JP3110513U - 静電気除去ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】 静電気除去効率に優れ、ブラシ掛けすることにより付着した塵埃や髪の毛などを取り除き易く、またブラシ掛けした物体には静電気が無い状態が続き、再び塵埃や髪の毛などが付着し難くし、しかも本来の用途に応じたブラシ機能が充分に発揮されるようにした静電気除去ブラシを提供する。
【解決手段】 ブラシの用途に応じたブラシ毛1に静電気除去繊維2を配合し、これらを均一に混ぜ合わせた毛束3を、ブラシ台4の複数個所に適宜間隔をおいて植設したものとしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラシの用途に応じたブラシ毛1に静電気除去繊維2を配合し、これらを均一に混ぜ合わせた毛束3を、ブラシ台4の複数個所に適宜間隔をおいて植設したものとしている。
【選択図】 図1
Description
この考案は、衣服、OA機器、車のダッシュボード、ペット動物、家具などあらゆる物体の静電気を除去し、それらに付いていた塵埃や髪の毛などを取り除き易くした静電気除去ブラシに関するものである。
従来、この種の静電気除去ブラシには、例えば図7に示したように、ブラシ台14に複数列植設したブラシの用途に応じたブラシ毛11aの毛束11の所々に静電気除去繊維12aの毛束12を植設したものが存在する。また、この種の静電気除去ブラシには、例えば図8に示したように、ブラシ台14に複数列植設したブラシの用途に応じたブラシ毛11aの毛束11の中央の列や両端の列など、数列または一列を静電気除去繊維12aの毛束12としたものが存在する。
さらに、この種の静電気除去ブラシには、例えば図9に示したように、フッ素系樹脂、または黒鉛を含む油脂剤により柔軟性が付与された多繊条炭素繊維束21を、導電性基材22に植毛してなるものが存在する(特許文献1)。
実公昭56−20991号公報(第1頁、図1)
しかしながら、上記従来の図7、8に示した静電気除去ブラシでは、衣服、OA機器、車のダッシュボード、ペット動物、家具などに付着した塵埃や髪の毛などを取り除くためにブラシ掛けすると、静電気除去繊維12aの毛束12の接触により静電気を除去した後に、ブラシ毛の毛束11の接触により再び静電気を発生させてしまうので静電気除去効率が非常に悪く、付着した塵埃や髪の毛などを取り除き難いという課題を有していた。
さらに、上記従来の図7〜9に示した静電気除去ブラシでは、静電気除去繊維12aの毛束12や多繊条炭素繊維束21は土台となる本来の用途に応じたブラシ毛11aの毛束11とは違ってブラシ掛け作用が弱く、本来のブラシ機能が充分に発揮されないという課題を有していた。
そこで、この考案は、上記従来の課題を解決するものであり、静電気除去効率に優れ、ブラシ掛けすることにより付着した塵埃や髪の毛などを取り除き易く、またブラシ掛けした物体には静電気が無い状態が続き、再び塵埃や髪の毛などが付着し難くし、しかも本来の用途に応じたブラシ機能が充分に発揮されるようにした静電気除去ブラシを提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この考案の静電気除去ブラシは、ブラシの用途に応じたブラシ毛1に静電気除去繊維2を配合し、これらを均一に混ぜ合わせた毛束3を、ブラシ台4に植設したものとしている。
そして、この考案の静電気除去ブラシでは、前記静電気除去繊維2のブラシ毛1への配合率を、約1〜50重量%としている。
この考案の静電気除去ブラシは、以上に述べたように構成されているので、静電気除去効率に優れ、ブラシ掛けすることにより付着した塵埃や髪の毛などを取り除き易く、またブラシ掛けした物体には静電気が無い状態が続き、再び塵埃や髪の毛などが付着し難くし、しかも本来の用途に応じたブラシ機能が充分に発揮されるものとなる。
以下、この考案の静電気除去ブラシの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この考案の静電気除去ブラシは、図1〜5に示したように、ブラシの用途に応じたブラシ毛1に静電気除去繊維2を配合し、これらを均一に混ぜ合わせた毛束3を、ブラシ台4の複数個所に適宜間隔をおいて植設したものとしている。すなわち、この考案の静電気除去ブラシでは、前記毛束3を、ブラシ台4のほぼ全体に渡って、縦並び、横並び、その他任意の配置で適宜間隔をおいて植設したものとしている。また、この考案の静電気除去ブラシは、例えば図5に示したように、外周の列のみをブラシの用途に応じたブラシ毛1とすることができる。これは、静電気除去繊維2がダーク色であるため、毛束3がダーク色に見えて汚れているように思われる場合があるので、外周の列をブラシ毛1とすることにより、ブラシを横から見た場合に、本来のブラシ毛1の色が見えるようにし、毛束3が見えないようにして、汚れているように思われないようにするためである。さらに、この考案の静電気除去ブラシは、例えば図6に示したように、ブラシ毛1を静電気除去繊維2より上方に突出するようにして、ブラシ台4に植設したものとしてもよい。図示したものは、毛束3内の一本のブラシ毛1を静電気除去繊維2より上方に突出するようにしているが、複数本であってもよいことはいうまでもない。このようにすると、この考案の静電気除去ブラシを頭髪用とした場合、ブラッシング時に、突出したブラシ毛1が頭皮を心地よく刺激して、マッサージ効果を得ることができる。なお、前記毛束3は、ブラシ台4の複数個所に植設することなく、ブラシ台4の1個所に植設しても、ブラシ台4の全体に毛束条に植設してもよい。
この考案の静電気除去ブラシにおけるブラシの用途としては、衣服用、OA機器用、車のダッシュボード用、ペット動物用、家具用などが挙げられるが、歯科用、風呂用など水使用の用途は除かれる。なお、この考案の静電気除去ブラシは、頭髪用としても使用可能であることはいうまでもない。
ブラシ毛1としては、例えば、馬毛、豚毛、猪毛などの動物毛、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレンなどの合成樹脂毛、またはこれら動物毛と合成樹脂毛の混毛とするなどブラシの用途に応じたものが用いられる。
静電気除去繊維2としては、例えば、銅、ニッケル、ステンレス鋼などの導電性の金属繊維、銅などの金属を蒸着してなる金属蒸着繊維、一価の銅イオンを吸着させた化学繊維(例えば、アクリル繊維、ナイロン繊維)内に金属銅を還元析出してなる繊維、または炭素複合繊維などが用いられる。なお、前記静電気除去繊維2は、配合するブラシ毛1の色彩と同系色のものとすれば、この静電気除去繊維2が目立たないものとなって好ましく、また配合するブラシ毛1の太さ、硬さなどの物性が類似しているものを使用すれば、そのブラシの本来の用途が阻害されることがないものなる。
そして、ブラシ毛1と静電気除去繊維2を均一に混ぜ合わせた毛束3とするには、先ず、動物毛、合成樹脂毛などブラシの用途に応じたブラシ毛1の毛束を用意し、これを必要なサイズにカットする。そして、この毛束のサイズに合わせた静電気除去繊維2を用意し、これらを回転ドラムに入れて混ぜ合わせる。次に、回転ドラムから混ぜ合わせたものを取り出し、手加工または機械加工で再び毛束にする。この毛束を小分けにし、突出した毛を取り除けば毛束3とすることができる。また、前記静電気除去繊維2は、毛束と同寸法のものを用意しなくても、この静電気除去繊維2を混ぜ合わせてから同寸法にカットしてもよい。なお、前記毛束3とするには、このような方法で行わなくてもその他任意の方法で行ってもよいのはいうまでもない。
前記静電気除去繊維2のブラシ毛1への配合率は、約1〜50重量%としている。静電気除去繊維2の配合率を約1重量%より小さくすると、静電気除去効果が極端に低下するので好ましくなく、また静電気除去繊維2の配合率を約50重量%より大きくすると、本来のブラシ機能が損なわれると共に、静電気除去効果の向上も余り見られず、また静電気除去繊維2が高価であり、これがブラシ自体の価格に跳ね返るので好ましくない。
毛束3は、毛数が約10〜100本程度、毛長が約5〜100mm程度とすることができるが、衣服用、OA機器用、車用、ペット動物用、家具用など、ブラシの用途に応じてその毛数、毛長を適宜調節すればよい。
ブラシ台4は、硬質の合成樹脂製としたり、木製などとすることができ、通常は把持部4aを有したものとしているが、ブラシの用途によっては把持部4aを有していなくてもよい。また、把持部4aは、図1に示したようにブラシ台4と一体として設けたものであっても、図3に示したようにブラシ台4と別体として折り畳み自在に設けたものであってもよい。
そして、前記毛束3をブラシ台4の複数個所に適宜間隔をおいて植設したものとするには、前記毛束3をブラシ台4に3列〜5列程度の縦並びの複数列、または列とせず無作為に、2〜10mm程度の間隔をおいて植設すればよいが、ブラシの用途に応じて適宜調節することができる。なお、前記毛束3は、ブラシ台4に直に植設したものとしても、ゴム製のマットなどを介在させてブラシ台4に間接的に植設したものとしてもよい。
なお、この考案におけるブラシ台4は、毛束3を保持できるものであればどのようなものであってもよく、例えば毛束3を出入れ可能として保持できるようにした筒状体などとすることもできる。また、ブラシ台4の材質は、天然ゴムや合成樹脂エラストマーの他、天然木材や人工木材などとすることができる。
以上のように構成したこの考案の静電気除去ブラシを用いて、例えば衣服についた塵埃や髪の毛などを取り除くには、次のようにして行なう。
先ず、この考案の静電気除去ブラシを用いて衣服にブラシ掛けすると、静電気除去繊維2と衣服との間にコロナ放電が効果的に発生し、これにより衣服に帯びていた静電気と、ブラシ掛けで発生した静電気が除去される。すると、静電気の影響で衣服にしっかりと付いていた塵埃や髪の毛などが取り易くなり、この取り易くなった塵埃や髪の毛などは毛束3によって払い落とされる。この場合、この考案の静電気除去ブラシでは、ブラシ毛1の衣服への接触と同時に静電気除去繊維2の衣服への接触が行なわれるので、従来の静電気除去ブラシのように静電気除去繊維2が衣服に接触した後のブラシ毛1の衣服への接触によって再び静電気が発生することはない。なお、ブラシ毛1は衣服の生地に適した毛質のものを用いれば衣服を傷めることなくしっかりと塵埃や髪の毛などを払い落とすことができる。
そして、塵埃や髪の毛などが払い落とされた衣服は、同時に静電気も除去されているので、空中に漂っている塵埃や髪の毛なども寄せ付けず、塵埃や髪の毛などが付き難いものなる。
1 ブラシ毛
2 静電気除去繊維
3 毛束
4 ブラシ台
2 静電気除去繊維
3 毛束
4 ブラシ台
Claims (2)
- ブラシの用途に応じたブラシ毛(1)に静電気除去繊維(2)を配合し、これらを均一に混ぜ合わせた毛束(3)を、ブラシ台(4)に植設したものとしたことを特徴とする静電気除去ブラシ。
- 前記静電気除去繊維(2)のブラシ毛(1)への配合率を、約1〜50重量%としたことを特徴とする請求項1記載の静電気除去ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000817U JP3110513U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 静電気除去ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005000817U JP3110513U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 静電気除去ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3110513U true JP3110513U (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=43273049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005000817U Expired - Fee Related JP3110513U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 静電気除去ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3110513U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015202081A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 | ペット用毛捕集ブラシ |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005000817U patent/JP3110513U/ja not_active Expired - Fee Related
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