JP3110090B2 - 医療用貼付剤の製造方法 - Google Patents

医療用貼付剤の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、皮膚や粘膜のような
生体膜に適用して所要の薬効成分を生体膜を通して体内
循環系に投与するのに使用される医療用貼付剤の製造方
法に関する。この種貼付剤は、粘着剤と薬効成分を含む
膏体層が支持体の片面に設けられたものであって、腰
痛、捻挫、腱鞘、筋肉痛などに対する消炎や鎮痛に用い
られ、患部を固定するコルセット効果を発揮すると共に
良好な通気性を与え、保温効果、貼着力および薬効にも
優れたものである。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】医療用貼付剤は、一
般に、粘着剤と薬効成分を含む膏体を原料混合タンクか
らホットメルト塗工機に送り、剥離紙ロールから繰出さ
れる剥離紙の片面に塗工して膏体層を形成する工程と、
支持体ロールから繰出されかつ発泡体シートと不織布と
の積層体からなる支持体の不織布面を上記膏体層に密着
させる工程と、得られた貼付剤原反を所要の形態に打ち
抜く工程とからなる方法により製造されている。
【0003】i) ところで、膏体を原料混合タンクか
ら送り出した後、タンク内面に膏体が付着残存している
と薬効成分が変質を来たし、次回に製造される膏体成分
に異常をもたらす恐れがあるので、主原料である流動パ
ラフィンと同質の流動パラフィンでロットごとにタンク
内部を洗浄する必要がある。従来、タンク内部の洗浄
は、130℃以上に熱した流動パラフィンをタンク内に
充填し、攪拌した後排出することにより行われていた。
【0004】しかし、この方法ではタンク内に流動パラ
フィンを充満させるので大量の流動パラフィンが必要で
ある上に、その充填および排出に長時間を要する。しか
もこうした大量の流動パラフィンを上記温度に加熱する
には多大なエネルギーが消費される。
【0005】このような点から、この発明の1つの目的
は、原料混合タンクの洗浄を、少量の流動パラフィンを
用いて短時間に少ないエネルギーで成し得る方法を提供
することにある。
【0006】ii) また、粘着剤と薬効成分を含む膏体
を調製するには、まず温度140〜180℃でホットメ
ルト粘着剤を製造し、これに薬効成分を配合し攪拌分散
させる。
【0007】しかし、使用する薬効成分はこのような高
温下では分解され易く、これがホットメルト粘着剤に初
めから混合されていると高温により薬効成分の大幅な加
熱減量を来たす。そのため、製剤の膏体層中の薬効成分
量を所要値に確保しようとすれば、減量分を増量して仕
込む必要がある。しかも、増量仕込をしても製造条件の
僅かな差違によって製剤の膏体層中の薬効成分量がバラ
つくことは避けられない。
【0008】この発明のもう1つの目的は、したがっ
て、薬効成分の加熱減量を可及的に少なくすると共に、
膏体層中の薬効成分量のバラつきを極力なくする方法を
提供することにある。
【0009】iii) また、膏体層を剥離紙上に筋状パタ
ーンに形成するには、ホットメルト塗工機に、図5
(イ)に示すように下向きの複数の切欠部を有する櫛歯
状の押出成型板(53)を内装し、膏体を切欠部から押出す
やり方が一般的である。
【0010】しかし、ホットメルト塗工機による膏体の
塗工量は押出圧力に依存し、押出圧力は図4に示すよう
に押出幅の両側部より中央部で高い。したがって、切欠
部(51)の幅が均一に作成されておれば、各切欠部から出
る膏体の量は両側部より中央部で多くなり、図5(ロ)
に示すように中央部の筋状塗工層(52a) の幅は両側部の
筋状塗工層(52b) の幅より大きくなり、均一な塗工幅の
筋状塗工層を形成することはできない。
【0011】この発明のさらにもう1つの目的は、した
がって、各筋状塗工層の塗工幅を所望値に設定できる方
法を提供することにある。
【0012】iv) さらに、発泡体シートと不織布との
積層体からなる支持体は、従来は、発泡体シートと不織
布を接着剤で貼り合わせる方法、または発泡体シートの
表面を溶融しこれに不織布を貼り張り合わせる方法によ
り製造されていた。
【0013】しかし、前者の方法では、接着剤成分の膏
体層への移行の点からみた衛生上の安全性、モノマー
臭、残留溶剤等の点で医療用貼付剤としては難点が多
い。また後者の方法では、ガスバーナーや電熱ヒーター
で発泡体表面を溶融するので、多大な熱量を消費する必
要がある上に、独立気泡発泡体の場合、気泡の膨脹によ
る体積増から来るしわの発生等のトラブルを避けるため
に発泡体シートに張力をかける必要がある。また貼り合
わせ後発泡体シートが収縮する。その結果、張力や収縮
によって発泡体が内側に反り返るカールが支持体に生じ
る恐れがある。
【0014】この発明のさらにもう1つの目的は、した
がって、カールの発生の恐れがなくしかも医療用貼付剤
に適した支持体を製造する方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の諸目的
を達成すべく工夫されたものである。
【0016】i) すなわち、この発明によれば、粘着
剤と薬効成分を含む膏体を原料混合タンクからホットメ
ルト塗工機に送り、剥離紙ロールから繰出される剥離紙
の片面に塗工して膏体層を形成する工程と、支持体ロー
ルから繰出されかつ発泡体シートと不織布との積層体か
らなる支持体の不織布面を上記膏体層に密着させる工程
と、得られた貼付剤原反を所要の形態に打ち抜く工程と
からなる医療用貼付剤の製造方法において、前記原料混
合タンクの頂部に液噴射装置を設けて、同タンクの加熱
下に流動パラフィンをタンク内に噴射することを特徴と
する方法が提供せられる。
【0017】この方法では、通常は原料混合タンクを1
30℃以上に加熱しておく。同タンクの加熱に加えて、
噴射すべき流動パラフィンを予め110〜150℃に加
熱しておくと、洗浄効果はさらに向上する。流動パラフ
ィンとしては原料流動パラフィンと同質のものを用い
る。
【0018】ii) また、この発明によれば、前記医療
用貼付剤の製造方法において、前記原料混合タンクで得
られた温度140〜180℃のホットメルト粘着剤を9
0〜120℃に降温した後、これに薬効成分を配合し、
得られた膏体をホットメルト塗工機で塗工するまでに温
度130〜150℃に昇温し、この温度で剥離紙に塗工
することを特徴とする方法が提供せられる。
【0019】この方法では、好ましくは、温度90〜1
20℃で得られた膏体を、この温度にてサービスタンク
に圧送し、ここに蓄える。また膏体をホットメルト塗工
機に送る過程で徐々に温度130〜150℃に昇温する
のが好ましく、昇温手段として、通常は、電熱ヒータを
外装し温度制御できる移送ホースを用いる。
【0020】薬効成分配合時の温度を90〜120℃の
範囲に設定した理由は、120℃より高いと薬物成分が
分解され易く、それによる加熱減量が多くなり、逆に9
0℃より低いと薬物成分を粘着剤に均一に分散させるこ
とができないからである。特に好ましい薬効成分配合温
度は110℃付近である。
【0021】膏体の塗工温度が130〜150℃の範囲
に設定される理由は、130℃より低いと剥離紙に対す
る膏体の濡れ性が悪く塗工が容易でなく、150℃より
高いとやはり薬物成分の加熱減量が多いからである。特
に好ましい塗工温度は140℃付近である。
【0022】iii) また、この発明によれば、前記医療
用貼付剤の製造方法において、前記ホットメルト塗工機
に、下辺部に複数の切欠部を有する櫛歯状の押出成型板
を内装し、膏体を切欠部から押出して筋状の塗工パター
ンを形成するに当たり、切欠部の上端部幅を変えること
により、各筋の塗工幅を所要値に設定することを特徴と
する方法が提供せられる。
【0023】押出成型板は、たとえば、アルミニウム、
銅などの軟質金属の薄板に所要の加工を施すことによっ
て容易に得られる。
【0024】均一な塗工幅の筋を形成するには、押出成
型板において、たとえば、押出圧力の低い部分すなわち
両側部における切欠部の上端部の幅を、押出圧力の高い
部分すなわち中央部の切欠部の上端部の幅より狭くする
とよい。
【0025】iv) さらに、この発明による医療用貼付
剤の製造方法において、前記支持体はつぎの方法で製造
されたものである。すなわち、発泡体シートを、熱ロー
ルと冷却ロールの間をこれらのロールの各軸心を結ぶ直
線にほぼ直交する方向に通過させ、発泡体シートに張力
を与えないで同シートと不織布を重ね合わせる。加熱は
不織布側から熱ロールで行い、発泡体シートを極力加熱
しないようにする。
【0026】不織布としては、好ましくは、発泡体シー
トと同種もしくはこれとの融着性のよい厚さ10〜20
μmのフィルム、たとえばポリエチレンフィルムを積層
したものを用い、不織布のフィルム面と発泡体シートと
を貼り合わせる。
【0027】熱ロールの温度としては、80〜150℃
の範囲内で積層圧力および巻取速度の関係から最適値が
設定される。
【0028】発泡体シートおよび不織布共、熱ロールと
冷却ロールの間を通過するまでは張力を極力小さくす
る。
【0029】
【実施例】つぎに、この発明を具体的に説明するため
に、この発明の一例を示す実施例を示す。
【0030】図1および図2において、洗浄液タンク(2
8)から原料混合タンク(1) の頂部側壁を貫通して同タン
ク(1) 内に洗浄液供給管(25)が配され、同管のタンク内
先端に中空球体(26)が管に対して回転自在に取り付けら
れ、中空球体(26)に多数のノズル(27)が放射状に取り付
けられている。原料混合タンク(1) の外面には加熱用蛇
管(2) が装着され、タンク内部には軸心部に低速撹拌羽
根(3)、側部に高速撹拌羽根(4) がそれぞれ設けられて
いる。
【0031】原料混合タンク(1) の洗浄に当たり、タン
ク底部のバルブ(30)を閉じ、蛇管(2) に加熱用オイル熱
媒体(140℃)を流通し、タンク内面を140℃に加
熱する。ついで、後述する原料流動パラフィンと同質の
流動パラフィンを洗浄液タンク(28)から洗浄液供給管(2
5)を通してポンプ(29)によって中空球体(26)へ圧送し、
そのノズル(27)からタンク内に噴射する。噴射圧力は1
10kg/cm2 、液量は23〜67リットル/分であ
る。噴射された流動パラフィンはタンク内面を流下する
間に同内面によって140℃に加熱され、低速撹拌羽根
(3) および高速撹拌羽根(4) を埋没させるレベルまで底
部に貯溜される。ついで、低速撹拌羽根(3) を10〜1
00r.p.s.で、高速撹拌羽根(4) を150〜1500r.
p.s.で、それぞれ正逆交互に回転させる。こうして、タ
ンクの内部を洗浄し、前ロットの残存物を除去する。流
動パラフィンの噴射完了後、タンク底部のバルブ(30)を
開き、流動パラフィンを排出する。排出流動パラフィン
は洗浄液タンク(28)に回収され、循環再使用される。
【0032】洗浄後、原料混合タンク(1) に、親油性の
粘着剤の原料として、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体39重量部、流動パラフィン78重量
部、脂環族系樹脂(荒川化学社製「アルコン」)57重
量部、酸化防止剤をそれぞれ仕込み、粘着剤組成物を加
熱用蛇管(2) での熱媒体の流通によって温度160℃に
加熱し、低速撹拌羽根(3) を10〜100r.p.s.で、高
速撹拌羽根(4) を150〜1500r.p.s.でそれぞれ回
転させる。こうして配合物をよく混合し、ホットメルト
法により親油性の粘着剤を調製する。
【0033】ついで、得られた粘着剤を110℃に降温
した後、これに酸化チタン3重量部、サンシシ乾燥エキ
ス、トウガラシエキスの各適量をそれぞれ仕込み、撹拌
によって膏体を調製する。得られた膏体を温度110℃
でポンプ(5)によってサービスタンク(6) に圧送し、こ
こに蓄える。
【0034】膏体をサービスタンク(6) から移送ホース
(7) を介してポンプ(8) でホットメルト塗工機(9) に圧
送する過程で、膏体の温度を140℃に徐々に昇温す
る。移送ホース(7) は電熱ヒータを外装し、温度制御で
きるものである。
【0035】ホットメルト塗工機(9) には、図3および
図6(イ)に示すように、下向きの3つの切欠部(10a)
(10b)を有する櫛歯状の押出成型板(11)が内装してあ
る。3つの切欠部は下部ではいずれも同じ幅を有する
が、両側の2つの切欠部(10a) の上部の幅は、中央の1
つの切欠部(10b) の上部の幅より広く成されている。
【0036】膏体は吐出口(12)からホットメルト塗工機
(9) に入り、3つの切欠部(10a)(10b)から温度140℃
で押し出される。
【0037】ホットメルト塗工機(9) の下方には、剥離
紙ロール(13)から、片面にシリコーン層を有するポリエ
チレンテレフタレートフィルムからなる厚み25μmの
剥離紙(14)が、シリコーン層側の面を上にして繰出され
て来る。この剥離紙(14)のシリコーン層面に、ホットメ
ルト塗工機(9) の切欠部(10a)(10b)から膏体が押し出さ
れ、厚み25μm、塗工幅10mm、非塗工幅10mm
で平行な多数の筋状の膏体層(15)が形成される(図6
(ロ)参照)。
【0038】他方、支持体ロール(16)から、発泡体シー
ト(18)と不織布(19)との積層体からなる支持体(17)を、
不織布(19)を上にして繰出す。支持体(17)と剥離紙(14)
上の膏体層(15)とを合わせて、これらを一対の圧着ロー
ル(31)(24)の間に通し、剥離紙(14)の膏体層に支持体(1
7)の不織布面を密着させる。こうして、貼付剤の原反(2
2)を製作する。
【0039】支持体(17)は、図7に示すように、発泡体
シート(18)を、熱ロール(20)と冷却ロール(21)の間にこ
れらのロールの各軸心を結ぶ直線にほぼ直交する方向に
通過させて得られたものである。この通過により、発泡
体シートと不織布を重ね合わせ、不織布側から熱ロール
(20)で加熱し、発泡体シートの加熱を必要最少限とす
る。不織布(19)としては、厚さ15μmのポリエチレン
フィルムを積層したものを用い、不織布のフィルム面と
発泡体シートとを合わせる。熱ロールの温度は、約12
0℃である。発泡体シートおよび不織布共、熱ロール(2
0)と冷却ロール(21)の間を通過するまでは張力を極力小
さくする。
【0040】得られた原反(22)を縦215mm×横10
0mmの角部に丸みのあるシート(23)に打ち抜き裁断
し、最終製品として貼付剤を製造する。
【0041】得られた貼付剤は、発泡体シート、不織
布、膏体層、剥離紙がこの順に積層されたものであり、
剥離紙は貼付剤を使用するときに除去される。
【0042】
【発明の効果】この発明による医療用貼付剤の製造工程
を以上のごとく構成されているので、つぎの効果が奏さ
れる。
【0043】原料混合タンクの洗浄を、少量の流動パラ
フィンを用いて短時間に少ないエネルギーで成し得る。
【0044】薬効成分の加熱による分解と減量を可及的
に少なくすると共に、膏体層中の薬効成分量のバラつき
を極力なくすることができる。
【0045】各筋状塗工層の塗工幅を所望値に設定する
ことができる。
【0046】カールの発生の恐れがなくしかも医療用貼
付剤に適した支持体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による医療用貼付剤の製造工程を示す
フローシートである。
【図2】原料混合タンクの洗浄工程および膏体の加熱工
程を示すフローシートである。
【図3】塗工機による塗工状態を示す斜視図である。
【図4】押出幅方向における押出圧力の関係を示すグラ
フである。
【図5】(イ)は従来の押出成型板を示す正面図、
(ロ)はそれを用いた筋状膏体層を示す平面図である。
【図6】(イ)はこの発明による押出成形板を示す正面
図、(ロ)はそれを用いた筋状膏体層を示す平面図であ
る。
【図7】支持体の製造工程を示すフローシートである。
【符号の説明】
(1) …原料混合タンク (6) …サービスタンク (7) …移送ホース (9) …ホットメルト塗工機 (10a)(10b)) …切欠部 (11)…押出成型板 (14)…剥離紙 (15)…筋状塗工層 (17)…支持体 (18)…発泡体シート (19)…不織布 (20)…熱ロール (21)…冷却ロール (26)…中空球体 (27)…ノズル (28)…洗浄液タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 3/04 A61K 9/70 405

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤と薬効成分を含む膏体を原料混合
    タンクからホットメルト塗工機に送り、剥離紙ロールか
    ら繰出される剥離紙の片面に塗工して膏体層を形成する
    工程と、支持体ロールから繰出されかつ発泡体シートと
    不織布との積層体からなる支持体の不織布面を上記膏体
    層に密着させる工程と、得られた貼付剤原反を所要の形
    態に打ち抜く工程とからなる医療用貼付剤の製造方法に
    おいて、 前記原料混合タンクの頂部に液噴射装置を設けて、同タ
    ンクの加熱下に流動パラフィンをタンク内に噴射するこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 粘着剤と薬効成分を含む膏体を原料混合
    タンクからホットメルト塗工機に送り、剥離紙ロールか
    ら繰出される剥離紙の片面に塗工して膏体層を形成する
    工程と、支持体ロールから繰出されかつ発泡体シートと
    不織布との積層体からなる支持体の不織布面を上記膏体
    層に密着させる工程と、得られた貼付剤原反を所要の形
    態に打ち抜く工程とからなる医療用貼付剤の製造方法に
    おいて、 前記原料混合タンクで得られた温度140〜180℃の
    ホットメルト粘着剤を90〜120℃に降温した後、こ
    れに薬効成分を配合し、得られた膏体をホットメルト塗
    工機で塗工するまでに温度130〜150℃に昇温し、
    この温度で剥離紙に塗工することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 粘着剤と薬効成分を含む膏体を原料混合
    タンクからホットメルト塗工機に送り、剥離紙ロールか
    ら繰出される剥離紙の片面に塗工して膏体層を形成する
    工程と、支持体ロールから繰出されかつ発泡体シートと
    不織布との積層体からなる支持体の不織布面を上記膏体
    層に密着させる工程と、得られた貼付剤原反を所要の形
    態に打ち抜く工程とからなる医療用貼付剤の製造方法に
    おいて、 前記ホットメルト塗工機に、下辺部に複数の切欠部を有
    する櫛歯状の押出成型板を内装し、膏体を切欠部から押
    出して筋状の塗工パターンを形成するに当たり、切欠部
    の上端部幅を変えることにより、各筋の塗工幅を所要値
    に設定することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 粘着剤と薬効成分を含む膏体を原料混合
    タンクからホットメルト塗工機に送り、剥離紙ロールか
    ら繰出される剥離紙の片面に塗工して膏体層を形成する
    工程と、支持体ロールから繰出されかつ発泡体シートと
    不織布との積層体からなる支持体の不織布面を上記膏体
    層に密着させる工程と、得られた貼付剤原反を所要の形
    態に打ち抜く工程とからなる医療用貼付剤の製造方法に
    おいて、 前記支持体が、発泡体シートを、熱ロールと冷却ロール
    の間をこれらのロールの各軸心を結ぶ直線にほぼ直交す
    る方向に通過させ、発泡体シートに張力を与えないで同
    シートと不織布を重ね合わせ、不織布側から熱ロールで
    加熱して得たものであることを特徴とする方法。
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