JP3111506U - ワーク乾燥室の加熱装置 - Google Patents

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博 山崎
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Abstract

【課題】 ワーク乾燥室の外部に加熱器を加熱するための加熱源装置を別個に設ける必要がなく、また熱伝達が効率的となるワーク乾燥室の加熱装置を提供することに関する。
【解決手段】 ワーク乾燥室の外側を、洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器で包み込み、この蒸留器に加熱槽を付設させたことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置であり、これにより、ワーク乾燥室と蒸留器と加熱槽とが、ひとまとまりに一体化され、加熱装置全体がコンパクトとなり、設置面積が可及的に小さくでき、無駄なスペースを占領しないという効果がある。
【選択図】 図1

Description

本考案はワーク乾燥室の加熱装置に係り、さらに詳しくは、金属、セラミックス、プラスチックス等の加工物(以下単に「ワーク」という)を収納して、そのワークの洗浄時に付着した有機溶剤等を、高温雰囲気下でワークから乾燥させるためのワーク乾燥室の加熱装置に関する。
上記のワーク乾燥室4を加熱する装置としては、ワーク乾燥室4の周囲に加熱器5を配設し、図2に示すごとく、加熱器5の加熱源として熱媒体油を加熱して使用(例えば、温度調節が可能な加熱油槽12を利用する)し、この加熱された熱媒体油をワーク乾燥室4の外壁面に沿わせて加熱油循環ポンプ13で循環させる装置と、図3に示すごとく、加熱器5の加熱源としてスチーム17を使用し、このスチーム17をワーク乾燥室4の外壁面に沿わせてスチーム供給管18やスチームトラップ19を介して、加熱させる装置とがある。
上記したワーク乾燥室を加熱する装置は、いずれにしてもワーク乾燥室の加熱器を加熱するために加熱源装置を別個に設ける必要がある上、この加熱器のみの加熱ではワーク乾燥室内が真空であることより、その熱伝達は輻射伝達となり、この輻射伝達の熱伝達は非効率的でワークの加熱に極めて多くの時間を要するという結果となっていた。
特公平6−11435号公報
すなわち、この特許文献1に記載されたワーク乾燥室の加熱装置では、ワーク乾燥室の外部に加熱器を加熱するための加熱源装置を別個に設ける必要があるため、設備費がかさむうえ設置スペースも大きくなり、かつその場合といえども熱伝達が非効率的となる等の問題点があった。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、ワーク乾燥室の外側を、洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器で包み込み、この蒸留器に加熱槽を付設させたことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置である。
請求項2記載の考案は、ワーク乾燥室の外側を、洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器で包み込み、この蒸留器に加熱槽を付設させ、蒸気化される溶剤を導入する溶剤導入配管を前記蒸留器にバルブを介して配管接続し、さらにこの蒸留器に、ワーク乾燥室に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、この送り込み配管には、第1外気導入配管をバルブを介して配管接続すると共に蒸留器真空系をバルブを介して配設し、前記ワーク乾燥室には、ワーク乾燥室真空系をバルブを介して配設すると共に第2外気導入配管をバルブを介して配管接続し、さらにワーク乾燥室の底部付近には、バルブを介して第1液抜き配管を配管接続し、この第1液抜き配管を経由して残液受けを設置し、前記蒸留器の底部付近には、バルブを介して第2液抜き配管を配管接続したことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置である。
請求項3記載の考案は、加熱槽にヒーターを付設し、蒸留器に加熱管を付設したことを特徴とする請求項1又は2記載のワーク乾燥室の加熱装置である。
以上述べたように、請求項1乃至3のワーク乾燥室の加熱装置によれば、ワーク乾燥室と蒸留器と加熱槽とが、ひとまとまりに一体化されているため、加熱装置全体がコンパクトとなり、設置面積が可及的に小さくでき、無駄なスペースを占領しないという効果がある。
さらには従来装置のように、加熱器の熱媒体として熱媒体油やスチーム等の特別の熱媒体を用いないので、新たな熱媒体のために別個の装置を設けなくても済み、これにより設備費の低減を図れるという効果があり、かつワーク乾燥室の加熱は従来備わっていた蒸気発生器からの溶剤蒸気を利用するようにしたので、熱伝達が効率的に行なえるようになる等の効果もある。
以下添付図面に基づいて、本考案に係るワーク乾燥室の加熱装置の実施例を詳説する。
図1は本考案装置の全体を示す構成図であり、図2は従来装置(加熱器の加熱源として、熱媒体油を使用する例)の全体を示す構成図、図3は従来装置(加熱器の加熱源として、スチームを使用する例)の全体を示す構成図である。
本考案のワーク乾燥室の加熱装置20は、全体として、ワーク乾燥室4の外側を、洗浄機26において洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器2で包み込み、この蒸留器2に加熱槽3を付設させたものであり、これにより加熱装置20の大きさを小さくすることができ、装置の設置面積が改善される。
まず加熱装置20のワーク乾燥室4を使用する前にあっては、バルブV4を開き、蒸留器真空系7(例えば真空ポンプ)を作動させて蒸留器2内を真空にする。
このとき加熱槽3も加熱(必要に応じてヒーター24を稼動する)しておき、蒸留器2内に設置した加熱管25を利用しながら、蒸留器2の中で溶剤を速やかに蒸留できる態勢とし、その状態を保持する。
ついで、バルブV1を開いて、洗浄機26等から蒸気化される溶剤(主として洗浄に使用されたもの)を、蒸留器2内に溶剤導入配管1を経由して導入する。
このようにすることで蒸留器2内は溶剤蒸気で満たされ、この溶剤蒸気の熱エネルギーがワーク乾燥室4の外壁を連続的に加熱し、ワーク乾燥室4が十分に加熱された後、ワーク乾燥室4内の溶剤蒸気はバルブ4を開にした状態で蒸留器真空系7に運ばれ、そこで液化されて再生溶剤となり、溶剤タンク27や洗浄機26に運ばれる。
蒸留器2内の溶剤蒸気の中に汚れた油脂分が多くなった際には、バルブV4を閉め、バルブV3を開き、第1外気導入配管6を経由して外気を蒸留器2に導入して、蒸留器2内の圧力を大気圧状態とする。このようにした後、バルブV8を開いて蒸留器2内にたまった液状の汚れた溶剤を廃油として排出する。
上記のようにして、廃油を排出した後は、上記の工程を繰り返して蒸留器2を稼動させることになる。
つぎにワーク乾燥室4を使用する場合について説明する。
ワーク乾燥室4内にワークを装入後、ワーク乾燥室真空系8(例えば、真空ポンプ)を作動させ、バルブV5を開き、ワーク乾燥室4内を減圧状態にする。
ついでバルブV5を閉じ、バルブV4を閉じ、バルブV2開き、蒸留器2内の溶剤蒸気を送り込み配管11を経由してワーク乾燥室4内に送り込む。これにより、ワーク乾燥室4と蒸留器2内の圧力が同圧となり、両者の溶剤蒸気圧力が平衡する。
このような状態で、ワークがワーク乾燥室4内で加熱され、十分乾燥すれば本装置を使用する本来の目的は遂行されることになる。
その後はバルブV2を閉じ、バルブV7を開くことにより、ワーク乾燥室4内に貯留する液化した溶剤蒸気(残液)を第1液抜き配管21を経由して残液受け23に抜き取る。
このようにして残液を残液受け23に抜き取った後、バルブV7を閉め、バルブV5を開いてワーク乾燥室真空系8を稼動させることにより、ワーク乾燥室4内を真空乾燥する。バルブV4は、通常はワーク乾燥室4が稼動しているときは閉になっているが、最終的な真空乾燥時にバルブV4を閉にするか、開にするかは、その対象たるワークの乾燥性(主に形状による)に依存するので、それに応じて適宜選択する必要がある。ワークの乾燥後には、バルブV6を開き、第2外気導入配管9から外気をワーク乾燥室4内に導入して、ワーク乾燥室4内の圧力を大気圧に戻し、ワークをワーク乾燥室4から搬出する。
本考案による加熱装置を採用することで、溶剤蒸気でワーク乾燥室4も加熱するので、ワーク乾燥室4の内壁に付着した油分が洗い流されることになり、常にワーク乾燥室内は清浄に保たれるようになる。
また本考案装置を用いてワーク乾燥室4を加熱した場合には、従来装置の欠点であるところの、加熱のしすぎにより、ワーク乾燥室4内部の油脂分の残存の危険性が低減される。
本考案のワーク乾燥室の加熱装置は、ワークを洗浄する装置を使用する業界において特に利用することが可能である。
本考案の全体を示す構成図である。 従来装置(加熱器の加熱源として、熱媒体油を使用する例)の全体を示す構成図である。 従来装置(加熱器の加熱源として、スチームを使用する例)の全体を示す構成図である。
符号の説明
1…溶剤導入配管
2…蒸留器
3…加熱槽
4…ワーク乾燥室
5…加熱器
6、9…外気導入配管
7…蒸留器真空系
8…ワーク乾燥室真空系
10、23…残液受け
11…送り込み配管
12…加熱油槽
13…加熱油循環ポンプ
17…スチーム
18…スチーム配管
19…スチームトラップ
20…ワーク乾燥室の加熱装置
21,22…液抜き配管
23…残液受け
24…ヒーター
25…加熱管
26…洗浄機
27…溶剤タンク
V1〜V8…バルブ

Claims (3)

  1. ワーク乾燥室の外側を、洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器で包み込み、この蒸留器に加熱槽を付設させたことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置。
  2. ワーク乾燥室の外側を、洗浄に使用した溶剤を回収して溶剤蒸気を生成する蒸留器で包み込み、この蒸留器に加熱槽を付設させ、蒸気化される溶剤を導入する溶剤導入配管を前記蒸留器にバルブを介して配管接続し、さらにこの蒸留器に、ワーク乾燥室に溶剤蒸気を送り込むための送り込み配管をバルブを介して配管接続し、この送り込み配管には、第1外気導入配管をバルブを介して配管接続すると共に蒸留器真空系をバルブを介して配設し、前記ワーク乾燥室には、ワーク乾燥室真空系をバルブを介して配設すると共に第2外気導入配管をバルブを介して配管接続し、さらにワーク乾燥室の底部付近には、バルブを介して第1液抜き配管を配管接続し、この第1液抜き配管を経由して残液受けを設置し、前記蒸留器の底部付近には、バルブを介して第2液抜き配管を配管接続したことを特徴とするワーク乾燥室の加熱装置。
  3. 加熱槽にヒーターを付設し、蒸留器に加熱管を付設したことを特徴とする請求項1又は2記載のワーク乾燥室の加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020133978A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社野口システム 乾燥装置及びこれを使用した液体回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020133978A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 株式会社野口システム 乾燥装置及びこれを使用した液体回収装置
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