JP3111499B2 - 振動型角速度センサ - Google Patents

振動型角速度センサ

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JP3111499B2
JP3111499B2 JP03094028A JP9402891A JP3111499B2 JP 3111499 B2 JP3111499 B2 JP 3111499B2 JP 03094028 A JP03094028 A JP 03094028A JP 9402891 A JP9402891 A JP 9402891A JP 3111499 B2 JP3111499 B2 JP 3111499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジャイロスコープ、特に
圧電素子による振動を用いた振動型角速度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】振動型のジャイロとして従来、金属棒体
の振動を用いた方式のものが提案されている。これは、
例えば四角断面を有する柱状の金属体の一側面に貼った
圧電素子により金属体を振動させ、他の交差する側面に
貼った圧電素子により、回転時のコリオリ力による金属
体の歪みを検知しているが、金属体の支持は、振動時の
屈曲の節を支持すべく、金属体の側面で支持棒を溶接し
て行うという近似的な不動点支持を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な近似的な支持では、x方向の振動に対しては振動負荷
が少なく、金属は滑らかに振動するが、y方向の振動に
対しては支持棒を変形屈曲させることになり、そのため
にy方向の振動に対しては振動負荷が大きく、かつ金属
体の単純振動の他に支持棒の複雑な振動が入りこみ、ノ
イズを発生させ、そのため角速度の検出感度及び精度を
低下させるという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、感度が良く、ノイズ発生の少ない振動型角速度セン
サを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、角柱状の金属体と、この金属体の外側面
の少なくとも一面に貼付けた駆動用圧電素子と、前記金
属体の駆動用圧電素子を貼付けた面に対して交差する外
側面のうち少なくとも一面に貼付けた検知用圧電素子と
を備え、前記金属体の上端面及び下端面に、金属体内部
に存する屈曲時の不動点に達する孔を設け、かつその孔
を通して前記不動点を支持部材によって支持する構成を
有している。
【0006】
【作用】この構成によって金属体は真の不動点で支持さ
れるため、金属柱がどの方向に屈曲する場合でも、駆動
上の負荷が少なく、不要なノイズ振動も発生しないため
の高感度,高精度のセンサを提供することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図5
を参照しながら説明する。
【0008】図1,図2,図3は本発明の一実施例の振
動型角速度センサを示す図で、1は四角形断面をする柱
状金属体である。この金属体1の向かい合う側面1a,
1bには、駆動用の圧電素子2a,2bが貼付されてい
る。また、側面1a,1bに交差する側面1c,1dに
は各々検出用圧電素子2c,2dが貼付されている。金
属体1の上端面1s,下端面1pには孔3s,3pが各
々あけられている。各孔3s,3pの最深部Ns,N
pは、図4に示すように金属体1が振動時に屈曲する時
に金属体1内部に存在する振動の節である不動点N1
2に各々相当している。
【0009】N1,N2は図4のように紙面に平行な方向
の単振動のみならず、N1,N2を含むあらゆる面方向の
単振動に対しての不動点となる。
【0010】孔3s,3pには、筐体に固定して設けら
れた支持棒4s,4pが挿入されており、支持棒4s,
4pの先端は前述の不動点Ns,Npに所定の圧力をもっ
て当接されている。
【0011】孔3s,3pは奥よりも入口の方が略円錐
状に広くなっており、振動時に支持棒4s,4pの側面
と干渉することがないように隙間を設けている。
【0012】また、筐体の回転運動に対しては金属体1
は軸方向の所定の圧力を受けているので支持棒4s,4
pを介して忠実に伝達される。
【0013】以上のように構成された振動型角速度セン
サについて以下にその動作について説明する。
【0014】圧電素子2a,2bに駆動信号を印加する
ことによって金属体1は図5に示すように側面1a,1
bに直角な方向に屈曲をおこし、Ns,Npを不動点とす
る振動を始める。この状態で金属体1がその中心軸X−
Yのまわりにωの角速度が与えられると、金属体1の側
面1c,1dに直角な方向にコリオリ力が働き、金属体
1を側面1c,1dに直角な方向にNs,Npを不動点と
する屈曲運動を発生させ、その結果面1c,1dに貼付
された圧電素子2c,2dに圧電効果による電圧を発生
させる。発生電圧とωとの間には比例関係があり、電圧
を検出することによってωの値を測ることができる。
【0015】金属体1の振動時の屈曲運動に当たって
は、不動点Ns,Npにて支持棒4s,4pに支持されて
いるので、駆動時の振動に対しても、コリオリ力検出時
の振動に対しても振動時の負荷になることが少なく、駆
動に要するエネルギーが少なくてすむと共に、わずかな
コリオリ力でも振動が発生しやすいため、感度の高い検
出をすることができる。
【0016】また、支持部4s,4pがたわんだりする
ことも少ないため、副次的なノイズの発生もなく、計器
としての信頼性を高めることができる。
【0017】なお、本実施例では、四角柱状の金属体に
ついて説明したが、角柱でも円柱で一部を切欠いて圧電
素子を貼ったものでもよく、また、各柱の場合の角数も
いくらでも同様の効果を得ることができる。また、駆動
用の圧電素子と検出用の圧電素子とは直角に交差してい
る例を示したが、直角は必ずしも必須ではなく、コリオ
リ力が検出できる程度に交差していればよいものであ
る。
【0018】図6に本発明の第2の実施例を示す。11
は柱状の金属体であり、上端部11s,下端部11pに
は金属体11の中心軸を貫通する孔13があいており、
ワイヤ12が挿通され、ワイヤ12の両端は筐体に、ワ
イヤ12に所定の張力を与えて固定されている。図7は
柱状の金属体11の両不動点を通る平面で切った断面図
である。
【0019】中心軸に設けられた孔13は上下端部で径
が大きく、不動点Ns,Npでワイヤ12とほぼ同じ径と
なり、上下に連なっている。ワイヤ12はNs〜Np間で
接着、または溶接等により金属体11と一体に結合され
ている。また、ワイヤ12はより線にてできており、屈
曲に対してしなやかであり、Ns,Npの不動点にて軽く
屈曲させることができる。その他の構成や動作について
は第1の実施例と同様であり、金属体の屈曲運動をその
不動点であるNs,Npにてしなやかなワイヤにて所定の
張力をもって張架支持されており、金属体の屈曲運動に
対して負荷が少なく、従って第1の実施例と同様の効果
を有するものである。
【0020】また、ワイヤは所定の張力をもって張架さ
れているので、筐体の回転運動はワイヤを介して金属体
に忠実に伝達される。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動体の屈曲運
動の振動体内部にある不動点を直接支持するので、振動
体に対して負荷が小さく理想に近い支持ができ、従って
駆動に要するエネルギーの効率が良く、かつわずかのコ
リオリ力でも高感度検出することができると共に、支持
に伴う副次的な振動が発生しにくいので信頼性の高い検
出ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における振動型角速度セ
ンサの概要図
【図2】第1の実施例における金属体の斜視図
【図3】第1の実施例の金属体の中央部分の断面図
【図4】本発明の要点となる不動点の説明図
【図5】第1の実施例の動作を示す斜視図
【図6】本発明の第2の実施例における振動型角速度セ
ンサの概要図
【図7】第2の実施例の要部断面図
【符号の説明】
1 金属体 2 圧電素子 3s,3p 孔 4s,4p 支持棒 Ns,Np 不動点 11 金属体 12 ワイヤ 13 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 9/04 G01C 19/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱状の金属体と、この金属体の外側面の少
    なくとも一面に貼付けた駆動用圧電素子と、前記金属体
    の駆動用圧電素子を貼付けた面に対して交差する外側面
    のうち少なくとも一面に貼付けた検知用圧電素子とを備
    え、前記金属体の上端面及び下端面に、金属内部に存す
    る屈曲時の不動点に達する孔を設け、かつその孔を通し
    て前記不動点を支持部材により支持した振動型角速度セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】金属体の上端面及び下端面に、金属体内部
    に向かって径が徐々に小さくなる形状で、かつ頂点が不
    動点と一致する孔を設け、前記孔の頂点で支持部材によ
    り支持した請求項1記載の振動型角速度センサ。
  3. 【請求項3】金属体上端面から下端面に向かって、金属
    体内部の不動点を通る貫通孔を設け、その貫通孔に可撓
    性のよい線状の支持部材を挿通させると共に、支持部材
    を金属体に少なくとも不動点において結合した請求項1
    記載の振動型角速度センサ。
JP03094028A 1991-04-24 1991-04-24 振動型角速度センサ Expired - Fee Related JP3111499B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101828799B1 (ko) 2017-12-22 2018-02-13 조민수 가상현실 연동형 스마트 라이딩 시뮬레이터

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