JP3111507U - ワーク乾燥室の加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワーク乾燥室の外部に加熱器を加熱するための加熱源装置を別個に設ける必要がなく、また熱伝達が効率的となるワーク乾燥室の加熱装置に関する。
【解決手段】 蒸気発生器と、ワーク乾燥室と、ワーク乾燥室を加熱する加熱器とを備え、溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管と、吸引配管を配管接続し、この吸引配管を経由して真空ポンプを設置すると共に、ワーク乾燥室の底部付近に、液抜き配管を配管接続し、この液抜き配管を経由して残液受けを設置し、前記蒸気発生器から加熱器に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管を配管接続し、前記加熱器から蒸気発生器に加熱器の加熱に使用された溶剤蒸気を戻すための戻し配管を配管接続し、ワーク乾燥室に外気導入配管を配設し、前記吸引配管と残液受けとの間には、第2液抜き配管を配管接続し、前記蒸気戻し配管と残液受けとの間には、液戻し配管を配管接続したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本考案はワーク乾燥室の加熱装置に係り、さらに詳しくは、金属、セラミックス、プラスチックス等の加工物(以下単に「ワーク」という)を収納して、そのワークの洗浄時に付着した有機溶剤等を、高温雰囲気下でワークから乾燥させるためのワーク乾燥室の加熱装置に関する。
上記のワーク乾燥室4を加熱する装置としては、ワーク乾燥室4の周囲に加熱器5を配設し、図2に示すごとく、加熱器5の加熱源として熱媒体油を加熱して使用(例えば、温度調節が可能な加熱油槽12を利用する)し、この加熱された熱媒体油をワーク乾燥室4の外壁面に沿わせて加熱油循環ポンプ13で循環させる装置と、図3に示すごとく、加熱器5の加熱源としてスチーム17を使用し、このスチーム17をワーク乾燥室4の外壁面に沿わせてスチーム供給管18やスチームトラップ19を介して、加熱させる装置とがある。
上記したワーク乾燥室を加熱する装置は、いずれにしてもワーク乾燥室の加熱器を加熱するために加熱源装置を別個に設ける必要がある上、この加熱器のみの加熱ではワーク乾燥室内が真空であることより、その熱伝達は輻射伝達となり、この輻射伝達の熱伝達は非効率的でワークの加熱に極めて多くの時間を要するという結果となっていた。
特公平6−11435号公報
すなわち、この特許文献1に記載されたワーク乾燥室の加熱装置では、ワーク乾燥室の外部に加熱器を加熱するための加熱源装置を別個に設ける必要があるため、設備費がかさみ、かつその場合といえども熱伝達が非効率的となる等の問題点があった。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、洗浄に使用した溶剤を洗浄機より回収して溶剤蒸気を生成する蒸気発生器と、ワーク乾燥室と、ワーク乾燥室を加熱する加熱器とを備え、前記蒸気発生器からワーク乾燥室に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、前記ワーク乾燥室には、バルブを介して吸引配管を配管接続し、この吸引配管を経由してワーク乾燥室内を真空にするための真空ポンプを設置すると共に、ワーク乾燥室の底部付近に、バルブを介して液抜き配管を配管接続し、この液抜き配管を経由して残液受けを設置し、前記蒸気発生器から加熱器に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、前記加熱器から蒸気発生器に加熱器の加熱に使用された溶剤蒸気を戻すための戻し配管を、バルブを介して配管接続し、ワーク乾燥室に外気導入配管をバルブを介して配設し、前記吸引配管と残液受けとの間には、バルブを介して第2液抜き配管を配管接続し、前記蒸気戻し配管と残液受けとの間には、バルブを介して液戻し配管を配管接続したことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置である。
請求項2記載の考案は、洗浄機と蒸気発生器の間に、洗浄に使用された溶剤を蒸気発生器に送り込むための溶剤送り込み配管と、蒸気発生器で蒸留再生された再生溶剤を洗浄機に戻すための溶剤戻し配管を備えたことを特徴とする請求項1記載のワーク乾燥室の加熱装置である。
以上述べたように、請求項1のワーク乾燥室の加熱装置によれば、従来装置のように、加熱器の熱媒体として熱媒体油やスチーム等の特別の熱媒体を用いないので、新たな熱媒体のために別個の装置を設けなくても済み、これにより設備費の低減を図れるという効果があり、かつワーク乾燥室の加熱は従来備わっていた蒸気発生器からの溶剤蒸気を利用するようにしたので、熱伝達が効率的に行なえるようになる等の効果がある。
請求項2のワーク乾燥室の加熱装置によれば、上記の効果に加えて、再生溶剤を有効活用できるという効果がある。
以下添付図面に基づいて、本考案に係るワーク乾燥室の加熱装置の実施例を詳説する。
図1は本考案装置の全体を示す構成図であり、図2は従来装置(加熱器の加熱源として、熱媒体油を使用する例)の全体を示す構成図、図3は従来装置(加熱器の加熱源として、スチームを使用する例)の全体を示す構成図である。
本考案のワーク乾燥室の加熱装置1は、全体として、洗浄に使用した溶剤を洗浄機2より回収して溶剤蒸気を生成する蒸気発生器3と、ワーク乾燥室4と、ワーク乾燥室4を加熱する加熱器5とを備えている。なお蒸気発生器3としては、真空蒸留器を兼用させることも可能である。
まず蒸気発生器3からワーク乾燥室4に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管6が、その途中にバルブV1を介して蒸気発生器3とワーク乾燥室4間に配管接続されている。このため、必要なときはいつでもバルブV1を開いて、蒸気発生器3で生成された溶剤蒸気をワーク乾燥室4に送り込むことができ、その送り込みを停止するにはバルブV1を閉めればよい。
前記ワーク乾燥室4には、その途中にバルブV2を介した吸引配管7が設けられ、この吸引配管7には真空ポンプ8が接続されているので、バルブV2を開きこの真空ポンプ8を稼動させることで、ワーク乾燥室4を真空状態にしたり、真空状態を解消したりすることができる。なお、ポンプの種類により、ワーク乾燥室4内の蒸気回収方法は異なる。
またワーク乾燥室4の底部付近に、バルブV3を介した液抜き配管9を経由して残液受け10を設置しているので、ワーク乾燥室4内の温度上昇後に、ワーク乾燥室4の底部に貯留した溶剤を、バルブV3を開いて残液受け10に排出する。
さらに本考案では、前記蒸気発生器3から加熱器5に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管11がバルブV4を介して配管接続されているので、必要なときはいつでもバルブV4を開いて、蒸気発生器3で生成された溶剤蒸気を加熱器5に送り込むことができ、その送り込みを停止するにはバルブV4を閉めればよい。
ついで本考案では、ワーク乾燥室4に外気導入配管20をバルブV6を介して配設し、前記吸引配管7と残液受け10との間には、バルブV7を介して第2液抜き配管21を配管接続し、前記蒸気戻し配管14と残液受け10との間には、バルブV8を介して液戻し配管22を配管接続している。
ここでワーク乾燥室4の乾燥工程を説明すると、ワークをワーク乾燥室4内に装入後、バルブV2を開き、真空ポンプ8を作動させてワーク乾燥室4内を減圧して真空にする。
ついでバルブV2を閉め、バルブV1を開いて送り込み配管6から溶剤蒸気をワーク乾燥室4内に導入する。このとき、バルブV4は開状態であり、バルブV5は閉状態である。
このようにすることで、ワーク乾燥室4と加熱器5は同圧になり、蒸気発生器3で発生する蒸気の圧力と平衡する。
ワーク乾燥室4内の温度が上昇して、ワークが加熱された後は、バルブV1を閉じ、バルブV3を開けることで、ワーク乾燥室4内に残存する液化した溶剤を液抜き配管9を経由して残液受け10に抜き去る。この際、バルブ7を開け、真空ポンプ8により補助したり、あるいはバルブ8を開け、蒸気発生器3の真空系を利用できることは言うまでもない。
残液を除去した後、バルブV2を開け、真空ポンプ8を利用してワーク乾燥室4内の真空乾燥を行なう。
一連の動作の最中に、バルブV4は開状態を保ち、バルブV5はワーク乾燥室4が稼動しているときには閉になっている。ただし、最終真空乾燥時にバルブV4,V5の開閉を判断するには、そのワークの乾燥性(主に形状による)によって影響を受け、その選択がなされる。
ワークの乾燥後は、バルブV6を開き、外気導入配管20を経由してワーク乾燥室4内に外気を導入してその内部を大気圧としてから、ワークをワーク乾燥室4から搬出する。
このようにして、加熱器5には蒸気発生器3で生成された溶剤蒸気が送り込まれるので、本考案においては従来装置のように加熱器5を加熱するための熱媒体を別に用意する必要は全くない。
本考案による加熱装置を採用することで、溶剤蒸気でワーク乾燥室4も加熱するので、ワーク乾燥室4の内壁に付着した油分が洗い流されることになり、常にワーク乾燥室内は清浄に保たれるようになる。
また本考案装置を用いてワーク乾燥室4を加熱した場合には、従来装置の欠点であるところの、加熱のしすぎにより、ワーク乾燥室4内部の油脂分の残存の危険性が低減される。
つぎに、本考案の加熱器5には、蒸気発生器3に加熱器の加熱に使用された溶剤蒸気を戻すための蒸気戻し配管14が、バルブV5を介して配管接続されているので、加熱器5内の冷却された溶剤蒸気は、バルブV5を開くことで蒸気戻し配管14を経由して蒸気発生器3に戻されることとなる。
さらに本考案では、蒸気発生器3と洗浄機2の間に、洗浄に使用された溶剤を蒸気発生器3に送り込むための溶剤送り込み配管15と、蒸気発生器3で蒸留再生された再生溶剤を洗浄機2に戻すための溶剤戻し配管16が備えられているので、蒸気発生器3と洗浄機2間の溶剤蒸気の移動が円滑に行なえる。
本考案のワーク乾燥室の加熱装置は、ワークを洗浄する装置を使用する業界において特に利用することが可能である。
本考案の全体を示す構成図である。 従来装置(加熱器の加熱源として、熱媒体油を使用する例)の全体を示す構成図である。 従来装置(加熱器の加熱源として、スチームを使用する例)の全体を示す構成図である。
符号の説明
1…ワーク乾燥室の加熱装置
2…洗浄機
3…蒸気発生器
4…ワーク乾燥室
5…加熱器
6、11…送り込み配管
7…吸引配管
8…真空ポンプ
9…液抜き配管
10…残液受け
12…加熱油槽
13…加熱油循環ポンプ
14…蒸気戻し配管
15…溶剤送り込み配管
16…溶剤戻し配管
17…スチーム
18…スチーム供給管
19…スチームトラップ
20…外気導入配管
21…第2液抜き配管
22…液戻し配管
V1〜V8…バルブ

Claims (2)

  1. 洗浄に使用した溶剤を洗浄機より回収して溶剤蒸気を生成する蒸気発生器と、ワーク乾燥室と、ワーク乾燥室を加熱する加熱器とを備え、前記蒸気発生器からワーク乾燥室に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、前記ワーク乾燥室には、バルブを介して吸引配管を配管接続し、この吸引配管を経由してワーク乾燥室内を真空にするための真空ポンプを設置すると共に、ワーク乾燥室の底部付近に、バルブを介して液抜き配管を配管接続し、この液抜き配管を経由して残液受けを設置し、前記蒸気発生器から加熱器に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、前記加熱器から蒸気発生器に加熱器の加熱に使用された溶剤蒸気を戻すための戻し配管を、バルブを介して配管接続し、ワーク乾燥室に外気導入配管をバルブを介して配設し、前記吸引配管と残液受けとの間には、バルブを介して第2液抜き配管を配管接続し、前記蒸気戻し配管と残液受けとの間には、バルブを介して液戻し配管を配管接続したことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置。
  2. 洗浄機と蒸気発生器の間に、洗浄に使用された溶剤を蒸気発生器に送り込むための溶剤送り込み配管と、蒸気発生器で蒸留再生された再生溶剤を洗浄機に戻すための溶剤戻し配管を備えたことを特徴とする請求項1記載のワーク乾燥室の加熱装置。
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