネルに貫通状に装着される光アダプタにおいて、
    前記光アダプタの外面部に配設されて、パネルに貫通状に装着された光アダプタをパネルに固定する為の取付け用金具を設け、
    前記取付け用金具は、連結板部と、この連結板部の両端から直角に屈曲されて延びた1対の対向する側板部とを備え、前記各側板部は、外周枠部と、この外周枠部の上側部分を切り起した弾性係止爪とを有し、
    前記外周枠部のうちの前記パネルの貫通孔の内面に対面する対面部分に、前記貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部を形成した、
    ことを特徴とする光アダプタ。
  4. 前記湾曲状係合部は、前記外周枠部のうちの湾曲状係合部以外の部分よりも、外側へ膨らんだほぼ「く」字状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の光アダプタ。
  5. パネルに貫通状に装着される光アダプタにおいて、
    前記光アダプタの外面部に切り起こし状の弾性係止爪と、
    前記光アダプタを前記パネルに貫通状に装着する貫通孔の内面に対面する対面部分に、前記貫通孔の内面の少なくとも一部に弾性的に係合する湾曲状係合部であって前記外面部よりも外側へ膨らんだほぼ「く」字状の湾曲状係合部と、
    を一体形成したことを特徴とする光アダプタ。
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