JP3111237B2 - 肝疾患患者用組成物 - Google Patents

肝疾患患者用組成物

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JP3111237B2 JP02309997A JP30999790A JP3111237B2 JP 3111237 B2 JP3111237 B2 JP 3111237B2 JP 02309997 A JP02309997 A JP 02309997A JP 30999790 A JP30999790 A JP 30999790A JP 3111237 B2 JP3111237 B2 JP 3111237B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は肝疾患患者用の食餌や経口或いは経管製剤等
として有用な肝疾患患者用組成物に関する。
従来の技術 肝疾患例では、血漿アミノ酸濃度の不均衡、即ち分枝
鎖アミノ酸(BCAA:バリン、ロイシン、イソロイシン)
の低下と芳香族アミノ酸(AAA:フェニルアラニン、チロ
シン)の上昇、並びにBCAA/AAAモル比の低下やメチオニ
ンの上昇等のアミノ酸インバランスが惹起されることが
認められている。
そこで、肝疾患患者にはAAAが低く、BCAAが高く、メ
チオニンが低く、BCAA/AAAモル比が高くなるように、各
種の含窒素化合物を蛋白源として供給することが行われ
ている。
この様な含窒素化合物としては、例えば、BCAA/AAAモ
ル比を高く調整したアミノ酸製剤、オリゴペプチドにBC
AAを添加してBCAA/AAAモル比を高く調整したオリゴペプ
チド製剤等が使用されている。
例えば、特開昭51−118839号には肝臓病患者投与用ア
ミノ酸製剤が、特開昭57−11910号には蛋白質、ペプチ
ド及びアミノ酸を特定比率で配合した肝臓病患者に適し
た経腸用栄養製剤が、特開昭58−126767号には肝臓病患
者用エレメンタルダイエットが、特開昭62−500871号に
は薬理活性を有するジペプチド化合物が、それぞれ開示
されている。
しかし、肝疾患に伴いしばしば上昇する血中又は腸内
アンモニア濃度を低下させる観点からは、このような含
窒素化合物の投与のみでは不十分である。このため、従
来から、他アンモニア血症緩和のためにラクツロースを
併用することも行われている。しかし、ラクツロース
は、高アンモニア血症緩和の効果が必ずしも十分満足で
きるものではなく、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、鼓腸、食
欲不振、水様便惹起等の副作用を有しているという欠点
がある。
解決しようとする課題 本発明の目的は、アミノ酸インバランスを改善するの
みならず、下痢などの副作用を伴うこと無く腸内は血中
アンモニア濃度を低下させ得る肝疾患患者用組成物を提
供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は前記課題を解決すべく鋭意研究した結
果、大豆蛋白質を酵素で加水分解して得られる特定の物
性を有するオリゴペプチド混合物に、ラクトシュクロー
スまたはラクトシュクロースと炭水化物との混合物を添
加した組成物が上記目的を達成することを見出だし、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、(a)大豆蛋白質を酵素で加水分解
して得られる平均分子量200〜5000、遊離アミノ酸が35
重量%以下、(分枝鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)モル
比が7以上、全アミノ酸組成中、分枝鎖アミノ酸が15〜
25重量%、芳香族アミノ酸が0.1〜2.5重量%及びメチオ
ニンが0.5〜1.5重量%のオリゴペプチド混合物(LAP)
を乾燥重量基準で1重量部及び(b)ラクトシュクロー
スを乾燥重量基準で0.1〜3重量部含有することを特徴
とする肝疾患患者用組成物、及び(a)大豆蛋白質を酵
素で加水分解して得られる平均分子量200〜5000、遊離
アミノ酸が35重量%以下、(分枝鎖アミノ酸/芳香族ア
ミノ酸)モル比が7以上、全アミノ酸組成中、分枝鎖ア
ミノ酸が15〜25重量%、芳香族アミノ酸が0.1〜2.5重量
%及びメチオニンが0.5〜1.5重量%のオリゴペプチド混
合物(LAP)1重量部(乾燥重量基準)、(b)該オリ
ゴペプチド混合物1重量部(乾燥重量基準)に対して、
0.1〜3重量部(乾燥重量基準)のラクトシュクロー
ス、及び(c)該オリゴペプチド混合物1重量部(乾燥
重量基準)に対して、1〜3重量部の炭水化物を含有す
ることを特徴とする肝疾患患者用組成物に係わる。
本発明で使用する上記のオリゴペプチド混合物は、平
均分子量が200〜5000、好ましくは200〜3000が適当であ
る。平均分子量が200未満ではアミノ酸味が発生し、浸
透圧が高くなる。平均分子量が200〜5000のオリゴペプ
チド混合物は、蛋白やアミノ酸に比べ消化・吸収が速
く、アミノ酸に比べ風味が良いのが特徴である。
該オリゴペプチド混合物はBCAA/AAAのモル比が7以
上、好ましくは10以上であり、実用上は通常45以下であ
る。通常、肝疾患患者用製剤としてはBCAA/AAAのモル比
は5以上が必須であり、この値が高いほど好ましいの
で、市販肝疾患患者用製剤のBCAA/AAAのモル比は20前後
が通常である。単に動植物性蛋白を酵素分解しただけの
オリゴペプチドではBCAA/AAAのモル比は7未満である
が、本発明のオリゴペプチド混合物は、蛋白の加水分解
物を吸着剤処理することにより、BCAA/AAAのモル比が7
以上と高いものである。
また、上記オリゴペプチド混合物は、全アミノ酸組成
中BCAA/AAAが15〜25重量%、好ましくは17〜25重量%が
適当である。肝疾患患者は血中のBCAAが低下するのでBC
AAを補給すると効果がある。本発明のオリゴペプチドは
BCAAを補給する効果を有する。
本発明で使用するオリゴペプチド混合物は、全アミノ
酸組成中AAAが0.1〜2.5重量%、好ましくは0.1〜2.0重
量%が適当である。肝疾患患者は血中のBCAAが低下しAA
Aが上昇するのでAAAの供与を減らす必要がある。本発明
のオリゴペプチド混合物はAAA含量が2.5重量%以下と低
いものである。
本発明のオリゴペプチド混合物は、全アミノ酸組成物
中メチオニン含量が0.5〜1.5重量%、好ましくは0.5〜
1.2重量%が適当である。肝疾患患者は血中のメチオニ
ン含量が上昇するのでメチオニンの供与を減らす必要が
ある。本発明のオリゴペプチド混合物はメチオニン含量
が1.5重量%以下と低いものである。
本発明のオリゴペプチド混合物は、遊離アミノ酸が35
重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは
15重量%以下である。遊離アミノ酸は少ないほど好まし
いが、本発明のオリゴペプチド混合物を得る工程で、
苦味を極めて減少させる為のエンドプロテアーゼとエキ
ソプロテアーゼの併用による酵素分解したり、AAAを
吸着・除去する為の吸着剤処理するので、35重量%以下
の遊離アミノ酸が生ずるものである。
又、本発明のオリゴペプチド混合物は、蛋白を中性
(pHが6〜8)域で酵素分解して得るので、ほぼ中性を
示し、別段pH調整しなくてもそのまま肝疾患用食餌や製
剤に蛋白源として用いることができる。
本発明のオリゴペプチド混合物は、従来知られる蛋白
加水分解物が苦いのに比べ、殆ど苦みがなく寧ろ旨みの
ある風味の良好なものである。その理由は後述するよう
に、本発明のオリゴペプチド混合物が、蛋白にエンドプ
ロテアーゼとエキソプロテアーゼを同時に作用させて得
られることと吸着剤処理によりAAA成分だけでなく臭い
成分や味成分及び色成分等も吸着・除去されるからであ
る。
従って、市販の蛋白加水分解物は苦味が強く、栄養剤
として用いる場合でも経口投与は困難であるものを、本
発明のオリゴペプチド混合物は経口投与が容易である効
果を有する。
又、蛋白を単に加水分解したものに比べ色調も白いも
のである。このように苦味が極めて少なく、BCAA含量が
高く、BCAA/AAAモル比が高い肝疾患患者用蛋白源として
のオリゴペプチド混合物は従来知られていない。
以上のような肝疾患患者用蛋白源としてのオリゴペプ
チド混合物は、動植物蛋白質を水系下にエンドプロテア
ーゼ及びエキソプロテアーゼを用い中性域で酵素分解
し、吸着剤で処理し、必要により濃縮し、乾燥して得る
ことができる。
原料として用いる動植物蛋白としては、動物性蛋白質
として、例えばカゼイン、卵白、アルブミン、コラーゲ
ン、ゼラチン等を例示でき、植物性蛋白質としては、大
豆蛋白、小麦蛋白、大麦蛋白、小豆蛋白、ライ麦蛋白、
とうもろこし蛋白、とうもろこし蛋白質を構成するプロ
ラミン系蛋白質のツェイン(Zein)等の穀類蛋白、コン
ブ等の海藻蛋白等が例示できる。これらの動植物蛋白の
うちで、好ましくは、メチオニン含量の低い植物性蛋白
のほうが、酵素分解及び吸着工程によりメチオニン含量
をより低くすることができるので適当である。動植物蛋
白の中にもメチオニン含量の低いものもあるが、植物性
蛋白は動物性蛋白に比べメチオニン含量が低く、BCAA含
量が高く、特に大豆蛋白はメチオニン含量が低いだけで
なくBCAA含量が高く、工業的にも安定して入手が容易で
あるので、本発明のオリゴペプチド混合物源として好適
である。
本発明の製造工程により得られるオリゴペプチド混合
物の全アミノ酸組成物中のメチオニン含量が0.5〜1.5重
量%(好ましくは0.5〜1.2重量%)となるような蛋白原
料が適当である。
蛋白を加水分解する酵素はエンドプロテアーゼ及びエ
キソプロテアーゼを用いることができる。エンドプロテ
アーゼだけではAAA又はAAAに富むオリゴペプチドを遊離
させることが困難であり、エキソプロテアーゼだけでは
蛋白の分子量を小さくすることができず、目的のオリゴ
ペプチド混合物を得ることができない。
本発明においてエンドプロテアーゼ及びエキソプロテ
アーゼを同時に作用させること及び後述の吸着剤処理を
することの組み合わせにより苦味のほとんどないオリゴ
ペプチド混合物を得ることができる。通常、市販の蛋白
酵素分解物は苦く、経口投与が困難である為、主に経管
投与されているが、本発明のオリゴペプチド混合物は苦
味が殆どないので、経管用のみならず肝疾患用の経口剤
の蛋白源としても用いることができる。
本発明においてはエンドプロテアーゼ及びエキソプロ
テアーゼの起源が同じものでも異なるものでも組み合わ
せて用いることができるが、好ましくは同じ起源のほう
が適当である。例えば、エキソプロテアーゼ活性及びエ
ンドプロテアーゼ活性を同時に有する酵素は動物起源や
植物起源より微生物起源のものに多く、例えば、かび
(Aspergillus属、Mucor属等)由来、バクテリア(Pseu
domonas属等)由来、放線菌(Streptomyces属等)由
来、酵母(Saccharomyces属等)由来のものが適当であ
る。又、酵素分解を酸性域やアルカリ域で行うこともで
きるが、後に中和工程を必要とし塩が生ずるので、得ら
れるオリゴペプチド混合物の灰分を減少させる為には脱
塩工程が必要となるので、本発明においては中性域(通
常pH6〜8)で酵素分解することが重要である。即ち、
エンドプロテアーゼやエキソプロテアーゼの至適pHが酸
性或いはアルカリ性であろうと中性域で作用させること
が重要である。後にわざわざ中和する工程を必要とせ
ず、得られるオリゴペプチド混合物も風味の良いものと
なるからである。
酵素分解の程度は酵素分解された後のオリゴペプチド
混合物溶液の平均分子量が200〜5000(好ましくは200〜
3000)、遊離アミノ酸が35重量%以下(好ましくは15重
量%以下)となるように、作用温度、作用時間、基質/
酵素比を調整すればよい。
本発明な用いる吸着剤はAAAを特異的に吸着するも
の、好ましくはメチオニンも併せて吸着するものが適当
である。例えば、活性炭、イオン交換樹脂、疎水性吸着
樹脂等が利用できる。吸着剤はAAAを吸着するに十分な
量用いることができる。例えば、市販活性炭は酵素分解
後の粗蛋白量の約20重量%以上、好ましくは50重量%以
上、200重量%以下が適当である。吸着剤の量が少ない
とAAAを十分吸着できず、多すぎると他のアミノ酸やオ
リゴペプチドを多く吸着して目的のオリゴペプチド混合
物の収率が下がる。
吸着剤を遠心分離や濾過等の手段を用いて除いて得ら
れるオリゴペプチド混合物溶液は中和する必要がなく、
そのまま濃縮或いは乾燥でき、灰分も通常15重量%以下
にすることができる。
以上により本発明の肝疾患患者用蛋白源として有用な
オリゴペプチド混合物を得ることができる。
また、これらの吸着剤のみでは、芳香族アミノ酸、特
にチロシンの除去が不十分であるため、チロシンの溶解
度の低い特性を利用し、等電点沈殿法等によりチロシン
を分離除去することでさらに芳香族アミノ酸を低下させ
ることができる。
本発明で用いられるオリゴペプチド混合物は、上記の
ような工程を経て得られるが、必要に応じて、最終の工
程の処理液を濃縮し、pHを調整した後、酸処理や、アミ
ダーゼ、デアミナーゼ等の酵素処理により苦味を軽減
し、イオン交換膜やイオン交換樹脂等により脱塩処理
し、更に活性炭で処理し、蒸発乾固して粉末化すること
が好ましい。ただし、用途によっては、溶液のまま用い
ることもできる。
本発明の他の好ましい実施態様では、前記含窒素化合
物として、上記LAPに対して、必要に応じてBCAA含量を
高めたアミノ酸混合物と動植物蛋白質を添加して強化し
たものを使用する。かかる混合物としては、動植物蛋白
質を酵素で加水分解して得られる平均分子量200〜500
0、遊離アミノ酸が35重量%以下、(分枝鎖アミノ酸/
芳香族アミノ酸)モル比が7以上、全アミノ酸組成中、
分枝鎖アミノ酸が15〜25重量%、芳香族アミノ酸が0.1
〜2.5重量%及びメチオニンが0.5〜1.5重量%のオリゴ
ペプチド混合物(LAP)1重量部(乾燥重量基準)に対
して、アミノ酸(AA)を0〜1重量部程度、好ましくは
0.3〜0.6重量部含み(アミノ酸(AA)は、バリン、ロイ
シン、イソロイシンを50重量%以上、好ましくは80重量
%以上含むアミノ酸)、上記LAPとAAとの合計量に対し
て、動植物蛋白質を0〜1.5重量部程度、好ましくは0.5
〜1.0重量部含有する含有窒素化合物混合物を挙げるこ
とができる。ここにおいて、上記動植物蛋白質として
は、カゼイン、ゼラチン等やこれらの加水分解物、タウ
リン等を例示できる。
一方、本発明組成物の他の成分であるラクトシュクロ
ース(以下LSという)は、下記の構造式 で表される公知の物質、O−β−D−ガラクトシル−
(1→4)−O−α−D−グルコシル(1←3)−β−
D−フラクトースである。本発明では、従来公知の製造
法で製造されたラクトシュクロースがいずれも使用で
き、例えば、特公昭57−58905号公報に記載されるよう
にアエロバクター属菌起源のレバンシュクラーゼをシュ
クロースとラクトースとの溶液に作用させて得られたも
の、特開昭64−85090号公報に記載のように特定のスポ
ロボロマイセス属菌の菌体抽出物を用いる方法により製
造されたもの、特開平2−35095号公報に記載のように
ローネラ属菌を用いて製造されたもの等が挙げられる。
本発明では、ラクトシュクロースは、上記のごとき製造
法で得られる反応混合物をそのまま用いてもよいし、カ
ラムクロマトグラフィーなどにより精製して使用しても
よい。
本発明の肝疾患患者用組成物は、前記BCAA/AAAモル比
が7以上の含窒素化合物と、ラクトシュクロース又はラ
クトシュクロースと炭水化物との混合物とを含むもので
あり、一般に、乾燥重量基準で、該窒素化合物1重量部
に対してラクトシュクロースを0.1〜3重量部程度、好
ましくは0.1〜1重量部程度(いずれも乾燥重量基準)
を使用するのが望ましい。また、ラクトシュクロースと
炭水化物との混合物を使用する場合は、一般に、乾燥重
量基準で、該窒素化合物1重量部に対してラクトシュク
ロースを0.1〜3重量部程度、好ましくは0.1〜1重量部
程度(いずれも乾燥重量基準)、炭水化物を1〜3重量
部程度、好ましくは1.2〜1.8重量部程度を使用するのが
望ましい。
本発明の好ましい一実施態様では、既述のように、含
窒素化合物として、前記特定のオリゴペプチド混合物LA
Pを使用するのが好ましく、したがって、本発明は、前
記特定のオリゴペプチド混合物LAP1重量部に対して、ラ
クトシュクロースを0.1〜3重量部程度、好ましくは0.5
〜1重量部程度含有する肝疾患患者用組成物を提供する
ものである。
また、本発明の他の好ましい実施態様では、上記LAP
そのものからなる含窒素化合物を用いるか、又は、LAP
に、BCAAに富んだアミノ酸及び動植物蛋白質を添加して
強化した含窒素化合物を用い、これに更にラクトシュク
ロース及び炭水化物を添加した次の組成を有する組成物
が提供される。
(a)動植物蛋白質を酵素で加水分解して得られる平均
分子量200〜5000、遊離アミノ酸が35重量%以下、(分
枝鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)モル比が7以上、全ア
ミノ酸組成中、分枝鎖アミノ酸が15〜25重量%、芳香族
アミノ酸が0.1〜2.5重量%及びメチオニンが0.5〜1.5重
量%のオリゴペプチド混合物(LAP)1重量部(乾燥重
量基準)に対して、アミノ酸(AA)を0〜1重量部程
度、好ましくは0.3〜0.6重量部程度含み(アミノ酸(A
A)は、バリン、ロイシン、イソロイシンを50重量%以
上、好ましくは80重量%以上含むアミノ酸)、上記LAP
とAAとの合計量に対して、動植物蛋白質を0〜1.5重量
部程度、好ましくは0.5〜1.0重量部程度重量%含有する
含窒素化合物、 (b)該含窒素化合物1重量部に対して、0.1〜3重量
部のラクトシュクロース、及び (c)該含窒素化合物1重量部に対して、1〜3重量部
の炭水化物。
上記炭水化物としては、公知の種々のもののいずれで
もよく(但しラクトシュクロースを除く)、例えば、グ
ルコース、マルトース、蔗糖、イソマルトース、マルト
テトラオース、マルトトリオース、マルトベンタオー
ス、マルトヘキサオース、乳糖、グリコーゲン、デキス
トリン、デンプン等の単糖類、食物繊維、多糖類等を例
示できる。
なお、本発明組成物には、必要に応じて脂質を加えて
も良い。脂質としては、従来公知の各種のもの、例えば
米油、綿実油、コーン油、大豆油、ヒマワリ油、カカオ
脂、ゴマ油、サフラワー油、落花生油、バター、ラー
ド、ヤシ油、ナッツ油、パーム油、菜種油の中鎖脂肪酸
(MCT)等の動植物油のいずれでもよく、特に植物性油
が好ましい。
本発明組成物には、更に、必要に応じて通常の各種添
加物を更に含有することができる。該添加剤としては、
例えば各種ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタ
ミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタ
ミンD、ビタミンE、ナイアシン、葉酸、パントテン酸
等)、ミネラル類(カルシウル、鉄、カリウム、ナトリ
ウム、マグネシウム、リン、クロール等の塩類等)、合
成香料及び天然香料等の香料、天然甘味料(ソーマチ
ン、ステビア等)及び合成甘味剤(サッカリン等)等の
甘味料、着色量、乳化剤、安定剤、防腐剤等をそれぞれ
例示でき、之等はそれぞれ1種単独でも2種以上組み合
わせても利用できる。
以上の各成分は、通常緊密に混合した粉末状態で防湿
性袋、瓶、缶等内に密封して保存又は流通されるが、所
望により液剤、ゼリー、顆粒剤、錠剤、カプセル剤等の
形態に製剤化されてもよい。
かくして得られる本発明の肝疾患患者用組成物は、こ
れを適用(摂取)するに当っては、常法に従い、通常、
温水で適当温度に希釈して溶液もしくはゼリー状の形態
とされる。これはまた必要に応じて加熱殺菌または加圧
加熱滅菌等の処理を施される。上記希釈の程度は任意に
決定できるが通常経管又は経口栄養液の形態に調製する
場合、得られる栄養液が本発明組成物を約100〜500g/
、好ましくは約200〜300g/含有するものとするのが
公適である。上記栄養液は経口投与もしくは胃、十二指
腸又は小腸に直接経管投与され、またゼリー状製剤及び
その他の製剤は経口投与される。投与(摂取)量は投与
すべき患者の疾患状態や目的とする治療乃至栄養改善効
果等に応じて適宜に決定でき、一般には、1日一人当り
本発明組成物の乾燥重量で30〜200g程度とするのが望ま
しい。
本発明組成物は患者の嗜好を考慮して、通常の食事と
併用することもできる。
発明の効果 本発明の肝疾患患者用組成物は、含窒素化合物が有す
る肝不全時のアミノ酸インバランス、即ち血漿中のアミ
ノ酸パターン及びフィッシャー比(BCAA/AAAモル比)を
有意な改善を行うことにより、脳症の予防、改善を行う
のみならず、ラクトシュクロースの存在により、腸内及
び血中アンモニアを低下させ、更に良好な脳症の予防、
改善を行うことができる。
ラクトシュクロースは、従来併用されているラクツロ
ースとは異なり、下痢等の副作用も実質的に惹起せず、
むしろ、食物繊維と同様に便性の改善効果を有してお
り、便回数や便重量が増加し、腸内腐敗産物の産生抑制
や腸内容物の排泄を促進する。
また、含窒素化合物として前記特定のオリゴペプチド
混合物を使用した場合、本発明組成物は、風味が良く、
嫌な苦味がなく、消化管よりの吸収が急速かつ良好であ
り、浸透圧の高いことによる下痢の発生も回避される。
また、必須成分以外に、炭水化物、脂肪等を含有させ
た場合、栄養状態の改善を図ることもできる。
このように、本発明組成物は、急性肝炎、肝炎回復
期、慢性肝炎あるいは肝硬変症の代償期及び非代償期の
治療薬及び栄養製品として、殊に急性、慢性肝不全等の
肝臓病患者の栄養補給乃至治療薬として好適なものであ
る。
実 施 例 以下、前記特定のオリゴペプチド混合物(LAP)の製
造例を示すべく参考例をかかげ、次いで実施例により本
発明組成物の実施態様を説明する。
参考例1 分離大豆蛋白(不二製油(株)製「ニューフジプロ−
R」)100重量部(以下、部)を水1567部に溶解し、エ
ンドペプチダーゼとエキソプロテアーゼを含有する蛋白
分解酵素(科研製薬(株)製「プロナーゼ」)2部加
え、50℃で5時間酵素分解した後、80〜85℃で15分加熱
して酵素を失活させ、10℃以下に冷却後、活性炭(武田
薬品工業(株)製)100部を加え、一晩撹拌して芳香族
アミノ酸、芳香族アミノ酸に富むオリゴペプチドを吸着
させ、遠心分離(5000R.P.M.×30分)して活性炭を荒取
りし、精密濾過膜(旭化成(株)製、0.1μ)を用いて
活性炭を完全に除去し、殺菌(135℃で7秒)し、噴霧
乾燥して粉末状肝疾患用オリゴペプチド混合物を得た。
この10重量%濃度水溶液のpHは6.3であった。
活性炭吸着前のオリゴペプチド混合物(HSP)と活性
炭吸着後のそれ(LAP)の乾燥固形分当たりの粗蛋白、
灰分、アミノ酸組成を第1表、第2表に示す。
以上より、LAPの芳香族アミノ酸(AAA:フェニルアラ
ニン、チロシン)、分枝鎖アミノ酸(BCAA:バリン、ロ
イシン、イソロイシン)、BCAA/AAAモル比及び遊離アミ
ノ酸(FAA)は第3表の通りであった。表中、AAA、BCAA
及びメチオニンは、全アミノ酸組成中の量である。
尚、LAPの高速液体クロマトグラフィーによる分子量
分布は第1図の通りであった。この測定条件は、TSKgel
G3000PW(17.8mmφ×30cm)カラムを用い、45%アセト
ニトリル含有0.1%トリフルオロ酢酸を溶離液として、
流速0.3ml/minとした。検出はUV220nmを用い、吸光度で
示した。
又、得られたLAPは苦味は全く感じられず、若干旨み
のする良好なものであった。
参考例2 蛋白分解酵素を第4表に示すように、エンドプロテア
ーゼとエキソプロテアーゼを同時に含むAsprgillus o
ryzae起源の「AOS(Type II)」(盛進製薬(株)製)
及び同起源の「プロテアーゼM」(天野製薬(株)製)
を用いる他は参考例1と同様にしてオリゴペプチド混合
物を得た。表中、AAA、BCAA及びメチオニンは、全アミ
ノ酸組成中の量である。
尚、後記実施例では、上記第4表中プロテアーゼMを
用いて調製したオリゴペプチド混合物を使用した。
参考例3 使用する活性炭の量を第5表のように変化させる以外
は参考例1と同様にしてオリゴペプチド混合物を得た。
結果を併せ示す。表中、AAAは、全アミノ酸組成におけ
る量である。
以上より活性炭は大豆蛋白量に対し20重量%以上が適
当であった。(後記の実施例では、上記第5表中、活性
炭/大豆蛋白100重量%のオリゴペプチド混合物を用い
た。) 参考例4 分離大豆蛋白(「フジプロ−R」)100部を水900部に
溶解し「プロテアーゼ−M」を4部加え、50℃で5時間
酵素分解した後、80〜85℃で15分間加熱し酵素失活させ
た。室温まで冷却した後遠心分離(5000RPM×30分)し
て沈殿成分を除去し、オリゴペプチド液760部を得た。
これに合成吸着剤(「SP−207」三菱化成工業(株)
製)130部を加え、5時間撹拌しAAA及びAAAに富むオリ
ゴペプチドを吸着させ、過により合成吸着剤を除去し
凍結乾燥して粉末状オリゴペプチド混合物を得た。
平均分子量は320、FAA24.3重量%、全アミノ酸組成に
おいて、AAAは2.2重量%、BCAAは19.0重量%、BCAA/AAA
モル比は11.6及びメチオニン1.0重量%であった。
参考例5 分離大豆蛋白「ニューフジプロR」(前出)100部を
水900部に溶解し、これに「プロテアーゼM」(前出)
4部を加え50℃で5時間酵素分離した後、80〜85℃で15
分間加熱して酵素を失活させ、10℃以下に冷却後活性炭
(武田薬品工業(株)製)110部を加え1夜撹拌するこ
とにより芳香族アミノ酸及び芳香族アミノ酸に富むオリ
ゴペプチドを吸着させ、活性炭を別後、イオン交換樹
脂(三菱化成(株)製「ダイアイオンSK−116」と住友
化学(株)「KA890」の等重量混合物)を加え1時間撹
拌後に該樹脂を別して脱塩した。この脱塩液(pH5.
2)を精密過後、噴霧乾燥した。乾燥品は、わずかに
酸味がある以外は、苦味、異味のない良好なもので、第
6表の値を示した。表中、AAA、BCAA及びメチオニン量
は、全アミノ酸組成における量である。
第 6 表 粗蛋白質 80.4重量% FAA 24.8重量% 灰分 3.6重量% AAA 0.9重量% BCAA 20.7重量% メチオニン 0.9重量% BCAA/AAA 28.7(モル比) 参考例6 ラクトアルブミン(「サンラクトN−2」(太陽化学
(株)製)100部に水1667部に溶解する他は参考例1と
同様に処理してオリゴペプチド混合物を得た。結果を第
7表に示す。表中、AAA、BCAA及びメチオニンは、全ア
ミノ酸組成における量である。
第 7 表 粗蛋白質 73.1重量% FAA 19.8重量% 灰分 4.6重量% AAA 0.9重量% BCAA 23.8重量% メチオニン 1.0重量% BCAA/AAA 33.0(モル比) 実施例1〜20 上記参考例1〜6で得たBCAAの含量の高いオリゴペプ
チド混合物、ラクトシュクロース、炭水化物その他の第
8表に記載の粉末状の各成分を所定量使用し、これらを
均一となるまで混合して本発明組成物を得た。
なお、ラクトシュクロースとしては、粉末状のもの
(純度98%、(株)林原生物化学研究所製)を用いた。
また、第8表の数値は、本発明組成物の乾燥重量100g
中の各成分のグラム数(乾燥重量基準)を示す。
薬理試験例1 ラット小腸におけるグルタミンからのアンモニア生成
に及ぼすラクトシュクロース(LS)の影響を、ラクチュ
ロース(LL)と比較して試験した。
小腸におけるアンモニア生成については、グルタミン
を添加して生成を増加させる条件下で試験した。
実験方法は次の通りである。
(1)実験動物 Sprague−Dawley系雄ラット(体重246〜288g)5匹 (2)被験物 ラクトシュクロース(LS):純度98%,(株)林原生
物化学研究所製 ラクチュロース(LL):純度98%、フナコシ(株)製 (3)実施内容 一夜絶食したラットを、断頭で瀉血した後、直ちに小
腸を摘出した。摘出した小腸の回腸下部20cmを用いて、
氷冷したクレブスリンゲル緩衝液(KRB;pH8.2)中で、
組織重量約50mgの小片を作成した。この小片の中から無
作為に1個づつ選び、氷冷中で、10mMグルタミンKRB溶
液2mlを入れた各実験群の試験管に移した。各実験群
は、この溶液にそれぞれの被験物が終濃度で0、10、20
%になるように調整した。小片を入れた試験管は、37℃
で90分間インキュベートした。その反応終了後、組織小
片と溶液のアンモニア濃度を測定した。
結果を第2図および第3図に示す。
第2図は、90分の反応時間後に溶液(Medium)中に放
出されたアンモニア量を示すグラフである。第3図は、
その時の組織小片(Tissue)中のアンモニア量を示すグ
ラフである。それぞれのグラフの横軸は、被験物の濃度
を示す。
第2図から明らかなように、溶液中に放出されたアン
モニアは、被験物を添加しない場合に比し、LS添加群で
は10%濃度で低下したが、LL添加群では10%濃度では低
下傾向を示さなかった。20%濃度でも、LSもLLも同様の
効果であった。
一方、第3図から明らかなように、組織小片中のアン
モニアは、両者とも同様に低下傾向を示したが、溶液中
と同様、10%濃度でLS添加群の低下が大きかった。
以上より、LSは、LLに比べて、低濃度でグルタミンか
らのアンモニア生成を抑制する効果がある事が判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、参考例1で得られたLAPの高速液体クロマト
グラフィーによる分子量分布の測定結果を示すチャート
である。 第2図は、90分の反応時間後に溶液(Medium)中に放出
されたアンモニア量を示すグラフであり、第3図は、そ
の時の組織小片(Tissue)中のアンモニア量を示すグラ
フである。
フロントページの続き (72)発明者 内山 成人 佐賀県三養基郡基山町宮浦辻1157―1 (56)参考文献 特開 平2−138991(JP,A) 特開 昭59−39287(JP,A) 特開 昭57−11910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 38/00 - 38/58 A61K 31/70 A23L 1/29 - 1/308 A61K 35/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)大豆蛋白質を酵素で加水分解して得
    られる平均分子量200〜5000、遊離アミノ酸が35重量%
    以下、(分枝鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)モル比が7
    以上、全アミノ酸組成中、分枝鎖アミノ酸が15〜25重量
    %、芳香族アミノ酸が0.1〜2.5重量%及びメチオニンが
    0.5〜1.5重量%のオリゴペプチド混合物(LAP)を乾燥
    重量基準で1重量部及び (b)ラクトシュクロースを乾燥重量基準で0.1〜3重
    量部含有することを特徴とする肝疾患患者用組成物。
  2. 【請求項2】(a)大豆蛋白質を酵素で加水分解して得
    られる平均分子量200〜5000、遊離アミノ酸が35重量%
    以下、(分枝鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)モル比が7
    以上、全アミノ酸組成中、分枝鎖アミノ酸が15〜25重量
    %、芳香族アミノ酸が0.1〜2.5重量%及びメチオニンが
    0.5〜1.5重量%のオリゴペプチド混合物(LAP)1重量
    部(乾燥重量基準)、 (b)該オリゴペプチド混合物1重量部(乾燥重量基
    準)に対して、0.1〜3重量部(乾燥重量基準)のラク
    トシュクロース、及び (c)該オリゴペプチド混合物1重量部(乾燥重量基
    準)に対して、1〜3重量部の炭水化物 を含有することを特徴とする肝疾患患者用組成物。
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